アブハジア鉄道てつどう

共和きょうわ国こく単一たんいつ企業きぎょう体たい「アブハジア鉄道てつどう」
Республиканское унитарное предприятие «Абхазская железная дорога»

グミスタ川がわに架かかる橋はしを渡わたる列車れっしゃ
種類しゅるい	国営こくえい企業きぎょう
略称りゃくしょう	АЖД
設立せつりつ	1992年ねん
業種ぎょうしゅ	鉄道てつどう事業じぎょう
代表だいひょう者しゃ	社長しゃちょう アルソー・チタナヴァ
外部がいぶリンク	aihamya.ru

アブハジア鉄道てつどう(アブハズ語ご: Аҧсны Аихамҩа, ロシア語ご: Абхазская железная дорога)はアブハジアにおいて鉄道てつどうを運行うんこうする事業じぎょう者しゃであり、ロシア鉄道てつどうにより管理かんりされている。

概要がいよう

全長ぜんちょうは101 kmであり、黒海こっかい沿岸えんがんに線路せんろを有ゆうする。軌間きかんは1,520 mmであり、ロシア鉄道てつどう北きたカフカース鉄道てつどう支社ししゃに接続せつぞくする。アブハジア紛争ふんそうが深刻しんこく化かする1992年ねんまではジョージア方面ほうめんにも接続せつぞくしていた。

2016年ねん時点じてんではモスクワとスフミを結むすぶ長距離ちょうきょり列車れっしゃのほか、アドレル - ガグラ間あいだにも近郊きんこう列車れっしゃが運行うんこうされている。

また、2021年ねんには、ガグラ - ソチ - トゥアプセ間あいだで運行うんこうされる927/928号ごう「ソチ」観光かんこう列車れっしゃの定期ていき運行うんこうが再開さいかいされた。列車れっしゃは青あおと白しろの独自どくじ塗装とそうで、客車きゃくしゃは70年代ねんだいから80年代ねんだい風ふうの内装ないそうで運行うんこうされている。車内しゃないの設備せつびとしては、エアコン、バイオトイレ、220 Vコンセント、各かく機器ききの充電じゅうでん用ようUSBポートなどが設置せっちされ、食堂しょくどう車しゃとバーカーが併設へいせつされている。この観光かんこう列車れっしゃは、南みなみカフカース鉄道てつどうのトゥアプセ車両しゃりょう基地きちに配属はいぞくされたVL10型かた直流ちょくりゅう電気でんき機関きかん車しゃによって常時じょうじ運転うんてんされている。機関きかん車しゃは列車れっしゃと同おなじ塗装とそうが施ほどこされ、この塗装とそうは旅客りょかく列車れっしゃを牽引けんいんする機関きかん車しゃ専用せんようである。

2023年ねん6月がつ9日にちにはラスタチカがソチ - ガグラ間あいだの列車れっしゃに投入とうにゅうされた。

歴史れきし

ソビエト連邦れんぽうの解体かいたいによりコーカサス地方ちほうの鉄道てつどう網もうは各国かっこくに分割ぶんかつされ、イングリ川がわ以西いせいの区間くかんはアブハジア鉄道てつどうの管理かんり下かとなった。イングリ川がわに架かかる橋梁きょうりょうは1992年ねん8月がつ14日にちに爆破ばくはされ、ジョージアとの間あいだの鉄路てつろは寸断すんだんされた。また、1990年代ねんだいを通とおしてロシアとの間あいだの列車れっしゃ運行うんこうも休止きゅうしされたことからアブハジアの鉄道てつどう網もうは孤立こりつするに至いたった。

2002年ねん12月25日にちにソチ - スフミ間あいだの列車れっしゃの運行うんこうが再開さいかいされ、ジョージア政府せいふから非難ひなんの声こえが挙あがった。ロシアからの観光かんこう客きゃく増加ぞうかの影響えいきょうもあり、プソウ川がわ - スフミ間あいだの線路せんろがロシア主導しゅどうで修復しゅうふくされ、2004年ねん9月がつ10日とおかにはモスクワ - スフミ間あいだを結むすぶ直通ちょくつう列車れっしゃの運行うんこうが再開さいかいされた。

1993年ねん時点じてんではオチャムチラ - スフミ、ソチ - スフミ、トゥクヴァルチェリ - スフミ、グダウタ - スフミ間あいだなどにエレクトリーチカが運行うんこうされていたが、2007年ねんまでに運行うんこうが休止きゅうしされた。アドレル - ガグラ間あいだの列車れっしゃは2010年ねん6月がつ26日にちに運行うんこうが再開さいかいされた。

2016年ねん現在げんざい、モスクワ - スフミ間あいだの列車れっしゃは夏季かきは1日にち1便びん、冬季とうきは週しゅう2便びんである。夏季かきにはこのほかベルゴロドおよびサンクトペテルブルクからの列車れっしゃも運行うんこうされる。

関連かんれん項目こうもく

• ロシア鉄道てつどう
• グルジア鉄道てつどう

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト