「5000トン型 がた 護衛 ごえい 艦 かん 」はこの項目 こうもく へ転送 てんそう されています。
あきづき型 がた 護衛 ごえい 艦 かん (あきづきがたごえいかん、英語 えいご : Akizuki -class destroyer )は、海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい の護衛 ごえい 艦 かん の艦 かん 級 きゅう 。汎用 はんよう 護衛 ごえい 艦 かん (DD) の第 だい 2世代 せだい の発展 はってん 型 がた として、17中期 ちゅうき 防 ぼう に基 もと づき、平成 へいせい 19年 ねん 度 ど から平成 へいせい 21年 ねん 度 ど にかけて4隻 せき が建造 けんぞう された。ネームシップ の建造 けんぞう 単価 たんか は750億 おく 円 えん であった[ 5] 。原型 げんけい にあたるむらさめ型 がた (03〜09DD) およびたかなみ型 がた (10〜14DD) 、本 ほん 型 がた の小 しょう 改正 かいせい 型 がた であるあさひ型 がた (25、26DD) とともに、護衛 ごえい 隊 たい 群 ぐん の基準 きじゅん 構成 こうせい 艦 かん となっている[ 注 ちゅう 2] 。
海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい では、03中期 ちゅうき 防 ぼう より第 だい 2世代 せだい の汎用 はんよう 護衛 ごえい 艦 かん (DD)の整備 せいび に着手 ちゃくしゅ した。まず平成 へいせい 3年 ねん 度 ど から平成 へいせい 9年 ねん 度 ど にかけて4,400トン型 がた (むらさめ型 がた ) 9隻 せき を建造 けんぞう したのち、平成 へいせい 10年 ねん 度 ど からは、船体 せんたい 線 せん 図 ず と機関 きかん 構成 こうせい は同一 どういつ のままに装備 そうび を強化 きょうか した4,600トン型 がた (たかなみ型 がた ) に移行 いこう した。
一方 いっぽう 、10DDの建造 けんぞう に着手 ちゃくしゅ した当時 とうじ 、技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ では護衛 ごえい 艦 かん 向 む けの各種 かくしゅ 新 しん 装備 そうび の開発 かいはつ が最終 さいしゅう 段階 だんかい を迎 むか えており、同時 どうじ 多 た 目標 もくひょう 処理 しょり 可能 かのう な射撃 しゃげき 指揮 しき 装置 そうち であるFCS-3 は平成 へいせい 12年 ねん 度 ど ごろ、また大 だい 出力 しゅつりょく ・低 てい 周波 しゅうは のソナーであるOQS-XXは平成 へいせい 15 ~16年 ねん 度 ど ごろの制式 せいしき 化 か が見込 みこ まれていた。従 したが って、これらの新 しん 装備 そうび がたかなみ型 がた の5番 ばん 艦 かん 以降 いこう の建造 けんぞう 時期 じき と重 かさ なることが予想 よそう されたことから、これらをどうやってDDに盛 も り込 こ むかが問題 もんだい になった。
当初 とうしょ は同型 どうけい を11隻 せき 建造 けんぞう して、むらさめ型 がた (03DD)とあわせて20隻 せき とすることで8艦 かん 8機 き 体制 たいせい の4個 こ 護衛 ごえい 隊 たい 群 ぐん の所要 しょよう を充足 じゅうそく したのちに、これらの艦 かん で搭載 とうさい できなかった新 しん 装備 そうび (FCS-3やOQS-XXなど)を搭載 とうさい した第 だい 3世代 せだい DDを改 あらた めて建造 けんぞう することも検討 けんとう された。しかし最終 さいしゅう 的 てき には、たかなみ型 がた の建造 けんぞう は平成 へいせい 13年 ねん 度 ど までの5隻 せき で打 う ち切 き られ、DDH・DDGの更新 こうしん を挟 はさ んだのち、同型 どうけい をもとにこれらの新 しん 装備 そうび を盛 も り込 こ んだ5,000トン型 がた に移行 いこう することになった。これによって建造 けんぞう されたのが本 ほん 型 がた である。
なお当初 とうしょ は、5,000トン型 がた は平成 へいせい 18年 ねん 度 ど より建造 けんぞう に入 はい る予定 よてい であったが、年度 ねんど ごとの要求 ようきゅう 額 がく の平準 へいじゅん 化 か などを考慮 こうりょ して、平成 へいせい 19年 ねん 度 ど に先送 さきおく りされた。
上記 じょうき の経緯 けいい より、本 ほん 型 がた の構造 こうぞう は、主要 しゅよう な配置 はいち を含 ふく めて03/10DDの改良 かいりょう 型 がた となっている。計画 けいかく 番号 ばんごう はF130。
船型 せんけい は、第 だい 1世代 せだい DD以来 いらい の、2層 そう の全通 ぜんつう 甲板 かんぱん を有 ゆう する乾 いぬい 舷 ふなばた の高 たか い遮 さえぎ 浪 なみ 船型 せんけい が踏襲 とうしゅう された。一方 いっぽう で、本 ほん 型 がた ではステルス対策 たいさく が大 おお きく進歩 しんぽ した。主 しゅ 船体 せんたい および上部 じょうぶ 構造 こうぞう 物 ぶつ の傾斜 けいしゃ は、むらさめ型 がた の7度 ど から10度 ど に増 ま している。FCS-3A搭載 とうさい によって対空 たいくう レーダーをマスト上 じょう に装備 そうび する必要 ひつよう がなくなったこともあり、03/10DDでレーダー反射 はんしゃ 断 だん 面積 めんせき の増大 ぞうだい につながることが懸念 けねん されていたラティスマストは廃止 はいし され、あたご型 がた (14/15DDG) と同 どう 構造 こうぞう の小型 こがた のステルス・マストが採用 さいよう された。また、やはりイージス護衛 ごえい 艦 かん のように上部 じょうぶ 構造 こうぞう 物 ぶつ を舷側 げんそく まで拡大 かくだい し、その上 うえ 甲板 かんぱん レベル両 りょう 舷 ふなばた に艦 かん 首尾 しゅび 方向 ほうこう に全通 ぜんつう した通路 つうろ を設 もう けた。ここに扉 とびら を設 もう けて舷梯 げんてい や短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん 、自 じ 走 はし 式 しき 魚雷 ぎょらい デコイ発射 はっしゃ 機 き を収容 しゅうよう した。計画 けいかく 段階 だんかい では、防衛 ぼうえい 省 しょう の平成 へいせい 20年度 ねんど 予算 よさん 案 あん の概要 がいよう [ 12] に掲載 けいさい されていた外観 がいかん 図 ず に見 み られるように、艦載 かんさい 艇 てい や対 たい 艦 かん 誘導 ゆうどう 弾 だん の発射 はっしゃ 筒 とう などを覆 おお うスクリーンや、甲板 かんぱん 上 じょう の艤装 ぎそう 物 ぶつ を隠 かく すブルワークの設置 せっち も検討 けんとう されていたが、重量 じゅうりょう やコストの面 めん から断念 だんねん されたとみられている。
FCS-3Aは、艦橋 かんきょう 構造 こうぞう 物 ぶつ と後部 こうぶ 構造 こうぞう 物 ぶつ の上部 じょうぶ 壁面 へきめん に前後 ぜんご 分散 ぶんさん して配置 はいち されており、アンテナ を装備 そうび した機器 きき 室 しつ は04甲板 かんぱん レベルに設 もう けられている。これにより、アーレイ・バーク級 きゅう ミサイル駆逐 くちく 艦 かん のような後部 こうぶ レーダー射 しゃ 界 かい の大幅 おおはば な制限 せいげん を受 う けずに済 す み、配置 はいち 面 めん の自由 じゆう 度 ど が高 たか まっている。
なお、ダメージコントロール 作業 さぎょう 時 じ に使用 しよう する酸素 さんそ 呼吸 こきゅう 器 き (OBA )にかえて、空気 くうき タンクを用 もち いる自給 じきゅう 式 しき 呼吸 こきゅう 器 き (SCBA )が採用 さいよう された。
搭載 とうさい 艇 てい としては、7.9メートル内火艇 ないかてい 2隻 せき 搭載 とうさい を廃止 はいし し、11メートル作業 さぎょう 艇 てい 1隻 せき を第 だい 1煙突 えんとつ 右舷 うげん 側 がわ に、7.5メートル複 ふく 合 ごう 型 がた 作業 さぎょう 艇 てい 1隻 せき を第 だい 2煙突 えんとつ 左舷 さげん 側 がわ に搭載 とうさい した。
従来 じゅうらい の第 だい 2世代 せだい DDでは、一貫 いっかん して、巡航 じゅんこう 機 き はロールス・ロイス スペイSM1C (13,500馬力 ばりき (10,100 kW))(川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう ライセンス生産 せいさん )、加速 かそく 機 き はゼネラル・エレクトリック LM2500 (16,500馬力 ばりき (12,300 kW))(IHIライセンス生産 せいさん )としたCOGAG 構成 こうせい が採用 さいよう されてきた。しかし本 ほん 型 がた の計画 けいかく 段階 だんかい であった2007年 ねん 11月、本 ほん 型 がた の機関 きかん 選定 せんてい を巡 めぐ り当時 とうじ の守屋 もりや 武 たけ 昌 あきら 防衛 ぼうえい 事務次官 じむじかん が山田 やまだ 洋行 ひろゆき に便宜 べんぎ 供与 きょうよ を計 はか るため、SM1Cの対抗 たいこう 機種 きしゅ であるGE・アビエーション 社 しゃ のLM2500 に有利 ゆうり な取 と り計 はか らいを行 おこな った疑 うたが いがあると一部 いちぶ マスコミが報 ほう じた[ 13] 。このために同 どう 構成 こうせい の採用 さいよう 継続 けいぞく は断念 だんねん され、ちょうどSM1Cの出力 しゅつりょく 向上 こうじょう 型 がた (16,000馬力 ばりき (12,000 kW))が実用 じつよう 化 か されたこともあり、同機 どうき 4基 き によるCOGAG構成 こうせい が採用 さいよう されることとなった。これにより、艦内 かんない では主 しゅ 機関 きかん が統一 とういつ された一方 いっぽう 、艦隊 かんたい 内 ない での主 しゅ 機関 きかん 方式 ほうしき の統一 とういつ は断念 だんねん され、形態 けいたい 管理 かんり 上 じょう は問題 もんだい を抱 かか えることとなった。
主 しゅ 発電 はつでん 機 き は10DDと同様 どうよう 、こんごう型 がた (63DDG)以来 いらい の3基 き 構成 こうせい が踏襲 とうしゅう されたが、1基 き あたりの容量 ようりょう は、10DDの1,500キロワットから2,400キロワットへと大幅 おおはば に増強 ぞうきょう されている。その原動機 げんどうき としては、従来 じゅうらい 用 もち いられてきたM1A型 がた の最新 さいしん 型 がた にあたる川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう M1A-35 (2,400キロワット級 きゅう )が搭載 とうさい された。なお停泊 ていはく 発電 はつでん 機 き は廃止 はいし されているが、これは陸上 りくじょう 給電 きゅうでん 設備 せつび の充実 じゅうじつ に伴 ともな うものとみられている。
機関 きかん 配置 はいち はたかなみ型 がた (10DD)のものをおおむね踏襲 とうしゅう しており、被弾 ひだん 時 じ の生 なま 残 ざん 性 せい を高 たか めるため、左舷 さげん 軸 じく 用 よう と右舷 うげん 軸 じく 用 よう の主 しゅ 機関 きかん を前後 ぜんご に間隔 かんかく を置 お いて配置 はいち するシフト配置 はいち が採用 さいよう されている。前部 ぜんぶ の第 だい 1機械 きかい 室 しつ が左舷 さげん 軸 じく 、後部 こうぶ の第 だい 2機械 きかい 室 しつ が右舷 うげん 軸 じく を駆動 くどう しており、その間 あいだ には補 ほ 機 き 室 しつ が設置 せっち されている。それぞれの機械 きかい 室 しつ には2基 き のガスタービン主 ぬし 機 き と減速 げんそく 機 き が1組 くみ として収容 しゅうよう されている。なお上記 じょうき の通 とお り停泊 ていはく 発電 はつでん 機 き が廃止 はいし されており、これに伴 ともな い、10DDと比 ひ して補 ほ 機 き 室 しつ の長 なが さは1メートル短縮 たんしゅく されている。
なお所要 しょよう 馬力 ばりき 低減 ていげん のため、海自 かいじ 艦船 かんせん として初 はじ めて艦 かん 尾 お にスターンフラップが採用 さいよう された。
本 ほん 型 がた は、新 しん 開発 かいはつ のOYQ-11 戦術 せんじゅつ 情報処理 じょうほうしょり 装置 そうち を中核 ちゅうかく としたシステム艦 かん として構築 こうちく されている。
本 ほん 型 がた の新 しん 戦闘 せんとう 指揮 しき システム(Advanced Technology Combat System , ATECS) の中核 ちゅうかく となるOYQ-11は、ひゅうが型 がた (16/18DDH) のOYQ-10を汎用 はんよう 護衛 ごえい 艦 かん 向 む けにカスタマイズしたものと言 い える。現代 げんだい 海軍 かいぐん C4Iシステム の標準 ひょうじゅん にあわせて、商用 しょうよう オフザシェルフ化 か されたAN/UYQ-70 ワークステーション による分散 ぶんさん コンピューティング方式 ほうしき を採用 さいよう しており、AN/UYQ-70と兵器 へいき ・センサーをローカル・エリア・ネットワーク によって連接 れんせつ することで各 かく 武器 ぶき ・センサー・サブシステムが構成 こうせい され、これらのサブシステムはNOYQ-1B統合 とうごう ネットワークによって連接 れんせつ されている。ATECSは、OYQ-11サブシステム、FCS-3 Aサブシステム、電子 でんし 戦 せん サブシステム、対 たい 潜 せん 戦 せん サブシステムにより構成 こうせい されている。
通信 つうしん 手段 しゅだん としては、通常 つうじょう の短波 たんぱ (HF)・超 ちょう 短波 たんぱ (VHF)・極 ごく 超 ちょう 短波 たんぱ (UHF)の無線 むせん 機 き のほか、統合 とうごう データ・ネットワーク(JDN)や海軍 かいぐん 戦術 せんじゅつ 情報 じょうほう システム (NTDS)に参加 さんか できるように、リンク 11 およびリンク 16 に対応 たいおう している。また衛星 えいせい 通信 つうしん としては、XバンドのNORA-1C(主 しゅ としてSUPERBIRD B2 衛星 えいせい 通信 つうしん 用 よう )、KuバンドのNORQ-1、民間 みんかん のインマルサット 衛星 えいせい 通信 つうしん 用 よう のNORC-4B、およびアメリカ軍 ぐん のUHF-SATCOMに接続 せつぞく するためのAN/USC-42衛星 えいせい 通信 つうしん 機 き が搭載 とうさい されている。
艦橋 かんきょう 上 じょう のFCS-3Aのアンテナ
Mk.41 mod.29 VLS
上記 じょうき の経緯 けいい より、本 ほん 型 がた はFCS-3 射撃 しゃげき 指揮 しき システム を中核 ちゅうかく とするまったく新 あたら しい防空 ぼうくう システムを搭載 とうさい している。
当初 とうしょ 構想 こうそう では、99式 しき 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん (AAM-4)と共通 きょうつう の技術 ぎじゅつ を用 もち いたアクティブ・レーダー・ホーミング 誘導 ゆうどう 方式 ほうしき の艦 かん 対空 たいくう ミサイル であるAHRIM(XRIM-4)とFCS-3を組 く み合 あ わせることで、ごく限定 げんてい 的 てき な艦隊 かんたい 防空 ぼうくう 能力 のうりょく である僚艦 りょうかん 防空 ぼうくう 能力 のうりょく (Limited Local Area Defense , LLAD)を実現 じつげん することとされていた。しかし13中期 ちゅうき 防 ぼう において、予算 よさん などの制約 せいやく によってAHRIMの開発 かいはつ が見送 みおく られることとなり、FCS-3計画 けいかく の取 と り扱 あつか いについても議論 ぎろん が生 しょう じた。結局 けっきょく 、13中期 ちゅうき 防 ぼう の最終 さいしゅう 年度 ねんど で建造 けんぞう されたひゅうが型 がた (16DDH) では、FCS-3に所定 しょてい の改修 かいしゅう (セミアクティブ・レーダー・ホーミング 誘導 ゆうどう 用 よう のイルミネーターを追加 ついか )を施 ほどこ したうえでアメリカ製 せい のESSM (発展 はってん 型 がた シースパロー)と組 く み合 あ わせて搭載 とうさい された。
当時 とうじ 、海自 かいじ DDGにはイージスBMD が導入 どうにゅう されつつあったが、特 とく に当時 とうじ 配備 はいび されていたこんごう型 がた のイージスBMD 3.6においては対 たい 空戦 くうせん (AAW)機能 きのう とミサイル防衛 ぼうえい (BMD)機能 きのう の両立 りょうりつ が難 むずか しく、大気圏 たいきけん 外 がい にある弾道 だんどう ミサイルに対処 たいしょ している間 あいだ は低 てい 空域 くういき での探知 たんち 追尾 ついび 能力 のうりょく が低下 ていか する恐 おそ れが指摘 してき されていた[ 注 ちゅう 3] 。このことから、イージスDDGと艦隊 かんたい 行動 こうどう する汎用 はんよう 護衛 ごえい 艦 かん に低空 ていくう 防御 ぼうぎょ を委託 いたく することが構想 こうそう されるようになり、その対象 たいしょう として選 えら ばれたのが本 ほん 型 がた であった。
このことから、海上 かいじょう 幕僚監部 ばくりょうかんぶ では、多 た 機能 きのう レーダーはFCS-3のかわりにAN/SPY-1D の小型 こがた 版 ばん であるAN/SPY-1F、艦 かん 対空 たいくう ミサイルはESSMのかわりにSM-2 に変更 へんこう することも検討 けんとう されるようになった。しかしこの構成 こうせい ではミニ・イージスとなり、「イージス艦 かん は艦隊 かんたい 防空 ぼうくう ・本 ほん 型 がた は僚艦 りょうかん 防空 ぼうくう 」という防衛 ぼうえい 力 りょく 整備 せいび コンセプトから逸脱 いつだつ すること、また特 とく にAN/SPY-1FをFCS-3と比 くら べると、能力 のうりょく 的 てき に高 たか いわけではないうえに、技術 ぎじゅつ 的 てき に一 いち 世代 せだい 古 ふる く将来 しょうらい 発展 はってん 性 せい に欠 か けることが指摘 してき された。
これらの検討 けんとう を経 へ て、最終 さいしゅう 的 てき には、FCS-3をもとに下記 かき のような性能 せいのう 強化 きょうか 策 さく を講 こう じたFCS-3A がESSMと組 く み合 あ わされて搭載 とうさい されることになった。
レーダー性能 せいのう の強化 きょうか
送受信 そうじゅしん モジュールの送信 そうしん 系 けい の半導体 はんどうたい 素子 そし の素材 そざい を窒化ガリウム に変更 へんこう (16DDH搭載 とうさい 機 き ではヒ化 か ガリウム )することで、出力 しゅつりょく 強化 きょうか と広帯域 こうたいいき 化 か が図 はか られた。これにより、探知 たんち 距離 きょり は16DDH搭載 とうさい 機 き と比 ひ して2倍 ばい 近 ちか くに延伸 えんしん されている。
武器 ぶき 管制 かんせい 機能 きのう の強化 きょうか
横 よこ 過 か 目標 もくひょう (自艦 じかん 以外 いがい の方向 ほうこう に向 む かって飛翔 ひしょう する目標 もくひょう )を処理 しょり できるよう、追尾 ついび 信号 しんごう 処理 しょり や交戦 こうせん 性 せい ・射撃 しゃげき 計算 けいさん などの武器 ぶき 管制 かんせい ソフトウェアに所定 しょてい のアルゴリズム を追加 ついか した。
なお、FCS-3+AHRIMの当初 とうしょ 構想 こうそう とくらべて、FCS-3A+ESSMの現行 げんこう システムのほうが性能 せいのう 的 てき に優 すぐ れていることから、現在 げんざい では、「僚艦 りょうかん 防空 ぼうくう 」に対応 たいおう する英語 えいご としては、"Limited "を外 はず して"Local Area Defense "(LAD)と称 しょう されている。またESSMの搭載 とうさい 数 すう については、標準 ひょうじゅん 的 てき にはMk.41 VLS の8セル分 ぶん 、32発 はつ を搭載 とうさい しているといわれている。
近接 きんせつ 防空 ぼうくう 火器 かき (CIWS )としては高性能 こうせいのう 20mm機関 きかん 砲 ほう 2基 き が搭載 とうさい される。本 ほん 型 がた では当初 とうしょ 、除籍 じょせき 艦 かん から再 さい 利用 りよう された従来 じゅうらい 型 がた のBlock1Aが搭載 とうさい されたが、就役 しゅうえき 後 ご にBlock1B Baseline2への改修 かいしゅう が行 おこな われている。2基 き という搭載 とうさい 数 すう は従来 じゅうらい のDDと同 おな じだが、格納庫 かくのうこ 上 じょう のCIWSは装備 そうび 位置 いち を中心 ちゅうしん 線 せん 上 じょう に改 あらた めている。
投射 とうしゃ 型 がた 静止 せいし 式 しき ジャマー (FAJ)
短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん (HOS-303)
本 ほん 型 がた では、対 たい 潜 せん 戦 せん システムも刷新 さっしん された。従来 じゅうらい の第 だい 2世代 せだい DDでは、ソナー としては艦 かん 首 くび 装備 そうび 式 しき のOQS-5 と曳航 えいこう 式 しき のOQR-2 を搭載 とうさい し、OYQ-103対 たい 潜 せん 情報処理 じょうほうしょり 装置 そうち (ASWCS) を中核 ちゅうかく としたシステム構築 こうちく を行 おこな っていた。これに対 たい して、本 ほん 型 がた では、16DDHを踏襲 とうしゅう した統合 とうごう システム化 か が行 おこな われている。
システム名称 めいしょう はOQQ-22 とされている。艦 かん 首 くび ドームのシリンドリカル・アレイ(CA)は16DDHのOQQ-21 と同等 どうとう であるが、艦 かん 底 そこ 装備 そうび の長大 ちょうだい なフランクアレイ(FA)部分 ぶぶん は省 はぶ かれており、その一方 いっぽう でOQR-3曳航 えいこう ソナー(TASS)が追加 ついか された。また魚雷 ぎょらい 防御 ぼうぎょ システムとも連接 れんせつ されている。信号 しんごう 処理 しょり などに用 もち いる標準 ひょうじゅん 計算 けいさん 機 き 盤 ばん としてはAN/UYQ-70が採用 さいよう されている。
また、潜水 せんすい 艦 かん の静粛 せいしゅく 化 か や対 たい 潜 せん 戦 せん の浅 あさ 海域 かいいき 化 か に対応 たいおう した新 しん 戦術 せんじゅつ であるバイ・マルチスタティック戦術 せんじゅつ への対応 たいおう も想定 そうてい されているが、本格 ほんかく 的 てき な実装 じっそう は将来 しょうらい 装備 そうび を待 ま つ必要 ひつよう がある。就役 しゅうえき 後 ご 、平成 へいせい 26年 ねん と27年度 ねんど 予算 よさん で「あきづき型 がた 護衛 ごえい 艦 かん 等 とう の対 たい 潜 せん 能力 のうりょく 向上 こうじょう (マルチスタティック)」の名目 めいもく で、マルチスタティック能力 のうりょく 付与 ふよ のための2隻 せき 分 ぶん の部品 ぶひん 調達 ちょうたつ 予算 よさん と2隻 せき 分 ぶん の改修 かいしゅう 工事 こうじ 予算 よさん が計上 けいじょう された[ 21] 。
対 たい 潜 せん 兵器 へいき としては、ネームシップでは従来 じゅうらい 艦 かん と同様 どうよう 、垂直 すいちょく 発射 はっしゃ 式 しき アスロック(VLA)対 たい 潜 せん ミサイル を前部 ぜんぶ 上 じょう 甲板 かんぱん のVLS内 ない に、324mm3連装 れんそう 短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん を両 りょう 舷 ふなばた 各 かく 1基 き 装備 そうび した。ただし短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん は、新型 しんがた の97式 しき 魚雷 ぎょらい や12式 しき 魚雷 ぎょらい に対応 たいおう した水上 すいじょう 発射 はっしゃ 管 かん HOS-303に更新 こうしん されており、また2番 ばん 艦 かん 以降 いこう は、対 たい 潜 せん ミサイルも新型 しんがた の07式 しき 垂直 すいちょく 発射 はっしゃ 魚雷 ぎょらい 投射 とうしゃ ロケット に更新 こうしん された。これに伴 ともな う対 たい 潜 せん 戦 せん システム強化 きょうか により、2番 ばん 艦 かん 以降 いこう は基準 きじゅん 排水 はいすい 量 りょう にして50トン増加 ぞうか となっている。
この他 ほか 、魚雷 ぎょらい 防御 ぼうぎょ システムとしては、10DDで採用 さいよう された曳航 えいこう 具 ぐ 4型 がた に加 くわ え、投射 とうしゃ 型 がた 静止 せいし 式 しき ジャマー(FAJ、第 だい 二 に 煙突 えんとつ 前方 ぜんぽう 船体 せんたい 中央 ちゅうおう 部 ぶ )、自 じ 走 はし 式 しき デコイ(MOD、右舷 うげん 短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん 横 よこ )を各 かく 1基 き 搭載 とうさい している。これらの装備 そうび はソナーと共 とも に対 たい 魚雷 ぎょらい 防御 ぼうぎょ (TCM)指揮 しき 管制 かんせい 装置 そうち で一元 いちげん 的 てき に管制 かんせい される。
竣工 しゅんこう 後 ご 、対 たい 潜 せん 能力 のうりょく をあさひ型 がた に準 じゅん ずる近代 きんだい 化 か 改修 かいしゅう が逐次 ちくじ 行 おこな われている。
OPS-20CとORQ-1C-2
対 たい 水上 すいじょう 捜索 そうさく レーダー としては、ひゅうが型 がた と同様 どうよう にOPS-20 Cを搭載 とうさい する。これは、従来 じゅうらい 航海 こうかい レーダーとして用 もち いられていたものを強化 きょうか したもので、マスト中段 ちゅうだん フラットのメイン・アンテナ、その左下 ひだりした のサブ・アンテナの2つの空中線 くうちゅうせん により構成 こうせい されている。
また本 ほん 型 がた では、艦 かん 砲 ほう として62口径 こうけい 5インチ単 たん 装 そう 砲 ほう (Mk.45 mod.4 5インチ砲 ほう ) が採用 さいよう された。これは海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい では14DDGで装備 そうび 化 か されたもので、10DDで搭載 とうさい されていた54口径 こうけい 127mm単 たん 装 そう 速射 そくしゃ 砲 ほう (127mmコンパット砲 ほう ) と比 くら べると発射 はっしゃ 速度 そくど は低 ひく いが、より長 なが い射程 しゃてい を備 そな えている。FCS-3Aによる射撃 しゃげき 指揮 しき をうけるが、レーダー照準 しょうじゅん 射撃 しゃげき だけでなく、電子 でんし 光学 こうがく 照準 しょうじゅん 器 き による光学 こうがく 照準 しょうじゅん 射撃 しゃげき も可能 かのう である。
艦 かん 対 たい 艦 かん ミサイル としては、第 だい 2世代 せだい DDの標準 ひょうじゅん であった90式 しき 艦 かん 対 たい 艦 かん 誘導 ゆうどう 弾 だん (SSM-1B) が踏襲 とうしゅう されており、4連装 れんそう 発射 はっしゃ 筒 とう 2基 き に収容 しゅうよう されて搭載 とうさい される。発射 はっしゃ 管制 かんせい 用 よう の艦上 かんじょう 装置 そうち として、艦 かん 対 たい 艦 かん ミサイル艦上 かんじょう 装置 そうち 2型 がた (SSMS-2B)が搭載 とうさい されている。
NOLQ-3D(電波 でんぱ 妨害 ぼうがい 部分 ぶぶん )
電子 でんし 戦 せん 装置 そうち としては、第 だい 2世代 せだい DDで標準 ひょうじゅん 装備 そうび となっているNOLQ-3 電波 でんぱ 探知 たんち 妨害 ぼうがい 装置 そうち シリーズの最新 さいしん バージョンであるNOLQ-3Dが搭載 とうさい される。これはデジタル化 か など最新 さいしん の信号 しんごう 処理 しょり 技術 ぎじゅつ を適用 てきよう し、特 とく に受信 じゅしん 系 けい については、従来 じゅうらい のチャネライズド受信 じゅしん 機 き をデジタル化 か することで感度 かんど 向上 こうじょう をはかるとともに、探知 たんち 距離 きょり の延伸 えんしん を実現 じつげん している。また方向 ほうこう 探知 たんち の方式 ほうしき は、従来 じゅうらい の振幅 しんぷく 比較 ひかく 方式 ほうしき に対 たい して位相 いそう 差 さ 方式 ほうしき に変更 へんこう し、精度 せいど 向上 こうじょう を図 はか っている。
なお、デコイ 発射 はっしゃ 機 き としては、従来 じゅうらい 通 どお りのMk.137 6連装 れんそう 発射 はっしゃ 機 き ×4基 き を用 もち いたMk.36 mod.6 が搭載 とうさい されている。
格納庫 かくのうこ とヘリ甲板 かんぱん
RAST Mk.6
哨戒 しょうかい ヘリコプター (SH-60J またはSH-60K )は常用 じょうよう 1機 き だが、ハンガー はたかなみ型 がた より拡大 かくだい されており、哨戒 しょうかい ヘリコプターであれば2機 き 、MCH-101掃海 そうかい ・輸送 ゆそう ヘリコプター であれば1機 き に対応 たいおう 可能 かのう とされている。SH-60Kと母艦 ぼかん との間 あいだ のデ で ータ通信 たつうしん は、ORQ-1C-2ヘリコプター・データリンク(TACLINK)により行 おこな われる。
また、着 ちゃく 艦 かん 拘束 こうそく 装置 そうち は、たかなみ型 がた のE-RAST(Expendable-Recovery, Assist, Secure and Traverse)から、これを発展 はってん させたRAST Mk.6の2基 き 2条 じょう 装備 そうび 方式 ほうしき とされ、手動 しゅどう 機体 きたい 移動 いどう を必要 ひつよう としない2機 き 運用 うんよう が可能 かのう となった。RAST Mk.6は、従来 じゅうらい のベアトラップ やRASTと同様 どうよう の着 ちゃく 艦 かん 機 き 拘束 こうそく 機能 きのう に加 くわ えて、RSD(Rapid Securing Device)自体 じたい にヘリコプターのセンタリング・ストレートニング機能 きのう を備 そな えていることから、複雑 ふくざつ な操作 そうさ が不要 ふよう で、拘束 こうそく から移送 いそう までの操作 そうさ を一人 ひとり で実施 じっし できるのが特徴 とくちょう である。
なお、SH-60Kには着 き 艦 かん 誘導 ゆうどう 支援 しえん 装置 そうち (SLAS)が装備 そうび されており、本来 ほんらい は本 ほん 型 がた がSLAS対応 たいおう 護衛 ごえい 艦 かん の1号 ごう 艦 かん として予定 よてい されていた(ひゅうが型 がた DDHは広大 こうだい な全通 ぜんつう 甲板 かんぱん を備 そな えているためSLASを必要 ひつよう としなかった)が、予算 よさん 上 じょう の制約 せいやく のため、結局 けっきょく 、SLASの艦載 かんさい 部分 ぶぶん は搭載 とうさい されていない。ただし、後日 ごじつ 装備 そうび に備 そな えて、機器 きき 用 よう のフラットなどは用意 ようい されている。
汎用 はんよう DD各 かく 型 かた の比較 ひかく
あさひ型 がた
あきづき型 がた
たかなみ型 がた
むらさめ型 がた
あさぎり型 がた
はつゆき型 がた
世代 せだい
第 だい 2世代 せだい
第 だい 1世代 せだい
船体 せんたい
基準 きじゅん 排水 はいすい 量 りょう
5,100 t
5,050 t[ 注 ちゅう 4]
4,650 t
4,550 t
3,500 t[ 注 ちゅう 5]
2,950 t[ 注 ちゅう 6]
満載 まんさい 排水 はいすい 量 りょう
6,800 t
6,300 t
6,100 t
4,900 t[ 注 ちゅう 5]
4,000 t[ 注 ちゅう 7]
全長 ぜんちょう
151 m
150.5 m
151 m
137 m
130 m
全幅 ぜんぷく
18.3 m
17.4 m
14.6 m
13.6 m
機関 きかん
方式 ほうしき
COGLAG
COGAG
COGOG
出力 しゅつりょく
62,500 ps
64,000 ps
60,000 ps
54,000 ps
45,000 ps
速力 そくりょく
30 kt
兵 へい 装 そう
砲 ほう 熕
62口径 こうけい 5インチ砲 ほう ×1基 き
54口径 こうけい 127mm砲 ほう ×1基 き
62口径 こうけい 76mm砲 ほう ×1基 き
高性能 こうせいのう 20mm機関 きかん 砲 ほう ×2基 き
ミサイル
Mk.41 VLS ×32セル (ESSM / シースパロー , 07式 しき / VLA )
Mk.48 VLS ×16セル (ESSM)
GMLS-3 / Mk.29 8連装 れんそう 発射 はっしゃ 機 き ×1基 き (シースパロー)
Mk.41 VLS×16セル (VLA)
74式 しき 8連装 れんそう 発射 はっしゃ 機 き ×1基 き (アスロック )
90式 しき 4連装 れんそう 発射 はっしゃ 筒 とう ×2基 き
ハープーン 4連装 れんそう 発射 はっしゃ 筒 とう ×2基 き
水雷 すいらい
3連装 れんそう 短 たん 魚雷 ぎょらい 発射 はっしゃ 管 かん ×2基 き (12式 しき / 97式 しき / Mk46 / 73式 しき )
艦載 かんさい 機 き
SH-60K ×1機 き
SH-60J / K×1機 き
SH-60J / K / HSS-2B ×1機 き
SH-60J / HSS-2B ×1機 き
同型 どうけい 艦 かん 数 すう
2隻 せき
4隻 せき
5隻 せき
9隻 せき
8隻 せき
12隻 せき (退役 たいえき )
本 ほん 型 がた は、ミサイル防衛 ぼうえい 対応 たいおう を重視 じゅうし したミサイル護衛 ごえい 艦 かん (DDG)を中心 ちゅうしん とする隊 たい (DDGグループ 、第 だい 3・5・6・8護衛 ごえい 隊 たい )に1隻 せき ずつ編入 へんにゅう し運用 うんよう する。これはBMDを行 おこな うこんごう型 がた DDGを僚艦 りょうかん 防空 ぼうくう することを主務 しゅむ とする本 ほん 艦 かん 型 がた の配置 はいち であり、BMDを実施 じっし する際 さい にはこんごう型 がた DDG1艦 かん につきあきづき型 がた DD1艦 かん が防空 ぼうくう する。
なお、近年 きんねん の部隊 ぶたい 改編 かいへん に伴 ともな い、第 だい 3、7護衛 ごえい 隊 たい のみは編成 へんせい 艦 かん が舞鶴 まいづる と大湊 おおみなと に分散 ぶんさん されたままであったが、2016年 ねん に再度 さいど 改編 かいへん が行 おこな われ、現在 げんざい の第 だい 3護衛 ごえい 隊 たい は全 すべ て舞鶴 まいづる 所属 しょぞく 艦 かん 、第 だい 7護衛 ごえい 隊 たい は同 おな じく大湊 おおみなと 所属 しょぞく 艦 かん で構成 こうせい される。そのため、第 だい 3護衛 ごえい 隊 たい にはDDGが2隻 せき とDDH、あきづき型 がた DD、第 だい 7護衛 ごえい 隊 たい には従来 じゅうらい 型 がた DDのみ4隻 せき と、変則 へんそく 的 てき な配置 はいち となっている。ゆえに、第 だい 3、7護衛 ごえい 隊 たい は正確 せいかく には他 た 隊 たい のようなDDGグループとDDHグループに別 わか れていない。(2016年 ねん の改編 かいへん までは、第 だい 3護衛 ごえい 隊 たい がDDHグループ、第 だい 7護衛 ごえい 隊 たい がDDGグループとして、所在 しょざい 基地 きち の枠 わく を越 こ えて編成 へんせい されていた)これは、所在 しょざい 基地 きち の便宜 べんぎ を図 はか った措置 そち であり、実際 じっさい の任務 にんむ 行動 こうどう においては、隊 たい の枠 わく を越 こ えて艦隊 かんたい が編成 へんせい されるものと思 おも われる。
『シン・ウルトラマン 』
「てるづき」が登場 とうじょう [ 23] 。横須賀 よこすか 基地 きち を襲撃 しゅうげき したにせウルトラマン を主砲 しゅほう 及 およ び対 たい 艦 かん ミサイルで攻撃 こうげき するが、通用 つうよう せずに終 お わる。
『シン・ゴジラ 』
「てるづき」が登場 とうじょう 。相模 さがみ 湾 わん などの太平洋 たいへいよう 上 うえ でゴジラ の捜索 そうさく を行 おこな う。
『オメガ7 』
第 だい 5巻 かん に「すずつき」が登場 とうじょう 。尖閣諸島 せんかくしょとう へ侵攻 しんこう する中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん の艦隊 かんたい を迎撃 げいげき し、中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん が発射 はっしゃ したモスキート 対 たい 艦 かん ミサイル を1発 はつ 被弾 ひだん してしまうが、不発 ふはつ だったので損害 そんがい は軽微 けいび に終 お わり、そのまま戦闘 せんとう を続行 ぞっこう する。
『学園 がくえん 黙示録 もくしろく HIGHSCHOOL OF THE DEAD 』
第 だい 7巻 かん に架空 かくう の6番 ばん 艦 かん 「DD-120」が登場 とうじょう 。「奴 やつ ら 」の脅威 きょうい にさらされた民間 みんかん 人 じん 救出 きゅうしゅつ のため、架空 かくう のいずも型 かた 護衛 ごえい 艦 かん 「あかぎ」や民間 みんかん 船 せん とともに床 ゆか 主 ぬし 湾 わん に展開 てんかい する。
『空母 くうぼ いぶき 』
第 だい 1話 わ に「てるづき」が登場 とうじょう 。尖閣諸島 せんかくしょとう 上陸 じょうりく 事件 じけん にて、あたご型 がた 護衛 ごえい 艦 かん 「あたご 」とともに魚釣島 うおつりしま 近辺 きんぺん へ調査 ちょうさ 目的 もくてき で派遣 はけん されるが、中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん 空母 くうぼ 「遼寧 りょうねい 」の艦載 かんさい 機 き である殲15 より威嚇 いかく 爆 ばく 撃 げき を受 う ける。
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント> 』
第 だい 6話 わ に「てるづき」が登場 とうじょう 。こんごう型 がた 護衛 ごえい 艦 かん 「きりしま 」およびあさひ型 がた 護衛 ごえい 艦 かん 「あさひ 」とともに浦賀水道 うらがすいどう へと災害 さいがい 派遣 はけん され、東京 とうきょう 湾 わん 内 うち を目指 めざ すマンダ の群 む れに艦 かん 砲 ほう 射撃 しゃげき を加 くわ え7体 たい 以上 いじょう を撃破 げきは 。その際 さい に、マンダを追 お うゴジラアクアティリス と遭遇 そうぐう している。
『ハイスクール・フリート 』
東舞鶴 ひがしまいづる 男子 だんし 海洋 かいよう 学校 がっこう (東 ひがし 舞 まい 校 こう )の教員 きょういん 艦 かん として、旗艦 きかん 「あおつき」をはじめとする複数 ふくすう の艦 かん が登場 とうじょう 。第 だい 5話 わ にて横須賀 よこすか 女子 じょし 海洋 かいよう 学校 がっこう の超 ちょう 大型 おおがた 直接 ちょくせつ 教育 きょういく 艦 かん 「武蔵 むさし 」と交戦 こうせん するが、武蔵 むさし の砲撃 ほうげき により全 ぜん 艦 かん が航行 こうこう 不能 ふのう にされる。
『劇場 げきじょう 版 ばん ハイスクール・フリート 』
海上 かいじょう の安全 あんぜん を守 まも る組織 そしき 「ホワイトドルフィン」の作戦 さくせん 艦艇 かんてい として数 すう 隻 せき が登場 とうじょう する。
『日 にち 中 ちゅう 世界 せかい 大戦 たいせん 』
「あきづき」と「てるづき」が登場 とうじょう 。空母 くうぼ 回航 かいこう の護衛 ごえい のためヨーロッパ へ派遣 はけん され、「てるづき」が喜 き 望 もち 峰 ほう 沖合 おきあい で中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん 潜水 せんすい 艦 かん の魚雷 ぎょらい から空母 くうぼ 「あかぎ」を身 み を挺 てい して守 まも り撃沈 げきちん される。
『日本国 にっぽんこく 召喚 しょうかん 』
「すずつき」が登場 とうじょう 。第 だい 3巻 かん でパーパルディア皇国 こうこく 皇軍 こうぐん の戦列 せんれつ 艦 かん やワイバーンロードを主砲 しゅほう で攻撃 こうげき する。第 だい 5巻 かん ではグラ・バルカス帝国 ていこく 本国 ほんごく 艦隊 かんたい 第 だい 52地方 ちほう 隊 たい に対 たい し、第 だい 4護衛 ごえい 隊 たい 群 ぐん の僚艦 りょうかん とともに90式 しき 艦 かん 対 たい 艦 かん 誘導 ゆうどう 弾 だん を発射 はっしゃ する。漫画 まんが 版 ばん でも「すずつき」が第 だい 2巻 かん に登場 とうじょう し、ロウリア王国 おうこく 海軍 かいぐん の木造 もくぞう 帆船 はんせん を主砲 しゅほう で攻撃 こうげき している。
『日本 にっぽん 有事 ゆうじ 「鎮西 ちんぜい 2019」作戦 さくせん 発動 はつどう !』
「てるづき」が登場 とうじょう 。大正島 たいしょうじま の周辺 しゅうへん 海域 かいいき で警戒 けいかい にあたっており、攻撃 こうげき を仕掛 しか けてくる中国 ちゅうごく 軍 ぐん の航空機 こうくうき を迎撃 げいげき する。
『ウェポン・フロントライン 海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい イージス 日本 にっぽん を護 まも る最強 さいきょう の盾 たて 』
「てるづき」が登場 とうじょう 。海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい の全面 ぜんめん 協力 きょうりょく で実物 じつぶつ の取材 しゅざい が行 おこな われており、対空 たいくう ・対 たい 潜 せん 戦闘 せんとう においてESSM やアスロック を発射 はっしゃ するまでの細 こま かい手順 てじゅん や、その時 とき のCIC の様子 ようす などが映 うつ されている。
2024年 ねん 6月 がつ のバトルパス艦 かん として「あきづき」が登場 とうじょう
^ 搭載 とうさい 定数 ていすう は1機 き だが、必要 ひつよう であれば最大 さいだい で2機 き まで搭載 とうさい 可能 かのう とされる。
^ なお、「あきづき」のネームシップ を持 も つ艦 かん 型 がた は、1960年 ねん 就役 しゅうえき の初代 しょだい あきづき型 がた に続 つづ いて2代目 だいめ であり、漢字 かんじ 表記 ひょうき である旧 きゅう 海軍 かいぐん の秋月 しゅうげつ 型 がた 駆逐 くちく 艦 かん を含 ふく めれば3代目 だいめ になる。
^ その後 ご まや型 かた より搭載 とうさい されたイージスBMD 5.0 以降 いこう で対 たい 空戦 くうせん とミサイル防衛 ぼうえい の両立 りょうりつ に対応 たいおう した。あたご型 がた も5.0に改修 かいしゅう されて対応 たいおう 。従 したが って本 ほん 型 がた は3.6のままのこんごう型 がた と艦隊 かんたい を組 く む。
^ 3番 ばん 艦 かん から50t増 ぞう
^ a b 5番 ばん 艦 かん から50t増 ぞう
^ 8番 ばん 艦 かん から50t増 ぞう
^ 8番 ばん 艦 かん から200t増 ぞう
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海人 あま 社 しゃ (編 へん )「写真 しゃしん 特集 とくしゅう 自衛 じえい 艦 かん 全 ぜん タイプ ラインナップ」『世界 せかい の艦船 かんせん 』第 だい 790号 ごう 、海人 あま 社 しゃ 、2014年 ねん 1月 がつ 、74-77頁 ぺーじ 、NAID 40019881781 。
海人 あま 社 しゃ (編 へん )「[写真 しゃしん 特集 とくしゅう ①]将来 しょうらい を担 にな う自衛 じえい 艦 かん 」『世界 せかい の艦船 かんせん 』第 だい 991号 ごう 、海人 あま 社 しゃ 、2023年 ねん 4月 がつ 、21-37頁 ぺーじ 。
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