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シアン化鉄(II) - Wikipedia コンテンツにスキップ

シアンてつ(II)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘキサシアノてつ(II)さんてつ(II)
モル質量しつりょう 323.643 g/mol
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

ヘキサシアノてつ(II)さんてつ(II)ヘキサシアニドてつ(II)さんてつ(II)えい:Iron(II) hexacyanoferrate(II))、またはフェロシアンてつ(II)えい:Iron(II) ferrocyanide)あるいはシアンてつ(II)えい:Iron(II) cyanide)は、てつシアン化物ばけもの錯体さくたい一種いっしゅである。外観がいかん白色はくしょく固体こたいで、みず不溶ふよう化学かがくしきはFe2[Fe(CN)6]あるいはFe(CN)2あらわされる。

生成せいせい[編集へんしゅう]

青酸せいさんシアン化水素しあんかすいそ)にてつかすとられる。[よう出典しゅってん]

ヘキサシアノてつ(II)さんカリウムてつ(II)イオンの反応はんのうられる白色はくしょく沈殿ちんでん条件じょうけんによってはあお白色はくしょく沈殿ちんでん)はこのヘキサシアノてつ(II)さんてつ(II)である。[1][2][3][4]  

 

性質せいしつ[編集へんしゅう]

空気くうきちゅうでは幾分いくぶん酸化さんかされて青色あおいろ紺青こんじょうみどり白色はくしょく水酸化すいさんかてつ(Ⅱ)しょうずるため沈殿ちんでんあお白色はくしょくとなる。[2]

 

水酸化すいさんかカリウムなどのつよ塩基えんきくわえて加熱かねつすると水酸化すいさんかてつ(Ⅱ)およヘキサシアノてつ(II)さんカリウムひとしのヘキサシアノてつ(II)さんしおしょうずる。[5]

 

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ ヘキサシアノてつ(II)さんてつ(II)”. m.chemicalbook.com. 2021ねん8がつ15にち閲覧えつらん
  2. ^ a b ヘキサシアニドてつ(II)さんてつ(II) - You-iggy”. 2021ねん8がつ15にち閲覧えつらん
  3. ^ 日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)』小学館しょうがくかん、2014ねん 
  4. ^ 『スクエア最新さいしん図説ずせつ化学かがくななていばん第一学習社だいいちがくしゅうしゃ、2019.1.10.。 
  5. ^ 《无机化学かがく丛书》.だいきゅうかん 锰分ぞく 铁系 铂系. 科学かがく出版しゅっぱんしゃ. P171. 氰化铁(II)

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]