インサイド・ヘッド

インサイド・ヘッド
Inside Out
監督かんとく	ピート・ドクター ロニー・デル・カルメン
脚本きゃくほん	ピート・ドクター メグ・レフォーブ ジョシュ・クーリー
製作せいさく	ジョナス・リベラ
製作せいさく総そう指揮しき	ジョン・ラセター アンドリュー・スタントン
出演しゅつえん者しゃ	エイミー・ポーラー フィリス・スミス ルイス・ブラック ミンディ・カリング ビル・ヘイダー リチャード・カインド ケイトリン・ディアス
音楽おんがく	マイケル・ジアッキーノ
主題歌しゅだいか	DREAMS COME TRUE「愛あいしのライリー」（日本語にほんご版ばん）
製作せいさく会社かいしゃ	ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給はいきゅう	ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開こうかい	2015年ねん6月19日にち 2015年ねん7月がつ18日にち
上映じょうえい時間じかん	94分ふん
製作せいさく国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
製作せいさく費ひ	$175,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	$858,848,019 $356,921,711 40億おく4000万まん円えん
次つぎ作さく	インサイド・ヘッド2

『インサイド・ヘッド』（原題げんだい：Inside Out）は、2015年ねん公開こうかいのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのコンピュータアニメーション3D映画えいが。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは2015年ねん6月19日にち、日本にっぽんでは2015年ねん7月がつ18日にちに公開こうかいされた。同時どうじ上映じょうえいは「南みなみの島しまのラブソング」。キャッチコピーは「これは、あなたの物語ものがたり―」。

概要がいよう

人間にんげんの少女しょうじょの頭あたまの中なかを舞台ぶたいに、そこに住すむ「喜よろこび」「悲かなしみ」「怒いかり」「嫌悪けんお」「恐おそれ」の5つの「感情かんじょう」を題材だいざいとしており、擬人ぎじん化かされたそれらのキャラクターを主人公しゅじんこうに据すえ、彼かれらが少女しょうじょを幸しあわせにすべく奮闘ふんとうする様子ようすが描えがかれている。

ピクサーの長編ちょうへん映画えいが第だい1作さくである『トイ・ストーリー』の全米ぜんべい公開こうかいから20年ねん後ごにあたる2015年ねんに本ほん作さくが公開こうかいされたため、「ピクサー長編ちょうへんアニメーション20周年しゅうねん記念きねん作品さくひん」とされている。またピクサーの長編ちょうへん映画えいがが日本にっぽんで7月がつに公開こうかいされたのは2013年ねん公開こうかいの「モンスターズ・ユニバーシティ」以来いらい2年ねんぶりとなる。

ちなみに、原題げんだいの"Inside Out"は「裏返うらがえし」という意味いみである。

あらすじ

アメリカのミネソタ州しゅうにライリー・アンダーセンという女おんなの子こが生うまれた。それと同時どうじにライリーの頭あたまの中なかには、ヨロコビという感情かんじょうと、少すこし遅おくれてカナシミという感情かんじょうが生うまれた。

やがてライリーの成長せいちょうと共ともに、曲まがったことが嫌きらいなイカリ、嫌いやなものを遠とおざけるムカムカ、心しんと体からだの安全あんぜんを守まもるビビリという感情かんじょうも生うまれる。彼かれら5つの感情かんじょうはヨロコビをリーダーとして、ライリーの頭あたまの中なかにある「司令しれい部ぶ」で彼女かのじょの人生じんせいを幸しあわせにするために日々ひび奮闘ふんとうしている。それによってライリーにできた思おもい出では、黄色おうしょく（ヨロコビ）青あお（カナシミ）赤あか（イカリ）緑みどり（ムカムカ）紫むらさき（ビビリ）のいずれか1色しょくに色分いろわけされた「思おもい出でボール」となリ、ライリーの脳のう内ないにある「長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょ」に保存ほぞんされる。なかでもライリーの人生じんせいにとって重要じゅうような意味いみをもつ5つの思おもい出では、すべてヨロコビの黄色おうしょくをした「特別とくべつな思おもい出で」となり、「長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょ」ではなく司令しれい部ぶの中なかに保管ほかんされる。そして「特別とくべつな思おもい出で」が、「ホッケーの島しま」「おふざけの島しま」「友情ゆうじょうの島しま」「正直しょうじきの島しま」そして「家族かぞくの島しま」という性格せいかくの島しまを脳のう内ないに製造せいぞうすることで、アイスホッケーと友達ともだちと家族かぞくが大好だいすきな陽気ようきで正直しょうじきな少女しょうじょというライリーの性格せいかくを作つくり上あげている。そんな中なか、ライリーを悲かなしませることしかできないカナシミだけは役やくに立たった試ためしがなく、その役割やくわりは大おおきな謎なぞに包つつまれていた。

ある日ひ、11歳さいになったライリーは生うまれ育そだったミネソタの田舎町いなかまちを離はなれ、父親ちちおやの起業きぎょうのために慣なれない大だい都会とかいサンフランシスコへ引ひっ越こす。しかし、新居しんきょが狭せまくて薄暗うすぐらかったり、引越ひっこしトラックが当日とうじつに来こなかったりと初日しょにちからトラブルが続つづき、司令しれい部ぶの感情かんじょうたちも愚痴ぐちりまくって混乱こんらんに陥おちいる。中なかでもカナシミは、過去かこにできたヨロコビの思おもい出でを触さわっただけでカナシミの青色あおいろにしてしまうなどたびたびトラブルを起おこす。懸念けねんしたヨロコビはカナシミにマニュアル読よみを強しいるなど仕事しごとをさせないようにし、なんとか自分じぶんがライリーを幸しあわせにしようと強つよく決意けついするのだった。

翌日よくじつは登校とうこう初日しょにち。ライリーがヨロコビの思おもい出でを回想かいそうしながらクラスで自己じこ紹介しょうかいをしていると、カナシミがその「思おもい出でボール」に触さわったことで、突如とつじょライリーが泣なき出だしてしまう。そのうえ、初はじめてカナシミの青色あおいろをした「特別とくべつな思おもい出で」が製造せいぞうされ、ライリーに新あたらしい性格せいかくを作つくろうとした。それを阻害そがいしようとしたヨロコビと、引ひき留とめようとしたカナシミが揉もめ合あってるうちに「特別とくべつな思おもい出で」が散ちらばり、「長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょ」へ向むかうチューブに吸すい込こまれる。さらにチューブは、ヨロコビとカナシミまでも一緒いっしょに吸すい込こんでしまった。深ふかい谷たにのような「記憶きおくのゴミ捨ごみすて場ば」で司令しれい部ぶと隔へだてられ、迷路めいろのように複雑ふくざつな「長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょ」へ飛とばされてしまったヨロコビとカナシミは、そこをくぐり抜ぬけて「性格せいかくの島しま」から司令しれい部ぶへ帰かえろうとする。

司令しれい部ぶは残のこりの3人にん、イカリとムカムカとビビリに委ゆだねられるが、新あたらしい学校がっこうのことを尋たずねる両親りょうしんにおびえたり反抗はんこうしたりと上手うまくライリーの感情かんじょうをコントロール出来できない。結果けっか、父ちちに厳きびしく叱しかられ家族かぞくとの関係かんけいが崩くずれてしまう。この一連いちれんのトラブルにより「おふざけの島しま」が崩壊ほうかいしてしまい、ライリーは冗談じょうだんを言いわなくなってしまう。ヨロコビとカナシミは遠回とおまわりを強しいられ「友情ゆうじょうの島しま」を通とおろうとするが、ミネソタでの親友しんゆうメグに新あたらしい友達ともだちができたと知しったライリーがカッとなった瞬間しゅんかん、「友情ゆうじょうの島しま」まで崩くずれ落おちてしまった。

そんな中なか、2人ふたりは猫ねこや象ぞうを組くみ合あわせたようなビンボンと出会であう。ビンボンはライリーの空想くうそうの友達ともだちであり、幼少ようしょう時代じだいは毎日まいにちのようにビンボンの姿すがたを思おもい浮うかべて遊あそんでいた。中なかでも手作てづくりのロケットに乗のって月つきへ飛とんでいく遊あそびがお気きに入いりであったが、最近さいきんではすっかり思おもい出だしてくれなくなったことにビンボンは落おち込こんでいた。それを知しったヨロコビは、司令しれい部ぶへの道みちを教おしえてくれたらライリーにビンボンのことを思おもい出ださせると約束やくそくする。それを聞きいたビンボンは大だい喜よろこびし、まるで遊ゆう園地えんちのようなイマジネーションランドへ案内あんないする。この中なかに司令しれい部ぶへ向むかう「考かんがえの列車れっしゃ」の駅えきがあるのだが、そこではライリーの成長せいちょうに合あわせて次々つぎつぎと空想くうそうの産物さんぶつが解体かいたいされ、谷たにのような「記憶きおくのゴミ捨ごみすて場ば」へ落おとされていた。月つきへ飛とんでいくロケットもゴミ捨ごみすて場ばに捨すてられてしまい、ビンボンはその光景こうけいを見みて落おち込こむ。

ヨロコビは冗談じょうだんを言いってビンボンを元気げんきづけようとするがまったく効果こうかがない。しかしカナシミがビンボンの隣となりに腰掛こしかけて話はなしをじっくりと聞きくと、ビンボンは飴あめ玉だまでできた涙なみだを流ながしたあと元気げんきを出だす。そのおかげで考かんがえの列車れっしゃに乗のることが出来できたが、ライリーが眠ねむってしまったことで列車れっしゃは止とまってしまう。一いち行ぎょうはライリーに怖こわい夢ゆめを見みせることで起おこすことにし、紆余曲折うよきょくせつの末すえに成功せいこうする。その傍かたわら、ライリーは前日ぜんじつに行おこなわれたアイスホッケーチームの入団にゅうだんテストで満足まんぞくにプレイ出来できず「ホッケーの島しま」まで崩壊ほうかいしていた。それを見みたイカリは「幸しあわせな思おもい出では全すべてミネソタで作つくられたものだった」とライリーに家出いえでをけしかけるが、ライリーはミネソタ行いきの高速こうそくバスの切符きっぷを買かうために母親ははおやのクレジットカードを財布さいふから抜ぬき取とり、「正直しょうじきの島しま」まで崩壊ほうかいする。その影響えいきょうで列車れっしゃが脱線だっせんして司令しれい部ぶに着つけず、再ふたたび長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょへ戻もどる。そして、最後さいごの「家族かぞくの島しま」も崩壊ほうかいし、ヨロコビとビンボンはカナシミを残のこし、脱出だっしゅつ不可能ふかのうとされるゴミ捨ごみすて場ばへ落おちてしまう。感情かんじょうの島しまが全すべて消きえたのを見みた司令しれい部ぶの3人にんはライリーの家出いえでを止とめようとするが、ライリーは既すでにバスに乗のり、一切いっさいの感情かんじょうを感かんじなくなっていた。

ヨロコビが絶望ぜつぼうに暮くれながら手元てもとの特別とくべつな思おもい出でを眺ながめていると、ある思おもい出でに悲かなしみと喜よろこびが混まじっていることに気付きづく。それは、ライリーが試合しあいで負まけて気きを落おとしているところをみんなに励はげましてもらったという記憶きおく。カナシミの重要じゅうよう性せいに気きづき、絶対ぜったいに脱出だっしゅつすることを決心けっしんしたヨロコビは、捨すてられたビンボンのロケットで脱出だっしゅつするが、自分じぶんが足あしを引ひっ張ぱっていると気きがついたビンボンは一人ひとりゴミ捨ごみすて場ばで消きえることを選えらぶ。ヨロコビはカナシミを探さがし出だし、2人ふたりは遂ついに司令しれい部ぶに辿たどり着つき、カナシミに司令しれいを任まかせると、ライリーに悲かなしみという感情かんじょうが生うまれ、バスが高速こうそく道路どうろに入はいる寸前すんぜんで降おりる決断けつだんをさせることに成功せいこうした。そして家族かぞくと再会さいかいし、「本当ほんとうはミネソタが好すき」「前まえの家いえに帰かえりたい」と涙なみだながらに自分じぶんの本心ほんしんを打うち明あけたライリーに喜よろこびと悲かなしみが混まじった思おもい出でが生うまれ、その思おもい出でボールが全すべての感情かんじょうの島しまを復活ふっかつさせる。

その後ご司令しれい部ぶでは複雑ふくざつな感情かんじょうも制御せいぎょ出来できるようになり、「ケンカするほど仲なかがいい」「先輩せんぱいへの叶かなわぬ片想かたおもい」など、様々さまざまな感情かんじょうが交まじった思おもい出でが増ふえて行いく。ライリーも元もとに戻もどり、サンフランシスコで幸しあわせな暮くらしを送おくるのだった。

登場とうじょう人物じんぶつ

ライリーの頭あたまの中なか

ライリーの感情かんじょうたち

ヨロコビ (Joy)

本ほん作さくの主人公しゅじんこう。ライリーの感情かんじょうを主導しゅどうするポジションにある。ポジティブでハイテンションかつ、いつも明あかるい、感情かんじょうたちのムードメーカー。

常つねにライリーを幸しあわせにするために楽観らっかん的てきで、前向まえむきな存在そんざいだが、何事なにごとも前向まえむきに考かんがえすぎて合理ごうり性せいがないことが欠点けってんで、本当ほんとうに無理むりを感かんじたときには弱音よわねを吐はくこともある。ライリーを悲かなしませることしか出来できないカナシミを心配しんぱいして、思おもい出でボールに触ふれさせないように対処たいしょしていたが、後のちに悲かなしいことはなんなのか、本当ほんとうの幸しあわせとはなんなのかを自みずから気きづくようになる。

肌色はだいろの少女しょうじょで、大おおきな青あおい目めとブルーの髪かみ、黄き緑みどりのノースリーブワンピースを着きており、暗くら所ところでも常つねに体からだが光ひかっている。一人称いちにんしょうは「わたし」。

カナシミ (Sadness)

本ほん作さくのもう一人ひとりの主人公しゅじんこう。感情かんじょうたちの中なかで最もっともネガティブな存在そんざいだが、一方いっぽうで感情かんじょうたちの中なかで一番いちばん、感情かんじょうに関かんする知識ちしきも持もっている。

常つねに悲観ひかん的てきでヨロコビのアイデアをことごとく否定ひていし、憂鬱ゆううつな時間じかんを過すごす。思おもい出でボールに触ふれただけで、悲かなしい思おもい出でにさせてしまうことにコンプレックスを抱だいている。ポジティブになりたいが、どうしてもなれないマイナス思考しこう。それなりにヨロコビのようにライリーの幸しあわせを想おもっていて、慰なぐさめてあげている。

青あおい少女しょうじょで、ブルーの髪かみと白しろいセーター、眼鏡めがねをかけ太ふとめの体格たいかくが特徴とくちょう。一人称いちにんしょうは「あたし」。

イカリ (Anger)

怒いかりっぽく、偉えらそうな態度たいどを取とるが、その代かわり、自分じぶんにも厳きびしい潔いさぎよさをもっている。

他たの感情かんじょうたちが頑張がんばっても満足まんぞくせず、怒いかりを持もって表現ひょうげんするサディストで、怒いかりが爆発ばくはつすると頭あたまが燃もえる。ただし、それがやりすぎでライリーに不安ふあんを起おこしてしまう。

ムカムカの挑発ちょうはつによって、戻もどってきたヨロコビとカナシミを引ひき上あげるきっかけになる。

真まっ赤かな四角しかくい顔かおに赤あかい目めの男性だんせい、熱血ねっけつ教師きょうしのような服装ふくそうが特徴とくちょう。一人称いちにんしょうは「俺おれ」。

ムカムカ (Disgust)

せっかちで過保護かほごな性格せいかくの姉あね貴とうと的てき立たち位置いち。ふてぶてしい態度たいどで他力本願たりきほんがんな一いち面めんがあり、すぐに感情かんじょうを損そこねてしまう。ライリーを家出いえでさせようとするイカリの意見いけんを仕方しかたなく賛成さんせいにするも、性格せいかくの島しまが崩くずれる事ことを動揺どうようする。

緑色みどりいろの女性じょせいで、セットされた緑みどりの髪かみ、ピンクのスカーフ、服ふくからも分わかるように、セレブ気質きしつ。一人称いちにんしょうは「あたし」。

ビビリ (Fear)

ライリーを守まもろうとするばかりにいつも怖こわがりだが、裏うらを返かえせば慎重しんちょう性せいの高たかさともいえる。危険きけんや災難さいなんを予想よそう、察知さっちする能力のうりょくは飛とび抜ぬけているが、やりすぎな一いち面めんも見みせる。夢ゆめの監かん視しも(ヨロコビとカナシミが司令しれい部ぶにいない時とき)担になっている。

その一方いっぽうで平和へいわ主義しゅぎ者しゃで、ライリーが両親りょうしんとしっかり対話たいわすることを望のぞんでいる。

細長ほそながい紫むらさき色いろの男性だんせいで、赤あか紫むらさきの蝶ちょうネクタイをしている。一人称いちにんしょうは「僕ぼく」。

これらはライリーだけでなく他ほかの人物じんぶつたちも有ゆうしている。統率とうそつ・調和ちょうわがとれる、一ひとつの感情かんじょうが支配しはいする、無む感動かんどうで心しんが働はたらいていないなどの個体こたい差さがある。

その他た

ビンボン (Bing Bong)

ライリーが幼おさない頃ころに作つくり上あげた空想くうそう上じょうの友達ともだち（イマジナリーフレンド）であり、放浪ほうろう中ちゅうのヨロコビとカナシミを手助てだすけする。

ピンク色ぴんくいろでゾウのような見みた目めだが、綿めん菓子かしのような毛並けなみで、ネコの尻尾しっぽ、イルカの鳴なき声ごえ、などライリーが幼少ようしょう期きに覚おぼえた動物どうぶつが組くみ合あわさった外見がいけんをしている。涙なみだはキャンディー。彼かれ曰いわくキャラメル味あじが美味おいしいらしい。

レインボーユニコーン

ライリーの頭あたまの中なかにあるドリーム・プロダクションに住すむ謎なぞのキャラクター。夢ゆめの住人じゅうにんであり、ヨロコビが大だいファンで、憧あこがれている存在そんざいでもある。

白しろいボディに名前なまえの通とおり虹色にじいろの鬣たてがみが特徴とくちょうのユニコーン。無愛想ぶあいそう。

理想りそうのボーイフレンド

ライリーの頭あたまの中なかにある機械きかいによって生うみ出だされた。ライリーを深ふかく愛あいするハンサムな少年しょうねん。歯はの浮うくようなセリフを吐はき、ヨロコビたちを白しらけさせたが、司令しれい部ぶ帰還きかんのためにヨロコビに使つかわれる。

記憶きおく消けし

長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょにいる作業さぎょう員いんで、劇げき中ちゅうでは男性だんせいと女性じょせいの2人ふたりが登場とうじょうする。青あお緑色みどりいろのゼリービーンズのような格好かっこうをしている。

自分じぶんたちの判断はんだんで取捨選択しゅしゃせんたくしており、「携帯けいたい番号ばんごうはスマホにはいっているからいらない」「大統領だいとうりょうはワシントンとリンカーンとふとっちょだけでいい」と次々つぎつぎと色いろが褪あせた思おもい出でボールを捨すてて行いく。一方いっぽうで、自分じぶんたちが好すきだからと「ガムのCM曲きょく」は残のこしており、勝手かってなタイミングで司令しれい部ぶにそのボールを送おくり続つづけるなど自分勝手じぶんがってな面めんもある。

夢ゆめの出演しゅつえん者しゃ・夢ゆめ監督かんとく

ライリーの1日にちの最悪さいあくの出来事できごとを面白おもしろがり、夢ゆめの制作せいさくスタジオの中なかでライリーに悪夢あくむを見みさせようと企たくらむ。夢ゆめの制作せいさくスタジオに潜もぐり込こんでしまったヨロコビ、カナシミ、ビンボンは夢ゆめ監督かんとくに警備けいび員いんを呼よばれ「あの連中れんちゅうは、この夢ゆめの出演しゅつえん者しゃじゃない！つまみだしてちょうだい」と言いわれる。

潜在せんざい意識いしきの守衛しゅえい（警備けいび員いん）

巨大きょだいな倉庫そうこのような潜在せんざい意識いしきの保管ほかん場所ばしょを警備けいびする。

ジャングルズ (Jangles the Clown)

本ほん作さくのディズニー・ヴィランズ。ライリーの悪夢あくむに登場とうじょうした巨大きょだいなピエロ。普段ふだんは潜在せんざい意識いしきの保管ほかん場所ばしょの中なかに住すんでおり、そこにビンボンが閉とじ込こめられた際さいには、彼かれの涙なみだ（キャンディー）を目当めあてに風船ふうせんで出来できた檻おりに閉とじ込こめる。ヨロコビ、カナシミ、ビンボンがジャングルズを誘おびき寄よせて最初さいしょに夢ゆめスクリーンの悪夢あくむセットを破壊はかいする。

イマジネーションランドの作業さぎょう員いん達たち

オレンジ色しょくのボディをしている。

列車れっしゃの作業さぎょう員いん

長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょと司令しれい部ぶを結むすぶ「考かんがえの列車れっしゃ」を運行うんこうする作業さぎょう員いん達たち。ライリーが眠ねむると休憩きゅうけい時間じかんになる。

フリッツ

終盤しゅうばんで司令しれい部ぶを修理しゅうりしていた作業さぎょう員いん。

人間にんげん

ライリー・アンダーセン (Riley Andersen)

11歳さいの少女しょうじょ。彼女かのじょの頭あたまの中なかが本ほん作さくの舞台ぶたいとなる。金髪きんぱつで青あおい目めをしている。家族かぞくと親友しんゆうのメグを愛あいする優やさしく活発かっぱつな少女しょうじょだが、内面ないめんは寂さびしがり屋や。

アイスホッケーが大好だいすきで、ミネソタではチームに所属しょぞくしていた。

ライリーの両親りょうしん

ライリーのことを心しんから愛あいしている優やさしい両親りょうしん。一緒いっしょに、アイスホッケーをしたり、サルのものまねをするなどふざけたりしてくれるが、多忙たぼうから娘むすめの心しんの変化へんかにまで気きづかない所ところがある。

パパ (Mr. Bill Andersen)

茶髪ちゃぱつで、口くちひげが生はえている。頭あたまの中なかではイカリがリーダーを務つとめている。短編たんぺんアニメーション『ライリーの初はつデート?』では、バンドをやっていた過去かこが明あかされた。

ママ (Mrs. Jill Andersen)

ライリーの母親ははおや。茶髪ちゃぱつで、眼鏡めがねをかけている。頭あたまの中なかではカナシミがリーダーを務つとめている。

メグ (Meg)

ミネソタでのライリーの親友しんゆう。ライリーの転校てんこう直後ちょくごに、新あたらしい気きの合あう友ともだちができてしまう。

先生せんせい

転入てんにゅう先さきのライリーの担任たんにん。眼鏡めがねをかけたボブカットの女おんな教師きょうし。表面ひょうめん上じょうは優やさしいが教師きょうしとしての熱意ねついは低ひくい。

おしゃれ女子じょし

転入てんにゅう先さきのクラスメイト。髪かみにメッシュを入いれ、片耳かたみみにだけピアスを開あけている。常つねにクールに振舞ふるまうが内面ないめんは自信じしん喪失そうしつ気味ぎみ。

イケメンパイロット

過去かこにライリーのママと交際こうさいしていたブラジル人じんのパイロット。ママの感情かんじょうたちも思おもい出だしては恍惚こうこつにひたることがある。現在げんざいはライリーの担任たんにんと付つき合あっていることがエンドロールで明あかされた。

ジョーダン

ライリーに落おとしたボトルを渡わたされたことで頭あたまの中なかでは「女おんなの子こ、女おんなの子こ」のアラートが鳴なりまくり、ジョーダンの感情かんじょうたち全員ぜんいんがパニックを起おこして本人ほんにんはフリーズしてしまう。頭あたまの中なかではビビリがリーダーを務つとめている。

終盤しゅうばんのみの登場とうじょうなため、本編ほんぺんでは名前なまえは出でてこず、『ライリーの初はつデート?』にて名前なまえが判明はんめいする。

ライリー以外いがいのキャラクターの感情かんじょう

ライリーのパパの感情かんじょうたち

全員ぜんいんひげをはやしYシャツとネクタイを着用ちゃくようしている。イカリが中心ちゅうしん的てき存在そんざいであり、ビビリが補佐ほさを行おこなっている。

ライリーのママの感情かんじょうたち

全員ぜんいん眼鏡めがねをかけショートカット。カナシミが中心ちゅうしんである。

先生せんせいの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいん眼鏡めがねをかけアフロヘアー。ヨロコビが中心ちゅうしんである。

ピザ屋やの店員てんいんの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいん司令しれい部ぶで寝転ねころがっており、ムカムカが中心ちゅうしんではあるもののほとんど活動かつどうしていない。

おしゃれ女子じょしの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいん今風いまふうのファッションに身みを包つつんでいるが常つねに怯おびえている。ビビリが中心ちゅうしんであり、イカリが補佐ほさに当あたっているものの、統率とうそつされているとは言いい難がたい。他たの感情かんじょうはあまり活動かつどうしていない模様もよう。

ジャングルズの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいんピエロの格好かっこうをしている。ヨロコビが中心ちゅうしんである。

バスの運転うんてん手しゅの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいんイカリと同様どうようの形かたちをしており、イカリ以外いがいの感情かんじょうも全員ぜんいん短気たんき。イカリが中心ちゅうしんである。

犬いぬの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいん犬いぬの外見がいけんをしている。ヨロコビが中心ちゅうしんである。

猫ねこの感情かんじょうたち

エンドロールにて登場とうじょう。全員ぜんいん猫ねこの外見がいけんをしており、勝手かって気きままに行動こうどうしている。中心ちゅうしんの感情かんじょうは不明ふめいだが、ビビリがコンソールを踏ふんだことで怯おびえて逃にげている。

用語ようご

司令しれい部ぶ

ヨロコビたち感情かんじょうが住すむ場所ばしょ。高たかい塔とうの上うえにある。

思おもい出でボール

ライリーの思おもい出での誕生たんじょうと共ともに生うまれ、それらが描えがかれたボール。思おもい出でに合あわせて、それぞれ感情かんじょうたちの色いろになっている。

特別とくべつな思おもい出でボール

ライリーの人生じんせいにとって重要じゅうような意味いみがある出来事できごとがあった際さいに誕生たんじょうし、それらが描えがかれた思おもい出でボール。

性格せいかくの島しま

特別とくべつな思おもい出でとライトラインで繋つながっている5つの島々しまじま。「ホッケーの島しま」「おふざけの島しま」「家族かぞくの島しま」「友情ゆうじょうの島しま」「正直しょうじきの島しま」があり、それぞれ特別とくべつな思おもい出でに合あわせて作つくられている。この性格せいかくの島しまがライリーの性格せいかくを作つくっている。

考かんがえの列車れっしゃ

ライリーの頭あたまの中なかを走はしっている列車れっしゃ。ヨロコビやカナシミが司令しれい部ぶに帰かえるために乗のる。

記憶きおくのゴミ捨ごみすて場ば

古ふるくなった思おもい出でボールを捨すてる薄暗うすぐらい谷たに。ここに捨すてられた思おもい出では、完全かんぜんにライリーから忘わすれられる。

長期ちょうき記憶きおくの保管ほかん場所ばしょ

思おもい出でボールが収納しゅうのうされている棚たな。また、それらが陳列ちんれつし迷路めいろのようになった場所ばしょ。ライリーの頭あたまの中なかの大だい部分ぶぶんを占しめている。

声こえの出演しゅつえん

役名やくめい		原語げんご版ばん	日本語にほんご吹替版ばん
ヨロコビ		エイミー・ポーラー	竹内たけうち結子ゆうこ
カナシミ		フィリス・スミス	大竹おおたけしのぶ
イカリ		ルイス・ブラック	浦山うらやま迅
ムカムカ		ミンディ・カリング	小松こまつ由佳ゆか
ビビリ		ビル・ヘイダー	落合おちあい弘治こうじ
ビンボン		リチャード・カインド	佐藤さとう二に朗ろう
ライリー・アンダーセン	11歳さい	ケイトリン・ディアス	伊集院いじゅういん茉衣
	幼少ようしょう	ローラ・クーリー	鎌田かまた英えい怜奈れいな
ライリーのパパ		カイル・マクラクラン	花輪はなわ英司えいじ
ライリーのママ		ダイアン・レイン	田中たなか敦子あつこ
記憶きおく消けし(長期ちょうき記憶きおく)	女性じょせい	ポーラ・パウンドストーン	品田しなだ美穂みほ
	男性だんせい	ボビー・モイニハン	後藤ごとう光ひかり祐ゆう
ジャングルズ		ジョシュ・クーリー	宮本みやもと崇弘たかひろ
パパのイカリ		ピート・ドクター	間宮まみや康弘やすひろ
ママのカナシミ		ロリ・アラン	さとうあい
ママのイカリ		ポーラ・ベル	定てい岡おか小百合さゆり
夢ゆめ監督かんとく			小宮こみや和枝かずえ
ママのヨロコビ		シェリー・リン	長尾ながお明希めいき
パパのビビリ		カルロス・アラズラキ	及川おいかわナオキ
イケメンパイロット			滝たき知とも史し
メグ		パリス・ヴァン・ダイク	菊地きくち心こころ寧やすし
先生せんせい		ダウン・ルイス	沢田さわだ泉いずみ
潜在せんざい意識いしきの守衛しゅえい	デイヴ	フランク・オズ	辻つじ親おや八はち
	フランク	デーヴ・ゲルツ	仲野なかの裕ひろし
フリッツ		ジョン・ラッツェンバーガー	立木たちき文彦ふみひこ
雲くもの街まちの警官けいかん		フリー	あべそういち 臼木うすき健けん士朗しろう
おしゃれ女子じょしの感情かんじょうたち、ママのビビリ		ラシダ・ジョーンズ	野の一いち祐子ゆうこ
ネズミ		ロニー・デル・カルメン	小島こじま敬介けいすけ
幼おさないメグ			大滝おおたきりお
ママのムカムカ			小林こばやし希のぞみ唯ただ
空想くうそうのボーイフレンド			川島かわしま得とく愛あい
ピザ			松島まつしま昭浩あきひろ 細谷ほそやカズヨシ
スカーフの子こ			長谷ながたに美希みき
夢ゆめの生徒せいと			土師はじ亜あ文ぶん 矢野やの亜あ沙すな美び
交差こうさ路ろの作業さぎょう員いん			田中たなか里さと和わ
男性だんせい歌手かしゅ			石原いしはら慎一しんいち
女性じょせい歌手かしゅ			大木おおき理紗りさ
ジョーダン			堀川ほりかわ恭司きょうじ
列車れっしゃの作業さぎょう員いん			石田いしだ明あきら（NON STYLE） ガリガリガリクソン 岩橋いわはし良昌よしまさ（プラスマイナス）

日本語にほんご吹ふき替かえ版ばんスタッフ

• 翻訳ほんやく：いずみつかさ
• 翻訳ほんやく監修かんしゅう：ジェームズ・ハバート
• 演出えんしゅつ：向山むかいやま宏志ひろし
• 音楽おんがく演出えんしゅつ：市之瀬いちのせ洋一よういち
• 日本語にほんご版ばん制作せいさく：スタジオ・エコー

主題歌しゅだいか

日本語にほんご吹ふき替かえ版ばん主題歌しゅだいか

「愛あいしのライリー」

作詞さくし：吉田よしだ美和みわ、作曲さっきょく：中村なかむら正人まさと、歌うた・編曲へんきょく：DREAMS COME TRUE（DCT records / ユニバーサルシグマ）

製作せいさく

2009年ねん8月がつ、監督かんとくのピート・ドクターが共同きょうどう監督かんとくのロニー・デル・カルメンとプロデューサーのジョナス・リヴェラと2日間にちかんかけ、映画えいがのアイディアを話はなしたという。ドクターは同年どうねん10月がつにジョン・ラセターにゴーサインをもらい、2010年ねんに本格ほんかく的てきに映画えいが製作せいさくが始動しどうした。スタッフは製作せいさく始動しどう時じの2010年ねんはたった8人にんだったが、最終さいしゅう的てきに2014年ねんには207人にんまで増ふえた。

製作せいさく期間きかんは約やく5年ねんで、8〜9本ほんの長編ちょうへん映画えいがができるくらいの脚本きゃくほんを作つくり、試行錯誤しこうさくごを重かさねながら脚本きゃくほんを練ねり上あげていったという。ドクターは、自身じしんの娘むすめの成長せいちょうや感情かんじょうの変化へんかに戸惑とまどう気持きもちが本ほん作さくを作つくるきっかけになったと話はなしている。また、映画えいがを作つくるために8〜10人にんの神経しんけい科学かがく者しゃたちと意見いけんを交かわしたという。

5つの感情かんじょうをつかさどるキャラクターのうち、キャラクターが完成かんせいした順番じゅんばんは、1番目ばんめがヨロコビ、2番目ばんめがビビリ、3番目ばんめがカナシミ、4番目ばんめがイカリ、最後さいごがムカムカで、ビビリが2番目ばんめの理由りゆうはビビリとヨロコビを主人公しゅじんこうに予定よていしていたときがあったためである（最終さいしゅう的てきな脚本きゃくほんでは、ヨロコビとカナシミが主軸しゅじくとなって物語ものがたりが進行しんこうしている）。ヨロコビのデザインは、妖精ようせいや体操たいそう選手せんしゅ、オードリー・ヘプバーンを参考さんこうに作つくられた。

公開こうかい

1億おく7500万まんドルの製作せいさく費ひに対たいして、2015年ねん10月がつ11日にち時点じてんで、全ぜん世界せかいで8億おく1880万まんドル（うち北米ほくべいで3億おく5540万まんドル）の興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろくした。

受賞じゅしょう

年とし	映画えいが賞しょう	賞しょう	結果けっか
2015年ねん	ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞しょう 2015	アニメーション映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
		作品さくひん賞しょうトップ10	入賞にゅうしょう
	第だい81回かいニューヨーク映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメーション映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい4回かいボストン・オンライン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい41回かいロサンゼルス映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメ映画えいが賞しょう	次点じてん
	第だい36回かいボストン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい19回かいオンライン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
		作品さくひん賞しょう	ノミネート
		オリジナル脚本きゃくほん賞しょう	ノミネート
	第だい19回かいトロント映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう	アニメーション映画えいが賞しょう	次点じてん
	AFIアワード 2015	映画えいが部門ぶもん	受賞じゅしょう
2016年ねん	第だい20回かいカプリ・ハリウッド国際こくさい映画えいが祭さい	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい73回かいゴールデングローブ賞しょう	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい21回かいクリティクス・チョイス・アワード	アニメーション映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい27回かいアメリカ製作せいさく者しゃ組合くみあい賞しょう	アニメーション映画えいが部門ぶもん	受賞じゅしょう
	第だい43回かいアニー賞しょう	作品さくひん賞しょう	受賞じゅしょう
		監督かんとく賞しょう	受賞じゅしょう
		声優せいゆう賞しょう	受賞じゅしょう
		音楽おんがく賞しょう	受賞じゅしょう
		美術びじゅつ賞しょう	受賞じゅしょう
		脚本きゃくほん賞しょう	受賞じゅしょう
		キャラクターデザイン賞しょう	受賞じゅしょう
		絵えコンテ賞しょう	受賞じゅしょう
		編集へんしゅう賞しょう	受賞じゅしょう
		キャラクターアニメーション賞しょう（長編ちょうへんアニメーション）	受賞じゅしょう
	第だい69回かい英国えいこくアカデミー賞しょう	アニメーション賞しょう	受賞じゅしょう
	第だい52回かいアメリカ映画えいが音響おんきょう協会きょうかい賞しょう	長編ちょうへんアニメ映画えいが部門ぶもん	受賞じゅしょう
	第だい20回かいサテライト賞しょう	アニメーション・ミックスメディア映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
		脚本きゃくほん賞しょう	ノミネート
	第だい88回かいアカデミー賞しょう	長編ちょうへんアニメーション賞しょう	受賞じゅしょう
		脚本きゃくほん賞しょう	ノミネート
	第だい63回かいゴールデン・リール賞しょう	映画えいが（英語えいごまたは外国がいこく語ご）アニメ部門ぶもん	受賞じゅしょう
	エンパイア賞しょう 2016	アニメ映画えいが賞しょう	受賞じゅしょう
	2016 キッズ・チョイス・アワード	お気きに入いりのアニメ映画えいが	未み決定けってい

訴訟そしょう問題もんだい

本ほん作さくをめぐって、以下いかの様ように少すくなくとも3件けんの訴訟そしょう問題もんだいが発生はっせいしている。

2017年ねん6月がつ、ミネソタ州しゅうの小児しょうに心理しんり学者がくしゃのデニーズ・ダニエルズは、「インサイド・ヘッド」が自身じしんの「The Moodsters」というプロジェクトに対たいして著作ちょさく権けん侵害しんがいだとしてディズニーとピクサーに対たいして訴訟そしょうを起おこしたが、2018年ねん1月がつに判事はんじフィリップ・S・グティエレスはダニエルズ側がわの主張しゅちょうを棄却ききゃくし、ダニエルズはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく第だい9巡回じゅんかい区く控訴こうそ裁判所さいばんしょに訴訟そしょうを持もち込こんだが、「DC Comics v Mark Towle 事件じけん」と同様どうように材料ざいりょう不十分ふじゅうぶんだとして2020年ねん3月がつに棄却ききゃくされた。

2018年ねん、デイモン・ポウシアンが自身じしんの短編たんぺん作品さくひんである「Inside Out」（「インサイド・ヘッド」の原題げんだいも「Inside Out」である）の盗作とうさくとして訴訟そしょうを起おこした。

この他ほかにも、ネバダ州しゅうの児童じどう発育はついく専門せんもん家かカーラ・J・マスターソン、「インサイド・ヘッド」が自身じしんのプログラムの盗作とうさくだとして訴訟そしょうを起おこしている

テレビ放送ほうそう

世帯せたい視聴しちょう率りつ（関東かんとう地区ちく）

回数かいすう	放送ほうそう局きょく	放送ほうそう枠わく	放送ほうそう日び	放送ほうそう時間じかん（JST）	放送ほうそう分数ぶんすう	平均へいきん世帯せたい視聴しちょう率りつ	備考びこう
1	日本にほんテレビ	金曜きんようロードSHOW!	2017年ねん6月がつ16日にち	21:00-22:54	114分ふん	8.3%	本編ほんぺん終了しゅうりょう後ごには特別とくべつ短編たんぺんとして字幕じまく版ばん短編たんぺんエピソードが放送ほうそうされた。

2017年ねん6月がつ16日にちに『金曜きんようロードSHOW!』（日本にほんテレビ系列けいれつ）で地上波ちじょうは初はつ放送ほうそうされ、本編ほんぺん終了しゅうりょう後ごには特別とくべつ短編たんぺんとして字幕じまく版ばん短編たんぺんエピソードが放送ほうそうされた。

短編たんぺんエピソード

• ムカムカ”5秒びょうルール”（“We are not eating that”）
• ヨロコビ”とっさの判断はんだん”
• カナシミ”泣なこう”

トピックス

ライリーの嫌きらいな食たべ物ものは、字幕じまく版ばんは「ブロッコリー」だが、日本語にほんご吹替版ばんでは「ピーマン」になっている。これは、子供こどもが嫌きらいな食たべ物ものがアメリカではブロッコリーが定番ていばんだが、日本にっぽんはピーマンやニンジンが定番ていばんのためで、製作せいさくのディズニーによると、「日本にっぽんの観客かんきゃくに本ほん作さくを自分じぶんの物語ものがたりとして楽たのしんでもらいたい」という意図いとから変更へんこうされている。また、その意図いとから感情かんじょうたちの役名やくめいも日本語にほんご版ばんをはじめ世界せかい42言語げんご版ばんで、それぞれの「感情かんじょう」を表あらわす言葉ことばが役名やくめいに付つけられている。

日本にっぽんでは本ほん作さくの公開こうかい直前ちょくぜんに同名どうめいの漫画まんがを原作げんさくにした実写じっしゃ映画えいが『脳のう内ないポイズンベリー』が公開こうかいされており、設定せっていや雰囲気ふんいきが似にていると話題わだいになった。感情かんじょうなどを表あらわすキャラクターが議論ぎろんをする脳のう内ないを描えがいた作品さくひんは、ディズニー製作せいさくのものに限かぎっても短編たんぺんアニメ『Reason and Emotion』（1943年ねん）やテレビドラマ『Herman's Head』（1991年ねん）などが存在そんざいし、特とくに前者ぜんしゃについては、ピート・ドクター監督かんとくがインスピレーションを受うけた作品さくひんの1つであるとインタビューで語かたっている。

日本にっぽんでは劇場げきじょう公開こうかい時じに本編ほんぺん上映じょうえい前まえに、事前じぜんに募集ぼしゅうした一般人いっぱんじんの写真しゃしんが主題歌しゅだいか「愛あいしのライリー」に合あわせてスライドショーされるという「"あなたの物語ものがたり"キャンペーン」が実践じっせんされた。この映像えいぞうはDVDには収録しゅうろくされておらず、劇場げきじょう公開こうかい時じに映画えいが館かんのみでしか見みることができなかった。

2001年ねんに公開こうかいされた『モンスターズ・インク』に登場とうじょうする少女しょうじょ・ブーの声こえが、幼少ようしょう期きのライリーの声こえとして一部いちぶ再さい利用りようされている。そのため、本ほん作さくのエンドロールにてブーの声優せいゆうであるメアリー・ギブスの名前なまえが記載きさいされている。

スピンオフ

2025年ねん春はる、スピンオフ短編たんぺんシリーズがDisney+にて配信はいしん予定よてい。

ライリーの夢ゆめを形作かたちづくる映画えいがスタジオ"ドリーム・プロダクション"を描えがいた作品さくひんとなる。

外部がいぶリンク

• インサイド・ヘッド （日本語にほんご）
• Inside Out （英語えいご） - ピクサー・アニメーション・スタジオ
• インサイド・ヘッド - Disney+
• インサイド・ヘッド - allcinema
• インサイド・ヘッド - KINENOTE
• Inside Out - IMDb（英語えいご）
• Inside Out - The Big Cartoon DataBase（英語えいご）
• Inside Out - Rotten Tomatoes（英語えいご）
• Inside Out - Metacritic（英語えいご）
• Inside Out - Box Office Mojo（英語えいご）