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コンピューティング

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンピューティングえい: computing

  • 古来こらい意味いみ)「かぞえること」と「計算けいさんすること」であり、算術さんじゅつないしは数学すうがく計算けいさんした。
  • 現在げんざい意味いみじょう意味いみくわえて、広義こうぎに、コンピュータ使つか活動かつどう全般ぜんぱんす。たとえば20世紀せいき後半こうはんなどではしゅとして、コンピュータによる数値すうち計算けいさんや、よりひろデータ処理しょり (data processing)や情報処理じょうほうしょり (information processing) などをしていたが、さらに近年きんねんではコンピュータを使つかAI実現じつげんすることなど、コンピュータを使つかうさまざまな活動かつどうひろしている。

以前いぜんは、日本語にほんごでは漢字かんじ使つかい「計算けいさん」などとやくすことがおおかったが、最近さいきんでは英語えいごのcomputingをそのままおとうつして「コンピューティング」と表記ひょうきすることもおおい。

定義ていぎ

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Computing Curricula 2005[1] では「コンピューティング」をつぎのように定義ていぎしている。

一般いっぱんにコンピューティングは、コンピュータを必要ひつようとしたり、コンピュータの恩恵おんけいけたり、コンピュータをつくったりするなんらかの目的もくてきった活動かつどう全般ぜんぱん定義ていぎすることができる。したがってコンピューティングには、様々さまざま目的もくてきのためにハードウェアやソフトウェアのシステム設計せっけい構築こうちくすること、各種かくしゅ情報じょうほう処理しょり構造こうぞう管理かんりすること、コンピュータを使つかって科学かがくてき勉強べんきょうをすること、コンピュータシステムが知的ちてきうようにすること、コミュニケーションメディアやエンターテインメントメディアをつくったり使つかったりすること、なんらかの目的もくてき沿って情報じょうほう検索けんさく収集しゅうしゅうすること、などなどをふくむ。このリストは事実じじつじょう無限むげんであり、可能かのうせい広大こうだいである。

Computing Curricula 2005[1] では、「コンピューティング」の意味いみ文脈ぶんみゃく左右さゆうされることも認識にんしきしている。

コンピューティングはまた、文脈ぶんみゃくによってはもっと具体ぐたいてき意味いみつこともある。たとえば、情報じょうほうシステムの専門せんもんがいうコンピューティングは、ソフトウェア技術ぎじゅつしゃのいうコンピューティングとは多少たしょうちがっている。文脈ぶんみゃくわず、コンピューティングをうまくおこなうことは複雑ふくざつ困難こんなんなこともある。社会しゃかいにはコンピューティングをうまくおこなえる人々ひとびと必要ひつようなので、コンピューティングを職業しょくぎょうとしてだけでなく、学問がくもん領域りょういきとしてもかんがえなければならない。

「コンピューティング」は1980年代ねんだいではもっとせま定義ていぎされることがあった。たとえばACMは1989ねん報告ほうこくしょ学問がくもん分野ぶんやとしてのコンピューティング」(Computing as a Discipline)[2]において、以下いかのように定義ていぎした。

コンピューティングの学問がくもん分野ぶんやは、情報じょうほう記述きじゅつ変換へんかんアルゴリズムてき処理しょりかんする体系たいけいてき研究けんきゅうである。それには、理論りろん分析ぶんせき設計せっけい効率こうりつ実装じっそう応用おうようふくまれる。コンピューティングの根底こんていにある基本きほんてき姿勢しせいは「(効率こうりつてきに)自動じどうすることができるものはなにか?」である。

コンピューティングの歴史れきし

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コンピューティングの歴史れきし英語えいごばん参照さんしょうのこと。

コンピューティングの歴史れきし計算けいさん歴史れきしよりながく、現代げんだいてきコンピュータ登場とうじょうするまえさかのぼれば、機械きかいしき計算けいさんかみとペン、石版せきばんとチョーク、パピルスとあしペン粘土ねんどばんあしペン、すなゆびいしなどを使つかった時代じだいがあった。

コンピューティングはかず表現ひょうげん方法ほうほう密接みっせつ関連かんれんしている。[注釈ちゅうしゃく 1]

現在げんざいられている歴史れきしじょうもっとふる計算けいさん道具どうぐアバカスであり、これは紀元前きげんぜん2700ねん-紀元前きげんぜん2300ねんころにバビロニアシュメール発明はつめいされたとかんがえられている。シュメールのアバカスはすなうえカラムじょうせんせきいて計算けいさんするもので、シュメールしき60しんほうもとづいたものだった[3]。これが最初さいしょ計算けいさん道具どうぐであり、ギリシアのアルキメデスの2000ねん以上いじょうさきおこなっていた最先端さいせんたん計算けいさんシステムであった。バビロニアじんは60しんほう計算けいさんを、粘土ねんどばん楔形文字くさびがたもじ使つかっておこなうこともできた。

古代こだいエジプトひとかれらのすうシステムを使つかってものかぞえ、またかず問題もんだいたとえばざん分数ぶんすう問題もんだいくということもおこなっていたという証拠しょうこパピルスのこされている。かれらは独特どくとく分数ぶんすうシステムをっており、たとえば現代げんだいで「3/4」とくところを古代こだいエジプトでは(現代げんだいふうくと)「1/2 + 1/4」に相当そうとうするような、分割ぶんかつしたかたをし[4]、それを使つかわけすう計算けいさんおこなった。その計算けいさん能力のうりょくをたとえばピラミッド建設けんせつでは設計せっけい作成さくせい必要ひつよう石材せきざいかず算出さんしゅつ労働ろうどうしゃらへ支給しきゅうすべき食料しょくりょうりょう給与きゅうよがく計算けいさんなどにかした。

紀元前きげんぜん3世紀せいき古代こだいギリシアのアルキメデスは『方法ほうほう』をあらわし、同書どうしょ梃子てこのメカニカルな原理げんり説明せつめいし、そのような原理げんり数学すうがく問題もんだい計算けいさんするために使つかった人物じんぶつであり、再帰さいきてき手法しゅほうもちいて数学すうがく問題もんだいき、たとえば「宇宙うちゅう存在そんざいする砂粒さりゅうかず」なども計算けいさんした。

アンティキラとう付近ふきん沈没ちんぼつせんから発見はっけんされた古代こだいギリシアのアンティキティラとう機械きかい紀元前きげんぜん2世紀せいきころのものだと推定すいていされており、現在げんざい確認かくにんできる最古さいこ歯車はぐるましき計算けいさんである。これは天球てんきゅうじょう天体てんたい位置いち計算けいさんするために使つかわれていたとかんがえられている。

種類しゅるい分類ぶんるい

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20世紀せいき後半こうはんのコンピュータをもちいたコンピューティングのオーソドックスで古典こてんてき分類ぶんるいとしては[注釈ちゅうしゃく 2]つぎのものがあった。

そのコンピューティングは様々さまざま方向ほうこう発展はってんし、つぎのようなコンピューティングが登場とうじょうした。

  • ビジネス・コンピューティング(えい: buisiness computing) - ビジネスの経営けいえい運営うんえい役立やくだつコンピュータを開発かいはつしたり、そのようなコンピュータを経営けいえい運営うんえい実際じっさい役立やくだてること。たとえばERPCRMSCMなど[注釈ちゅうしゃく 3]目的もくてきとしたシステムを開発かいはつしたり、それを自社じしゃのビジネスのために使つかうこと。[注釈ちゅうしゃく 4]
  • ヴィジュアルコンピューティングえい: visual computing) - "ヴィジュアルな" つまり視覚しかくてきな(あるいは画像がぞうてき映像えいぞうてきな)処理しょりができるコンピュータを開発かいはつしたり、そのようなコンピュータを使つかうことであり、たとえばコンピュータグラフィックスデジタル画像がぞう処理しょり映像えいぞう処理しょり画像がぞう映像えいぞう認識にんしきen:computer visionようのコンピュータを開発かいはつしたり使つかうことである。
  • リアルタイムコンピューティングえい: real-time computing、RTC) - イベント発生はっせいからシステムが応答おうとうするまでの時間じかんがきわめてみじかくなければならないという制約せいやくこたえるコンピュータ(リアルタイムシステム)を開発かいはつしたり、使用しようすること。
  • ユーティリティコンピューティングえい: utility computing)- コンピュータのリソース(CPUの処理しょり能力のうりょくやストレージ容量ようりょうなど)を、まるで電気でんき/ガス/水道すいどうのように、使用しようしたりょうおうじて変動へんどうするしたがえりょう課金かきん方式ほうしき提供ていきょうすること。
  • 並列へいれつコンピューティングえい: parallel computingおも並列へいれつ計算けいさんやくす)- 複数ふくすうのコンピュータやプロセッサーでひとつのタスク処理しょりおこない、高速こうそくはかること。
  • コンカレント・コンピューティング(えい: concurrent computingおも並行へいこう計算けいさんやくす) - ひとつのプロセッサに複数ふくすうのタスクを存在そんざいさせ、かくタスクに計算けいさんること。タイムシェアリング技術ぎじゅつなどを使つかう。
  • 分散ぶんさんコンピューティングえい: distributed computing)- 複数ふくすうのコンピュータをネットワークをかいして連携れんけいさせて問題もんだい解決かいけつする手法しゅほうであり、複数ふくすうのコンピュータをまるで単一たんいつ強力きょうりょくなコンピュータのように機能きのうさせること。
  • グリッドコンピューティングえい: grid computing) - インターネットなど広域こういきのネットワークでつながっているが地理ちりてきにははなれている計算けいさん資源しげんふくあいてきむすびつけ、ひとつのコンピュータシステムとしてサービスを提供ていきょうする仕組しくみ。
  • モバイルコンピューティング(en:Mobile computing)- はこ可能かのうなコンピュータを開発かいはつしたりそれを使つかうことであり、たとえばノートPCPDAタブレットがたPCスマートフォンなどを開発かいはつしたりユーザとして使つかうこと。
  • ユビキタスコンピューティングえい: ubiquitous computing)- あらゆるモノにコンピュータが内蔵ないぞうされ、いつでも、どこでもコンピュータの支援しえんられるような状態じょうたいにすること。コンピュータがコンピュータとして意識いしきされることなく、とく意識いしきしなくてもいつでもコンピュータが身近みぢかにある状態じょうたいにすること。パロアルト研究所けんきゅうじょのマーク・ワイザーが1988ねん提唱ていしょうしたが、東京大学とうきょうだいがく坂村さかむらけんも1980年代ねんだい前半ぜんはんから同様どうよう概念がいねんである「TRON」構想こうそう提唱ていしょうしていた。
  • グリーンコンピューティングえい: green computing) - 地球ちきゅう環境かんきょうへの負荷ふかちいさいコンピュータやITシステムなどを開発かいはつしたり使用しようすることであり、広義こうぎにはそれにくわえて、ITを活用かつようして地球ちきゅう環境かんきょうへの負荷ふか低減ていげんするみ(たとえばテレワーク、ビデオ会議かいぎ遠隔えんかく授業じゅぎょうなどにより、ひと移動いどうともなうエネルギー浪費ろうひ削減さくげんなど)をあわせてす。
  • クラウドコンピューティングえい: cloud computing) - インターネットなどのネットワークをかいしコンピュータ資源しげんをサービスのかたち提供ていきょうすることや、そのようなサービスをユーザとして使つかうこと。
    • サーバーレス・コンピューティングえい: serverless computing) - クラウド・コンピューティングの実行じっこうモデルのひとつであり、クラウド・プロバイダーがアプリケーションに必要ひつようなマシン・リソースのてを動的どうてき管理かんりし、事前じぜん購入こうにゅうもとづく請求せいきゅうではなく、かくアプリケーション要求ようきゅうたすために使用しようされる個々ここのリソースりょうもとづいて請求せいきゅうおこなうもの。
  • エッジコンピューティングえい: edge computing) - ネットワークのエッジ(端点たんてん)つまり利用りようしゃらのちかくやデータがしょうじる場所ばしょ処理しょり装置そうち分散ぶんさん配置はいちしてデータ処理しょりおこなうこと。
  • フォグコンピューティング(en:fog computing) - データを端末たんまつとクラウドのあいだ端末たんまつちか場所ばしょでミドルウェアにより分散ぶんさん処理しょりすることであり、クラウドへ負担ふたん集中しゅうちゅうすることを回避かいひすること。シスコシステムズがIoT対応たいおうのために提唱ていしょうした概念がいねん由来ゆらいし、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティングと関係かんけいのある手法しゅほうであり、「クラウド(くも)」との位置いち関係かんけいから「フォグ(きり)」と形容けいようされている[5]
  • ハイパフォーマンスコンピューティング (えい: high-performance computing、HPC) - 一般いっぱんてきなコンピューターをはるかにしのぐ速度そくどでデータを処理しょりし、計算けいさん実行じっこうすることであり、また、そのようなソリューション(解決かいけつさく実行じっこう手段しゅだん)を提供ていきょうすること[6]
    • スーパーコンピューティング(えい: supercomputing) - ハイパフォーマンス・コンピューティングの一種いっしゅであり、強力きょうりょくなコンピューターであるスーパーコンピューター使用しようして決定けってい計算けいさんおこない、解決かいけつまでの全体ぜんたい時間じかん短縮たんしゅくすること[7]
  • セマンティックコンピューティングen:semantic computing) - 人間にんげん使つかう「ことば」(自然しぜん言語げんごによる文章ぶんしょう)の意味いみをコンピュータに解析かいせきさせ理解りかいさせ、こう品質ひんしつ精度せいどたか情報じょうほう収集しゅうしゅう情報じょうほう検索けんさく・コンテンツ作成さくせいなどに役立やくだてること。
  • コグニティブコンピューティングえい: cognitive computing)- (人工じんこう知能ちのう混同こんどうされてしまうことがあるが、正確せいかくにはことなっており)コンピュータで人間にんげん知能ちのうわりに判断はんだんさせることを目指めざすのではなく、コンピュータを人間にんげん判断はんだんたすけるために使つかうことである。たとえば、人間にんげん思考しこうプロセスを模倣もほうさせて、(人間にんげんかるような)仮説かせつ生成せいせいすること[注釈ちゅうしゃく 5]などである[8]
  • フィジカルコンピューティングen:physical computing)- コンピュータの周囲しゅうい存在そんざいしているフィジカルな世界せかい実在じつざい世界せかい[注釈ちゅうしゃく 6]相互そうご作用さようできるコンピュータを開発かいはつしたり使用しようすることであり、周囲しゅうい実在じつざい世界せかいセンサるい感知かんちし、アクチュエータるい(モータ、サーボなど)やライトるいなどで実在じつざい世界せかいはたらきかけるようなコンピュータを開発かいはつしたり使用しようすること。(この定義ていぎだと広義こうぎには工場こうじょうないだい規模きぼ生産せいさん制御せいぎょシステムなどもふくまれることになるが、メイカームーブメント文脈ぶんみゃくではフィジカルでもおもSBC利用りようした小規模しょうきぼなシステムの開発かいはつ使用しようしている。)また、そのようなコンピュータを使つかじんとコンピュータがインタラクティブにフィジカルなやりりをしたり、あるいは、そのようなコンピュータをかいしたひと実在じつざい世界せかいあいだ相互そうご作用さよう実現じつげんすること。
  • レトロコンピューティング(en:retrocomputing) - すでにふるくなり骨董こっとうひんてき位置いちづけとなったコンピュータ[注釈ちゅうしゃく 7]使用しようすること。通常つうじょう、レトロコンピューティングは実用じつようてき目的もくてきおこなうものではなく、趣味しゅみとしておこなわれており、レトロコンピューティングのエンスージアストふる希少きしょうになったハードウェアやソフトウェアになつかしさやノスタルジーをかんじてそれを蒐集しゅうしゅうする。

最近さいきん 技術ぎじゅつ進展しんてんがめざましく、はげしい開発かいはつ競争きょうそうおこなわれているコンピューティングとしてはつぎのようなものがある。

  • AIコンピューティング(えい: AI computing) - コンピュータで機械きかい学習がくしゅうなどをおこないAI(人工じんこう知能ちのう)を実現じつげんすること[9]
  • 量子りょうしコンピューティング(en:Quantum computing) - 量子力学りょうしりきがく利用りようしたコンピュータ(量子りょうしコンピュータ、を開発かいはつし、それ)を使つかい、複雑ふくざつ問題もんだい古典こてんてきなコンピューターよりもはや解決かいけつすることであり、コンピューターサイエンス、物理ぶつりがく数学すうがくなどをもちいた学際がくさいてき活動かつどう[10]

その一般いっぱんてきとはえないコンピューティングであって研究けんきゅうかぎられているようなコンピューティングはアンコンベンショナル・コンピューティン(en:unconventional computing)とばれ、「代替だいたいコンピューティング(えい: alternative computing)」ともばれる。たとえばつぎのようなものである。

  • ひかりコンピューティングえい: optical computing) - 現在げんざい一般いっぱんてきなエレクトロニクス方式ほうしきではなく、ひかりしょ原理げんりやその性質せいしつもちいるコンピュータ、ストレージなどを開発かいはつすること。
  • スピントロニクスベースド・コンピューティング(えい: spintronics-based computing )- (現在げんざい一般いっぱんてき電荷でんかによるエレクトロニクスではなく)スピントロニクスつまり電子でんしのスピンを根本こんぽん原理げんりえたコンピュータを開発かいはつすること。
  • モレキュラー・コンピューティング(えい: molecular computing) - モレキュラーすなわち分子ぶんし変化へんか化学かがく変化へんか)を原理げんりとして作動さどうするコンピュータを開発かいはつすること。
  • DNAコンピューティングえい: DNA computing)- DNAデオキシリボ核酸かくさん)を利用りようしてちょう並列へいれつ計算けいさんおこなうコンピュータを開発かいはつすること。

理論りろん

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計算けいさん理論りろん」には、計算けいさん可能かのうせい理論りろんによる「計算けいさん可能かのう」という概念がいねんがある(ただし現実げんじつのコンピュータがおこなっている処理しょりはそれよりもひろ[注釈ちゅうしゃく 8])。

科学かがく

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計算けいさん科学かがく

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computational science

コンピュータ科学かがく

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computer science

コンピュータ科学かがくは、コンピュータおよびコンピューティングにおける科学かがくてきかつ数学すうがくてきなアプローチである[11][12]技術ぎじゅつ工学こうがく側面そくめんもある(情報じょうほう技術ぎじゅつ情報じょうほう工学こうがく)。情報じょうほう科学かがく参照さんしょう

コンピュータ実装じっそう応用おうようについての実践じっせんてき技術ぎじゅつあつか分野ぶんや純粋じゅんすい理論りろんてき分野ぶんやとにけられる。後者こうしゃ理論りろん計算けいさん科学かがく細分さいぶんるいすることもある。たとえば、コンピュータグラフィックスなどはじつ世界せかいでの応用おうようてき側面そくめんつよ前者ぜんしゃであり、情報じょうほう理論りろん計算けいさん理論りろんといった分野ぶんやは(実践じっせんにもひろ応用おうようされるが)基本きほんてきところとしては後者こうしゃがわれられよう。にコンピューティングの実施じっし実装じっそう注力ちゅうりょくする分野ぶんやもある。コンピュータプログラミングそのものの研究けんきゅうではプログラミング言語げんごなどの様々さまざま側面そくめん研究けんきゅうし、ヒューマンマシンインタフェースでは人間にんげんにとってコンピュータを使つかいやすくする方法ほうほう探究たんきゅうなどといったことがテーマとなる。


計算けいさん」に対応たいおうする英語えいごには、 calculationcomputationもある[よう出典しゅってん]が、もしそう英訳えいやくしてしまってはcomputingとはべつ用語ようごとなってしまう。 理論りろんてきには、数学すうがくあるいはコンピュータ科学かがく分野ぶんやである、計算けいさん理論りろんでいう「計算けいさん可能かのう」というかたりすようなひろ範囲はんいが computation である。

関連かんれん項目こうもく

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科学かがく理論りろん

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ハードウェア

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命令めいれいレベルの分類ぶんるい

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メモリ日常にちじょうして、CPUを命令めいれいレベルで性能せいのう向上こうじょうさせる方向ほうこう注目ちゅうもくあつまった。命令めいれいフェッチと実行じっこうのサイクルを高速こうそくする様々さまざま手法しゅほう開発かいはつされた。

人間にんげんてき要素ようそ

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数値すうちデータ

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文字もじデータ

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そののデータ関連かんれん項目こうもく

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専門せんもん団体だんたい

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標準ひょうじゅん団体だんたい

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ なお、コンピューティングに必要ひつようすうてき概念がいねんは、命数めいすうほう登場とうじょうする以前いぜんからあった。
  2. ^ 1960年代ねんだい1970年代ねんだいなどまでは
  3. ^ ほかにも、MISMRPデータウェアハウスSEM商品しょうひんライフサイクルマネジメント、* 地理ちり情報じょうほうシステムEDP会計かいけい経理けいり処理しょり会計かいけいソフト)などもふくみ、広義こうぎにはCADきゃどCAMなどもふくむ。
  4. ^ アメリカではおおくの大学だいがくで「Buisiness Computing」という名称めいしょう学科がっか履修りしゅうコースが開設かいせつされており、このようなコンピュータシステムについてまなびたい学生がくせいかよう。
  5. ^ 人間にんげん理解りかいできるような仮説かせつ生成せいせいし、それを人間にんげん提示ていじし、人間にんげん判断はんだん材料ざいりょうとして提供ていきょうすること
  6. ^ タンジブルな世界せかいともいう。タンジブル(えい: tangible)とは、ひとれてかんじたり、うごかしたりできるような実体じったいがあること。
  7. ^ そのようなコンピュータは英語えいごではヴィンテージ・コンピュータ(en:vintage computer)という。
  8. ^ たとえば、サーバとうばれるプログラムは終了しゅうりょうせずうごつづけるのが基本きほんであるが、そういったものは理論りろんてきには「計算けいさん可能かのう」にふくまれない。

出典しゅってん

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  1. ^ a b The Joint Task Force for Computing Curricula 2005. Computing Curricula 2005: The Overview Report (pdf)
  2. ^ Computing As a Discipline (pdf)
  3. ^ Ifrah, Georges (2001). The Universal History of Computing: From the Abacus to the Quantum Computer. New York, NY: John Wiley & Sons, Inc. ISBN 978-0-471-39671-0.
  4. ^ [2]
  5. ^ [3]
  6. ^ HPE公式こうしきサイト
  7. ^ IBM公式こうしきサイト、、スーパーコンピューティング
  8. ^ Webio, what is cognitive computing?
  9. ^ NVIDIAのサイト
  10. ^ AWS公式こうしきサイト、what is quantum computing?
  11. ^ Denning, Peter J.; Comer, D. E.; Gries, David; Mulder, Michael C.; Tucker, Allen; Turner, A. Joe; Young, Paul R. (1989). “Computing as a discipline”. Communications of the ACM 32 (1): 9–23. doi:10.1145/63238.63239. ISSN 00010782.  "Computer science and engineering is the systematic study of algorithmic processes-their theory, analysis, design, efficiency, implementation, and application-that describe and transform information."
  12. ^ Wegner, P. (13–15 October 1976). "Research paradigms in computer science". Proceedings of the 2nd international Conference on Software Engineering. San Francisco, California, United States: IEEE Computer Society Press, Los Alamitos, CA. Computer science is the study of information structures

外部がいぶリンク

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