インド鉄道てつどう

インド鉄道てつどう

種類しゅるい	公おおやけ企業きぎょう
業種ぎょうしゅ	陸運りくうん業ぎょう
設立せつりつ	1853年ねん4月がつ16日にち (1853-04-16)
本社ほんしゃ	インド ニューデリー
事業じぎょう地域ちいき	インド（一部いちぶがパキスタン、ネパール、バングラデシュ）
サービス	旅客りょかく鉄道てつどう事業じぎょう
所有しょゆう者しゃ	インド政府せいふ (100%)
従業じゅうぎょう員数いんずう	130.8万まん人にん（2016年ねん3月がつ）
部門ぶもん	16鉄道てつどう管区かんく
ウェブサイト	www.indianrailways.gov.in

インド鉄道てつどう
インドの鉄道てつどう路線ろせん網もう
報告ほうこく記号きごう	IR
路線ろせん範囲はんい	インド
運行うんこう	1853年ねん4月がつ16日にち (1853-04-16)–
軌間きかん	1,676 mm (5 ft 6 in) 1,000 mm (3 ft 3+3⁄8 in) 762 mm (2 ft 6 in) 610 mm (2 ft)
本社ほんしゃ	ニューデリー
公式こうしきサイト	www.indianrailways.gov.in

インド鉄道てつどう（インドてつどう、ヒンディー語ご: भारतीय रेल, ラテン文字もじ転写てんしゃ: Bhāratīya Rail, 英語えいご: Indian Railways, 略称りゃくしょう: IR）は、インドの国有こくゆう鉄道てつどう会社かいしゃの名称めいしょう。日本語にほんごでは意訳いやくしてインド国有こくゆう鉄道てつどう、インド国鉄こくてつと呼よばれる場合ばあいもある。

概要がいよう

インドで最初さいしょの鉄道てつどうは1853年ねん、英えい領りょうインド時代じだいのボンベイ（現げん・ムンバイ）と郊外こうがいを結むすぶ路線ろせんが敷設ふせつされたが、その後ごは藩はん王国おうこくや民族みんぞく資本しほん家かが独自どくじに敷しいた路線ろせんも多おおく、1947年ねんにインド・パキスタン分離ぶんり独立どくりつがあった時点じてんでは42の鉄道てつどうシステムが存在そんざいしていた。その後ご、1951年ねんにすべての鉄道てつどうは国有こくゆう化かされ、一ひとつの鉄道てつどう事業じぎょう者しゃとなった。現在げんざいはインド政府せいふの鉄道てつどう省しょうの監督かんとく下かにある。

インド鉄道てつどうは世界せかいでもっとも大おおきく、もっとも混雑こんざつした鉄道てつどうシステムの一ひとつであり、一いち日にちあたり約やく1800万まん人にんの乗客じょうきゃくと約やく200万まんトンの貨物かもつを輸送ゆそうする。加くわえて世界せかい最大さいだいの雇用こよう主ぬしの一ひとつでもあり、130万まん人にんを雇用こようしている。路線ろせんの総そう延長えんちょうは63327km、駅えきの数かずは6909に及およぶ。また約やく8000両りょうの機関きかん車しゃ、約やく50000両りょうの客車きゃくしゃ（電車でんしゃ・気動車きどうしゃを含ふくむ）、そして200000両りょうを上回うわまわる貨車かしゃを保有ほゆうする。

インドでは飛行機ひこうきの運賃うんちんは高たかく、道路どうろの整備せいびが遅おくれているため、現代げんだいにおいても鉄道てつどうは重要じゅうような移動いどう手段しゅだんとなっている。年間ねんかん70億おく人にんもの人間にんげんが鉄道てつどうを利用りようしている。運賃うんちんが高たかめの急行きゅうこう列車れっしゃの代表だいひょうとしては準じゅん高速こうそく鉄道てつどうに指定していされるガティマン急行きゅうこうや、長距離ちょうきょり座席ざせき列車れっしゃのシャターブディー急行きゅうこう、長距離ちょうきょり夜行やこう寝台しんだい列車れっしゃのラージダーニー急行きゅうこう、個人こじん用ようシートモニターを付つけたテージャス急行きゅうこうなどと、さまざまな優等ゆうとう列車れっしゃがある。

運営うんえい

路線ろせん管理かんり

インド鉄道てつどうは現在げんざい、以下いかのように分割ぶんかつ管理かんりされている。これらは独立どくりつした鉄道てつどう会社かいしゃではなく、鉄道てつどう管区かんくのようなものである。

• インド北部ほくぶ鉄道てつどう (Nothern Railway) - 本部ほんぶ:デリー
• インド南部なんぶ鉄道てつどう (Southern Railway) - 本部ほんぶ:チェンナイ
• インド東部とうぶ鉄道てつどう (Eastern Railway) - 本部ほんぶ:コルカタ
• インド西部せいぶ鉄道てつどう (Western Railway) - 本部ほんぶ:ムンバイ
• インド北東ほくとう辺境へんきょう鉄道てつどう (Northeast Frontier Railway) - 本部ほんぶ:グワーハーティー
• インド北東ほくとう部ぶ鉄道てつどう (North Eastern Railway) - 本部ほんぶ:ゴーラクプル
• インド南東なんとう部ぶ鉄道てつどう (South Eastern Railway) - 本部ほんぶ:コルカタ
• インド中ちゅう南部なんぶ鉄道てつどう (South Central Railway) - 本部ほんぶ:セカンダラバード
• インド中部ちゅうぶ鉄道てつどう (Central Railway) - 本部ほんぶ:ムンバイ
• インド中ちゅう東部とうぶ鉄道てつどう (East Central Railway) - 本部ほんぶ:ハジプル（ビハール州しゅう）
• インド東海岸ひがしかいがん鉄道てつどう (East Coast Railway) - 本部ほんぶ:ブヴァネーシュヴァル
• インド中ちゅう北部ほくぶ鉄道てつどう (North Central Railway) - 本部ほんぶ:イラーハーバード
• インド北西ほくせい部ぶ鉄道てつどう (North Western Railway) - 本部ほんぶ:ジャイプル
• インド南西なんせい部ぶ鉄道てつどう (South Western Railway) - 本部ほんぶ:フブリ（カルナータカ州しゅう）
• インド中西部ちゅうせいぶ鉄道てつどう (West Central Railway) - 本部ほんぶ:ジャバルプル
• インド南東なんとう部ぶ中央ちゅうおう鉄道てつどう (South East Central Railway) - 本部ほんぶ:ビラースプル

その他た、コルカタメトロ（コルカタ地下鉄ちかてつ）も保有ほゆうしている。デリーメトロ、コルカタ・トラム、コンカン鉄道てつどうはそれぞれ独自どくじに公社こうしゃ化かされており、インド鉄道てつどうには所属しょぞくしない。しかしコンカン鉄道てつどうには他たの路線ろせんからの列車れっしゃが乗のり入いれており事実じじつ上じょう、一体いったいとなった列車れっしゃ運行うんこうがなされている。

予算よさん・財政ざいせい

毎まい会計かいけい年度ねんどごとに政府せいふによって路線ろせん・車両しゃりょうの整備せいび計画けいかくや運賃うんちんを内容ないようとする鉄道てつどう予算よさんが通常つうじょうの予算よさんとは分離ぶんりして組くまれ、連邦れんぽう議会ぎかいで審議しんぎされる。鉄道てつどう予算よさんはローク・サバー（下院かいん）の過半数かはんすうの賛成さんせいによって通過つうかし、ラージヤ・サバー（上院じょういん）には拘束こうそくされない。

財政ざいせい的てきには毎年まいとし、黒字くろじを計上けいじょうしている。

しかし、施設しせつの老朽ろうきゅう化かは激はげしく、施設しせつを維持いじするために運賃うんちんの値上ねあげが検討けんとうされている。しかし、異論いろんは多おおく、2012年ねん3月がつ19日にちには、鉄道てつどう相しょうのディネシュ・トリベディが辞任じにんする騒さわぎとなっている。

混雑こんざつする都市とし部ぶの路線ろせん部ぶでは、定員ていいんを大幅おおはばに超過ちょうかしトレイン・サーフィン状態じょうたいで乗車じょうしゃする乗客じょうきゃくの転落てんらく事故じこが頻発ひんぱつしているほか、車内しゃないの温度おんどが上昇じょうしょうして乗客じょうきゃくが死亡しぼうすることもあるが対策たいさくは後手ごてに回まわっている。

外部がいぶリンク

• インド鉄道てつどう 公式こうしきサイト（英語えいご）
• 切符きっぷ予約よやく（英語えいご）

注意ちゅうい事項じこう：原則げんそくとしては、インド鉄道てつどうのHPがインド国内こくないに所属しょぞくする ip アドレスで利用りよう可能かのうです。インド国外こくがいからアクセスは多分たぶん不可ふかでした。