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テリジノサウルスうえ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
テリジノサウルスうえ
生息せいそく年代ねんだい: 130–66 Ma
[1]
地質ちしつ時代じだい
はく亜紀あき
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 爬虫つな Reptilia
つな : そうゆみつな Diapsida
下綱しもつな : しゅりゅうがた下綱しもつな Archosauromorpha
上目うわめ : 恐竜きょうりゅう上目うわめ Dinosauria
: りゅうばん Saurischia
: ししあし Theropoda
階級かいきゅうなし : テタヌラるい Tetanurae
階級かいきゅうなし : コエルロサウルスるい Coelurosauria
うえ : テリジノサウルスうえ Therizinosauria
学名がくめい
Therizinosauria
Russel, 1997
シノニム

Segnosauridae Barsbold, 1980
Segnosaurischia Dong, 1987

下位かい分類ぶんるい
本文ほんぶん参照さんしょう

テリジノサウルスうえ Therizinosauroidea (またはテリジノサウリア Therizinosauria、またはセグノサウルス segnosauridae)は、ししあしるいコエルロサウリアぞくするクレードひとつ。テリジノサウルスうえ化石かせきはく亜紀あき前期ぜんきからはく亜紀あき後期こうきモンゴル中国ちゅうごくきたアメリカから発見はっけんされる。オーストラリアも可能かのうせいがある[2]前肢ぜんし頭骨とうこつおよび骨盤こつばんにはマニラプトラとそのししあしるい両方りょうほう類似るいじする多数たすう特徴とくちょうられ、鳥類ちょうるいきんえんである。

名称めいしょう古代こだいギリシャ[3]で「る」を意味いみするtherízeinと「トカゲ」を意味いみするσしぐまαあるふぁῦρος[4]saûros由来ゆらいする。よりふる名称めいしょうであるセグノサウルスるいラテン語らてんごで「にぶい」を意味いみするsegnisσしぐまαあるふぁῦρος由来ゆらいする。

記載きさい

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ベイピアオサウルス生体せいたい復元ふくげん

テリジノサウルスうえ非常ひじょう個性こせいてきで、しばしば特徴とくちょうわせについて混乱こんらんしょうじる。ながくびひろ胴体どうたい後方こうほうび、部分ぶぶんてき癒合ゆごうした独特どくとく坐骨ざこつは、生物せいぶつ学者がくしゃたちにとりばんるい化石かせき特徴とくちょうであるとおもわれていた。テリジノサウルスうえもっとはなやかな特徴とくちょう巨大きょだいつめである。これはテリジノサウルスにおいてやく1mのながさにたっする。ししあしるいではとどかなかった程度ていどまでたっすること可能かのうなほどの、テリジノサウルスうえ前肢ぜんし異常いじょう可動かどう範囲はんいは、かれらがおも植物しょくぶつしょくせいであるというかんがえも支持しじしている。テリジノサウルスうえカリコテリウムるいオオナマケモノ類人猿るいじんえんジャイアントパンダなどののち時代じだい大型おおがた哺乳類ほにゅうるい同様どうよう方法ほうほうで、ながいリーチとつよ湾曲わんきょくしたつめ使用しようしてえだ手繰たぐせ、った可能かのうせいがある[5]

ベイピアオサウルスの皮膚ひふ印象いんしょう原始げんしのコートにおおわれていた様子ようす保存ほぞんしている。ダウンフェザーのような羽毛うもうは、コンプソグナトゥスるいシノサウロプテリクスのものとていて、ながく、単純たんじゅんでディスプレイにもちいられるようなはねじくのようなはねである[6][7]。テリジノサウルスうえからだのサイズは、全長ぜんちょう2.2mのベイピアオサウルス[8]から最大さいだいきゅうししあしるい全長ぜんちょう10m、体重たいじゅう5tと推定すいていされたテリジノサウルスまで幅広はばひろ[9]

研究けんきゅう

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テリジノサウルス前肢ぜんし

テリジノサウルスうえながあいだ複数ふくすうことなる恐竜きょうりゅう分類ぶんるいぐん特徴とくちょうあわこと化石かせき希少きしょうせいからなぞ分類ぶんるいぐんだとおもわれていた。最初さいしょ発見はっけんからすうじゅうねんあいだ系統けいとう関係かんけいめぐ論争ろんそうつづいた[10]。Perle は1979ねんに、セグノサウルス化石かせきおそらくあたらしいグループのしきてきなものであると指摘してきし、暫定ざんていてきししあしるい分類ぶんるいした(従来じゅうらい肉食にくしょく恐竜きょうりゅうとして)。かれはセグノサウルスをしきぞくおよび唯一ゆいいつのメンバーとして、セグノサウルス提唱ていしょうした。かれはセグノサウルス上腕じょうわんこつ末節まっせつこつ形態けいたいちがいから、デイノケイルスおよびテリジノサウルス当時とうじはそれぞれデイノケイルステリジノサウルスのみでられており、両方りょうほうともモンゴルでつかったおおきな前肢ぜんし代表だいひょうされる)と区別くべつした[11]の1979ねん、バルスボルドらはセグノサウルスるいドロマエオサウルスるい骨盤こつばん特徴とくちょうが「本来ほんらいの」ししあしるいのそれと非常ひじょうことなっていること発見はっけんし、おそらくりゅうばんるいない下目しため分類ぶんるい階級かいきゅうで、恐竜きょうりゅうどうランクのみっつの分類ぶんるいぐん(もうひとつはとりばんるい)にけられるべきだとかんがえた[12]

1980ねん、バルスボルドらは、セグノサウルスのみをふくあたらしいししあしるい下目しためをセグノサウリアと命名めいめいした。おな論文ろんぶんちゅうで、かれらはエルリコサウルス (よく保存ほぞんされた頭骨とうこつ部分ぶぶん骨格こっかくられる) を暫定ざんていてきにセグノサウルスなした。また不定ふていのセグノサウリアの部分ぶぶんてき骨盤こつばん記載きさいした。それらは両方りょうほうともセグノサウルスとおな地層ちそうから発見はっけんされたものである。わせて、標本ひょうほんはセグノサウリアにかんする比較的ひかくてき完全かんぜんなデータを提供ていきょうした。かれらは、後方こうほういた恥骨ちこつほそした顎骨がっこつ、およびあご前部ぜんぶがないことによってまとめられた。バルスボルドらは、かれらの特徴とくちょう一部いちぶ鳥類ちょうるいりゅうあしるい特徴とくちょうているが、それらは外面がいめんてきなものであり、くわしく検証けんしょうすべきであるとした。セグノサウリアはししあしるいとはおそらく比較的ひかくてき早期そうき分岐ぶんきしたため本質ほんしつてきことなっていることからあたらしい下目しため根拠こんきょとなったが、ししあしるいとの類似るいじせいしめした。エルリコサウルスの標本ひょうほん骨盤こつばんいていたことから、著者ちょしゃはそれがセグノサウリアとは断定だんていできなかった。 エルリコサウルスはべつ分類ぶんるいぐん一部いちぶである可能かのうせいかんがえられた[13]。エルリコサウルスは化石かせき不完全ふかんぜんであるため、セグノサウルスと直接ちょくせつ比較ひかくすることは困難こんなんだったが、Perleは1981ねんべつ分類ぶんるいぐんける理由りゆうはないとべた[14]

1982ねん、Perleはセグノサウルスの前肢ぜんし断片だんぺんせき報告ほうこくし、テリジノサウルスとして記載きさいした。 それらはテリジノサウルスとほぼおなじロケーションで発見はっけんされた。かれはテリジノサウルス、デイノケイルス、そしてセグノサウルスすべ発達はったつした前肢ぜんしつことを指摘してきし、これらを同一どういつ分類ぶんるいぐんさい分類ぶんるいした。セグノサウルスとテリジノサウルスはとくており、デイノケイルスのぞいてかれらは同一どういつぞくすると示唆しさされた(今日きょう、デイノケイルスはオルニトミモサウリア内包ないほうされている)[15][16]。バルスボルドは1983ねんにセグノサウルスのセグノサウルスとエルリコサウルスを存置そんちし、セグノサウリアない独自どくじであるエニグモサウルスぞくしていた不定ふていのセグノサウルスるい骨盤こつばんもとづいてしんぞくエニグモサウルス命名めいめいした。 エルリコサウルスの骨盤こつばん構造こうぞう不明ふめいであったが、エルリコサウルスとセグノサウルスがてん非常ひじょうており、エニグモサウルスの骨盤こつばんはセグノサウルスのそれとはおおきくことなっているため、エニグモサウルスの骨盤こつばんがそれにぞくしている可能かのうせいひくいとバルスボルドはかんがえた。

バルスボルドは、セグノサウルス典型てんけいてきししあしるい比較ひかくして非常ひじょう特異とくいであるため、ししあしるい進化しんか非常ひじょうおおきな逸脱いつだつがあり、セグノサウルスししあしるいの「境界きょうかい」をえてったとなしたが、ししあしるいない存置そんちすることを選択せんたくした[17]。1983ねん後半こうはん、バルスボルドはセグノサウルスの骨盤こつばんししあしるい標準ひょうじゅんからおおきくはずれているとべ、ちょうこつ構成こうせい一般いっぱんてきりゅうあしるい構成こうせい類似るいじしていることを発見はっけんした[18]

原始げんしてきりゅうあしがたるいのように四足しそく歩行ほこうするエルリコサウルスの復元ふくげん

生物せいぶつ学者がくしゃグレゴリー・ポールは、1984ねんに、セグノサウルスはししあしるい特徴とくちょうたず、とりあしるい同様どうよう適応てきおうたし後期こうきはく亜紀あきまで生存せいぞんした原始げんしてきりゅうあしがたるいであると結論けつろんけた。かれは、鼻骨びこつしも顎骨がっこつ後肢あとあし形態けいたいりゅうあしるいており、頬骨ほおぼね口蓋こうがい恥骨ちこつあしこつとりばんるいていること、そのてん初期しょき恐竜きょうりゅうていることを発見はっけんした。かれは、とりばんるいりゅうあしるいから派生はせいしたものであり、セグノサウルスはこの遷移せんいなかあいだてき生物せいぶつ末裔まつえいであり、おそらくさんじょうあいだ分岐ぶんきしたと提唱ていしょうした。このように、ポールはセグノサウルスが植物しょくぶつしょく恐竜きょうりゅうであり、哺乳類ほにゅうるいにおけるたんあなるいのような存在そんざいであるとかんがえた。かれは、セグノサウリアがししあしるい由来ゆらいする可能かのうせいがあること、またはセグノサウリア、りゅうあしるい、およびとりばんるいがそれぞれ独立どくりつして初期しょき恐竜きょうりゅう由来ゆらいする可能かのうせい除外じょがいはしなかったが、その可能かのうせいひくいとかんがえた。このかんがえは恐竜きょうりゅうたん系統けいとう自然しぜん分類ぶんるいぐん)であるという一般いっぱんてき前提ぜんていもとづいている(当時とうじなんにんかの生物せいぶつ学者がくしゃはさまざまなグループが独立どくりつしてふねるいから派生はせいした系統けいとうぐんであるとかんがえていた)[19]。1985ねん生物せいぶつ学者がくしゃデビッド・ノーマンは、ポールのかんがえには議論ぎろん余地よちがあり、「おおくの議論ぎろんこす」( "bound to provoke much argument" )とべた[20]。1988ねん、ポールは、セグノサウルスはとりばんるいりゅうあしるいとお末裔まつえい主張しゅちょうし、テリジノサウルスのセグノサウルスてきアイデンティティを提唱ていしょうした。かれはまた、1985ねん生物せいぶつ学者がくしゃロバート・バッカーがすべての植物しょくぶつしょく恐竜きょうりゅう内包ないほうするために設立せつりつした上目うわめ フィトディノサウリアうちにセグノサウリアを配置はいちした[21]りゅうばんるい相互そうご関係かんけいかんする1986ねん研究けんきゅうで、生物せいぶつ学者がくしゃジャック・ゴーティエは、セグノサウリアがりゅうあしるいであると結論けつろんけた。かれとりばんるいししあしるいとの類似るいじてんみとめたが、これらの特徴とくちょう独立どくりつして進化しんかしたと提唱ていしょうした[22]りゅうあしがたるい系統けいとう関係かんけいかんする1989ねん会議かいぎ抄録しょうろくでは、生物せいぶつ学者がくしゃポール・セレノは、頭骨とうこつ特徴とくちょうもとづいて、りゅうあしるいとしてのセグノサウルスも検討けんとうした [23]

アラシャサウルス復元ふくげん骨格こっかく

1990ねんのレビュー記事きじで、バルスボルドと生物せいぶつ学者がくしゃテレサ・マリヤンスカは、セグノサウリアはりゅうあしがたるいししあしるいあいだ解決かいけつ位置いちにある、おそらく前者ぜんしゃちかめずらしい独特どくとくなグループであると発見はっけんした。したがって、かれらはそれらを Saurischia sedis mutabilis りゅうばんるい変更へんこうされる可能かのうせいのある位置いち」)としてリストした。 かれらは1982ねんにテリジノサウルスにてられた後肢あとあしがセグノサウルスであることに同意どういしたが、テリジノサウルス自体じたいがセグノサウルスであるということは、テリジノサウルスが前肢ぜんしからしかられていないため考慮こうりょしなかった[24]。 1993ねん生物せいぶつ学者がくしゃデール・ラッセルただしえだあきら中国ちゅうごくしんぞくアラシャサウルス記載きさいした。当時とうじのその地域ちいきもっと完全かんぜん大型おおがたじゅうあしるい標本ひょうほんであった。 いくつかのてんりゅうあしるいていたが、手足てあし細部さいぶはテリジノサウルスとセグノサウルスにリンクした。それは前肢ぜんし後肢あとあし両方りょうほう保存ほぞんしているため、アラシャサウルスは、Perle によるセグノサウルス後肢あとあしのテリジノサウルスへのてがおそらくただしいことをしめした。ラッセルとただしはこれにより、セグノサウルスはテリジノサウルスうえジュニアシノニムであると結論けつろんづけた(セグノサウルスに先取せんしゅけんがあった)。アラシャサウルスはこれまででもっと完全かんぜんられたどうグループの代表だいひょうかくであり、タクサのより詳細しょうさい情報じょうほう提供ていきょうする。かれらはまた、あたらしい上位じょうい分類ぶんるいテリジノサウルスうえを、アラシャサウルスとテリジノサウルスふくめるものとして命名めいめいした(アラシャサウルスはテリジノサウルスとは多少たしょうことなるため)。テリジノサウルスししあしるいのタクサ、テタヌラるい位置付いちづけられた。 テリジノサウルスうえはオルニトミムス、トロオドン、そしてオヴィラプトルきんえんであるとかんがえた。それらはともオヴィラプトロサウリア内包ないほうされた(マニラプトラ発見はっけんされたため、これらの従来じゅうらいのグループ無効むこうになった。当時とうじししあしるい上位じょうい分類ぶんるい流動的りゅうどうてきだった)[25][26]

セグノサウルスとテリジノサウルスうえのシノニムは、 Perle 自身じしんも1994ねんのエルリコサウルスの頭骨とうこつさい記載きさいなかみとめ、テリジノサウルスうえ現生げんなま鳥類ちょうるいふくむマニラプトラのししあしるいかんがえられた。かれらはまた、以前いぜんのテリジノサウルスうえとりばんるい仮説かせつりゅうあしるい仮説かせつ妥当だとうせいについてろんじ、様々さまざま欠点けってんしめした[27]。1995ねん生物せいぶつ学者がくしゃレヴ・アレクサンドロビッチ・ネソフはテリジノサウルスうえりゅうあしるいである可能かのうせい否定ひていし、あきらかにりゅうばんるいふくまれるとかんがえた[28] 。1996ねん生物せいぶつ学者がくしゃトーマス・ホルツはコエルロサウリアの系統けいとう解析かいせきで、テリジノサウルスうえとオヴィラプトロサウルスるいたん系統けいとうくびれること発見はっけんした[29]。1999ねん生物せいぶつ学者がくしゃじょほしらは中国ちゅうごく小型こがたテリジノサウルスうえ、ベイピアオサウルスを記載きさいした。 これにより、このグループはコエルロサウリアにぞくし、りゅうあしるいとの類似るいじせい独自どくじ進化しんかしたこと確実かくじつとなった。かれらは、テリジノサウルスるい系統けいとう関係かんけいしめ最初さいしょクラドグラム発表はっぴょうし、ベイピアオサウルスがよりおおくの基盤きばんてきししあしるいりゅうあしるい、およびテリジノサウルスうえ特徴とくちょうっていることをしめした[30]

21世紀せいき初頭しょとう、よりおおくのテリジノサウルスうえのタクサが発見はっけんされた。それにはアジア以外いがい発見はっけんされたものもふくんでいる。それらはグループの初期しょき進化しんか理解りかいするのに役立やくだ発見はっけんだった。テリジノサウルスうえはもはやめずらしいとも奇抜きばつともなされない。かれらは以前いぜんかんがえられていたよりも多様たような、マニラプトラのししあしるいいちぐんとして一般いっぱんてきれられた[31][32][33]。 テリジノサウルスうえのマニラプトラないでの位置付いちづけは不明瞭ふめいりょうである。2017ねん生物せいぶつ学者がくしゃアラン・ターナーらは、オヴィラプトロサウルスるいとグループ出来できこと発見はっけんした。ザンノらは2009ねんはマニラプトラのさい基盤きばんであり、オルニトミモサウリアとアルヴァレスサウルス包囲ほういされるとなした[34][35]化石かせき標本ひょうほんおお付加ふかされたにもかかわらず、グループない系統けいとう関係かんけいは、2010ねんにザンノがテリジノサウルスうえもっと詳細しょうさい系統けいとう解析かいせきおこなうまで不確ふたしかだった。彼女かのじょは、グループない系統けいとう関係かんけいあきらかにするためのさい重要じゅうよう障害しょうがいとして、アクセス不能ふのう損傷そんしょう、ホロタイプの潜在せんざいてき損失そんしつ断片だんぺんてきすぎる頭骨とうこつ、および重複じゅうふくする要素ようそがほとんどない断片だんぺん標本ひょうほんなどをげた[36]

21st century in paleontology20th century in paleontology19th century in paleontology2090s in paleontology2080s in paleontology2070s in paleontology2060s in paleontology2050s in paleontology2040s in paleontology2030s in paleontology2020s in paleontology2010s in paleontology2000s in paleontology1990s in paleontology1980s in paleontology1970s in paleontology1960s in paleontology1950s in paleontology1940s in paleontology1930s in paleontology1920s in paleontology1910s in paleontology1900s in paleontology1890s in paleontology1880s in paleontology1870s in paleontology1860s in paleontology1850s in paleontology1840s in paleontology1830s in paleontology1820s in paleontologyNothronychusTherizinosaurusEnigmosaurusSuzhousaurusErlikosaurusSegnosaurusNeimongosaurusNanshiungosaurusErliansaurusAlxasaurusBeipiaosaurusJianchangosaurusFalcarius21st century in paleontology20th century in paleontology19th century in paleontology2090s in paleontology2080s in paleontology2070s in paleontology2060s in paleontology2050s in paleontology2040s in paleontology2030s in paleontology2020s in paleontology2010s in paleontology2000s in paleontology1990s in paleontology1980s in paleontology1970s in paleontology1960s in paleontology1950s in paleontology1940s in paleontology1930s in paleontology1920s in paleontology1910s in paleontology1900s in paleontology1890s in paleontology1880s in paleontology1870s in paleontology1860s in paleontology1850s in paleontology1840s in paleontology1830s in paleontology1820s in paleontology

系統けいとう

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サイズ比較ひかく骨格こっかく

分類ぶんるいがく

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バルスボルドとペルルはししあしうえひとつとしてセグノサウリアを命名めいめいした[37]ただしえだあきらはさらにすすんで、独自どくじ分類ぶんるい階級かいきゅう、セグノサウルス提唱ていしょうした。このは、セグノサウルスがししあしるいない特殊とくしゅなグループであることかって以来いらい棄却ききゃくされている。クラークらは2004ねんにセグノサウルスをテリジノサウルスうえのシノニムとなした。

テリジノサウルスうえは1954ねんにマレーエフによって、巨大きょだい風変ふうがわりなししあしるいテリジノサウルスのみを内包ないほうするものとして設立せつりつされた。テリジノサウルスうえ系統けいとう発生はっせい研究けんきゅうにおけるセグノサウリアというふる名称めいしょうわってもちいられるようになり、これらの動物どうぶつりゅうあしるいきんえんしゅであるといういまではしんじられていないかんがえの関係かんけいから、ふたつのグループをふく系統けいとうがくてき定義ていぎあたえられた。

以下いかぞく一覧いちらんは2010ねんのザンノにもとづく[36]

分岐ぶんきがく

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ことなるぞく腰骨こしぼね

クレードテリジノサウリアは1997ねんデール・ラッセルによって、アラシャサウルス、エニグモサウルス、エルリコサウルス、ナンシュンゴサウルス、セグノサウルス、テリジノサウルス、そしてそれらにオヴィラプトロサウリア、オルニトミモサウリア、トロオドンるいよりもきんえんなタクサを内包ないほうするものとして最初さいしょ記載きさいされた[39]

以前いぜん系統けいとうがくてき定義ていぎのないタクサとして名前なまえけられたテリジノサウルスうえは、2001ねんちょうによってとりよりもテリジノサウルスにきんえんなすべてのししあしるいふくむクレード(まだクレードとして定義ていぎされていないふる学名がくめいだったセグノサウリアを効果こうかてきえた)としてはじめて定義ていぎされた。

ただしこの定義ていぎでは、既存きそんのテリジノサウリアとおな範囲はんい定義ていぎしている。代替だいたい定義ていぎは2004ねんにクラークによってあたえられた。それはファルカリウス(ファルカリウスがテリジノサウルスとベイピアオサウルスの共通きょうつう祖先そせん仮定かてい)およびそのすべての子孫しそんというもので、これならすべてのテリジノサウルスるいふくむよりおおきなグループにたいして、テリジノサウリアという使用しようつづけることができる。この定義ていぎはマリヤンスカ、バルスボルド、ザンノらにも支持しじされた[36][39][40][41]。 ただしそののセンター(2007、2012)らのほか研究けんきゅうでは、テリジノサウルスるい包括ほうかつてきなグループとしてテリジノサウルスうえもちいられつづけられている [42]

以下いかのクラドグラムは2007ねんのフィル・センターにもとづく[42]

テリジノサウルスうえ

ファルカリウス

命名めいめい

ベイピアオサウルス

命名めいめい

アラシャサウルス

unnamed

ナンシュンゴサウルス

テリジノサウルス

エルリアンサウルス

ノトロニクス

unnamed

ネイモンゴサウルス

unnamed

セグノサウルス

unnamed

エルリコサウルス

テリジノサウルス

以下いかのクラドグラムは2010ねんのリンジー・ザンノによるテリジノサウリアの系統けいとう解析かいせきもとづく[36]

テリジノサウリア

ファルカリウス

テリジノサウルスうえ

ベイピアオサウルス

unnamed

アラシャサウルス

unnamed

エルリアンサウルス

unnamed

ネイモンゴサウルス

unnamed

エニグモサウルス

unnamed

スジョウサウルス

テリジノサウルス

ナンシュンゴサウルス

セグノサウルス

エルリコサウルス

テリジノサウルス

ノトロニクス

ノトロニクス・マッキンレイ

ノトロニクス・グラッファミ

以下いかのクラドグラムは2012ねんのフィル・センターらの系統けいとう解析かいせきもとづく[43]

テリジノサウルスうえ

ファルカリウス

ベイピアオサウルス

マルタラプトル

アラシャサウルス

テリジノサウルス

ナンシュンゴサウルス

スジョウサウルス

ノトロニクス

セグノサウルス

ネイモンゴサウルス

エルリアンサウルス

エルリコサウルス

テリジノサウルス

以下いかのクラドグラムは Hanyong Pu らによる2013ねんのテリジノサウリアの系統けいとう解析かいせきもとづく[44]

テリジノサウリア

ファルカリウス

unnamed

ジャンチャンゴサウルス

テリジノサウルスうえ

ベイピアオサウルス

unnamed

アラシャサウルス

テリジノサウルス

エルリアンサウルス

ナンシュンゴサウルス

ネイモンゴサウルス

セグノサウルス

エルリコサウルス

スジョウサウルス

エニグモサウルス

テリジノサウルス

ノトロニクス・マッキンレイ

ノトロニクス・グラッファミ

引用いんよう脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ Xu, X., Zhao, X., & Clark, J. (2001). A New Therizinosaur from the Lower Jurassic Lower Lufeng Formation of Yunnan, China. Journal of Vertebrate Paleontology, 21(3): 477-483.
  2. ^ http://theropoddatabase.com/Therizinosauroidea.htm
  3. ^ θερίζω. Liddell, Henry George; Scott, Robert; A Greek–English Lexicon at the Perseus Project
  4. ^ σαύρα. Liddell, Henry George; Scott, Robert; A Greek–English Lexicon at the Perseus Project
  5. ^ * Burch, S. (2006). "The range of motion of the glenohumeral joint of the therizinosaur Neimongosaurus yangi (Dinosauria: Theropoda)." Chicago Biological Investigator, 3(2): 20. (Abstract).
  6. ^ Xu, X.; Tang, Z-L.; Wang, X-L. (1999). “A therizinosauroid dinosaur with integumentary structures from China”. Nature 399 (6734): 350–354. Bibcode1999Natur.399..350X. doi:10.1038/20670. 
  7. ^ Xu X., Zheng X.-t. and You, H.-l. (2009). "A new feather type in a nonavian theropod and the early evolution of feathers." Proceedings of the National Academy of Sciences (Philadelphia), . doi:10.1073/pnas.0810055106 PMID 19139401
  8. ^ Xu, X.; Tang, Z-L.; Wang, X-L. (1999). “A therizinosauroid dinosaur with integumentary structures from China”. Nature 399 (6734): 350–354. Bibcode1999Natur.399..350X. doi:10.1038/20670. 
  9. ^ Paul, G.S., 2010, The Princeton Field Guide to Dinosaurs, Princeton University Press p. 160
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