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Shiji : 書 : 天官書 - Chinese Text Project
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てんかんしょ

Books referencing 《てんかんしょ Library Resources
1 てんかんしょ:
中宮なかみやたかしきょくぼし,其一あかりしゃ太一たいちつねきょ也;つくり三星みつぼし三公みつきみある曰子ぞくこうよんほしまつ大星おおぼしただしあまり三星後宮之屬也。たまきただしまもるじゅうほしはんしんみな曰紫みや

2 てんかんしょ:
前列ぜんれつちょくこう三星みつぼしずい北端ほくたん兌,若見わかみわか,曰陰德いんとくある曰天いちむらさきみやひだりさんほし曰天やりみぎ五星曰天棓,六星絕漢抵營室,曰閣どう

3 てんかんしょ:
北斗七星ほくとしちせい所謂いわゆる「旋、璣、たま衡以ひとしななせい」。しゃく攜龍かく,衡殷みなみさきがけまくらさんくびよう昏建しゃしゃくしゃくはな以西いせいみなみ夜半やはんけんしゃ衡;衡,いん中州なかすかわすみあいだひらだんけんしゃさきがけさきがけうみ岱以東北とうほく也。ためみかどしゃうん中央ちゅうおう,臨制四鄉しごう分陰ふんいんけんよんひとしぎょううつり節度せつどていしょみなけい於斗。

4 てんかんしょ:
さきがけ戴匡六星曰文昌宮:いち曰上はた曰次はたさん曰貴しょうよん曰司いのち曰司ちゅうろく曰司祿ろくざいさきがけちゅう貴人きじんろうさきがけろくほし兩兩りょうりょうしょうしゃめいさんのうさんのうしょくひとし君臣くんしんひとしため乖戾。輔星あきらきん,輔臣おやつよし;斥小,疏弱。

5 てんかんしょ:
しゃくはしゆうりょうほしいち內為ほこ,招搖;いち外為がいためたててんほこさきゆうじゅうほしぞくしゃく,曰賤じんろう。其牢ちゅうほし實則さねつねしゅうきょそく開出かいで

6 てんかんしょ:
てんいちやり、棓、ほこたて動搖どうようすみまさるへいおこり

7 てんかんしょ:
東宮とうぐうあおいりゅうぼうしんこころためあかりどう大星おおぼし天王てんのう前後ぜんご星子ほしこぞくよくただし直則なおのり天王てんのうしつけいぼうため,曰天。其陰,みぎ驂。つくりゆうりょうほし曰衿;きたいちほし曰舝。東北とうほくきょくじゅうほし曰旗。はたちゅうよんほしてんちゅうろくほし曰市ろう市中しちゅうぼし眾者じつ;其虛そく秏。ぼうみなみ眾星曰騎かん

8 てんかんしょ:
左角ひだりすみ右角みぎすみはた大角おおずみしゃ天王てんのうみかど廷。其兩つくりかくゆう三星みつぼしかなえあし,曰攝ひさげひさげしゃちょくしゃくしょゆび,以建時節じせつ曰「ひさげかく」。亢為疏廟,おもやまし。其南きたりょう大星おおぼし,曰南もん。氐為てんしゅ疫。

9 てんかんしょ:
ためきゅう,曰君臣くんしん;斥絕,不和ふわため敖客,曰口した

10 てんかんしょ:
はんもりかくのりゆうせんぼうしん王者おうじゃあく也。

11 てんかんしょ:
南宮なんぐう朱鳥あすかけん、衡。衡,ふとしほろさんひかり廷。ただしまもるじゅうほしはんしん西にしはたひがしあいみなみよんほしほうちゅうはしもんもん左右さゆうわきもんもんろくほし諸侯しょこう。其內ほしみかどすわこう聚一じゅうほし,蔚然,曰郎はたいち大星おおぼしはたくらい也。つきほしじゅんいれ軌道きどうつかさ其出,しょもり天子てんししょ誅也。其逆いれわか軌道きどう,以所はんいのちちゅうすわ成形せいけいみなぐんしたがえはかりごと也。きむゆう甚。廷藩西にしゆうずいぼし,曰少ほろ大夫たいふけんけんながえのきながえりゅうたいぜん大星おおぼしおんなぬしぞうつくり小星こぼし御者ぎょしゃ後宮こうきゅうぞくつきほしもりはんしゃ,如衡うらない

12 てんかんしょ:
ひがしためすいごと。其西きょくほし曰鉞。鉞北,北河きたがわみなみ南河みなみかわりょうかわてん闕閒ためせきはり輿こしおにおにほこらごとちゅうしろしゃためしつもりみなみ北河きたがわへいおこりこくとう德成とくなり衡,かんなり潢,きずなり鉞,わざわい成井なるい,誅成しつ

13 てんかんしょ:
やなぎためとりちゅうしゅそう七星ななえ,頸,ためいんかんしゅきゅうことちょうもとため廚,しゅ觴客。つばさため翮,おもとおきゃく

14 てんかんしょ:
軫為しゃおもふう。其旁有一ゆういち小星こぼし,曰長すなほしぼしよくあきらあかりあずかよんほしとうわかほしにゅう軫中,へい大起だいき。軫南眾星曰天ろうゆうしゃくるまほしかくわかえき眾,及不しょ車馬しゃば

15 てんかんしょ:
西宮にしのみや咸池,曰天潢。潢,みかどしゃしゃ火入ひいれひでりきんへいすいみず中有ちゅううさんはしらばしら不具ふぐへいおこり

16 てんかんしょ:
奎曰ふういのこためみぞ瀆。婁為聚眾。ためてんくら。其南眾星曰廥せき

17 てんかんしょ:
すばる曰髦あたまえびすぼし也,ため白衣はくいかい。畢曰罕車,ためへいしゅ弋獵。其大ぼしつくり小星こぼしためみみつけみみゆらどうゆう亂臣らんしんざいがわすばる、畢閒ためてんがい。其陰,かげこくこく

18 てんかんしょ:
まいりため白虎びゃっこ三星みつぼしただししゃため衡石。したゆう三星みつぼし,兌,曰罰,ためもぐさごと。其外よんほし左右さゆうかたまた也。しょう三星みつぼしすみおけ,曰觜觿,ためとらくびしゅ葆旅ごと。其南ゆうよんほし,曰天廁。廁下いちほし,曰天そくきちあおしろくろきょう。其西ゆうきょく九星きゅうせいさんしょいち曰天はた曰天えんさん曰九ゆう。其東ゆう大星おおぼし曰狼。おおかみかく變色へんしょく盜賊とうぞくしたゆうよんほし曰弧,ちょくおおかみおおかみ比地ひじゆう大星おおぼし,曰南極なんきょく老人ろうじん老人ろうじん治安ちあんへいおこりつね以秋ぶん時候じこう南郊なんこう

19 てんかんしょ:
みみにゅう畢中,へいおこり

20 てんかんしょ:
北宮きたみや玄武げんぶきょ、危。危為ぶたむなしため哭泣こと

21 てんかんしょ:
其南ゆう眾星,曰羽はやしたかしぐんぐん西にしためるいある曰鉞。つくりゆういち大星おおぼしため北落きたおち北落きたおちわかほろほろびぐんぼしどうかくえきまれ,及五ほしはん北落きたおちいれぐんぐんおこりきむみずゆう甚:ぐんすい,[みず]患;ぐんきち。危東ろくほし兩兩りょうりょうしょう,曰司そら

22 てんかんしょ:
營室ためきよしびょう,曰離宮りきゅうかくどうかんちゅうよんほし,曰天つくりいちほし,曰王りょうおう良策りょうさくくるま滿まんつくりゆうはちほしぜっかん,曰天潢。てん潢旁,こうほしこうほしどうにんわたるすい

23 てんかんしょ:
きねうすよんほしざい危南。匏瓜ほうかゆう青黑あおぐろほし守之もりゆきさかなしおとうと

24 てんかんしょ:
みなみためびょう,其北けんぼしけんほししゃはた也。牽牛けんぎゅうため犧牲ぎせい。其北かわかわ大星おおぼしうえすすむ左右さゆう左右さゆうしょう。婺女,其北織女しょくじょ織女しょくじょ天女てんにょまご也。

25 てんかんしょ:
察日、つきこれぎょう以揆としぼし順逆じゅんぎゃく。曰東方とうほうしゅはるにち甲乙こうおつしつしゃばっとしぼしとしぼし贏縮,以其捨命こく所在しょざいこく不可ふか以罰じん。其趨しゃ而前曰贏,退すさしゃ曰縮。贏,其國ゆうへいふくちぢみ,其國有こくゆうゆうはたほろびくにかたぶけはい。其所在しょざい,五星皆從而聚於一舍,其下くに以義致天

26 てんかんしょ:
以攝ひさげかくとしとしかげひだりぎょうざいとらさいほしみぎ轉居てんきょうし正月しょうがつあずか牽牛けんぎゅう晨出東方とうほうめい曰監とくいろ蒼蒼あおあお有光ありみつ。其失ゆうおうやなぎとしはやみずばんひでり

27 てんかんしょ:
としぼしひがしぎょうじゅうひゃくにち而止,はん逆行ぎゃっこう逆行ぎゃっこうはちひゃくにちふくひがしぎょうとしぎょうさんじゅうじゅうろくふんななりつぎょうじゅうふんいちじゅうさい而周てんつね東方とうほう,以晨;にゅう於西かたよう昏。

28 てんかんしょ:
たん閼歲:としかげざいほしきょ。以がつあずか婺女、きょ、危晨,曰降いれだい有光ありみつ。其失ゆうおう見張みはり。[めい曰降いれ]其歲大水おおみず

29 てんかんしょ:
じょとしとしかげざいたつほしきょ。以さんがつきょあずか營室、ひがしかべ晨出,曰青あきら青青あおあお甚章。其失ゆうおう軫。[曰青あきらとしはやひでりばんみず

30 てんかんしょ:
大荒おおあら駱歲:としかげざいほしきょいぬ。以よんがつあずか奎、婁[すばる]晨出,曰跰かかとくまぐま赤色あかいろ有光ありみつ。其失ゆうおう亢。

31 てんかんしょ:
あつし牂歲:としかげざいうまほしきょとり。以がつあずかすばる、畢晨,曰開明かいめい炎炎えんえん有光ありみつ。偃兵;ただおおやけおう不利ふりへい。其失ゆうおうぼうとしはやひでりばんみず

32 てんかんしょ:
きょうひろしとしとしかげざいひつじほしきょさる。以ろくがつあずか觜觿、まいり晨出,曰長れつあきらあきら有光ありみつ利行としゆきへい。其失ゆうおう

33 てんかんしょ:
涒灘としとしかげざいさるほしきょひつじ。以なながつあずかひがし輿こしおに晨出,曰大おんあきらあきらしろ。其失ゆうおう牽牛けんぎゅう

34 てんかんしょ:
さく鄂歲:としかげざいとりほしきょうま。以はちがつあずかやなぎ七星ななえちょう晨出,曰(ため長王ながおうさくさくゆうすすきくに其昌,じゅくこく。其失ゆうおう危。[曰大あきらゆうひでり而昌,ゆうおんなみんやまし

35 てんかんしょ:
閹茂としとしかげざいいぬほしきょ。以きゅうがつあずかつばさ、軫晨,曰天睢。白色はくしょく大明だいめい。其失ゆうおうひがしかべとしすいおんな

36 てんかんしょ:
大淵おおふちけんじとしとしかげざいほしきょたつ。以じゅうがつあずかかく、亢晨,曰大あきら蒼蒼あおあおしかほしわかおど而陰だんいい正平しょうへい」。おこりたび,其率必武;其國有德うとくはたゆう四海しかい。其失ゆうおう婁。

37 てんかんしょ:
こまあつしとしとしかげざいほしきょ。以じゅういちがつあずか氐、ぼうこころ晨出,曰天いずみげんしょく甚明。こういけ其昌,不利ふりおこりへい。其失ゆうおうざい)[すばる

38 てんかんしょ:
あか奮若としとしかげざいうしほしきょとら,以じゅうがつあずか晨出,曰天あきら。黫然黑色こくしょく甚明。其失ゆうおう見參けんざん

39 てんかんしょ:
とうきょきょまた左右さゆうゆらとうこれあずかほしかい,其國きょうところきょひさし國有こくゆうとくあつ其角きかくどう,乍小乍大,わかいろすうへんにんぬしゆう

40 てんかんしょ:
其失しゃ以下いかしん東北とうほくさんがつせいてん棓,ちょうよんたけまつ兌,しん而東みなみさんがつせい彗星すいせい長二ちょうじたけるい彗。退すさ而西きたさんがつせいてん欃,ちょうよんたけまつ兌。退すさ西南せいなんさんがつせいてんやりちょうすうたけ兩頭りょうとう兌。謹視其所見しょけんくに不可ふか舉事用兵ようへい。其出如浮如沈,其國ゆうこう;如沈如浮,其野ほろびいろあか而有かく,其所きょこくあきらむかえかく而戰しゃかちほししょくあか而沈,しょきょだいみのるいろ青白あおじろ而赤はいしょきょゆうとしぼしいれがつ,其野ゆう逐相;與太よたしろ,其野ゆうやぶぐん

41 てんかんしょ:
としぼしいち曰攝ひっさげ,曰重はな,曰應ぼし,曰紀ぼし。營室ためきよしびょうさいほしびょう也。

42 てんかんしょ:
察剛以處熒惑。曰南方なんぽうしゅなつにちへいひのとれいしつばっ熒惑,熒惑しつぎょう是也これやだしそくゆうへいにゅうのりへい。以其捨命こく。(熒惑)熒惑ため勃亂,ざんぞくやましひだるへいはんみちしゃ以上いじょうきょ三月さんがつゆう殃,五月ごがつ受兵,なながつはんほろびきゅうがつふとしはんほろびいんあずか出入でいりくにぜっまつきょ,殃還いたり,雖大とうしょうひさ而至,とうしょうはんだい。其南ため丈夫じょうぶ],きたため女子じょしわかかくどうにょうたまき,及乍ぜん乍後,左右さゆう,殃益だいあずかほしひかりしょう逮,ためがいあい逮,がい。五星皆從而聚于一舍,其下こく以禮致天

43 てんかんしょ:
ほうひがしぎょうじゅうろくしゃ而止;逆行ぎゃっこうしゃろくしゅんふくひがしぎょうところとめすうじゅうしゃじゅうがつ而入西方せいほうふくぎょうがつ東方とうほう。其出西方せいほう曰「はんあかり」,主命しゅうめいしゃあくあずまこうきゅういちにちぎょういちはん

44 てんかんしょ:
其行ひがし西にしみなみきたやまし也。へいかく聚其ようせんじゅんかちぎゃくこれはい。熒惑したがえ太白たいはくぐんはなれぐん卻。太白たいはくかげゆうぶんぐんぎょう其陽,ゆうへんしょうせんとう其行,太白たいはく逮之,やぶぐんころせしょう。其入もりはんふとしほろのきながえ、營室,主命しゅうめいあくこころためあかりどう,熒惑びょう也。謹候此。

45 てんかんしょ:
れきかい以定はまほしくらい。曰中央ちゅうおうしゅ季夏きかにちつちのえおのれみかどしゅとくおんなぬしぞう也。としはまいち宿しゅく,其所きょ國吉くによしとうきょ而居,わかやめ而復かえかえきょ,其國とく乃得おんなわかとうきょ而不すんでやめきょまた西東さいとう,其國しつ乃失おんな不可ふか舉事用兵ようへい。其居ひさし,其國ぶくあつえきぶくうす

46 てんかんしょ:
いちめい曰地こうしゅとしとしぎょうじゅう)[さんひゃくじゅうふんにちぎょうじゅうはちふんいちじゅうはちさいしゅうたかし。其所,五星皆從而聚于一舍,其下之したのこく[以]じゅう致天れいとくよしころせけいつきしつ,而填星乃ほしの為之ためゆき動搖どうよう

47 てんかんしょ:
贏,ためおうやすし;其縮,ゆうぐんふくはまほし,其色きゅうすすきおと曰黃がねみや。其失じょうさん宿しゅく曰贏,ゆう主命しゅうめいなり乃大すいしつさん宿しゅく曰縮,ゆうきさき戚,其歲ふく乃天きれわかどう

48 てんかんしょ:
ため文太ぶんたしつはまほしびょう天子てんしほし也。

49 てんかんしょ:
木星もくせいあずか土合どあいため內亂。ひだるしゅ勿用せんはいすいそくへんはかりごと而更ごとためひでりきんため白衣はくいかい若水わかみずきむざいみなみ牝牡ひんぼねんこくじゅくきむざいきたさいへんあずかみずあいため焠,あずかかねあいため鑠,ためみな不可ふか舉事,用兵ようへい大敗たいはいためゆうしゅ孽卿;だいひだる戰敗せんぱいためきたぐんぐんこま,舉事大敗たいはい土與どよすいごうみのる而擁閼,ゆうくつがえぐん,其國不可ふか舉事。ほろびいれとくきむためやましため內兵,ほろび三星みつぼしわかごう,其宿國外こくがい內有へいあずかあらためりつおおやけおうよん星合ほしあいへい并起,君子くんしゆう小人こどもりゅう星合ほしあいためえきぎょう有德うとく,受慶,あらためりつ大人おとな,掩有四方しほう子孫しそん蕃昌ばんしょうとく,受殃わかほろびほしみなだい,其事まただいみなしょうことまたしょう

50 てんかんしょ:
のみしゃため贏,贏者ためきゃくばんしゃためちぢみちぢみしゃため主人しゅじん。必有てんおう於杓ぼしどうしゃためあいあいりょうため,七寸以內必之矣。

51 てんかんしょ:
ほし色白いろじろ圜,ためひでりあか圜,のりちゅう不平ふへいためへいあお圜,ためゆうすいくろ圜,ためやまし圜,のりきちあかかくはんわがしろ角地かどちそうしろかく哭泣こえあおかくゆうへいゆうくろかくのりすいぎょうきゅうへいこれしょおわりほし同色どうしょく天下てんか偃兵,百姓ひゃくしょうやすしあきら春風しゅんぷう秋雨あきさめふゆかんなつあつ動搖どうようつね以此。

52 てんかんしょ:
はまほしひゃくじゅうにち而逆西行さいぎょう西行さいぎょうひゃくじゅうにちはんひがしぎょうさんひゃくさんじゅうにち而入,いれさんじゅうにちふく東方とうほうふとしとしざいきのえとら,鎮星ざいひがしかべざい營室。

53 てんかんしょ:
察日ぎょう以處太白たいはく。曰西かたあき,(つかさへいがつぎょう及天にちかのえからししゅころせころせしつしゃばっ太白たいはく太白たいはくしつぎょう,以其捨命こく。其出ぎょうじゅうはちしゃひゃくよんじゅうにち而入。にゅう東方とうほうふしゆきじゅういちしゃひゃくさんじゅうにち;其入西方せいほうふしゆき三舍さんしゃじゅうろくにち而出。とう不出ふしゅつとういれ不入ふにゅういいしつしゃゆうやぶぐん,必有こくくん篡。

54 てんかんしょ:
其紀じょうもと,以攝ひさげかくとしあずか營室晨出東方とうほういたりかく而入;あずか營室ゆう西方せいほういたりかく而入;あずかかく晨出,にゅう畢;あずかかくゆうにゅう畢;あずか畢晨にゅうあずか畢夕にゅうあずか晨出,にゅうやなぎあずかゆうにゅうやなぎあずかやなぎ晨出,入營にゅうえいしつあずかやなぎゆう入營にゅうえいしつ。凡出入でいり東西とうざいかくためはちさいひゃくじゅうにちふくあずか營室晨出東方とうほう。其大りつさい一周いっしゅうてん。其始東方とうほうぎょうおそりつはんいちひゃくじゅうにち,必逆行ぎゃっこういちしゃじょうごく而反,ひがしぎょうぎょういちはんいちひゃくじゅうにちいれ。其庳,近日きんじつ,曰明ぼしやわらだかとお,曰大囂,つよし。其始出西しゅつさいかた],ぎょうやましりついちはんひゃくじゅうにちじょうごく而行おそにちはんひゃくじゅうにちだんいれ,必逆行ぎゃっこういちしゃ而入。其庳,近日きんじつ,曰大しろやわらだかとお,曰大しょうつよし以辰、いぬにゅう以丑、

55 てんかんしょ:
とう不出ふしゅつとういれ而入,天下てんか偃兵,へい在外ざいがいいれとう而出,とういれ而不いれ,[てん下起しもおこしへいゆうやぶこく。其當也,其國あきら。其出ひがしためひがしにゅうひがしため北方ほっぽう出西しゅつさいため西にしにゅう西にしため南方なんぽうところきょひさし,其鄉;(やまし)[えき],其鄉きょう

56 てんかんしょ:
出西しゅつさい逆行ぎゃっこういたりひがしせい西國吉にしくによしひがしいたり西にしせい東國吉ひがしくによし。其出けいてんけいてん天下てんかかわせい

57 てんかんしょ:
しょう以角どうへいおこりはじめだいしょうへいじゃくしょうだいへいつよしだしだか用兵ようへいふかよしあさきょう;庳,淺吉あさきちふかきょう日方ひかたみなみきんきょ其南,日方ひかたきたきんきょ其北,曰贏,ほうおうやすし用兵ようへい進吉しんきち退すさきょう日方ひかたみなみきんきょ其北,日方ひかたきたきんきょ其南,曰縮,ほうおうゆうゆう用兵ようへい退すさよしすすむきょう用兵ようへいぞう太白たいはく太白たいはくゆきやましやましぎょうおそ遲行ちこうかく,敢戰。動搖どうよう躁,躁。圜以せいせいじゅん角所かくしょゆびよしはんこれみなきょうだしそく出兵しゅっぺいにゅうのりいれへいあかかくゆうせんしろかくゆうくろ圜角,ゆう有水ありみずごとあお圜小かくゆう有木ありきこと圜和かくゆうごとゆうねん。其已さんにち而復,ゆうほろいれいれさんにち乃復もりいずるいい耎,其下國有こくゆうぐんはいはたきた。其已いれさんにちまたふくほろさんにち而復もりいれ,其下國有こくゆうゆう糧食りょうしょく兵革へいかくのこひとようそつ雖眾,はたためじんとりこ。其出西にししつぎょう外國がいこくはい;其出ひがししつぎょう中國ちゅうごくはい。其色だい圜黃滜,ため好事こうじ;其圜だいあかへいもり不戰ふせん

58 てんかんしょ:
太白たいはくしろおおかみあかしんまいり左肩ひだりかたあおまいり右肩みぎかたくろ奎大ぼし。五星皆從太白而聚乎一舍,其下くに以兵したがえ天下でんかきょゆうとく也;きょむなしとく也。くだりかちしょくしょくかちゆうかち無位むい有色ゆうしょくしょう無色むしょくぎょうとくつき勝之かつゆき而留くわ榆閒,やまし其下こくうえ而疾,つき其日,さんてんやまし其對こくうえふくしもふくじょうゆうはんしょう。其入がつはた僇。きむ木星もくせいあいひかり,其下せんごうへい雖起而不鬬;あいしょう毀,ゆうやぶぐん出西しゅつさいかた,昏而かげかげへいつよしくれしょくしょうじゃく夜半やはんちゅうじゃく;雞鳴だいじゃくいいかげおちい於陽。其在東方とうほうじょうあきら而出へいつよし,雞鳴しょうじゃく夜半やはんちゅうじゃく;昏出,だいじゃくいいおちい於陰。太白たいはくふく也,以出兵しゅっぺいへいゆう殃。其出みなみみなみしょう北方ほっぽうきたきたしょう南方なんぽうただしざいひがし國利こくりとりきたきたしょう南方なんぽうとりみなみみなみしょう北方ほっぽうただしざいとり西國さいごくまさる

59 てんかんしょ:
其與れつほししょうはんしょうせんほし大戰たいせん。其相はん太白たいはく其南,南國なんごくはい其北,北國きたぐにはいくだりやましたけくだりぶん色白いろじろすすきのみため月蝕げっしょくばんためてん夭及彗星すいせいしょうはつ其國。ひがしためとく,舉事ひだりむかえこれきち出西しゅつさいためけい,舉事みぎきちはんこれみなきょう太白たいはくこうけい戰勝せんしょうひる而經てんいいそうあきらつよしこくじゃく小國おぐにつよしおんなぬしあきら

60 てんかんしょ:
亢為疏廟,太白たいはくびょう也。太白たいはく大臣だいじん也,其號じょうおおやけ。其他めいいんぼしふとただし、營星、かんぼしみやぼし明星みょうじょうだいおとろえ大澤おおさわおわりぼしだいしょうてんひろしじょぼしつきぬきだい司馬しば謹候此。

61 てんかんしょ:
察日辰之たつゆきかい,以治辰星しんせいくらい。曰北方ほっぽうすい太陰たいいんしらげしゅふゆにちみずのえみずのとけいしつしゃばっ辰星しんせい,以其宿命しゅくめいこく

62 てんかんしょ:
是正ぜせいよん仲春ちゅうしゅう春分しゅんぶんゆう郊奎、婁、ひがししゃためひとし仲夏ちゅうか夏至げしゆう郊東輿こしおにやなぎひがしななしゃためすわえ仲秋ちゅうしゅう秋分しゅうぶんゆう郊角、亢、氐、ぼうひがしよんしゃためかん仲冬ちゅうとう冬至とうじ,晨出郊東方とうほうあずか牽牛けんぎゅう俱西,ため中國ちゅうごく。其出入でいりつね以辰、いぬうし

63 てんかんしょ:
其蚤,ため月蝕げっしょくばんため彗星すいせい及天夭。其時宜じぎこうこうためしつついへい在外ざいがい不戰ふせん一時いちじ不出ふしゅつ,其時不和ふわよん不出ふしゅつ天下てんかだいひだる。其當こう而出也,色白いろじろためひでりため五穀ごこくじゅくあかためへいくろためすい東方とうほうだい而白,ゆうへい於外,かいつねざい東方とうほう,其赤,中國ちゅうごくかち;其西而赤,外國がいこくへい於外而赤,へいおこり。其與太白たいはく俱出東方とうほうみなあか而角,外國がいこく大敗たいはい中國ちゅうごくかち;其與太白たいはく俱出西方せいほうみなあか而角,外國がいこく。五星分天之中,せき東方とうほう中國ちゅうごくせき于西かた外國がいこくようへいしゃ。五星皆從辰星而聚于一舍,其所捨之こく以法致天辰星しんせい不出ふしゅつ太白たいはくためきゃく;其出,太白たいはくためぬし而與太白たいはくあいしたがえ雖有ぐん不戰ふせん東方とうほう太白たいはく西方せいほうわか出西しゅつさいかた太白たいはく東方とうほうためかく雖有へい不戰ふせんしつ其時而出,為當ためとうかんはんあつしとうあつしはんかんとう不出ふしゅついいげきそつへい大起だいき。其入太白たいはくちゅう而上やぶぐんころせはたきゃくぐんかちきゃくほろび辰星しんせいらい抵太しろ太白たいはくしょうせいはた上出かみでやぶぐんころせはたきゃくしょうきゃくほろびはたしょゆび,以命やぶぐん。其繞たまき太白たいはくわかあずか鬬,大戰たいせんきゃくしょううさぎ太白たいはくあいだ椷劍,しょうせんきゃくしょううさぎきょ太白たいはくまえぐんやめ太白たいはくひだりしょうせん太白たいはく有數ゆうすうまんにんせん主人しゅじん吏死;太白たいはくみぎさんしゃくぐんきゅうやくせんあおかくへいくろかくみずあかぎょうきゅうへいこれしょおわり

64 てんかんしょ:
うさぎなないのち,曰小ただし辰星しんせいてん欃、あんあまねほしほそ爽、のうぼしかぎぼし。其色而小,而易しょ天下てんかぶんへん不善ふぜん矣。うさぎしょくあお圜憂,しろ圜喪,あか圜中不平ふへいくろ圜吉。あかかくはんわがしろ角地かどちそうしろかく號泣ごうきゅうこえ

65 てんかんしょ:
其出東方とうほうぎょうよんしゃよんじゅうはちにち,其數じゅうにち,而反にゅう東方とうほう;其出西方せいほうぎょうよんしゃよんじゅうはちにち,其數じゅうにち,而反にゅう于西かた。其一こう營室、すみ、畢、やなぎぼうこころあいだどう

66 てんかんしょ:
辰星しんせいいろはるあおなつあかしろあき青白あおじろ,而歲じゅくふゆ不明ふめいそくへん其色,其時あきらはる大風おおかぜ秋則あきのり不實ふじつなつゆうろくじゅうにちひでり月蝕げっしょくあきゆうへいはるそくせいふゆかげろくじゅうにちゆうりゅう邑,なつそくちょう

67 てんかんしょ:
すみ、亢、氐,兗州。ぼうしんしゅうかそけしゅうこうみずうみ牽牛けんぎゅう、婺女,楊州。きょ、危,あおしゅう。營室いたりひがしかべ,并州。奎、婁、じょしゅうすばる、畢,冀州。觜觿、まいりえきしゅうひがし輿こしおに,雍州。やなぎ七星ななえちょう三河みかわつばさ、軫,荊州。

68 てんかんしょ:
ななほしためいんかん辰星しんせいびょう蠻夷ばんいぼし也。

69 てんかんしょ:
りょうぐん相當そうとうにちかさかさとうちからひとしあつ長大ちょうだいゆうかちうす短小たんしょうかちじゅうだき大破たいはだきためため不和ふわため分離ぶんり相去あいさりちょくため自立じりつだてこうおう;(ゆびかさ)[やぶぐん](わか曰)ころせしょう且戴,有喜うきかこえ在中ざいちゅう中勝なかがち在外ざいがいそとしょうあおがいあかちゅう,以和相去あいさりあかがいあおちゅう,以惡相去あいさりかささきいたり而後きょぐんしょうさきいたりさきぜんびょういたりぜん病後びょうごいたりさき前後ぜんごみなびょうきょぐんかち而去,其發やまし,雖勝こう半日はんにち以上いじょうこうだい白虹はくこうこごめたん上下じょうげ兌,ゆうしゃ下大しもおお流血りゅうけつにちかさ制勝せいしょうこんさんじゅうにちとおろくじゅうにち

70 てんかんしょ:
其食,しょくしょ不利ふりふくせいなましょ;而食えきつきため主位しゅい。以其ちょく及日しょ宿やど以日用命ようめい其國也。

71 てんかんしょ:
つきぎょう中道ちゅうどう安寧あんねい和平わへい陰閒かげまみずかげごとそときたさんしゃくかげぼしきたさんしゃく太陰たいいん大水だいすいへいあいだおごほしいままぼし暴獄。太陽たいよう大旱たいかん也。かくてんもんじゅうがつためよんがつ十一月じゅういちがつためがつ十二月じゅうにがつためろくがつみずはつきんさんしゃくとおしゃくはんよん輔,輔臣誅。くだりみなみ北河きたがわ,以陰ごとひでり水兵すいへい

72 てんかんしょ:
月蝕げっしょくとしぼし,其宿ひだるわかほろび。熒惑也亂,はまほし也下はんじょう太白たいはく也彊こく戰敗せんぱい辰星しんせい也女らん。(しょく)[蝕]大角おおすみ主命しゅうめいしゃあくしんのりため內賊らん也;れつぼし,其宿ゆう

73 てんかんしょ:
月食げっしょくはじめがつしゃろくろくがつしゃがつふくろくろくがつしゃいち,而がつしゃ凡百ぼんぴゃくいちじゅうさんがつ而復はじめ月蝕げっしょくつね也;日蝕にっしょくため臧也。かぶとおつ四海しかいそと日月じつげつうらないへいちょうこう、淮、うみ岱也。つちのえおのれ中州なかすかわすみ也。かのえからし華山げさん以西いせいみずのえみずのとつねやま以北いほく日蝕にっしょくくにくん月蝕げっしょくはた相當そうとうこれ

74 てんかんしょ:
くにすめらぎぼしだい而赤,じょうるい南極なんきょく所出しょしゅつ,其下おこりへいへいつよし;其沖不利ふり

75 てんかんしょ:
昭明しょうめいぼしだい而白,かく,乍上乍下。所出しょしゅつこくおこりへいへん

76 てんかんしょ:
ざんぼしせいひがし東方とうほう。其星じょうるい辰星しんせいろくたけ

77 てんかんしょ:
大賊たいぞくぼし正南せいなん南方なんぽうほしろくたけだい而赤,すうどう有光ありみつ

78 てんかんしょ:
つかさ危星,せい西にし西方せいほうほしろくたけだい而白,るい太白たいはく

79 てんかんしょ:
ごくかんほしせいきた北方ほっぽうほしろくたけだい而赤,すうどう,察之ちゅうあお。此四ぼし所出しょしゅつ其方,其下ゆうへいおき不利ふり

80 てんかんしょ:
よんはまほし所出しょしゅつ四隅よすみよんたけ

81 てんかんしょ:
維咸こうまたよんすみさんたけ若月わかつきはじめ所見しょけんしもゆうらんらんしゃほろび有德うとくしゃあきら

82 てんかんしょ:
しょくぼしじょう如太しろ,其出也不ぎょうそくめつところしょくしゃしろ邑亂。

83 てんかんしょ:
如星ほし,如雲くもいのち曰歸よこしまかえりよこしま,必有歸國きこくしゃ

84 てんかんしょ:
ほししゃ金之かねゆき,[其]ほん曰火。ほし眾,國吉くによししょうのりきょう

85 てんかんしょ:
かんしゃまた金之かねゆき,其本曰水。かんほしみずしょうのりひでり,其大けい也。

86 てんかんしょ:
てんゆうおと如雷かみなりおと在地ざいち而下及地。其所往者おうしゃへいはつ其下。

87 てんかんしょ:
天狗てんぐじょう如大奔星,ゆうごえ,其下とめるいいぬところ墮及,もち如火こうえんえん沖天ちゅうてん。其下圜如すうごろ田處たどころうえ兌者そくゆう黃色おうしょく,千里破軍殺將。

88 てんかんしょ:
かくさわほししゃ,如炎じょう黃白こうはくおこり而上。下大しもおおうえ兌。其見也,たね而穫;ゆうこう,必有だいがい

89 てんかんしょ:
蚩尤はたるい彗而きょくぞうそく王者おうじゃ征伐せいばつ四方しほう

90 てんかんしょ:
しゅんはじめ北斗ほくとつくりじょう如雄雞。其怒,青黑あおぐろぞうふく鱉。

91 てんかんしょ:
枉矢,るいだい流星りゅうせい蛇行だこう而倉くろもち如有毛羽けばしか

92 てんかんしょ:
ちょうかのえ,如いちひきぬのちょてん。此星へいおこり

93 てんかんしょ:
ほし墜至のりせき也。かわすみあいだゆう墜星。

94 てんかんしょ:
てんせい而見けいぼしけいほししゃ德星とくせい也。其狀無常むじょうつね於有道之みちゆきこく

95 てんかんしょ:
凡望雲氣うんきおおせ而望さんよんひゃくさとひらもちざいくわ榆上,せんあまりさと千里せんり登高とうこう而望しも屬地ぞくちしゃさん千里せんり雲氣うんきゆうじゅうきょうえしゃしょう

96 てんかんしょ:
はな以南いなんくろじょうあか嵩高かさだか三河みかわ郊,せいあかつねやまきたくろあお。勃、碣、うみ、岱之あいだみなくろこう、淮之あいだみなしろ

97 てんかんしょ:
しろこうくるま乍高乍下,往往おうおう而聚。卑而ぬのそつ摶。ぜん卑而だかしゃやまし前方ぜんぽう而後だかしゃ,兌;兌而卑者,卻。其氣たいらしゃ其行じょぜんこう而後卑者,とめ而反。しょうぐうしゃ,卑勝だか,兌勝かたらい卑而循車どおりしゃさんよんにちこれろく里見さとみらいだかななはちしゃくしゃろくにちこれじゅうあまり里見さとみらいだか丈餘じょうよたけしゃさんよんじゅうにちこれろくじゅう里見さとみ

98 てんかんしょ:
ややうん精白せいはくしゃ,其將悍,其士おびえ。其大根だいこん而前絕遠ぜつえんしゃとうせん青白あおじろ,其前ひくしゃ戰勝せんしょう;其前あか而仰しゃせんかちじんくも如立かきくもるいじくくも摶兩はし兌。しゃくくも如繩しゃ居前いまえわたてん,其半半天ばんてん。其蛪しゃるい闕旗ゆえかぎくもきょくしょ此雲,以五色合いろあいうらない。而澤摶密,其見どうじん,乃有うらないへい必起,ごう其直。

99 てんかんしょ:
おうさくしょこうけつ於日つくりにちつくり雲氣うんきにんぬしぞうみな如其がた以占。

100 てんかんしょ:
きた夷之えびすの如群畜穹閭,南夷みなみえびするいふねせんはた大水おおみずしょ敗軍はいぐんじょうやぶ國之くにゆききょしもゆうせきぜに金寶きんぽうこれじょうみなゆう不可ふか察。うみつくり氣象きしょう樓臺ろうだい廣野こうや成宮なるみや闕然。雲氣うんきかくぞう山川やまかわ人民じんみんしょ聚積。

101 てんかんしょ:
こういき秏者,入國にゅうこく邑,ふう疆田疇之正治しょうじ城郭じょうかく室屋むろや門戶もんこ潤澤じゅんたくいたりしゃふく畜產ちくさん精華せいかじついきしゃよしきょ秏者,きょう

102 てんかんしょ:
わかけむりけむりわかくもくも郁郁いくいく紛紛ふんぷんしょうさく囷,いいきょうくもきょうくも],也。わかきりきり衣冠いかん而不濡,そく其域かぶと而趨。

103 てんかんしょ:
てん)[おっと雷電らいでんえびにじ、辟歷、夜明よあけしゃ陽氣ようきどうしゃ也,はるなつそくはつ秋冬あきふゆそくぞうこうしゃつかさ

104 てんかんしょ:
天開てんかいけんぶつどう坼絕。山崩やまくずれ及徙,かわふさが谿垘;すい澹(さわ竭)ちょう,[さわ竭]ぞう城郭じょうかくもん閭,ねや臬[枯槁]けやき枯;みやびょうていだい人民じんみんしょうたいぞくしゃふくかんみん飲食いんしょく五穀ごこく草木くさきかん所屬しょぞくくら廄庫,よんつうみちろく畜禽じゅう所產しょさん去就きょしゅうぎょ鱉鳥ねずみかん其所しょ鬼哭きこくわかよび,其人逢俉。げんまことしか

105 てんかんしょ:
凡候としあく,謹候としはじめとしはじめある冬至とうじ產氣さんけはじめもえ。臘明にん眾卒としいちかい飲食いんしょくはつ陽氣ようき曰初としせい月旦げったん王者おうじゃとしくび立春りっしゅんよんそつはじめ也。よんはじめしゃこうこれにち

106 てんかんしょ:
而漢鮮集臘明ただし月旦げったんけつはちふうふうしたがえ南方なんぽうらい大旱たいかん西南せいなんしょうひでり西方せいほうゆうへい西北せいほくえびすまめため小雨こさめおもむきへい北方ほっぽうためちゅうとし東北とうほくためじょうとし東方とうほう大水おおみず東南とうなん民有みんゆうやまし疫,さいあく八風各與其沖對,しゃためしょうかちしょう久勝ひさかつ亟,やましがちじょだんいたりしょくためむぎしょくいたり昳,ためきび;昳至餔,ためきび;餔至餔,ためまめ餔至いれためあさよく終日しゅうじつゆうゆうくも有風ゆうふうゆう日當にっとう其時しゃふか而多じつくも有風ゆうふうとう其時,あさ而多じつゆうくもふうとう其時,ふか而少じつゆうくもふうとう其時しゃ稼有はい。如食ごろしょうはいじゅくまいごろ大敗たいはいのりふうふくおこりゆうくも,其稼ふくおこりかく以其ようくもしょくうらないしゅ(其)しょむべ。其雨ゆきわかかんさいあく

107 てんかんしょ:
光明こうみょう,聽都邑とゆう人民じんみんこえこえみやのりとしぜんよししょうのりゆうへいちょうひでりみずかくさいあく

108 てんかんしょ:
あるしたがえせい月旦げったんすうあめりつ日食にっしょくいちしょういたりななしょう而極;これうらないかずいたりじゅうにち日直にっちょく其月,うらないすいひでりため其環(しろ)[いき千里せんり內占,のり(其)ため天下でんかこう,竟正月しょうがつつきしょはなれれつ宿やどにちふうくもうらない其國。しか必察ふとしとし所在しょざいざいかねみのるすい,毀;ひだるひでり。此其だいけい也。

109 てんかんしょ:
正月しょうがつ上甲うえこうふうしたがえ東方とうほうむべかいこふうしたがえ西方せいほうわかだんくもあく

110 てんかんしょ:
冬至とうじみじかごく縣土けんどずみすみどう鹿しかかいかくらん泉水せんすいおどりゃく以知いたりようけつ晷景。としぼし所在しょざい五穀ごこく逢昌。其對ためおきさい乃有殃。

111 てんかんしょ:
ふとしおおやけ曰:初生しょせいみん以來いらいせいぬし曷嘗れき日月じつげつ星辰せいしん?及至いえさんだい,紹而あかり,內冠たいそと夷狄いてきふん中國ちゅうごくためじゅうゆうしゅうおおせのりかんぞう於天,俯則ほうるい於地。てんそくゆう日月じつげつそくゆう陰陽いんようてんゆうほしゆうぎょうてんそくゆうれつ宿やどそくゆうしゅういき三光さんこうしゃ陰陽いんようしらげほん在地ざいち,而聖じんみつる理之まさゆき

112 てんかんしょ:
かそけ以往いおうなお矣。所見しょけん天變てんぺんみなこくことくつあないえうらない物怪もっけ,以合おう,其文せき禨祥不法ふほう以孔ろんろくけいきの而說しょいたり天道てんとういのちつてでん其人,まちつげつげ其人,雖言ちょ

113 てんかんしょ:
むかしでんたかしすうしゃこうからしぜんじゅうはじむ;於唐、おそれ,羲、ゆうなつこんわれいんしょうみこ咸;しゅうしつ佚、萇弘;於宋,韋;ていのり裨灶;ざいひとしあまおおやけすわえから眛;ちょういん皋;いしさる

114 てんかんしょ:
おっと天運てんうんさんじゅうさいいち小變しょうへんひゃくねんちゅうへんひゃく大變たいへんさん大變たいへん一紀かずのり三紀みき而大備:此其だい數也かずや為國ためくにしゃ必貴さん上下じょうげかくせんさいしか後天こうてんじんさいぞく備。

115 てんかんしょ:
ふとしおおやけ推古天變てんぺん有可ゆかこう于今しゃぶたりゃく春秋しゅんじゅうひゃくよんじゅうねんあいだ日蝕にっしょくさんじゅうろく彗星すいせいさんそうじょうこうほし隕如天子てんしほろ諸侯しょこうりょくせいはくだいきょうさらため主命しゅうめいこれ,眾暴寡,だい并小。はたすわえこし夷狄いてき也,ためつよしはく篡齊,さんいえぶんすすむ,并為戰國せんごくそう於攻兵革へいかくさらおこりしろ邑數ほふいん以饑饉疾疫焦しんぬしども憂患ゆうかん,其察禨祥こうぼしゆうきゅう近世きんせいじゅう諸侯しょこうななこくしょうおうことしたがえ衡者つぎかかと,而皋、とうあまいしいん時務じむろん其書でん其占けん淩雜米鹽べいえん

116 てんかんしょ:
じゅうはちしゃぬしじゅうしゅう秉兼しょ從來じゅうらいひさ矣。はた疆也,こうざい太白たいはくうらない於狼、すわえ疆,こうざい熒惑,うらない於鳥衡。つばめひとしこれ疆,こうざい辰星しんせいうらない於虛、危。そうてい疆,こうざいとしぼしうらない於房、しんすすむ疆,またこうざい辰星しんせいうらない於參ばつ

117 てんかんしょ:
及秦并吞さんすすむつばめだい河山かわやま以南いなんしゃ中國ちゅうごく中國ちゅうごく於四海內則在東南,ためそくとしぼし、熒惑、はまほしうらない於街みなみ,畢主。其西きたそくえびすむじなつきしょころも旃裘引弓みんためかげかげそくがつ太白たいはく辰星しんせいうらない於街きたすばるぬし中國ちゅうごく山川やまかわ東北とうほくりゅう,其維,しゅざい隴、しょくぼつ于勃、碣。以秦、すすむこう用兵ようへいふくうらない太白たいはく太白たいはくしゅ中國ちゅうごく;而胡、むじなすう侵掠しんりゃく獨占どくせん辰星しんせい辰星しんせい出入でいり躁疾,つねしゅ夷狄いてき:其大けい也。此更ためきゃく主人しゅじん。熒惑ため孛,そとそくへい,內則せい曰「雖有明天子めいてんし,必視熒惑所在しょざい」。諸侯しょこうさらつよし菑異ろくしゃ

118 てんかんしょ:
はたはじめすめらぎときじゅうねん彗星すいせいよんひさしゃはちじゅうにちながある竟天。其後はたとげ以兵めつろくおう,并中こくそと攘四えびす死人しにん如亂あさいん以張すわえ并起,さん十年之閒兵相駘藉,不可ふかかちすう蚩尤以來いらい嘗若斯也。

119 てんかんしょ:
項羽こううすくい鉅鹿,枉矢西にしりゅう山東さんとうとげ合從がっしょう諸侯しょこう西にしあなしんじん,誅屠咸陽。

120 てんかんしょ:
かんきょう,五星聚于東井。平城ひらじろかこえがつぼけまい、畢ななじゅうしょりょさくみだれ日蝕にっしょくひるみそすわえななこく叛逆はんぎゃく彗星すいせいすうたけ天狗てんぐはり;及兵おこりとげふくしかばね流血りゅうけつ其下。もとひかりもとかり,蚩尤はたさい長則ながのり半天ばんてん。其後京師けいしよん,誅夷狄いてきしゃすうじゅうねん,而伐えびすゆう甚。えつほろび,熒惑もり鬬;朝鮮ちょうせん拔,ほし茀于かわ戍;へいせいだいあてほし茀招ゆら:此其犖犖だいしゃわかいたり委曲いきょく小變しょうへん不可ふかかちどうよしかんゆうさき形見がたみ而應ずいこれしゃ也。

121 てんかんしょ:
おっとかんためてんすうしゃほしそくとうそくおうさくうらないとしそく鮮。あまいしれきほしほうただどく熒惑ゆうはん逆行ぎゃっこう逆行ぎゃっこうしょもり,及他ぼし逆行ぎゃっこう日月じつげつうす蝕,みな以為うらない

122 てんかんしょ:
かん史記しきこう行事ぎょうじひゃくねんちゅう,五星無出而不反逆行,はん逆行ぎゃっこう,嘗盛だい而變しょく日月じつげつうす蝕,ぎょう南北なんぼくゆう:此其大度たいど也。むらさきみやぼうしん權衡けんこう、咸池、きょ危列宿やどほし,此天五官坐位也,ためけい移徙わたまし大小だいしょうゆう,闊狹ゆうつねみずきむはまほし,此五ほししゃてんためけいぬきふくゆうところくだり贏縮ゆう

123 てんかんしょ:
にちへん修德しゅうとくがつへんしょうけいほしへんゆい。凡天變てんぺん過度かど乃占。くにくんつよしだい有德うとくしゃあきらしょうかざりいつわりしゃほろびふとしじょう修德しゅうとく,其次おさむせい,其次おさむすくえ,其次おさむ禳,せいしたこれおっとつねほしへんまれ,而三こううらない亟用。日月じつげつかさてきくもふう,此天客氣かっき,其發見はっけんまたゆう大運だいうんしか其與政事せいじ俯仰ふぎょう最近さいきんだい)[てんにん。此五しゃてん感動かんどうためてんすうしゃ,必通さん終始しゅうし古今ここんふかかんへん,察其精粗せいそのりてんかん備矣。

124 てんかんしょ:
あおいみかど行德ぎょうとくてんかど為之ためゆきひらきあかみかど行德ぎょうとくてんろう為之ためゆきそらみかど行德ぎょうとくてん夭為おこりふうしたがえ西北せいほくらい,必以かのえからし一秋かずあきちゅういたり大赦たいしゃさんいたりしょう赦。しろみかど行德ぎょうとく,以正月しょうがつじゅうにちじゅういちにちがつかさかこえつねだい赦載,いいゆう太陽たいよう也。いち曰:しろみかど行德ぎょうとく,畢、すばるためかこえかこえさんくれとく乃成;さんくれ,及圍ごうとくなり曰:以辰かこえ不出ふしゅつ其旬。くろみかど行德ぎょうとくてんせき為之ためゆきどうてん行德ぎょうとく天子てんしさらりつねん不德ふとく風雨ふううやぶいしさんのうさん衡者,てん廷也。きゃくほしてん廷,ゆうれい

URN: ctp:shiji/tian-guan-shu