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硫酸りゅうさんアンモニウムてつ(II)

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硫酸りゅうさんアンモニウムてつ(II)
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識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 10045-89-3 チェック, (水物みずもの)
7783-85-9 (ろくみず和物あえもの)
PubChem 24863
ChemSpider 23246 チェック
EC番号ばんごう 233-151-8
特性とくせい
化学かがくしき (NH4)2Fe(SO4)2·6H2O
モル質量しつりょう 284.05 g mol−1 (水物みずもの)
392.14 g mol−1 (ろくみず和物あえもの)
危険きけんせい
安全あんぜんデータシート(外部がいぶリンク) Fisher MSDS
おも危険きけんせい 刺激しげきせい (Xi)
Rフレーズ R36/37/38
Sフレーズ S24/25
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

硫酸りゅうさんアンモニウムてつ(II)(りゅうさんアンモニウムてつに、ammonium iron(II) sulfate)またはモールしお(モールえん、Mohr's Salt)は化学かがくしき (NH4)2Fe(SO4)2·6H2O であらわされる無機むき化合かごうぶつである。Fe2+ と NH4+ の2種類しゅるいカチオンふくみ、硫酸りゅうさんてつ(II)硫酸りゅうさんアンモニウムふくしおである。研究けんきゅうしつにおいて頻繁ひんぱんもちいられる試薬しやくである。ほかの硫酸りゅうさんてつしおおなじく、みずけてアクア錯体さくたい英語えいごばん [Fe(H2O)6]2+ をつくる。これは水分すいぶんせいはち面体めんてい方向ほうこうてつ原子げんしはいした構造こうぞう[1]

用途ようと[編集へんしゅう]

硫酸りゅうさんてつ(II)のしおくらべて、硫酸りゅうさんアンモニウムてつ(II)はてつ(III)に酸化さんかされにくいので、分析ぶんせき化学かがくにおいてしずくじょうによくもちいられる。溶液ようえきちゅうでのてつ(II)イオンの酸化さんかのされやすさは pHつよ依存いぞんしていて、pH がたかいほど酸化さんかされやすい。モールしお水溶液すいようえきにおいては、アンモニウムイオンが溶液ようえきをわずかに酸性さんせいにするので、酸化さんかプロセスがこりにくい[1]

モールしおはドイツじん化学かがくしゃであるカール・フリードリヒ・モールにちなんでいる。19世紀せいきかれしずくじょうかんするおおくの重要じゅうよう方法ほうほうろん発展はってんさせた。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語えいご) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語えいごばん. p. [ようページ番号ばんごう]. ISBN 978-0-08-037941-8

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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