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ファランクス (火器かき)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファランクス (火器かき)
護衛ごえいかん「あぶくま」の搭載とうさい(ブロック0)
種類しゅるい 近接きんせつ防御ぼうぎょ火器かきシステム
はら開発かいはつこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
運用うんよう
配備はいび期間きかん 1980ねん-現在げんざい
配備はいびさき 採用さいようこく参照さんしょう
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう 湾岸わんがん戦争せんそう
開発かいはつ
開発かいはつしゃ ジェネラル・ダイナミクス[ちゅう 1]
製造せいぞう業者ぎょうしゃ ジェネラル・ダイナミクス[ちゅう 1]
製造せいぞう期間きかん 1978ねん[1]-現在げんざい
しょもと
重量じゅうりょう
  • 12,500 lb (5,700 kg)
  • 後期こうきがた 13,600 lb (6,200 kg)[1]
銃身じゅうしんなが
  • Block0&1(L76砲身ほうしん):1,520 mm (59.8 in)
  • Block1B(L99砲身ほうしん):1,981 mm (78.0 in)[2]
  • ぜんこう 4.7 m (15 ft 5.0 in)
    要員よういんすう 自動じどう, 監視かんしいん

    砲弾ほうだん
    口径こうけい 20x102mm
    銃砲じゅうほう 6ほん
    仰角ぎょうかく
    • Block0:-10°/+80°
    • Block1:-20°/+80°
      (Block0/1の移動いどう速度そくど:86°/びょう
    • Block1B:-25°/+85°
      移動いどう速度そくど:115°/びょう[2]
    旋回せんかいかく
  • 中心ちゅうしんせんからそれぞれ150°
    (Block0&1の移動いどう速度そくど:100°/びょう, Block1Bの移動いどう速度そくど:116°/びょう[2]
  • 発射はっしゃ速度そくど まいぶん3,000-4,500はつ [選択せんたくしき](毎秒まいびょう50-75はつ
    初速しょそく 1,100 m/s (3,600 ft/s)[2]
    有効ゆうこう射程しゃてい 1.49 km (0.93 mi)[2]
    最大さいだい射程しゃてい 6,000 yd (5,500 m)[2]

    おもへいそう M61 20mm 6砲身ほうしん バルカンほう×1
    誘導ゆうどう方式ほうしき Ku-帯域たいいきレーダーFLIR[3]
    テンプレートを表示ひょうじ

    ファランクス英語えいご: Phalanx)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく開発かいはつされたCIWSM61「バルカン」 20mm銃身じゅうしん機銃きじゅう小型こがた捕捉ほそく追尾ついびレーダーわせて、たいかんミサイルのような小型こがた高速こうそく目標もくひょうぜん自動じどう迎撃げいげきできるようにしたシステムであり[4]アメリカ海軍かいぐんではMK 15として制式せいしきされ[5]バルカン・ファランクス俗称ぞくしょうされる[6]

    来歴らいれき

    [編集へんしゅう]
    キング」のかん搭載とうさいされた試作しさくがたのファランクス(1973ねん)

    ソビエト連邦れんぽうぐんでは、1960年代ねんだい初頭しょとうよりK-10S(AS-2「キッパー」)英語えいごばんそらたいかんミサイルP-15(SS-N-2「スティクス」)かんたいかんミサイルなどたいかんミサイル配備はいび着手ちゃくしゅしていた。これにたいし、西側にしがわ諸国しょこく海軍かいぐんでは、みずからの対空たいくう能力のうりょく過信かしんしたうえ、これらのミサイルの実戦じっせん経験けいけんがなかったこともあり、その効用こうよう脅威きょうい過小かしょう評価ひょうかしていた[7]

    しかし1967ねん10がつ21にちイスラエル海軍かいぐんZきゅう駆逐くちくかんがエジプト海軍かいぐんコマールがたミサイルてい撃沈げきちんされるエイラート事件じけん発生はっせいし、情勢じょうせい一変いっぺんした。旧式きゅうしきとはいえ正規せいき駆逐くちくかん小兵こひょうのミサイルていによりじゅつもなく撃沈げきちんされた本件ほんけんは、西側にしがわ海軍かいぐんおおきな衝撃しょうげきあたえ、各国かっこくただちにたいかんミサイル防御ぼうぎょ(ASMD)の強化きょうかさく着手ちゃくしゅした[7]

    当時とうじのアメリカ海軍かいぐんは、DDG以上いじょう主要しゅようかんにはタロステリアターターといった強力きょうりょくかん対空たいくうミサイル装備そうびしていたものの、これらはとお中距離ちゅうきょり有人ゆうじんジェット機じぇっとき対象たいしょうとしており、さい近接きんせつ領域りょういき対空たいくう火力かりょく3インチ5インチ速射そくしゃほうたよらざるをない状況じょうきょうであった[7]あたらしい短距離たんきょりよう対空たいくう兵器へいきとして、すでシーモーラーシースパローといったかん防空ぼうくうミサイル(BPDMS)の開発かいはつ開始かいしされてはいたものの、リアクションタイム縮減しゅくげん限界げんかいやシークラッターによるてい高度こうど目標もくひょう探知たんち困難こんなんせいたいかんミサイルのレーダー反射はんしゃだん面積めんせきちいささなど、ASMDには不適ふてき部分ぶぶんおおかった[6]

    このことから、これらのかん防空ぼうくうミサイルの内側うちがわをカバーする近接きんせつ武器ぶきシステムの開発かいはつ志向しこうされることになった[6]提案ていあんは1968ねんになされ、1969ねんにはジェネラル・ダイナミクス(GD)しゃポモナ部門ぶもん[ちゅう 1]フィジビリティスタディ受注じゅちゅうした[5]。1973ねん8がつからは試作しさくファラガットきゅう駆逐くちくかんキング」に搭載とうさいされ、1974ねん3がつにかけて艦上かんじょう評価ひょうか試験しけん実施じっしされた[9]。この成果せいかまえて改善かいぜんされた量産りょうさんは1977ねんフォレスト・シャーマンきゅう駆逐くちくかんビグロー」に搭載とうさいされて実用じつよう試験しけん実施じっしされた。1978ねんには量産りょうさん開始かいしされ、1980ねん空母くうぼコーラル・シー」に搭載とうさいされて装備そうびされた[6]

    構成こうせい

    [編集へんしゅう]

    ほんシステムは、M61「バルカン」 20mm銃身じゅうしん機銃きじゅう捕捉ほそく追尾ついびレーダーわせて1砲台ほうだい集約しゅうやくしたシステムである[6]。Mk 15はシステム全体ぜんたい呼称こしょうであり、艦内かんない配置はいちされる操作そうさのぞくとMk 16としょうされる。マウント単体たんたいではMk 72、FCSはMk 90としょうされる[5][8]

    ほんシステムは150ミリあつしのプラットフォームじょうされるが、甲板かんぱん配置はいちしなければならない部分ぶぶんはない。5.5平方へいほうメートル甲板かんぱんかいがあれば[8]かんのシステムからは操作そうさよう電源でんげん冷却れいきゃくすい供給きょうきゅうけるだけで作動さどうできる。のシステムとのインターフェースがすくなく、ほんシステムだけで独立どくりつした兵器へいきシステムとして運用うんよう可能かのうであり、全備ぜんび重量じゅうりょう比較的ひかくてき軽量けいりょうであることから、大型おおがた艦艇かんていから小型こがた艦艇かんていいたるまで搭載とうさいできる[9]

    信頼しんらいせいにもすぐれており、1977ねんおこなわれた評価ひょうかでは、平均へいきん故障こしょう間隔かんかく(MTBF)は188あいだ平均へいきん修復しゅうふく時間じかん(MTTR)は2あいだ45ふんと、いずれも海軍かいぐん要求ようきゅう(60あいだおよび3あいだ)をおおきく上回うわまわ結果けっか記録きろくされた[8]

    CIWSの比較ひかく[疑問ぎもんてん]
    ロシアの旗AK-630 アメリカ合衆国の旗ファランクス オランダの旗ゴールキーパー 中華人民共和国の旗730がた
    画像がぞう
    重量じゅうりょう[よう出典しゅってん] 9,114 kg (20,093 lb) 6,200 kg (13,700 lb) 9,902 kg (21,830 lb) 9,800 kg (21,600 lb)?
    武装ぶそう [よう出典しゅってん] GSh-6-30 30 mm (1.2 in)
    6砲身ほうしんガトリングほう
    M61 20 mm (0.79 in)
    6砲身ほうしんガトリングほう
    GAU-8 30 mm (1.2 in)
    7砲身ほうしんガトリングほう
    [ちゅう 2]30 mm (1.2 in)
    7砲身ほうしんガトリングほう
    発射はっしゃすう[よう出典しゅってん] まいぶん5,000はつ まいぶん4,500はつ まいぶん4,200はつ まいぶん5,800はつ
    射程しゃてい[よう出典しゅってん] 4,000 m (13,000 ft) 1,490 m (4,890 ft) 2,000 m (6,600 ft) 3,000 m (9,800 ft)
    携行けいこうだんすう [よう出典しゅってん] 2,000はつ 1,550はつ 1,190はつ 1,000はつ
    弾丸だんがん初速しょそく [よう出典しゅってん] 毎秒まいびょう900 m (3,000 ft) 毎秒まいびょう1,100 m (3,600 ft) 毎秒まいびょう1,109 m (3,638 ft) 毎秒まいびょう1,100 m (3,600 ft)
    垂直すいちょくじく射撃しゃげき範囲はんい[よう出典しゅってん] +88°~-12° +85°~-25°
    水平すいへいじく射撃しゃげき範囲はんい[よう出典しゅってん] 360° +150°~-150° 360°

    機銃きじゅう

    [編集へんしゅう]

    上記じょうきとおり、ほんシステムでは20mm口径こうけい・6銃身じゅうしんM61A1「バルカン」装備そうびした。これは当時とうじのアメリカぐん戦闘せんとう標準ひょうじゅんてき航空こうくう機関きかんほうになりつつあったものであり、こう発射はっしゃ速度そくど安定あんていした弾道だんどう特長とくちょうであった[6]砲身ほうしんちょう当初とうしょは76口径こうけいであったが、ブロック1Bより99口径こうけいちょう砲身ほうしんされた[4][5]

    発射はっしゃ速度そくどは、当初とうしょ最大さいだいまいぶん3,000はつとされていたが[4]、ブロック1ベースライン1では、機銃きじゅう駆動くどう方式ほうしき油圧ゆあつしきから空気圧くうきあつしき変更へんこうしたことで、発射はっしゃ速度そくどまいぶん4,500はつまで向上こうじょうできるようになった[5]きゅうだんはベルトしきで、円筒えんとうがた弾倉だんそう機銃きじゅう下方かほうはいされた。準備じゅんびだんすうは、初期しょきがたのブロック0では989はつ、ブロック1では1,550はつ増大ぞうだいした[6]そら薬莢やっきょう回収かいしゅうシュートによってふたた円筒えんとうがた弾倉だんそう回収かいしゅうされ、またもし不発ふはつだんしょうじた場合ばあいも、そら薬莢やっきょうとともに回収かいしゅうされる[9]さい装填そうてんは30ふん以内いない完了かんりょうできる[8]。なお射撃しゃげきそのものは持続じぞくてきおこなわれるが、射撃しゃげき指揮しき観点かんてんからは、10はつごとのバースト射撃しゃげきとして評価ひょうかされる。またブロック1Bでは、たい水上すいじょう射撃しゃげきさいには50はつごとのバースト射撃しゃげきおこなうことができるようになった[5]

    弾薬だんやくとして、当初とうしょは、アメリカ海軍かいぐんでは劣化れっかウランだんしんAPDS使用しようしていたのにたいし、海上かいじょう自衛隊じえいたいでは航空こうくう自衛隊じえいたいおなじM51普通ふつうだん使用しようしていた。その技術ぎじゅつ研究けんきゅう本部ほんぶニッケルクロムタングステン合金ごうきんたましん使用しようするAPDSが開発かいはつされ[9]海上かいじょう自衛隊じえいたいでは57DD「やまゆき」より装備そうびされた[10](86しき20mm機関きかんほうようてっかぶと弾薬だんやくつつみ)。またアメリカ海軍かいぐんでも、1989ねんから1990ねんにかけて同様どうようのタングステンAPDSにえた。ほんシステムでは20mm口径こうけいだん使用しようすることから、30mm口径こうけいだん使用しようするゴールキーパーよりも火力かりょくおとるという批判ひはんもあったが、アメリカ海軍かいぐんでは、いずれにせよたまによって目標もくひょうミサイルの弾頭だんとう誘爆ゆうばくすることから破壊はかいりょくには有意ゆういはない一方いっぽうしょう口径こうけいだんのほうがおおくの弾薬だんやく搭載とうさいできて有利ゆうりであるとして、問題もんだいはないという見解けんかい発表はっぴょうしている[5]

    ほんシステムの際立きわだった特徴とくちょうは、戦闘せんとうシステムから独立どくりつして目標もくひょう捜索そうさく探知たんち追尾ついび攻撃こうげきおよび攻撃こうげき効果こうか判定はんていさい攻撃こうげきまたは目標もくひょう捜索そうさく移行いこうという一連いちれん対空たいくう戦闘せんとう自動じどう完結かんけつするものである[6]

    センサー

    [編集へんしゅう]
    レドームと右側みぎがわ装着そうちゃくされた光学こうがくセンサ(Block 1B)

    機銃きじゅう上部じょうぶにはしろられた円筒えんとうがたのドームが配置はいちされており、上側うわがわには捜索そうさくレーダーしたがわには追尾ついびレーダーアンテナ設置せっちされている。これらのレーダーは、アメリカ陸軍りくぐんがバルカンほう連動れんどうさせているAN/VPS-2と混同こんどうされることもあるが[6][8]実際じっさいにはVPS-2はたんなるはか距レーダーであり、べつのシステムである[5]

    いずれも動作どうさ周波数しゅうはすうKuバンドで、これらの2のアンテナで1送信そうしん共用きょうようしているため、同時どうじ電波でんぱ発射はっしゃすることはできず、システム単体たんたいでは捜索そうさくちゅう追尾ついびおこなうことはできない。パルスかえ周波数しゅうはすう(PRF)は、距離きょりおうじて3段階だんかいえられる[5]

    なお最初さいしょのブロック0では、アンテナとしてはいずれもリフレクタアンテナもちいられており、捜索そうさくレーダーの捜索そうさく範囲はんい仰角ぎょうかく0から5かぎられていたが、ブロック1ベースライン0では、捜索そうさくレーダーのアンテナはバック・トゥ・バック配置はいちのフェーズドアレイ・アンテナ4めん変更へんこうされ、捜索そうさく範囲はんい仰角ぎょうかく70まで拡大かくだいされた[5][8]

    またブロック1Bでは、レドームの右側みぎがわ光学こうがく照準しょうじゅん装置そうち追加ついかされた。これはピルキントンしゃせいFLIR(HDTI 5-2F)をもちいたもので、検知けんち波長はちょうは8~12マイクロメートル、FOVは2×1.3および4.5×3であった[5]

    射撃しゃげき統制とうせい

    [編集へんしゅう]

    これらの捜索そうさく追尾ついびレーダーにより探知たんちした目標もくひょうの「現在げんざい位置いち」と、高速こうそく発射はっしゃされる「弾丸だんがんぐん位置いち」の双方そうほう追尾ついびして両者りょうしゃ検出けんしゅつ修正しゅうせいりょう算出さんしゅつして、継続けいぞくてきへいループ制御せいぎょによる修正しゅうせい射撃しゃげきおこない、命中めいちゅう[6]目標もくひょう撃破げきは確認かくにんすると射撃しゃげき終了しゅうりょうし、捜索そうさくレーダーのとらえたつぎ目標もくひょう対応たいおうする[9]。この射撃しゃげき計算けいさんのためのコンピュータとしては、ブロック0・1ではコントロール・データ・コーポレーション(CDC)しゃのモデル469Eを使用しようしていたが、ブロック1AではR3000使用しようしたCDC AMPに変更へんこうされた[8]

    アメリカ海軍かいぐん資料しりょうでは、1目標もくひょう探知たんちから攻撃こうげき開始かいしまでやく2びょう目標もくひょう破壊はかいようするたますう平均へいきんやく200はつ最大さいだい有効ゆうこう射程しゃていやく1,500メートルとされる[6]最初さいしょ想定そうていでは、目標もくひょうを5,600ヤード (5,100 m)で探知たんち、4,300ヤード (3,900 m)で捕捉ほそくし、2,500ヤード (2,300 m)で射撃しゃげき開始かいしすることとなっていた。内側うちがわ限界げんかいせん阻止そしけん、keep-out zone)は100–230ヤード (91–210 m)に設定せっていされた[5]

    制御せいぎょとして、戦闘せんとう指揮しきしょ(CIC)にMk.340遠隔えんかく操作そうさばんが、また機銃きじゅうちかくには(しゅとしてテストようの)Mk.339操作そうさばん設置せっちされていた。またブロック1Bでは、これらの制御せいぎょばん改修かいしゅうして、光学こうがく照準しょうじゅん装置そうちによる遠隔えんかく操作そうさ射撃しゃげきできるようになった[5]

    発展はってんがた

    [編集へんしゅう]

    ブロック1

    [編集へんしゅう]

    最初さいしょのメジャーアップデートである。従来じゅうらいのブロック0では低空ていくう目標もくひょう限定げんていされていたのにたいし、ブロック1ベースライン0では、機銃きじゅう仰角ぎょうかくすとともに、捜索そうさくレーダーのアンテナをフェーズドアレイ方式ほうしき変更へんこうし、捜索そうさく能力のうりょく強化きょうかした。また搭載とうさいだんすう増大ぞうだいした。1981ねん12月から1982ねん5がつにかけてチャイナレイク海軍かいぐん武器ぶきセンター英語えいごばん試験しけんきょうされ、1988ねん1がつより配備はいび開始かいしされた[5]

    つづくベースライン1では、機銃きじゅう発射はっしゃ速度そくどまいぶん4,500はつまで向上こうじょうできるようになり、またレーダーの感度かんど向上こうじょうしており、1988・89年度ねんどより生産せいさんはいった。またベースライン2では内蔵ないぞうデータバスが追加ついかされ、標的ひょうてきなしで自己じこテストをおこなえるようになった[5]当初とうしょトムソンCSFしゃせいのレーダー送信そうしん導入どうにゅう検討けんとうされたが、これは実現じつげんしなかった[8]

    ブロック1からはブロック0になかった砲身ほうしんささえが追加ついかされる。

    ブロック2

    [編集へんしゅう]

    1980年代ねんだいすえより、ミサイルの高速こうそく・ステルス多数たすう同時どうじ攻撃こうげきなどによるけいそら脅威きょうい増大ぞうだい対処たいしょするための次世代じせだいファランクスとしてブロック2の開発かいはつ検討けんとうされるようになった。計画けいかくでは、1992ねん契約けいやく締結ていけつして20世紀せいきまつには実用じつようすることとされた[11]

    アメリカ海軍かいぐん要求ようきゅうおうじて、GDしゃでは、25mmテレスコープだん使用しようする7銃身じゅうしん機銃きじゅう連装れんそうはいするあん検討けんとうされていた。またFMCしゃでは、ファランクスのマウントにわせる電熱でんねつほう (electro-thermal gun開発かいはつ受注じゅちゅうしていた[11]

    しかしのちに、このように抜本ばっぽんてき設計せっけい変更へんこうよりは、ブロック1を端緒たんしょとする漸進ぜんしんてき改良かいりょうさくかさねていくように方針ほうしん転換てんかんされたことから、1992ねんには、これらのブロック2の開発かいはつ計画けいかくそのものが棚上たなあげされた[5]

    ブロック1A

    [編集へんしゅう]

    電子でんし計算けいさん更新こうしんし、こう機動きどう目標もくひょうへの対応たいおう能力のうりょく強化きょうかするとともに、艦艇かんてい自衛じえいシステム(SSDS)との連接れんせつにも対応たいおうした[5][8]

    ブロック1B

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    機銃きじゅう銃身じゅうしんちょう延長えんちょうし、レーダーにもサイドローブ抑制よくせいやフィルターの改良かいりょうなどをくわえたほか、FLIRによる光学こうがく射撃しゃげき指揮しき装置そうち追加ついかされ、たい水上すいじょう射撃しゃげきモード(Phalanx Surface Mode, PSuM)に対応たいおうした[5][8]。また、最新さいしんがたのBlock1B Baseline2はレーダーが改良かいりょうされ、脅威きょうい判定はんてい能力のうりょく信頼しんらいせい向上こうじょう、そして整備せいびコストの低減ていげんがなされる。このベースライン2はレドームがしろから灰色はいいろ変更へんこうされている。

    採用さいようこく

    [編集へんしゅう]

    NATO各国かっこく海軍かいぐんはじめ、21ヶ国かこくで870セットの採用さいよう実績じっせきがある。

    アメリカ

    [編集へんしゅう]
    ジョージ・ワシントン」に搭載とうさいされたファランクス Block1B
    おくシースパローかん防空ぼうくうミサイル

    アメリカ海軍かいぐんは、1980ねんミッドウェイきゅう航空こうくう母艦ぼかんコーラル・シー」に搭載とうさいされたのを皮切かわきりに1990年代ねんだいまでのほとんどのアメリカ海軍かいぐん艦艇かんてい装備そうびしていた。沿岸えんがん警備けいびたい一部いちぶカッターにも搭載とうさいされた。

    実戦じっせんでは、1991ねん湾岸わんがん戦争せんそうイラクぐんシルクワーム・ミサイルに対抗たいこうするため発射はっしゃしたチャフ誤認ごにんしたオリバー・H・ペリーきゅうミサイルフリゲートジャレット」のファランクスCIWSが護衛ごえい対象たいしょう戦艦せんかんミズーリ」にあやまする事故じこ人的じんてき被害ひがい水兵すいへい1めい負傷ふしょうしたのみ)がきた[12][13]。2024ねんには、イエメンはん政府せいふ武装ぶそう組織そしきフーシ)による紅海こうかい海上かいじょうでの海賊かいぞく行為こういへの対処たいしょ繁栄はんえい守護しゅごしゃ作戦さくせん)をおこなっていたミサイル駆逐くちくかんグレーヴリー」が巡航じゅんこうミサイル攻撃こうげきけたさいに、CIWSをもちいてこれを撃墜げきついした[14]

    2003ねん7がつ12にち就役しゅうえきニミッツきゅう航空こうくう母艦ぼかんロナルド・レーガン」で従来じゅうらいのファランクスにかえて、多数たすう目標もくひょうへの同時どうじ対処たいしょ能力のうりょく高速こうそく飛翔ひしょうミサイルへの対処たいしょ能力のうりょく向上こうじょう目的もくてきに、ドイツ共同きょうどう開発かいはつしたRAM近接きんせつ防空ぼうくうシステム搭載とうさいはじめている。このため、現在げんざいニミッツきゅうではファランクスのみ、RAMのみ、双方そうほう搭載とうさいかくかん武装ぶそうことなっている。が、次世代じせだいジェラルド・R・フォードきゅう航空こうくう母艦ぼかんアメリカきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんではRAMとともにファランクスが搭載とうさいされる予定よていである[15]

    日本にっぽん

    [編集へんしゅう]
    「いずも」に搭載とうさいされたファランクスBlock1B Baseline2

    海上かいじょう自衛隊じえいたいでは高性能こうせいのう20mm機関きかんほう呼称こしょうされ、ヘリコプター搭載とうさい護衛ごえいかんしらねがた新造しんぞうから装備そうび計画けいかくされたが、昭和しょうわ50年度ねんど計画けいかくかんの1ばんかんしらね」は後日ごじつ装備そうびとなり、実際じっさいには平成へいせい2ねん装備そうびされた。昭和しょうわ51年度ねんど計画けいかくかんの2ばんかんくらま」は新造しんぞうから装備そうびしている。

    汎用はんよう護衛ごえいかんでは、はつゆきがた昭和しょうわ54年度ねんど計画けいかくかんの3ばんかんみねゆき」から新造しんぞう装備そうびされるようになっている。また、護衛ごえいかんにも順次じゅんじ追加ついか装備そうびされている。

    1996ねん6がつにはハワイおきおこなわれた環太平洋かんたいへいよう合同ごうどう演習えんしゅう(Rimpac96)で、あさぎりがた護衛ごえいかんゆうぎり」が、標的ひょうてき曳航えいこうちゅうのアメリカ海軍かいぐんだい115攻撃こうげき飛行ひこうたい(VA-115)所属しょぞくのNF500(CAG)A-6艦上かんじょう攻撃こうげきあやまって撃墜げきついしている(パイロット脱出だっしゅつ)。

    Block1はむらさめがた以降いこう、Block1Bはたかなみがた4ばんかんさざなみ以降いこう導入どうにゅうされているが、ひゅうががたいずもかた2ばんかんかが」、およびこんごうがたあたごがたにはBlock1Bが搭載とうさい(こんごうがたかわそう)されたものの、いずもかた1ばんかんいずも」、あきづきがたには除籍じょせきかんから流用りゅうようしたBlock1もしくはBlock1Aを新造しんぞう搭載とうさいしていた。2018ねんからBlock1B Baseline2への改修かいしゅうキットの調達ちょうたつはじまり[16]、DDはむらさめがた以降いこうで、DDGはこんごうがたとあたごがた、DDHはひゅうががたおよび「いずも」で改修かいしゅうおこなわれている。あさひがたおよびまやかた、いずもかた2ばんかん「かが」では新造しんぞうからBlock1B Baseline2を搭載とうさいしている。

    イギリス

    [編集へんしゅう]

    イギリス海軍かいぐんは、フォークランド紛争ふんそうせんくんから、艤装ぎそう最終さいしゅう段階だんかいにあったインヴィンシブルきゅう航空こうくう母艦ぼかん3ばんかんイラストリアス」に急遽きゅうきょファランクスを搭載とうさいし、のちに1・2ばんかんにも搭載とうさいした。その、インヴィンシブルきゅうのうち1・2ばんかんはより破壊はかいりょくおおきい7砲身ほうしん30mmガトリングほう採用さいようしたオランダのシグナールしゃげんタレス・ネーデルランドしゃせいCIWS「ゴールキーパー」に更新こうしんし、22がたフリゲート(バッジ3)やアルビオンきゅう揚陸ようりくかんでも採用さいようされた。しかし、おなじくフォークランド紛争ふんそうせんくんからCIWSを搭載とうさいすることとなった42がた駆逐くちくかんではファランクスが搭載とうさいされており、そのしん造艦ぞうかんでもつづきファランクスが搭載とうさいされた。

    その

    [編集へんしゅう]

     オーストラリア海軍かいぐん

     バーレーン海軍かいぐん

     カナダ海軍かいぐん

     ギリシャ海軍かいぐん

     エジプト海軍かいぐん

     イスラエル海軍かいぐん

     大韓民国だいかんみんこく海軍かいぐん

     トルコ海軍かいぐん

     ニュージーランド海軍かいぐん

     パキスタン海軍かいぐん

     ポーランド海軍かいぐん

     ポルトガル海軍かいぐん

     サウジアラビア海軍かいぐん

     タイ海軍かいぐん

     中華民国ちゅうかみんこく海軍かいぐん

     インド海軍かいぐん

    登場とうじょう作品さくひん

    [編集へんしゅう]

    映画えいが・テレビドラマ

    [編集へんしゅう]
    ザ・ラストシップ
    架空かくうアーレイ・バークきゅうミサイル駆逐くちくかんネイサン・ジェームズ」の搭載とうさい兵器へいきとしてBlock1Bが登場とうじょうぜんシーズンにて、てき航空機こうくうきミサイル魚雷ぎょらい迎撃げいげき使用しようされる。
    沈黙ちんもく戦艦せんかん
    テロリストられたアイオワきゅう戦艦せんかんミズーリ」に搭載とうさいされたBlock0が、偵察ていさつF-18 ホーネットたいして使用しようされ、これを撃墜げきついする。そのNavy SEALsせて接近せっきんしてくるヘリコプターにも使用しようされかけたが、主人公しゅじんこうのケイシー・ライバックたちが電源でんげんとしたことで、使用しよう不能ふのうとなる
    バトルシップ
    エイリアン戦闘せんとうおこなうアーレイ・バークきゅうミサイル駆逐くちくかんジョン・ポール・ジョーンズ」「サンプソン」、こんごうがた護衛ごえいかんみょうこう[ちゅう 13]搭載とうさいされたBlock1Bが、エイリアン使用しようする貫入かんにゅうおそ発起ほっきばくがた投射とうしゃ兵器へいき迎撃げいげき使用しようされる。
    なお、作中さくちゅうで「サンプソン」が前部ぜんぶ搭載とうさいされたBlock1Bで迎撃げいげきするシーンがあるが、実際じっさいの「サンプソン」には後部こうぶにしか搭載とうさいされていない。また、記念きねんかんのアイオワきゅう戦艦せんかん「ミズーリ」に搭載とうさいされたBlock0が射撃しゃげきしているシーンがあるが、実際じっさい記念きねんかんせてあるのは実物じつぶつではなくダミーなので本来ほんらいうごかすことはできない。
    トゥモロー・ウォー
    ハバナおき海上かいじょう基地きち防衛ぼうえいよう設置せっちされ、せてくるホワイトスパイクを迎撃げいげきする。

    アニメ・漫画まんが

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    空母くうぼいぶき
    航空機こうくうき搭載とうさいがた護衛ごえいかんいぶき」の搭載とうさい兵器へいきとしてBlock1Bが登場とうじょう。また、「いぶき」を旗艦きかんとするだい5護衛ごえいたいぐん(架空かくう)に所属しょぞくするかく護衛ごえいかんにも搭載とうさいされており、架空かくう中国ちゅうごく空母くうぼ広東かんとん」の艦載かんさいであるJ-20発射はっしゃしたそらたいかんミサイル迎撃げいげき使用しようされる。
    ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
    作中さくちゅうのニュース映像えいぞうなか登場とうじょう大挙たいきょしてせるラドンの迎撃げいげき使用しようされる。
    ジパング
    だい世界せかい大戦たいせんどきタイムスリップした架空かくうイージス護衛ごえいかんみらい」の搭載とうさい兵器へいきとして、Block1Aが登場とうじょう日本にっぽんぐんきゅうアメリカぐん航空機こうくうきばくだん迎撃げいげき使用しようされる。
    せんうみけん死闘しとう
    海上かいじょう自衛隊じえいたいはつ空母くうぼけん(つるぎ)」の搭載とうさい兵器へいきとしてBlock1Bが登場とうじょうトマホーク迎撃げいげき架空かくう潜水せんすいかん「さきしお」への直接ちょくせつ射撃しゃげき使用しよう
    ぞく戦国せんごく自衛隊じえいたい
    戦国せんごく時代じだいへタイムスリップしたワスプきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんエセックス」に搭載とうさいされたBlock1が、自衛隊じえいたいいん操縦そうじゅうして特攻とっこう仕掛しかけてきたCH-53E スーパースタリオン迎撃げいげきなどに使用しようされる。
    ちょう時空じくうDDH ヘリ母艦ぼかん南海なんかい決戦けっせん
    だい世界せかい大戦たいせんへタイムスリップした架空かくうひゅうががた護衛ごえいかん「しなの」の搭載とうさい兵器へいきとして、Block1Bが登場とうじょうきゅうアメリカぐん航空機こうくうき魚雷ぎょらい迎撃げいげき使用しようされる。
    沈黙ちんもく艦隊かんたい
    海上かいじょう自衛隊じえいたいアメリカ海軍かいぐんかくかん搭載とうさいされたBlock0が、たいかんミサイルなどの迎撃げいげき架空かくう原子力げんしりょく潜水せんすいかんやまと」にたいする直接ちょくせつ射撃しゃげき使用しようされる。
    めい探偵たんていコナン 絶海ぜっかい探偵たんてい
    架空かくうあたごがた護衛ごえいかん「ほたか」の搭載とうさい兵器へいきとしてBlock1Bが登場とうじょう。また、エンドロールでは同型どうけいかんの「あたご」に搭載とうさいされたBlock1Bが実写じっしゃ登場とうじょうしており、稼動かどうシーンがうつされている。

    小説しょうせつ

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    ちょうそら自衛隊じえいたい
    オーストラリア災害さいがい派遣はけんかっていた最中さいちゅうだい世界せかい大戦たいせんどきタイムスリップした、おおすみがた輸送ゆそうかんおおすみ」に搭載とうさいされたBlock1とたかなみがた護衛ごえいかんさざなみ」に搭載とうさいされたBlock1Bが、襲来しゅうらいするきゅうアメリカぐんたいして使用しようされる。
    日本にっぽん北朝鮮きたちょうせん戦争せんそう 自衛隊じえいたい武装ぶそう蜂起ほうき
    はつゆきがた護衛ごえいかんはまゆき」「まつゆき」に搭載とうさいされたものが、難民なんみんふねまぎれて攻撃こうげきしてくる工作こうさくせん攻撃こうげきするさい使用しようされる。
    征途せいと
    湾岸わんがん戦争せんそう合衆国がっしゅうこく海軍かいぐんの「ミッドウェイ」を中心ちゅうしんとする機動きどう部隊ぶたいがミサイルの飽和ほうわ攻撃こうげきたいする迎撃げいげき使用しようするも、迎撃げいげき失敗しっぱい対処たいしょしきれなかったミサイルを次々つぎつぎ被弾ひだん、「ミッドウェイ」もふくめた多数たすうかん沈没ちんぼつした。
    日本国にっぽんこく召喚しょうかん
    こんごうがた護衛ごえいかんみょうこう」に搭載とうさいされたものが、SM-2かん対空たいくうミサイル54口径こうけい127ミリたんそう速射そくしゃほう迎撃げいげき物量ぶつりょう突破とっぱしたてきワイバーン編隊へんたいへの最終さいしゅう迎撃げいげき使用しようされる。
    ルーントルーパーズ 自衛隊じえいたい漂流ひょうりゅう戦記せんき
    世界せかいばされた自衛隊じえいたい国連こくれん平和へいわ維持いじぐん派遣はけん艦隊かんたいかくかん搭載とうさいされており、対空たいくうたい水上すいじょう射撃しゃげき使用しようされる。
    このうち、おおすみがた輸送ゆそうかんしもきた」「くにさき」に搭載とうさいされているものは現実げんじつとはちがってBlock1Bにかわそうされており、魔法まほう攻撃こうげきからの迎撃げいげきや、襲撃しゅうげきしてきた世界せかい海賊かいぞくたいしてのたい水上すいじょう射撃しゃげき使用しようされている。また、架空かくうましゅうがた補給ほきゅうかん「しだか」は、現実げんじつ同型どうけいかんにはいま搭載とうさいされていないBlock1Bを搭載とうさいしている。
    『コール オブ デューティ シリーズ』
    COD:BO2
    架空かくう空母くうぼ「バラク・オバマ」の搭載とうさい兵器へいきとして登場とうじょうてき空挺くうていへいドローン迎撃げいげき使用しようされる。
    COD:G
    架空かくう空母くうぼ「リベレーター」の搭載とうさい兵器へいきとして登場とうじょう上空じょうくうてき陸上りくじょうから飛来ひらいするたいかんミサイル迎撃げいげきしている。
    バトルフィールドシリーズ
    BF3
    マルチプレイにほんほう派生はせいがたであるLPWSが「CENTURION C-RAM」の名称めいしょう登場とうじょうする。
    BF4
    キャンペーンに登場とうじょうする架空かくうワスプきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかん「ヴァルキリー」に搭載とうさいされたものが、襲来しゅうらいした中国ちゅうごくぐんたいする攻撃こうげき使用しようされる。
    マルチプレイではマップ「Paracel Storm」で特定とくてい現象げんしょうきるとアーレイ・バークきゅうミサイル駆逐くちくかん搭載とうさいされているものが機能きのうするようになる。また、USがわ拠点きょてん固定こてい対空たいくうほうとしてLPWSが「C-RAM」の名称めいしょう登場とうじょうする。

    脚注きゃくちゅう

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    注釈ちゅうしゃく

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    1. ^ a b c のちにヒューズ・ミサイルしゃとなり、1997ねんからはレイセオン・ミサイル・システムスしゃ[8]
    2. ^ AK-630を6砲身ほうしんから7砲身ほうしんしたもの
    3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 後日ごじつ装備そうび
    4. ^ 3ばんかんから8ばんかん新造しんぞう装備そうびかん後日ごじつ装備そうび
    5. ^ 近代きんだい改修かいしゅう装備そうび
    6. ^ 1ばんかん後日ごじつ装備そうび
    7. ^ 2ばんかんのみ
    8. ^ 1ばんかん2ばんかん後日ごじつ装備そうび
    9. ^ 1ばんかん2ばんかんはゴールキーパーに変更へんこう
    10. ^ 1ばんかんのみ
    11. ^ 4ばんかんと6ばんかん後日ごじつ装備そうび
    12. ^ TRUMP改修かいしゅうにより後日ごじつ装備そうび
    13. ^ ただし、実際じっさいげきちゅうに「みょうこう」として登場とうじょうしている艦艇かんていないしCGモデルは、あたごがた護衛ごえいかんのものである

    出典しゅってん

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    1. ^ a b アメリカ海軍かいぐん - Fact File”. Navy.mil (2009ねん11月9にち). 2010ねん4がつ13にち閲覧えつらん
    2. ^ a b c d e f Tony DiGiulian (2010ねん6がつ16にち). “USA 20 mm Phalanx Close-in Weapon System (CIWS)”. NavWeaps.com. 2010ねん10がつ26にち閲覧えつらん
    3. ^ アーカイブされたコピー”. 2009ねん10がつ7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2009ねん8がつ22にち閲覧えつらん
    4. ^ a b c 多田ただ 2015, p. 114.
    5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Friedman 1997, pp. 467–469.
    6. ^ a b c d e f g h i j k 香田こうだ 2015, pp. 177–178.
    7. ^ a b c 香田こうだ 2015, pp. 128–129.
    8. ^ a b c d e f g h i j k Hooton 2001.
    9. ^ a b c d e 梅野うめの 2007, pp. 132–136.
    10. ^ 渡辺わたなべ 2010.
    11. ^ a b 小滝こだき 1991.
    12. ^ "Tab-H Friendly-fire Incidents: I. Ship-to-Ship Incident". Office of the Special Assistant for Gulf War Illnesses. 13 December 2000.
    13. ^ Evans, Mark L. (16 January 2014). "Jarrett (FFG-33)". Dictionary of American Naval Fighting Ships. Navy Department, Naval History and Heritage Command.
    14. ^ べい駆逐くちくかんにフーシのミサイルせまる、最後さいご防衛ぼうえいせん「CIWS」で撃墜げきつい」『CNN』2024ねん2がつ1にち
    15. ^ 世界せかい艦船かんせん』2010ねん1がつごう 特集とくしゅう 今日きょうのアメリカ海軍かいぐん
    16. ^ Japan – MK 15 Phalanx Close-in Weapon System (CIWS) Block IB Baseline 2 Conversion Kits | Defense Security Cooperation Agency”. www.dsca.mil. 2021ねん5がつ30にち閲覧えつらん

    参考さんこう文献ぶんけん

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    • Friedman, Norman (1997). The Naval Institute Guide to World Naval Weapon Systems 1997-1998. Naval Institute Press. ISBN 978-1557502681 
    • Hooton, E.R. (2001). Jane's Naval Weapon Systems (Issue 34 ed.). Jane's Information Group Ltd. NCID AA11235770 
    • 梅野うめの和夫かずお世界せかい艦載かんさい兵器へいきほう熕兵へん光人みつひとしゃ、2007ねんISBN 978-4769813590 
    • 香田こうだ洋二ようじ国産こくさん護衛ごえいかん建造けんぞうあゆみ」『世界せかい艦船かんせんだい827ごう海人あましゃ、2015ねん12月。 NAID 40020655404 
    • 小滝こたき國雄くにおたいかんミサイル防御ぼうぎょ現状げんじょう将来しょうらい だい8かい」『世界せかい艦船かんせんだい437ごう海人あましゃ、152-157ぺーじ、1991ねん6がつ 
    • 多田ただ智彦ともひこ世界せかい艦載かんさい兵器へいき」『世界せかい艦船かんせんだい811ごう海人あましゃ、2015ねん1がつNAID 40020297435 
    • 渡辺わたなべ寛治かんじほう熕武およびミサイルシステムのぎそう設計せっけい」『だい1かん 射撃しゃげきみず交会海上かいじょう自衛隊じえいたい 苦心くしん足跡あしあと〉、2010ねん、435-439ぺーじ 

    関連かんれん項目こうもく

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    外部がいぶリンク

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