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そろばん

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そろばん

そろばん漢字かんじ表記ひょうき算盤そろばん十露盤そろばんなど)とは、計算けいさん補助ほじょ用具ようぐ一種いっしゅであり、くししたたま移動いどうさせ、その位置いちかず表現ひょうげんし、計算けいさんたすけとするもの。

日本にっぽんではたまもちいた計算けいさん補助ほじょ用具ようぐ西洋せいようしきにはアバカスぶもの)全般ぜんぱん場合ばあいにも、「そろばんソロバン)」のかたり使つかわれることがあるが、ほんこうではひがしアジアしきのそろばんと日本にっぽんしきのそろばん(英語えいごsorobanまたはJapanese abacus)の双方そうほう解説かいせつし、とく日本にっぽんしきのそろばんについて詳説しょうせつする。

概説がいせつ

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そろばんとは、物体ぶったい状態じょうたいかず記憶きおくさせるため、くししたたまなどの位置いちかず表現ひょうげんし、計算けいさんたすけとする道具どうぐである。ひとつくし(ひとすじくし)がかずの「ひとけた」に対応たいおうしており、たまゆび上下じょうげ移動いどうさせることでかく数字すうじ表現ひょうげん変更へんこうおこなう。しゅとして、げんじょなどの計算けいさんおこなえる。

算術さんじゅつにおける計算けいさんには、使用しようする方便ほうべんぶつにより、なに使用しようしない暗算あんざんかみ筆記具ひっきぐ使用しようする筆算ひっさん、そろばんを使用しようする珠算しゅざん(しゅざん)がある[1]計算けいさんほう器械きかいてき客観きゃっかんてきであるほど迅速じんそくかつ正確せいかく計算けいさんすることができる[2]

珠算しゅざん整数せいすう小数しょうすうあつか場合ばあいには比較的ひかくてき桁数けたすうおおくても敏速びんそくかつ正確せいかく計算けいさんできる長所ちょうしょがある[3]。また、四則しそく計算けいさん主要しゅよう部分ぶぶんなどは簡易かんい加減かげんほうきゅうきゅう適用てきようによって計算けいさんすることができる[4]

日本にっぽん伝統でんとう文化ぶんか和算わさん名残なごりとしてのめんもあり、電卓でんたくやコンピュータが登場とうじょうした現在げんざいでも、計算けいさん器具きぐとしての主流しゅりゅうからははずれつつも、後述こうじゅつとお教育きょういく分野ぶんやなどでのさい評価ひょうかもあって使つかわれつづけている。

歴史れきし

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起源きげん

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うえ中国ちゅうごくふるくから使つかわれた算盤そろばんで、かくけたに、たまが2ずつある。また1のたまも5ずつある。したは、現代げんだい日本にっぽんのそろばん

起源きげんについては諸説しょせつあるが、アステカ起源きげんせつアラブ起源きげんせつバビロニア起源きげんせつ中国ちゅうごく起源きげんせつなどがある。

メソポタミアなどではすなせんき、そこにいしいて計算けいさんおこなっていた「すなそろばん」の痕跡こんせきがある。同様どうようのものはギリシャなどにものこるが、ギリシャ時代じだいにはすなだけでなくテーブルのうえなどにもいていた。このテーブルを「アバクス(abacus)」という。ローマ時代じだいはこびができるようにちいさないたみぞつくりそのみぞたまみぞそろばんが発明はつめいされた。このみぞそろばんが中東ちゅうとう中国ちゅうごくつたわり現在げんざい原型げんけいとなったともいわれている。現存げんそんする最古さいこのそろばんは1846ねんにギリシアのサラミスとう発見はっけんされた「サラミスのそろばん」とばれるもので、紀元前きげんぜん300ねんころのものである。

中国ちゅうごくでの発展はってん

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中国ちゅうごくでは紀元前きげんぜんころからひもむす使つかった計算けいさん方式ほうしきや、算木さんぎ使用しようした籌算(ちゅうざん)とばれる独自どくじ計算けいさん方式ほうしきがあった。これらはひもたけぼうぼう計算けいさんしていたものであり、けた次々つぎつぎやせる利点りてんはあるがたまかたちではない。たまかたちになったのは2世紀せいきごろのこととかんがえられ、『かずじゅつのこ』という2世紀せいきごろの書籍しょせきに「珠算しゅざん」の言葉ことばがある。なお三国志さんごくし武将ぶしょうせきはねがそろばんのみのおやとする伝説でんせつがあるがさんこく時代じだいよりまえから中国ちゅうごく中東ちゅうとう・ローマには交易こうえき痕跡こんせきがあるためかん発明はつめいしたというのは伝説でんせつ以上いじょうのものではない。ただし中国ちゅうごくではよくられている伝説でんせつであり、せき帝廟ていびょうかべはしらにはもののそろばんがえがかれている。

1000ねんごろにはアステカにもそろばんじょうのものが存在そんざいしていた。たまにとうもろこしのしん使つかわれ、ひもとおしていたとかんがえられている。

日本にっぽんへの伝来でんらい

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昭和しょうわ以降いこう日本にっぽん一般いっぱんてきになったタイプのそろばん。たまが1つ、いちたまも4つある。

日本語にほんごの「そろばん」は「算盤そろばん」の中国ちゅうごくみ「スワンパン」が変化へんかしたものだといわれている。中国ちゅうごくから日本にっぽんつたわったのがいつころくわしいことはかっていないが、すくなくとも15世紀せいき初頭しょとうには使用しようされていた[5]。『日本にっぽん風土記ふどき』(1570年代ねんだい)には「そおはん」という表現ひょうげんでそろばんのことがしるされており、そのころには日本にっぽんすで伝来でんらいしていたことがうかがえる。なお使用しようできる状態じょうたいでという限定げんていではあるが、現存げんそんする日本にっぽん最古さいこのそろばんは前田まえだ利家としいえ所有しょゆう陣中じんちゅう使つかったといわれるみことけいかく文庫ぶんこ保存ほぞんされているもの(1けたたま2つ・いちたま5つで9けたたて7cm、よこ13cmの小型こがたで、けたどうせんたまししこつせい[6]とされていた。2014ねんにおける珠算しゅざん研究けんきゅう学会がっかい考察こうさつでは、黒田くろだはん家臣かしん久野くの重勝しげかついえ伝来でんらいした秀吉ひでよし拝領はいりょう四兵衛重勝拝領算盤というそろばんのほうふるいという[7][8]

なお、室町むろまち時代ときよの「ぶんやす元年がんねん」(1444ねん)の墨書ぼくしょめいのこるそろばんが現存げんそんし、前田まえだ利家としいえのそろばんに匹敵ひってきするふるさとの見方みかたがなされている[5][9][10]

そろばんが民衆みんしゅうひろまったのは豊臣とよとみ秀吉ひでよしつかえた毛利もうり重能しげよしあきら留学りゅうがくしたのち、京都きょうとひらけじゅくし、そろばんを教授きょうじゅするようになってからである[5]毛利もうり重能しげよしせき孝和こうわつらなる和算わさん始祖しそとなっている。

1979ねん発売はつばいされた、そろばんと電卓でんたくわせたシャープのソロカル(EL-8048)
ちりこうの、そろばん使用しようほう解説かいせつしているぺーじ

江戸えど時代じだいには「きそろばん」といわれ寺子屋てらこや私塾しじゅくなどで実用じつようてき算術さんじゅつおしえられていた[11]

1872ねん学制がくせい小学校しょうがっこう算術さんじゅつは「ようほうもちい」とされ、そろばんは小学校しょうがっこう算術さんじゅつから追放ついほうされた[12]。この急変きゅうへんには社会しゃかい実情じつじょうわないとのこえがあり混乱こんらんられたため、明治めいじ6ねん文部省もんぶしょう布達ふたつだい37ごう補則ほそく珠算しゅざん併用へいようする趣旨しゅしであるとの通達つうたつされた[12]結局けっきょく、この補則ほそく1874ねんには廃止はいしされたため、そろばんは小学校しょうがっこうではおしえられなくなった[12]。しかし珠算しゅざん価値かちさい認識にんしきされ、明治めいじ14ねん文部省もんぶしょうれい筆算ひっさんまたは珠算しゅざんのいずれかを選択せんたくするか併用へいようできるとする法令ほうれい発布はっぷされた[12]1900ねん小学校しょうがっこうれい施行しこう規則きそくでは筆算ひっさん本体ほんたいとし、土地とち状況じょうきょうにより珠算しゅざん併用へいようすることとされた[12]

日本にっぽんでは昭和しょうわ中期ちゅうきくらいまでは、銀行ぎんこう事務職じむしょく経理けいりしょくくにはそろばんによる計算けいさん珠算しゅざん)を標準ひょうじゅん以上いじょうにこなせることが採用さいようされるための必須ひっす条件じょうけんだった。小学生しょうがくせい中学生ちゅうがくせい珠算しゅざんじゅくとおったほか珠算しゅざん協会きょうかい主催しゅさいによる珠算しゅざん検定けんてい受験じゅけんし「○きゅう」(4きゅう〜1きゅうなど)を習得しゅうとくし、就職しゅうしょく履歴りれきしょいた。珠算しゅざんじゅくではしばしば、そろばんを使つかった珠算しゅざんだけではなく、暗算あんざん講座こうざひらかれており、そろばんをゆびうごかせるようになると、それを応用おうようして習得しゅうとくでき、就職しゅうしょくのために暗算あんざん検定けんていの「きゅう」も習得しゅうとくするひとおおかった。なお、この時代じだい手動しゅどうしきアナログ計算けいさんとしては計算尺けいさんじゃくがあり、理系りけい人間にんげんはそちらも使つかいこなした。

電卓でんたくやコンピュータの登場とうじょう

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競技きょうぎにおいて計算けいさん機械きかいよりはや計算けいさんした、という記録きろくもいくつか存在そんざいしている。1946ねん11月11にち[注釈ちゅうしゃく 1]、アーニー・パイル劇場げきじょう接収せっしゅうちゅう東京とうきょう宝塚劇場たからづかげきじょう)にて、『スターズ・アンド・ストライプス後援こうえん逓信ていしんしょう一番いちばんのそろばんの達人たつじんであった貯金ちょきん松崎まつざき喜義きよし[注釈ちゅうしゃく 2]と、最新さいしん電動でんどう機械きかいしき計算けいさん使つかうアメリカ陸軍りくぐん所属しょぞくでGHQの20th Finance Disbursing SectionのThomas Nathan Wood二等兵にとうへいとのあいだ計算けいさん勝負しょうぶおこなわれ、4たい1でそろばんが勝利しょうりおさめている[13][14][15][16]カシオ計算機かしおけいさんき樫尾かしお俊雄としおはこれをほうじる新聞しんぶんまえに「算盤そろばん神経しんけい。されど計算けいさん技術ぎじゅつなり」とメモした[15]勝負しょうぶていた、とするせつもある[17])。物理ぶつり学者がくしゃリチャード・ファインマン自伝じでん(R・P・ファインマン 1986, pp. 10–14)のなかで、自身じしんがそろばんの達人たつじん計算けいさんのスピードをきそったエピソードを紹介しょうかいした。

1972ねん昭和しょうわ47ねん)の世界せかいはつのパーソナル電卓でんたくであるカシオミニ[18]発売はつばいされだいヒット商品しょうひんとなる[19]が、当時とうじ電卓でんたくつよりもそろばんをいたほうはや計算けいさんできるひとおおく、電卓でんたく間違まちがいをそろばんで検算けんざんするというひとすくなからずいたという。そこで、電卓でんたくとそろばんとを一体化いったいかした商品しょうひん発売はつばいされた[20]

教育きょういく分野ぶんやでのさい評価ひょうか

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教育きょういくにおいては、十進法じっしんほう概念がいねん理解りかいさせるための格好かっこう教材きょうざいとされることもある[よう出典しゅってん][だれによって?]文部もんぶ科学かがくしょうきゅう文部省もんぶしょう)が改定かいていしてきた小学校しょうがっこう学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう算数さんすう履修りしゅう項目こうもくから、そろばんがはずされたことはない。

ひとつの特長とくちょうとして、一定いってい以上いじょうそろばん(珠算しゅざん)の能力のうりょくがある場合ばあい特別とくべつ訓練くんれんなくてもそのにそろばんがなくても計算けいさんできるようになることがげられる。これを珠算しゅざんしき暗算あんざんという。一般いっぱんにある程度ていど習熟しゅうじゅくすれば、加減算かげんざんにおいては電卓でんたくよりはや計算けいさんができる。なお、2019ねん現在げんざい「そろばんをならう」といえば「珠算しゅざん珠算しゅざんしき暗算あんざんさん暗算あんざん、フラッシュ暗算あんざん」のすべてをならっていることがほとんどであり、珠算しゅざん競技きょうぎはこれらから出題しゅつだいされる。

1955ねんより全国ぜんこく高校生こうこうせいがそろばん技能ぎのうきそう「全国ぜんこく高校こうこう珠算しゅざん競技きょうぎ大会たいかい」(通称つうしょう:そろばん甲子園こうしえん)が、阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいがあった1995ねんのぞいて毎年まいとしおこなわれてきたが、競技きょうぎ人口じんこう減少げんしょうともな2009ねん8がつ19にちだい55かい大会たいかい廃止はいしとなった。1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい前半ぜんはんのピークにはやく90こうから600にん前後ぜんこう参加さんかしたが、2009ねん参加さんかは59こう300にんとなっていた。

1960ねんから1990年代ねんだいなかばにかけて、NHKラジオだい2放送ほうそうでは『そろばん教室きょうしつ』という珠算しゅざん教育きょういく番組ばんぐみ放送ほうそうされた。

そろばんにたいするさい評価ひょうかにもかかわらず、そろばんの市場いちば縮小しゅくしょうしている。しかし、2000年代ねんだいなかばよりふたたび、そろばんが見直みなおされてきており、そろばんじゅく塾生じゅくせいふたた増加ぞうか傾向けいこうにある[21]珠算しゅざん検定けんていかんけん、あるいは珠算しゅざん検定けんていえいけん同時どうじ対策たいさくする、などといったふくごうがた学習がくしゅうじゅく目立めだってきたのも21世紀せいき特徴とくちょうである。

2000ねん、eラーニングの「インターネットそろばん学校がっこう」が開発かいはつされ、そろばんはつのWEB学習がくしゅう可能かのうとなった。

日本にっぽん国外こくがいでは、ハンガリーで1990年代ねんだい日系にっけい女性じょせいがそろばんを紹介しょうかいしてから、1わりほどの小学校しょうがっこう授業じゅぎょう採用さいようされている[22][23][24]

構成こうせい

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そろばんは、たま(たま)、わく(わく)、しんじくともいう)をわせてつくられる。

たまカバツゲ(まれにソヨゴイスノキウメなど)、わく黒檀こくたんしん煤竹すすたけ(すすたけ)のものが一般いっぱんてきであるが、時代じだいるにつれ、原材料げんざいりょう入手にゅうしゅしにくくなってきているため、廉価れんかなものでは積層せきそうざいやプラスチックが使つかわれることもある。現代げんだいでもほとんどの製造せいぞう工程こうてい手作業てさぎょうおこなわれており、わく製造せいぞうしゃめいはいっているものもおおい。わく上下じょうげ左右さゆうわくりょう(はり)またはちゅう棧(なかざん)といわれるよこばんうらじくうらばんからなる。それぞれのしんじく)にはたまとおされ、はりはさんで外側そとがわわくによって固定こていされている。1つのしんじく)のはり上下じょうげたまかず形式けいしきによりことなる。

わく左側ひだりがわうえ(かみ)右側みぎがわした(しも)という。たま上下じょうげすべらせることで計算けいさんおこなわれ、はりせっしているたまかず盤面ばんめんかれている数字すうじぬのすう)をあらわす。

近年きんねんでは付加ふか機能きのうとしてボタン1つでご破算はさんたまばらい)ができるワンタッチそろばんなども存在そんざい[25]各種かくしゅ競技きょうぎかい検定けんてい試験しけん使用しよう可能かのうである。

たまかず

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しんじく)ごとのたまかずは顆という単位たんいもちいる[26]たとえばてんはり上側うわがわ)に1つのたまはりしたがわ)に4つのたま配置はいちしたそろばんであればてん1顆、4顆(てんいちよん)の形式けいしきとなる[26]てんの1たまはりくと5をあらわし、状態じょうたいで0または5をあらわすためたま(ごだま)、の4たまはりくと1つが1をあらわし、状態じょうたいで0から4までをあらわすため一珠いちじゅ(いちだま)という。

わくおおきくたま形状けいじょうまる中国ちゅうごく算盤そろばん(さんばん)ではてん2顆・5顆(てんのそろばんがもちいられていた。このそろばんは普通ふつうかたたまで0、5または10、一珠いちじゅで0から5まで、1けたでは0から15まであらわせる。さらにうえたま半分はんぶんろし、したたま完全かんぜんろすという特殊とくしゅかた(「かかたま」とばれる)は15をあらわすので、1けた最高さいこう20までけることになる。現代げんだい中国ちゅうごく算盤そろばんがいまだにもちいられることがあるのは、尺貫法しゃっかんほう民間みんかん根強ねづよのこっているからである。中国ちゅうごく発達はったつした尺貫法しゃっかんほうでは度量衡どりょうこうおもさの単位たんいで1きんが16りょうさだめられていたため、じゅうろく進数しんすう計算けいさんをする必要ひつようがあったのである。

日本にっぽんではじゅうろく進数しんすう計算けいさん必要ひつようではなかったが、江戸えど時代じだい乗算じょうざん除算じょざん方法ほうほう乗法じょうほうちゅう乗法じょうほうかえり除法じょほう)では、一時いちじてきに1けたに10以上いじょうまる場合ばあいもあった(乗法じょうほうちゅう乗法じょうほうかえり除法じょほうでは、一時いちじてきに1けた最大さいだい18までまる場合ばあいがあり、16以上いじょう場合ばあいかかたま使つかうことになる)ので、江戸えど時代じだいまではこのたま2つの形式けいしきおお使つかわれていた。明治めいじ時代じだいになって、不要ふようたまを1つらしたてん1顆・5顆のいつたま(いつつだま、てんいちともいい、1けたに10までのかずける)のかたち普及ふきゅうしたが、5顆のかたちはしばらくつづいた。江戸えど時代じだい中期ちゅうきには乳井にゅういみつぐなどからよったま利用りよう提案ていあんがあったが定着ていちゃくはしなかった。時代じだいくだり、榊原さかきばら孫太郎まごたろうなどの教育きょういく研究けんきゅうしゃ啓蒙けいもう運動うんどうによりよったまそろばんが次第しだい認知にんちされるようになる。

日本にっぽんでは昭和しょうわ10年代ねんだい珠算しゅざん教育きょういくもちいる児童じどうようそろばんの標準ひょうじゅんがたてんに1つのたまに4つのたま形式けいしきてん1顆・4顆、てんいちよんさだ[26]、これが一般いっぱん普及ふきゅう現在げんざいいたる。

てん1顆、4顆の形式けいしきにはつぎのような利点りてんがある。

  • 1けたで0から9までのかずあらわすことからふでよう数字すうじ記数きすうほう一致いっちし、暗算あんざん筆算ひっさんとも連携れんけい[27]
  • たまかずすくなくかず認識にんしき容易よういである[27]
  • たまかずおおいと誤謬ごびゅうがおきるかくりつたかくなる[27]
  • 5顆とすると同一どういつかずいくとおりも表現ひょうげんがあるため合理ごうりてきでなく煩瑣はんさである[27]
  • 5顆とすると計算けいさんじょう都合つごう場合ばあいがあるが、そのような場合ばあいきわめて限定げんていてきである[27]

国際こくさいてきトル法とるほう使用しようされるようになり、中国ちゅうごくでもてん1顆・4顆のよったまのそろばんが普及ふきゅうしてきている。

たま構成こうせいについては特殊とくしゅ変則へんそくてきなものもある。10ぎょうしんに10たまならぶ100たまそろばん(ひゃくたま計数けいすう)は100たますうそのものをあらわすというもので視覚しかくてき数字すうじ算数さんすう理解りかいするのにいておりもっぱらてい年齢ねんれいそうけの教育きょういく補助ほじょとしてもちいられている。また、通常つうじょうのそろばんのたま部分ぶぶんのみ(0と1のみ)とした2しんほうのそろばんもある[28]

たまかたち

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日本にっぽんでは江戸えど時代じだいにそろばんがひろまっていくうち、わくおおきさがおおきさにわせてちいさめに、そしてたま形状けいじょう素早すばや計算けいさんしやすいように円錐えんすいを2つわせた菱形ひしがたのようなかたち変化へんかしていった。

けたかず

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たまとおしんじく)のかずけた(けた)となり奇数きすう一般いっぱんてきである。桁数けたすうは13けた、17けた、21けた、23けた、27けた、35けたのものがおお[29]一番いちばんおおつくられているのは23けたのものである。桁数けたすうおおくなるとはこびに不便ふべんである[29]反面はんめん桁数けたすうすくなすぎると乗法じょうほう除法じょほう計算けいさん不便ふべんである[29]

はりにはなか基準きじゅんとして、左右さゆうはしまで一定いっていけたごとに定位ていいてんたれている。標準ひょうじゅんてきなそろばんでは定位ていいてんは4けたごとにたれている[26]

なお、実用じつようもちいられたそろばんには、けたごとにはり金額きんがくせんひゃくじゅうえんじゅうぜにりん体積たいせきいしますごうしゃくしるしたものもある[30]

計算けいさんほう

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以下いかてんはり上側うわがわ)に1つのたまはりしたがわ)に4つのたま配置はいちしたてん1顆、4顆の形式けいしきのそろばんの計算けいさんほう

ぬのすうほう

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ぬのすうほうとはかず表現ひょうげんするためのたまかたである。てんはり上側うわがわ)にある1つのたまたまはりしたがわ)にある4つのたま一珠いちじゅという。

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

一般いっぱんてきいちくらいわくじょう定位ていいてんいたけたじく位置いち)にくのが一般いっぱんてきひだりかって十進法じっしんほう位取くらいどりをおこなう。

加法かほうおよ減法げんぽう

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そろばんの用語ようごでは、加法かほうおよ減法げんぽうをまとめて見取みとざんぶ。

加法かほう

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れい1937+284

1937 +200 +80 +4 =2221

減法げんぽう

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れい1756-957

1756 -900 -50 -7 =799

乗法じょうほうおよ除法じょほう

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乗算じょうざん除算じょざん場合ばあいは、とくれていないひと場合ばあい乗数じょうすう除数じょすう被乗数ひじょうすう被除数ひじょすう左側ひだりがわくことがおおいが、計算けいさんちゅう乗数じょうすう除数じょすうまった操作そうさしないので、乗数じょうすう除数じょすうについては、かみいてある数字すうじ印刷いんさつしてある数字すうじ使つか方法ほうほうもあり、あるいはある程度ていどれているひと場合ばあい記憶きおくだけにめる方法ほうほうかたとし)をることがおおい。また、そろばんの用語ようごでは、被乗数ひじょうすう被除数ひじょすう(じつ)、乗数じょうすう除数じょすうほう(ほう)という。

そろばんでの乗算じょうざん除算じょざんにおいて、こたえが位置いちめることを定位ていいほうぶ。

  • 現在げんざい一般いっぱんてき方法ほうほう乗算じょうざん除算じょざん(それぞれしんあたま乗法じょうほうしょう除法じょほう)の場合ばあいほう整数せいすう場合ばあいには、ほう桁数けたすう+1けただけより乗算じょうざんではみぎに、除算じょざんではひだりにずれてこたえ(つもるしょう)がてくる。
  • 江戸えど時代じだい昭和しょうわ初期しょきおこなわれていた古式こしき乗算じょうざん除算じょざん乗算じょうざんではあたま乗法じょうほう乗法じょうほうちゅう乗法じょうほう除算じょざんではかえり除法じょほう)の場合ばあいほう整数せいすう場合ばあいには、ほう桁数けたすうだけより乗算じょうざんではみぎに、除算じょざんではひだりにずれてこたえ(つもるしょう)がてくる。

乗法じょうほう

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そろばんの乗法じょうほうには被乗数ひじょうすう)のけたから計算けいさんするとめあたま乗法じょうほう被乗数ひじょうすう)のくびけたから計算けいさんするやぶあたま乗法じょうほうがある[3]。また、それぞれほう乗数じょうすう)の首位しゅいすうから計算けいさんはじめるあたま乗法じょうほうほう乗数じょうすう)のすうから計算けいさんはじめる乗法じょうほうがある[3]

以上いじょうわせによりおも乗法じょうほうとしてとめあたま乗法じょうほうとめあたまあたま乗法じょうほうやぶあたまあたま乗法じょうほうやぶあたま乗法じょうほうよんしゅがある[3]

またこのほかちゅう乗法じょうほうといって、ほう次位じいすうからすうまで計算けいさんしたのち最後さいごほう首位しゅいすう計算けいさんする方法ほうほうもある。

一般いっぱんにはとめあたまあたま乗法じょうほう欠点けってん克服こくふくするため部分ぶぶんせき位置いち改良かいりょうした方法ほうほうもちいられる[31]以下いかしめすのはしんあたま乗法じょうほうばれる現在げんざい一般いっぱんてき方法ほうほうほう盤面ばんめんいていないかたとしのれい)である。

れい32×97

32 2をして 2×90 +2×7
3をして +30×90 +30×7 =3104

とくにそろばんの上級じょうきゅうしゃ乗算じょうざん場合ばあいは、ほうのみならずもそろばんのぬのすうから省略しょうりゃくし、せきのみをそろばんにいていくりょうとしがもちいられることもおおい。

古式こしき乗法じょうほうちゅう乗法じょうほう場合ばあいは、一時いちじてきに1けたに10以上いじょうまる場合ばあいがあるため、完全かんぜんぬのすうにはてん必要ひつようとなり、てんいちてんいちよんではそのような場合ばあい記憶きおくたよることになる。

除法じょほう

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そろばんの除法じょほう種類しゅるいおおくはなく、ざんきゅうきゅうもちいるかえり除法じょほうざんきゅうきゅうもちいるしょう除法じょほうがある[31]

以下いかしめすのが現在げんざい一般いっぱんてきしょう除法じょほうほう盤面ばんめんいていないかたとしのれい)である。

れい1416÷59

1416 2をいて 20×50を 20×9を
4をいて 4×50を 4×9を =24

古式こしきであるかえり除法じょほう場合ばあいは、一時いちじてきに1けたに10以上いじょうまる場合ばあいがあるため、完全かんぜんぬのすうにはてん必要ひつようとなり、てんいちてんいちよんではそのような場合ばあい記憶きおくたよることになる。

ひらきほう

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ひらきほう計算けいさんは、つぎ参照さんしょう

生産せいさん

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小野市おのいち伝統でんとう産業さんぎょう会館かいかん
1949ねんごろのそろばん工場こうじょう。「大隅おおすみそろばん」としてられたが現存げんそんしない(鹿児島かごしまけん高山たかやままち現在げんざい肝付きもつきまち

日本にっぽん国内こくないでは兵庫ひょうごけん小野おの島根しまねけん奥出雲おくいずもまちだい産地さんちである。小野おののそろばんは播州ばんしゅうそろばん奥出雲おくいずもまちのそろばんはくもしゅうそろばんとしてられる。

播州ばんしゅうそろばんは1976ねんに、くもしゅうそろばんは1987ねん伝統でんとう工芸こうげいひん指定していけている。ともに指定してい小野おので1983ねん小野市おのいち伝統でんとう産業さんぎょう会館かいかんが、奥出雲おくいずもまちで1990ねんくもしゅうそろばん伝統でんとう産業さんぎょう会館かいかん[32]開設かいせつされ、国内外こくないがい様々さまざまなそろばんが展示てんじされている。

たま素材そざいとなる木材もくざいには国産こくさんざいではオノオレカンバなどカバノキるい[33]ツゲイスノキソヨゴ福良木ふくらぎ:フクラソウ)、マンサクカナメモチスモモケヤキモチノキクワナツメクスノキ輸入ゆにゅうざいではコクタンるいシタンビャクダンレッドサンダーべに紫檀したん)、リグナムバイタカリンタガヤサンブラジリアン・ローズウッドパオロッサローズウッド[34]など硬質こうしつくるいがでないものがもちいられる。またかつてはウメヒイラギツバキウバメガシチャンチンモドキ(楆:カナメノキ)も使つかわれていた。またうしこつやラクト(ラクトロイド:カゼインプラスチック[35]など動物どうぶつ由来ゆらい素材そざい使つかわれる[36]

伝統でんとう工芸こうげいひん一環いっかんとしてつくられる高級こうきゅうそろばんもある。

文化ぶんか

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  • 日程にってい地域ちいきによりことなるが「はじきはじめ」をおこな地域ちいきがある。
  • 8がつ8にちはパチパチとそろばんのたまをはじくおとつうじるため「そろばんの」となっている。
  • アーサー・C・クラークのSF短編たんぺん彗星すいせいなかへ』(アーサー・C・クラーク 1985)[37]はコンピューターの故障こしょうにより軌道きどう計算けいさんのできなくなった宇宙船うちゅうせんにたまたま日本人にっぽんじんわせており、乗員じょういんにそろばんをおしえて総出そうで計算けいさんおこな危機きき脱出だっしゅつするというストーリー。宮崎駿みやざきはやお天空てんくうしろラピュタ』においても「東洋とうよう計算けいさん」としてドーラがタイガーモスごう航法こうほう計算けいさん使つか描写びょうしゃがある(現実げんじつでは専用せんよう計算尺けいさんじゃくフライトコンピューター」が使つかわれる)。
  • 本来ほんらいそろばんは計算けいさんのための道具どうぐであるが、構造こうぞうじょうるとおとがするためシェイカーのような使つかかたをすることがある。
  • そろばんをモチーフに上段じょうだんの「」と全部ぜんぶの「きゅう」をわせて「合格ごうかく」をあらわ合格ごうかく祈願きがんグッズが販売はんばいされている。これはてん1たまろした位置いちじく接着せっちゃく4たま相互そうご接着せっちゃくかならず4つ一緒いっしょにしかうごけないようにしたもので、その結果けっか表現ひょうげんできるのは「」か「きゅう」だけにし、「きゅう」を「ごかく」から「合格ごうかく」とませる。毎年まいとし受験じゅけん時期じきには「合格ごうかくそろばん」として人気にんき商品しょうひんである。
  • 慣用かんようとして、しょう取引とりひきなどのさいにどの程度ていどもうかるか試算しさんすることを「そろばんをく」という。

効果こうか

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そろばんのトレーニングによって、以下いかのような効果こうかがあることが期待きたいされています。

  • 計算けいさんりょく暗算あんざんりょく向上こうじょう
  • 忍耐にんたいりょく集中しゅうちゅうりょく向上こうじょう
  • 実行じっこう機能きのう向上こうじょう[37]
  • ワーキングメモリーの向上こうじょう[38]
  • 障害しょうがいをもつすう概念がいねん学習がくしゅう[39]
  • 各種かくしゅのう活動かつどう変化へんか[40]

その

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 「12にち」としている資料しりょうもある。
  2. ^ 英文えいぶん資料しりょうのkiyoshiから推測すいそくしたためか「きよし」としている資料しりょうもあるが、おそらくどういちにんによるとおもわれる書誌しょし著者ちょしゃ情報じょうほうがあるので、「喜義きよし」がただしいとおもわれる(荒木あらき & 松崎まつざき 1953)。

出典しゅってん

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  2. ^ かい 1939, p. 45
  3. ^ a b c d かい 1939, p. 49
  4. ^ かい 1939, p. 46
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  10. ^ 吉見よしみきゅうぞうぶんやす算盤そろばん」について” (2012ねん3がつ12にち). 2012ねん12月4にち閲覧えつらん
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  25. ^ [1]トモエ算盤そろばんくもしゅうどうなど各社かくしゃから販売はんばいされている。
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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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