中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん

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中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう
People's Liberation Army
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん軍旗ぐんき
創設そうせつ 1927ねん8がつ1にち
派生はせい組織そしき 陸軍りくぐん
海軍かいぐん
空軍くうぐん
ロケットぐん
戦略せんりゃく支援しえん部隊ぶたい
本部ほんぶ 北京ぺきん
指揮しきかん
とう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせき
統合とうごう作戦さくせん指揮しきセンターそう指揮しきかん
習近ひらた
とう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかいふく主席しゅせき ちょうまた陸軍りくぐんじょうはた
なにまもるひがし陸軍りくぐんじょうはた
政治せいじ工作こうさく主任しゅにん なえはな海軍かいぐんじょうはた
国防こくぼう部長ぶちょう ただしぐん海軍かいぐんじょうはた
連合れんごう参謀さんぼうちょう りゅう振立ふりたて陸軍りくぐんじょうはた
財政ざいせい
予算よさん やく6703おくげん(2022ねん
やく2930おくドル(2022ねん
軍費ぐんぴ/GDP 1.7%(2022ねん
関連かんれん項目こうもく
歴史れきし 中国ちゅうごくこうのうべにぐん
はちぐん
しんよんぐん
東北とうほく抗日こうにちれんぐん
東北とうほく民主みんしゅれんぐん
テンプレートを表示ひょうじ
中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん
中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせき
Chairman of the Central Military Commission
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんぐんあきら
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん軍旗ぐんき
種類しゅるい最高さいこう指揮しきかん
呼称こしょう主席しゅせき
所属しょぞく機関きかん中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい
庁舎ちょうしゃ中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 北京ぺきん
任命にんめい中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい
任期にんき
根拠こんきょ法令ほうれい中国共産党ちゅうごくきょうさんとう章程しょうてい
中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく憲法けんぽう
創設そうせつ1946ねん11月28にち
初代しょだい毛沢東もうたくとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせき
しゅいさお人民じんみん解放かいほうぐんそう司令しれい
略称りゃくしょう中央ちゅうおうぐん主席しゅせき
ウェブサイト中国ちゅうごく国防こくぼう公式こうしきサイト中国ちゅうごく

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん(ちゅうごくじんみんかいほうぐん、拼音: Zhōngguó rénmín jiěfàngjūn英語えいご: People's Liberation Army)は、中国共産党ちゅうごくきょうさんとう指導しどうする中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく武装ぶそう力量りきりょうである。(なお中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくにおける公的こうてき法的ほうてき位置いちについては後述こうじゅつの「#法的ほうてき規定きてい」を参照さんしょうすること。)たん日本にっぽんなどではたんに「中国ちゅうごくぐん」または「人民じんみん解放かいほうぐん」、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国内こくないでは「解放かいほうぐん[1]りゃくされてばれている。中華民国ちゅうかみんこく台湾たいわん)では「ともぐん[2]、「中共ちゅうきょう解放かいほうぐん」と呼称こしょうされている。中国共産党ちゅうごくきょうさんとう政党せいとう軍隊ぐんたい対外たいがいてきには共産党きょうさんとう最高さいこう軍事ぐんじ指導しどう機関きかんである中国共産党ちゅうごくきょうさんとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい指揮しきける。ぐんしゅ陸軍りくぐん海軍かいぐん空軍くうぐんロケットぐん戦略せんりゃく支援しえん部隊ぶたいれんつとむ保障ほしょう部隊ぶたいがある。また、正規せいきぐんたる中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんとはべつに、中国ちゅうごく民兵みんぺい中国ちゅうごく人民じんみん武装ぶそう警察けいさつ部隊ぶたい中国共産党ちゅうごくきょうさんとうおよ中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく武装ぶそう力量りきりょうさだめられている。

兵力へいりょく

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく軍事ぐんじ
中国人民解放軍軍徽
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんぐん
最高さいこう軍事ぐんじ指導しどう機関きかん
中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい中国語ちゅうごくごばんとう国家こっか
国務こくむいん機関きかん
国防こくぼう 国防こくぼうこうきょく
国家こっか国防こくぼう動員どういん委員いいんかい 国家こっか海防かいぼう委員いいんかい
中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく武装ぶそうりょく
中国人民解放軍の旗 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん
中国人民武装警察部隊の旗 中国ちゅうごく人民じんみん武装ぶそう警察けいさつ部隊ぶたい
中国ちゅうごく民兵みんぺい
せん
東部とうぶせん 南部なんぶせん 西部せいぶせん
北部ほくぶせん 中部ちゅうぶせん
ぐんしゅ
中国人民解放軍陸軍の旗 陸軍りくぐん 中国人民解放軍海軍の旗 海軍かいぐん 中国人民解放軍空軍の旗 空軍くうぐん
中国人民解放軍ロケット軍の旗 ロケットぐん
中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい直轄ちょっかつ部隊ぶたい
航空こうくう宇宙うちゅう部隊ぶたい
サイバー空間くうかん部隊ぶたい
情報じょうほう支援しえん部隊ぶたい
統合とうごう兵站へいたん支援しえん部隊ぶたい
中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい直属ちょくぞくいんこう
国防こくぼう大学だいがく 軍事ぐんじ科学かがくいん 国防こくぼう科技かぎ大学だいがく
ドメインべつ戦力せんりょく
陸軍りくぐん 海軍かいぐん陸戦りくせんたい 空軍くうぐん空挺くうていたい

海軍かいぐん 陸軍りくぐん艦艇かんてい部隊ぶたい

空軍くうぐん 海軍かいぐん航空こうくうたい 陸軍りくぐん航空こうくうたい

ロケットぐん
海軍かいぐん潜水せんすいかん基地きち 空軍くうぐん爆撃ばくげき師団しだん

航空こうくう宇宙うちゅう部隊ぶたい

サイバー空間くうかん部隊ぶたい
ちゅう特別とくべつ行政ぎょうせい部隊ぶたい
ちゅう香港ほんこん部隊ぶたい ちゅうマカオ部隊ぶたい
階級かいきゅう制度せいど
人民じんみん解放かいほうぐん 武装ぶそう警察けいさつ
軍事ぐんじ思想しそう歴史れきし
人民じんみん戦争せんそう理論りろん 人海じんかい戦術せんじゅつ
解放かいほうぐん歴史れきし
ゲリラ 運動うんどうせん ちょうきりせん
関連かんれん法規ほうき
国防こくぼうほう 兵役へいえきほう
国防こくぼう動員どういんほう 国防こくぼう教育きょういくほう 人民じんみん防空ぼうくうほう
国防こくぼう交通こうつうほう 国家こっかインテリジェンスほう
サイバーセキュリティ―ほう
データセキュリティーほう 暗号あんごうほう
国家こっか安全あんぜんほう 香港ほんこん国家こっか安全あんぜん維持いじほう
はんテロリズムほう スパイ防止ぼうしほう
現役げんえき士官しかんほう 予備よびやく士官しかんほう
人民じんみん武装ぶそう警察けいさつほう うみ警法
民兵みんぺい工作こうさく条例じょうれい
士官しかん階級かいきゅう条例じょうれい ぐん政治せいじ工作こうさく条例じょうれい
分列ぶんれつ行進こうしんおこな中国人ちゅうごくじんみん解放かいほうぐん儀仗ぎじょうたい

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん人員じんいん装備そうびすう組織そしき構成こうせいとうは、中国ちゅうごく政府せいふあるいは人民じんみん解放かいほうぐん自身じしん情報じょうほう公開こうかい積極せっきょくてきでなく国防こくぼう白書はくしょ定期ていきてきには発行はっこうされていない。2013ねん4がつ中国ちゅうごく国務こくむいんは『中国ちゅうごく国防こくぼう白書はくしょ中国ちゅうごく武装ぶそうりょく多様たよう運用うんよう』を発表はっぴょうして、陸軍りくぐん機動きどう作戦さくせん部隊ぶたいが85まんにん海軍かいぐん23まん5せんにん空軍くうぐん39まん8せんにんとする兵員へいいんすう概要がいよう公表こうひょうした。陸軍りくぐん機動きどう作戦さくせん部隊ぶたいは、18集団しゅうだんぐんおよびぐん直轄ちょっかつ独立どくりつしょ兵科へいか連合れんごう師団しだん旅団りょだん)に該当がいとうし、国境こっきょう警備けいび部隊ぶたい海岸かいがん防衛ぼうえい部隊ぶたい軍事ぐんじ施設しせつ警備けいび部隊ぶたいふくまないとしている。陸軍りくぐん機動きどう作戦さくせん部隊ぶたい該当がいとうしない前記ぜんきかく部隊ぶたい兵員へいいんすう公表こうひょうされず、したがって現役げんえき陸軍りくぐん全体ぜんたい兵員へいいんすうあきらかにされていない。まただい砲兵ほうへい予備よびやく兵員へいいんすう公表こうひょうされず、したがって人民じんみん解放かいほうぐん全体ぜんたい現役げんえき予備よびやくふくめたそう兵員へいいんすうほん国防こくぼう白書はくしょではあきらかにされていない。

イギリス国際こくさい戦略せんりゃく研究所けんきゅうじょ発行はっこうした『2013ねんミリタリーバランス』によると、2012ねん11月時点じてん人民じんみん解放かいほうぐん人員じんいんすうは、現役げんえきへいは228まん5せんにん予備よびやく51まんにん推定すいていされており、このことから世界せかい最大さいだい常備じょうびぐんとされている。このほかじゅん軍事ぐんじ組織そしき人民じんみん武装ぶそう警察けいさつたけ警)が66まんにん推定すいていされている。これらのかずは2000ねん比較ひかくすると現役げんえきへいは2まん5せんにんげん予備よびやくは+1まん~-9まんにんである。たけ警は84まんにんげんであった。1982ねん現在げんざいたけ警が設置せっちされてまもない時期じきは、人民じんみん解放かいほうぐんだい規模きぼ人員じんいんすう削減さくげんおこなったころ一致いっちする。たけ警は、削減さくげんされた人民じんみん解放かいほうぐん兵士へいしれ、一時いちじ人員じんいん増加ぞうかしたものの、その隊員たいいん定年ていねんすす自然しぜんげんになったものと推察すいさつする。じゅん軍事ぐんじ組織そしきには中国ちゅうごく民兵みんぺいがあり、2011ねん中国共産党ちゅうごくきょうさんとう発表はっぴょうによると過去かこには3000まんにん所属しょぞくしており、削減さくげんされた2011ねんにおいても人員じんいん800まんにんほこ[3]

装備そうびとう

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく政府せいふ湾岸わんがん戦争せんそうアフガニスタン戦争せんそうイラク戦争せんそうなどでのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくぐんによる軍事ぐんじてき成果せいか影響えいきょうされて、近年きんねん軍事ぐんじ兵器へいき軍事ぐんじシステムや戦闘せんとうスタイルの革新かくしんちかられ、通常つうじょう兵器へいきによる軍事ぐんじりょく強力きょうりょくになりつつある。2017ねんにはだい5世代せだい戦闘せんとうJ-20配備はいびされた。また、ロシアの兵器へいき輸出ゆしゅつ企業きぎょう重役じゅうやくによれば中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくはインドとはちが陸上りくじょう兵器へいき近代きんだいすすんでいるため、陸上りくじょう兵器へいき対空たいくうミサイル以外いがいはほとんど輸入ゆにゅうしてくれないとかたっている[4]。そして新式しんしき装備そうび絶対ぜったいすうおおく、Su-27/Su-30MKKシリーズは300以上いじょうある。これは日本にっぽん韓国かんこくF-15保有ほゆうすう凌駕りょうがしている。また、空軍くうぐん兵器へいき取引とりひきにおいては完成かんせいした機体きたい購入こうにゅうする時代じだいわり、エンジンやレーダーなどのような装備そうび単位たんい段階だんかいになったとわれている。その象徴しょうちょうJ-10である[5]

徽章きしょう由来ゆらい

1927ねん8がつ1にちみなみあきら蜂起ほうきけんぐん記念きねんとし、ぐん徽章きしょうにはべにぼしに「八一やいち」のが、軍旗ぐんきべに黄色おうしょくほしと「はちいち」のがあしらわれている。

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん空軍くうぐん曲技きょくぎ飛行ひこうたいはちいち飛行ひこうひょうえんじたい(August 1st)、ぐんのスポーツチームははち一足ひとあしだまたいはちいちロケッツはちいち女子じょし排球はいきゅうなど、象徴しょうちょうてき名称めいしょうとしても利用りようされている。

なお公式こうしきサイトのURLもwww.81.cn/である。

法的ほうてき規定きてい

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく憲法けんぽうだい93じょうには、「中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい全国ぜんこく武力ぶりょく武装ぶそう力量りきりょう)をりょうしるべする」との記載きさいはあるが、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん唯一ゆいいつ国軍こくぐん規定きていする条文じょうぶんはない。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国防こくぼうほうだい22じょうでは、「中国ちゅうごく武装ぶそう力量りきりょう構成こうせいするのは中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん現役げんえき部隊ぶたい予備よびやく部隊ぶたい中国ちゅうごく人民じんみん武装ぶそう警察けいさつ部隊ぶたい民兵みんぺい組成そせい」と規定きていされ、そのなか中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん現役げんえき部隊ぶたいについては、国家こっか常備じょうびぐんであると規定きていされている。

憲法けんぽうだい93じょうだい1こうでは、「国家こっか中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい全国ぜんこく武装ぶそうりょくりょうしるべする」としているが、一方いっぽう憲法けんぽう前文ぜんぶん中国共産党ちゅうごくきょうさんとう国家こっかりょうしるべすることがうたわれており、また国防こくぼうほうでは、「中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく武装ぶそうりょく中国共産党ちゅうごくきょうさんとうりょうしるべける」、「武装ぶそうりょくなか共産党きょうさんとう組織そしきは、とう規約きやくしたがって活動かつどうする」とあるため、中国共産党ちゅうごくきょうさんとう軍事ぐんじ支配しはいすることになっている。中国共産党ちゅうごくきょうさんとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい国家こっか中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい構成こうせいいん同一どういつであり、すなわ中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん実質じっしつてきには国軍こくぐんであると同時どうじに「とう軍隊ぐんたい」「私兵しへい」であるともえる。

軍事ぐんじ予算よさん

中国ちゅうごくは2024年度ねんど国防こくぼう予算よさんやく1ちょう6,655おくげん(34ちょう8000おくえん)と発表はっぴょうしている[6]。これは前年度ぜんねんど予算よさんがくからやく7.2%のびとなる[6]

中国ちゅうごく公表こうひょう国防こくぼう予算よさんは、1989年度ねんどから2015年度ねんどまでほぼ毎年まいとし2けたりつ記録きろくする急速きゅうそくなペースで増加ぞうかしてきた。2016年度ねんど以降いこうりつは1けただが、公表こうひょう国防こくぼう予算よさん名目めいもくじょう規模きぼは、1993年度ねんどから30年間ねんかんやく37ばい、2013年度ねんどから10年間ねんかんやく2.2ばいとなっている[7]

中国ちゅうごくは、国防こくぼう建設けんせつ経済けいざい建設けんせつなら重要じゅうよう課題かだい位置いちづけており、経済けいざい発展はってんわせて、国防こくぼうりょく向上こうじょうのための資源しげん投入とうにゅう継続けいぞくしてきたとかんがえられるが、公表こうひょう国防こくぼう予算よさん増加ぞうかりつ経済けいざい成長せいちょうりつ国内こくないそう生産せいさん(GDP)増加ぞうかりつ)を上回うわまわとしすくなくない[7]中国ちゅうごくは 「GDPにめる中国ちゅうごく国防こくぼう割合わりあいはアメリカなどの軍事ぐんじ大国たいこくくらべてつねひくい」として国防こくぼう経済けいざいりょくにみあったものだと主張しゅちょうしているが、中国ちゅうごく経済けいざい低迷ていめいつづ状況じょうきょうにおいても、2024年度ねんど国防こくぼう予算よさん昨年度さくねんどどう水準すいじゅんであり、軍備ぐんび増強ぞうきょうする姿勢しせい鮮明せんめいにしているほか、軍需ぐんじゅ産業さんぎょうにより雇用こようし、経済けいざいささえるねらいも指摘してきされている[8]

また、中国ちゅうごく国防こくぼうとして公表こうひょうしているがくは、実際じっさい軍事ぐんじ目的もくてき支出ししゅつしているがく一部いちぶにすぎないとみられ、世界せかい各国かっこく政府せいふ軍事ぐんじ研究けんきゅう機関きかんは、「中国ちゅうごく政府せいふが、いわゆる中国ちゅうごく脅威きょういろんによって軍備ぐんび拡張かくちょうおさまれることを警戒けいかいして、軍事ぐんじ支出ししゅつちいさくえるように操作そうさしている」と指摘してきされている。外国がいこくからの装備そうび購入こうにゅう研究けんきゅう開発かいはつなどは公表こうひょう国防こくぼうふくまれていないとみられ、べい国防省こくぼうしょう分析ぶんせきによれば、2021ねん中国ちゅうごく実際じっさい国防こくぼう支出ししゅつ公表こうひょう国防こくぼう予算よさんよりもいちじるしくおおいとされる[7]

歴史れきし

1921ねん中華民国ちゅうかみんこく設立せつりつされた中国共産党ちゅうごくきょうさんとうは、一時いちじ中国ちゅうごく国民党こくみんとう協力きょうりょくしたが(だいいち国共こっきょう合作がっさく)、その対立たいりつし、事実じじつじょう内戦ないせんだいいち国共こっきょう内戦ないせん)に突入とつにゅうした[注釈ちゅうしゃく 1]基本きほんてき共産党きょうさんとう国民党こくみんとうたいして劣勢れっせいであり、のちに「ちょうただし」と呼称こしょうするだい撤退てったい行動こうどうなどをいられもした。しかし、1937ねん中華民国ちゅうかみんこく日本にっぽんあいだ戦争せんそうこると(にちちゅう戦争せんそうささえ事変じへん)、ふたた国民党こくみんとうむすび(だい国共こっきょう合作がっさく)、国民こくみん革命かくめいぐん編入へんにゅうされたはちぐんしんよんぐんとして日本にっぽんぐんたたかった。しかし、だい世界せかい大戦たいせんのちに、敗戦はいせんした日本にっぽん勢力せいりょくがいなくなると1946ねんにはまただい国共こっきょう内戦ないせんはじまり、1947ねんには共産党きょうさんとうぐん人民じんみん解放かいほうぐん名称めいしょう使用しようし、国民こくみん革命かくめいぐん中華民国ちゅうかみんこく国軍こくぐん改称かいしょうした。日本にっぽんとのたたかいで疲弊ひへいしていた国民党こくみんとうぐんはアメリカのハリー・S・トルーマン政権せいけん援助えんじょ停止ていしソ連それんヨシフ・スターリンによる共産党きょうさんとうぐんへの支援しえん劣勢れっせいとなった。共産党きょうさんとうぐんはじめて保有ほゆうした戦車せんしゃ功臣こうしんごうソ連それん赤軍せきぐん占領せんりょうした満州まんしゅうにおいて、はちぐん日本にっぽんぐんから接収せっしゅうしたものだった。中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん空軍くうぐん捕虜ほりょとなった日本にっぽん軍人ぐんじん整備せいび満州まんしゅう日本にっぽん軍機ぐんき修理しゅうりへい訓練くんれんすることで設立せつりつされた(-1949)。また、捕虜ほりょとなった日本にっぽん技術ぎじゅつしゃ看護かんご多数たすう参加さんかしている(-1950)。

1949ねん 蔣介せき南京なんきんから台北たいぺい脱出だっしゅつした。同年どうねんの10がつ1にち中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく建国けんこく宣言せんげんされた。以降いこう中国共産党ちゅうごくきょうさんとう組織そしきそだてた軍隊ぐんたいとして、今日きょうでも共産党きょうさんとう組織そしき政治せいじ委員いいん指導しどうにある。

国共こっきょう合作がっさくから国共こっきょう内戦ないせん構成こうせい

元老げんろうにはじゅう大元帥だいげんすいばれる代表だいひょうしゃがいる。しゅいさお彭徳ふところはやしぴょうりゅうはくうけたまわりゅうちんあつしさかえじょこうまえ聶栄臻つるぎえいで、ろうそう(ラオゾン)という別称べっしょうばれる。

かくぐん管区かんくへは、軍閥ぐんばつ影響えいきょうりょくためかく野戦やせんぐんより選出せんしゅつした部隊ぶたい混成こんせいされる。主力しゅりょく位置いちされる部隊ぶたいは、権力けんりょく闘争とうそうのこっただい3野戦やせんぐんけい部隊ぶたいがあげられる。

組織そしき

最高さいこう軍事ぐんじ指導しどう機関きかんである中国共産党ちゅうごくきょうさんとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい内部ないぶわきまえおおやけちょうをはじめとする15の機関きかんがあり、そのした陸軍りくぐん海軍かいぐん空軍くうぐんロケットぐんもとだい砲兵ほうへい部隊ぶたい)、戦略せんりゃく支援しえん部隊ぶたい[10]れんつとむ保障ほしょう部隊ぶたいおよび大戦たいせんかれている。

中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい

最高さいこう軍事ぐんじ指導しどう機関きかんである中国共産党ちゅうごくきょうさんとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかいは、中国共産党ちゅうごくきょうさんとう下部かぶ機関きかんとして設置せっちされる。くに軍隊ぐんたいとしての形式けいしきととのえるため、全国ぜんこく人民じんみん代表だいひょう大会たいかい中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい下部かぶ設置せっちするが、同一どういつ委員いいんにより構成こうせいされるため、名称めいしょうことなる同一どういつ機関きかんである。

中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせきふく主席しゅせき委員いいんによって構成こうせいされる。 中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせきは、事実じじつじょう中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中国ちゅうごく)の軍隊ぐんたいである国家こっか武装ぶそう力量りきりょう最高さいこう司令しれいかんであり、国家こっか主席しゅせき兼任けんにんする。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく憲法けんぽう人民じんみん解放かいほうぐん中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい指導しどうにあると規定きていされているが国家こっか主席しゅせきとは記載きさいされていないためである。

主席しゅせき: 習近ひらた
ふく主席しゅせき: ちょうまた

中央ちゅうおう軍事ぐんじいんかい委員いいん

  • 主席しゅせき習近ひらた中国共産党ちゅうごくきょうさんとうそう書記しょき国家こっか主席しゅせき
  • ふく主席しゅせき
    • ちょうまた陸軍りくぐんじょうはたとう中央ちゅうおう政治せいじきょく委員いいん
    • なにまもるひがし陸軍りくぐんじょうはたとう中央ちゅうおう政治せいじきょく委員いいん
  • 委員いいん:
    • りゅう振立ふりたて陸軍りくぐんじょうはたぜん聯合れんごう参謀さんぼう参謀さんぼうちょう
    • なえはな海軍かいぐんじょうはた政治せいじ工作こうさく主任しゅにん
    • ちょうのぼるみん(ロケットぐんじょうはた紀律きりつ検査けんさ委員いいんかい書記しょき

直属ちょくぞく部門ぶもん

中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい直属ちょくぞく部門ぶもんは、2016ねん1がつ11にちなな大部たいぶ三箇さんが委員いいんかい五箇ごか直属ちょくぞく機構きこうからなる15機関きかん発足ほっそくしたことで大幅おおはば改編かいへんされた。かつては中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかいしたに、作戦さくせん指揮しき担当たんとうするそう参謀さんぼう人事じんじ政治せいじ教育きょういく担当たんとうするそう政治せいじ補給ほきゅう担当たんとうするそうつとむ武器ぶき調達ちょうたつ担当たんとうするそう装備そうびよんそうがあり、そのしたかくぐんなな大軍たいぐん位置いちしていた。

なな大部たいぶわきまえおおやけちょう連合れんごう参謀さんぼう政治せいじ工作こうさくこうつとむ保障ほしょう装備そうび発展はってん訓練くんれん管理かんり国防こくぼう動員どういんなな部局ぶきょくをさす。べんおおやけちょう日常にちじょう業務ぎょうむ連合れんごう参謀さんぼう作戦さくせん指揮しき戦略せんりゃく政治せいじ工作こうさく政治せいじ宣伝せんでんこうつとむ保障ほしょう兵站へいたん計画けいかく政策せいさく装備そうび発展はってん武器ぶき開発かいはつ調達ちょうたつ訓練くんれん管理かんり訓練くんれん体育たいいく国防こくぼう動員どういん有事ゆうじのための動員どういん準備じゅんび担当たんとうする。

三箇さんが委員いいんかい紀律きりつ検査けんさ委員いいんかいせいほう委員いいんかい科学かがく技術ぎじゅつ委員いいんかいさん委員いいんかいをさす。紀律きりつ検査けんさ委員いいんかい綱紀こうき監察かんさつせいほう委員いいんかいぐん司法しほう機関きかんへの指導しどう科学かがく技術ぎじゅつ委員いいんかい科学かがく技術ぎじゅつ指導しどう担当たんとうする。

五箇ごか直属ちょくぞく機構きこう戦略せんりゃくぶんまわしべんおおやけしつ改革かいかく編制へんせいべんおおやけしつ国際こくさい軍事ぐんじ合作がっさくべんおおやけしつしんけいしょ機関きかん事務じむ管理かんり総局そうきょく部門ぶもんをさす。戦略せんりゃくぶんまわしべんおおやけしつ組織そしき建設けんせつ戦略せんりゃく改革かいかく編制へんせいべんおおやけしつ組織そしき改革かいかく管理かんり国際こくさい軍事ぐんじ合作がっさくべんおおやけしつぐん国際こくさい協力きょうりょくしんけいしょ財務ざいむ監査かんさ機関きかん事務じむ管理かんり総局そうきょく内部ないぶ機関きかん事務じむ管理かんりおこなう。

戦域せんいき統合とうごう作戦さくせん指揮しき組織そしき

4ぐんしゅ2部隊ぶたい人員じんいん配備はいび装備そうび調達ちょうたつ訓練くんれんなどの建設けんせつ管理かんり軍政ぐんせい)を、5大戦たいせんられた地域ちいき戦略せんりゃく戦役せんえきレベルの統合とうごう作戦さくせん指揮しき軍令ぐんれい)を担当たんとうする[11]。また国防こくぼう科学かがく技術ぎじゅつ大学だいがく軍事ぐんじ科学かがくいん国防こくぼう大学だいがくなどが中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい直属ちょくぞくぐんきゅう組織そしきである。

せん

せん管轄かんかついき[12]

2016ねん2がつ1にち新設しんせつされたぐん管区かんく従来じゅうらいなな大軍たいぐん廃止はいしし、戦略せんりゃく正面しょうめん民族みんぞく分布ぶんぷ考慮こうりょした大戦たいせん設置せっちされた。従来じゅうらい大軍たいぐんになっていた軍政ぐんせいを、中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい新設しんせつされた国防こくぼう動員どういん一括いっかつしてにない、せん中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい統制とうせいした担当たんとうする地域ちいき軍令ぐんれいにな[11]

かくぐんしゅ部隊ぶたい統合とうごう作戦さくせん指揮しきのため、統合とうごう作戦さくせん指揮しき機構きこうかくせん設置せっちされている。これにより、これまで隷下れいか部隊ぶたいたいして指揮しきけんゆうしていたかくぐんしゅ司令しれい軍政ぐんせい担当たんとうする部署ぶしょとなり、従来じゅうらいゆうしていた作戦さくせん指揮しき権限けんげん減少げんしょうした[13]

5大戦たいせんはそれぞれ東部とうぶせん南部なんぶせん西部せいぶせん北部ほくぶせん、および中部ちゅうぶせんづけられ、それぞれのせん区内くないかくぐんしゅかく部隊ぶたいせん連合れんごう指揮しき指揮しきはいるとしている。たとえば海軍かいぐんにおいては、北海ほっかい艦隊かんたい北部ほくぶせんの、東海とうかい艦隊かんたい東部とうぶせんの、南海なんかい艦隊かんたい南部なんぶせん連合れんごう指揮しき指揮しきはいるとしている。空軍くうぐんにおいては、せんごとせん空軍くうぐんあらたに新設しんせつされ、それぞれのせん連合れんごう指揮しき指揮しきはい[14][15]

ぐんしゅ

行進こうしんする中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん三軍さんぐんりくうみそら儀仗ぎじょうたい

陸軍りくぐん

軍旗ぐんき
99Aしき戦車せんしゃ

人民じんみん解放かいほうぐん陸軍りくぐん1927ねん8がつ1にちみなみあきら蜂起ほうきをもって創立そうりつとする。13合成ごうせい集団しゅうだんぐんと4独立どくりつ合成ごうせい師団しだん構成こうせいされ、それぞれ5大戦たいせん所属しょぞくしている。現役げんえきへいは96.5まんにんであり、世界せかい最大さいだい規模きぼ陸軍りくぐんである。

従来じゅうらい陸軍りくぐんぐん司令しれいかんが、管内かんない所属しょぞく空軍くうぐん海軍かいぐん部隊ぶたい指揮しきけんゆうしており、陸軍りくぐんぐんしゅたいして優位ゆうい組織そしき形態けいたいであったが、2015ねん12月31にちに「陸軍りくぐん司令しれい」が新設しんせつされ、陸軍りくぐん空軍くうぐん海軍かいぐん同列どうれつ位置付いちづけられた。

2023ねん現在げんざいやく4,480だい主力しゅりょく戦車せんしゃ、1,250だいけい戦車せんしゃ、4000もんはしほう、1320もん多連装たれんそうロケットほう、320攻撃こうげきヘリコプターなどの装備そうび保有ほゆうしている。

海軍かいぐん

軍旗ぐんき
遼寧りょうねい

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん海軍かいぐん1949ねん4がつ23にち創立そうりつ水上みずかみ艦艇かんてい部隊ぶたい潜水せんすいかん部隊ぶたい海軍かいぐん航空こうくうへい海兵かいへいたい)・沿岸えんがん防衛ぼうえい陸上りくじょう部隊ぶたいの5兵種へいしゅ構成こうせいされ、部隊ぶたい海軍かいぐん司令しれいのほか、北海ほっかい東海とうかい南海なんかいの3艦隊かんたい司令しれい所属しょぞくする。現役げんえきへいやく29まんにんで、うち海軍かいぐん航空こうくうへい26,000にん陸戦りくせんたい40,000にんようする。2023ねん時点じてんで、航空こうくう母艦ぼかん3せき弾道だんどうミサイル原子力げんしりょく潜水せんすいかん7せき攻撃こうげきがた原子力げんしりょく潜水せんすいかん9せき通常つうじょう動力どうりょくがた潜水せんすいかん48せき駆逐くちくかん50せき、フリゲート50せき、ドックがた揚陸ようりくかん8せき強襲きょうしゅう揚陸ようりくかん3せきふくやく370せき艦艇かんてい保有ほゆうしており、総トン数そうとんすうではアメリカにいで世界せかいだい2艦艇かんていすうでは世界せかいだい1である。さらに2025ねんまでに400せき配備はいび検討けんとうしている。

空軍くうぐん

軍旗ぐんき
J-20戦闘せんとう

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん空軍くうぐん1949ねん11月12にち創立そうりつ航空こうくうへい対空たいくうミサイルへい・レーダーへい空挺くうていへい電子でんし対抗たいこうへいとう保障ほしょう部隊ぶたいの5兵種へいしゅ構成こうせいされ、空軍くうぐん司令しれいおよび5大戦たいせん所属しょぞくする。現役げんえきへいは39.5まんにんで、空挺くうてい部隊ぶたい3-4まんにんようする。

2023ねん時点じてんで、ばくげき220戦闘せんとう攻撃こうげき2070早期そうき警戒けいかい52輸送ゆそう70ふく作戦さくせん保有ほゆうしており、すうてきにアジア最大さいだい世界せかいではだい3規模きぼである。2017ねんにはアジアはつとなるだい5世代せだいジェット戦闘せんとうJ-20の運用うんよう開始かいししており、りょうとともにしつ向上こうじょうしている。

ロケットぐん

1966ねん7がつ1にち独立どくりつ兵種へいしゅだい砲兵ほうへいとして創立そうりつ2015ねん12月31にちだい砲兵ほうへいからロケットぐん改称かいしょうした。

地上ちじょう発射はっしゃ長距離ちょうきょり巡航じゅんこうミサイル短距離たんきょり弾道だんどうミサイルから大陸たいりくあいだ弾道だんどうミサイルまで幅広はばひろ保有ほゆうしている。設立せつりつ当初とうしょは、核弾頭かくだんとう搭載とうさいした弾道だんどうミサイルによる先制せんせい使用しようかく反撃はんげきりょくとしての性格せいかくつよかったが、だいさん台湾たいわん海峡かいきょう危機ききころから命中めいちゅう精度せいどたか通常つうじょう弾頭だんとう搭載とうさい短距離たんきょり弾道だんどうミサイル、じゅん中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル開発かいはつ大量たいりょう保有ほゆう志向しこう急激きゅうげき戦力せんりょく増強ぞうきょうしている。2000年代ねんだい以後いごは、長距離ちょうきょり巡航じゅんこうミサイルもラインナップにくわわっている。

部隊ぶたい

戦略せんりゃく支援しえん部隊ぶたい

2015ねん12月31にち新設しんせつされた。編成へんせい指揮しき関係かんけいなどの詳細しょうさい公表こうひょうされていないが、情報じょうほう心理しんりせん宇宙うちゅうせん、サイバーせん電子でんしせん統括とうかつする、中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかい直轄ちょっかつ部隊ぶたいである。

れんつとむ保障ほしょう部隊ぶたい

2016ねん9がつ13にち新設しんせつされた。後方こうほう支援しえん体制たいせい統合とうごうすることで、戦略せんりゃく作戦さくせんレベルでの兵站へいたん効率こうりつ目指めざ部隊ぶたいである。

諜報ちょうほう活動かつどう政治せいじ工作こうさく

さんせん世論せろんせん心理しんりせん法律ほうりつせん

2003ねん12月5にち中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん政治せいじ工作こうさく条例じょうれい修正しゅうせいされ、解放かいほうぐんに「さんせん」の任務にんむあたえることが明記めいきされた。さんせんとは、世論せろんせん心理しんりせん法律ほうりつせんの3つの戦術せんじゅつす。経済けいざい文化ぶんか交流こうりゅうつうじて世論せろん誘導ゆうどうあるいは分断ぶんだん工作こうさくをし、てき戦闘せんとう意思いしぎ、たたかわずして中国ちゅうごく屈服くっぷくするよう仕向しむけるものを目的もくてきとしている[16]

  • 輿こし論戦ろんせんは、中国ちゅうごく軍事ぐんじ行動こうどうたいする大衆たいしゅうおよび国際こくさい社会しゃかい支持しじきずくとともに、てき中国ちゅうごく利益りえきはんするとみられる政策せいさく追求ついきゅうすることのないよう、国内こくないおよび国際こくさい世論せろん影響えいきょうおよぼすことを目的もくてきとする[注釈ちゅうしゃく 2]ニュースメディアなどの報道ほうどう映画えいがテレビ番組ばんぐみ書籍しょせきなどによる世論せろん形成けいせい手段しゅだんとされる[17]世論せろんせん特徴とくちょうとしては中国共産党ちゅうごくきょうさんとう上層じょうそうからのトップダウン方式ほうしきによる指令しれい[17]てき意思いしぐためにメッセージを先取さきどりして「兵馬へいばうごまえ世論せろんはすでにうごいている」というかたちをとって提示ていじするのが目指めざされ[17]放送ほうそうきょくからインターネットユーザーまで利用りようできる手段しゅだんをすべて使つかうこと[17]などがげられる。
  • 心理しんりせんは、てき軍人ぐんじんおよびそれを支援しえんする文民ぶんみんたいする抑止よくし衝撃しょうげき士気しき低下ていか目的もくてきとする心理しんり作戦さくせんつうじて、てき戦闘せんとう作戦さくせん遂行すいこうする能力のうりょく低下ていかさせようとする[18]
  • 法律ほうりつせんは、国際こくさいほうおよび国内こくないほう利用りようして、国際こくさいてき支持しじ獲得かくとくするとともに、中国ちゅうごく軍事ぐんじ行動こうどうたいする予想よそうされる反発はんぱつ対処たいしょする[19]

心理しんりせん法律ほうりつせん効果こうかたかめるために世論せろんせん利用りようされる[17]

さんせんについては情報じょうほう流出りゅうしゅつすくなく、具体ぐたいてき事例じれいあきらかにされていないが、同志社大学どうししゃだいがく教授きょうじゅ浅野あさのあきら尖閣諸島せんかくしょとうへの進出しんしゅつさんせん一環いっかんとしている[20]。また岡崎おかざきひさ日本にっぽんたいして中国ちゅうごく歴史れきし認識にんしきとくにちちゅう戦争せんそう太平洋戦争たいへいようせんそうなどの戦争せんそう認識にんしきかんして宣伝せんでん工作こうさくプロパガンダ)がおこなわれているとして、「日本にっぽんむかし中国ちゅうごくわるいことをした」という戦争せんそうむすびついた主張しゅちょう中国ちゅうごく国民こくみんうったえやすく、まただい世界せかい大戦たいせんでの「たんファシズム戦争せんそう勝利しょうり」という図式ずしき強調きょうちょうすることで連合れんごうこくであったアメリカに「だい大戦たいせんちゅう連帯れんたい意識いしきおもこさせる効果こうかねらったもの」と指摘してきしている[17]。ただし、当時とうじアメリカと連合れんごうしていたのは蔣介せきひきいる国民党こくみんとう南京なんきん国民こくみん政府せいふである。

2012ねん11月にアメリカのヘリテージ財団ざいだん研究けんきゅういんディーン・チェン(Dean Cheng)はこのような中国ちゅうごく戦略せんりゃく対抗たいこうしてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく世論せろん外交がいこうをさらにおこなうべきであるとして、中国ちゅうごく外国がいこくじん記者きしゃたいして相互そうご主義しゅぎにもとづいてビザ提供ていきょうするよう要求ようきゅうすることを提案ていあんしている[17][21]。アメリカでは中国人ちゅうごくじん記者きしゃすうひゃくにん活動かつどうしているのにたいして、中国ちゅうごくではアメリカじん記者きしゃおおきく規制きせいされている[17]

サイバー攻撃こうげき

中国ちゅうごく政府せいふ人民じんみん解放かいほうぐんがサイバー攻撃こうげき関与かんよしていることをかえ否定ひていしているが、複数ふくすうのメディアにより以下いか事件じけんほうじられている(en:Chinese intelligence activity in other countries参照さんしょう)。

りくすい信号しんごう部隊ぶたい関与かんよ

2010ねん7がつ6にちに、米国べいこく調査ちょうさ機関きかんメディアス・リサーチは、「中国ちゅうごく・サイバー・スパイと米国べいこく国家こっか安全あんぜん保障ほしょう」を発表はっぴょうどう報告ほうこくしょのなかで、2009ねんから2010ねんにかけて米国べいこく政府せいふぐん機関きかん民間みんかん企業きぎょうたいして頻発ひんぱつしたサイバー攻撃こうげき発信はっしんげん中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん海南かいなんとう基地きちりくすい信号しんごう部隊ぶたい隊員たいいんすうやく1100にん)であるとした[27]。IPアドレスをはじめ、各種かくしゅデータの分析ぶんせきより分析ぶんせきされ、発信はっしんげんは「海南かいなんテレコム」と認定にんていされたが、この海南かいなんテレコムは事実じじつじょうりくすい信号しんごう部隊ぶたい同一どういつである[27]。サイバー攻撃こうげき標的ひょうてき米国べいこく台湾たいわん軍事ぐんじ関連かんれん施設しせつ、チベット関連かんれん施設しせつであった。またどう報告ほうこくしょは、りくすい信号しんごう部隊ぶたい中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんそう参謀さんぼうだい3指揮しき育成いくせいされたサイバー戦争せんそうよう部隊ぶたいとした。

中国ちゅうごく政府せいふ政府せいふ無関係むかんけい主張しゅちょうしたが、中国ちゅうごく政府せいふ自国じこくないからのサイバー攻撃こうげき調査ちょうさ実施じっしし、その結果けっか米国べいこくつたえるようもとめる決議けつぎあん米国べいこく議会ぎかい上院じょういん提出ていしゅつされた。[27]

日本にっぽんへのサイバー攻撃こうげき

また、2010ねん9月に日本にっぽん政府せいふけい機関きかんたいしておこなわれた中国ちゅうごくからのサイバー攻撃こうげきについて、警察庁けいさつちょうは「サイバーテロ脅威きょういはますます現実げんじつのものになっている」と警戒けいかいかんしめ[28]日本にっぽんだけでなく米国べいこくなどの各国かっこく機関きかんたいしておこなわれた一連いちれんのサイバー攻撃こうげきかんして、「米国べいこく民間みんかん機関きかんが、単一たんいつ最大さいだい発信はっしんげん中国ちゅうごく海南かいなんとう拠点きょてん中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん部隊ぶたい断定だんていした」と指摘してきした。さらに、中国ちゅうごく情報じょうほう収集しゅうしゅう活動かつどうについて、「しょ外国がいこくにて違法いほう活動かつどうおこなっている」と言及げんきゅうした。「日本にっぽん国内こくないでも防衛ぼうえい関連かんれん企業きぎょう先端せんたん科学かがく技術ぎじゅつ保有ほゆう企業きぎょう研究けんきゅう機関きかん中国人ちゅうごくじん留学生りゅうがくせい中国人ちゅうごくじん研究けんきゅうしゃ派遣はけんするなどして、巧妙こうみょうかつ多様たよう手段しゅだん情報じょうほう収集しゅうしゅう活動かつどうおこなっている」と警戒けいかいかんしめした[29]

グーグル攻撃こうげき

2010ねん1がつ13にち中国ちゅうごく中国ちゅうごく政府せいふ批判ひはんてき政治せいじ活動かつどう所有しょゆうするGmailアカウントにたいして中国ちゅうごく国内こくないからInternet Explorer脆弱ぜいじゃくせい利用りようした攻撃こうげきけていたことをGoogle公式こうしきブログで告白こくはく攻撃こうげきした一部いちぶユーザーが中国ちゅうごく政府せいふであったため中国ちゅうごく政府せいふ検閲けんえつについても反発はんぱつ中国ちゅうごくから検索けんさく事業じぎょう撤退てったい示唆しさした[30][31]

中国ちゅうごく外務省がいむしょうスポークスマンは「国内こくない法律ほうりつしたがうしかない」とべるも、ヒラリー・クリントンアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国務こくむ長官ちょうかんは「サイバー攻撃こうげきたいして説明せつめいもとめる」とした[32]。なお、Internet Explorerはこの攻撃こうげき使つかわれた脆弱ぜいじゃくせい問題もんだいとなり、オーストラリア政府せいふ機関きかんどう攻撃こうげきたいする脆弱ぜいじゃくせいほかブラウザへの推奨すいしょうすすめるといった異例いれい事態じたい発展はってんとくにGoogleは中国ちゅうごくユーザーに利用りようしゃおおInternet Explorer 6のブラウザにたいしてのサポートを同年どうねん3がつった[31]

Googleしゃ中国ちゅうごく政府せいふ交渉こうしょうかさねたが[33]、2010ねん3がつ23にちにGoogleは中国ちゅうごく国内こくないから検索けんさく事業じぎょう撤退てったい中国ちゅうごく(google.cn)にアクセスすると検閲けんえつのない香港ほんこん(google.com.hk)にぶようになった。ただし、中国ちゅうごく国内こくないから香港ほんこん当該とうがいサイトで中国ちゅうごく政府せいふ規制きせいしているキーワードを検索けんさくすると接続せつぞく出来できなくなるなど、中国ちゅうごく当局とうきょくによる規制きせいおこなわれていると一部いちぶのメディアで報道ほうどうされた[34][33]

2010ねん12月には、ウィキリークス公開こうかいをしたべい外交がいこう公電こうでんにより、一連いちれんグーグル攻撃こうげき中国ちゅうごく政府せいふおこなったもので、攻撃こうげき統括とうかつしたのはしゅうえいやすし長春ちょうしゅんであったことが判明はんめいした[35]

中国ちゅうごく国防こくぼうによる認知にんち

2011ねん5月25にち中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国防こくぼうの耿雁せい報道ほうどうかんは、定例ていれい記者きしゃ会見かいけんにおいて広東かんとんしょう広州こうしゅうぐんのサイバーぐんかんする質問しつもんけ、その存在そんざいみと[36] [37]中国ちゅうごくぐんのインターネットセキュリティーの水準すいじゅん向上こうじょう目的もくてき説明せつめいした。

中国ちゅうごくもうは「国防こくぼうは「『ネットあいぐん』はいわゆる『ハッカー部隊ぶたい』ではなく、国防こくぼう当局とうきょくみずからの必要ひつようもとづき臨時りんじ創設そうせつしたネット防衛ぼうえい訓練くんれん機関きかんだ。国際こくさい社会しゃかいぎた解釈かいしゃくをすべきでない」と回答かいとうした。」とし、あくまでアメリカが設立せつりつしたてん防衛ぼうえいようであるてん強調きょうちょうすることで、アメリカがわ攻撃こうげきようだと示唆しさした。なお、アメリカがわ中国ちゅうごくがわからの攻撃こうげき対応たいおうするためにべいサイバーぐんげている[38]主張しゅちょうしている。

2011ねん11月3にち米国べいこく国家こっか防諜ぼうちょうきょく報告ほうこくしょ「サイバー空間くうかん米国べいこく経済けいざい機密きみつぬす外国がいこくスパイ」を議会ぎかい提出ていしゅつし、そのなかで中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくは「世界せかいもっと活発かっぱつかつ執拗しつよう経済けいざいスパイ」とし、ロシアをふくめ、スパイ活動かつどう実行じっこうしゃとして非難ひなんした[39]

軍事ぐんじ戦略せんりゃく軍事ぐんじ外交がいこう発言はつげん

台湾たいわん問題もんだいかく攻撃こうげき発言はつげん

1989ねん発生はっせいしたろくよん天安門てんあんもん事件じけん米国べいこくをはじめとした主要しゅようこくはこぞって中国ちゅうごく人権じんけん状況じょうきょう非難ひなんし、米国べいこくこうレベル交流こうりゅう中止ちゅうしし、たいちゅう武器ぶき禁輸きんゆおよ経済けいざい制裁せいさいした。こうしたべいちゅう関係かんけい悪化あっかをうけて、1995ねん中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんふくそう参謀さんぼうちょうくまこう中将ちゅうじょうは、「もし米国べいこく台湾たいわん介入かいにゅうしたら、中国ちゅうごくかくミサイルでロサンゼルスを破壊はかいする。米国べいこく台北たいぺいよりロサンゼルスを心配しんぱいしたほうがよい」と、台湾たいわん海峡かいきょうでの武力ぶりょく紛争ふんそう米国べいこく介入かいにゅうした場合ばあい中国ちゅうごくはロサンゼルスにたいしてかく攻撃こうげきする可能かのうせいがあると表明ひょうめいした[40][41]

よく1996ねん中華民国ちゅうかみんこく総統そうとう選挙せんきょさいして、中国ちゅうごく台湾たいわん海峡かいきょうにおいてミサイル演習えんしゅうおこない、台湾たいわん恫喝どうかつした。米国べいこくは2つの空母くうぼ機動きどう部隊ぶたい派遣はけんだいさん台湾たいわん海峡かいきょう危機ききあやぶまれたが、1997ねん江沢民こうたくみん訪米ほうべい実現じつげんし、1985ねんむすばれた平和へいわてきかく協力きょうりょく協定きょうてい合意ごうい[42]。1998ねんにはビル・クリントン大統領だいとうりょう訪中ほうちゅうしたことで台湾たいわん海峡かいきょう緊張きんちょう緩和かんわされた。その人権じんけんかく拡散かくさんなどの協議きょうぎおこなわれ、べいちゅう関係かんけい改善かいぜんした。

2001ねん4がつ1にちべいぐん偵察ていさつ中国ちゅうごく戦闘せんとう空中くうちゅう衝突しょうとつ事故じこ海南かいなんとう事件じけん)が発生はっせいするが、べいちゅう関係かんけい緊張きんちょうするものの悪化あっかしなかった。

上海しゃんはい協力きょうりょく機構きこう

2001ねん6がつ15にち中国ちゅうごくは、西側にしがわ諸国しょこく警戒けいかいするロシア中央ちゅうおうアジア諸国しょこくとともに安全あんぜん保障ほしょう機関きかん上海しゃんはい協力きょうりょく機構きこう」 (SCO) を発足ほっそくさせて、西側にしがわ牽制けんせい。その上海しゃんはい協力きょうりょく機構きこうには中立ちゅうりつこくモンゴル米国べいこく同盟どうめいこくであるパキスタン友好国ゆうこうこくインドも参加さんか米国べいこく対立たいりつするイラン参加さんかした。どう機構きこう加盟かめいこくはしばしば共同きょうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうおこない、2005ねんにはちゅう共同きょうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうしるし共同きょうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうおこない、どう2005ねんには、べいぐん中央ちゅうおうアジアから撤退てったいするように要求ようきゅうした。

2007ねん中印なかいん共同きょうどう軍事ぐんじ演習えんしゅう実施じっしされたものの、インドと米国べいこく2006ねんに、パキスタンが中国ちゅうごく技術ぎじゅつ提供ていきょうによりかく武装ぶそうすすめつつあるため、べいしるし原子力げんしりょく協力きょうりょく協定きょうてい (Indo-US civilian nuclear agreement) を締結ていけつしている。日本にっぽん西側にしがわ陣営じんえいとして2006ねん11月には麻生あそう太郎たろう外相がいしょうが「自由じゆう繁栄はんえい政策せいさくし、2007ねん8がつには安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうおとずれしるしてにちしるし安全あんぜん保障ほしょう防衛ぼうえい分野ぶんやでの協力きょうりょく確認かくにんしている[43]

台湾たいわん問題もんだい再燃さいねんしゅしげるとら発言はつげん

2005ねん3月14にち台湾たいわん公式こうしき独立どくりつ宣言せんげんをするならば中国ちゅうごく軍事ぐんじりょくもちいて阻止そしすることをさだめたはん分裂ぶんれつ国家こっかほう中国ちゅうごく制定せいていされた。

2005ねん7がつ14にちに、しゅしげるとら少将しょうしょう香港ほんこんで『ウォール・ストリート・ジャーナル』や『フィナンシャル・タイムズ』など各国かっこく報道ほうどう機関きかんまえに、アメリカ台湾たいわん有事ゆうじ介入かいにゅうした場合ばあい中国ちゅうごくかく戦争せんそうさないと発言はつげんした[41]発言はつげん以下いかとおり。

我々われわれ中国ちゅうごく)は核兵器かくへいき先制せんせい攻撃こうげきにより中国ちゅうごく以外いがい人口じんこうらすととも自民じみんぞく温存おんぞんさせることちからそそぐべきで、このかく戦争せんそうひゃくねんあまりの屈辱くつじょくちた歴史れきし清算せいさん未来永劫みらいえいごうこの地球ちきゅう支配しはいするようるだろう。世界せかい人口じんこう無制限むせいげん迅速じんそく増加ぞうかしている。今世紀こんせいきちゅう爆発ばくはつてき増加ぞうか極限きょくげん到達とうたつするはずだ。しかし地球ちきゅうじょう資源しげん有限ゆうげんなのだから、かく戦争せんそうこそ人口じんこう問題もんだい解決かいけつするもっとも有効ゆうこうはや方法ほうほうである。中国ちゅうごく政府せいふ全力ぜんりょく核兵器かくへいき開発かいはつんでおり、じゅうねん以内いないには地球ちきゅうじょう半数はんすう以上いじょう人口じんこう消滅しょうめつさせるだけの核兵器かくへいき装備そうびすることが可能かのうである。中国ちゅうごく西安しーあん以東いとうぜん都市とし焦土しょうどとなること覚悟かくごしている。米国べいこくすうひゃく都市とし破壊はかいされること覚悟かくごしなければならない」

「もしアメリカが中国ちゅうごく台湾たいわんとの軍事ぐんじ紛争ふんそう介入かいにゅうし、ミサイルや誘導ゆうどう兵器へいき中国ちゅうごく領土りょうどない標的ひょうてきけて発射はっしゃすれば、中国ちゅうごく核兵器かくへいき反撃はんげきする。現在げんざい軍事ぐんじバランスでは中国ちゅうごくはアメリカにたいする通常つうじょう兵器へいきでの戦争せんそうたたか能力のうりょくはないからだ」

「アメリカが中国ちゅうごく本土ほんど以外いがい中国ちゅうごくぐん航空機こうくうき艦艇かんてい通常つうじょう兵器へいき攻撃こうげきする場合ばあいでも、中国ちゅうごくがわからのアメリカ本土ほんどかく攻撃こうげき正当せいとうされる。(アメリカによる攻撃こうげき結果けっか)、中国ちゅうごくがわ西安しーあん以東いとうのすべての都市とし破壊はかい覚悟かくごせねばならない。しかしアメリカもすうひゃく都市とし中国ちゅうごくがわによる破壊はかい覚悟かくごせねばならない」

— しゅしげるとら、2005ねん7がつ14にち[44][45]

2005ねん7がつ15にち、このしゅしげるとら少将しょうしょう発言はつげんたいしてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国務省こくむしょうスポークスマンショーン・マコーマックは、「きわめて無責任むせきにんで、中国ちゅうごく政府せいふ立場たちば代表だいひょうしないことを希望きぼうする。非常ひじょう遺憾いかん」と非難ひなん[41]、7がつ22にちにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいんは、発言はつげん撤回てっかいしゅしげるとら少将しょうしょう罷免ひめんもとめる決議けつぎ採決さいけつした[46]中国ちゅうごく政府せいふはのちに公式こうしき見解けんかいではないと発表はっぴょうしたが、これについて台湾たいわん高等こうとう政策せいさく研究けんきゅう協会きょうかい執行しっこう長官ちょうかん楊念中国語ちゅうごくごばんは、「かく攻撃こうげき発言はつげんはアメリカと日本にっぽんけられたものであり、中国ちゅうごく政府せいふはこの発言はつげんで、べいにち両国りょうこく反応はんのうためし、両国りょうこく態度たいどさぐりたいのだろう」という見解けんかいしめした[41]

太平洋たいへいよう分割ぶんかつ管理かんり構想こうそう

2007ねん5がつアメリカ太平洋軍たいへいようぐんそう司令しれいかんティモシー・J・キーティング[47]海軍かいぐん大将たいしょう訪中ほうちゅうしたさい中国ちゅうごく海軍かいぐん幹部かんぶから、ハワイ基点きてんべいちゅう太平洋たいへいよう東西とうざいを「分割ぶんかつ管理かんり」する構想こうそう提案ていあんされていたことが2008ねん上院じょういん軍事ぐんじ委員いいんかい公聴こうちょうかいあきらかにされた[48]中国ちゅうごく海軍かいぐん幹部かんぶは、中国ちゅうごく航空こうくう母艦ぼかん保有ほゆうした場合ばあい、ハワイ以東いとう米国べいこくが、ハワイ以西いせい中国ちゅうごく管理かんりすること合意ごういしたいと申出もうしで[48]。キーティング司令しれいかんは「冗談じょうだんだとしても、人民じんみん解放かいほうぐん戦略せんりゃく構想こうそうしめすもの」とした。なおキーティング司令しれいかん提案ていあんしゃせたが、2007ねん5がつ時点じてん中国ちゅうごく海軍かいぐん勝利かつとし司令しれいかん会談かいだんしている[48]ため、この発言はつげん司令しれいかん可能かのうせいたかい。

また2007ねん8がつには、中国ちゅうごくぐんによる太平洋たいへいよう分割ぶんかつ管理かんり提案ていあんについて、べい政府せいふない親中しんちゅううち提案ていあん前向まえむきな姿勢しせいしめものったと報道ほうどうされている[49][48]

2012ねん11月、ヒラリー・クリントンべい国務こくむ長官ちょうかん中国ちゅうごく南シナ海みなみしなかい領有りょうゆうけん問題もんだいについて協議きょうぎしたさい中国ちゅうごくがわ高官こうかん1人ひとりが「(中国ちゅうごくは)ハワイ領有りょうゆうけん主張しゅちょうすることもできる」と発言はつげんし、これにたいしてヒラリー長官ちょうかんは「やってみてください。我々われわれ仲裁ちゅうさい機関きかん領有りょうゆうけん証明しょうめいする。これこそ貴方あなたがたにもとめる対応たいおうだ」とおうじたことあきらかにした[50]

オバマ政権せいけん

2008ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょう選挙せんきょ民主党みんしゅとう候補こうほ勝利しょうりし、だい44だいアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょう就任しゅうにんしたバラク・オバマ外交がいこう政策せいさくでは当初とうしょ親中しんちゅう」とられていたため、べいちゅう両国りょうこく友好ゆうこう関係かんけい緊密きんみつ期待きたいされた。

オバマ大統領だいとうりょうは、同年どうねん11がつ訪中ほうちゅうして胡錦濤こきんとう軍事ぐんじ委員いいんかい主席しゅせき会談かいだん共同きょうどう声明せいめいで「べいちゅう戦略せんりゃくてき相互そうご信頼しんらい構築こうちく強化きょうか」をうたい、G2チャイメリカ)というだい大国たいこく意味いみする言葉ことばうたわれ[51]べいちゅう接近せっきん演出えんしゅつされた。この当時とうじは、オバマ大統領だいとうりょう会談かいだんなどで中国ちゅうごく国内こくない人権じんけん問題もんだいチベット自治じち新疆しんきょうウイグル自治じち国内こくないにおける少数しょうすう民族みんぞくへの弾圧だんあつ民族みんぞく浄化じょうか政策せいさくなどへの批判ひはんひかえ、中国ちゅうごくがわ自制じせい期待きたいしていた。

しかし中国ちゅうごくはそのも、南沙なんさ諸島しょとう問題もんだいなどで周辺しゅうへん諸国しょこく積極せっきょくてき軍事ぐんじ行動こうどうをとり、中国ちゅうごくにおけるアメリカりの民主みんしゅ活動かつどうりゅうあきらなみへのノーベル平和へいわしょう授与じゅよへの妨害ぼうがい介入かいにゅうなど、毅然きぜんとした態度たいどつづけた。

アメリカがわも、2010ねん以降いこう台湾たいわんへの兵器へいき売却ばいきゃく決定けっていダライ・ラマ14せいとオバマとの会談かいだん実施じっしするなど、方向ほうこう転換てんかんしつつあるという見方みかたる。

ただし、オバマは中国ちゅうごく経済けいざいてきなパートナーこくであるとも宣言せんげんしており、べいちゅう関係かんけい緊密きんみつ必要ひつようだともべていた。

べいちゅう関係かんけい緊張きんちょう

2011ねん1がつ14にちにはべいワシントン・ポストにおいてアメリカ政界せいかい重鎮じゅうちんであるヘンリー・キッシンジャーもとべい国務こくむ長官ちょうかんが「べいちゅう冷戦れいせんけなければならない」とべ、べいちゅう冷戦れいせん状態じょうたいはいりつつあると警鐘けいしょうらす記事きじ掲載けいさいされた。キッシンジャーはべいちゅう冷戦れいせん状態じょうたいはいった場合ばあい、「かく拡散かくさん環境かんきょう、エネルギー、気候きこう変動へんどうなど、地球ちきゅう規模きぼ解決かいけつ必要ひつよう問題もんだいについて、国際こくさいてきに(べいちゅうの)どちらにくかの選択せんたくせまることになり、各地かくち摩擦まさつ発生はっせいする」とべた[52]

2011ねん11月9にちアメリカ国防総省こくぼうそうしょうは「エアシー・バトル」(そらうみ戦闘せんとう)とばれる特別とくべつ部局ぶきょく創設そうせつ中国ちゅうごく軍拡ぐんかくたいするあらたなたいちゅう戦略せんりゃく構築こうちくしていることがあきらかとなった。この構想こうそうには中国ちゅうごく以外いがいくに対象たいしょうはいっていないとアメリカがわ事実じじつじょうみとめており、べい政府せいふ高官こうかんは「このしん戦略せんりゃく米国べいこくたいちゅう軍事ぐんじ態勢たいせい東西とうざい冷戦れいせんスタイルへとえる重大じゅうだい転換てんかんてんとなる」とべた[53]

2014ねんには環太平洋かんたいへいよう合同ごうどう演習えんしゅうリムパック)に参加さんかしてべいちゅう合同ごうどう演習えんしゅうおこなうも、中国ちゅうごくから情報じょうほう収集しゅうしゅうかん北極星ほっきょくせい」が派遣はけんされたことは物議ぶつぎかもした[54]

べいぐんのオーストラリア駐留ちゅうりゅう

アジア太平洋たいへいよう経済けいざい協力きょうりょく(APEC)首脳しゅのう会議かいぎの3にち2011ねん11月16にち、オバマまい大統領だいとうりょうオーストラリア北部ほくぶへのべい海兵かいへいたい駐留ちゅうりゅう計画けいかく発表はっぴょうし、2012ねんからべいぐんダーウィンなどに半年はんとし交代こうたい駐留ちゅうりゅう豪州ごうしゅうぐん共同きょうどう訓練くんれん演習えんしゅう実施じっしし、最終さいしゅうてきに2500にん駐留ちゅうりゅう目指めざすとし、海上かいじょう交通こうつうシーレーン確保かくほねらったべいぐん配備はいびすすめ、中国ちゅうごくへの牽制けんせいおこなった[55]

豪州ごうしゅう米国べいこくひがしアジア有事ゆうじとして想定そうていしていた台湾たいわん海峡かいきょう朝鮮半島ちょうせんはんとうなどから距離きょりがあり、これまで拠点きょてんとしての重要じゅうようひくかったが、中国ちゅうごくから直接ちょくせつ軍事ぐんじ攻撃こうげきけにくいこと、また南シナ海みなみしなかいインド洋いんどようへのアクセスにおいて戦略せんりゃくてき位置付いちづけがたかまったとされる[55]

これにたいして中国ちゅうごく政府せいふ中国共産党ちゅうごくきょうさんとう機関きかん人民日報じんみんにっぽうけい英字えいじ『グローバル・タイムズ』をつうじて「豪州ごうしゅう中国ちゅうごくをバカにしてはならない。中国ちゅうごく安全あんぜん保障ほしょう弱体じゃくたいさせているのに、それとはなして経済けいざい協力きょうりょくすすめることはできない。えてはならない一線いっせんがある」と批判ひはんした[56]

またインドネシアのマルティ・ナタレガワ外相がいしょうは、べいぐん豪州ごうしゅう駐屯ちゅうとんについて、中国ちゅうごく反発はんぱつむとして危険きけんせい指摘してきした[57]

だいいち列島れっとうせん構想こうそう

ひだりだいいち列島れっとうせんみぎだい列島れっとうせん

べい議会ぎかい諮問しもん機関きかんべいちゅう経済けいざい安全あんぜん保障ほしょう見直みなお委員いいんかい年次ねんじ報告ほうこくしょは2011ねん11月16にち中国ちゅうごくひがしアジアにおける有事ゆうじさい奇襲きしゅう攻撃こうげき先制せんせい攻撃こうげきべいぐん戦力せんりょく低下ていかさせ、日本にっぽん周辺しゅうへんふく東シナ海ひがししなかいまでの海洋かいよう権益けんえき支配しはいする戦略せんりゃく中国ちゅうごくぐんっていると指摘してきした[58]。また中国ちゅうごくぐんは、指揮しき系統けいとうをコンピューターに依存いぞんするべいぐん弱点じゃくてんかたちでサイバー攻撃こうげき仕掛しかける作戦さくせんや、南シナ海みなみしなかい東シナ海ひがししなかいでの紛争ふんそうではたいかん弾道だんどうミサイルや巡航じゅんこうミサイルによって、九州きゅうしゅう沖縄おきなわ台湾たいわん―フィリピンをむすだいいち列島れっとうせん[59]規準きじゅん防衛ぼうえい戦線せんせんをとり、かつべいぐんとうふく他国たこく介入かいにゅう阻害そがいする作戦さくせんがあるとも指摘してきした[58]

だいいち列島れっとうせんはもともと1982ねんに鄧小平こだいら意向いこうけて、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん海軍かいぐん司令しれいかん劉華清りゅうかせい(1989ねんから1997ねんまでとう中央ちゅうおう軍事ぐんじ委員いいんかいふく主席しゅせき)がした構想こうそうで、2010ねんまでにだいいち列島れっとうせん内部ないぶ近海きんかい)のせいうみ確保かくほをし、2020ねんまでにだい列島れっとうせん内部ないぶ制海権せいかいけん確保かくほをし、2040ねんまでに航空こうくう母艦ぼかん建造けんぞうによって、べい海軍かいぐんによる太平洋たいへいようインド洋いんどよう独占どくせんてき支配しはい阻止そしし、べい海軍かいぐん対等たいとう海軍かいぐんつというものであった[60]

2011ねん12月25にちにちちゅう首脳しゅのう会談かいだんでは、中国ちゅうごくがわ中国ちゅうごく包囲ほういもうくずすために懐柔かいじゅうするとみられ[61]実際じっさいにちちゅう高級こうきゅう事務じむレベル海洋かいよう協議きょうぎ開設かいせつ海上かいじょう捜索そうさく救助きゅうじょ協定きょうていSAR協定きょうてい)の締結ていけつ合意ごういした[62]。なお12月17にち発表はっぴょうは19にち)には北朝鮮きたちょうせんきむ正日じょんいる書記しょき死去しきょをうけて、周辺しゅうへん諸国しょこく緊張きんちょうしていた。

2012ねん1がつ5にち、オバマ大統領だいとうりょうは5にち、アジア太平洋たいへいよう地域ちいきでの軍事ぐんじてきなプレゼンスを強化きょうかする内容ないようしん国防こくぼう戦略せんりゃく米国べいこく世界せかいてきリーダーシップの維持いじと21世紀せいき国防こくぼう優先ゆうせん事項じこう」を発表はっぴょうした[63]しん戦略せんりゃく文書ぶんしょでは中国ちゅうごくとイランを名指なざし、サイバー攻撃こうげきやミサイル開発かいはつなどの非対称ひたいしょうてき手段しゅだん米国べいこく対抗たいこうしていると指摘してき中国ちゅうごくについて軍事ぐんじりょく増強ぞうきょう意図いと透明とうめいもとめたうえで、オバマ大統領だいとうりょう演説えんぜつで「だい大戦たいせんやベトナム戦争せんそうのちのように、ぐん将来しょうらいへの準備じゅんびもない状態じょうたいにする失敗しっぱいゆるされない。べいぐん機動きどうてきかつ柔軟じゅうなんに、あらゆる有事ゆうじ対応たいおうできるようにする」とべ、米国べいこく安全あんぜん保障ほしょう主導しゅどうする決意けついしめした[63]。これにたいして中国ちゅうごく政府せいふけいメディアは警戒けいかいかんしめした[64]

2013ねん5月中華民国ちゅうかみんこく総統そうとうであった登輝とうきは、「(中国ちゅうごくは)周辺しゅうへんこくへの内政ないせい領土りょうど干渉かんしょうかえすことによって、自分じぶんたちのちから誇示こじしているのである。こうした中国ちゅうごくうごきを説明せつめいするのに、わたしは『成金なりきん』という言葉ことばをよく使つかう。経済けいざいりょく背景はいけいに、ベトナムから西にしすな諸島しょとううばい、南沙なんさ諸島しょとうフィリピン領有りょうゆうしていた地域ちいきし、そして日本にっぽん領土りょうどである尖閣諸島せんかくしょとう領海りょうかい領空りょうくう侵犯しんぱんかえ中国ちゅうごくは、札束さつたばちから威張いばらすあさましい『成金なりきん』の姿すがたそのものである」と中国ちゅうごく批判ひはんしつつ[65]中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんは、陸軍りくぐんには覇権はけん拡張かくちょうするみちがないため、海軍かいぐん強化きょうかすることにつとめているが、日本にっぽん同盟どうめいこくであるアメリカぐんおそれているため、現在げんざいのところ尖閣諸島せんかくしょとう軍事ぐんじ侵攻しんこうする可能かのうせいひくいが、尖閣諸島せんかくしょとう周辺しゅうへん領海りょうかい領空りょうくう侵犯しんぱんかえして日本にっぽんさぶりをかけて、日本にっぽんひるんだすきに、尖閣諸島せんかくしょとうの「共同きょうどう管理かんり」を突破口とっぱこうにして、太平洋たいへいよう進出しんしゅつすることをねらっており、したがって中国ちゅうごくによる尖閣諸島せんかくしょとうの「共同きょうどう管理かんり」のもう断固だんこ拒絶きょぜつすべきであるとべている[65]

その

にちちゅう交流こうりゅう

1977ねんから鄧小平こだいら提唱ていしょうによりもとりくすすむ三岡みつおか健次郎けんじろう中国ちゅうごく政経せいけい懇談こんだんかい設立せつりつして以来いらい自衛隊じえいたい中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん退役たいえきしゃあいだでは交流こうりゅう事業じぎょう中断ちゅうだんなくつづいている[66]

また、毛沢東もうたくとう要請ようせい[67]けてもと大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん中将ちゅうじょう遠藤えんどう三郎さぶろう創設そうせつした「にちちゅう友好ゆうこうもと軍人ぐんじんかい[68]中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんぞくしたもと日本人にっぽんじん兵士へいし[69][70]による中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん関係かんけいしゃとの交流こうりゅう活動かつどうもかねてからあった。

日本にっぽん財団ざいだん初代しょだい会長かいちょう笹川ささかわ良一りょういち設立せつりつした笹川ささかわにちちゅう友好ゆうこう基金ききんによる佐官さかんきゅう交流こうりゅうは2001ねんからはじまっている[71]

  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんちゅう青年せいねん将校しょうこう研修けんしゅうだんれ(2005ねん8がつ22にち
  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん交響こうきょう楽団がくだん日本にっぽんはつ公演こうえん(2007ねん10がつ7にち
  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん佐官さかんきゅう訪日ほうにち研修けんしゅうだんれ(2007ねん10がつ25にち
  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんミサイル駆逐くちくかんふか東京とうきょうわん親善しんぜん入港にゅうこう(2007ねん11月28にち[72]
  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん練習れんしゅうかんていかず江田島えたじま入港にゅうこう(2009ねん11月[73]
  • 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんミサイル駆逐くちくかんふとしはら横須賀よこすか親善しんぜん入港にゅうこう(2019ねん10がつ10日とおか[74]

中台ちゅうたい交流こうりゅう

国共こっきょう内戦ないせん対峙たいじした台湾たいわん中華民国ちゅうかみんこく国軍こくぐん関係かんけいしゃ人民じんみん解放かいほうぐんあいだでは黄埔軍こうほぐんこうどう学会がっかいなどをつうじて活発かっぱつ交流こうりゅうおこなわれており、2011ねん6がつ6にち北京ぺきんりょうぐん交流こうりゅう行事ぎょうじおこなわれたさい出席しゅっせきした国防こくぼう大学だいがく初代しょだい学長がくちょうなつ瀛洲中国語ちゅうごくごばんきゅうじょうしょう中華民国ちゅうかみんこく国軍こくぐん退役たいえき将校しょうこうが「われわれ国軍こくぐん共産党きょうさんとうぐんもともにおな中国ちゅうごくぐん」「歴史れきしてき任務にんむ使命しめいである中台ちゅうたい統一とういつのためにともに頑張がんばろう」と席上せきじょう発言はつげんしてこれを人民じんみん解放かいほうぐん少将しょうしょう称賛しょうさんしたことは台湾たいわん当時とうじうまえいきゅう中華民国ちゅうかみんこく総統そうとうが「困惑こんわくしている」とする声明せいめいすにいたおおきなさわぎとなった[75][76]。2016ねん11月11にちにも北京ぺきん開催かいさいされたまごぶん生誕せいたん150周年しゅうねん記念きねん式典しきてんまねかれたなつ瀛洲きゅうじょうしょう中華民国ちゅうかみんこく国軍こくぐん退役たいえき将校しょうこうだん中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国歌こっかである「義勇軍ぎゆうぐん進行しんこうきょく」の演奏えんそうさい起立きりつしたことが台湾たいわん物議ぶつぎかもし、少将しょうしょうは「先祖せんぞわすれ、国家こっか分裂ぶんれつさせ、統一とういつという歴史れきしながれにさからうものばっすべきだ」とこれを擁護ようごした[77]

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ ただし、国共こっきょう両者りょうしゃだけが戦闘せんとう行為こういをしていたわけではなく、中国ちゅうごく大陸たいりく全体ぜんたい軍閥ぐんばつ群雄割拠ぐんゆうかっきょによる争乱そうらん状態じょうたいであった。
  2. ^ 防衛ぼうえい白書はくしょは、べい国防省こくぼうしょう中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく軍事ぐんじりょくかんする年次ねんじ報告ほうこく」をもと記載きさいしている。

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参考さんこう文献ぶんけん

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