(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ウィンドジャマー - Wikipedia コンテンツにスキップ

ウィンドジャマー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポーランドのウィンドジャマー Dar Pomorza

ウィンドジャマーWindjammer)とは、19世紀せいき後半こうはんから20世紀せいき前半ぜんはんにかけて使用しようされた、てつはがね船体せんたい貨物かもつよう帆船はんせん一種いっしゅである。貨物かもつせんなかでもおおきく、3ほんから5ほんマストよこシップかたそう特徴とくちょうであった。

1869ねんスエズ運河うんが開通かいつうにより、それまで帆船はんせんになっていた海運かいうん物流ぶつりゅう主体しゅたい蒸気じょうきせんへとうつっていった。それからあいだもない1870年代ねんだいから1890年代ねんだいにウィンドジャマーは設計せっけいされ、船体せんたいはそれまで帆船はんせん主流しゅりゅうだった木材もくざいせいから金属きんぞくせいへとえられた。金属きんぞくせいとなったことで重量じゅうりょうすうせんトンにおよんだが、てつはがねよりも丈夫じょうぶ維持いじやすく、うすくても十分じゅうぶん強度きょうどられるために積載せきさいりょうおおくなり、結果けっかとして経済けいざいてきであった。

蒸気じょうきせんの「ふう影響えいきょうけずに安定あんていして輸送ゆそうできる」という長所ちょうしょ経済けいざいてき観点かんてんおよばない帆船はんせんであったが、蒸気じょうきせん必要ひつよう石炭せきたんみず補給ほきゅうできない遠洋えんよう航海こうかいたとえばオーストラリア羊毛ようもう小麦こむぎなどの輸送ゆそうみなみアメリカからの硝酸塩しょうさんえん輸送ゆそうにその帆船はんせんもちいられつづけた。ウィンドジャマーは1950年代ねんだいまで使用しようされ、商業しょうぎょうてき貨物かもつ輸送ゆそうもちいられた最後さいご帆船はんせんであるといわれる。

主要しゅようなウィンドジャマー

[編集へんしゅう]

参考さんこう

[編集へんしゅう]