グイン・サーガ
グイン・サーガ | |
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ジャンル | ヒロイック・ファンタジー[1]、 |
イラスト | |
レーベル | ハヤカワ |
1979 | |
(2024 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル |
『グイン・サーガ』は、
作品 史
[ヒロイックファンタジーの
2003
2000
作者 死去 後 の動向
[2009
2011
2012
2013
あらすじ
[登場 キャラクター
[メインキャラクター
[- グイン
本 作 の主人公 [12]。初代 ノスフェラス王 にしてケイロニア王 。妻 はケイロニア皇女 シルヴィア。後 の愛妾 に踊 り子 ヴァルーサ。豹 頭 人身 で、身長 2タール、体重 100スコーンを越 える、鍛 え上 げられた肉体 を誇 る巨漢 。その身 のこなしは巨躯 と怪力 に似合 わず敏捷 で、豹 のようにしなやかでもある。怪我 からの回復 力 にも驚異 的 なものがある。無尽蔵 の体力 と、抜群 の知能 の持 ち主 で、一人 の戦士 としても、軍 を率 いる指揮 官 としても最強 を誇 り、未 だかつて、どのような不利 な状況 にあっても敗 れたことはない。施政 者 としても優秀 で、性格 は謹厳 実直 、冷静 沈着 、信義 に篤 く、ケイロニア臣民 を始 めとする多 くの人々 の多大 な信頼 を集 めている。あらゆる分野 に精通 する知識 を持 っており、刻々 と変化 する状況 に応 じて湧 き出 てくる知識 に従 い、瞬時 に適切 に対応 する能力 に極 めて秀 でている。また、一般人 であれば使 いこなせないようなセム語 、ラゴン語 、ルーン語 など、あらゆる言語 にも精通 している。ルードの森 出現 時 の豹 頭 は仮面 であったが、後 に肉体 の一部 として生身 化 していった。グインの肉体 と精神 に漲 るエネルギーは、星 から無尽蔵 に送 られてくるとも云 われる。その膨大 な生体 エネルギーは、そのエネルギーを自 らの技 の源 とする魔道 師 たちにとっては垂涎 の的 であった。- レムス・アル・ジェヌス・アルドロス
- パロの
前 聖王 。レムス一 世 。妻 はアグラーヤ王女 アルミナ。長男 はアモン。双 児 の姉 にパロ現 聖女 王 リンダ・アルディア・ジェイナ。父 はパロ前 々聖王 アルドロス三 世 。母 はアルドロス三 世 の妃 ターニア。プラチナブロンドの髪 、紫色 の瞳 の持 ち主 の美少年 であったが、成長 につれて髪 の色 はより薄 く、瞳 の色 はより濃 くなり、痩 せ細 って狷介 な印象 が強 くなってきた。幼少 時 は双 児 の姉 リンダと瓜 二 つで、「パロの二 粒 の真珠 」などと呼 ばれたが、性格 的 には正 反対 で、勝 ち気 な姉 の影 に隠 れてしまうような、内気 な目立 たない少年 であった。そのため、リンダや従兄 のアルド・ナリスに対 し、強 い劣等 感 を抱 いていた。 - リンダ・アルディア・ジェイナ
- パロ
聖女 王 。夫 はクリスタル大公 ・神聖 パロ前 国王 アルド・ナリス。双 児 の弟 にパロ前 聖王 レムス・アル・ジェヌス・アルドロス。父 はパロ前 々聖王 アルドロス三 世 。母 はアルドロス三 世 妃 ターニア。プラチナブロンドの髪 、紫色 の瞳 の持 ち主 の、中原 一 とも云 われる絶世 の美女 。幼少 時 は双 児 の弟 レムスと瓜 二 つで、「パロの二 粒 の真珠 」などと呼 ばれた。少女 時代 は勝 ち気 な、少年 のような性格 の持 ち主 として知 られたが、成長 とともに勝 ち気 なところは影 を潜 め、誰 もが認 める淑女 へと変貌 した。その美貌 ゆえ、リンダの崇拝 者 となる男性 は多 い。極 めて優 れた予言 者 で、その能力 は、多 くの魔道 師 や予言 者 を輩出 したパロ聖王 家 にあっても特 に強力 なものであり、パロ建国 王 アルカンドロスの娘 で伝説 の予言 者 「リンダ処女 姫 」に匹敵 すると云 われる。リンダ自 ら占 いなどによる予知 を行 うこともあるが、その能力 が最 も発揮 されるのは、彼女 の意志 とは無関係 に訪 れる予知 の際 である。 - イシュトヴァーン
- ゴー
ラ王 。妻 はモンゴール前 大公 アムネリス。長男 はドリアン。またイシュトヴァーン自身 もカメロンに告 げられるまで知 らなかった、ドリアンより年長 の息子 として、アムネリスの侍女 であったフロリーとの間 に生 まれたスーティ(小 イシュトヴァーン)がいる。母 はヴァラキアの娼婦 イーヴァ。父 は不明 。黒髪 、黒 い瞳 、浅黒 い肌 、すらりとした長身 の美 青年 。傭兵 時代 は極 めて陽気 な楽天 家 にして自信 家 で、自 らを「災 いを呼 ぶ男 」「紅 の傭兵 」などと呼 び、すべての災 いは自分 を避 けるとして、運 の良 さを誇 っていた。が、モンゴールの将軍 となった頃 から、その陽気 さに陰 がさし始 め、短気 で衝動 的 な一 面 ばかりが目立 つようになってきた。モンゴール将軍 からゴーラ王 へと至 ったイシュトヴァーンの道程 は、多 くの戦 いと殺戮 、裏切 りに満 ちて血塗 られており、残虐 王 、殺人 王 と呼 ばれる所以 となった。 - アルド・ナリス
神聖 パロ王国 聖王 にして、パロのクリスタル大公 。妻 はリンダ・アルディア・ジェイナ。異母弟 にパロ王子 アル・ディーン(吟遊詩人 マリウス)。父 はパロ王子 ・ヤヌス大 祭司 長 アルシス。母 はアルシスの妻 ラーナ大公 妃 。黒髪 、黒 い瞳 、痩身 の絶世 の美 青年 で、男女 を含 めて最 も美 しい人物 であるとまで讚 えられた。その美 は外見 ばかりではなく、彼 のあらゆる立 ち居振 る舞 いや趣味 にまで及 んでおり、極 めて洗練 されたセンスによって「典雅 の裁決 者 」との異名 を得 るにも至 った。楽器 、歌 、舞踊 の名手 としても知 られ、またレイピアの達人 でもあり、パロの文武 両面 の頂点 に立 つクリスタル公爵 の地位 に就 く者 として、正 にふさわしい人物 であった。その端正 にして優雅 な姿 や挙措 、それに似 付 かわしい能力 の高 さから、パロ宮廷 内 や国内 における人気 は極 めて高 かったが、その反面 、密 かに周囲 の人々 を見下 し、侮蔑 するようなところもあった。また、自分 自身 や他者 の生 に対 する執着 が希薄 で、それぞれの命 を弄 んで見 せるような一 面 もあった。自 らも初級 の魔道 師 資格 を持 つ彼 は、魔道 に対 する造詣 が深 かった。またあらゆる学問 に対 して深 い興味 を抱 き、未知 なるものに対 する強 い憧憬 を抱 いていた。中 でも、彼 が唯一 の〈マスター〉として操作 を許 されていた古代 機械 に対 する関心 は極 めて高 い。- マリウス(アル・ディーン)
吟遊詩人 。異母 兄 に神聖 パロ前 国王 アルド・ナリス。妻 はケイロニア皇女 オクタヴィアだが、事実 上 離婚 状態 にある。娘 にケイロニア皇孫 マリニア。父 はパロ王子 ・ヤヌス大 祭司 長 アルシス。母 はアルシスの愛妾 エリサ。栗色 の巻 き毛 と黒褐色 の瞳 の、愛嬌 あふれる美 青年 。自由 と平和 、音楽 と旅 をこよなく愛 し、戦 いを忌 み嫌 っている。この上 ない美声 の持 ち主 で、またキタラの名手 でもあり、旅先 のあちらこちらで歌 や音楽 を披露 しては、たちまち喝采 を集 め、人々 に褒 め称 えられる「カルラア(音楽 の神 )の申 し子 」である。その声 の美 しさは人間 以外 のものも魅了 するほどで、北方 の国 ヨツンヘイムを守 る怪物 ガルムを、その歌声 で眠 らせたこともある。吟遊詩人 らしく性格 は夢見 がちで、何 かを思 いつくや否 や行動 に移 してしまう無鉄砲 なところもある。反面 、他 から責任 を課 せられることを極端 に嫌 い、何 かというと理由 を見 つけては責任 を放棄 して旅 に出 てしまうため、憎 めない性格 ながらも周囲 にとっては悩 みの種 となることも多 い。- アムネリス・ヴラド・モンゴール
- ゴー
ラ王 妃 にしてモンゴール大公 。夫 はゴーラ王 イシュトヴァーン。長男 はドリアン。父 はモンゴール前 大公 ヴラド・モンゴール。母 はヴラド大公 妃 アンナ。弟 にモンゴール公子 ミアイル。豊 かな金髪 と美 しい緑色 の瞳 、大柄 でグラマラスな美女 。男勝 りの性格 で、10代の頃 から父 ヴラドの右腕 として一軍 を率 い、公 女将 軍 と称 された。物語 の開幕 当初 は、その苛烈 で冷徹 な性格 を評 して〈氷 の公 女 〉などとも呼 ばれたが、その性格 は父 ヴラドの期待 に応 えるために無理 をして装 っていた部分 もあったようで、物語 が進 むにつれ、恋 に情熱 を燃 やす感情 的 な性格 が表 に出 てくるようになった。アルド・ナリス、イシュトヴァーンの2人 と激 しい恋 に落 ちたものの、どちらも彼女 が真実 の愛 を得 るに至 るものとはならず、却 って彼女 を不幸 な運命 へと導 く結果 となった。 - スカール
- アルゴスの
前 王 太子 。内縁 の妻 にグル族長 グル・シンの娘 リー・ファ。異母 兄 にアルゴス王 スタック。父 はアルゴス前 王 スタイン。母 はスタインの愛妾 リー・オウ。恋人 にパロ聖 騎士 伯 リギア。黒髪 、黒 髭 、黒 く太 い眉 の精悍 な顔 つきの逞 しい男 。常 に黒 を基調 とした衣服 を身 にまとっており、〈黒 太子 〉と呼 ばれている。信義 に厚 く、義理堅 いが、草原 の独特 の価値 観 がその行動 原理 の根本 にあり、しばしば中原 の価値 観 を持 つ人々 とのあいだに軋轢 を生 じる原因 ともなっている。パロの王女 を母 に持 つ兄 とは違 い、騎馬 民族 グル族 出身 の母 を持 つこと、そして彼 自身 、宮廷 での生活 は好 まずに、主 にグル族 とともに草原 での遊牧 生活 を好 んで送 っていることから、アルゴスの人民 の中心 をなす騎馬 民族 からの人気 は非常 に高 い。そのため彼 の率 いる軍 は、アルゴス正規 軍 とは別 に、騎馬 民族 によって構成 される遊 軍 としての性格 が強 い。その騎馬 民族 特有 の勇敢 さと、常識 に囚 われない神出鬼没 ぶりで、小規模 ながらも世界 最強 の軍 の1つとして怖 れられている。王 太子 時代 は兄 との仲 も極 めて良 かったが、兄 に男児 が誕生 してからは、アルゴス国民 の間 での彼 の人気 を兄 が疎 んでか、兄 から猜疑 の目 を向 けられるようになった。もっとも、スカール自身 にはいまだ兄 への悪感情 もさほどない。
パロの人物
[- ヴァレリウス
- パロ
宰相 、パロ魔道 師 ギルドの上級 魔道 師 。背 は低 く、黒髪 、灰色 の目 。飄々 とした皮肉 屋 である反面 、意外 と世話好 きで、次第 に苦労 性 の一 面 が表 に出 てくるようになった。なぜか大 魔道 師 に気 に入 られる傾向 があり、《ドールに追 われる男 》イェライシャを師 と仰 ぐほか、〈闇 の司祭 〉グラチウスや大 導師 アグリッパとも知己 を得 た数少 ない人物 でもある。感情 を表 に出 さない魔道 師 としては異例 なほどに感情 的 な面 があり、不犯 の掟 を持 つ白 魔道 師 でありながら、リギアに対 して恋心 を抱 いていたこともある。魔道 師 ギルドの序列 としては上級 魔道 師 に過 ぎないが、最終巻 にてパロ魔 導師 ギルドで事実 上 最強 であると明言 された。事実 、その魔力 は下級 魔道 師 をあっさりと消滅 させ、グラチウスとイェライシャの魔力 の衝突 から五 人 の部下 を守 るほどの水準 に達 している。また正伝 103巻 ではイェライシャからグラチウスの、あるいはイェライシャ(イェライシャ自身 はグラチウスの七 割 )の三 割 の魔力 を持 っており、これは同 じ年齢 だった時 の自分 やグラチウスより上 とまで言 われている。また、当人 は結界 など防御 的 な魔術 が得意 だと認識 していたようだが、イェライシャからどちらかといえば攻撃 型 であると助言 されている。 解説 本 『グイン・サーガ・オフィシャル・ナビゲーションブック』の企画 で実施 されたキャラクター人気 投票 では4位 。- リギア・レリウス・アルリウス
- パロの
聖 騎士 伯 。黒髪 、長身 、引 き締 まった豊満 な体 つき。父 は聖 騎士 侯 ルナン、母 はエレナ。愛馬 は牝馬 マリンカ。武人 らしくさっぱりした性格 の持 ち主 で、女性 でありながら聖 騎士 となった。アルド・ナリスとアル・ディーンの乳兄弟 で、幼少 時 は彼 らとともに実 の姉 弟 のようにマルガ湖畔 の離宮 で育 った。 病 に冒 されたスカールが一時 クリスタルに滞在 した際 に、彼 と恋仲 になった。恋 多 き奔放 な女性 としても知 られるが、それらの恋 はスカールとのもののように真剣 なものではなかったようである。ナリスに対 して絶対 の忠誠 を誓 っており、黒 竜 戦役 後 のモンゴール占領 時 には、その体 を兵 に与 えてナリスをクリスタルに潜入 させたり、モンゴールの隊長 カースロンを籠絡 して裏切 らせるなど、ナリスのためであればその身 を投 げ出 すことも厭 わない。だが、自分 がナリスを信頼 するほど、ナリスが自分 を信頼 していないことを自覚 してもおり、そのことでセンチメンタルな絶望 感 にしばしば捕 らわれるような一 面 もある。- ヨナ・ハンゼ
- パロ
宰相 代理 。ヴァラキア、カルア出身 。父 は石屋 のハンゼ、母 はイリシア、姉 はルキア。黒髪 、灰色 の目 、痩身 。敬虔 なミロク教徒 。幼 いころから学問 に対 して天才 的 な才能 を発揮 していた。 - アモン
- パロ
王子 。父 はパロ前 聖王 レムス。母 はレムス妃 アルミナ。実 はグル・ヌーに巣食 っていた邪悪 な宇宙 精神 生命 体 で、キタイの魔道 竜王 ヤンダル・ゾッグの手 によって母 アルミナの胎内 に植 え付 けられ、パロ内乱 勃発 前夜 に誕生 した。生誕 時 は、中心 に一 つ目 を持 つ渦 のような存在 だったが、まもなくして人 型 を取 るようになり、色合 いをさまざまに変化 させる髪 や瞳 を持 つ美少年 へと、わずか数ヶ月 の間 に成長 した。強力 な魔力 の持 ち主 であり、ヤンダル・ゾッグとともに父 レムスを傀儡 として、クリスタルを魔 都 と化 した張本人 でもある。 - アルミナ・アル・ジェヌス・アルドロス・ヴァレン
- パロ
前 聖王 妃 。金髪 、青 い瞳 。夫 はパロ聖王 レムス一 世 。父 はアグラーヤ王 ボルゴ・ヴァレン。母 はアグラーヤ王妃 デュアナ。息子 にアモン。妹 にエリス、ロザリア、ヤスミナ。 - ファーン
- パロの
公爵 。ベック公 。妻 はマール公爵 妹 フィリス。息子 にルチウス。父 はパロ前 聖王 アルドロス三 世 弟 アルディス王子 。弟 にアラン(夭逝 )。パロ聖 騎士 団 総 司令 官 にして大元帥 。謹厳 実直 にして正義 感 が強 く、人 に対 する思 いやりにあふれ、人々 からの信頼 は厚 い。 - リーナス
- パロの
副 宰相 、官房 長官 。聖 騎士 伯 。父 はパロ元 宰相 リヤ公爵 。妻 はオヴィディウス聖 騎士 侯 妹 ミネア。2人 の娘 。金髪 、青 い目 。王族 の血 を引 く名家 の出身 らしく、性格 はおっとりとして、極 めて気楽 なお人好 し。幼少 時 は利発 な少年 であり、また若 いころは切 れ者 とも呼 ばれ、ナリスのパロ帰還 に際 して一役 買 うなどモンゴール占領 下 からのパロ奪還 戦 においても功績 を挙 げたが、その名声 は忠臣 であったヴァレリウスの能力 に負 うところが多 く、本人 の能力 としては平凡 なものに留 まっていた。 - フェリシア
- パロの
貴婦人 。弟 にサラミス公 ボース、伯爵 ルハス、子爵 ラウス。傾国 の美女 として知 られる。また、恋 多 き女 としても知 られ、十 数 回 の離婚 と結婚 を繰 り返 したが、それでも容色 は衰 えることなく、長期 にわたってパロ宮廷 一 の美女 の名 をほしいままにした。アルド・ナリスとは一時 、恋仲 であった。 - アドリアン
- パロの
聖 騎士 侯 。父 はカラヴィア公 アドロン。金髪 、青 い目 の美 青年 。年 若 ゆえ未熟 なところはあるが、正義 感 にあふれる好 青年 。長 らくリンダとの結婚 を夢見 ていた彼女 の崇拝 者 であった。 - ルナン
- パロの
聖 騎士 侯 。娘 に聖 騎士 伯 リギア。妻 はエレナ。古風 な武人 であり、性格 は謹厳 にして頑固 一 徹 。アルド・ナリスの父 アルシスの忠実 な部下 である。 - リヤ
- パロの
公爵 。元 宰相 。息子 に聖 騎士 伯 リーナス。パロ前 聖王 アルドロス三 世 の股肱 の臣 であり、長 く彼 のもとでパロの内政 ・外政 両面 の中心 となっていた。若者 の養育 にも熱心 で、ヴァレリウスやヨナ・ハンゼを引 き取 り、優 れた教育 を施 した。 - ラン
神聖 パロ王国 クリスタル義勇軍 司令 官 。オー・タン・フェイ私塾 塾頭 。カラヴィア出身 。妻 はレティシア。一子 あり。ヨナ・ハンゼとは親友 。右手 の指 が2本 欠 けている。- ギース
- パロのヤヌス
神殿 の先々 代 祭司 長 兼 神殿 長 。宗教 侯 。サラの父親 でもある。 - ヤルー
- ヤヌスの
塔 の祭司 で魔道 士 。 - シモン
- アルド・ナリス
付 きの小姓 で、ナリスがモンゴールの虜囚 としてクリスタル・パレスに軟禁 されていた時 に側 に仕 えていた。 - テルシデス
- パロの
伯爵 にして、聖 騎士 。ベック公 ファーンの右腕 を務 めており、黒 竜 戦役 の際 もファーンに同行 してアルゴスに滞在 していた。 - ヤーナ・デビ
- パロ
王家 の出身 にして、パロのサリア神殿 の祭司 長 兼 尼僧 長 。 - ディラン
- アルド・ナリス
配下 の一 級 魔道 師 。後 にパロ魔道 師 ギルドの上級 魔道 師 となる。 - スニ
- パロ
聖女 王 リンダの侍女 。ノスフェラスの矮人族 セム族 の娘 で、大 族長 ロトーの孫娘 。セム族 であるゆえ、知能 はやや劣 ってはいるものの、その性格 は忠義 と優 しさにあふれており、リンダの孤独 を癒 す最大 の友 となっている。パロ宮廷 にあっては異色 の存在 だが、その忠誠 ぶりや愛 らしさで「さしもすれっからしの」パロ宮廷 人 の心 をも打 たずにはいられない存在 ともなっている。 - アッシャ
- パロの
下町 の宿屋 の娘 。鮮 やかな赤毛 を持 つ。両親 を虐殺 した竜頭 兵 らへ復讐 する力 を得 るためヴァレリウスに魔道 を師事 する。魔道 について有 り余 る才能 を持 つ。
ゴーラの人物
[ゴーラ王 国 の人物
[- カメロン・バルザディ
- ゴー
ラ王 国 宰相 。ヴァラキア出身 。黒髪 、黒 い瞳 。鍛 え上 げた長身 に口髭 を蓄 えた、剛毅 にして瀟洒 な男 。独身 。祖国 ヴァラキアでは海軍 提督 にして、主力 船 オルニウス号 の船長 をつとめていた。領主 であるヴァラキア公 ロータス・トレヴァーンや部下 たちからの信頼 は極 めて篤 く、部下 たちからは「おやっさん」として親 しまれていた。冷静 沈着 だが、自 ら間諜 めいた行動 を起 こすような無鉄砲 な一 面 もある。武人 としては海戦 が専 門 ながら、陸戦 もそつなくこなし、ゴーラの動乱 の際 には陸軍 を率 いてクム大公 タリオを討 ち取 ったこともある。また、知性 豊 かで弁舌 もたつ。 - アリストートス
- モンゴール
軍師 、参謀 長 。パロの寒村 モルダニアの出身 。片目 がつぶれ、背骨 が曲 った、矮躯 の醜 い男 。独身 。 - マルコ
- ゴーラの
准 将 。イシュトヴァーンの第 一 の側近 にして近衛 長官 。ヴァラキア出身 。独身 。 - ブラン・クィーグ
- ゴーラの
准 将 。カメロン率 いるドライドン騎士 団 の現 副 団長 。ヴァラキア出身 。グインも認 めるほどの剣 の使 い手 である。 - アストルフォ
- ドライドン
騎士 団 の老 騎士 。「髭 の騎士 」、知的 で篤実 な性格 で若者 達 の監督 者 。ヴァラキア海軍 時代 は「竜巻 」の異名 を持 つ英雄 として知 られていた。 - アルマンド
- ドライドン
騎士 団 員 。「楽器 の騎士 」、肩 に届 く金髪 の巻 き毛 の美 青年 。生真面目 な性格 で弦楽器 を愛 する。 - ヴィットリオ
- ドライドン
騎士 団 員 。「巻 き毛 の騎士 」、アルマンドの同期 。黒髪 の巻 き毛 の伊達 男 。要領 がよく女好 き。 - デイミアン
- ドライドン
騎士 団 員 。「大 剣 の騎士 」、ノルン海 の沿岸 の生 まれで元 海賊 。銀髪 白皙 。 - ミアルディ
- ドライドン
騎士 団 員 。「斧 の騎士 」、デイミアンと同 じく北方 人 の元 海賊 。長 くもつれた火 のような赤 髪 。デイミアンと共 にカメロンに惹 かれ部下 となる。 - シヴ
- ドライドン
騎士 団 員 。「黒 い騎士 」、南方 クシュ出身 の寡黙 な青年 。黒檀 のような漆黒 の肌 を持 つ。元 奴隷 でカメロンに助 けられた。高 い戦闘 能力 を持 つ。 - アリサ・フェルドリック
- モンゴールの
貴族 の娘 。黒髪 、青 い瞳 。父 は元 アムネリス旗 本隊 隊長 フェルドリック・ソロン。敬虔 なミロク教徒 。 - ドリアン
- ゴー
ラ王 国王 太子 。黒髪 、緑 の瞳 。父 はゴーラ王 イシュトヴァーン。母 はゴーラ王 妃 アムネリス。異母 兄 にスーティ(小 イシュトヴァーン)。イシュトヴァーンの次男 。 - サウル・メンデクス・ブロス・モンゴーラ
三 世 - ゴーラ
帝国 第 百 三 十 代 皇帝 にして、ゴーラ帝国 最後 の皇帝 。
モンゴール大公 国 の人物
[- ヴラド・モンゴール
- モンゴール
初代 大公 。妻 はアンナ。長女 は第 二 代 モンゴール大公 アムネリス。長男 は公子 ミアイル。きわめて野心 的 な人物 であった。 - ミアイル
- モンゴールの
公子 。父 はモンゴール元 大公 ヴラド・モンゴール。母 はヴラド妃 アンナ。姉 にモンゴール前 大公 アムネリス。守役 は叔父 のユナス伯爵 。金髪 、緑 の瞳 。母親 似 の極 めて内気 でおとなしい性格 で、果断 な姉 アムネリスに憧憬 とコンプレックスを抱 いていた。 - アストリアス
- モンゴールの
子爵 。父 はモンゴール伯爵 マルクス・アストリアス。黒髪 、黒 い瞳 、長身 。独身 。アムネリスに心酔 していた勇猛 な若 き騎士 で《ゴーラの赤 い獅子 》などの異名 を取 った。 - ポラック
- モンゴールの
赤 騎士 でアストリアスの副官 兼 友人 。マルクス・アストリアス伯爵 の部下 。 - マルス・オーリウス
- モンゴールの
伯爵 。元 青 騎士 団 隊長 。元 ツーリード城主 。第 七 青 騎士 大隊 長 。息子 にモンゴール伯爵 マリウス・オーリウス。前 モンゴール大公 アムネリスの幼少 時 からの守役 で、彼女 の厚 い信頼 を受 けていた。 - マリウス・オーリウス
- モンゴールの
伯爵 。前 青 騎士 団 司令 官 。父 はモンゴール伯爵 マルス・オーリウス。物語 開幕 当初 は子爵 であり、兵役 期間 を務 めあげて中隊 長 の旗 をもらったばかりであった。アムネリスによるモンゴール奪還 戦 に加 わった際 に父 の跡 を継 ぎ、マルス伯 を名乗 るようになる。 - ハラス
- モンゴールの
大尉 。現 マルス伯爵 のいとこ。アムネリスの死後 に勃発 したモンゴールでの反乱 で、反乱 軍 の指揮 官 を務 めていた。 - ヴロン
- モンゴールの
伯爵 で、アムネリス親衛隊 の小 隊長 を務 めていた巨漢 。ヴラド大公 の遠 い一族 。顔 は醜 い。 - リーガン
- モンゴールの
小 伯爵 で、赤 騎士 隊 隊長 。アルヴォン城元 城主 リカード伯爵 の息子 で、アストリアス子爵 とは親友 同士 だった。 - ガランス
- モンゴールの
少佐 で、青 騎士 隊 中隊 長 。マルス・オーリウスの若 いころから仕 えており、信頼 する副官 であり友人 でもあった。 - タンガード
- モンゴールの
黒 騎士 隊 隊長 。ヴラド大公 曰 く立派 な騎士 で良 い戦士 。 - ボーラン
- モンゴールの
伯爵 。元 黒 騎士 団 長官 にしてタイランの前 のパロ占領 軍 司令 官 。 - タイラン
- モンゴールの
伯爵 で、白 騎士 隊 大隊 長 。黒 竜 戦役 ではパロ占領 軍 司令 官 を務 めていた。ナリス曰 く大 した武将 ではないが頭 は悪 くない。トーラス生 まれであることを鼻 にかけ、気取 ってはいるが、自分 の根本 的 な気質 はモンゴール人 のものであることはよく理解 している。部下 であるカースロンとは彼我 の気質 、特 にカースロンが反 発心 を燻 ぶらせつつ激発 しないことから相性 が悪 く、いろいろと嫌 がらせを行 っていた。一方 で同 じ白 騎士 に対 してはブルクを優遇 したりカースロンを討 ったヨーハンの手柄 を大 いに褒 めるなど、親身 である。 - ネロン
- モンゴールの
白 騎士 で、タイランの副官 。 - カノース
- モンゴールの
黒 騎士 隊 小隊 長 で、カースロンの側近 。 - レンツ
- モンゴールの
伯爵 で、白 騎士 団 の隊長 。 - メンティウス
- モンゴールの
青 騎士 団 長官 。メンティウス司令 。 - サイデン
腹 に一物 を持 った男 で、モンゴールの文人 を気取 っている。- ランス
- ゴー
ラ王 国 の将軍 、ヤヌス騎士 団 司令 官 。元 モンゴールのファーレン子爵 、黒 騎士 団 准 将 。父 は第 二 次 黒 竜 戦役 で処刑 されたモンゴール左府 将軍 ローザン。 - ルシア
- フロリーと
共 にアムネリスに仕 えていた元 侍女 。 - フロリー・ラゲイン
- モンゴール
前 大公 アムネリスの元 侍女 。ミロク教徒 。息子 にスーティ(小 イシュトヴァーン)。13歳 で正式 にアムネリス付 きの女官 となってからは、ほぼ常 に彼女 のそばにあってともに行動 し、第 二 次 黒 竜 戦役 後 にアムネリスがクムの虜囚 となった際 にも、ただ一人 彼女 のそばで仕 えていた。アムネリスへの忠誠 心 は極 めて高 く、一時 は同性愛 めいた関係 になったこともある。 - スーティ・ラゲイン(
小 イシュトヴァーン) - 2
歳 半 になる男児 。父 はゴーラ王 イシュトヴァーン。母 はアムネリスの元 侍女 フロリー。異母弟 にゴーラ王 太子 ドリアン。本名 は、父 の名 をもらってイシュトヴァーン。愛称 スーティはイシュトヴァーンの幼 いころの愛称 イシュティが転 じた呼 び名 である。父 譲 りの黒髪 、黒 い瞳 の持 ち主 で、なかなかに気 が強 く、幼児 としては抜群 の落 ち着 きと判断 力 を備 えてもおり、将来 の大物 を予感 させる存在 である。その性格 と運命 から、グインに我 が子 のように愛 された。なお、ヤガ脱出 後 に突如 現 れたグラチウスによれば、スーティを「恐 るべきエネルギーを秘 めた運命 の子 」と評 している。 - オロ
- モンゴールの
首都 トーラスの居酒屋 〈煙 とパイプ亭 〉を経営 するゴダロ、オリー夫婦 の長男 。弟 にダン。徴兵 されて軍人 となり、辺境 のスタフォロス城 に配属 された。青 い目 を持 つ長身 の勇敢 な青年 で、正義 感 にあふれ、民間 の出 である割 には、剣 の腕前 はなかなかのものである。 - ゴダロ
一家 - トーラスの
下町 ・アレナ通 り十 番地 の居酒屋 〈煙 とパイプ亭 〉を経営 する一家 。ゴダロ、オリーの老 夫婦 と、その次男 ダン、ダンの妻 アリス、それにダンとアリスの間 に誕生 した男女 の双子 からなる。 - ルグルス
- モンゴールの
伝令 で、アグラーヤに潜入 した間諜 。
ユラニア大公 国 の人物
[- オル・カン
- ユラニア
第 五 十 代 大公 。妻 はルーエラ。娘 にエイミア、ネリイ、ルビニア。3人 の娘 は醜女 として有名 で、「ユラニアの三 醜女 」などと揶揄 された。なかなかに狡猾 な大公 として知 られ、平時 にあってはよく国 を治 めてもいたが、動乱 にあってはやや治世 の能力 に欠 けるところもみられる。 - オー・ラン
- ユラニアの
右 大将軍 にして、ユラニア禁 軍 の総 司令 官 。ユラニアの特 に軍事 面 においては、実質 的 な施政 者 でもあった。《青 髭 》の異名 で知 られ、中原 最強 の戦士 の一人 として、かつてはグインの正体 の候補 として挙 げられたこともある。公 女 ネリイの剣 の師 であると同時 に、愛人 でもあった。 - ネリイ
- ユラニア
第 五 十 一 代 大公 。ユラニア元 大公 オル・カンと大公 妃 ルーエラの次女 。姉 にエイミア、妹 にルビニア。夫 はクム公子 タルー。女性 ながら、愛人 であったオー・ランの薫陶 もあってか、なかなか武芸 に優 れている。男勝 りで残虐 なところも多分 にある性格 に、大柄 で筋肉質 な体格 で、その風貌 は時 としてイノシシにたとえられる。もっとも、本人 は似合 いのパンツスタイルよりもピンクを中心 とした少女 趣味 のドレスを好 んでおり、そのお世辞 にも似合 わぬ風体 で周囲 を辟易 させることも多 い。 - エイミア
- ユラニア
公 女 。ユラニア元 大公 オル・カンと大公 妃 ルーエラの長女 。妹 にネリイ、ルビニア。婚約 者 はクム公子 タル・サン。表情 はつねに険 しく、ひょろ長 い体型 で、その風貌 はよく墓場 のイトスギに例 えられていた。強欲 で吝嗇 な金 の亡者 としても知 られ、華美 を好 まず、その個人 資産 はユラニア一 国 の資産 をもしのぐとさえ云 われた。 - ルビニア
- ユラニア
公 女 。ユラニア元 大公 オル・カンと大公 妃 ルーエラの三 女 。姉 にエイミア、ネリイ。婚約 者 はクム公子 (当時 )タリク・サン・ドーサン。クジラ(ガトゥー)にもたとえられる巨大 な肥満 体 で、自力 では歩 く事 はおろか、立 つ事 さえもできない。もともとは人並 みの知能 があったらしく、自分 からこのような状態 になったとの描写 もなされたが、経緯 は一切 不明 。 - リーロ・ソルガン
- ユラニアの
男児 。麦 わら色 の髪 を持 つ利発 な少年 。大工 を営 むミロク教徒 の一家 に生 まれ、三 人 の兄弟 とともに育 った。
クム大公 国 の人物
[- タリオ・サン・ドーサン
元 クム大公 。妻 はユラニア元 大公 オル・カンの妹 デリア。父 は先々 代 クム大公 タリム・ヤン。息子 にタルー、タル・サン、タリク。異母 妹 にケイロニア元 皇后 マライア・タル・クラディン。白髪 、肥満 体 。勇猛 で、若 いころは自 ら陣頭 に立 つ武将 大公 として知 られていた。第 二 次 黒 竜 戦役 後 には、一時 、虜囚 としたアムネリスを自 らの愛妾 としていたこともある。3人 の息子 のうち、末 っ子 のタリクを溺愛 しており、そのことが長男 タルーを主導 者 のひとりとする、クムの三 公子 とユラニア三 公 女 との合同 結婚式 の際 のクーデターの遠因 ともなった。- タルー
元 クム公子 。父 は元 クム大公 タリオ・サン・ドーサン。母 はタリオ妃 デリア。妻 はユラニア大公 ネリイ。弟 にタル・サン、タリク。勇猛 な武将 として知 られたが、好色 な乱暴 者 でもあり、国内 における人望 は低 かった(だがそれでも大物 の支持 者 がいた)。三男 タリクを溺愛 する父 との仲 は年々 悪化 していた。- タル・サン
- クム
公子 。父 は元 クム大公 タリオ・サン・ドーサン。母 はタリオ妃 デリア。婚約 者 はユラニア公 女 エイミア。兄 にタルー。弟 にタリク。吝嗇 で打算 家 の風采 のあがらない小男 で、ネズミ面 と称 される。陰謀 を好 む性格 でもある。 - タリク・サン・ドーサン
- クム
大公 。父 はクム前 大公 タリオ・サン・ドーサン。母 はタリオ妃 デリア。元 婚約 者 にユラニア公 女 ルビニア。兄 にタルー、タル・サン。父 タリオの溺愛 を受 けたためか、典型 的 な坊 っちゃん気質 の持 ち主 である。 - アン・ダン・ファン
- クムの
前 宰相 。タリクのじいであり、タリクからは最 も頼 りにされている。権謀術数 に長 けたタイ・ソン伯爵 も彼 にかかればまだまだ小僧 っ子 である。 - エン・シアン
- クムの
現 宰相 。 - ガンダル
- クムの
首都 ルーアンの剣 闘士 。身長 2タールを越 える巨 人 。年 に一 度 、クムの大都市 タイスで開催 される〈水神 祭 り〉の大 闘技 会 において、20年間 不敗 を誇 る大 闘 王 として君臨 している。その名声 は中原 中 に響 いており、かつてグインの正体 が取 りざたされた際 には、その候補 として真 っ先 に名 があがったこともある。 - タイ・ソン
- タイス
伯爵 。残虐 で我儘 な性格 で、気 に入 らない者 は容赦 なく処刑 する。娘 のアン・シア・リンをタリクに嫁 がせようと躍起 になっている。 - アン・シア・リン
- タイス
伯爵 令嬢 。タイ・ソンの長女 で、妹 はタイ・メイ・リン。妹 同様 、タイ・ソンにそっくりな不細工 な容貌 をしている。父親 同様 、残虐 で我儘 な性格 をしている。 - マーロール
- タイスの
剣 闘士 で、〈白 のマーロール〉と呼 ばれている。実 はタイス伯爵 タイ・ソンとその愛人 ルー・エイリンとの間 に出来 た息子 である。 - ドーカス・ドルエン
- タイスの
剣 闘士 で、〈青 のドーカス〉と呼 ばれている。実直 な性格 をしている。
ケイロニアの人物
[- アキレウス・ケイロニウス
- ケイロニア
第 六 十 四 代 皇帝 。父 はケイロニア第 六 十 三 代 皇帝 アトレウス。妻 はクム元 大公 タリオ妹 マライア・タル・クラディン。愛妾 にユラニア貴族 ユリア・ユーフェミア。娘 にオクタヴィア、シルヴィア[13]。弟 に元 ケイロニア大公 ダリウス・ケイロニウス。鋼鉄 色 の瞳 、白髪 まじりの頑健 な老人 。英名 果断 な名君 として名高 く、獅子 心 皇帝 の異名 をとり、重臣 や国民 からの崇拝 と信頼 を集 め、敬愛 されている。規律 を極 めて重 んじる反面 、その判断 を下 すに際 しては十分 に情状 を酌量 してもおり、慈愛 と厳格 のバランスに秀 でた施政 を行 っている。 - シルヴィア・ケイロニアス[14]
- ケイロニア
王妃 。夫 はケイロニア王 グイン。父 はケイロニア皇帝 アキレウス・ケイロニウス。母 はアキレウス妃 マライア・タル・クラディン。異母 姉 にオクタヴィア・ケイロニアス。金髪 、くるみ色 の瞳 、小柄 で痩身 。オクタヴィアが現 れるまではケイロニア皇帝 家 の唯一 の後継 者 であったため、その重圧 に耐 えかねた部分 もあってか、周囲 に対 して極 めて我儘 なふるまいを見 せ、その評判 はあまり芳 しいものではなかった。 - オクタヴィア・ケイロニアス
- ケイロニア
皇女 。父 はケイロニア皇帝 アキレウス・ケイロニウス。母 はアキレウスの愛妾 ユリア・ユーフェミア。娘 にマリニア。異母 妹 にシルヴィア・ケイロニアス。夫 はパロ王子 アル・ディーン(吟遊詩人 マリウス)だが、事実 上 の離婚 状態 にある。月 の光 にもたとえられる美 しい銀髪 に青 い瞳 を持 つ長身 の美女 で、女性 ながらになかなかの剣 の腕前 でもある。 - マリニア
- ケイロニア
皇孫 。父 は吟遊詩人 マリウスことパロ王子 アル・ディーン。母 はケイロニア皇女 オクタヴィア。金色 の巻 き毛 と、大 きな瞳 の愛 らしい女児 。マリウスの素性 が隠 されていたゆえ公 にはなっていないが、ケイロニア皇帝 家 とパロ聖王 家 双方 の血 を引 く、極 めて注目 されるべき存在 でもある。いつでも機嫌 よく、にこにことしているが、実 は先天 性 あるいは生後 早 い時期 に重度 の聴覚 障害 児 となっていたようである。 - マライア・タル・クラディン
- ケイロニア
皇后 。夫 はケイロニア皇帝 アキレウス・ケイロニウス。娘 にケイロニア王妃 シルヴィア[13]。父 はクム元 大公 タリム・ヤン。異母 兄 にクム元 大公 タリオ・サン・ドーサン。骨太 で痩身 だが長身 。男 のようにごつい顔 と大 きな口 の持 ち主 。美人 であるとはお世辞 にも云 えず、サウル皇帝 とその側近 にも「クムでまだ良 かったがパロなら見世物 小屋 だ」などと陰口 を叩 かれたこともある。非常 に嫉妬 深 い性格 をしている。 - ダリウス・ケイロニウス
- ケイロニア
元 大公 。父 はケイロニア第 六 十 三 代 皇帝 アトレウス。兄 にケイロニア第 六 十 四 代 皇帝 アキレウス・ケイロニウス。妻 はユラニア公爵 マックス・リン妹 アントニア。英明 な兄 に対 して強 い嫉妬 心 を抱 き、兄 に代 わって皇帝 位 に就 く野望 を常 に抱 いていた。 - ダルシウス・アレース
- ケイロニアの
元 黒 竜 将軍 。鉄 灰色 の髪 と鋭 い眼 を持 つ老人 。ケイロニアの首都 サイロンを訪 れたグインを傭兵 として迎 え入 れた。当時 、グインの最 も良 き理解 者 でもあった。 - ハゾス・アンタイオス
- ケイロニアのランゴバルド
選 帝 侯 。ケイロニア宰相 。外交 担当 相 を務 めたこともある。妻 はアトキア選 帝 侯 ギラン息女 ネリア。娘 にミニア、ほか2人 。青 灰色 の瞳 の端正 な顔立 ち。極 めて聡明 な人物 として知 られ、武官 の多 いケイロニアにあっては数少 ない有能 な文官 であり、まだ若 いながらもかなりの人望 を集 め、皇帝 の右腕 と称 されている。サイロンにやってきて間 もない、まだダルシウスの傭兵 であったグインと出会 ったときから、身分 の違 いを超 えてグインと厚 い友誼 を結 んでいた。その友情 はグインがケイロニア王 となった現在 でも変 わることなく、グインが最 も信頼 する股肱 の臣 となっている。 - アウルス・フェロン
- ケイロニアのアンテーヌ
選 帝 侯 。息子 にケイロニア子爵 アウルス・アラン。娘 にワルスタット選 帝 侯 ディモス妃 アクテ。灰色 の瞳 、白髪 の剛毅 な老人 。選 帝 侯 の長老 格 で、事実 上 、アキレウス帝 、グイン王 に次 ぐケイロニア宮廷 における実力 者 である。アキレウス帝 とも気心 の知 れた仲 であり、宮廷 の内外 からの信頼 は極 めて高 い。 - ディモス
- ケイロニアのワルスタット
選 帝 侯 。妻 はアンテーヌ選 帝 侯 アウルス・フェロン息女 アクテ。息子 にマイロン、ラウル、ユーミス。娘 にイアラ、サーラ。金髪 、青 い瞳 、長身 の、ケイロニア宮廷 一 の美男 子 であり、〈太陽 侯 〉の異名 を持 つ。かつてはケイロニア皇女 シルヴィアに横恋慕 され、生真面目 で純朴 で朴訥 で、家庭 をなによりも愛 する彼 は、その我儘 な求愛 ぶりにおおいに悩 まされていた。ランゴバルド選 帝 侯 ハゾス・アンタイオスの親友 でもある。 - ゼノン
- ケイロニアの
金 犬 将軍 。北方 のタルーアン人 の血 を引 く、赤毛 、青 い瞳 、鍛 え上 げられた巨躯 の持 ち主 。独身 。グインとの対比 から、その姿 は神話 に登場 する豹 頭 の神 シレノスの従者 バルバスにしばしばたとえられる。剣 や戦車 競争 を始 めとする武術 の達人 で、まだ20代 の若年 ながら近衛 部隊 の指揮 をまかされている。性格 は純朴 にして素直 。グインを心 から崇拝 している。 - トール
- ケイロニアの
黒 竜 将軍 。金髪 、青 い瞳 の武人 。アトキア選 帝 侯 領 出身 。独身 。性格 は陽気 で、長 い傭兵 生活 を反映 して、世事 に長 けている。単純 な武人 のように見 えて、なかなかの知性 の持 ち主 でもあり、将軍 としてもまずまずの評価 を受 けている。 - ロベルト
- ケイロニアの
十 二 選 帝 侯 の一人 であるローデス侯 。盲目 で明哲 な性格 をしており、アキレウスたちの良 き相談役 になっている。 - ヴィール・アン・バルドゥール
- ケイロニアの
子爵 。ケイロニア前 皇帝 アトレウスが、タルーアン人 の女性 との間 になした私生児 を父 に持 っており、それゆえにケイロニアに現 れた際 に子爵 の地位 を与 えられた。赤毛 、青 い瞳 、色白 。タルーアンの血 を僻 んでか、性格 は極 めて陰険 で嫉妬 深 く、かつ執念深 く、〈ドールの水 蛇 〉などと呼 ばれて、多 くの人々 から嫌 われていた。 - ガウス
- ケイロニアの
准 将 。ケイロニア王 グイン直属 の特殊 親衛隊 〈竜 の歯 部隊 〉の隊長 。青 い瞳 を持 つ小柄 な武人 。ケイロニア軍 の精鋭 中 の精鋭 として、グイン自 らが鍛 え上 げた千 人 から構成 される部隊 の隊長 を任 されるだけあって、極 めて沈着 冷静 で判断 力 にも優 れた切 れ者 である。グインに対 しては絶対 的 な忠誠 を誓 っている。 - ヴァルーサ
- ケイロニア
王 グインの愛妾 。イェライシャによれば、その名 は『黄金 の盾 』を示 しているという。 - パリス
- シルヴィア
付 きの武官 。寡黙 だが剣 の腕 はいい。女官 たちからは気味悪 がられていたがシルヴィアには忠実 で、どんな理不尽 な命令 でも従 う。 - シリウス
- シルヴィアの
産 んだ男児 。父親 は明確 にされていない。 - アルリウスとリアーヌ
- 137
巻 「イリスの炎 」で誕生 した、グインとヴァルーサの間 に産 まれた男女 の双子 。
草原 の人物
[- リー・ファ
- アルゴスの
黒 太子 スカールの内縁 の妻 。父 は騎馬 民族 グル族 族長 グル・シン。長 い黒髪 、黒 い瞳 の切 れ長 の目 、すらりとしたしなやかな体 つき。14歳 の時 にスカールに見初 められて以来 、スカールに一途 な愛情 を捧 げ、戦時 でも平時 でも常 にスカールのそばに付 き添 っていた。 - スタック
- アルゴス
王 。父 はアルゴス前 王 スタイン。妻 はパロ元 聖王 アルドロス三 世 の末 妹 エマ。息子 にスーティン。異母弟 にアルゴス黒 太子 スカール。母 はパロの王女 。学者 肌 で英明 な名君 として名高 く、パロの文明 ・文化 を取 り入 れることによる国 の近代 化 に熱心 だが、そのことが国内 の一部 騎馬 民族 の反発 を招 いてもいる。
沿海州 の人物
[- ボルゴ・ヴァレン
- アグラーヤ
王 。妻 はデュアナ。娘 にパロ前 聖王 レムス一 世 妃 アルミナ、エリス、ロザリア、ヤスミナ。母 はパロの王女 。なかなかにやり手 の名君 として知 られ、〈アグラーヤの鷹 〉との異名 をとる。 - ダゴン・ヴォルフ
- アグラーヤの
宰相 にして、沿海州 会議 議長 を務 める七 十 歳 の老人 。レンティアの王女 を妻 に、トラキアの領主 オルロックをいとこにもつ。 - トール・ダリウ
- アグラーヤ
海軍 の老 提督 で、アグラーヤの御座船 〈サリア号 〉の船長 。カメロンとは気心 の知 れた親友 同士 である。息子 にアグラーヤ海軍 准 提督 アール・ダリウ。 - フレイ
- アグラーヤ
海軍 の青年 士官 で、〈サリア号 〉の乗組 員 。 - アンダヌス
自由 貿易 都市 ライゴール市長 兼 評議 長 。商業 の神 ミゲルの生 まれ変 わりともいわれる大 商人 。肥満 体 に大 きな赤 い鼻 、分厚 い唇 、まぶたが垂 れ下 がった半眼 という、醜 怪 にして印象 的 な容貌 の持 ち主 。「沿海州 でいちばん醜 い支配 者 」、「ライゴールの蛙 」などと呼 ばれる[15]。- ロータス・トレヴァーン
- ヴァラキアの
領主 であるヴァラキア公爵 。黒髪 、黒 い瞳 、髭 をたくわえる英明 な名君 として知 られている。 - オリー・トレヴァーン
- ヴァラキア
公 弟 。兄 はヴァラキア公 ロータス・トレヴァーン。飽食 の神 バスにも例 えられる肥満 体 。英明 で知 られる兄 とは対照 的 に、性格 はだらしなく、快楽 主義 的 で極 めて享楽 的 であり、お世辞 にも知的 であるとはいえず、家臣 からの人望 はゼロに等 しい。食欲 と性欲 ばかりが旺盛 な男色 家 である。 - ヨオ・イロナ
- レンティアの
女王 。巨大 な肥満 体 をしている。 - アウロラ
- レンティアの
王女 。ヨオ・イロナの娘 で、外伝 25巻 「宿命 の宝冠 」の主人公 。普段 から男装 をしている。父 はアンテーヌ侯 アウルス・フェロン。ケイロニア子爵 アウルス・アランやディモスの妻 であるアクテは異母 兄弟 にあたる。 - オルロック
- トラキア
自治領 の領主 で伯爵 。 - コルヴィヌス
- イフリキアの
総督 。 - ミリア
- アグラーヤのヴァーレンにある《ウミネコ
亭 》の娼婦 で看板娘 。
タリア伯爵 領 の人物
[- ギイ・ドルフュス
- タリア
伯爵 領 の領主 であるタリア伯爵 。 - アレン・ドルフュス
- ギイの
妹 でタリア子爵 。容姿 は優 れていないが、高潔 な内面 が周囲 に高 く評価 されている。〈レントの白 いバラ〉と呼 ばれている。アムネリスと親交 が深 く、妹 同然 に可愛 がっていた。
ヤガの人物
[- イオ・ハイオン
表向 きはヤガの大 商人 だが、実 は《新 しきミロク》の幹部 である中年 男性 。- エルラン
- イオの
屋敷 でヨナとスカールに忠告 した男装 の少女 。《ミロクの兄弟 姉妹 の家 》に八 年 も止 め置 かれている。 - ジャミーラ
巨大 な黒人 女 で、「ミロクの聖 姫 」と名乗 っている魔道 師 。その正体 は、外伝 「七 人 の魔道 師 」に登場 する〈黒 き魔女 〉タミヤ。- カン・レイゼンモンロン
- 《
新 しきミロク》の大 導師 。ミロクのために働 く全 ての使徒 の上 に立 つとされる。ヤンダル・ゾッグ配下 の竜 人 。 - イグ=ソッグ
外伝 「七 人 の魔道 師 」に登場 するイグ=ソッグ本人 。山羊 頭 、蹄をもつ脚 をした一 つ目 の怪物 。理性 を失 った状態 であったがイェライシャによって理性 を取 り戻 し、以降 はイェライシャの命 に従 う。- ベイラー
外伝 「七 人 の魔道 師 」に登場 する〈石 の目 のルールバ〉。- イラーグ
外伝 「七 人 の魔道 師 」に登場 する〈矮人エイラハ〉。- ババヤガ
外伝 「七 人 の魔道 師 」に登場 する〈長 舌 のババヤガ〉本人 。- ヤロール
- 《
新 しきミロク》の最高 位 である超越 大師 を名乗 る。かつては、ソラ・ウィン、ヤモイ・シンの弟子 であった。 - ソラ・ウィン
神殿 の最 下層 に閉 じ込 められていたミロクの老 僧 。「干 した猿 の死骸 」のようなミイラ状態 。- ヤモイ・シン
神殿 の最 下層 に閉 じ込 められていたミロクの老 僧 。ソラ・ウィン同様 にミイラ状態 だが、元 から顔 に丸 みがあるため「千 した林 橋 」のような顔 となっている。
キタイの人物
[- ヤン・ゲラール
中原 ではキタイの暗殺 教団 として知 られる教団 〈望 星 教団 〉の第 三 十 代 教主 。金髪 の美男 であるが、〈望 星 教団 〉独特 のアルゴン化 と呼 ばれる体 の石 化 が進行 しており、右 半身 は青 緑色 の水晶 状 になっている。もっとも、彼 のように体 の半身 だけがアルゴン化 するのは、極 めて特異 な例 であるらしい。キタイの魔道 竜王 ヤンダル・ゾッグとは激 しく対立 している。- リー・リン・レン
- ホータンの
抵抗 グループ〈青 星 党 〉のリーダーをつとめる青年 。小柄 で片足 が不自由 だが、知力 、胆力 、統率 力 に極 めて秀 でた、天性 の指導 者 である。もともとは、魔道 竜王 ヤンダル・ゾッグの支配 下 で魔 都 と化 したホータンで生 き延 びるために少年 たちが結成 した武装 集団 〈青 鱶 団 〉のリーダーをつとめ、少年 たちの信頼 を集 めていた。
ノスフェラスの人物
[- ドードー
- ノスフェラスの
巨人 族 ラゴンの族長 。勇者 ドードー。娘 にラナ。2タールをはるかに超 える身長 と、鋼 のように鍛 えられた肉体 を誇 る、グインよりも巨大 な数少 ない人物 のひとりでもある。〈勇者 ドードー〉とは一族 随一 の勇者 の称号 であり、ドードーと並 ぶ一族 の指導 者 である〈賢者 カー〉とともに代々 受 け継 がれてきた称号 である。グインをノスフェラスの王 として崇 める一方 で、彼 の親友 のひとりでもあるが、ノスフェラスの王 であるグインがノスフェラスを不在 にしていることには大 いに不満 を抱 いており、そのことでしばしばグインと衝突 し、一騎討 ちに及 ぶこともあった。 - ロトー
- ノスフェラスの矮人
族 セムの最大 部族 ラク族 の前 大 族長 。孫娘 にスニ。セム族 としては異例 の長命 を保 ったといわれ、他 のセム族 からも敬意 を払 われる、セム族 全体 の族長 のような存在 でもあった。セム族 の中 では数少 ない、中原 の言葉 を理解 する人物 のひとりでもある。 - シバ
- ノスフェラスの矮人
族 セムのラク族 の族長 。大 族長 ロトーの後継 者 。父 は同名 のシバ。筋肉 のよく発達 した、セム族 としてはかなり大柄 な男 で、知性 も優 れている。いまではセム族 としては初老 の男 となったが、グインに対 する深 い心酔 は、若 いころと変 わるところはない。
魔道 師
[- グラチウス
- ドールの
最高 祭司 にして、世界 三 大 魔道 師 のひとりに数 えられる黒 魔道 師 。〈闇 の司祭 〉。限 りなく年老 いてひからびたミイラのような風貌 の老人 。年齢 は三 千 歳 以上 ともいわれるが、パロに残 る記録 によれば八 百 余 歳 程度 であるらしい[16]。極 めて強力 な魔力 を誇 り、彼 ひとりでパロ魔道 師 ギルドに所属 する白 魔道 師 全員 を合 わせたそれを凌駕 するらしい。 若 いころから世界 支配 の野望 に満 ちており、魔道 十 二 条 に背 いたものとして、ドール教団 を設立 したともいわれる。性格 は極 めて邪悪 にして冷酷 で、自 らの野望 の実現 のためには他者 を破滅 させることになんのためらいも見 せないが、一方 でどこかおちゃらけたような剽軽 なところもあり、稚気 にあふれた憎 めない老人 でもある。また、なにかというと自慢 話 をしたがる困 った性癖 もあり、第 一 の手下 である淫 魔 ユリウスの下品 さとともに、周囲 をいつも辟易 させている。- ロカンドラス
- ノスフェラスの
中心 部 、グル・ヌーの周辺 を自 らの結界 とする、世界 三 大 魔道 師 のひとりに数 えられる魔道 師 。〈北 の賢者 〉。齢 千 年 を超 えるといわれる、骸骨 のように痩 せた小柄 な老人 。白 魔道 師 であるとされるが、かつて魔道 十 二 条 の制定 者 たるアレクサンドロスへの協力 を拒 んでパロを去 ったともいわれ、俗世 の争 いに関 わることなく、ひとり世界 生成 の秘密 と宇宙 の黄金 律 への観相 を行 うことをもっぱらとしている。魔道 師 の中 では、魔道 に対 してもっとも科学 的 な見方 をしている人物 でもある。最近 になって入寂 し、肉体 は滅 びたものの、魂 は精神 生命 体 となって生 き続 けており、その魔力 もいくつかの制限 を除 けば、生前 とほぼ変 わらないようである。 彼 の最大 の関心 は、グル・ヌーと、その地下 に眠 る星 船 にあった。自身 の類 いまれな魔力 によって身 を守 り、ただひとり強烈 な瘴気 に満 ちたグル・ヌー内部 へ侵入 することの可能 であった彼 は、その生涯 のほとんどをその研究 に捧 げたといっても過言 ではない。- アグリッパ
世界 三 大 魔道 師 のひとりに数 えられる大 魔道 師 。ハルコン出身 。〈大 導師 〉。カナンを大 災厄 が襲 う直前 に生 まれ、三 千 年 以上 の齢 を誇 る。その生涯 をひたすら研鑽 に努 めたゆえ、その魔力 は極 めて強大 で、同 じ世界 三 大 魔道 師 に数 えられるロカンドラスやグラチウスも到底 及 ぶものではない。いくつかの人造 生命 の創造 にも成功 している。アグリッパ自身 は、しばらくノスフェラスに居 をかまえたのち、地上 に存在 が許 されないほどの強大 なエネルギーを持 つ精神 生命 体 へと進化 を遂 げたため、現在 は地上 を離 れて、他 の広大 な無人 の惑星 にその身 をおいている。魔道 師 が白 魔道 師 と黒 魔道 師 に分 かれる前 から存在 しているため、どちらにも属 さないが、自身 の関心 が俗世 を離 れた大 宇宙 の運命 の観相 に向 いているためか、俗世 に対 して野望 を向 ける黒 魔道 に対 しては、あまりよくは思 っていないようである。なお、一部 からはその存在 が疑問 視 されるほど、長期 にわたって人前 に姿 を現 していなかった。- ヤンダル・ゾッグ
- キタイの
魔道 竜王 。遠 い過去 に別 の惑星 から飛来 したインガルスの竜神 族 の末裔 にして、ウルクの竜 の民 を名乗 り、竜頭 人身 の異形 を持 つ。種族 の悲願 でもあった故郷 の星 への帰還 を目指 した。 - イェライシャ
世界 三 大 魔道 師 に次 ぐ力 を持 つ白 魔道 師 。ハイナム、カナリウム出身 。すらりとした長身 、長 い白髪 の老人 。〈ドールに追 われる男 〉。グラチウスの兄弟子 にあたり、グラチウスよりも長 い千 年 の齢 を誇 っている。もともとは悪 魔神 ドールの徒 として、グラチウスとともにドール教団 の創設 に深 く関 わり、教団 の最高 司祭 も務 めたという。- カル=モル
- キタイ
出身 の魔道 師 。元 パロ王立 学問 所 所長 カル・ファン、キタイの首都 ホータンのゼド教 の僧侶 カル=カンとは同族 であるらしき事 が作中 で示唆 されている[17]。 - ルカ
- サイロンのまじない
小路 に住 まう魔道 師 。〈世捨 て人 〉。もっとも、まじない小路 にあるのは、彼 の結界 の入 り口 のみであり、結界 そのものはノスフェラスにあるらしい。予知 の力 に極 めて秀 でているものの、それ以外 の魔道 についてはさほど強 い力 は持 っていない。もっとも、それは予知 の力 を得 るために、その他 の力 を犠牲 にしているためであるらしい。 - ガユス
- モンゴールに
程近 い自由 国境 地帯 にある派遣 魔道 士 ギルドに所属 する魔道 師 。 - オーノ
- アリストートスに
雇 われていたヤミ魔道 師 で、あらゆる毒物 を扱 うことが出来 る。実際 はホータン魔道 師 ギルド所属 の魔道 師 である。
怪物 、魔物
[- ホーリー・チャイルド(フモール)
巨大 なひとつ目 の巨大 な頭 を持 つ、手 も足 もない芋虫 のような奇 怪 な胎児 状 の生物 。魔道 師 ロカンドラスらの証言 によれば、この生物 は高 い知性 を持 つという。キタイの魔道 竜王 ヤンダル・ゾッグの語 るところによると、彼 の先祖 である竜 人 族 が星 海 の果 てで発見 した生命 の源 なる星 ユゴスに存在 していたとされる生物 と同 じもので、竜 人 族 によって〈神 の種子 〉を意味 する〈フモール〉と名付 けられた。《超越 者 》と呼 ばれる強大 な精神 生命 体 種族 の一部 から派生 した種族 の末裔 であるともいわれる。- ユリウス
- 2000
年 生 きているといわれる淫 魔 。夢魔 インキュバス。すでに滅亡 したとされる古代 生物 カローンの淫 魔 族 の唯一 の生 き残 りで、魔道 師 グラチウスの一 の手下 。変身 能力 を持 ち、普段 はぬめるような白 い肌 に、黒髪 、黒 い瞳 、真紅 の唇 の妖艶 な美 青年 の姿 をしているが、本来 は巨大 な耳 と金色 の目 に尻尾 を持 つ、奇 怪 な姿 の生物 である。淫 魔 と呼 ばれるだけあって、その性的 な技巧 は極 めて優 れている。〈インキュバスの淫 獣 責 め〉と呼 ばれる技 によって人 の精気 を吸収 し、自 らのエネルギー源 としている。 - ザザ
黄昏 の国 の女王 。ハーピィの血 を引 くという大 鴉 。人間 界 と魔界 のあいだにあるという妖魔 の国 である黄昏 の国 の門番 役 を自任 し、生身 の人間 や死人 が黄昏 の国 に入 ってこないように見張 っているという。- ウーラ
- ノスフェラスの
狼 王 。前 狼 王 ロボと、地獄 の番犬 ガルムの娘 シラの子 。父 ロボのあとを継 いでノスフェラスの灰色 狼 たちを束 ねているが、妖魔 ガルムの血 が入 っているために、常 にノスフェラスに入 ることはできず、普段 は黄昏 の国 や、黄泉 の国 近 くのセトーの森 で暮 らしているらしい。念 波 を使 って会話 をすることもできるが、灰色 狼 としての立場 を守 り、滅多 にその能力 を使 うことはない。
世界 観
[地理
[中原
[キレノア
パロ
[3000
また、
- ゴーラ
中原 ではパロに次 ぐ歴史 を持 つ帝国 。カナン帝国 と同 時期 、あるいはそれ以前 に建国 されたともいわれ、一時 は大 帝国 としてカナンと覇 を競 い合 ったが、敗 れてカナンに併合 された。カナン滅亡 後 に復活 し、一時 はのちのユラニア、クム、モンゴールからレント海岸 のロス、タリアまでにいたる版図 を誇 った。帝国 時代 の首都 はアルセイスであり、三 大公 国 時代 となって皇帝 の居城 はアルセイス近郊 のバルヴィナへ移転 されたが、政治 的 な権力 はユラニアの支配 下 となったアルセイスにそのままとどまった。皇帝 家 断絶 後 、初代 ゴーラ王 イシュトヴァーンによって旧 ユラニアを版図 としてゴーラ王 国 が建国 されると、バルヴィナを中心 に新 首都 が建設 され、王 の名 にちなんでイシュタールと改名 された。物語 の開幕 当時 は、象徴 化 した皇帝 を戴 いた3つの大 公国 が、帝国 を3分割 して支配 していた。長 い歴史 を誇 りながら衰退 した文化 が支配 するユラニア、東方 からの移民 によって建国 され中原 にあっては人種 的 にも文化 的 にも特殊 な国 であるクム、建国 まだ数 十 年 の新興 国 にして極 めて野心 的 なモンゴールと、それぞれ個性 的 な、時 として相容 れぬ要素 を持 つ三 国 が並立 していただけに、政情 は不安定 であった。それがひとつの要因 となって、後 に三 大公 国 制 は崩壊 、皇帝 家 は断絶 した。その後 、滅亡 したユラニアを版図 として、新 たなゴーラ王国 が建国 された。-
- ユラニア
- ゴーラ
三 大公 国 のなかで最 も歴史 が古 い、年老 いた国家 。土地 は肥沃 で気候 も穏 やかだが住民 は新奇 な事 に関心 がなく無気力 で保守 的 であった。 - 2000
年 ほど前 に、ゴーラ帝国 の実力 者 として、当時 の皇帝 を傀儡 と化 したユラニア大公 により、アルセイスを首都 として建国 された。その後 、帝国 支配 の野望 を強 めるユラニアに対抗 すべく建国 された、親 皇帝 派 の大 公国 クムと対立 しつつ、二 大公 国 体制 を維持 していくこととなった。しかし、長 い歴史 を重 ねる内 に、国 からは次第 に活気 が失 われ、退廃 的 な文化 が支配 的 となると同時 に、国力 が衰退 していった。 国内 には名目 上 「サウル皇帝 領 」とされる領地 もあるが、サウル皇帝 はバルヴィナで幽閉 同然 の状況 に置 かれており、実態 はユラニア領 である。
-
- クム
- ゴーラ
三 大公 国 のなかでは南 に位置 し、キタイからの移民 によって持 ち込 まれた東方 独特 の風俗 をいまも伝 える、中原 にあっては人種 的 にも文化 的 にも特殊 な国 。首都 はルーアン。 - ゴーラが
大 帝国 だった時代 に移住 してきたキタイの移民 が中心 となり、ユラニア大公 国 の成立 から数 百 年 後 、帝国 支配 の野望 を強 めるユラニアに対抗 する形 で建国 された。土地 は肥沃 で文化 も発展 しており、住民 は快楽 主義 で知 られ、また商人 の国 キタイの流 れを汲 むものとして、抜 け目 のない商売 上手 でも知 られる。オロイ湖 などの湖沼 や河川 が国土 の多 くの部分 を占 めており、運河 も整備 され水上 交通 が発達 している。国内 第 2の都市 であるタイスは遊郭 や賭博 、闘技 などが盛 んであり、「快楽 の都 」として名高 い。
-
- モンゴール
中原 で最 も歴史 が浅 いゴーラ三 大公 国 の新興 国 。首都 はトーラスであり、ここに人口 のかなりの部分 が集中 している。- ゴーラ
皇帝 サウルの騎士 長 であったヴラド・モンゴールが、その後 功績 を認 められて伯爵 から大公 となり、数 十 年 前 に建国 した。カナン時代 から不毛 で知 られた、ケス河南 西 の森林地帯 を開拓 して国土 としているため、土地 はお世辞 にも肥沃 であるとはいえず、文化 的 にも遅 れているとされる。気候 も変化 が激 しく、住 むにはなかなか適 さない土地 ではあるが、その気候 が逆 に幸 いして、中原 各地 で嗜好 品 として愛好 されるヴァシャ果 の名産 地 となった。 自 ら開拓 して作 り上 げた国 であることから、国民 の愛国心 は非常 に強 く、尚武 の気性 でも知 られ、軍隊 も強 い。
-
- ゴー
ラ王 国 - イシュトヴァーンによって
建国 された、ユラニアおよびモンゴールを版図 とする新興 国家 。首都 はイシュタール。 国王 イシュトヴァーンは事 あるごとに遠征 を繰 り返 し、宰相 のカメロン1人 によって国政 が運営 されていたが、パロ内乱 に乗 じて(ナリスに加勢 する名目 で)イシュトヴァーンはパロへ進軍 。
- ゴー
- ケイロニア
中原 三 国 の中 では最 も新 しい帝国 だが、それでも数 百 年 の歴史 を誇 っている。統一 以前 は13の部族 が覇 を競 う未開 の地 として蔑 まれていたが、統一 が果 たされてからというもの、質実 剛健 を国是 とし、極 めて強大 な武力 と、安定 した経済 力 に支 えられた、世界 でも最強 と目 される国 の1つとなった。首都 サイロンは300万 の人口 をもつ中原 最大 の都 。首都 サイロンを中心 とする広大 な皇帝 領 を、国 の重鎮 である十 二 選 帝 侯 が治 める領地 が囲 んで守 っているため、国 の守 りは極 めて堅固 で、世界 で唯一 、首都 に他国 の軍勢 の進入 を許 したことのない国 であるとも云 われる。幾度 となく滅亡 の危機 を迎 えている他 の中原 二 国 と比較 して、その平和 と安定 度 が際立 っているが、そのほとんど唯一 の弱点 となっているのが、皇帝 家 の世継 の問題 である。基本 的 に魔道 に好感 を抱 いていないにもかかわらず、首都 サイロンには多 くの魔道 師 が集 う「まじない小路 」があるという、懐 の深 さを持 ち合 わせた国 である。軍制 面 では十 二 選 帝 侯 の軍事 力 に加 え、首都 には12の部隊 に分 けられた皇帝 直轄 の強大 な常備 軍 が存在 しているという、封建 制 と絶対 王制 を合 わせたような制度 を持 っている。なお皇帝 直轄 の部隊 は傭兵 が中心 であるが、極 めて尚武 の気質 が強 いケイロニアでは明白 な家業 が有 るか、病弱 でなければ基本 的 に男子 全員 が志願 によって軍人 となる、とさえ言 われ事実 上 完全 志願 の国民 軍 である。
草原
[- アルゴス
- かつての
草原 統一 の英雄 にして、建国 王 であったスラデクが、国名 の由来 ともなったパロの王女 アルゴを妻 としたという歴史 的 な経緯 から、アルゴスはパロと極 めて強 い関係 を築 いている。両国 の王家 は繰 り返 し婚姻 を重 ね、アルゴス王家 はパロ王家 から妻 を迎 えることが通例 となっているため、両家 は血筋 上 も密接 な関係 があり、パロ王家 の婚姻 に関 する「青 い血 の掟 」も、アルゴス王家 との婚姻 に関 しては問題 視 されることはない。だが、その婚姻 によるアルゴス王家 のパロ化 が、国内 の一部 遊牧 民族 の文化 的 な反発 を招 いており、国家 の潜在 的 な不安 材料 ともなっている。 - カウロス
草原 の大国 。領主 は大公 ジラール。- トルース
草原 の小国 で、かつてはかなりの規模 を誇 った。首都 はトルフィヤ。領主 は国王 カル・ハン。アルゴスとは友好 関係 にある。
沿海州
[- ヴァラキア
沿海州 の公国 。イシュトヴァーン、カメロンたちの出身 国 。現 領主 ヴァラキア公 ロータス・トレヴァーンは名君 として名高 いが、その弟 オリー・トレヴァーンは男色 家 の愚物 として知 られており、人々 の物笑 いの種 となっていた。- アグラーヤ
沿海州 最大 の王国 。現 国王 ボルゴ・ヴァレンの長女 アルミナはパロ前 王妃 。
タリア伯爵 領
[モンゴールの
ヤガ
[ノスフェラス
[- カナン
帝国 現在 のノスフェラス、中原 、キタイ全土 を版図 としていた古代 の大 帝国 。大 災厄 時代 後 に、太陽 王 ラーによって建国 され、長 きにわたって世界 に君臨 し、その繁栄 は現在 の中原 のどの国 をもしのいでいたといわれる。この時代 に植民 都市 であったアルセイスなどが建設 され、また現在 もキレノア大陸 の重要 な交通 網 となっている赤 い街道 の建設 が開始 された。カナンが繁栄 の絶頂 にあった約 3000年 前 、星 船 が帝都 カナンに墜落 、大 爆発 をおこし、カナンは1日 にして滅亡 した。- アグリッパによれば、カナン
中枢 部 に墜落 し「グル・ヌー」を形作 った生体 宇宙船 のほか、多 くの小 さな宇宙船 が墜落 し、その結果 として出来 たノスフェラスの版図 は非常 に広大 である。 - カナン
帝国 が存在 した時代 から生 きている唯一 の人類 が、その大 魔道 師 アグリッパである。しかしそのアグリッパですら、カナン滅亡 時 にはまだ幼 い少年 であったとされる。
東方
[- キタイ
東方 のほぼ全域 を支配 する、世界一 とも云 われる大国 。商業 大国 として知 られるが、地理 的 な条件 から、中原 との交渉 はさほど活発 ではない。そのため、その実態 も中原 ではあまり知 られておらず、謎 の大国 と呼 ばれることもあった。中原 で暗殺 教団 として知 られている組織 として、望 星 教団 がある。近年 になり、極 めて強力 な魔道 師 ヤンダル・ゾッグが帝位 に就 いたことをきっかけとして、その野望 の手 が様々 な形 で中原 を脅 かすこととなった。そのターゲットとなったのは主 にパロであり、魔道 によってパロ国王 レムスを傀儡 化 することにより、パロを通 じた中原 の征服 を目論 んでいた。だが、ナリスやグインの活躍 、さらには望 星 教団 を中心 とするキタイ国内 の対抗 勢力 の強大 化 などによって、現在 は中原 からの撤退 を余儀 なくされている。近年 に遷都 が行 われるまでの首都 はホータンであり、長 らくキタイの経済 と文化 の中心 となってきたが、ヤンダル・ゾッグ即位 後 は急速 に治安 が悪化 し、無法 地帯 と化 した。現在 の首都 シーアンは、故郷 の星 への帰還 を目指 すヤンダル・ゾッグ一族 が、その足掛 かりとして今 なお建設 を進 めている魔 都 であり、その実態 はキタイの国民 に対 しては知 らされていない。その建設 に際 しては、多 くの国民 が犠牲 となっており、シーアンへ動員 されることが、国民 の恐怖 の的 となっている。- フェラーラ
人間 と妖魔 が共存 するキタイの属国 。ホータンに遷都 されるまではキタイの首都 であり、その後 も歴代 の王 たちから魔 都 として特別 扱 いされていた。
北方
[- ヨツンヘイム
最 北 の地 にある地底 王国 。齢 千 年 を数 える氷 の女王 クリームヒルドに治 められ、その入口 を地獄 の犬 ガルム、霧 怪 フルゴル、地獄 の大蛇 によって守 られている神秘 の国 。
南方
[ハイナム
[文化
[歴史
[この
そのカナンを
この
魔道
[魔道 の技 精神 に作用 する魔道 の代表 的 なものとしては、結界 (けっかい)がある。これは、精神 的 な場 を張 ることによって、人々 の精神 に作用 し、ある場所 へ行 くことを禁 じたり、あるものを知覚 することを妨 げたりする技 である。一般人 に対 しては精神 的 に作用 するが、魔道 師 に対 しては物理 的 な障壁 として作用 するものとなる。また、黒 蓮 の粉 などの薬物 を用 いた催眠 術 も、広 く使用 される精神 に対 する魔道 である。次元 に作用 する魔道 の代表 的 なものとしては、閉 じた空間 がある。これは多数 重 なり合 って存在 する次元 を、精神 の作用 によって行 き来 することによって、遠方 まで短時間 で移動 したり、他人 に気配 を気取 られることなく監視 を行 ったりする技 である。後者 の場合 には、結界 をあわせて使用 することも多 い。この技 は、パロに古 くから伝 わる古代 機械 と呼 ばれる物質 転送 装置 の原理 を研究 する内 に、魔道 師 が見 いだした技 であると云 われる。時間 に作用 する魔道 の代表 的 なものとしては、予知 がある。これは文字通 り、未来 を予見 する力 である。だがその力 を行使 するには、神 々が世界 を司 る黄金 律 を乱 すことを戒 める厳 しい制約 がある。そのためか、魔道 師 がその予知 の内容 を他者 に告 げる時 には、極 めて曖昧 な物言 いに終始 することが多 い。またパロ王家 の女性 には、生 まれながらにして優 れた予知 能力 を持 つ者 もいるが、こちらは魔道 師 とは違 い、神 がその女性 を道具 として語 るものであるとされている。従 って、本人 の意志 とは関係 なく予知 が行 われることも多 い。- これらのほかにも
直接的 に破壊 光線 、火 球 を出 し人 を殺傷 するような魔道 も存在 する。ただし、魔道 を用 いて一般人 を殺傷 する事 は最大 の禁忌 とされている。また、魔道 師 同士 であれば、互 いに一見 しただけで魔力 の多寡 による強弱 が極 めて厳密 に決 まり、魔道 師 同士 の戦闘 は、どちらかが敗北 を覚悟 した上 でなければ滅多 に起 こらないとされる。 文脈 や意志 の如何 にかかわらず「お前 の言葉 に従 おう」「お前 に力 を貸 そう」「あなたが私 の主人 だ」といった言葉 を言 わせれば、相手 の精神 的 なパワーを自在 に引 き出 し自分 の魔力 として使 うことができるとされる。魔道 師 魔道 師 は大 きく、白 魔道 師 と黒 魔道 師 に分類 される。白 魔道 師 とは、古 の超 科学 者 アレクサンドロスとの戦 いに敗 れた魔道 師 たちが、魔道 の悪用 を禁 ずるために定 められた魔道 十 二 条 を守 ることを誓約 することによって誕生 した一派 である。彼 らは魔道 師 ギルドと呼 ばれる団体 によって律 され、魔道 十 二 条 に背 いた者 はギルドによって厳 しい罰 を受 けることとなる。その総本山 はパロにあり、ゆえにパロに仕 える魔道 士 (魔道 を以って士卒 として国家 に仕 える魔道 師 )のすべては白 魔道 師 である[注 3]。一方 、黒 魔道 師 は魔道 十 二 条 に縛 られない魔道 師 を指 す。制約 が少 ない分 大 きな力 を発揮 できるが、その多 くは独立 しているために、ことに白 魔道 師 の力 の大 きい中原 においては、黒 魔道 師 は個人 の力 が大 きくなければ生 き延 びられないという一 面 もある。キタイの魔道 師 の場合 、ある種 の魔道 師 ギルドは存在 する[注 4]ようだが、そもそも地理 的 、歴史 的 にアレクサンドロスの誓約 とは無関係 に発展 したため、すべては黒 魔道 師 に分類 される。かつては黒 魔道 師 を束 ねる組織 として、グラチウスが創設 し、白魔 道 に転向 する以前 のイェライシャも最高 幹部 を務 めたドール教団 があるとされたが、近年 ではグラチウス自身 も教団 を離 れたといわれ、教団 の存続 自体 が疑問 視 されている。
古代 文明
[この
古代 機械 - パロの
王宮 クリスタル・パレス内 のヤヌスの塔 地下 に、3000年 前 の建国 当時 より収 められていると云 われる物質 転送 装置 。カイザー(もしくはカイサール)転送 装置 と呼 ばれるものの一種 。これを使用 することにより、宇宙 間 ・次元 間 の瞬間 移動 が可能 となる。 装置 に搭載 されている人工 知能 が<マスター>として認 めた者 、及 び<マスター>が特別 に認 めた者 のみが装置 を操縦 することができる。この機械 の場合 、代々 のパロ聖王 家 の人物 の内 のひとりだけが<マスター>として認 められてきており、近年 ではアルド・ナリスがその任 を負 っていた。また、装置 自体 が張 るバリヤーによって強力 に守 られており、然 るべき手続 きを踏 んだ者 以外 は、装置 に近 づくことすらできない。- ナリスの
死後 、この装置 を操縦 することができるのは、<最終 マスター>として登録 されているグインだけとなった。
星 船 - この
惑星 に惑星 外 から飛来 した宇宙船 全般 を指 すが、特 に有名 なのはカナンに墜落 して、そのままノスフェラスのグル・ヌーの地下 で眠 り続 けていたものである。その瘴気 (残留 放射能 )ゆえにグル・ヌーへは常人 には近 づくことが不可能 であったため、その存在 を直接 に確認 したものは、ごく一部 の魔道 師 (カル・モル)、黒 太子 スカールなどに限 られていた。その内 の一 隻 は惑星 ランドックに属 する宇宙船 <ランドシア>であり、かつてランドックから追放 される以前 にグインが船長 を務 めていたものであった。
宗教
[中原 の宗教 中原 で最 も広 く信仰 を集 めている宗教 はヤヌス教 である。これは双 面 神 ヤヌスを中心 として、運命 神 ヤーン、太陽 神 ルアー、月 神 イリス、戦 いの女神 イラナ、愛 の神 サリア、海神 ドライドンなどを含 むヤヌス十 二 神 を始 めとする神 々を信仰 する多神教 である。中原 の主 な都市 には、各 神 々の神殿 が築 かれており、それぞれに多数 の信者 を集 めている。総本山 はパロの首都 クリスタルの郊外 にあるジェニュアである。悪 魔神 はドールであり、これを崇 める者 はほとんどいないが、中原 の首都 ではケイロニアのサイロンにのみドール神殿 が存在 する。これはケイロニアでドール信仰 が盛 んであることを示 すのではなく、すべてのものを受 け入 れるケイロニアの懐 の深 さを示 したものであるとされる。また中原 でも、文化 的 、民族 的 に特殊 なクムでは、ヤヌス教 とは別 に、快楽 と愛 の女神 サリュトヴァーナを主神 とする多神教 も信仰 を集 めている。- その
他 の地域 の宗教 中原 以外 にも、様々 な宗教 が存在 する。草原 では、天空 と大地 の神 モスが信仰 されている。一神教 であり、日没 時 には太陽 に向 かって詠唱 (モスの詠唱 )が捧 げられる。沿海州 は、基本 的 にヤヌス教 の影響 が強 いが、主神 とされているのはヤヌスではなく、海神 ドライドンである。北方 では、氷 神 イミールを主神 とする多神教 が信仰 されている。キタイにも様々 な宗教 があるが、首都 ホータンで主 に信仰 されているのは、ホータンを開 いたとされる土地 神 ゼドを中心 とする多神教 ゼド教 である。南方 には、ヴーズーと呼 ばれる呪術 的 な宗教 が見 られる他 、ランダーギア出身 の魔女 タミヤが信仰 する、クトゥルフ神話 の神 ラーン=テゴスと同名 であるラン=テゴス神 が登場 する。新興 宗教 新興 宗教 としてはミロク教 がある[注 5]。厳 しい戒律 による非 暴力 、節制 を説 く一神教 で、中原 でもゴーラを中心 に信者 を増 やしつつあるらしい。シンボルは楕円 形 の輪 の下 に十字 のついているミロク十字架 。聖地 は沿海州 の西 、草原 の南 に位置 する自治 都市 ヤガであり、この地 への巡礼 を行 うことが、ミロク教徒 の生涯 の目標 のひとつともなっている。- ノスフェラスの
宗教 - ノスフェラスのセム
族 、ラゴン族 も原始 的 な宗教 を持 っている。セム族 の主神 はアルフェットゥと呼 ばれる蛙 の姿 をした神 である。ラゴン族 の主神 はアクラと呼 ばれるが、これはグル・ヌーと思 しき場所 を指 すものであるらしい。
言語
[また、
ノスフェラスのセム
単位
[「
軍事
[軍制 - パロ、ケイロニア、ゴーラの3
国 には、数 万 人 から10万 人 以上 の常備 軍 が存在 している。そのため中原 には傭兵 を生業 とする者 も多 い。しかしこの数 の軍隊 を、傭兵 のみによる常備 軍 で維持 することは困難 である。モンゴールには「兵役 」があり、作中 の登場 人物 だとオロやダンが兵役 でモンゴール軍 に所属 しているため、ある種 の徴兵 制 が存在 することは確 かである。 金 の塔 傭兵 騎士 団 やランバール自由 騎士 団 に代表 される傭兵 集団 も存在 するものの、中原 では一 兵卒 として雇用 されるものが多 い。傭兵 を積極 的 に雇用 する軍隊 としては、ケイロニア黒 竜 騎士 団 などがある。武器 個人 用 の武器 としては剣 を用 いている例 が多 くみられる。中 でも大 剣 およびレイピアの使用 例 が多 い。騎兵 においても大 剣 が多 く用 いられる。一方 、ハルバード(戟)やパイク(長 槍 )に代表 されるポールウェポン(長柄 武器 )やチャリオット(戦車 )が用 いられた例 はほとんど見 られない。騎兵 が槍 を携行 している描写 は存在 するが、槍 で戦 う場面 は描写 されていない。個人 戦闘 の場合 、防具 を装備 しない剣術 がみられる。主 に使用 されるのは大 剣 およびレイピアである。大 剣 は片手 で用 いられることが多 いが、その場合 、反対 側 の手 には何 も持 たない例 も多 い。またレイピアによる戦闘 の場合 もマンゴーシュやバックラーなどが用 いられた例 は見 られない。防具 作中 の挿絵 から判断 する限 り、騎士 ・歩兵 の主 装備 はともにプレートメイルであるが、国 によって性質 が異 なる。パロの甲冑 は見 た目 には瀟洒 で洗練 されている反面 、白兵戦 においては防御 力 に欠 けると評 される(なおパロの甲冑 は「市街 戦 には向 いている」との表記 もある)。ゴーラ三 国 のうちユラニアについても、パロほど華奢 ではないが、パロと同様 の傾向 がみられる。反面 、モンゴールは無粋 だが重厚 な甲冑 で身 を固 めていることが、作中 でも度々 指摘 されており、その尚武 の気質 を反映 しているとされる。そしてクムはモンゴールより更 に重厚 な、人馬 一体 の甲冑 を身 に着 けている。投射 武器 火砲 や携行 用 火器 は実用 化 されていない。爆薬 や大砲 が存在 しないため、攻 城 戦 では火矢 や破壊 槌 などが用 いられる。集団 戦闘 でロングボウ(長 弓 )、クロスボウ(弩 )などを用 いた例 はほとんど見 られない。しかしパロの都 クリスタルで起 こった反乱 鎮圧 のため出動 したモンゴール兵 が暴徒 に矢 を射 かける描写 、またクムとモンゴールの会戦 においてはクム兵 が矢 をものともせず突撃 する描写 が作中 にある。武器 としての弓 そのものは用意 されており、また「弓 兵 」の存在 も時 たま言及 されるため、存在 してはいるらしい。- また、モンゴールのノスフェラス
遠征 時 などに「弩 (いしゆみ)」と呼 ばれる投射 武器 がしばしば用 いられている。これは矢 ではなく石 弾 を放 つものであり、スリングショットにクロスボウのような巻 き上 げ機構 を利用 したものであると思 われる。 第 一 次 ケイロニア-ユラニア戦役 の際 には、敵 の前進 を止 めるために、グインが自 らの率 いるケイロニア黒 竜 騎士 団 の騎兵 を数 隊 に分割 し、分割 された小 編成 の騎兵 が順番 に騎射 する「車 がかり」と呼 ばれる作戦 を採用 した例 がある。編成 大 剣 で武装 した歩兵 と重 装 騎兵 が乱戦 を展開 するケースが多 くみられる。パロ侵攻 時 のモンゴール軍 のように、盾 を装備 した重 装 歩兵 による密集 陣 を用 いるケースもある。騎兵 は歩兵 を随伴 させず、騎乗 した兵 のみで一 部隊 を成 す。兵科 複 合 の概念 も確立 されておらず、軽 騎兵 の大 部隊 が単独 で敵国 深 く進入 して長期 の作戦 行動 を取 るケースなどもみられる。また、サルデスにおけるユラニア軍 とケイロニア軍 の戦 いなどでは、騎兵 が単独 で陣地 防衛 戦 に投入 されたケースもある。戦術 戦場 到着 から会戦 に至 る過程 では、大 部隊 が戦場 に到着 してそのまま間髪 入 れずに戦闘 を開始 する例 も少 なくない。また、最高 指揮 官 が最前線 に出 て白兵戦 を展開 することが多 いことも中原 における集団 戦闘 の大 きな特徴 となっている。ただし、作中 においても最高 司令 官 が最前線 に出 る、はては敵 と切 り結 ぶと言 った戦術 は、あくまで特殊 事例 で常道 ではない、と度々 指摘 される。作中 において、グインやイシュトヴァーンといった名将 は「斥候 や伝令 を潤沢 に用 い、情報 の迅速 な伝達 を重視 する」ということが、彼 らの特徴 的 戦術 として述 べられている。一方 で、活躍 した時期 がグインの登場 より前 の、クム大公 タリオのような「古 いタイプの名将 」は、そうした情報 伝達 を比較的 軽視 する、と対比 されている。魔術 の使用 - この
世界 の特徴 的 な戦術 として、魔道 士 を敵陣 に潜入 させて高級 士官 を暗殺 するというものがある。第 二 次 黒 竜 戦役 時 には、パロ軍 がこの戦術 を効果 的 に使 い、モンゴール軍 を崩壊 させた。これは一見 、上記 の魔道 十 二 条 に触 れるようだが、魔道 で人 を殺 してはならないというのは、あくまで直接 魔道 で殺傷 することであって「閉 じた空間 で背後 に出現 してナイフで刺 す」類 はギルド及 び政府 の許可 があれば許 されるとされる。 - また、ユラニアの
紅玉 宮 を舞台 としたクーデターの際 には、モンゴールの軍師 アリストートスが魔道 師 オーノを使 い、ユラニア大公 オル・カンらを暗殺 した例 がある。ただし、魔道 士 が高度 に制度 化 ・組織 化 されているのは中原 諸国 においてはパロのみであり、他 の国 が同様 の暗殺 を行 う場合 は、ケイロニア皇帝 アキレウス暗殺 未遂 事件 や、アムネリスによるモンゴール奪還 戦時 のメンティウス将軍 暗殺 にみられるように、キタイ人 など、魔道 師 以外 のプロフェッショナルな暗殺 者 を雇 うことが多 い。 海戦 沿海州 を中心 に編成 される海軍 においては、軍船 として主 に使用 されているのは甲板 を持 つ帆船 であるが、どの種 の帆船 が一般 的 であるのかについては不明 である。有名 な軍船 としてはヴァラキア海軍 の旗艦 「オルニウス号 」などがある。 ガレーのような漕手 を大量 に用 いる船 の使用 を示 すような記述 はほとんど見 られない。戦闘 面 では、接 舷 戦闘 が行 われる例 が多 いが、タルーアンの「ヴァイキング」の軍船 「フレイヤ号 」が衝角による攻撃 を試 みた例 もある(外伝 3巻 『幽霊 船 』参照 )。
話題
[「豹 頭 の仮面 」改訂 版 発行 の経緯
[その
その
ギネスブックへの申請
[なお、ギネスブック
百 の大典
[2005
第 1部 栗本 薫 インタビュー
第 2部 歴代 イラストレーター座談 会
第 3部 中島 梓 ライブ
出演 者 :中島 梓 (p)、花木 佐千子 (Vo)、山下 弘治 (Bs)、岡田 佳 大 (Dr)
第 4部 グイン・サーガ・クイズ大会
直筆 原稿 電子 化 ・閲覧
[2010
評価
[ウェブサイト「シネマトピックス」は
ウェブサイト「あにぶ」の
ゲームライター・
既刊 一覧
[ハヤカワ文庫 版
[正伝
[タイトル | ISBN | ||
---|---|---|---|
1 | 1979 |
4-15-030117-4 | |
2 | 1979 |
4-15-030118-2 | |
3 | ノスフェラスの |
1980 |
4-15-030120-4 |
4 | ラゴンの |
1980 |
4-15-030122-0 |
5 | 1980 |
4-15-030125-5 | |
6 | アルゴスの |
1981 |
4-15-030132-8 |
7 | 1981 |
4-15-030139-5 | |
8 | クリスタルの |
1981 |
4-15-030141-7 |
9 | 1981 |
4-15-030147-6 | |
10 | 1982 |
4-15-030154-9 | |
11 | 1982 |
4-15-030158-1 | |
12 | 1982 |
4-15-030162-X | |
13 | クリスタルの |
1983 |
4-15-030168-9 |
14 | 1983 |
4-15-030172-7 | |
15 | トーラスの |
1983 |
4-15-030175-1 |
16 | パロへの |
1983 |
4-15-030177-8 |
17 | 1984 |
4-15-030182-4 | |
18 | サイロンの |
1984 |
4-15-030187-5 |
19 | ノスフェラスの |
1984 |
4-15-030193-X |
20 | サリアの |
1985 |
4-15-030199-9 |
21 | 1985 |
4-15-030201-4 | |
22 | 1985 |
4-15-030207-3 | |
23 | 1985 |
4-15-030211-1 | |
24 | 1986 |
4-15-030219-7 | |
25 | パロのワルツ | 1986 |
4-15-030230-8 |
26 | 1987 |
4-15-030235-9 | |
27 | 1987 |
4-15-030245-6 | |
28 | アルセイスの |
1988 |
4-15-030265-0 |
29 | 1988 |
4-15-030278-2 | |
30 | サイロンの |
1989 |
4-15-030298-7 |
31 | ヤーンの |
1989 |
4-15-030311-8 |
32 | ヤヌスの |
1990 |
4-15-030318-5 |
33 | モンゴールの |
1990 |
4-15-030325-8 |
34 | 1990 |
4-15-030334-7 | |
35 | 1991 |
4-15-030350-9 | |
36 | 1991 |
4-15-030363-0 | |
37 | クリスタルの |
1992 |
4-15-030369-X |
38 | 1992 |
4-15-030374-6 | |
39 | 1992 |
4-15-030375-4 | |
40 | アムネリアの |
1992 |
4-15-030381-9 |
41 | 1992 |
4-15-030385-1 | |
42 | カレーヌの |
1993 |
4-15-030392-4 |
43 | エルザイムの |
1994 |
4-15-030403-3 |
44 | 1994 |
4-15-030405-X | |
45 | ユラニアの |
1994 |
4-15-030408-4 |
46 | 1994 |
4-15-030410-6 | |
47 | アムネリスの |
1995 |
4-15-030507-2 |
48 | 1995 |
4-15-030517-X | |
49 | 1995 |
4-15-030526-9 | |
50 | 1995 |
4-15-030534-X | |
51 | ドールの |
1996 |
4-15-030549-8 |
52 | 1996 |
4-15-030556-0 | |
53 | ガルムの |
1996 |
4-15-030565-X |
54 | 1996 |
4-15-030572-2 | |
55 | ゴーラの |
1997 |
4-15-030575-7 |
56 | 1997 |
4-15-030577-3 | |
57 | ヤーンの |
1997 |
4-15-030585-4 |
58 | 1997 |
4-15-030590-0 | |
59 | 1998 |
4-15-030593-5 | |
60 | ガルムの |
1998 |
4-15-030597-8 |
61 | 1998 |
4-15-030602-8 | |
62 | ユラニア |
1998 |
4-15-030606-0 |
63 | 1999 |
4-15-030608-7 | |
64 | ゴーラの僭王 | 1999 |
4-15-030610-9 |
65 | 1999 |
4-15-030612-5 | |
66 | 1999 |
4-15-030616-8 | |
67 | 1999 |
4-15-030622-2 | |
68 | 1999 |
4-15-030628-1 | |
69 | 1999 |
4-15-030629-X | |
70 | 2000 |
4-15-030631-1 | |
71 | 2000 |
4-15-030633-8 | |
72 | パロの |
2000 |
4-15-030638-9 |
73 | 2000 |
4-15-030642-7 | |
74 | 2000 |
4-15-030644-3 | |
75 | 2000 |
4-15-030648-6 | |
76 | 2000 |
4-15-030653-2 | |
77 | 2001 |
4-15-030657-5 | |
78 | ルノリアの |
2001 |
4-15-030659-1 |
79 | ルアーの |
2001 |
4-15-030665-6 |
80 | ヤーンの |
2001 |
4-15-030671-0 |
81 | 2001 |
4-15-030677-X | |
82 | アウラの |
2001 |
4-15-030682-6 |
83 | 2002 |
4-15-030689-3 | |
84 | 2002 |
4-15-030691-5 | |
85 | 2002 |
4-15-030695-8 | |
86 | 2002 |
4-15-030698-2 | |
87 | ヤーンの |
2002 |
4-15-030706-7 |
88 | 2003 |
4-15-030710-5 | |
89 | 2003 |
4-15-030715-6 | |
90 | 2003 |
4-15-030723-7 | |
91 | 2003 |
4-15-030732-6 | |
92 | 2003 |
4-15-030739-3 | |
93 | 2004 |
4-15-030748-2 | |
94 | 2004 |
4-15-030756-3 | |
95 | ドールの |
2004 |
4-15-030760-1 |
96 | 2004 |
4-15-030765-2 | |
97 | ノスフェラスへの |
2004 |
4-15-030769-5 |
98 | 2004 |
4-15-030773-3 | |
99 | ルードの |
2005 |
4-15-030781-4 |
100 | 2005 |
4-15-030789-X | |
101 | 2005 |
4-15-030795-4 | |
102 | 2005 |
4-15-030799-7 | |
103 | ヤーンの |
2005 |
4-15-030807-1 |
104 | 2005 |
4-15-030818-7 | |
105 | 2005 |
4-15-030826-8 | |
106 | ボルボロスの |
2006 |
4-15-030834-9 |
107 | 2006 |
4-15-030842-X | |
108 | パロへの |
2006 |
4-15-030851-9 |
109 | 2006 |
4-15-030857-8 | |
110 | 2006 |
4-15-030863-2 | |
111 | タイスの |
2006 |
4-15-030872-1 |
112 | 2007 |
978-4-15-030878-0 | |
113 | もう |
2007 |
978-4-15-030884-1 |
114 | 2007 |
978-4-15-030891-9 | |
115 | 2007 |
978-4-15-030897-1 | |
116 | 2007 |
978-4-15-030903-9 | |
117 | 2007 |
978-4-15-030906-0 | |
118 | クリスタルの |
2007 |
978-4-15-030911-4 |
119 | ランドックの |
2008 |
978-4-15-030915-2 |
120 | 2008 |
978-4-15-030919-0 | |
121 | サイロンの |
2008 |
978-4-15-030927-5 |
122 | 2008 |
978-4-15-030931-2 | |
123 | 2008 |
978-4-15-030938-1 | |
124 | ミロクの |
2008 |
978-4-15-030943-5 |
125 | ヤーンの |
2009 |
978-4-15-030947-3 |
126 | 2009 |
978-4-15-030952-7 | |
127 | 2009 |
978-4-15-030957-2 | |
128 | 2009 |
978-4-15-030962-6 | |
129 | 2009 |
978-4-15-030971-8 | |
130 | 2009 |
978-4-15-030975-6 |
正伝 (続 )
[タイトル | ISBN | |||
---|---|---|---|---|
131 | パロの |
2013 |
978-4-15-031134-6 | |
132 | サイロンの |
2013 |
978-4-15-031138-4 | |
133 | 2014 |
978-4-15-031162-9 | ||
134 | 2014 |
978-4-15-031170-4 | ||
135 | 2015 |
978-4-15-031179-7 | ||
136 | イリスの |
2015 |
978-4-15-031191-9 | |
137 | 2015 |
978-4-15-031206-0 | ||
138 | ケイロンの |
2016 |
978-4-15-031225-1 | |
139 | 2016 |
978-4-15-031239-8 | ||
140 | ヤーンの |
2016 |
978-4-15-031255-8 | |
141 | 2017 |
978-4-15-031270-1 | ||
142 | 2018 |
978-4-15-031313-5 | ||
143 | 2018 |
978-4-15-031328-9 | ||
144 | 2018 |
978-4-15-031348-7 | ||
145 | 2019 |
978-4-15-031376-0 | ||
146 | 2019 |
978-4-15-031397-5 | ||
147 | 2020 |
978-4-15-031439-2 | ||
148 | トーラスの |
2022 |
978-4-15-031536-8 | |
149 | ドライドンの |
2024 |
978-4-15-031575-7 |
外伝
[タイトル | ISBN | ||
---|---|---|---|
1 | 1981 |
4-15-030130-1 | |
2 | イリスの |
1982 |
4-15-030152-2 |
3 | 1983 |
4-15-030166-2 | |
4 | 1983 |
4-15-030180-8 | |
5 | 1984 |
4-15-030197-2 | |
6 | ヴァラキアの |
1986 |
4-15-030214-6 |
7 | 1986 |
4-15-030233-2 | |
8 | 1990 |
4-15-030316-9 | |
9 | マグノリアの |
1990 |
4-15-030338-X |
10 | 1997 |
4-15-030582-X | |
11 | フェラーラの |
1997 |
4-15-030588-9 |
12 | 1997 |
4-15-030592-7 | |
13 | 1998 |
4-15-030596-X | |
14 | 1998 |
4-15-030600-1 | |
15 | ホータン |
1998 |
4-15-030604-4 |
16 | 1999 |
4-15-030624-9 | |
17 | 2002 |
||
2002 |
|||
18 | <アルド・ナリス |
2003 |
4-15-030743-1 |
19 | 2004 |
4-15-030759-8 | |
20 | <アルド・ナリスの ふりむかない |
2006 |
4-15-030833-0 |
21 | 2007 |
978-4-15-030894-0 | |
22 | ヒプノスの |
2011 |
978-4-15-031021-9 |
外伝 (続 )
[タイトル | ISBN | |||
---|---|---|---|---|
23 | 2012 |
978-4-15-031083-7 | ||
24 | リアード |
2012 |
978-4-15-031090-5 | |
25 | 2013 |
978-4-15-031102-5 | ||
26 | 2014 |
978-4-15-031177-3 | ||
27 | サリア |
2023 |
1 | |
2023 |
2 | |||
2023 |
3 |
グイン・サーガ・ワールド
[タイトル | ISBN | ||
---|---|---|---|
1 | グイン・サーガ・ワールド1 | 2011 |
978-4-15-031032-5 |
グイン・サーガ・ワールド2 | 2011 |
978-4-15-031043-1 | |
グイン・サーガ・ワールド3 | 2011 |
978-4-15-031049-3 | |
グイン・サーガ・ワールド4 | 2012 |
978-4-15-031056-1 | |
2 | グイン・サーガ・ワールド5 | 2012 |
978-4-15-031081-3 |
グイン・サーガ・ワールド6 | 2012 |
978-4-15-031089-9 | |
グイン・サーガ・ワールド7 | 2013 |
978-4-15-031101-8 | |
グイン・サーガ・ワールド8 | 2013 |
978-4-15-031114-8 |
愛蔵 版
[タイトル | ISBN | |
---|---|---|
1989 |
4-15-203410-6 | |
4-15-203411-4 | ||
1990 |
4-15-203451-3 | |
4-15-203452-1 | ||
1991 |
4-15-203497-1 | |
1993 |
4-15-203550-1 |
新装 版
[シリーズ
タイトル | ISBN | |
---|---|---|
グイン・サーガI |
2009 |
978-4-15-209008-9 |
グイン・サーガII |
978-4-15-209009-6 | |
グイン・サーガIII |
2009 |
978-4-15-209021-8 |
グイン・サーガIV |
978-4-15-209022-5 | |
グイン・サーガV |
2009 |
978-4-15-209026-3 |
グイン・サーガVI |
978-4-15-209027-0 | |
グイン・サーガVII |
2009 |
978-4-15-209040-9 |
グイン・サーガVIII |
978-4-15-209041-6 |
豪華 限定 版
[- 『
豪華 限定 版 GUIN SAGA I・II』早川書房 、2009年 7月 25日 発行 、ISBN 978-4-15-209047-8- シリーズ
開幕 30周年 を記念 し、正伝 1巻 から100巻 を50巻 ずつ、二 分冊 にまとめた限定 版 。付録 として、歴代 のイラストレーター(加藤 直之 、天野 喜孝 、末 弥 純 、丹野 忍 )の書 き下 ろしイラストレーション計 4枚 と、執筆 開始 当時 に著者 が作成 していた「グイン・サーガ創作 ノート」の一部 複製 が納 められている。
- シリーズ
- 『
豪華 限定 版 GUIN SAGA III』早川書房 、2010年 5月 25日 発行 、ISBN 978-4-15-209112-3栗本 薫 の一 周忌 を記念 して出版 された。正伝 101巻 から130巻 、外伝 1巻 から21巻 を1冊 にまとめた限定 版 。
翻訳 版
[アメリカ | THE GUIN SAGA | Vertical | |
---|---|---|---|
ドイツ | ドイツ |
Die Guin Saga | Blanvalet Taschenbuchverl |
フランス | GUIN SAGA | Fleuve Noir | |
イタリア | イタリア |
Saga di Guin | Editrice Nord |
ロシア | ロシア |
Сага о Гуине | Астрель-СПб |
구인사가 |
関連 書籍
[解説 本
[- 『グイン・サーガ・ハンドブック』 ハヤカワ
文庫 、1990年 11月15日 発行 、ISBN 4-15-030335-5
累計 1000万 部 突破 を記念 して出版 された解説 本 。正伝 1 - 34巻 、外伝 1 - 8巻 をもとにした人名 事典 、グイン・サーガ研究 、中原 世界 Q&A、キレノア大陸 観光 案内 などの他 、グイン・サーガより遥 かな未来 を舞台 とした短編 『悪魔 大祭 』が収 められている。
- 『グイン・サーガ・ハンドブック1』 ハヤカワ
文庫 、1999年 6月 15日 発行 、ISBN 978-4-15-030617-5
上記 『グイン・サーガ・ハンドブック』の改訂 版 。
- 『グイン・サーガ・ハンドブック2』 ハヤカワ
文庫 、1999年 7月 31日 発行 、ISBN 978-4-15-030621-2
- シリーズ
開始 20周年 を記念 して出版 された解説 本 。正伝 35 - 66巻 、外伝 9 - 15巻 をもとにした人名 事典 、正伝 1 - 66巻 、外伝 1 - 15巻 をもとにした用語 事典 、グルメ、魔道 、前史 に関 するグイン・サーガ研究 などの他 、20歳 のアルド・ナリスを主人公 とした短編 『クリスタル・パレス殺人 事件 』が収 められている。
- 『グイン・サーガ・ハンドブック3』 ハヤカワ
文庫 、2005年 4月 15日 発行 ISBN 978-4-15-030790-5
第 100巻 刊行 を記念 して出版 された解説 本 。正伝 67 - 100巻 、外伝 16 - 19巻 をもとにした人名 ・用語 事典 、五大 都市 研究 などの他 、「煙 とパイプ亭 」のゴダロ一家 を主人公 とした短編 『アレナ通 り十 番地 の精霊 』が収 められている。
- 『グイン・サーガ・ハンドブックFinal』 ハヤカワ
文庫 、2010年 2月 15日 発行 、ISBN 978-4-15-030982-4
著者 の死去 を受 けて出版 された解説 本 。小谷 真理 による作品 論 、全 作品 を網羅 した人名 ・用語 事典 、全 ストーリー紹介 が収 められている。
- 『グイン・サーガ
読本 』早川書房 、1995年 11月15日 発行 、ISBN 978-4-15-207968-8
第 50巻 刊行 を記念 して出版 された解説 本 。正伝 1 - 50巻 、外伝 1 - 8巻 をもとにした人名 辞典 、ストーリーガイドなどの他 、外伝 『黄昏 の国 の戦士 第 一部 幽霊 島 の戦士 』、グイン・サーガの原形 となった中編 『氷 惑星 の戦士 』が収 められている。
- 『グイン・サーガ・オフィシャル・ナビゲーション・ブック』
早川書房 、2004年 9月 30日 発行 、ISBN 978-4-15-208592-4
- シリーズ
開始 25周年 を記念 して出版 された解説 本 。キャラクター人気 投票 結果 に合 わせたキャラクター紹介 、戦争 および恋愛 から読 み解 くグイン・サーガなどの他 、外伝 『鏡 の国 の戦士 第 一 話 蛟 が池 』が収 められている。
- 『
別冊 宝島 グイン・サーガ PERFECT BOOK剣 と魔法 と愛 の世界 のすべてがわかる!!』宝島社 、2004年 2月 27日 発行 、ISBN 4-7966-3920-9
- ヴィジュアルを
重視 して作成 された解説 本 。キャラクター大 辞典 、魔道 辞典 、イラストレーション・コレクションなどの他 、ミュージカル『グイン・サーガ炎 の群像 』脚本 が収 められている。
- 『グイン・サーガの
鉄人 』早川書房 、2009年 7月 15日 発行 、ISBN 978-4-15-209052-2
- シリーズ
開始 30周年 を記念 して出版 されたクイズ形式 の解説 本 。正伝 1 - 127巻 、外伝 1 - 21巻 からストーリーに沿 った問題 が100問 出題 されており、解答 と合 わせて物語 に関 する詳細 な解説 が収 められている。
- 『グイン・サーガ PERFECTBOOK for ANIMATION』
宝島社 、2009年 10月 6日 発行 、ISBN 4-7966-6961-2
- アニメ『グイン・サーガ』のファンブック。ワールドガイド、キャラクター
図鑑 、ストーリーガイドが掲載 され同年 放送 されたテレビアニメーションの補完 をしている。
漫画
[栗本 薫 (原作 ) /柳澤 一明 (作画 ) 『グイン・サーガ七 人 の魔道 師 』 メディアファクトリー〈MFコミックス〉、全 3巻
- 2001
年 3月 1日 発行 、ISBN 4-88991-775-6 - 2002
年 1月 31日 発行 、ISBN 4-8401-0404-2 - 2003
年 1月 31日 発行 、ISBN 4-8401-0478-6
栗本 薫 (原作 ) /沢田 一 (作画 ) 『グイン・サーガ』 ジャイブ〈CR COMICS〉、全 6巻
- 2007
年 2月 3日 発行 、ISBN 978-4-86176-365-6 - 2007
年 12月15日 発行 、ISBN 978-4-86176-422-6 - 2008
年 10月 13日 発行 、ISBN 978-4-86176-573-5 - 2009
年 4月 13日 発行 、ISBN 978-4-86176-649-7 - 2009
年 10月 15日 発行 、ISBN 978-4-86176-724-1 - 2010
年 6月 13日 発行 、ISBN 978-4-86176-769-2
画集
[天野 喜孝 『天野 喜孝 グイン・サーガ画集 』早川書房 、1996年 3月 15日 発行 、ISBN 978-4-15-207984-8末 弥 純 『末 弥 純 グイン・サーガ画集 』早川書房 、2003年 9月 30日 発行 、ISBN 978-4-15-208514-6加藤 直之 『加藤 直之 グイン・サーガ画集 』早川書房 、2010年 3月 25日 発行 、ISBN 978-4-15-209120-8丹野 忍 『丹野 忍 グイン・サーガ画集 』早川書房 、2010年 5月 25日 発行 、ISBN 978-4-15-209125-3
天 狼 叢書
[- 『ローデス・サーガ
南 から来 た男 (上 ・下 )』1999年 12月31日 発行
- ケイロニアの
盲目 の選 帝 侯 、「黒衣 のロベルト」ことローデス侯 ロベルトを主人公 とした『ローデス・サーガ』の第 1巻 。ロベルトと黒人 の逃亡 奴隷 ブライ、ベルデランド侯 ユリアスとその弟 レグルスの愛憎 劇 が描 かれている。
- 『ローデス・サーガ
眠 り姫 の夜 風 が丘 恋 唄 1』2000年 12月31日 発行
- 『ローデス・サーガ』の
第 2巻 。ロベルトとケイロニア皇帝 アキレウスとの交情 を中心 とした物語 が描 かれている。
- 『マルガ・サーガ
凶 星 』2000年 8月 15日 発行
- マルガで
隠遁 生活 を送 っていた頃 のナリスとヴァレリウスとの愛憎 劇 を中心 とした物語 。5編 の短編 が収 められている。
- 『マルガ・サーガ2 みずうみ』2009
年 12月30日 発行
- 『マルガ・サーガ
凶 星 』の続編 。5編 の中 短編 が収 められている。
同人 誌
[- 『FULLHOUSE 1』1990
年 12月23日 発行
同性愛 をモチーフとした同人 誌 第 1巻 。
- 『FULLHOUSE 2』1992
年 8月 15日 発行
同性愛 をモチーフとした同人 誌 第 2巻 。
- 『FULLHOUSE 3』1996
年 8月 26日 発行
同性愛 をモチーフとした同人 誌 第 3巻 。
- 『FULLHOUSE 4』1997
年 10月 3日 発行
同性愛 をモチーフとした同人 誌 第 4巻 。
- 『FULLHOUSE Special 2
中島 梓 脚本 集 』1995年 11月9日 発行
作者 の舞台 (「マグノリアの海賊 」 / 「グイン・サーガ炎 の群像 」)脚本 集 第 2巻 。
- 『VALERIUS MAGAZINE』1985
年 8月 11日 発行
作者 自身 が会長 をつとめたヴァレリウス・ファンクラブの会誌 。
- 『
浪漫 之 友 』2005年 4月 1日 創刊
同性愛 をモチーフとした季刊 同人 誌 。
関連 作品
[テレビアニメ
[2009
イメージアルバム
[グイン・サーガのストーリーをもととして、
タイトル | ||||
---|---|---|---|---|
|
1983 |
|||
|
1984 |
|||
|
1985 |
|||
グラフィティ |
|
1985 |
「《GUIN》with Panther Head」の | |
|
1986 |
|||
【DISC I】
【DISC II】
|
LEGEND (DISC I)、 |
1993 |
||
イリスの |
{{{2}}} |
1994 |
||
ノスフェラスの |
|
1995 |
||
ケイロニア |
|
チェコ・フィルハーモニー |
1995 |
|
|
- | 1995 |
1995 | |
|
1996 |
イシュトヴァーンによるアムネリス | ||
|
1997 |
限定 ボックス
[- 『グイン・サーガ クロニクル』 トイズワークス
- 『グイン・サーガBOX PANDORA』
早川書房 、2006年 9月 30日 発行 、ISBN 978-4-15-600002-2
- 『グイン・サーガ・オフィシャル・ナビゲーション・ブック』
表紙 イラストを立体 化 したフィギュア、グイン・サーガ世界 の地図 、トレーディング・カード、外伝 「ヒプノスの回廊 」収録 の小 冊子 などを収録 した限定 ボックス。
ゲーム
[ゲームブック
[多摩 豊 『グイン・サーガ 1 ラルハスの戦 い』 ハヤカワ文庫 GB、1986年 12月15日 発行 、ISBN 4-15-090001-9
正伝 第 1巻 から第 16巻 を題材 としたアドベンチャー・ゲームブック。
コンピュータゲーム
[- 『グイン・サーガmobile』
配信 元 :スクエニモバイル、開発元 :スクウェア・エニックス
- TVアニメーションを
下敷 きにした、2009年 配信 のモバイルゲーム。2011年 3月 末 配信 終了 。
ボードゲーム
[- 『グイン・サーガ』 ツクダホビー
正伝 第 1巻 から第 16巻 を題材 にし、モンゴール軍 とグインたち、ラゴン、セムとの戦闘 を取 り扱 ったウォー・シミュレーションゲーム(ボードゲーム)。ノスフェラスを舞台 として、グインたちとセム、ラゴン連合 軍 対 モンゴール軍 の戦 いをゲーム化 した「ノスフェラス」と、パロとゴーラ、ノスフェラスの一部 を舞台 として、パロ軍 対 モンゴール軍 の戦 いをゲーム化 した「パロ」の、2つのゲームが収 められていた。
テーブルトークRPG
[- 『グイン・ワールド』 ツクダホビー
- テーブルトーク・ロールプレイングゲーム『ローズ・トゥ・ロード』のヴァリアント・ゲーム。『ローズ・トゥ・ロード』のルールを
基本 とし、セットには『ローズ・トゥ・ロード』のルールブックが同 梱 されていた。それに加 えて、多摩 豊 デザインによる、グイン・サーガ世界 用 の追加 ルールやデータの冊子 、マップ類 などを追加 して、グイン・サーガをロールプレイで楽 しむことができるようにしたもの。シナリオとして「キタラの秘密 」が収 められていた。
ミュージカル
[マグノリアの海賊
[1991
- キャスト
- イシュトヴァーン(
若 き海賊 団 の首領 ):後藤 宏行 - ナナ(ダリアの
町 の踊 り子 ):春風 ひとみ - ルネ(
男装 の騎士 。シリア姫 の護衛 係 ):マッハ文朱 - シリア
姫 (ダリア大公 の一人娘 ):平 吉 佐千子 - ラン(イシュトヴァーンの
一 の子分 ):川平 慈英 大公 (ダリアの島 の支配 者 ):治田 敦 - リサ(かもめ
亭 のおかみ):木月 京子 - リオ(
島 の歌手 ):よしろう広石 /峯 藤高 (ダブルキャスト) - ダグ(イシュトヴァーンの
子分 ):西沢 仁 - パック(イシュトヴァーンの
子分 ):ハマン - アマリア(ダリアの
町 の娘 ):杉本 亜 利 砂 - ミア(ダリアの
町 の娘 ):藤原 満美子 - エリ(ダリアの
町 の娘 ):国分 美和 - ダン(ダリアの
人 ):岡本 順 太郎 - ならず
者 :大塚 敏 民 - ルー(
海賊 ):長南 賀 信 - リナ(
踊 り子 ):上月 真琴
- スタッフ
原作 :栗本 薫 脚本 ・演出 ・音楽 :中島 梓 衣裳 デザイン:天野 喜孝 作詞 :アンあんどう/中島 梓 音楽 監督 :栗田 信生 振付 :名倉 加代子 美術 :下山 次郎 照明 :三上 良一 音響 :大野 雅美 衣裳 :菊田 光次郎
グイン・サーガ炎 の群像
[グイン・サーガ50
- 1995
年 11月9日 - 26日 :東京 シアターアプル - 1995
年 12月1日 -10日 :大阪 シアター・ドラマシティ
主要 スタッフ
原作 :栗本 薫 脚本 、作曲 、作詞 、演出 :中島 梓 作曲 、音楽 監督 :淡海 悟 郎 美術 監督 :天野 喜孝
主要 キャスト
- アルド・ナリス:
宮内 良 - アムネリス:
朝香 じゅん - レムス:
大沢 健 - リンダ:
鈴木 ほのか - イシュトヴァーン:
岡 幸二郎 - ヴァレリウス:
駒田 はじめ - マリウス:
加藤 雅也 - リギア:
福 麻 むつ美 - カースロン:
大谷 美智 浩 - アムブラのミーナ:
華村 りこ - アムブラのレティシア:
上月 真琴
オーディオブック・朗読 版
[コラボレーション
[関連 項目
[- トワイライト・サーガ -
本 作 の未来 を舞台 とした物語 - パロスの
剣 -本 作 の過去 を舞台 とした物語
脚注
[注釈
[- ^
出版 直前 に書 いていた単行本 のエピグラムとあとがきは127巻 が絶筆 となった。 - ^ ヴァレリウスの
言葉 (正伝 第 22巻 『運命 の一 日 』)によれば、魔道 師 とは「魔道 師 ギルドにより、営業 免許 を与 えられて、魔道 をなりわいとし、人 に魔道 を教 える師 の資格 をもつもの」とされる。しかし一般 には、魔道 を使 える者 のうち魔道 師 ギルドに属 していないもの(黒 魔道 師 など)に対 しても「魔道 師 」という呼称 を使用 している。 - ^ グイン・サーガの
時代 の中原 諸国 において魔道 士 が制度 として発達 しているのはパロのみであり、他 にはクムにおいて魔道 伯 と呼 ばれる、クムの魔道 師 を束 ね、魔道 をもって宮廷 に仕 える地位 が存在 する例 がみられる程度 である(正伝 第 60巻 『ガルムの報酬 』他 )。他 の国 では、例外 的 に雇 われた魔道 師 が軍師 ・参謀 的 な役割 を果 たす程度 であり、各国 の要請 に応 じて魔道 師 を派遣 する、派遣 魔道 士 ギルドが存在 する(正伝 第 69巻 『修羅 』)。 - ^
正伝 第 59巻 『覇王 の道 』において、キタイ出身 の魔道 師 オーノが、ホータン魔道 師 ギルドおよびキタイ魔道 師 ギルドについて言及 している。 - ^ 『S-Fマガジン 1982
年 12月増刊 号 』所収 の作者 によるエッセイ「豹 (グイン)より若 き友 への手紙 」によれば、ミロク教徒 のあいだでは、ミロク神 とは「五 十 六 億 七 千 年 後 (原文 ママ)にあらわれて世界 を救 う仏 」であるとされているという。 - ^ 『
非 現実 の王国 で』はさらに長 い、一人 の作家 による単一 (シリーズではなく分冊 )の小説 作品 [要 検証 ]ではあるが、全 てが刊行 されていない。 - ^ Knickers, ISBN 978-0954460501
出典
[- ^
山中 智 省 『『ドラゴンマガジン』創刊 物語 ライトノベル史 入門 狼煙 を上 げた先駆 者 たち』勉 誠 出版 、2018年 1月 31日 、168頁 。ISBN 978-4-585-29149-7。 - ^ a b c
石井 ぜんじ /太田 祥 暉 /松浦 恵 介 『ライトノベルの新 ・潮流 黎明 期 →2021』スタンダーズ、2022年 1月 1日 、22頁 。ISBN 978-4-86636-536-7。 - ^ 「グイン・サーガ 100
巻 までを2冊 に収納 巨大 豪華 限定 本 発売 」『アニメ!アニメ!』イード、2009年 5月 6日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ a b c 「
小説 『グイン・サーガ』100巻 発刊 記念 !アニメ映像 化 を始 めとする「グイン・サーガ・プロジェクト」始動 !!」『シネマトピックス』2005年 4月 9日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ a b 「
作者 死去 で未完 の「世界 最長 」小説 「グイン・サーガ」に続編 登場 」『JCASTニュース』ジェイ・キャスト、2013年 11月4日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ a b c
井之上 (2016年 1月 29日 ). “大 長編 ヒロイックファンタジー小説 「 グイン・サーガ 」。読 むのが辛 い!という人 はアニメでいかが?”. あにぶ. 2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ 「
栗本 薫 さんが死去 」『ITmedia NEWS』アイティメディア、2009年 5月 27日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ 「
日本 SF大賞 授賞 式 故人 となった伊藤 計 劃、栗本 薫 両氏 を讃 える」『アニメ!アニメ!』イード、2010年 3月 6日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ 「『グイン・サーガ・ワールド』
刊行 のお知 らせ」『ハヤカワ・オンライン』早川書房 、2010年 12月24日 。オリジナルの2011年 1月 1日 時点 におけるアーカイブ。2011年 2月 2日 閲覧 。 - ^ 「グイン・サーガ:
作者 死去 で未完 の世界 最長 小説 意志 を継 ぎ本編 の続編 再開 」『MANTANWEB』MANTAN、2013年 10月 31日 。2021年 1月 22日 閲覧 。 - ^ “
魔 聖 の迷宮 ”. ハヤカワ・オンライン.早川書房 . 2016年 3月 16日 閲覧 。 - ^ 『このライトノベルがすごい!2006』
宝島社 、2005年 12月 10日 、103頁 。ISBN 4-7966-5012-1。 - ^ a b アキレウスとマライアとの
間 には、シルヴィアの他 に三男 一 女 が誕生 しているが、いずれも二 歳 を迎 えずして死去 した。(正伝 第 18巻 『三 人 の放浪 者 』参照 ) - ^ シルヴィアの
名 については、外伝 1巻 『七 人 の魔道 師 』など一部 において「シルウィア」と表記 されている。このことについて作者 は、『S-Fマガジン 1982年 12月増刊 号 』所収 のエッセイ「豹 (グイン)より若 き友 への手紙 」の中 で、「どっちの語感 も好 きで、一方 をえらぶのがイヤ」だからだ、と述 べている。その後 、正伝 17巻 『三 人 の放浪 者 』あとがきにおいて、シルヴィアで統一 することを宣言 した。 - ^
正伝 第 13巻 『クリスタルの反乱 』所収 の作者 あとがきによれば、正伝 第 12巻 『紅 の密使 』の表紙 絵 にアンダヌスが描 かれた際 、その醜 さに対 する大 きな反響 が、多数 のファンから寄 せられたという。 - ^
最近 では、グインらに対 し、自 らの年齢 が八 百 歳 程度 であることを認 めている(正伝 93巻 『熱砂 の放浪 者 』) - ^
正伝 第 49巻 『緋 の陥穽 』、外伝 第 12巻 『魔王 の国 の戦士 』参照 。 - ^ 5
巻 「辺境 の王者 」あとがき - ^ 「ギネス“
未 認定 ”の最長 小説 」『YOMIURI ONLINE』読売新聞社 、2004年 11月5日 。オリジナルの2013年 8月 28日 時点 におけるアーカイブ。 - ^ Simon Roberts Publishing(2008
年 1月 23日 時点 のアーカイブ) - このサイトで『ニカーズ』の全文 のPDFファイルが公開 されている。 - ^
日本語 版 『ギネス世界 記録 2007』p.161 - ^ 「
葛飾 区 の図書館 で「デジタルライブラリー」開始 -グイン・サーガの自筆 原稿 も」『葛飾 経済 新聞 』2013年 4月 23日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ デジタル
地域 資料 |葛飾 区立 図書館 - ^ “グイン・サーガ”. NHKアーカイブス.
日本 放送 協会 . 2024年 4月 17日 閲覧 。 - ^ a b 「
全 150巻 を超 える人気 シリーズ『グイン・サーガ(著 :栗本 薫 )』を声優 の声 を演技 で朗読 を楽 しむキクボンにて配信 開始 。」『PR TIMES』、アールアールジェイ、2017年 4月 25日 。2022年 6月 18日 閲覧 。 - ^ 「あのカラム
水 や肉 まんじゅうが現実 に! 「居酒屋 グイン亭 」でグイン・サーガファンは満腹 に」『ITmedia eBook USER』アイティメディア、2015年 5月 20日 。2022年 6月 18日 閲覧 。