ネパールの国旗こっき

ネパールの国旗こっき

用途ようと及および属性ぞくせい	?
縦横じゅうおう比ひ	以下いかを参照さんしょう
制定せいてい日び	1962年ねん12月16日にち
使用しよう色しょく	青あお 真紅しんく 白しろ

ネパールの国旗こっき（ネパールのこっき）は、ネパール王国おうこくの王家おうけと宰相さいしょう家かが使用しようしていた2つの三角さんかく旗はたを組くみ合あわせて簡略かんりゃく化かしたことに由来ゆらいしている。世界せかいで唯一ゆいいつ、四角形しかっけいでない国旗こっきである。

国旗こっきの真紅しんくは、ネパールの国花こっかであるシャクナゲの色いろであり、ネパールのナショナルカラーでもある。また、赤あかは国民こくみんの勇敢ゆうかんさを、縁取へりとりの青あおは平和へいわを、それぞれ意味いみしている。2つの三角形さんかっけいはヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃくの山並やまなみを象かたどるとともに二に大だい宗教しゅうきょうであるヒンドゥー教きょうと仏教ぶっきょうを意味いみしており、月つきと太陽たいようはこの国くにが月つきや太陽たいようと同おなじように持続じぞくし発展はってんするようにという願ねがいが込こめられている。

歴史れきし

三角さんかく旗きという形状けいじょうや、三日月みかづきや太陽たいようのデザインは、ヒンドゥー教きょうの旗はたとしてはよく見みられるものである。かつては、月つきと太陽たいようの中なかには人ひとの顔かおが描えがかれていた。

ネパール王国おうこく（ゴルカ朝あさ）は、1768年ねんに全国ぜんこくを統一とういつしたシャハ家かが王位おういを継承けいしょうしたが、19世紀せいき半なかば以降いこう20世紀せいき半なかばまでラナ家かが宰相さいしょう職しょくを世襲せしゅうし、実質じっしつ的てきにネパールを支配しはいした。もともと三日月みかづきはシャハ家か（王家おうけ）を、太陽たいようはラナ家か（宰相さいしょう家か）を意味いみしており、単独たんどくの三角さんかく旗きとしてはそれぞれ約やく200年ねんにわたって使用しようされていた。ラナ家かが実権じっけんを握にぎった19世紀せいき以来いらい、ネパール王国おうこくの旗はたとして両家りょうけの旗はたを重かさねた二に重じゅう三角さんかく旗きが使つかわれるようになった。

1951年ねんのトリブバン国王こくおうによるシャハ家かの王政おうせい復古ふっこ、1960年ねんのマヘンドラ国王こくおうによる「国王こくおうのクーデター」を経へて、1962年ねん12月16日にちに現行げんこうの国旗こっきが制定せいていされた。月つきと太陽たいようの顔かお（目め、鼻はな、口くちなど）は、この時ときに取とり除のぞかれている（なお、顔かおのある太陽たいようと月つきは国王こくおう旗きには残のこっていた）。

携帯けいたい電話でんわやFacebookなどのウェブサイトで利用りよう可能かのうな絵文字えもじにおいては、右側みぎがわに余白よはくを設もうけて長方形ちょうほうけいにしてあるものがあり、リオデジャネイロオリンピックでは、この様式ようしきにした旗はたが閉会へいかい式しきで用もちいられた。

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  ^?ネパール王国おうこくの国旗こっき（19世紀せいき - 1962年ねん）
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  ^? ムスタン王国おうこくの旗はた
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  時折ときおり用もちいられる、右側みぎがわに余白よはくを設もうけて長方形ちょうほうけいにした国旗こっき

国旗こっきのレイアウト

レイアウトの全体ぜんたい像ぞう

ネパールの国旗こっきに関かんする正確せいかくな幾何きか学がく的てき記述きじゅつは、1990年ねん11月9日にちに採択さいたくされた従来じゅうらいのネパール王国おうこく憲法けんぽうの別表べっぴょう1や、2015年ねん9月がつ20日はつかに採択さいたくされたネパール憲法けんぽうの別表べっぴょう1に明示めいじされている。

アスペクト比ひ

法ほうに基もとづいて国旗こっきを作成さくせいしたとき、横よこの最長さいちょうの長ながさと縦たての長ながさとのアスペクト比ひは、

$1:{\frac {6136891429688-306253616715{\sqrt {2}}-{\sqrt {118-48{\sqrt {2}}}}\left(934861968+20332617192{\sqrt {2}}\right)}{4506606337686}}$ ≈ 1:1.21901033…（オンライン整数せいすう列れつ大だい辞典じてんの数列すうれつ A230582）

となり、無理むり数すうを含ふくむ。

後こう項こうは、四よん次じ多項式たこうしき

$243356742235044r^{4}-1325568548812608r^{3}+2700899847521244r^{2}-2439951444086880r+824634725389225$

の最小さいしょうの根ねである。

これは、真紅しんくの部分ぶぶんを作図さくずした後のち、それを青あおの縁えんで囲かこむことに起因きいんするものである。真紅しんくの部分ぶぶんに長方形ちょうほうけいを外接がいせつさせると、そのアスペクト比ひは、3:4（= 1:1.333…）と有理数ゆうりすうの比ひになる。

関連かんれん項目こうもく

• 国旗こっきの一覧いちらん
• ネパールの国くに章あきら