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けい空母くうぼ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
イギリス海軍かいぐん運用うんようされていたインヴィンシブルきゅうアーク・ロイヤル

けい空母くうぼ(けいくうぼ、英語えいご: light aircraft carrier, CVL)は、航空こうくう母艦ぼかんのうち小型こがたのもの。当初とうしょ正規せいき空母くうぼ補助ほじょ兵力へいりょくとして、これと同様どうようCTOL搭載とうさい運用うんようするかんがこのようにしょうされていたが[ちゅう 1]のちヘリ空母くうぼのなかでV/STOL搭載とうさいするかんすようになった[2]

CTOL搭載とうさいかん

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大戦たいせん

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F6F-5艦上かんじょう戦闘せんとうTBM雷撃らいげき搭載とうさいしたインディペンデンスきゅう航空こうくう母艦ぼかん

ワシントン海軍かいぐん軍縮ぐんしゅく条約じょうやく調印ちょういんした列強れっきょう各国かっこくは、航空こうくう母艦ぼかん保有ほゆうわく定義ていぎれた[ちゅう 2]かんがたについては「特例とくれいをのぞき基準きじゅん排水はいすいりょう27,000トン、備砲びほう8インチ以下いかなど各種かくしゅ武装ぶそう制限せいげんあり」としたが、1まんトン以下いか補助ほじょ航空こうくう母艦ぼかんについて制限せいげんもうけなかった[4]

大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐんは、ワシントン海軍かいぐん軍縮ぐんしゅく条約じょうやくでの空母くうぼ保有ほゆう制限せいげん回避かいひするため[5]基準きじゅん排水はいすいりょう1まんトン以下いか補助ほじょ艦艇かんてい建造けんぞうしたり、改装かいそうすることにした[ちゅう 3]。 さらに戦艦せんかん改造かいぞう空母くうぼ加賀かが」が就役しゅうえきするまで、大型おおがた空母くうぼ赤城あかぎ」と補助ほじょてき航空こうくう母艦ぼかん3せきおおとりしょう能登のとりょ若宮わかみや)で航空こうくう戦隊せんたい編制へんせいしてしのぐことになった[7]。 ここに空母くうぼは「航空こうくう母艦ぼかん」と「補助ほじょ航空こうくう母艦ぼかん」に区分くぶんされ、日本にっぽん海軍かいぐん特務とくむかん運送うんそうかん)「能登のとりょ」や「神威かもい」が[8]航空こうくう母艦ぼかん補助ほじょ空母くうぼとしてあつかわれた事例じれいがある[6][9]。 さらに日本にっぽん海軍かいぐんは、列強れっきょう各国かっこく一部いちぶ水上すいじょう母艦ぼかん補助ほじょ空母くうぼ認識にんしきするにいたった[ちゅう 4][ちゅう 5]

日本にっぽん海軍かいぐんは、昭和しょうわ2ねん計画けいかくで、ワシントン軍縮ぐんしゅく条約じょうやく空母くうぼ制限せいげんがい艦艇かんてい[6]いちまんトン以下いか補助ほじょ航空こうくう母艦ぼかん)「りゅう」を建造けんぞうした[15]。だが1930ねん1がつ下旬げじゅんからはじまったロンドン海軍かいぐん軍縮ぐんしゅく会議かいぎで、日本にっぽんがわ欧米おうべい列強れっきょう優秀ゆうしゅう貨客船かきゃくせん空母くうぼ改造かいぞうされること懸念けねんし、武装ぶそう商船しょうせん補助ほじょ空母くうぼ仮装かそう巡洋艦じゅんようかん)の規制きせい提案ていあんする[16]。アメリカがわは「1まんトン以下いか空母くうぼふくめず」という従来じゅうらいあん主張しゅちょうしたが[17]、ロンドン海軍かいぐん軍縮ぐんしゅく条約じょうやくではこちらも制限せいげん対象たいしょうとなった[18][ちゅう 6]

1932ねん昭和しょうわ7ねん)1がつだいいち上海しゃんはい事変じへん発生はっせいし、正式せいしき航空こうくう母艦ぼかん加賀かが)とともに、「能登のとりょ」が実戦じっせん投入とうにゅうされて活躍かつやくした[20][21]補助ほじょ空母くうぼとしてあつかわれていた「能登のとりょ」や「神威しんい」は、1934ねん昭和しょうわ9ねん)5がつ31にち艦艇かんてい類別るいべつ等級とうきゅうにおいて新設しんせつされた水上すいじょう母艦ぼかん類別るいべつされた[22]1935ねんだいよん艦隊かんたい事件じけん影響えいきょうもあって、つづ計画けいかくの「あおいりゅう」は純然じゅんぜんたる中型ちゅうがた空母くうぼとなった[23]。またロンドン海軍かいぐん軍縮ぐんしゅく条約じょうやくによる空母くうぼ保有ほゆうトン数とんすうきびしい制限せいげんへの対応たいおうさくとして、その制限せいげん枠外わくがいとなる補助ほじょ艦艇かんてい一部いちぶ水上すいじょう母艦ぼかん[24]潜水せんすい母艦ぼかん)について、あらかじめ空母くうぼ転用てんよう可能かのうなように準備じゅんびしておくことを構想こうそうした。これによってのち空母くうぼとして改造かいぞうされたのがだいくじらがた潜水せんすい母艦ぼかん改造かいぞうした「りゅうおおとり」、けん埼型潜水せんすい母艦ぼかん改造かいぞうした「瑞鳳ずいほう」と「さちおおとり」、千歳ちとせがた水上すいじょう母艦ぼかん改造かいぞうした「千歳ちとせ」と「千代田ちよだ」であった。これらのかん改造かいぞう空母くうぼのなかでも正規せいき空母くうぼじゅんじる性能せいのうそなえていたことから、ミッドウェー海戦かいせん壊滅かいめつした艦隊かんたい航空こうくう兵力へいりょく補充ほじゅうするけい空母くうぼとして、機動きどう部隊ぶたい再建さいけんおおきく寄与きよした[25]

またイギリス海軍かいぐんも、だい世界せかい大戦たいせん開戦かいせんとともに空母くうぼ急速きゅうそく建造けんぞう急務きゅうむとなったことから、従来じゅうらい艦隊かんたい空母くうぼくらべて排水はいすいりょう速力そくりょく妥協だきょうし、きのえてつ防御ぼうぎょ全廃ぜんぱいして、構造こうぞう商船しょうせん類似るいじ方式ほうしきとしたけい艦隊かんたい空母くうぼlight fleet aircraft carriers)の建造けんぞう移行いこうし、まずコロッサスきゅう10せき建造けんぞうされた。その改良かいりょうがたマジェスティックきゅうセントーきゅう建造けんぞうされたものの、これらはいずれも終戦しゅうせんまでには完成かんせいしなかった[26]

一方いっぽうアメリカ海軍かいぐん1938ねんよりけい空母くうぼ検討けんとう着手ちゃくしゅしたものの、航空こうくう運用うんよう機能きのうすぐれた正規せいき空母くうぼ重視じゅうししていたこともあって、いずれも実現じつげんしなかった。しかし太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせんひかえて、エセックスきゅう航空こうくう母艦ぼかん整備せいび計画けいかく進捗しんちょく不安ふあんいたフランクリン・ルーズベルト大統領だいとうりょう意向いこうけて、1942ねん1がつになってけい空母くうぼ建造けんぞう決定けっていされた[1]。これは巡洋艦じゅんようかん設計せっけい発展はってんさせることで、護衛ごえい空母くうぼどう程度ていど航空こうくう運用うんよう機能きのうそなえつつ、機動きどう部隊ぶたい構成こうせいかんたりうる速力そくりょく機動きどうりょく確保かくほするものであり、まずインディペンデンスきゅうとして就役しゅうえきした[1]

同級どうきゅう様々さまざま不満ふまんはあったものの、戦時せんじちゅうには高速こうそく機動きどう部隊ぶたい補助ほじょ兵力へいりょくとして活用かつようされた。またその1944ねんでもサイパンきゅう建造けんぞうされたものの、2せき建造けんぞうされるにとどまった[1]。これらのかんは、当初とうしょ艦隊かんたい空母くうぼ同様どうようにCVの船体せんたい分類ぶんるい記号きごう付与ふよされていたが、1943ねん7がつ15にち正規せいき空母くうぼから区分くぶんされてけい空母くうぼsmall aircraft carrier)と類別るいべつされ[27]CVL船体せんたい分類ぶんるい記号きごう付与ふよされた[28]

冷戦れいせん

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A-4艦上かんじょう攻撃こうげきなどを搭載とうさいした「ベインティシンコ・デ・マヨ」

1940年代ねんだい後半こうはん冷戦れいせん構造こうぞう成立せいりつとともに、西側にしがわ諸国しょこくは、ソ連それん海軍かいぐん潜水せんすいかん戦力せんりょくへの対抗たいこうせまられた。ヨーロッパ東西とうざい武力ぶりょく衝突しょうとつ発生はっせいしたさいアメリカ本土ほんどからすみやかに増援ぞうえん補給ほきゅうおこなわれることが期待きたいされていたが、これにたいし、ソ連それん海軍かいぐんドイツ海軍かいぐんUボート技術ぎじゅつをもとにした高性能こうせいのう潜水せんすいかん整備せいびすすめており、後方こうほう連絡れんらくせんめぐってふたた大西洋たいせいようたたか発生はっせいすることが予測よそくされた[29]。また大西おおにしひろし中央ちゅうおうには、地上ちじょう基地きちからのたいせん哨戒しょうかい到達とうたつできない間隙かんげき発生はっせいすることから、船団せんだん護衛ごえいだけでなく、この海域かいいきをカバーすることももとめられた[30]

この状況じょうきょう対応たいおうしてたいせんせん能力のうりょく強化きょうかはかられることになり、護衛ごえい空母くうぼだけでなくけい空母くうぼたいせんせん任務にんむ投入とうにゅうされるようになった。まず1949ねんに「ライト」がたいせんせん任務にんむ充当じゅうとうされたのち、朝鮮ちょうせん戦争せんそう直後ちょくごに「カボット」「バターン」がたいせんせん対応たいおうして改修かいしゅうされており、これらのかんCVLKともしょうされた[29]

しかしAFガーディアンS2Fトラッカーのような、しん世代せだい艦上かんじょう哨戒しょうかい能力のうりょく十全じゅうぜん発揮はっきするには、けい空母くうぼでも性能せいのう不足ふそくだとかんがえられるようになった。1952ねんからは、さら大型おおがたエセックスきゅうなどがたいせん空母くうぼ(CVS)に類別るいべつ変更へんこうされていったこともあり、CVLKの運用うんよう拡大かくだいされることはなく[29]、CVL自体じたい運用うんよう1959ねんまでに終了しゅうりょうしている[27]。ただしCVLKとして改修かいしゅうされた2せきのうち、「カボット」は1967ねんよりスペイン海軍かいぐん貸与たいよされて(のち購入こうにゅう)「デダロ」としてさい就役しゅうえきし、ヘリ空母くうぼとして運用うんようされた[31][ちゅう 7]

イギリス海軍かいぐんは、大戦たいせん建造けんぞうしたけい空母くうぼのうち、まずコロッサスきゅう2せきつづいてセントーきゅう3せきコマンドー母艦ぼかん水陸すいりく両用りょうよう作戦さくせんようヘリ空母くうぼ)に転用てんようしたほか[32]、セントーきゅうのうち「ハーミーズ」はのちたいせん空母くうぼさい改装かいそうされた[33]一方いっぽう、マジェスティックきゅうはイギリス本国ほんごくではほとんど運用うんようされず、コロッサスきゅうとともに海外かいがい売却ばいきゃくされ[34]カナダオーストラリアインドなどのイギリス連邦れんぽう諸国しょこくフランスオランダブラジルアルゼンチンにおいて順次じゅんじさい就役しゅうえきした。これらのかんは、蒸気じょうきカタパルトアングルド・デッキ装備そうびなどの改装かいそうあらため設計せっけいにより最低限さいていげんジェット機じぇっとき運用うんよう能力のうりょくっていたものの、1950年代ねんだいつくられた艦上かんじょう旧式きゅうしきすると後継こうけいとぼしく、1970年代ねんだいにはほとんど実用じつようてき価値かちうしなった[35]。アルゼンチン海軍かいぐんのコロッサスきゅうベインティシンコ・デ・マヨ」は、1982ねんフォークランド紛争ふんそう時点じてんでも、アメリカ海軍かいぐんたいせん空母くうぼ(CVS)に搭載とうさいしていたのとおなじS-2艦上かんじょう哨戒しょうかいA-4艦上かんじょう攻撃こうげき搭載とうさいして運用うんよう継続けいぞくしており、下記かきのSTOVL空母くうぼ旗艦きかんとするイギリス海軍かいぐんだい317任務にんむ部隊ぶたい攻撃こうげきこころみたものの、機関きかん不調ふちょういだ天候てんこうのために、同艦どうかん航空こうくう艤装ぎそうではばくそうしたA-4をはつかんさせることができず、断念だんねんされた[36]

V/STOL搭載とうさいかん

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冷戦れいせん

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ソ連それん海軍かいぐん11434がた

イギリス海軍かいぐんでは、1966年度ねんど国防こくぼう白書はくしょ艦隊かんたい空母くうぼ廃止はいし決定けっていされたのをけて[31]艦隊かんたい空母くうぼ補完ほかんするヘリ空母くうぼとして開発かいはつされていた護衛ごえい巡洋艦じゅんようかん機能きのう充実じゅうじつはかることになった。これは最終さいしゅうてきに、垂直すいちょく/短距離たんきょり離着陸りちゃくりくであるシーハリアー艦上かんじょう戦闘せんとう運用うんよう対応たいおうしたインヴィンシブルきゅう(CVS)として結実けつじつし、たいせん空母くうぼとして運用うんようされていた「ハーミーズ」も同機どうき運用うんよう対応たいおうしてスキージャンプ勾配こうばい設置せっちなどの改修かいしゅうけた[33]。これらは1982ねんフォークランド紛争ふんそう実戦じっせん投入とうにゅうされ、たか評価ひょうかけた[36]

上記じょうきのように、CTOL大型おおがただい重量じゅうりょうともなって、大戦たいせん世代せだいけい空母くうぼでの運用うんよう困難こんなんになっていたこともあり、ハリアーには注目ちゅうもくあつまった。1973ねん、スペイン海軍かいぐんは、アメリカ海兵かいへいたい仕様しようのハリアー(AV-8A)をもとにしたAV-8S攻撃こうげき取得しゅとく決定けっていし、ヘリ空母くうぼとして運用うんようしていた「デダロ」に搭載とうさいして運用うんようした[37]。また1979ねんには、インド海軍かいぐんも、イギリスから購入こうにゅうしたマジェスティックきゅうけい空母くうぼヴィクラント」の搭載とうさいとして、シーハリアーFRS.51艦上かんじょう戦闘せんとう導入どうにゅう決定けっていした[37]

アメリカ海軍かいぐんも1まんトンきゅうせいうみかん(SCS)を計画けいかくし、これ自体じたい実現じつげんしなかったものの、スペイン海軍かいぐんでは、老朽ろうきゅうした「デダロ」の後継こうけいかんとしてSCSのじゅん同型どうけいかん1せき建造けんぞうし、1988ねんに「プリンシペ・デ・アストゥリアス」として就役しゅうえきさせた[38]さらタイ王国おうこく海軍かいぐんけとして、これを小型こがたした「チャクリ・ナルエベト」もスペインで建造けんぞうされた[39]。またこのほか、イタリア海軍かいぐんがヘリコプター巡洋艦じゅんようかん後継こうけいとして建造けんぞうした「ジュゼッペ・ガリバルディ」も、STOVL方式ほうしき想定そうていして設計せっけいされたこともあってのちAV-8B攻撃こうげき搭載とうさい実現じつげんし、1994ねんよりわたしをけて搭載とうさいした[40]

一方いっぽうソ連それん海軍かいぐんでは、政治せいじてき理由りゆうから空母くうぼ保有ほゆうがなかなか実現じつげんせず、まずは水上すいじょう戦闘せんとうかん艦載かんさいヘリコプター搭載とうさいして運用うんようしていたが、その経験けいけんから、かくかん分散ぶんさん配備はいびするよりは複数ふくすう集中しゅうちゅう配備はいびしたほうが効率こうりつてきであると判断はんだんされ、ヘリ空母くうぼ保有ほゆう志向しこうされることになった。まずヘリコプター巡洋艦じゅんようかんとして1123がたたいせん巡洋艦じゅんようかん(モスクワきゅう建造けんぞうされ、1967ねんより就役しゅうえきしたのち[41]1975ねんからは、Yak-38艦上かんじょう攻撃こうげき運用うんよう対応たいおうして全通ぜんつう飛行ひこう甲板かんぱんそなえた1143がた航空こうくう巡洋艦じゅんようかん(キエフきゅう就役しゅうえき開始かいししたが[42]、これは西側にしがわ諸国しょこくではけい空母くうぼとしてめられた[2]

冷戦れいせん

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イタリア海軍かいぐんカヴール」とアメリカ海軍かいぐんボクサー」。ワスプきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんきょたいさがかる。

STOVL空母くうぼ運用うんようしていた海軍かいぐんのうち、ソ連それん海軍かいぐん(ロシア海軍かいぐん)とインド海軍かいぐんは、STOBAR方式ほうしきによってCTOL運用うんよう対応たいおうした空母くうぼ保有ほゆうへとしていった[43][42][ちゅう 8]。イギリス海軍かいぐんも、インヴィンシブルきゅう後継こうけいとなるCVF計画けいかくかんではCATOBAR方式ほうしき検討けんとうしたものの、結局けっきょく満載まんさい排水はいすいりょう6まんトン以上いじょうというきょかんながらSTOVL方式ほうしきとして建造けんぞうされ、クイーン・エリザベスきゅうとして2017ねんより就役しゅうえきした[44]

上記じょうきとおり、アメリカ海軍かいぐんのSCS計画けいかくそのものは実現じつげんしなかったものの、もともとイオー・ジマきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんグアム英語えいごばん」を実験じっけんだいにして評価ひょうか試験しけんおこなわれていたこともあり、強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんをSCSとして運用うんようすることが検討けんとうされるようになった。1991ねん湾岸わんがん戦争せんそうでは、タラワきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんナッソー」にAV-8B攻撃こうげき20搭載とうさいして「ハリアー空母くうぼ」としての作戦さくせん行動こうどう実施じっしされており、砂漠さばくあらし作戦さくせん最終さいしゅうしゅうには、1にちあたり60ソーティもの出撃しゅつげき実施じっしされた[45]。また議会ぎかいもSCS構想こうそうにまだ未練みれんがあり、ワスプきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんではせいうみかん任務にんむにも対応たいおうできるように設計せっけい改訂かいていされた[46]2003ねんイラク戦争せんそうでは、「バターン」「ボノム・リシャール」がそれぞれ22および24のAV-8Bを搭載とうさいしてハリアー空母くうぼとして活動かつどうし、その有用ゆうようせいみとめさせたとひょうされている[45][47]。また後継こうけいアメリカきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんではさら航空こうくう運用うんよう機能きのう強化きょうかはかられており、あたらしいF-35B戦闘せんとうを20搭載とうさいしての「ライトニング空母くうぼ」(CV-L)としての運用うんよう検討けんとうされている[48]

このようにすぐれた航空こうくう運用うんよう能力のうりょくそなえつつ汎用はんようせいすぐれた強襲きょうしゅう揚陸ようりくかん登場とうじょうすると、空母くうぼ運用うんよう終了しゅうりょうして、その役割やくわり強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんがせるくに出現しゅつげんした[44]。スペイン海軍かいぐんは「プリンシペ・デ・アストゥリアス」の退役たいえき空母くうぼ保有ほゆうせず、強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんである「フアン・カルロス1せい」を建造けんぞうした[44]。またオーストラリア海軍かいぐんも、マジェスティックきゅうメルボルン」の退役たいえきとともに空母くうぼ運用うんよう終了しゅうりょうしていたが、のちに「フアン・カルロス1せい」のじゅん同型どうけいかんにあたるキャンベラきゅう就役しゅうえきさせた[44][ちゅう 9]。またイタリア海軍かいぐんも、「ジュゼッペ・ガリバルディ」のだいかん強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんである「トリエステ」とし[50]空母くうぼとして建造けんぞうした「カヴール」もヘリコプター揚陸ようりくかんとしての活動かつどうにも対応たいおうするよう設計せっけいしている[44]

また海上かいじょう自衛隊じえいたいでも、ヘリコプター搭載とうさい護衛ごえいかん(DDH)として建造けんぞうしたいずもかたをSTOVL運用うんよう対応たいおうできるように改装かいそうおこなわれ、アメリカ海兵かいへいたいのF-35Bの発着はっちゃくかんおこなわれた[51][52]。「いずも」と「かが」について、日本にっぽん政府せいふはF35Bで構成こうせいする部隊ぶたい常時じょうじ搭載とうさいすることはなく、憲法けんぽうじょう保有ほゆうゆるされない「攻撃こうげきがた空母くうぼ」にはたらないとしている[53]

2024ねん時点じてんイスラム革命かくめい防衛ぼうえいたい建造けんぞうちゅう[54]のShahid Bagheriは全通ぜんつう飛行ひこう甲板かんぱんそなえる無人むじんよう改造かいぞう空母くうぼであるがスキージャンプそな[55]アングルド・デッキについてはヴィラートのものを前後ぜんごぎゃくにしたような形状けいじょうのものをそなえる[56]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ アメリカ海軍かいぐんでは、航空こうくう艤装ぎそう護衛ごえい空母くうぼどう程度ていどながら、機動きどう部隊ぶたいくわわれる機動きどうりょくそなえたものとしていた[1]
  2. ^ 空母くうぼについて)[3]航空こうくう母艦ぼかんとはとくに且専ら航空機こうくうき搭載とうさいする目的もくてきもっ設計せっけいしたる基準きじゅん排水はいすいりょういちまんとんいちまんひゃくろくじゅう「メートル」しきとん)をちょうゆる軍艦ぐんかんいいふ 航空こうくう母艦ぼかん艦上かんじょうおい航空機こうくうき發着はっちゃくとくへき構造こうぞうゆうすへくだいきゅうじょうまただいじゅうじょういずれかに許容きょようせられたるもの以上いじょう有力ゆうりょくなるほう装備そうびするの設計せっけい構造こうぞうゆうせさることをようす(原文げんぶんカタカナ平仮名ひらがな置換ちかん)」。
  3. ^ 目下もっかじゅんよう戰艦せんかん航空こうくう母艦ぼかん改造かいぞうしつつある横須賀よこすか加賀かが赤城あかぎあかり年度内ねんどない竣工しゅんこうするはずでりょうかんともトン數とんすうまんななせんトンであるからわが海軍かいぐんがワシントン條約じょうやくにより保有ほゆうすべきはちまんいちせんトンの航空こうくう母艦ぼかん勢力せいりょくからすればなお建造けんぞう餘裕よゆうまんななせんトンあり、當局とうきょくとしてはじゅうねんからヶ年かねん繼續けいぞく事業じぎょうとして着手ちゃくしゅすべきだい補助ほじょかん計畫けいかくさんおくせんまんえんなか航空こうくう母艦ぼかんいちせき建造けんぞう計上けいじょうしてゐるのでちかさんせきだい航空こうくう母艦ぼかん整備せいびすることになるが洋上ようじょう作戰さくせん上空じょうくうぐんせん畧並に戰術せんじゅつじょうにおける價値かちえき重要じゅうようなるにかんがしん教育きょういく年度ねんどからしん艦隊かんたい航空こうくう参謀さんぼう設置せっちされる關係かんけいとうもあり現在げんざい就役しゅうえきちゅうのワシントン條約じょうやく制限せいげんがいにある航空こうくう母艦ぼかんおおとりしょうきゅうせんひゃくトン)若宮わかみやせんはちひゃくきゅうじゅうトン)りょうかんでは訓練くんれんにも不便ふべんがあるので、所属しょぞく特務とくむかん能登のとりょいちまんせんよんひゃくトン)を制限せいげんがいトン數とんすう航空こうくう母艦ぼかん改装かいそうして焦眉しょうびきゅうおうぜしむるにけっ同艦どうかんじゅうがつ廿にじゅうにち佐世保させぼ鎭守ちんじゅ所属しょぞく轉籍てんせきし々軍港ぐんこう廻航かいこうして改装かいそう工事こうじくだりふはずであるじゅうがつじゅうよんにち午前ごぜんはち抜錨ばつびょう佐世保させぼむかいつた([6]記事きじおわり)
  4. ^ フランス海軍かいぐんの「コマンダン・テスト」、イタリア海軍かいぐんの「ジュゼッペ・ミラーリア」、アメリカ海軍かいぐん小型こがた水上すいじょう母艦ぼかんライト」など[10]
  5. ^ アジア艦隊かんたいには[11]補助ほじょ航空こうくう母艦ぼかんすうせき配備はいびされていた[12][13]大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐんも、太平洋戦争たいへいようせんそうで「補助ほじょ空母くうぼ」の名称めいしょう使用しようしている[14]
  6. ^ 「(だいさんじょういち「ワシントン」條約じょうやく適用てきようづけテハ該條約じょうやくだいしょうだいよんせつしめせサルル航空こうくう母艦ぼかん定義ていぎハ茲ニひだり定義ていぎヲ以テだいフ 「航空こうくう母艦ぼかん」ナル用語ようご排水はいすいりょう如何いかといハズとくニ且専ラ航空機こうくうき搭載とうさいスル目的もくてきヲ以テ設計せっけいセラレ且艦じょうニ於テ航空機こうくうきはつばしとく構造こうぞうゆうスル一切いっさい水上みずかみ艦船かんせん包含ほうがんス」「(さん 主力しゅりょくかん巡洋艦じゅんようかんまた驅逐くちくかん航空機こうくうきはつはしようたいまた甲板かんぱん装備そうびスルコトハみぎ條約じょうやくせん航空こうくう母艦ぼかんトシテ設計せっけいセラレタルカまた改造かいぞうセラレタルモノニザルげんみぎノ如ク装備そうびセラレタル艦船かんせん航空こうくう母艦ぼかんかんしゅ算入さんにゅうまた分割ぶんかつスルニいたりラシムルコトナシ」(以下いかりゃく[19]
  7. ^ このほか、国産こくさん空母くうぼ計画けいかく遅延ちえんしていたフランス海軍かいぐんも、1950年代ねんだい前半ぜんはんにインディペンデンスきゅうけい空母くうぼ2せき移管いかんけ、「ボア・ベロー」「ラファイエット」としてさい就役しゅうえきさせて、クレマンソーきゅう航空こうくう母艦ぼかん竣工しゅんこうするまで運用うんようしていた[31]
  8. ^ まずソ連それん海軍かいぐんが「アドミラル・クズネツォフ」を就役しゅうえきさせ[43]、インド海軍かいぐんソ連それん海軍かいぐんの「バクー」をSTOBAR方式ほうしき対応たいおうして改装かいそうし、「ヴィクラント」の後継こうけいたる「ヴィクラマーディティヤ」として就役しゅうえきさせた[42]
  9. ^ トルコ海軍かいぐん同艦どうかんじゅん同型どうけいかんである「アナドル」を就役しゅうえきさせたが、同艦どうかんはバイラクタルTB3(バイラクタル TB2艦上かんじょうがた)をはじめとするUCAV搭載とうさいする無人むじん空母くうぼとしても運用うんようされる予定よていである[49]

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d 大塚おおつか 2014.
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  3. ^ ワシントン海軍かいぐん軍備ぐんび制限せいげん条約じょうやく本文ほんぶん - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション
  4. ^ #ロンドン海軍かいぐん会議かいぎ財政ざいせい説明せつめい pp.1-2〔 さん航空こうくう母艦ぼかんせきシテハいちまんとん未滿みまん補助ほじょ航空こうくう母艦ぼかんニアリテハ從來じゅうらい保有ほゆうりょうづけなんとう制限せいげんナカリシヲしん制限せいげんしつらえはな會議かいぎニ於テていメタルいちまんとんちょうユル航空こうくう母艦ぼかん制限せいげんりょうないニ於テノミそうテノ航空こうくう母艦ぼかん保有ほゆう許容きょようシタルコトとう諸點しょてんニシテいまづけ概略がいりゃく説明せつめいこころみムレバひだりノ如シ(以下いかりゃく)〕
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  6. ^ a b c 特務とくむかん能登のとりょ航空こうくう母艦ぼかん改造かいぞう 改装かいそう工事こうじ佐世保させぼ軍港ぐんこう”. Nippu Jiji. pp. 04 (1932ねん11月27にち). 2023ねん9がつ30にち閲覧えつらん
  7. ^ 海洋かいよう戰術せんじゅつ 一轉機いちてんき 獨立どくりつ編成へんせい航空こうくう母艦ぼかんよんせき”. Maui Shinbun. pp. 01 (1927ねん12月9にち). 2023ねん9がつ30にち閲覧えつらん
  8. ^ 海軍かいぐんしょう参考さんこうよう図表ずひょう 1928, p. 23帝國ていこく艦船かんせん一覽いちらんひょう 特務とくむかん 昭和しょうわさんねんきゅうがつじゅうにち調ちょう
  9. ^ 馴染なじみの『神威しんい』が航空こうくう母艦ぼかん改造かいぞうさる 主力しゅりょくかん榛名はるな』、『長門ながとだい改修かいしゅう”. Kashū Mainichi Shinbun. pp. 02 (1932ねん9がつ23にち). 2023ねん9がつ30にち閲覧えつらん
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関連かんれん項目こうもく

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