ロナウド

ロナウド（Ronaldo）こと、ロナウド・ルイス・ナザーリオ・デ・リマ（Ronaldo Luís Nazário de Lima、ブラジルポルトガル語ご発音はつおん: [ʁoˈnawdu ˈlwis nɐˈzaɾju dʒi ˈɫĩmɐ]; 1976年ねん9月22日にち - ）は、ブラジルの実業じつぎょう家か、元もとサッカー選手せんしゅ。現役げんえき時代じだいのポジションはフォワード。元もとブラジル代表だいひょう。

ロナウド
2002年ねんのロナウド
名前なまえ
本名ほんみょう	ロナウド・ルイス・ナザーリオ・デ・リマ Ronaldo Luís Nazário de Lima
愛称あいしょう	O fenômeno（怪物かいぶつ） R9
ラテン文字もじ	Ronaldo
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	ブラジル スペイン
生年月日せいねんがっぴ	(1976-09-22) 1976年ねん9月22日にち（47歳さい）
出身しゅっしん地ち	リオデジャネイロ
身長しんちょう	183cm
体重たいじゅう	82kg
選手せんしゅ情報じょうほう
ポジション	FW
背番号せばんごう	9
利きき足あし	右足みぎあし
ユース
1990-1993	サンクリストヴァン
クラブ1
年とし	クラブ	出場しゅつじょう	(得点とくてん)
1993-1994	クルゼイロ	14	(12)
1994-1996	PSV	48	(42)
1996-1997	バルセロナ	37	(34)
1997-2002	インテル・ミラノ	68	(49)
2002-2007	レアル・マドリード	127	(83)
2007-2008	ミラン	20	(9)
2009-2011	コリンチャンス	31	(18)
通算つうさん		343	(247)
代表だいひょう歴れき
1993	ブラジル U-17	7	(5)
1996	ブラジル U-23	8	(6)
1994-2011	ブラジル	98	(62)
獲得かくとくメダル 男子だんしサッカー ブラジル FIFAワールドカップ 金きむ 1994 アメリカ 銀ぎん 1998 フランス 金きむ 2002 日本にっぽん・韓国かんこく コパ・アメリカ 金きむ 1997 ボリビア 金きむ 1999 パラグアイ オリンピック 銅どう 1996 アトランタ サッカー
1. 国内こくないリーグ戦せんに限かぎる。 ■テンプレート（■ノート ■解説かいせつ）■サッカー選手せんしゅpj

サッカー史上しじょう最高さいこうの選手せんしゅの1人ひとりであるとみなされており、ブラジル代表だいひょうの一員いちいんとして4度どのFIFAワールドカップ（1994年ねんアメリカ大会たいかい（出場しゅつじょう機会きかいなし）、1998年ねんフランス大会たいかい、2002年ねん日にち韓かん大会たいかい、2006年ねんドイツ大会たいかい出場しゅつじょう。MVPに選えらばれたフランス大会たいかいでは準じゅん優勝ゆうしょう、得点とくてん王おうになった日にち韓かん大会たいかいでは優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。元もとW杯はい通算つうさん歴代れきだい最多さいた得点とくてん記録きろく保持ほじ者しゃ（15得点とくてん）。ブラジル代表だいひょう通算つうさん62得点とくてんは79得点とくてんのネイマール、77得点とくてんのペレに次つぐ第だい3位い。FIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょうを3度ど、バロンドールを2度ど受賞じゅしょうするなどの成功せいこうを収おさめた。

貧まずしい暮くらしの中なかで育そだったロナウドは、2000年ねんから国連こくれん開発かいはつ計画けいかく（UNDP）の親善しんぜん大使たいしを務つとめる。レアル・マドリード時代じだいのチームメイトであり同おなじくUNDP親善しんぜん大使たいしであるジネディーヌ・ジダンとともに、貧困ひんこん撲滅ぼくめつキャンペーンへの協力きょうりょくとチャリティマッチを開催かいさいしている。この経緯けいいから公共こうきょう広告こうこく機構きこう（現げん：ACジャパン）のCMに出演しゅつえんをした。

自身じしんの引退いんたい後ご、同おなじ「ロナウド」であるクリスティアーノ・ロナウドの知名度ちめいどが上昇じょうしょうしたため、区別くべつをつけるために報道ほうどうでは「ロナウド・ナザリオ」と呼称こしょうされることも増ふえた。

クラブ経歴けいれき

ブラジル時代じだい

1976年ねん9月18日にち（出生しゅっしょう登録とうろくが遅おくれ戸籍こせき上じょうは9月22日にち）、リオデジャネイロ郊外こうがいのイタグアイの診療しんりょう所しょに生うまれた。貧困ひんこん街がいで育そだったロナウドは、路上ろじょうで裸足はだしでサッカーを始はじめた。幼少ようしょうの頃ころの憧あこがれの選手せんしゅはジーコだった。リオのクラブでプレーしていた少年しょうねん時代じだい、ロナウドの噂うわさを聞きいたジャイルジーニョが訪おとずれ試合しあいを観戦かんせんしていたが、その試合しあいで大だい活躍かつやくしたロナウドの利きき足あしが左右さゆうどちらなのか最後さいごまで分わからなかったという。

16歳さいでミナスジェライス州しゅうの強豪きょうごうクルゼイロECに加入かにゅう。ブラジル全国ぜんこく選手権せんしゅけんで13試合しあい出場しゅつじょう12得点とくてんを記録きろくした。ミナスジェライス州しゅう選手権せんしゅけんでは、最大さいだいのライバルアトレチコ・ミネイロとの一いち戦せんではハットトリックを決きめ、3-1の勝利しょうりと優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。また、チーム初はつのコパ・ド・ブラジル優勝ゆうしょうにも貢献こうけんしたのだった。1994年ねんクルゼイロECの一員いちいんとして来日らいにち。ジュビロ磐田じゅびろいわたとのプレシーズンマッチに出場しゅつじょうしハットトリックを達成たっせいした（試合しあいは3対たい1）。

ヨーロッパでの活躍かつやく

PSV

1994年ねん、プロ入いり後ごわずか1年ねんでブラジルを離はなれ、オランダのPSVアイントホーフェンに60万まんドルで移籍いせき。1年ねん目めから30得点とくてんを挙あげる活躍かつやくをみせ、在籍ざいせき2シーズンで公式こうしき戦せん通算つうさん57試合しあい出場しゅつじょう55得点とくてん（うちリーグ戦せん通算つうさん46試合しあい出場しゅつじょう42得点とくてん）を記録きろくした。1996年ねんにはKNVBカップ優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。

FCバルセロナ

オランダでの活躍かつやくが認みとめられ、1996年ねんにスペインのFCバルセロナへ移籍いせきした。移籍いせき金きんは1700万まんドル。バルセロナには1シーズンしか在籍ざいせきしなかったが、UEFAカップウィナーズカップ、スペイン国王こくおう杯はいの優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。スーペルコパ・デ・エスパーニャのアトレチコ・マドリード戦せんで移籍いせき後ご初はつゴールを含ふくむ2ゴールを決きめて優勝ゆうしょうに貢献こうけんすると、第だい3節せつのラシン・サンタンデール戦せんでラリーガ初はつゴール、シーズン中ちゅうは3度どハットトリックを決きめるなど、リーグ戦せんでは37試合しあい出場しゅつじょう34得点とくてんを記録きろくし、リーガ得点とくてん王おうに輝かがやいた。コンポステーラ戦せんで約やく60メートルをドリブルで次々つぎつぎとディフェンダーを交かわしながら決きめたゴールはナイキ社しゃのCMにも使用しようされ、知名度ちめいどが飛躍ひやく的てきに上あがるきっかけとなった。FCバルセロナに所属しょぞくしていた当時とうじ、「攻撃こうげきの戦術せんじゅつを持もたない監督かんとく」として批判ひはんされていたボビー・ロブソン監督かんとくは「私わたしの戦術せんじゅつはロナウドだ」と語かたっている。

インテル

シーズン末まつには契約けいやく更新こうしんの書類しょるいにサインしたが、休暇きゅうかでブラジルへ戻もどった後のちにバルセロナから契約けいやく延長えんちょうはできないと告つげられ、1997-98シーズンオフに1900万まんポンドという当時とうじ史上しじょう最高さいこう額がくとなる移籍いせき金きんでイタリアのインテル・ミラノへ移籍いせき。決勝けっしょうのSSラツィオ戦せんでゴールを決きめ、UEFAカップのタイトル獲得かくとくに貢献こうけんした。リーグ戦せんでは第だい2節せつのボローニャ戦せんでセリエA初はつゴール、第だい21節せつのレッチェ戦せんではハットトリックを決きめるなど、移籍いせき初年度しょねんどトータルで34ゴール(リーグ戦せんでは25ゴール)を挙あげ、インテルの選手せんしゅとしての年間ねんかん最多さいたゴールを更新こうしんした。また同どうリーグにおいて1年ねん目めの外国がいこく人じん選手せんしゅによるものとしての最多さいたゴール記録きろくを樹立じゅりつした。この記録きろくは未いまだに破やぶられていない。史上しじょう最年少さいねんしょうでのバロンドール受賞じゅしょうや二に年ねん連続れんぞくでFIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょうを受賞じゅしょうし、現地げんちのマスコミによって「イル・フェノーメノ（超ちょう常つね現象げんしょう）」と渾名あだなされるなど、当時とうじのロナウドは絶頂ぜっちょう期きにあった。

しかし、1999年ねん11月21日にちのUSレッチェ戦せんで右みぎ膝ひざ靭帯じんたい部分ぶぶん損傷そんしょうの大だい怪我けがを負おい、手術しゅじゅつとリハビリのため長期ちょうきの欠場けつじょうを余儀よぎなくされる。翌よく2000年ねん4月がつ12日にちのコッパ・イタリア決勝けっしょうのSSラツィオ戦せんで復帰ふっきするが、再ふたたび同おなじ個所かしょを今度こんどは断だん裂きれし、僅わずか7分間ふんかんでピッチを去さ った。その後ご、20ヵ月かげつ間あいだに及およぶリハビリの末すえ、2002 FIFAワールドカップを控ひかえた2001-02シーズン終盤しゅうばんのブレシア戦せんで復帰ふっきすると、チームを救すくう2ゴールをあげる。その後ごも10試合しあいの出場しゅつじょうながら7ゴールを挙あげた。日にち韓かんワールドカップの活躍かつやくで力ちからを取とり戻もどしたことを証明しょうめいしたロナウドは、2002-03シーズン開幕かいまく前まえに当時とうじ監督かんとくだったエクトル・クーペルとの確執かくしつもあり移籍いせきを希望きぼうした。長期ちょうきにわたる離脱りだつにもかかわらずサポートしてきたインテルサポーターはこの発言はつげんを「裏切うらぎり」と受うけ止とめ激怒げきどしブラジルから到着とうちゃくするロナウドへの抗議こうぎのためマルペンサ空港くうこうに集結しゅうけつし混乱こんらんを避さけるため空港くうこうの裏口うらぐちからロナウドが脱出だっしゅつするという騒動そうどうに発展はってんした。

レアル・マドリード

レアル・マドリード時代じだいのロナウド（2005年ねん）

同胞どうほうでもあるロベルト・カルロスの存在そんざいもあり 3900万まんドルでスペインのレアル・マドリードに移籍いせきした。怪我けがのためデビューは3ヶ月かげつほど遅おくれたが、デビュー戦せんのデポルティーボ・アラベス戦せんでは途中とちゅう出場しゅつじょうして1分ふんもしないうちにボレーシュートを決きめ、スティーブ・マクマナマンのパスを流ながし込こみいきなり2ゴールをあげている。優勝ゆうしょうが掛かかった最終さいしゅう節ぶしのアスレティック・ビルバオ戦せんでも2得点とくてんの活躍かつやくをするなどリーグ戦せん23得点とくてんの活躍かつやくでリーグ制覇せいはに貢献こうけんした。UEFAチャンピオンズリーグにおいても、準々じゅんじゅん決勝けっしょうのマンチェスター・ユナイテッド戦せんではオールド・トラッフォードでハットトリックを記録きろくし、相手あいてサポーターからスタンディングオベーションを受うけた。ロナウドは後のちに、自身じしんのベストシーズンとして2002-03シーズンを挙あげている。ブラジルの5度目どめのワールドカップ制覇せいはに貢献こうけんしたことも評価ひょうかされ、2002年ねん暮くれに3度目どめのFIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょうを、2度目どめのバロンドールを受賞じゅしょうしている。

移籍いせき初年度しょねんどは背番号せばんごう11をつけていたが、2年ねん目め以降いこうはフェルナンド・モリエンテスがASモナコへレンタル移籍いせきしたことによって空あき番ばんとなった9番ばんを背負せおってプレーした。2003-04シーズン以降いこうクラブの守備しゅび的てき選手せんしゅが次々つぎつぎと放出ほうしゅつされるが、それでも得点とくてんを重かさね自身じしんの好成績こうせいせきは保たもち、2003-04シーズンはクラブタイトルはスーペルコパのみに終おわったもののロナウドはピチーチ賞しょうを受賞じゅしょうした。しかし、クラブはスーペルコパを最後さいごにしばらく無冠むかんが続つづき、不安定ふあんていなチームバランスの中なかで運動うんどう量りょう豊富ほうふな選手せんしゅを横目よこめにほとんど運動うんどう量りょうのないロナウドは得点とくてんできない試合しあいでは批判ひはんが集中しゅうちゅうすることも多おおくなり、度々たびたびメディアからワースト選手せんしゅ候補こうほとして取とり上あげられた。また、2005年ねんにロナウドのゴール後ごにロベルト・カルロス、ロビーニョ、ジュリオ・バチスタらブラジル人じん選手せんしゅらと行おこなったゴキブリやカンガルーのゴールパフォーマンスは、相手あいて監督かんとくやメディアだけでなくレアル・マドリードのファンやチームメイトからも批判ひはんの対象たいしょうになった。

レアル・マドリードでの晩年ばんねんは、チームメートからも試合しあい中ちゅうに激怒げきどされたり、試合しあい後ごに「やる気きのない選手せんしゅは出でて行いった方ほうがいい。」などとコメントされることもあり、ファンからは「ピッチの上うえでキノコ狩かりでもしているんだろう。」という強烈きょうれつな皮肉ひにくを言いわれることもあった。ロナウドもまた、ブーイングを浴あびせるサンティアゴ・ベルナベウの観客かんきゃくに対たいし、「まるでアウェイでの試合しあいみたいだ」と心情しんじょうを吐露とろした。

2005年ねん、クラブの外国がいこく人じん枠わくを空あけるためにスペイン国籍こくせきを取得しゅとく。2006年ねん、ファビオ・カペッロがレアル・マドリードの監督かんとくに就任しゅうにんすると、年齢ねんれいや太ふとりすぎによる運動うんどう量りょうの低下ていか、ルート・ファン・ニステルローイの加入かにゅうなどから構想こうそうから外はずされ出場しゅつじょう機会きかいが激減げきげん。本人ほんにんも移籍いせきを希望きぼうするようになる。

ACミラン

シーズン途中とちゅうの2007年ねん1月がつ30日にち、アンドリー・シェフチェンコの放出ほうしゅつでストライカーを探さがしていたACミランに、移籍いせき金きん750万まんユーロ、1年ねん半はんの契約けいやくで移籍いせきした。ACミランとの契約けいやくに関かんし、ライバルクラブでありロナウドの古巣ふるすであるインテルのマッシモ・モラッティ会長かいちょうが「不快ふかいである」とコメントした。

ロナウドのACミラン移籍いせき時じ、チームの状態じょうたいは悪わるかった。しかし彼かれの加入かにゅう後ごから状況じょうきょうは好転こうてんに向むかい順位じゅんい上昇じょうしょう、シーズン途中とちゅうでの加入かにゅうながらリーグ戦せんでは7ゴールを決きめ、一時いちじは危あやぶまれていたチャンピオンズリーグ出場しゅつじょう権けん獲得かくとくを果はたしたが、既すでにレアル・マドリードでチャンピオンズリーグに出場しゅつじょうしていたためミランでのチャンピオンズリーグ出場しゅつじょうは出来できなかった。ミランでの成績せいせきは数字すうじ上じょうは目立めだったものではなかったが、チームのエースであるカカの負担ふたんがロナウドの加入かにゅうにより軽減けいげんされたこと、ロナウドという存在そんざいが、憂慮ゆうりょなく主力しゅりょくメンバーをチャンピオンズリーグに投入とうにゅう出来できるチーム状況じょうきょうを作つくった事ことなどから、間接かんせつ的てきにチャンピオンズリーグでの戦たたかいに貢献こうけんしたと評ひょうする声こえもある。

ブラジル復帰ふっき

コリンチャンスに加入かにゅうしたロナウド（2009年ねん）

2008年ねんのシーズンオフ、契約けいやく満了まんりょうにともないACミランを退団たいだん。その後ごブラジルのフラメンゴでリハビリや練習れんしゅうを続つづけていたが、2008年ねん12月、コリンチャンスに加入かにゅうした。3月4日にちのコパ・ド・ブラジルで約やく1年ねんぶりに実戦じっせん復帰ふっきし、3月8日にちのサンパウロ州しゅう選手権せんしゅけん・パルメイラス戦せんで約やく14ヶ月かげつぶりの得点とくてんを挙あげた。復帰ふっき戦せんでは、試合しあい後ごに報道ほうどうマイクが右みぎ目めに当あたって腫はれるハプニングがあった。

2010年ねんに、2011年ねんシーズンを最後さいごに、引退いんたいすることを表明ひょうめいしていたが、2011年ねん2月がつ14日にち、記者きしゃ会見かいけんにて、甲状腺こうじょうせんに問題もんだいを抱かかえていたことを明あきらかにし、体力たいりょくの限界げんかいを理由りゆうに現役げんえきから退しりぞくことを表明ひょうめいした。現役げんえき終盤しゅうばんに肥満ひまんを批判ひはんされたことには「これは言いっておきたい」と引退いんたい4年ねん前まえに甲状腺こうじょうせん機能きのう低下ていか症しょうが判明はんめいしたことを告白こくはく。代謝たいしゃ低下ていかで体重たいじゅうのコントロールが困難こんなんだったことを明あかし「ドーピングになるため薬くすりを摂取せっしゅできなかった」と涙なみだながらに訴うったえた。

代表だいひょう経歴けいれき

ブラジル代表だいひょう

ブラジル代表だいひょうとしては1994年ねんにレシフェで行おこなわれたアルゼンチンとの親善しんぜん試合しあいにおいて17歳さいで代表だいひょうデビューを飾かざった。同年どうねん6月がつのFIFAワールドカップ・アメリカ大会たいかい代表だいひょうにもチーム最年少さいねんしょうで選出せんしゅつされ、ブラジルは24年ねんぶりにW杯はいで優勝ゆうしょうしたが、出場しゅつじょう機会きかいは無なかった。

ブラジル五輪ごりん代表だいひょうとして1996年ねんアトランタオリンピックに出場しゅつじょう（登録とうろく名めいはロナウジーニョ）、グループリーグではハンガリー戦せんでチーム初はつ得点とくてんをあげたのを皮切かわきりに、ナイジェリア戦せんでは決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつを決きめた得点とくてんなど、5得点とくてんをあげる。ロナウドを始はじめ、ジーダ、ロベルト・カルロス、ベベット、リバウドらを擁ようし、優勝ゆうしょう候補こうほの筆頭ひっとうと目めされたが、準決勝じゅんけっしょうで大会たいかいを制せいしたナイジェリアに敗やぶれ敗退はいたい。当時とうじのロナウドは試合しあい後半こうはんに投入とうにゅうされるスーパーサブであり、日本にっぽんでは「マイアミの奇跡きせき」として知しられる日本にっぽん戦せんでもサヴィオと交代こうたいで途中とちゅう出場しゅつじょうしている。

1998年ねんのFIFAワールドカップ・フランス大会たいかいにはロマーリオとの新旧しんきゅう2トップ（RoRoコンビ）で出場しゅつじょうする予定よていだったが、ロマーリオの直前ちょくぜんリタイアによりエースの責任せきにんを背負せおうことになった。4得点とくてんを挙あげ決勝けっしょう進出しんしゅつに導みちびいたが、決勝けっしょう戦せん前日ぜんじつに胃痙攣いけいれんに襲おそわれて病院びょういんに担かつぎ込こまれ、一時いちじは出場しゅつじょうが危あやぶまれた。試合しあいに出場しゅつじょうすることはできたが満足まんぞくなプレーが出来できず、開催かいさい国こくのフランスに0-3で敗やぶれ、優勝ゆうしょうを逃のがす。しかし、同どう大会たいかいを通つうじての活躍かつやくによりMVPに選えらばれた。

2002年ねんのFIFAワールドカップ・日にち韓かん大会たいかいは膝ひざの怪我けがから復帰ふっき直後ちょくごのためコンディションが不安ふあん視しされた。しかし、大会たいかいが開幕かいまくするとリバウド、ロナウジーニョと"3R"と呼よばれる攻撃こうげきトリオを組くみ、グループリーグから得点とくてんを量産りょうさん。準々じゅんじゅん決勝けっしょうのイングランド戦たたかえ以外いがいの全ぜん試合しあいで得点とくてんをあげ、8得点とくてんを挙あげ得点とくてん王おうに輝かがやくと共ともに、ブラジルの5度目どめのワールドカップ制覇せいはに貢献こうけんした。準決勝じゅんけっしょうトルコ戦せんではフットサル張はりのトーキックで決勝けっしょう点てんを決きめ、決勝けっしょうのドイツ戦せんでは2得点とくてんを決きめる活躍かつやくであった。このゴールによってワールドカップ通算つうさん得点とくてんをペレと並ならんで12点てんとし、大会たいかいの表彰ひょうしょう式しきではペレと抱擁ほうようを交かわした。

2006年ねんのFIFAワールドカップ・ドイツ大会たいかいではロナウジーニョ、カカ、アドリアーノと共ともに「カルテット・マジコ（魔法まほうのカルテット）」と呼よばれる。体重たいじゅうの増加ぞうかや、グループリーグ第だい1戦せん、第だい2戦せんにおける低調ていちょうなパフォーマンスもあって批判ひはんされたが、監督かんとくのカルロス・アルベルト・パレイラは一貫いっかんしてロナウドを起用きようし続つづけた。グループリーグ第だい3戦せんの日本にっぽん戦せんで2得点とくてんを挙あげて批判ひはんを沈静ちんせい化かさせると、決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんガーナ戦せんでW杯はい通算つうさん15得点とくてん目めとなるゴールを挙あげ、ゲルト・ミュラー（西にしドイツ）が残のこした14得点とくてんの大会たいかい得点とくてん記録きろくを更新こうしんした。しかし、準々じゅんじゅん決勝けっしょうのフランス戦せんでは0-1で敗やぶれた。

ドイツW杯はい後ごは、ブラジル代表だいひょうの元もと主将しゅしょうのドゥンガが代表だいひょう監督かんとくに就任しゅうにんしたが、同どう監督かんとくの構想こうそうから外はずれ、以後いごは代表だいひょうに招集しょうしゅうされなかった。一時いちじは2010 FIFAワールドカップでの現役げんえき引退いんたいを希望きぼうしていたが、叶かなうことはなかった。

FIFAワールドカップでの得点とくてん

#	日付ひづけ	会場かいじょう	対戦たいせんチーム	スコア	結果けっか	大会たいかい	ラウンド
1.	1998年ねん6月16日にち	スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール（ ナント）	モロッコ	1 - 0	3 - 0	1998年ねんフランス大会たいかい	グループリーグ
2.	1998年ねん6月27日にち	パルク・デ・プランス（ パリ）	チリ	3 - 0	4 - 1	1998年ねんフランス大会たいかい	1回戦かいせん
3.	1998年ねん6月27日にち	パルク・デ・プランス（ パリ）	チリ	4 - 1	4 - 1	1998年ねんフランス大会たいかい	1回戦かいせん
4.	1998年ねん7月がつ7日にち	スタッド・ヴェロドローム（ マルセイユ）	オランダ	1 - 0	1 - 1	1998年ねんフランス大会たいかい	準決勝じゅんけっしょう
5.	2002年ねん6月3日にち	蔚山うるさん文殊もんじゅサッカー競技きょうぎ場じょう（ 蔚山うるさん）	トルコ	1 - 1	2 - 1	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	グループリーグ
6.	2002年ねん6月8日にち	済州さいしゅうワールドカップ競技きょうぎ場じょう（ 西にし帰き浦うら）	中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく	4 - 0	4 - 0	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	グループリーグ
7.	2002年ねん6月13日にち	水原みずはらワールドカップ競技きょうぎ場じょう（ 水原みずはら）	コスタリカ	0 - 1	2 - 5	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	グループリーグ
8.	2002年ねん6月13日にち	水原みずはらワールドカップ競技きょうぎ場じょう（ 水原みずはら）	コスタリカ	0 - 2	2 - 5	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	グループリーグ
9.	2002年ねん6月17日にち	神戸こうべウイングスタジアム（ 神戸こうべ）	ベルギー	2 - 0	2 - 0	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	1回戦かいせん
10.	2002年ねん6月26日にち	埼玉さいたまスタジアム2002（ さいたま）	トルコ	1 - 0	1 - 0	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	準決勝じゅんけっしょう
11.	2002年ねん6月30日にち	横浜よこはま国際こくさい総合そうごう競技きょうぎ場じょう（ 横浜よこはま）	ドイツ	0 - 1	0 - 2	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	決勝けっしょう
12.	2002年ねん6月30日にち	横浜よこはま国際こくさい総合そうごう競技きょうぎ場じょう（ 横浜よこはま）	ドイツ	0 - 2	0 - 2	2002年ねん日にち韓かん大会たいかい	決勝けっしょう
13.	2006年ねん6月22日にち	ヴェストファーレンシュタディオン（ ドルトムント）	日本にっぽん	1 - 1	1 - 4	2006年ねんドイツ大会たいかい	グループリーグ
14.	2006年ねん6月22日にち	ヴェストファーレンシュタディオン（ ドルトムント）	日本にっぽん	1 - 4	1 - 4	2006年ねんドイツ大会たいかい	グループリーグ
15.	2006年ねん6月26日にち	ヴェストファーレンシュタディオン（ ドルトムント）	ガーナ	1 - 0	3 - 0	2006年ねんドイツ大会たいかい	1回戦かいせん

現役げんえき引退いんたい後ご

チャリティマッチでのロナウド（2014年ねん）

引退いんたい後ごは代理人だいりにん事務所じむしょやスペインにスポーツマーケティング会社かいしゃを設立せつりつして、代理人だいりにんとして活動かつどうすると同時どうじにTV解説かいせつ者しゃや映画えいが出演しゅつえんの仕事しごとも受うけている。2011年ねん6月がつ7日にち、国際こくさい親善しんぜん試合しあいのブラジル対たいルーマニア戦せんがロナウドの引退いんたい試合しあいとして行おこなわれ、ロナウドは前半ぜんはん30分ふんから15分間ふんかんピッチに立たった。

2011年ねん、2014年ねんブラジルW杯はい組織そしき委員いいん会かい理事りじに就任しゅうにん。

2014年ねん12月、北米ほくべいサッカーリーグのフォートローダーデイル・ストライカーズの共同きょうどうオーナーに就任しゅうにんした。

2016年ねん、レアル・マドリードにてアドバイザー兼けんグローバル大使たいし（南米なんべい地区ちく）に就任しゅうにんした。

2018年ねん8月がつ、3000万まんユーロ（約やく40億おく円えん）を費ついやしてレアル・バリャドリードの株式かぶしき51パーセントを取得しゅとくし、クラブを買収ばいしゅうしたことが発表はっぴょうされた。

2021年ねん12月、自身じしんの古巣ふるすであるブラジル2部ぶ:クルゼイロECの買収ばいしゅうに合意ごういしたことを発表はっぴょうした。クルゼイロは2019年ねんにクラブ史上しじょう初はつの2部ぶ降格こうかくの憂うき目めに遭あい、約やく10億おくレアル（約やく200億おく円えん）以上いじょうの負債ふさいを抱かかえているとされるが、ロナウドは約やく4億おくレアル（約やく80億おく円えん）でクラブ株式かぶしきの90％を取得しゅとく、古巣ふるすの再建さいけんに乗のり出だすと報ほうじられている。

人物じんぶつ

名前なまえの表記ひょうき・読よみ

出産しゅっさんに立たち会あった医師いし、および代だい父ちちに決きまっていた友人ゆうじんの名なをとって「ロナウド」と名付なづけられた。また、リオデジャネイロの戸籍こせきでは7730人にん目めのロナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマであった。

“Ronaldo”は、日本にっぽんでは「ロナウド」と表記ひょうき・呼称こしょうされることが多おおいが、これはイベリアポルトガル語ご（ポルトガル本国ほんごくで話はなされるポルトガル語ご）読よみとブラジルポルトガル語ご（ポルトガル語ごのブラジル方言ほうげん）読よみが混同こんどうされたものである。ブラジルは国土こくどが広ひろいため地域ちいきによって差異さいがあるが、一般いっぱん的てきなブラジルポルトガル語ごでは“R”の発音はつおんはラ行ぎょうではなく無声むせい軟口蓋なんこうがい摩擦音まさつおん（音声おんせい上じょうは日本語にほんごのハ行ぎょうに近ちかい）で発音はつおんされる地域ちいきが多おおい。したがって彼かれの出身しゅっしんであるリオデジャネイロ州しゅうにおける発音はつおんに準じゅんずれば「ホナウド」、イベリアポルトガル語ご読よみに準じゅんずれば「ロナルド」となる。

なお、デビューしてしばらくの間あいだは「小ちいさなロナウド」という意味いみの愛称あいしょう（アペリード）で、 ｢ロナウジーニョ｣と呼よばれていた。1996年ねんアトランタオリンピックにブラジル代表だいひょうとして出場しゅつじょうしたときも、登録とうろく名称めいしょうはロナウジーニョだった。なお、俗ぞくにマイアミの奇跡きせきと呼よばれる同どう大会たいかいの日本にっぽん戦せんにも途中とちゅう出場しゅつじょうしている。

家族かぞく

1999年ねん4月がつにサッカー選手せんしゅでモデルのミレーネ・ドミンゲスと結婚けっこん。翌年よくねん4月がつには長男ちょうなん（ロナウド・ナザリオ・デ・リマ）が生うまれるが、2003年ねん9月がつに離婚りこんした。その後ご、2005年ねんにモデルのダニエラ・シカレリと再婚さいこんするも、わずか3カ月かげつで離婚りこん。その後ご、2008年ねんにマリア・ベアトリス・アントニーと3度目どめとなる再婚さいこん、二女じじょ（ソフィア、アリス）を儲もうけるも2012年ねん12月に4年間ねんかんの結婚けっこん生活せいかつに終止符しゅうしふを打うった。翌よく2013年ねん12月にはDJのパウラ・モライスとの婚約こんやくを公表こうひょうするも、結婚けっこんする前まえの2014年ねん中ちゅうには破局はきょくしたと報ほうじられている。

またレアル・マドリード在籍ざいせき時代じだいの2004年ねんの日本にっぽん遠征えんせい中ちゅうに日系にっけいブラジル人じんのミケーレ・ウメズという女性じょせいとの間あいだにアレックス・ウメズが誕生たんじょうしており、2010年ねんに認知にんちしている。

長男ちょうなんのロナウド・デ・リマもサッカー選手せんしゅとなり、2017年ねんにはブラジルU-18代表だいひょうに選出せんしゅつされている。

2023年ねんに3度目どめの結婚けっこんをする。

怪我けがとの戦たたかい

インテル時代じだいの1999年ねん、レッチェ戦せんで右みぎ膝ひざ十字じゅうじ靭帯じんたいを損傷そんしょう。翌よく2000年ねんに、リハビリののち復帰ふっきした直後ちょくごのSSラツィオ戦せんで、ドリブル中ちゅうに再ふたたび同おなじ箇所かしょを完全かんぜんに断だん裂きれするという悪夢あくむのような出来事できごとに見舞みまわれた。ロナウドと対峙たいじしていた元もとポルトガル代表だいひょうDFフェルナンド・コウトは、ロナウドが転倒てんとうした直後ちょくごに深刻しんこくさを悟さとり、すぐにピッチ外がいにいる救急きゅうきゅうスタッフを要請ようせいする仕草しぐさをした。このような怪我けがは膝ひざを特とくに駆使くしするスキーやバレーボールの選手せんしゅに多おおく、外部がいぶから局所きょくしょ的てきに強つよい衝撃しょうげきが加くわわらない限かぎりサッカー選手せんしゅに起おこるのは稀まれとされており、一説いっせつにはロナウドの地ちを蹴けるパワーが強つよすぎて起おこってしまったのではないかと言いわれている。一時いちじは現役げんえき引退いんたいも囁ささやかれたが、1年ねん半はん以上いじょうに及およぶ長ながいリハビリの末すえに2002年ねんに復帰ふっきし、2002年ねんワールドカップにおいて、8得点とくてんで得点とくてん王おうになりブラジルの優勝ゆうしょうに貢献こうけんし復活ふっかつを果はたした。

シュートを放はなつロナウド（2005年ねん）

復帰ふっき後ごはリハビリで膝ひざの筋肉きんにくを鍛きたえたため体重たいじゅうが増加ぞうかした。一時いちじは100kgを越こえる体重たいじゅうを記録きろくしたこともあった。しかし、足元あしもとのテクニックは相変あいかわらず世界せかいでもトップクラスを誇ほこり、シュートの決定けってい力りょくやゴール前まえでの狡猾こうかつさ・冷静れいせいさが若わかい頃ころよりも増ました。ロナウド自身じしんも「走はし力ちからは落おちたが、ゴール前まえでの冷静れいせいさや状況じょうきょう判断はんだんは良よくなっている」と述のべており、その後ごも高たかいゴールへの嗅覚きゅうかくを発揮はっきし多おおくの得点とくてんを挙あげた。

2007-08シーズンはACミランでまた怪我けがに泣なかされる。そして、最悪さいあくの事態じたいが再ふたたび訪おとずれることになった。2008年ねん2月がつ13日にち、セリエA・第だい16節せつ延期えんき分ぶんのリボルノ戦せんで右みぎ膝ひざに続つづき左ひだり膝ひざの腱けんを断だん裂きれという1999年ねん､2000年ねんと同おなじような症状しょうじょうの大だい怪我けがを負おってしまった。その後ご、ロナウドはミランを退団たいだんしブラジルに帰国きこく、母国ぼこくコリンチャンスでプレーした。

髪型かみがた・ファッション

坊主ぼうず頭あたまが印象いんしょう的てきだが、18歳さいの時ときに当時とうじの代理人だいりにんから、見栄みばえを良よくするためにスキンヘッドになることを勧すすめられた。その後ごの活躍かつやくでブラジル国内こくないでもロナウドを真似まねて坊主ぼうず頭あたまにするサポーターが増ふえた。ミラン加入かにゅう後ご、ガリアーニ副ふく会長かいちょうから「髪かみをのばしてみたらどうか」と勧すすめられ、少すこしずつ髪かみを伸のばしている。

2002年ねんの日にち韓かんワールドカップの途中とちゅうに、前髪まえがみのみを三角形さんかっけいに残のこして残のこりの髪かみを全部ぜんぶ剃そるという奇抜きばつな髪型かみがたにしたことがある（日本にっぽんでは、三角さんかくの前髪まえがみを海苔のりに見立みたてて「おにぎりカット」、またはドラマ『子連こづれ狼おおかみ』の登場とうじょう人物じんぶつから「大だい五郎ごろうカット」と呼よばれた）。本人ほんにんは非常ひじょうに気きに入いっていたようだが、世界中せかいじゅうのファン、果はては自分じぶんの息子むすこからも「変へんだ」と総そうバッシングを受うけた。が、それは自身じしんが緊張きんちょうするあまりフランス大会たいかいで活躍かつやくできなかった轍わだちを踏ふむまい、そして仲間なかま達たちに踏ふませまい、との心遣こころづかいだった。事実じじつ、当時とうじのキャプテンのカフーから「史上しじょう最悪さいあくの髪型かみがただな」と揶揄やゆされるほどだったが、セレソン全すべてが和なごむ事ことが出来でき、決勝けっしょう戦せんでの勝利しょうりという最高さいこうの形かたちに繋つなげる事ことが出来できた。また、2002-2003シーズンの終盤しゅうばんにも再ふたたび同おなじ髪型かみがたにして試合しあいに臨のぞんだ。ちなみにこの髪型かみがたはブラジルの漫画まんがのキャラクターがモデルである。

ロナウドのファッションについて、ある雑誌ざっしでは「ベッカムの真似まねをしているだけ」という評価ひょうかをされた。

その他た

• 趣味しゅみにF1観戦かんせんがあり、ヨーロッパで開催かいさいされるレースを中心ちゅうしんにしばしば姿すがたを見みせているほか、2005年ねんには、この年としに開幕かいまくした国くに別べつ対抗たいこうチームによる自動車じどうしゃレース選手権せんしゅけんA1グランプリでブラジル代表だいひょうチームの共同きょうどう出資しゅっし者しゃの1人ひとりとして名なを連つらねている。その他た、ゴルフを趣味しゅみとしている。
• FCバルセロナとレアル・マドリード、インテルとACミランという世界せかい的てきなライバル関係かんけいにあるクラブに所属しょぞくしたロナウドだが、本人ほんにんはレアル・マドリードのファンを公言こうげんしている。前述ぜんじゅつのコンポステーラ戦せんでのゴールについても、できることならレアル・マドリードで決きめたかったと語かたっている。レアル・バリャドリードの会長かいちょうとなった後のちもフロレンティーノ・ペレスとの関係かんけいを活いかし、ハビ・サンチェスやホルヘ・デ・フルートスらをレンタル移籍いせきで獲得かくとくしている。

エピソード

1999年ねんには、当時とうじ23歳さいながらワールドサッカー選出せんしゅつの20世紀せいきの偉大いだいなサッカー選手せんしゅに現役げんえき最高さいこう位いとなる13位いに選えらばれた。多おおくのクラブやブラジル代表だいひょうなどでも背番号せばんごう9を着用ちゃくようしており、代表だいひょう引退いんたい後ごはブラジルにおける9番ばん不足ふそく (点取てんとり屋やの不在ふざい)が叫さけばれ続つづけた。

現役げんえき時代じだいに対戦たいせんしたジャンルイジ・ブッフォンは最もっとも恐おそろしかった選手せんしゅにクリスティアン・ヴィエリとロナウドを挙あげており、同おなじくパオロ・マルディーニは「マラドーナほど偉大いだいな対戦たいせん相手あいてに出会であったことはないが、それに大おおきく近ちかづいた破壊はかい的てきな選手せんしゅ」と評ひょうしている。

ゴンサロ・イグアインは「僕ぼくにとって史上しじょう最高さいこうのFWはロナウドだ」と述のべ、リオネル・メッシも「僕ぼくがこれまでに見みてきた中なかで最高さいこうのストライカー」と語かたっている。ズラタン・イブラヒモビッチやカリム・ベンゼマは憧あこがれの選手せんしゅとしてロナウドの名前なまえを挙あげている。ジョゼ・モウリーニョも「ここ数すう十じゅう年ねんではロナウドが世界せかい最高さいこうだ」と語かたっている。

ロナウジーニョは負傷ふしょうにより観客かんきゃく席せきから観戦かんせんしたFCバルセロナ移籍いせき後ご初はつのエル・クラシコにおいて、ロナウド交代こうたい後ごすぐにユニフォームをもらうためレアル・マドリードのベンチへ向むかった。

ロナウド自身じしんは自分じぶんのロールモデルとしてマルコ・ファン・バステンを挙あげ、共ともにプレーした中なかで最高さいこうの選手せんしゅとしてジネディーヌ・ジダンを挙あげている。

個人こじん成績せいせき

国内こくない大会たいかい

国内こくない大会たいかい個人こじん成績せいせき
年度ねんど	クラブ	背番号せばんごう	リーグ	リーグ戦せん		リーグ杯はい		期間きかん通算つうさん
				出場しゅつじょう	得点とくてん	出場しゅつじょう	得点とくてん	出場しゅつじょう	得点とくてん
ブラジル				リーグ戦せん		ブラジル杯はい		期間きかん通算つうさん
1993	クルゼイロEC		1部ぶ	14	12	5	1	19	13
オランダ				リーグ戦せん		リーグ杯はい		期間きかん通算つうさん
1994-95	PSV		エールディヴィジ	32	30	1	2	33	32
1995-96		9		13	12	3	2	16	14
スペイン				リーグ戦せん		国王こくおう杯はい		期間きかん通算つうさん
1996-97	FCバルセロナ	9	プリメーラ	37	34	5	8	42	42
イタリア				リーグ戦せん		イタリア杯はい		期間きかん通算つうさん
1997-98	インテル	10	セリエA	32	25	4	3	36	28
1998-99		9		19	14	3	0	22	14
1999-00				7	3	1	0	8	3
2000-01				0	0	0	0	0	0
2001-02				10	7	1	0	11	7
スペイン				リーグ戦せん		国王こくおう杯はい		期間きかん通算つうさん
2002-03	R・マドリード	11	プリメーラ	31	23	1	0	32	23
2003-04		9		32	24	7	3	39	27
2004-05				34	21	1	0	35	21
2005-06				23	14	2	1	25	15
2006-07				7	1	2	1	9	2
イタリア				リーグ戦せん		イタリア杯はい		期間きかん通算つうさん
2006-07	ACミラン	99	セリエA	14	7	0	0	14	7
2007-08				6	2	0	0	6	2
ブラジル				リーグ戦せん		ブラジル杯はい		期間きかん通算つうさん
2009	コリンチャンス	9	1部ぶ	20	12	7	3	27	15
2010				11	6			11	6
通算つうさん	ブラジル		1部ぶ	45	30	12	4	57	34
	オランダ		エールディヴィジ	45	42	4	4	49	46
	スペイン		プリメーラ	164	117	18	13	182	130
	イタリア		セリエA	82	56	10	3	92	59
総そう通算つうさん				336	245	44	24	380	269

• 太字ふとじはリーグ最多さいた

その他た

• ミナスジェライス州しゅう選手権せんしゅけん1994 : 18試合しあい出場しゅつじょう 22得点とくてん
• サンパウロ州しゅう選手権せんしゅけん2009 : 10試合しあい出場しゅつじょう 8得点とくてん

国際こくさい大会たいかい

国際こくさい大会たいかい個人こじん成績せいせき
年度ねんど	クラブ	背番号せばんごう	出場しゅつじょう	得点とくてん
CONMEBOL			リベルタドーレス杯はい
1993	クルゼイロEC		12	10
UEFA			UEFA EL
1994-95	PSV		2	3
1995-96		9	5	6
1997-98	インテル	10	11	6
2001-02		9	5	0
UEFA			UEFA CL
1998-99	インテル	9	6	1
2002-03	R・マドリード	11	12	7
2003-04		9	9	4
2004-05			10	3
2005-06			2	0
2006-07			4	2
通算つうさん	CONMEBOL		12	10
通算つうさん	UEFA		73	37

※UEFAの通算つうさん成績せいせきにはUEFAカップウィナーズカップの成績せいせきも含ふくまれる。

その他た

• UEFAカップウィナーズカップ1996-97 : 7試合しあい出場しゅつじょう5得点とくてん
• トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ2002 : 1試合しあい出場しゅつじょう1得点とくてん

代表だいひょう歴れき

• 1994-2011 ブラジル代表だいひょう
  • 代表だいひょうデビュー : 1994年ねん3月24日にち アルゼンチン代表だいひょう戦せん
  • 1994 - ワールドカップ・アメリカ大会たいかい : 優勝ゆうしょう (出場しゅつじょう機会きかい無なし)
  • 1996 - アトランタオリンピック : 3位い (銅どうメダル)
  • 1997 - コパ・アメリカ : 優勝ゆうしょう
  • 1998 - ワールドカップ・フランス大会たいかい : 準じゅん優勝ゆうしょう・MVP
  • 1999 - コパ・アメリカ : 優勝ゆうしょう・得点とくてん王おう (5得点とくてん)
  • 2002 - ワールドカップ・日にち韓かん大会たいかい : 優勝ゆうしょう・得点とくてん王おう (8得点とくてん)
  • 2006 - ワールドカップ・ドイツ大会たいかい : ベスト8

試合しあい数すう

出典しゅってん

ブラジル代表だいひょう	国際こくさいAマッチ
年とし	出場しゅつじょう	得点とくてん
1994	4	1
1995	6	3
1996	4	5
1997	20	15
1998	10	5
1999	10	7
2000	0	0
2001	0	0
2002	12	11
2003	8	3
2004	11	6
2005	5	1
2006	7	5
2007	0	0
2008	0	0
2009	0	0
2010	0	0
2011	1	0
通算つうさん	98	62

獲得かくとくタイトル

クラブ

クルゼイロEC

• コパ・ド・ブラジル : 1993
• ミナスジェライス州しゅう選手権せんしゅけん : 1994

PSVアイントフォーヘン

• オランダ・カップ : 1995-96

FCバルセロナ

• スーペルコパ・デ・エスパーニャ : 1996
• コパ・デル・レイ : 1996-97
• UEFAカップウィナーズカップ : 1996-97

インテル

• UEFAカップ : 1997-98

レアル・マドリード

• トヨタカップ : 2002
• リーガ・エスパニョーラ : 2002-03
• スーペルコパ・デ・エスパーニャ : 2003

SCコリンチャンス・パウリスタ

• コパ・ド・ブラジル : 2009
• サンパウロ州しゅう選手権せんしゅけん : 2009

個人こじん

• 1996 FIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう、世界せかい最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう
• 1997 ヨーロッパ・ゴールデンブーツ受賞じゅしょう、FIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう、バロンドール受賞じゅしょう、世界せかい最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう、オンズドール、ブラヴォー賞しょう
• 1998 セリエA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ、セリエA最優秀さいゆうしゅう外国がいこく人じん選手せんしゅ、ブラヴォー賞しょう
• 2002 FIFA最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう、バロンドール受賞じゅしょう、世界せかい最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう受賞じゅしょう、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー、オンズドール
• 2004 FIFA 100
• 2006 ゴールデンフット賞しょう受賞じゅしょう
• 2009 カンピオナート・パウリスタベストプレイヤー
• 2020 バロンドール・ドリームチーム

リーグ

• 1994-95 エールディヴィジ得点とくてん王おう (33試合しあい30得点とくてん・PSVアイントフォーヘン)
• 1996-97 リーガ・エスパニョーラ得点とくてん王おう (ピチーチ賞しょう) (37試合しあい34得点とくてん・FCバルセロナ)
• 2003-04 リーガ・エスパニョーラ得点とくてん王おう (ピチーチ賞しょう) (32試合しあい24得点とくてん・レアル・マドリード)

代表だいひょう

• 1994FIFAワールドカップ（出場しゅつじょう無なし）
• 2002FIFAワールドカップ
• 1998FIFAワールドカップMVP（準じゅん優勝ゆうしょう）
• 2002 FIFAワールドカップ 得点とくてん王おう (7試合しあい8得点とくてん)

外部がいぶリンク

• Ronaldo - Official football website（英語えいご）（スペイン語ご）（ポルトガル語ご）（イタリア語ご）
• Corinthians.com.br（英語えいご）（スペイン語ご）（ポルトガル語ご）
• FIFA.com（英語えいご）