辛からし自修じしゅう

辛からし自じ脩おさむ
	大明だいめい工こう部ぶ尚なお书
籍せき貫ぬき	河南かなん开封府ふ襄じょう城ぐすく縣けん
出生しゅっしょう	壬みずのえ辰たつ年ねん十じゅう月がつ初はつ六ろく日にち;
逝世	萬まん曆れき二に十じゅう一いち年ねん;
配偶はいぐう	娶めと黄き氏し，封ふう恭きょう人じん
親おや屬ぞく	（子こ）啓けい元もと、養やしなえ元もと
出身しゅっしん
	嘉よしみ靖やすし二に十じゅう八年己酉科舉人; 嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五ご年ねん丙へい辰たつ科か進士しんし;

辛からし自修じしゅう（1532年ねん—1593年ねん），字じ子吉こよし，又また字じ子こ言げん，號ごう慎まき軒のき，河南かなん開封かいふう府ふ許もと州しゅう襄じょう城じょう縣人けんじん，民みん籍せき。明朝みんちょう政治せいじ人物じんぶつ、进士出身しゅっしん。

生平おいだいら

嘉よしみ靖やすし二に十じゅう八はち年ねん（1549年ねん），河南かなん乡试中ちゅう舉第五ご十じゅう名めい舉人。嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五ご年ねん（1556年ねん），中ちゅう式しき丙へい辰たつ科か三甲さんこう第だい六ろく十じゅう二に名めい進士しんし^[1]^[2]。兵部ひょうぶ观政，授山西にし阳曲县知ち县，三さん十じゅう九きゅう年ねん復ふく除じょ浙江せっこう海うみ宁知ち县。四十年擢拔为吏科给事中，四よん十じゅう二に年ねん九きゅう月がつ升ます本科ほんか右みぎ^[3]。巡視じゅんし京きょう營時^[4]，發現はつげん典てん營務鎮遠侯こう顧寰沉缅声色こわいろ，協きょう理り僉都御ご史し李り燧ひうち怠だる職しょく，彈劾だんがい两人，转吏科か左ひだり给事中ちゅう。四十四年二月擢拔為礼科都给事中。隆りゅう庆元年ねん（1567年ねん）二に月がつ，担任たんにん太ふと仆寺少しょう卿きょう^[5]。

万まん历六ろく年ねん（1578年ねん）三さん月がつ起おこり补应天府ふ府ふ丞すすむ，升ます大だい理り寺てら右みぎ少しょう卿きょう，八年八月担任光禄寺卿^[6]，十月升都察院右佥都御史、巡じゅん抚保定じょう等とう府ふ兼けん管かん河かわ道どう。万まん历九きゅう年ねん（1581年ねん）六ろく月がつ，時任ときとう保たもつ定じょう巡じゅん抚^[6]，奏そう参さん祁州知ち州しゅう李り际观謊報税ぜい粮一千せん八はち百ひゃく余よ石せき。万まん历十じゅう年ねん（1582年ねん）二に月がつ，担任たんにん大だい理り寺てら卿きょう^[7]。万まん历十じゅう一いち年ねん二に月がつ，担任たんにん兵部ひょうぶ右みぎ侍さむらい郎ろう^[8]，十じゅう二年三月与左佥都御史石いし星ぼし清きよし理り贴黄，升しょう左ひだり侍さむらい郎ろう，八月升南京右都御史。万まん历十じゅう四よん年ねん正月しょうがつ，被ひ神かみ宗はじめ擢为左ひだり都と御ご史し^[9]，當時とうじ海うみ瑞みず為ため右みぎ都と御ご史し。十じゅう五ご年ねん主持しゅうもち京きょう察，工こう部ぶ尚書しょうしょ何なに起おこり鳴な被ひ拾ひろえ遗，首しゅ辅不满，自じ脩おさむ遂とげ引疾辭じ官かん。二に十年六月起为南京刑部尚书，二に十じゅう一年正月改工部尚书，未み上うえ任にん而卒，本年ほんねん六ろく月がつ賜たまもの祭さい葬そう，赠太子たいし太ふとし保ほ，谥肃敏さと^[10]。

家族かぞく

先祖せんぞ辛からし毗为三国こく魏ぎ侍さむらい中ちゅう。曾祖そうそ辛からし訪おとずれ，按察司し副使ふくし；祖父そふ辛からし溉，冠かんむり帶たい生せい员；父ちち辛からし繼つぎ先さき，訓導くんどう、學まなぶ正せい赠太仆寺少しょう卿きょう。母はは李り氏し，贈おく恭きょう人じん；繼母けいぼ張ちょう氏し^[11]。兄あに自明じめい（舉人）、弟おとうと自じ勉つとむ、自じ儆。

延伸えんしん阅读

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《明あかり史し卷まき二に百ひゃく二に十じゅう》，出自しゅつじ《明あかり史し》

參考さんこう書目しょもく

^ 张朝瑞みず. 《皇すめらぎ明あかり贡举考こう》卷まき五ご. 《续修四よん库全书》史し部ぶ第だい828册さつ.
^ 鲁小俊しゅん，江こう俊しゅん伟著. 贡举志こころざし五ご种上じょう. 武たけ汉: 武たけ汉大学がく出版しゅっぱん社しゃ. 2009. ISBN 978-7-307-07043-1.
^ 明あかり實錄じつろく：世よ宗むね實錄じつろく ,543卷かん ,8779
^ 明あかり實錄じつろく：世よ宗むね實錄じつろく ,531卷かん ,8655
^ 明あかり實錄じつろく：穆きよし宗そう實錄じつろく ,4卷かん ,118
^ ^6.0 ^6.1 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,105卷かん ,2040
^ 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,121卷かん ,2254
^ 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,133卷かん ,2470
^ 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,176卷かん ,3236
^ 《明あかり史し》（卷まき220）：辛からし自修じしゅう，字じ子吉こよし，襄じょう城しろ人じん。嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五ご年ねん進士しんし。除のぞき海かい寧やすし知ち縣けん。擢吏科か給きゅう事ごと中ちゅう。奏そう言ごと：「吏部銓注，遴才要よう矣，量りょう地ち尤ゆう急きゅう。邇京府ふ屬ぞく吏以大計たいけい去さ者しゃ十じゅう之の五ご，豈あに畿輦下か獨どく多た不肖ふしょう哉？地ち艱而事ごと猥也。請量地ち劇げき易えき以除官かん，量りょう事ごと繁簡はんかん以注考こう。」吏部善ぜん其言，請令撫なで按舉劾如自修じしゅう議ぎ。巡視じゅんし京きょう營，劾典營務鎮遠侯こう顧寰、協きょう理り僉都御ご史し李り燧ひうち，請戒寰罷燧ひうち。從したがえ之これ。歷れき遷禮科か都と給きゅう事ごと中ちゅう。誠意せいい伯はく劉りゅう世よ延のべ不法ふほう，自修じしゅう極論きょくろん其奸。詔みことのり革かわ任にん禁錮きんこ。隆りゅう慶けい元年がんねん，給きゅう事ごと中ちゅう胡えびす應おう嘉言かげん事ごと斥，自修じしゅう疏救。未み幾いく，論ろん奪だつ尚書しょうしょ顧可學がく、徐じょ可か成なり，侍さむらい郎ろう朱しゅ隆たかし禧、郭かく文あや英えい贈おく諡おくりな；以可成なり由よし黃き冠かんむり，文ぶん英えい由よし工匠こうしょう，可か學がく、隆りゅう禧俱以方藥やく進也しんや。擢太僕ぼく少しょう卿きょう，引疾歸き。萬曆六年起應天府丞，再さい遷光祿ろく卿きょう。以右僉都御ご史し巡じゅん撫なで保ほ定じょう六ろく府ふ。奏そう減げん均ひとし徭里甲かぶと銀ぎん六ろく萬まん兩りょう，增築ぞうちく雄ゆう、任にん丘おか二に縣けん堤つつみ，以禦滹沱水すい患。每歲まいさい防ぼう秋あき，巡じゅん撫なで移駐いちゅう易えき州しゅう，徵しるし所部ところぶ供きょう費ひ，防ぼう秋あき已やめ罷やめ，徵しるし如故，自修じしゅう奏そう已やめ之これ。入いれ歷れき大だい理り卿きょう，兵部ひょうぶ左ひだり、右みぎ侍さむらい郎ろう，擢南京なんきん右みぎ都と御ご史し。御ご史し沈汝梁はり者しゃ，巡視じゅんし下江しもえ，用よう餽遺為ため名めい，盡つき括くく所部ところぶ贖鍰，自修じしゅう劾奏之の。帝みかど方かた欲よく懲貪吏，乃命逮治汝なんじ梁はり，而召自修じしゅう為ため左ひだり都と御ご史し。十じゅう五ご年ねん大計たいけい京きょう官かん，政府せいふ欲よく庇ひさし私人しじん，去さ異い己おのれ。吏部尚書しょうしょ楊巍承うけたまわ意い指ゆび惟おもんみ謹，自修じしゅう患之，先さき期き上奏じょうそう，請勿以愛憎にく為ため喜怒きど，排はい抑そもそも孤立こりつ之の人ひと。帝みかど善ぜん其言，而政府せいふ不ふ悅えつ。有ゆう貪むさぼ競きおい者しゃ十じゅう餘あまり輩やから，皆みな政府せいふ所しょ厚あつし，自修じしゅう欲ほし去さ之これ。給きゅう事ごと中陳なかじん與あずか郊自度ど不ふ免めん，遂とげ言げん憲けん臣しん將はた以一眚棄人じん，一いち舉空國こく。於是自修じしゅう所しょ欲よく斥者悉獲免めん。已やめ而御史し張はり鳴な岡おか等ひとし拾遺しゅうい，首しゅ工こう部ぶ尚書しょうしょ何なん起おこり鳴な。起おこり鳴な故こ以督工こう與あずか中ちゅう官かん張ちょう誠まこと厚あつし，而雅不善ふぜん自修じしゅう，遂とげ訐自修じしゅう挾はさみ讐主使し。與あずか郊及給きゅう事ごと中ちゅう吳くれ之の佳よ助じょ之これ。御ご史し高だか維崧、趙ちょう卿きょう、張ちょう鳴な岡おか、左ひだり之の宜むべ不平ふへい，劾起鳴な飾かざり非ひ詭辨きべん。帝みかど先入せんにゅう張ちょう誠まこと言げん，頗疑自修じしゅう。得とく疏益不ふ悅えつ，曰：「朝廷ちょうてい每ごと用よう一いち人にん，言げん官かん輒紛紛ふんぷん排擊はいげき。今こん起おこり鳴な去ざ，爾なんじ等とう舉堪此任者しゃ。」維崧等とう具ぐ疏引罪ざい，無む他た舉。帝みかど怒いか，悉出之の外そと。給きゅう事ごと中ちゅう張ちょう養よう蒙こうむ申さる救すくえ，亦また奪だつ俸。刑部おさかべ主事しゅじ王おう德いさお新しん復ふく疏爭，語ご侵おかせ嬖倖。帝みかど下之したの詔みことのり獄ごく，酷刑こっけい究きわむ主ぬし者しゃ。無む所しょ承うけたまわ，乃削其籍。自修じしゅう不ふ自じ安やす，亟引疾やまし歸き。自修じしゅう之の進也しんや，非ひ執政しっせい意い，故こ不為ふため所しょ容よう。久之ひさゆき，起おこり南京なんきん刑部おさかべ尚書しょうしょ。復ふく以工部ぶ尚書しょうしょ召。未み上うえ，卒そつ。贈おく太子たいし太ふとし保たもて，諡おくりな肅敏。德とく新しん，安福やすふく人じん，後ご起おこり官かん至いたり光こう祿ろく丞すすむ。
^ 龚延明主めいしゅ编. 天てん一阁藏明代科举录选刊登とう科か录点てん校本こうほん. 宁波: 宁波出版しゅっぱん社しゃ. 2016. ISBN 978-7-5526-2320-8. 《天てん一閣藏明代科舉錄選刊.登とう科か錄ろく》之の《嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五年丙辰科登科錄》

官かん衔
前任ぜんにん：胡えびす應おう文ぶん	明朝みょうちょう陽ひ曲きょく縣けん知ち縣けん 1556年ねん－1560年ねん	繼つぎ任にん：李り佩
前任ぜんにん：李り維	明朝みょうちょう海うみ寧やすし縣けん知ち縣けん 1560年ねん－1563年ねん	繼つぎ任にん：殷いん登とう瀛
前任ぜんにん：曾同亨とおる	明朝みょうちょう工こう部ぶ尚書しょうしょ 1593年ねん	繼つぎ任にん：溫ぬる純じゅん

[1] 张朝瑞みず. 《皇すめらぎ明あかり贡举考こう》卷まき五ご. 《续修四よん库全书》史し部ぶ第だい828册さつ.

[2] 鲁小俊しゅん，江こう俊しゅん伟著. 贡举志こころざし五ご种上じょう. 武たけ汉: 武たけ汉大学がく出版しゅっぱん社しゃ. 2009. ISBN 978-7-307-07043-1.

[3] 明あかり實錄じつろく：世よ宗むね實錄じつろく ,543卷かん ,8779

[4] 明あかり實錄じつろく：世よ宗むね實錄じつろく ,531卷かん ,8655

[5] 明あかり實錄じつろく：穆きよし宗そう實錄じつろく ,4卷かん ,118

[明實錄；神宗實錄_,105卷_,2040-6] 6.0 ^6.1 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,105卷かん ,2040

[7] 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,121卷かん ,2254

[8] 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,133卷かん ,2470

[9] 明あかり實錄じつろく；神しん宗むね實錄じつろく ,176卷かん ,3236

[10] 《明あかり史し》（卷まき220）：辛からし自修じしゅう，字じ子吉こよし，襄じょう城しろ人じん。嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五ご年ねん進士しんし。除のぞき海かい寧やすし知ち縣けん。擢吏科か給きゅう事ごと中ちゅう。奏そう言ごと：「吏部銓注，遴才要よう矣，量りょう地ち尤ゆう急きゅう。邇京府ふ屬ぞく吏以大計たいけい去さ者しゃ十じゅう之の五ご，豈あに畿輦下か獨どく多た不肖ふしょう哉？地ち艱而事ごと猥也。請量地ち劇げき易えき以除官かん，量りょう事ごと繁簡はんかん以注考こう。」吏部善ぜん其言，請令撫なで按舉劾如自修じしゅう議ぎ。巡視じゅんし京きょう營，劾典營務鎮遠侯こう顧寰、協きょう理り僉都御ご史し李り燧ひうち，請戒寰罷燧ひうち。從したがえ之これ。歷れき遷禮科か都と給きゅう事ごと中ちゅう。誠意せいい伯はく劉りゅう世よ延のべ不法ふほう，自修じしゅう極論きょくろん其奸。詔みことのり革かわ任にん禁錮きんこ。隆りゅう慶けい元年がんねん，給きゅう事ごと中ちゅう胡えびす應おう嘉言かげん事ごと斥，自修じしゅう疏救。未み幾いく，論ろん奪だつ尚書しょうしょ顧可學がく、徐じょ可か成なり，侍さむらい郎ろう朱しゅ隆たかし禧、郭かく文あや英えい贈おく諡おくりな；以可成なり由よし黃き冠かんむり，文ぶん英えい由よし工匠こうしょう，可か學がく、隆りゅう禧俱以方藥やく進也しんや。擢太僕ぼく少しょう卿きょう，引疾歸き。萬曆六年起應天府丞，再さい遷光祿ろく卿きょう。以右僉都御ご史し巡じゅん撫なで保ほ定じょう六ろく府ふ。奏そう減げん均ひとし徭里甲かぶと銀ぎん六ろく萬まん兩りょう，增築ぞうちく雄ゆう、任にん丘おか二に縣けん堤つつみ，以禦滹沱水すい患。每歲まいさい防ぼう秋あき，巡じゅん撫なで移駐いちゅう易えき州しゅう，徵しるし所部ところぶ供きょう費ひ，防ぼう秋あき已やめ罷やめ，徵しるし如故，自修じしゅう奏そう已やめ之これ。入いれ歷れき大だい理り卿きょう，兵部ひょうぶ左ひだり、右みぎ侍さむらい郎ろう，擢南京なんきん右みぎ都と御ご史し。御ご史し沈汝梁はり者しゃ，巡視じゅんし下江しもえ，用よう餽遺為ため名めい，盡つき括くく所部ところぶ贖鍰，自修じしゅう劾奏之の。帝みかど方かた欲よく懲貪吏，乃命逮治汝なんじ梁はり，而召自修じしゅう為ため左ひだり都と御ご史し。十じゅう五ご年ねん大計たいけい京きょう官かん，政府せいふ欲よく庇ひさし私人しじん，去さ異い己おのれ。吏部尚書しょうしょ楊巍承うけたまわ意い指ゆび惟おもんみ謹，自修じしゅう患之，先さき期き上奏じょうそう，請勿以愛憎にく為ため喜怒きど，排はい抑そもそも孤立こりつ之の人ひと。帝みかど善ぜん其言，而政府せいふ不ふ悅えつ。有ゆう貪むさぼ競きおい者しゃ十じゅう餘あまり輩やから，皆みな政府せいふ所しょ厚あつし，自修じしゅう欲ほし去さ之これ。給きゅう事ごと中陳なかじん與あずか郊自度ど不ふ免めん，遂とげ言げん憲けん臣しん將はた以一眚棄人じん，一いち舉空國こく。於是自修じしゅう所しょ欲よく斥者悉獲免めん。已やめ而御史し張はり鳴な岡おか等ひとし拾遺しゅうい，首しゅ工こう部ぶ尚書しょうしょ何なん起おこり鳴な。起おこり鳴な故こ以督工こう與あずか中ちゅう官かん張ちょう誠まこと厚あつし，而雅不善ふぜん自修じしゅう，遂とげ訐自修じしゅう挾はさみ讐主使し。與あずか郊及給きゅう事ごと中ちゅう吳くれ之の佳よ助じょ之これ。御ご史し高だか維崧、趙ちょう卿きょう、張ちょう鳴な岡おか、左ひだり之の宜むべ不平ふへい，劾起鳴な飾かざり非ひ詭辨きべん。帝みかど先入せんにゅう張ちょう誠まこと言げん，頗疑自修じしゅう。得とく疏益不ふ悅えつ，曰：「朝廷ちょうてい每ごと用よう一いち人にん，言げん官かん輒紛紛ふんぷん排擊はいげき。今こん起おこり鳴な去ざ，爾なんじ等とう舉堪此任者しゃ。」維崧等とう具ぐ疏引罪ざい，無む他た舉。帝みかど怒いか，悉出之の外そと。給きゅう事ごと中ちゅう張ちょう養よう蒙こうむ申さる救すくえ，亦また奪だつ俸。刑部おさかべ主事しゅじ王おう德いさお新しん復ふく疏爭，語ご侵おかせ嬖倖。帝みかど下之したの詔みことのり獄ごく，酷刑こっけい究きわむ主ぬし者しゃ。無む所しょ承うけたまわ，乃削其籍。自修じしゅう不ふ自じ安やす，亟引疾やまし歸き。自修じしゅう之の進也しんや，非ひ執政しっせい意い，故こ不為ふため所しょ容よう。久之ひさゆき，起おこり南京なんきん刑部おさかべ尚書しょうしょ。復ふく以工部ぶ尚書しょうしょ召。未み上うえ，卒そつ。贈おく太子たいし太ふとし保たもて，諡おくりな肅敏。德とく新しん，安福やすふく人じん，後ご起おこり官かん至いたり光こう祿ろく丞すすむ。

[11] 龚延明主めいしゅ编. 天てん一阁藏明代科举录选刊登とう科か录点てん校本こうほん. 宁波: 宁波出版しゅっぱん社しゃ. 2016. ISBN 978-7-5526-2320-8. 《天てん一閣藏明代科舉錄選刊.登とう科か錄ろく》之の《嘉よしみ靖やすし三さん十じゅう五年丙辰科登科錄》

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