まあるくなった

「まあるくなった」
坂本さかもと九きゅうのシングル
初出しょしゅつアルバム『坂本さかもと九きゅうシングル全集ぜんしゅう』
B面めん	しあわせの色いろ
リリース	1966年ねん11月5日にち
ジャンル	歌謡かよう曲きょく
レーベル	東芝とうしばレコード（TP-1355）
作詞さくし・作曲さっきょく	作詞さくし：滝田たきた常晴つねはる(#A)、田端たばた佳けい保ほ(#B); 補作ほさく：永えい六輔ろくすけ(#A, B); 作曲さっきょく・編曲へんきょく：いずみたく(#A, B)
坂本さかもと九きゅうシングル年表ねんぴょう
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「まあるくなった」は、1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）11月5日にちに発売はつばいされた坂本さかもと九きゅうのシングル。鹿児島かごしま県けんが制定せいていした「家庭かていの日ひ」（毎月まいつき第だい3日曜日にちようび）のテーマソングである^[1]。

作詞さくし・滝田たきた常晴つねはる、補作ほさく・永えい六輔ろくすけ、作曲さっきょくおよび編曲へんきょく・いずみたく。

解説かいせつ

鹿児島かごしま県けんでは1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）に薩摩さつま郡ぐん鶴田つるた町まち（現在げんざいのさつま町まち）が「農作業のうさぎょうに追おわれ休やすめない農業のうぎょう従事じゅうじ者しゃが多おおく、薄うすれつつあった家族かぞくの絆きずなを取とり戻もどそう」という趣旨しゅしのもと毎月まいつき第だい3日にち曜日ようびを「家庭かていの日ひ」として定さだめ、1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）には県けん全体ぜんたいで「家庭かていの日ひ」を定さだめるに至いたった^[2]。南みなみ日本にっぽん新聞しんぶんが発表はっぴょうした1965年度ねんどの県下けんか10大だいニュースでは『「家庭かていの日ひ」設定せってい』が2位い以下いかに大差たいさを付つけて第だい1位いとなっている^[3]。

1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）に総理府そうりふ外郭がいかく団体だんたいの青少年せいしょうねん育成いくせい国民こくみん会議かいぎが組織そしきされたことを機きに鹿児島かごしま県けんが制定せいていした「家庭かていの日ひ」の取とり組くみは全国ぜんこくに先駆さきがけたモデルとして宣伝せんでんされるようになり^[2]^[4]、県けんでは永えい六輔ろくすけを審査しんさ員いんに迎むかえて「家庭かていの日ひの歌うた」選定せんていが企画きかくされた。

全国ぜんこくを対象たいしょうに実施じっしした歌詞かしの懸賞けんしょう募集ぼしゅうは6500篇へん余あまりの応募おうぼが集あつまる盛況せいきょうで^[5]、新日鐵しんにってつ名古屋なごや製鉄せいてつ所しょ社員しゃいんの滝田たきた常晴つねはるが応募おうぼした作品さくひんを審査しんさ員いんの永えいが補作ほさくしたものを採用さいようとし、いずみたくの作曲さっきょくで11月16日にちに鹿児島かごしま県けん文化ぶんかセンターの柿落こけらおとしを兼かねて高松宮たかまつのみや宣仁のぶひと親王しんのう臨席りんせきの許もと^[6]、発表はっぴょう演奏えんそう会かいが執とり行おこなわれた^[4]。

同どう趣旨しゅしの「家庭かていの日ひの歌うた」は鹿児島かごしま県けんの他ほかに秋田あきた県けん^[7]、群馬ぐんま県けん^[8]、静岡しずおか県けんでも作成さくせいされたが^[9]、鹿児島かごしま県けんの「まあるくなった」は歌唱かしょう者しゃのネームバリューの高たかさに加くわえて「『家庭かていの日ひ』発祥はっしょう地ち」として戦後せんご復興ふっこう期きに制定せいていされた県民けんみん歌かに代かわる形かたちで県内けんないの学校がっこう教育きょういくを通つうじて熱心ねっしんに普及ふきゅう指導しどうが行おこなわれたため、県下けんかでは広ひろく知しられている^[10]。2011年ねん（平成へいせい23年ねん）9月がつには県けんのPR活動かつどうとしてCD音源おんげん化かが行おこなわれた^[1]。

アルバム収録しゅうろく

坂本さかもと九きゅうシングル全集ぜんしゅう（東芝とうしばEMI、TOCT-25419） - ディスク3のトラック22に収録しゅうろく。

参考さんこう文献ぶんけん

西尾にしお示しめせ郎ろう『青少年せいしょうねん問題もんだい読本とくほん非行ひこうの追跡ついせき』（毎日まいにち学生がくせい出版しゅっぱん社しゃ、1966年ねん） NCID BN09707946
鹿児島かごしま県議会けんぎかい事務じむ局きょく『四よんカ年かねんの歩あゆみ議会ぎかいと県政けんせい』昭和しょうわ38年ねん4月がつ〜昭和しょうわ41年ねん9月がつ（鹿児島かごしま県議会けんぎかい事務じむ局きょく、1967年ねん）全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:82024776
静岡しずおか県けん企画きかく調整ちょうせい部ぶ編へん『県政けんせい概要がいよう』昭和しょうわ44年版ねんばん（静岡しずおか県けん、1970年ねん） NCID BN07236780
秋田あきた市し史し編へんさん委員いいん会かい編へん『秋田あきた市し史し昭和しょうわ編へん年表ねんぴょう』（秋田あきた市役所しやくしょ、1979年ねん） NCID BN08429098
『宣仁のぶひと親王しんのう略りゃく御ご年譜ねんぷ』第だい6巻かん昭和しょうわ41年ねん-昭和しょうわ46年ねん全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:21057221

出典しゅってん

^ ^a ^b “「まあるくなった」について”. ヘルシーユースかごしま No.23. 鹿児島かごしま県けん. 2024年ねん6月がつ18日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b “「家庭かていの日ひ」の発祥はっしょうの町まちは，鹿児島かごしま県けんさつま町まち（旧きゅう鶴田つるた町まち）である。”. 本県ほんけん教育きょういくの特色とくしょくを表あらわす各種かくしゅデータ集しゅう. 鹿児島かごしま県けん (2023年ねん8月がつ). 2024年ねん6月がつ18日にち閲覧えつらん。
^ 青少年せいしょうねん問題もんだい研究けんきゅう会かい『青少年せいしょうねん問題もんだい』1966年ねん2月がつ号ごう, p57“広ひろまる「家庭かていの日ひ」運動うんどう”。
^ ^a ^b 県議会けんぎかい事務じむ局きょく(1967), p284
^ 西尾にしお(1966), p247
^ 宣仁のぶひと親王しんのう略りゃく御ご年譜ねんぷ6, p31
^ 秋田あきた市し史し年表ねんぴょう(1979), p65
^ 日本にっぽんレクリエーション協会きょうかい『レクリエーション』1966年ねん9月がつ号ごう, p65「群馬ぐんま県けんのレクリエーション活動かつどう」。
^ 静岡しずおか県けん(1970), p341
^ “曽於そお市しからのお知しらせ”. 市し報ほうそお. 曽於そお市役所しやくしょ (2012年ねん10月がつ). 2024年ねん6月がつ18日にち閲覧えつらん。

解説かいせつ

アルバム収録しゅうろく

参考さんこう文献ぶんけん

出典しゅってん

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