ハルク (マーベル・コミック)

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Bruce Banner
Hulk
ハルクのぞう
出版しゅっぱん情報じょうほう
出版しゅっぱんしゃマーベル・コミック
はつ登場とうじょうインクレディブル・ハルク』#1(1962ねん5がつ
クリエイタースタン・リー
ジャック・カービー
作中さくちゅう情報じょうほう
本名ほんみょうロバート・ブルース・バナー
所属しょぞくチームアベンジャーズ
ディフェンダーズ
ホースマン・オブ・アポカリプス
ファンタスティック・フォー
パンテオン
ウォーバウンド
S.M.A.S.H.
シークレットアベンジャーズ
パートナーシー・ハルク
著名ちょめい別名べつめいジョー・フィクジット
ワールド・ブレイカー
デビル・ハルク
ドック・グリーン
ギルト・ハルク
ウォー・ハルク
グリーン・ゴライアス
インクレディブル・ハルク
ボブ・バナー
デビッド・バナー
デビッド・ビクスビー
ボブ・ダナー
ブルース・ジョーンズ
ブルース・ロバーツ
ブルース・ブレイン
ジェイド・ジョーズ
オール・グリーンスキン
能力のうりょくブルース・バナー/ドック・グリーンとして:
  • 天才てんさいレベルの知性ちせい
  • 熟練じゅくれんした科学かがくしゃおよびエンジニア

ハルク/ジョー・フィクジットとして:

  • ちょう人的じんてきつよさ、スピード、スタミナ、耐久たいきゅうせい
  • いかりによるエンパワーメント
  • 治癒ちゆ再生さいせい能力のうりょく
  • 衝撃波しょうげきは発生はっせい
  • ガンマ線がんません放出ほうしゅつ操作そうさ

ハルクえい: The Hulk)、または超人ちょうじんハルク(ちょうじんハルク、えい: The Incredible Hulk)は、マーベル・コミック刊行かんこうアメリカン・コミック(アメコミ)に登場とうじょうする架空かくうスーパーヒーロー。ハルクのキャラクターは、スタン・リージャック・カービーによりされ、1962ねん5月のマーベル・コミック『The Incredible Hulk vol. 1, #1』ではつ登場とうじょうした[1]

漫画まんがのキャラクターとしてははじめてろう人形にんぎょうかんマダム・タッソーかんへの展示てんじたし、プロレスラーハルク・ホーガンリングネーム由来ゆらいになるなど[2]かれはマーベル・コミックのもっともられたスーパーヒーローの一人ひとりとなっている。

“Hulk” は英語えいごで「はいせん残骸ざんがい」や「非常ひじょうおおきなものひと」を意味いみする。

概要がいよう[編集へんしゅう]

天才てんさいてき物理ぶつり学者がくしゃであるロバート・ブルース・バナーは、新型しんがたばくだんガンマ・ボムの実験じっけんちゅう実験じっけんじょうまよんできた少年しょうねんたすけ、大量たいりょうガンマ線がんませんびてしまう。

致死ちしりょうガンマ線がんませんびたはずが生還せいかんしたバナー。しかし、バナーのからだにある変化へんかきていた。いかりやにくしみなど、まけ感情かんじょうこうぶりによって、緑色みどりいろはだ人間にんげんばなれした怪力かいりききょじん「ハルク」に変身へんしんする体質たいしつとなってしまっていたのだ。なにもしなければおとなしいバナーは、すこしでも危害きがいくわえられるといかりにまかせてハルクとしてあばれまわり、圧倒的あっとうてきなパワーでありとあらゆるもの破壊はかいしてしまう。

その圧倒的あっとうてき破壊はかいりょく危険きけんしたぐん上層じょうそうは、ハルク/バナーをものとすること決定けっていする。

国家こっか権力けんりょくからいのちねらわれることになったバナーは、もとからだもど方法ほうほう模索もさくするため、なによりきるために逃亡とうぼう生活せいかつおくることになる。

ロキの陰謀いんぼうめようとハルクに変身へんしんし、暴走ぼうそうしていたところをのヒーローたちにいさめられたのがアベンジャーズ結成けっせいのきっかけとなった。そのためアベンジャーズの創立そうりつメンバーとしてもられ、2012ねん映画えいがばんにもヒーローの一人ひとりとして参加さんかしているが、原作げんさくではチーム結成けっせいつぎごうみずからの能力のうりょくとそれからくるメンバーの不信ふしんかんからチームを脱退だったいしている。

1962ねんに『The Incredible Hulk #1』ではつ登場とうじょうたす。当初とうしょはだ灰色はいいろだったが、「印刷いんさつうつりがわるい」との理由りゆうから次号じごうからみどり変更へんこう[3]。しかし、人気にんきかんばしくく1963ねん発行はっこうの6ごう休刊きゅうかん翌年よくねんのアベンジャーズ結成けっせい脱退だったい散発さんぱつてき発刊はっかんしながら人気にんき徐々じょじょ回復かいふく。1967ねん復刊ふっかんたす。1977ねん放映ほうえいのドラマばんは、だい5シリーズまでつづくヒットさくとなった。[4]現在げんざいいたるまで、グリーン、グレー、ブルー、イエロー(アースTRN843)、レッド、ポルカドット(水玉みずたま、アース93342)などのカラーリングが登場とうじょうしている。

ブルース・バナーやシーハルクやアマデウス・チョウ(英語えいごばん)、ベティー・ロス(レッドシーハルク、ハーピー、エージェントS-3)やサディアス・ロス(レッドハルク)やロバート・マーヴェリック(レッドハルク)以外いがいにも「ハルク」になったキャラクターはモブキャラクターふくめて非常ひじょう多数たすう存在そんざいし、スパイダーマンマイティ・ソーデッドプール(ハルクプール)やキャプテン・アメリカバッキー・バーンズがなった歴史れきし)やウルヴァリンなどのヒーローが一時いちじてきにハルクしたり、別世界べっせかいせんではアイアンマンがアイアンハルクになったり(シーハルクの別名べつめいひとつとはべつ)、サンドマンしたハルク(アース71612)などの事例じれいもある。アース13159の世界せかいせんのエリザベス・ロス(アース616のベティー・ロスに該当がいとう)、アース70105の世界せかいせんピーター・パーカー(アース616にも存在そんざいするスパイダー・ハルクやアース19919のスパイダーマンやリザードの能力のうりょくつブルースとはべつ)、アース71612のジャネット・ヴァン・ダイン、グリーン・ハム(スパイダーハムがマルチバースを彷徨ほうこうさい目撃もくげき、アース7840のインクレディブル・ホグとはべつ)、複数ふくすう類人猿るいじんえん(ブルース・バナナー/Huhr、アース8101やアースTRN257)やウサギ(ハルク・バニー、ハルク・ヘアー)たちがハルクした世界せかいなども存在そんざいする。

アース616でも、マイティ・ソー崇拝すうはいしていたバイキングの Bodolf は、ガンマ線がんませんびていないがハルクと原理げんりでバーサーカーしていたとされる。トロール部族ぶぞくのリーダーである Greenskyn Smashtroll はアース616に由来ゆらいする世界せかい住人じゅうにんだが人間にんげん出身しゅっしんではないハルクの一人ひとりである。アース928のジョン・アイゼンハートのように、ブルース・バナーではない別人べつじんがハルクになった世界せかいせんもある。

シェンムー(英語えいごばん)やマエストロ(英語えいごばん)、インファーナル・ハルク(アース11638、ブルースがドクター・ストレンジ立場たちば就任しゅうにん魔術まじゅつでハルクを強制きょうせい分離ぶんりさせ、そのハルクが地獄じごくでヴィランになった姿すがた)、ポイズンハルク、サイボーグやロボットのハルクたちなど、ハルクしたりハルクの影響えいきょうけているヴィランもすくなくない。

能力のうりょく[編集へんしゅう]

マーベルヒーローでも屈指くっし筋力きんりょく(限界げんかいがほとんどないとされたり次元じげん物理ぶつり法則ほうそく突破とっぱすることもある[1])をつ。暴走ぼうそうしてしまった場合ばあい、ヒーロー1にんではほとんどの場合ばあいめることは不可能ふかのうで、1チーム単位たんいでかからなければおおくの場合ばあい太刀打たちうちできない。そのバナーは、ハルクへの変身へんしん暴走ぼうそう克服こくふくし、理性りせいによってそのパワーをある程度ていど制御せいぎょできるようになっている。筋力きんりょく持久じきゅうりょく肺活量はいかつりょうなどすべての物理ぶつりてき身体しんたい能力のうりょく想像そうぞうぜっするほど強大きょうだいなものであるが、媒体ばいたいによってパワーの限度げんどことなる。おこればおこるほどそのパワーは強力きょうりょくになる。強大きょうだい筋力きんりょく敏捷びんしょうせいあたえ、至近しきん距離きょりから発射はっしゃされたミサイルや銃弾じゅうだん迫撃はくげきほうなどをつかんだりけたり、クイックシルバーシルバーサーファーとの戦闘せんとう可能かのうにしている。いちのジャンプでやく1000マイル/1610キロメートルをび(コミックスではほとんど飛行ひこうをしているよう描写びょうしゃられ、飛行ひこう能力のうりょくたないことをおぎなっている)、およ速度そくどは80ノット/時速じそく150キロメートルにたっしている[5]

純粋じゅんすい身体しんたい能力のうりょくだけでなく、多少たしょう怪我けがをものともしない耐久たいきゅうりょく回復かいふくりょく[1]、「サンダークラップ」とばれる両手りょうてによって衝撃波しょうげきは発生はっせいさせる攻撃こうげき有名ゆうめいであるほかくちからつよいきいて攻撃こうげきしたり、ガンマ線がんません衝撃波しょうげきはよう直接ちょくせつ放射ほうしゃしたり(コミックスだけでなく、VS.シリーズひとしのゲーム作品さくひんでは頻繁ひんぱんられる)、コミックス[6]2008ねん映画えいが作品さくひんようてき対象たいしょうぶつたいして意図いとてきガンマ線がんませんエネルギーを供給きょうきゅうしててき機械きかい爆破ばくはしている。しかし、コントロールをうしなってガンマ線がんません濃度のうど膨張ぼうちょうすると、人体じんたい鋼鉄こうてつけたりなどまちひとつが壊滅かいめつしかける被害ひがい発生はっせいした[7]。ギャラクシー・マスター(Galaxy Master)とのたたかいでは、てき発射はっしゃしたガンマ線がんませんエネルギーの光線こうせん攻撃こうげきりょううでがえし、今度こんどみずか発射はっしゃしている。

シーハルクやアマデウス・チョウ(英語えいごばん)はくちからガンマ線がんませんエネルギーによるビームのよう攻撃こうげきまたは現象げんしょう発射はっしゃする場合ばあいがある。さらにシーハルクの場合ばあいは、天界てんかいじんいちはしらエソンの宇宙うちゅうエネルギーをびたのちに、れるだけで対象たいしょう重度じゅうど火傷かしょうわせたりよだれも強酸きょうさんせいになっているほどガンマ線がんませんエネルギーが強力きょうりょくになっており、ブラック・パンサー協力きょうりょくによってワカンダせいのスーツでコントロールして以降いこうはブルースよりも積極せっきょくてき衝撃波しょうげきはくちからのエネルギー使つかっている[8][9]
シーハルクによる火傷かしょうこす接触せっしょく強酸きょうさんせいのよだれという現象げんしょうは、(ハルクやシーハルク同様どうようガンマ線がんませんエネルギーの衝撃波しょうげきは使つかえる)レッドハルクレッドシーハルクでもられている。
ハルクの宿敵しゅくてきリーダーも、おな原理げんりわざ使つかえる[10]

ガンマ線がんませんエネルギーを吸収きゅうしゅうすることも可能かのうであり、てきからエネルギーをうばったりするほか複数ふくすうかくばくだん爆発ばくはつのエネルギーを吸収きゅうしゅうしてフィン・ファン・フーム英語えいごばん)を凌駕りょうがするほど巨大きょだいしたこともある[11]みずからにけられたガンマ線がんません反射はんしゃすることも可能かのうである[12]

その不死身ふじみであったり、老化ろうか速度そくどおそくなっており、地球ちきゅうじょうのありとあらゆる病気びょうきやウイルスへの免疫めんえき獲得かくとくしている[13][14]肉体にくたい破壊はかいされても、自身じしんから分離ぶんりされた部分ぶぶん臓器ぞうきのままにあやつった場面ばめんもある[15]

ほかにも、テレパシーをふく精神せいしん干渉かんしょう精神せいしん攻撃こうげきたいせいしめ場面ばめんなんられ、自身じしん対象たいしょう位置いち察知さっち把握はあくしたり、水中すいちゅう宇宙うちゅう空間くうかん呼吸こきゅう戦闘せんとうをしたり、幽霊ゆうれい(アストラルたい)をるなどの特殊とくしゅ能力のうりょく確認かくにんされている。ハルク自身じしんくろ魔術まじゅつちからているとされる描写びょうしゃもある[16][17]

なお、ハルクや類似るいじキャラクターの質量しつりょうがどこからているのか、については「インモータル・ハルク」シリーズ(英語えいごばん)にて、ブルース自身じしんガンマ線がんません質量しつりょう還元かんげんしているだけでなく、現実げんじつ世界せかいさい下層かそうでもあり地獄じごく基盤きばんでもある世界せかいからている(20)、別世界べっせかいからている(33)、宇宙うちゅうせん利用りようしている(45)、という可能かのうせい示唆しさされている。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

バナーの友人ゆうじん家族かぞく[編集へんしゅう]

ベティー英語えいごばん (Betty)
本名ほんみょう:エリザベス(ベティ)・ロス・タルボット (Elizabeth "Betty" Ross Talbot)
バナーのもと同僚どうりょうで、ロス将軍しょうぐんむすめのちにバナーと結婚けっこんしたが、バナーからはっせられるガンマ線がんません被爆ひばく死亡しぼう
その改造かいぞうされ、あかはだのレッドシーハルクとしてよみがえる。現在げんざいはDr.ストレンジひきいるチームでヒーローとして活動かつどうしている。
サンダーボルト・ロス将軍しょうぐん (General "Thunderbolt" Ross )
本名ほんみょう:タディウス・E・(サンダーボルト)ロス (Thaddeus E. "Thunderbolt" Ross)。
ハルクをっていたぐん指揮しきしていた将軍しょうぐん故人こじん。バナーにたいしては私怨しえんく、任務にんむためにバナーをつづけていた。のちに、むすめのベティーがバナーと結婚けっこんしたために、義理ぎりちちとなったが、当初とうしょはその結婚けっこん反対はんたいしていた。しかし、間際まぎわたたかうバナーの姿すがたかれみとめ、いきった。
のちにハルクと同等どうとう怪力かいりきいかりがたかまるとねつはっするようになる、あかはだのレッドハルクとなりよみがえった。ハルクよりは変身へんしん理性りせいのこしており、アベンジャーズの一員いちいんとして活動かつどうしている。
シーハルク (She-Hulk)
本名ほんみょう:ジェニファー・スー・ウェルターズ (Jennifer Sue Walters)
バナーの従妹じゅうまい弁護士べんごし弁護べんご担当たんとうしていた事件じけん関係かんけいいのちねらわれだい怪我けがったが、そのさいにバナーから輸血ゆけつけたことで、ハルクのようなみどりはだ怪力かいりきったシーハルクに変身へんしんできる体質たいしつとなった。ハルクとちがい、最初さいしょから理性りせいうしなわずにハルクできる。のちにジョン・ジェイムソン(『スパイダーマン』に登場とうじょうするJJJの息子むすこ)と結婚けっこんした。
ドク・サムソン (Doc Samson)
本名ほんみょう:レナード・サムソン
ガンマ線がんませんびたことによって緑色みどりいろかみ怪力かいりきゆうする超人ちょうじんとなったヒーロー。
リック・ジョーンズ (Rick Jones)
ガンマばくだん実験じっけんじょうまよみ、バナーにたすけられた少年しょうねん。バナーがハルクする原因げんいんつくった少年しょうねんでもあるが、それ以降いこういのち恩人おんじんであるハルクやキャプテン・アメリカとうヒーローに協力きょうりょくしていった。
またアベンジャーズ結成けっせいにもかかわっており、ロキの策略さくりゃくはまったハルクをけようとファンタスティック・フォーにけた無線むせんがロキに妨害ぼうがいされ、これをけてたかったヒーローたちがアベンジャーズの最初さいしょのメンバーである。
2008ねんにスタートしたハルクにてアボミネーションにあおからだのA-ボムに変身へんしんできるよう、何者なにものかに改造かいぞうされた。ハルクきゅう怪力かいりき透明とうめい能力のうりょくち、レッドハルクとたたかった。変身へんしんはやや知能ちのうおとってしまうようだが、理性りせいうしなっておらず変身へんしんもハルクを友人ゆうじん手助てだすけした。

ヴィラン[編集へんしゅう]

アボミネーション (Abomination)
本名ほんみょう:エミル・ブロンスキー (Emil Blonsky)
かくミサイルを廃棄はいきしようとニューメキシコ空軍くうぐん基地きち潜入せんにゅうしたきゅうソ連それんのスパイが、あやまってガンマ線がんません大量たいりょうび、凶悪きょうあく怪物かいぶつになってしまった。ブルース・バナーへの憎悪ぞうおつよい。ハルクとちがい、人格じんかく知能ちのうはブロンスキーのものだが二度にど人間にんげん姿すがたにはもどれない。
  • インクレディブル・ハルク』では、メインヴィランとして登場とうじょうする。舞台ぶたい現代げんだいであることからもとKGBエージェントの傭兵ようへいという設定せってい変更へんこうされている。
リーダー(Leader)
本名ほんみょう:サミュエル・スターンズ (Samuel Sterns)
もとちこぼれのバナーの同級生どうきゅうせい。バナーとおなじように大量たいりょうガンマ線がんませんびたことで、はだ緑化りょくかのう肥大ひだいした。ちょう人的じんてき知能ちのうマインドコントロール能力のうりょくっており、ちからではなく知略ちりゃく駆使くしして悪事あくじおこなう。
  • 『インクレディブル・ハルク』には、サミュエル・スターンズとして登場とうじょう。リーダーのオマージュ[よう出典しゅってん]として、アボミネーションになぐられた頭部とうぶ傷口きずぐちこわれた機材きざいからしたたったブルースの培養ばいよう血液けつえきはいんだ結果けっかかれ頭部とうぶみどり変色へんしょくしながらふくらんでいくシーンがある。
マエストロ (Maestro)
本名ほんみょう:ロバート・ブルース・バナー
野蛮やばんでずるかしこ未来みらい世界せかいのハルク。その時代じだいたおした相手あいてのマスクや武器ぶきほこらしげにからだけている。そのなかには、ソーギャラクタスものまでる。
アブソービングマン(Absorbing Man)
本名ほんみょう:カール・クリール(Carl Creel)
れた物質ぶっしつ特性とくせい吸収きゅうしゅうして、自分じぶん肉体にくたい変換へんかんする能力のうりょくをもつ犯罪はんざいしゃ
  • ハルク』では、バナーのちちがこれとおなじような能力のうりょくつヴィランとして登場とうじょうする。
  • エージェント・オブ・シールド』では、ブライアン・パトリック・ウェイドがえんじる。

MCUばん[編集へんしゅう]

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、『インクレディブル・ハルク』のみエドワード・ノートン、『アベンジャーズ』以降いこうマーク・ラファロえんじる。ハルクのこえはルー・フェリグノが担当たんとうしている。日本語にほんご吹替の声優せいゆうえんじた俳優はいゆうによってことなっており、ノートンがえんじた『インクレディブル・ハルク』では水嶋みずしまヒロがブルース、乃村健次けんじがハルクをそれぞれ担当たんとうしていたが、ラファロに交代こうたいの『アベンジャーズ』以降いこうはブルースとハルクの両方りょうほう宮内みやうち敦士あつし担当たんとうしている。

ほんシリーズでブルースがハルクに変身へんしんする体質たいしつとなった理由りゆうは、だい2世界せかい大戦たいせんに“スーパーソルジャー計画けいかく”でもちいられた“超人ちょうじん血清けっせい”の再現さいげん実験じっけん失敗しっぱいしたためとなっている。

ほんこうは、“アース616”(正史せいし宇宙うちゅう)におけるブルース/ハルクを主軸しゅじくとして表記ひょうきする。

キャラクターぞう[編集へんしゅう]

ブルースとハルクはべつ人格じんかくであり、普段ふだんはブルースの姿すがた人格じんかくだが、いかりなどのまけ感情かんじょう心拍しんぱくすうが1分間ふんかんに200かいえるとハルクへと変身へんしんする。ブルース/ハルクの血液けつえきにはガンマ線がんませんなどの放射ほうしゃせい物質ぶっしつ多量たりょうふくまれており、生物せいぶつきわめて有害ゆうがいである。

『インクレディブル・ハルク』ではアメリカ陸軍りくぐんわれるとして、以降いこう作品さくひんではのヒーローたちと共闘きょうとうする役割やくわり登場とうじょうする。

ブルース・バナー(Bruce Banner)
7つの博士はかせごう[注釈ちゅうしゃく 1]白人はくじんけい天才てんさい生物せいぶつ学者がくしゃはん電子でんし衝突しょうとつ研究けんきゅうしていた経歴けいれき[注釈ちゅうしゃく 2]。かつて生化学せいかがく電波でんぱ物理ぶつりがく教授きょうじゅとしてせきいていた“カルバー大学だいがく”で[19]、アメリカ陸軍りくぐんから放射線ほうしゃせんへのたいせいはかるという名目めいもく依頼いらいされた実験じっけんを、当時とうじ公私こうしどもきパートナーであるベティ・ロスともおこない、みずか被験者ひけんしゃとして超人ちょうじん血清けっせい投与とうよ大量たいりょうガンマ線がんませんびたが、緑色みどりいろ大男おおおとこであるハルクへと変身へんしんする体質たいしつとなってしまった。
ひかえめな物腰ものごしで、したしい人物じんぶつからの真剣しんけんたのごとことわれないなどしによわ部分ぶぶんもあり、実験じっけん失敗しっぱい以降いこうみずからの意思いし関係かんけいなくハルクに変身へんしんしてあばれてしまうことをおそれている神経質しんけいしついちめんつが、自身じしん体質たいしつ治療ちりょうほうさがしだけでなく、心拍しんぱくすうげないための呼吸こきゅうほう護身ごしんじゅつくわえ、隠遁いんとんさきまち人々ひとびと馴染なじむため現地げんち公用こうようまで習得しゅうとくしようとする努力どりょくとしてのいちめん[注釈ちゅうしゃく 3]自分じぶんなかのハルクを危惧きぐしているとはいえ、いざとなれば悶着もんちゃくなどのトラブルにたいしてもかい、身体しんたいひとつでブラジルからメキシコ経由けいゆし、アメリカまですう週間しゅうかんかけて縦断じゅうだんするなど、けっして消極しょうきょくてきではないアクティブなおとこでもある。
エミル・ブロンスキー/アボミネーションとのたたかいののちに、変身へんしん制御せいぎょできるようになり、“アベンジャーズ”に加入かにゅうすると、トニー・スターク/アイアンマンをはじめとする僚友りょうゆうたちをて、チームの頭脳ずのうとしてその知識ちしき活用かつようするが、それでもハルクのちからたいする苦悩くのう払拭ふっしょくしきれない様子ようすせる。
ハルク(Hulk)
ブルースが変身へんしんする緑色みどりいろ大男おおおとこ。カルバー大学だいがく構内こうないでの戦闘せんとう目撃もくげきした男子だんし学生がくせいにより“はいせんハルク)”のとなった。身長しんちょうは2.5mで、筋骨きんこつ隆々りゅうりゅうとしたその体躯たいくは、うで筋肉きんにく平均へいきんてき男性だんせいのウエストよりもおおきく[19]銃撃じゅうげきにも傷付きずつけかないはだ[19]骨折こっせつすらしないほど分厚ぶあつ強靭きょうじんほね[19]ほこる。
基本きほんてきにブルースとしての理性りせいはなく[注釈ちゅうしゃく 4]単語たんごのみの簡易かんいてき発声はっせいしかしないことにくわえて、いかりの感情かんじょうのままにてき味方みかた関係かんけいなくあばれて周囲しゅうい破壊はかいしつくすため、知性ちせい非常ひじょうとぼしいようにかんれるが、後述こうじゅつ戦法せんぽうをとることや、他者たしゃからのはなしかけと指示しじ理解りかいすることはでき、ブルースが心底しんそこ大切たいせつにしているものには、身体しんたいってでもまもろうとする意志いしって行動こうどうすることと、アベンジャーズのように仲間なかま認知にんちしたものたいしては共同きょうどう戦線せんせんることもある。
また、ウルトロンとのたたかいの直後ちょくご辿たどいた惑星わくせいサカール”での2ねんにおける生活せいかつ知能ちのうがっており、他者たしゃとのとう意思いし疎通そつう可能かのうなくらいの簡単かんたん会話かいわができ、喜怒哀楽きどあいらくまでも明確めいかくあらわせるようになった。そのため、後述こうじゅつおさなさをかんじるぶりをせ、“バトルロイヤル”で自分じぶん身体しんたいのサイズにわせた武具ぶぐ装備そうびしたり、平時へいじ自主じしゅトレにかけ、自室じしつ入浴にゅうよくするなど人間にんげんらしさまでをかもすようになった。

2023ねん時点じてんのブルースは、5ねんまえにハルクとしてもブルースとしてもサノスてきわなかった経験けいけんから、18ヶ月かげつものあいだ“ガンマ・ラボ”[20]自身じしん頭脳ずのうとハルクの筋力きんりょく融合ゆうごうさせ、その結果けっか両者りょうしゃ中間ちゅうかんのような肉体にくたいとブルースの基本きほん人格じんかくたもった状態じょうたいである通称つうしょうスマート・ハルク”となった。ブルースは、ハルクのパワーも完全かんぜん自分じぶん意志いし駆使くしできるようになれたのがうれしいためか、まちどもたちからもとめられた写真しゃしん撮影さつえいこころよおうじたり、くえそうとしたタコスばされたスコット・ラング/アントマン自分じぶんのタコスをあたえるなど、アベンジャーズの僚友りょうゆうたち以外いがい人々ひとびとたいする外向がいこうせいたかくなっており、顔付かおつきと性格せいかく明朗めいろうさをかんれるものにわっている。一方いっぽうで、2012ねんのハルクのたたかいぶりに触発しょくはつされて自身じしんあばれたくなったり、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ最期さいごってみなかなしみにしずんだときにはベンチをもぎりとってどおとうするなど、ハルクの人格じんかく影響えいきょうけていることを示唆しさする描写びょうしゃもある。

そのめいのジェニファー・ウォルターズとのドライブでハルクを制御せいぎょできなくなったため人間にんげん姿すがた維持いじするための装置そうち左腕さわん装着そうちゃくしたとかたっている。ジェニファーととも事故じこまれ装置そうち故障こしょうするがジェニファーがシー・ハルクに変身へんしんした原因げんいん調査ちょうさする過程かてい発見はっけんした彼女かのじょガンマ線がんません合成ごうせいできる性質せいしつもちいることでスナップで負傷ふしょうした右腕うわん完治かんじふたたびブルースとハルクの融合ゆうごうたす。

『ホワット・イフ...?』ばん[編集へんしゅう]

ブルース・バナー / ハルク(アース51825)
アース51825”におけるブルース/ハルク。アベンジャーズ候補こうほ一人ひとりだが、逃亡とうぼうちゅうである。
ブルース・バナー / ハルク(アース89521)
アース89521”におけるブルース/ハルク。
ブルース・バナー / ハルク(アース29929)
アース29929”におけるブルース/ハルク。正史せいしのスティーブと同様どうようアベンジャーズ一員いちいんである。

能力のうりょく[編集へんしゅう]

ブルース・バナー
投棄とうきされていた廃材はいざいみずからの体質たいしつ治療ちりょうのための実験じっけん装置そうちてるほか[21]、“マインド・ストーン”を内包ないほうした“セプター”の研究けんきゅう、トニーとの共同きょうどう作業さぎょうでウルトロンやヴィジョン製造せいぞうまで、7つの博士はかせごうをフルにかして、天才てんさいてき頭脳ずのう一端いったん披露ひろうする[注釈ちゅうしゃく 5]。ハルクへ変身へんしんせずに戦闘せんとうくわわることは滅多めったにないが、暴漢ぼうかん一時いちじてきにあしらえるほどの前述ぜんじゅつ護身ごしんじゅつ腕前うでまえゆうし、サノスのぐんぜいとのたたかいでは、生身なまみでハルクバスターをなんなく運用うんようする[注釈ちゅうしゃく 6]
ハルク
筋力きんりょく持久じきゅうりょく肺活量はいかつりょうなどすべての物理ぶつりてき身体しんたい能力のうりょく想像そうぞうぜっするほど強大きょうだいなものであり、片腕かたうでのパンチ一発いっぱつ全長ぜんちょうすうじゅうmもある“リヴァイアサン”の突進とっしんをくいめ、両足りょうあしみつけるだけでセメントにもあな[19]、ひとびですうひゃくmさき跳躍ちょうやくでき[19]おこればおこるほどそのパワーは強力きょうりょくになる。ときにはそのパワーを人命じんめい救出きゅうしゅつ応用おうようするほか[注釈ちゅうしゃく 7]自身じしんちからだけでなく、周囲しゅういにあるスクラップなどを保持ほじして殴打おうだ投擲とうてき利用りようする単純たんじゅんながらも非常ひじょう効果こうかてき戦法せんぽう多用たようし、サカールでは自分じぶん身体しんたいのサイズにわせた武装ぶそう上手うま使つかいこなしていた。

スマート・ハルクとなってからは、基本きほん人格じんかくがブルースであるため、その姿すがたのままで驚異きょういてきなパワーと天才てんさいてき頭脳ずのう双方そうほう発揮はっきできるようになった。

アイテム・武器ぶき[編集へんしゅう]

心拍しんぱくけい
ポラールしゃせい腕時計うでどけいがたスポーツ用品ようひんで、リオデジャネイロらしていたころのブルースがハルクへの変身へんしん対策たいさくとして、みずからの心拍しんぱくすうをチェックするために左腕さわんいていた。当初とうしょブルースは“ポラール FS1”をいていたが、特殊とくしゅ部隊ぶたいとガラがわる中年ちゅうねんグループにまれたさいにハルクへと変身へんしんしたことで紛失ふんしつしてしまった。のち再会さいかいしたベティと逃避行とうひこうはじめると、彼女かのじょがねをはたいて購入こうにゅうした“ポラール F5”をく。
ハルク・パンツ(Hulk Pants)[22]
変身へんしんすると毎回まいかい着衣ちゃくいすべてボロボロになることからブルースがトニーと共同きょうどう開発かいはつしたハルク専用せんようのインナーパンツ。ちょう伸縮しんしゅく素材そざいつくられており、突発とっぱつてき変身へんしんでも絶対ぜったいやぶれたりほつれたりすることはなく、アベンジャーズに加入かにゅうしてウルトロンとのたたかいの直後ちょくごまでブルースは普段着ふだんぎしたにこのパンツをいている。
ハンマー&だいおの
サカールでグラディエーターとなったハルクがバトルロイヤルで愛用あいようする、サカールせい大型おおがた武器ぶきおもさおよそ134kg[23]のハンマーはエンジン部分ぶぶんさい利用りようしてつくられ[24]がた装飾そうしょくとしてきざまれており[24]だいおのてきかたそと骨格こっかく装甲そうこう[24]ソーもハルクとのバトルロイヤルで、自身じしん武器ぶき使つかものにならなくなったため、ハルクのハンマーをうばってるい、だいおのって、ハルクになぐりつけた。ハルクがブルースにもどると、のこったハンマーはサカールにりとなる。
甲冑かっちゅう
グラディエーターとなったハルクがバトルロイヤルで装着そうちゃくする、かれ体躯たいくったサイズのサカールせい甲冑かっちゅう一式いっしきモヒカン彷彿ほうふつさせ、ハルクの頭頂とうちょうからあご保護ほごする闘技とうぎじょうようかぶと[24]難破なんぱせん船体せんたいつくった左肩ひだりかたのみのかたかぶと[24]、クインジェットのタイヤでつくった草摺くさずり[24]かごしゅずねてで構成こうせいされる。この甲冑かっちゅうもハンマー同様どうようにサカールにりとなる。
アイアンマン・アーマー マーク48 ハルクバスター・マーク2
ワカンダ”でのたたかいで、ブルースが装着そうちゃくした“ハルクバスター”の改良かいりょうばん装着そうちゃくにはハルクのようにうごけることをよろこんでいた。
スーツ
スマート・ハルクとなったブルースが戦闘せんとうなどで着用ちゃくようする、かれ体格たいかくわせたサイズのスポーツウェアふうのスーツ。グレーとパープルを基調きちょうにしたブラックのラインと、りょう袖口そでぐちはサムホールしきに、りょうすそこうかかとめるものとなっているのが特徴とくちょうである。
ブルースは、このスーツを“スナップ”のさいからサノスのぐんぜい決戦けっせんまでに着用ちゃくようする。

このほかにも、ブルースが北極ほっきょく自決じけつはかろうとしたさいS&W M10しており[25]、ウルトロン軍団ぐんだんとの決戦けっせん直前ちょくぜんにはナターシャをすくうため“ヒドラ H3L-A エネルギーライフル[26]を、自身じしんがスナップの実行じっこうやく立候補りっこうほしたさいには“ナノ・ガントレット”を使用しようする。また、専用せんようのビークルは保有ほゆうしていないが、“ニューヨーク決戦けっせん”のさいにはタイガーデイトナ運転うんてんして戦地せんちけつけ、サカールでは“コモドール”を操縦そうじゅうしている。

かく作品さくひんでの活躍かつやく[編集へんしゅう]

インクレディブル・ハルク
日本語にほんご吹替 - 水嶋みずしまヒロ(ブルース)、乃村健次けんじ(ハルク)
ほんさくからMCUはつ登場とうじょう
実験じっけん失敗しっぱい緑色みどりいろ大男おおおとこへと変身へんしんしてロスちちむすめ負傷ふしょうさせ、カルバー大学だいがく研究けんきゅうしつ破壊はかいしたためサディアス・ロスぐんからわれるとなって5年間ねんかんものあいだ逃亡とうぼう生活せいかつをおくっていた。
リオデジャネイロに潜伏せんぷくしながら“ミスター・グリーン”のハンドルネームを名乗なのり、サミュエル・スターンズ身体しんたい治療ちりょうほうさがしに連絡れんらくうこととなって、かれうことを決意けついした。しかし職場しょくば飲料いんりょう工場こうじょうで、自身じしんいちてき飲料いんりょう混入こんにゅうしてしまったアクシデントが遠因えんいんとなって、ロスやブロンスキーら特殊とくしゅ部隊ぶたい居場所いばしょめられることとなり、町中まちなか追跡ついせきげきひろげるが、職場しょくばのガラのわる中年ちゅうねんグループにつかまって暴行ぼうこうされたことで大男おおおとこ変身へんしんしてしまい、中年ちゅうねんグループとブロンスキーらを一蹴いっしゅうして姿すがたした。
ブルースにもどると、スターンズのしたおもむ道中どうちゅうおおくの人々ひとびとたすけをり、カルバー大学だいがく辿たどくと、ベティと再会さいかい。だが、ふたたびロスとブロンスキーらがあらわれて攻撃こうげきしてきたことで、またしても大男おおおとこ変身へんしんしてしまった。超人ちょうじん兵士へいしとなったブロンスキーや“ちょう音波おんぱほう”に一時いちじ翻弄ほんろうされるもかえちにし、戦闘せんとうまれたベティをかばって、彼女かのじょともにそののちにした。そして、ハルクとしてもブルースとしてもベティとなかふかめながらアメリカを北上ほくじょうしてスターンズのした到着とうちゃくかれとベティのサポートで身体しんたい治療ちりょうほどこすが、自分じぶん血液けつえき培養ばいようしていたスターンズを非難ひなんしていた直後ちょくごにロスにらわれてしまった。
ヘリで連行れんこうちゅうにブロンスキーがアボミネーションに変貌へんぼうしてハーレムあばまわっていることをり、かれめるためにヘリからりてハルクに変身へんしん治療ちりょう失敗しっぱいわり、激闘げきとうすえアボミネーションに勝利しょうり[注釈ちゅうしゃく 8]し、ベティとつめうとふたた行方ゆくえくらました。
その事後じごにブルースにもどり、ベラ・クーラ隠遁いんとん生活せいかつをはじめ、ハルクへの変身へんしん制御せいぎょするための修行しゅぎょうはげむ。
アベンジャーズ
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくでは、おもにトニーとともに“テッセラクト捜索そうさく任務にんむにあたる。げきちゅうでのげんによると自分じぶんちから苦悩くのうし、自殺じさつ未遂みすいまでこしたが、物語ものがたり開始かいし時点じてんで1ねんはハルクせずにごしていたという。
人助ひとだすけに甲斐がいつけてなおし、ストレスをけるためにカルカッタ医者いしゃとしてひそかに活動かつどうしている。そこにたずねてきたナターシャに、テッセラクト捜索そうさく依頼いらいされ、わざといかりをしにして威嚇いかくするめずらしい行動こうどうりながらも、半信半疑はんしんはんぎのまま協力きょうりょくすることになる。
ヘリキャリアないではトニーから揶揄やゆわれることもあったが、天才てんさいてき頭脳ずのうぬし同士どうしとして捜索そうさく活動かつどうにあたって友情ゆうじょうはぐくみ、“S.H.I.E.L.D.”がテッセラクトを利用りようして兵器へいき開発かいはつちゅうると、かれもトニーとおなさまにフューリーを非難ひなんした。だがロキあやつられたクリント・バートン/ホークアイらがヘリキャリアを攻撃こうげきしたことで、はげしく動揺どうようしハルクに変身へんしんしてしまった挙句あげくに、ヘリキャリアないあばれながらナターシャやソーてきとしておそいかかり、みずからを攻撃こうげきしてきた護衛ごえいいて破壊はかいしたことで地上ちじょう転落てんらくする。
しかし転落てんらくさき廃墟はいきょでブルースの姿すがたもどり、介抱かいほうしてくれたろう警備けいびいんからバイクをりてニューヨークかい、おくれるかたちでアベンジャーズへと合流ごうりゅう。ハルクに変身へんしんしてたたか決意けついをし、“チタウリ”の大群たいぐんやリヴァイアサンにかう。この時点じてんのハルクは、ただ力任ちからまかせにあばれるだけでなくスティーブの指示しじいて行動こうどうしたり、気絶きぜつしたままワームホールからちてきたトニーを身体しんたいひとつで救出きゅうしゅつするなど、のヒーローたちを仲間なかまだと認識にんしきできるくらいいた様子ようす[注釈ちゅうしゃく 9]みずかはたせたロキを「チョロいしんだ」と見下みくだ場面ばめんせた。
物語ものがたりのラストでは、奪還だっかんしたテッセラクトを専用せんようのカプセルにうつし、ソーたちを見送みおくったのちはトニーの自動車じどうしゃ同乗どうじょうしてともる。
アイアンマン3
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくではエンドロール登場とうじょう強引ごういんにトニーのカウンセリングをやらされているようで、トニーとアルドリッチ・キリアン一味いちみたたかいの一部始終いちぶしじゅうかされていたが、長話ながばなし苦手にがてなため早々そうそう居眠いねむりしてしまい、冒頭ぼうとう場面ばめんについての部分ぶぶんしかいていなかった。それでもトニーがべつ出来事できごとはなしはじめてこまてる。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくでは、アベンジャーズの一員いちいんとして“ヒドラ”やウルトロン軍団ぐんだんとのたたかいにとうじるとともに、ナターシャとのロマンスが描写びょうしゃされる。ハルクとしては、かろうじて味方みかた判別はんべつしているが、基本きほんてきには相変あいかわらずいかりにまかせてだいあばれし、周囲しゅうい滅茶苦茶めちゃくちゃにしてしまうので、ブルースはなるべくかれ変身へんしんしないようこころがけている。ハルクからブルースにもどったら、しんかせるためにクラシック音楽おんがくく。
天才てんさいてき頭脳ずのうもの同士どうしとして、トニーとは一緒いっしょ研究けんきゅうしており、冒頭ぼうとうのヒドラとのたたかいののち回収かいしゅうしたセプターにおさめられていた人工じんこう知能ちのうをウルトロンとして完成かんせいさせると相談そうだんしてきたトニーに躊躇ちゅうちょしながらも、科学かがくしゃとしての興味きょうみ協力きょうりょくし、その結果けっか、ウルトロンの覚醒かくせいまねいたことにしんいためることになった。それにくわえてみなみアフリカおもむいたさいに、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチからけたテレパシーにより変身へんしんさせられて暴走ぼうそうし、ヨハネスブルグ破壊はかいしながら、トニーのハルクバスターと激闘げきとう展開てんかいしたことで一層いっそう苦悩くのうふかめてしまう。
だが、トニーの2度目どめたのみにもいち拒否きょひしながらもこたえ、“J.A.R.V.I.S.”をあらたなボディにうつしてヴィジョンへ転生てんせいさせることに成功せいこう。ウルトロン軍団ぐんだんとの決戦けっせんで“ソコヴィア”に出動しゅつどうすると、てきとらわれていたナターシャをすくい、なやんだすえ彼女かのじょからすすめられていた2人ふたりでの逃亡とうぼう生活せいかつ決意けついするが、結局けっきょくハルクに変身へんしんさせられアベンジャーズとして参戦さんせんし、最終さいしゅう局面きょくめんからだってナターシャをかばいながらヘリキャリアへとおくり、ウルトロンから“クインジェット”をハイジャックして、ナターシャからの通信つうしんこたえず、ハルクの姿すがたのままで何処どこかへとる。
マイティ・ソー バトルロイヤル
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくでは、ウルトロンとのたたかいからの失踪しっそう、ハルクの姿すがたのままクインジェットでワームホールにはいってサカールに辿たどき、グランドマスターしたでバトルロイヤルのチャンピオンとして君臨くんりんしていた。
ハルクとしては、「よわっちいブルース・バナーにもどりたくない」とおも[24]ヴァルキリーじゃれたり、自分じぶんきらわれしゃあつかいする地球ちきゅう帰還きかんすることを拒否きょひし、チャンピオンとして厚遇こうぐうしてくれるサカールにまりたいとうったえたり、再会さいかいしたソーと口喧嘩くちげんかひろげるなど、これまでにられなかったいを披露ひろうする。
一方いっぽうしゅ人格じんかくのブルースとしては、ソコヴィアでのたたかいの直前ちょくぜんからの記憶きおくがなく[注釈ちゅうしゃく 10]、2年間ねんかんハルクの状態じょうたいでいたために「今度こんどハルクに変身へんしんしたら2もとにはもどれないとおもう」とかたるほどハルクに身体しんたい主導しゅどうけんうばわれつつあるらしく、自分じぶんらないうちに見知みしらぬほしじんほしかれたことも手伝てつだって、精神せいしんてきにネガティブになっている。しかし、ソーたちと行動こうどうともにするなかで、うちめるアクティブさを徐々じょじょ発揮はっきするようになり、トパーズ宇宙船うちゅうせん撃墜げきついしたさいにはよろこびのこえげるノリのさもせる。ほんさくでブルースが着用ちゃくようするふくは、ソコヴィアでのたたかいのときにトニーがクインジェットの機内きないのこしたものであり、ハルクからもと姿すがたもどふくかったところに、機内きないさがしてつけたソーにせられることになる。
ハルクとして登場とうじょうした当初とうしょは、バトルロイヤルの挑戦ちょうせんしゃとしてしかあつかわないほどソーのことをわすれていたようで、はげしくこぶしまじえたのちかれには協力きょうりょくてきながらも、会話かいわわすなかでソーを友達ともだちとしてみとめるようになる。そんなソーをめようとクインジェットまでいかけてきて、機内きない記録きろくされていたナターシャの映像えいぞうをきっかけにブルースへともどった。
それでも事情じじょうめず不安定ふあんてい心理しんり状態じょうたいになるものの、ソーにささえられ、地球ちきゅうもどるべく、アスガルドめぐたたかいにまれることになる。そしてアスガルドでは、“フェンリス”におそわれかける民衆みんしゅうすくうため、ハルクに変身へんしん[注釈ちゅうしゃく 11]はげしい肉弾にくだんせんでフェンリスをたおし、ソーの事情じじょうらずに出現しゅつげんしたスルトたたか相手あいて勘違かんちがいしてかることもあったが、ソーとヴァルキリーをかかえて“ステイツマン”に乗船じょうせんし、“ラグナロク”を見届みとどける。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくでのハルクは、地球ちきゅうでヒーローとしてたたかわされることをいやがるようになってしまったため、表立おもてだっての登場とうじょう冒頭ぼうとうのみとなり、戦闘せんとうでは、ハルクがたよりになるとかんがえるブルースが心拍しんぱくすうげて変身へんしんしようとしてもハルクに変身へんしん拒否きょひされてしまう。そのため主人しゅじんかくのブルースが終盤しゅうばんまで登場とうじょう一方いっぽうほんさくのブルースは、戦闘せんとうみずかすすんで変身へんしんこころみたり、ワカンダでの決戦けっせんにソーがあらわれるとてきかって「もうはないぞ!」とさけぶなど、積極せっきょくてき行動こうどう戦闘せんとうしようとする姿勢しせいしめす。
ソーたちと一緒いっしょにステイツマンで地球ちきゅうかう途中とちゅうでサノスにおそわれ、ハルクの状態じょうたいでもちからおよばず敗北はいぼくし、瀕死ひんしヘイムダルによって地球ちきゅうへとがされる。
帰還きかんはブルースにもどり、墜落ついらくさきの“サンクタム・サンクトラム”で出会であったスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジたちや再会さいかいしたトニーにサノスの脅威きょうい宇宙うちゅう危機ききしらせ、協力きょうりょく消極しょうきょくてき態度たいどっていたトニーを叱咤しった説得せっとくし、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカたちに連絡れんらくらせようとした。
そこへニューヨーク上空じょうくうに“Qシップ”が飛来ひらいし、“タイム・ストーン”をねらカル・オブシディアン対抗たいこうするために変身へんしんこころみるも、前述ぜんじゅつ理由りゆうからかなわず、Qシップがったのち、トニーがとしたフリップ・フォンひろい、スティーブたちに連絡れんらくり、サノスの脅威きょういしらせる。
アベンジャーズ・コンパウンド”でジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンやスティーブたちと合流ごうりゅうすると、因縁いんねん関係かんけいであるロスとローディの一連いちれん会話かいわ別室べっしつひそめながらき、そのなかでロスが国際こくさい社会しゃかいにおける強大きょうだい影響えいきょうりょくれたことり、かれ手段しゅだんがより過激かげきになったこと危機ききかんかんじた。その、マインド・ストーンの破壊はかいめぐってはげしく苦悩くのうするヴィジョンとワンダにストーンとヴィジョンを破壊はかいせずに摘出てきしゅつできるのではないかと意見いけんべ、みなとワカンダへかった。
ワカンダでは、マインド・ストーンを調しらはじめたシュリ手伝てつだい、“アウトライダーズ”との決戦けっせんにはハルクバスター・マーク2を装着そうちゃくして参戦さんせんし、アウトライダーズをらしたほか、カルとの戦闘せんとうではまたしてもハルクに変身へんしん拒否きょひされたものの、ハルクバスター・マーク2の性能せいのうとパワーをかして勝利しょうりした。
だがその直後ちょくごあらわれたサノスには、“インフィニティ・ストーン”のちからであしらわれてしまい、サノスがこした“デシメーション”によって、おおくの仲間なかまたちがちりして消滅しょうめつした光景こうけい愕然がくぜんとする。
キャプテン・マーベル
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくではポスト・クレジット・シーンに登場とうじょう。アベンジャーズ・コンパウンドで、フューリーが消滅しょうめつ発信はっしんしてのこしたポケベル停止ていししたことに気付きづき、なに発信はっしんしてたのかわからないとスティーブたちにはなした直後ちょくご、そこにあらわれたキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル邂逅かいこうする。
アベンジャーズ/エンドゲーム
日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
ほんさくではデシメーションから5ねん時代じだいにスマート・ハルクとなり、市井しせいから若干じゃっかんはなれた生活せいかつおくっているほかのアベンジャーズの僚友りょうゆうたちとことなり、まちどもたちから写真しゃしん撮影さつえいもとめられるほどにしたしまれる存在そんざいとなっている。そして“タイム泥棒どろぼう作戦さくせん”で、トニーや“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のロケットともに“量子りょうしトンネル”やナノ・ガントレットを開発かいはつする。また、2012ねんのハルクも登場とうじょうしており、そのときかれはロキの捕縛ほばく連行れんこうさいエレベーターれなかったため、“スターク・タワー”を上層じょうそうかいから階段かいだんりる羽目はめになって憤慨ふんがいしていた。
物語ものがたり冒頭ぼうとうで、キャロルにより地球ちきゅう帰還きかんしたトニーとネビュラむかえると、消滅しょうめつまぬかれたヒーローたちととも惑星わくせいガーデン”にいたサノスにおおくの人々ひとびと消滅しょうめつさせたことにたいするいかりをあらわにして襲撃しゅうげきするも、サノスの最期さいご見届みとどけると同時どうじに、うばおうとしたインフィニティ・ストーンがすべうしなわれていたことで失意しついれる。
5ねん、スティーブたちのもとめをけ、“ピム粒子りゅうし”を使つかタイムトラベル方法ほうほう研究けんきゅう、トニーの助力じょりょく完成かんせいさせた。また、“ニュー・アスガルド”で隠遁いんとん生活せいかつおくっていたソーをむかえにき、そのときにヴァルキリーたちとも再会さいかいした[注釈ちゅうしゃく 12]。そしてのヒーローたちとタイム泥棒どろぼう作戦さくせん参加さんかし、トニー、スティーブ、スコットとともに2012ねんのニューヨークにタイムトラベルして、自身じしん単身たんしんエンシェント・ワンもとおもむく。最初さいしょ拒否きょひされて“アストラルたい”を肉体にくたいから分離ぶんりさせられるも[注釈ちゅうしゃく 13]交渉こうしょうによって彼女かのじょゆうしていたタイム・ストーンをけた。現代げんだいもどると、ナターシャがくなったことにしんいためるも、ナノ・ガントレットをはめてスナップを実行じっこうし、その余波よは右腕うわん重傷じゅうしょうってしまったが、デシメーションによって消滅しょうめつした人々ひとびと生物せいぶつ復活ふっかつさせた。
だがその直後ちょくご、2014ねんからタイムトラベルしてきたサノスのぐんぜいによるばくげきによって、一時いちじはローディやロケットとくずれて瓦礫がれき下敷したじきになり、かれらをまもろうと瓦礫がれきおさえるが水没すいぼつしかけた。しかしスコットにすくわれて危機ききだっし、スティーブの号令ごうれい全面ぜんめん対決たいけつ参戦さんせん奮闘ふんとうする。
トニーによってサノスのぐんぜい消滅しょうめつし、たたかいがわると、みなともにトニーの葬儀そうぎ参列さんれつ。さらにムジョルニアと6つのストーンをかく時代じだい返還へんかんするためスティーブを過去かこへタイムトラベルさせ、すうびょうには年老としおいた姿すがたかれ帰還きかんたりにする。
シャン・チー/テン・リングスの伝説でんせつ
ほんさくでは、ミッドクレジット・シーンにノンクレジット・カメオ出演しゅつえんするかたち登場とうじょう。スナップによる右腕うわん負傷ふしょうかんなおしていないことにくわえ、スマート・ハルクではなく、ブルースの姿すがたもどっている。ウォンによるシュー・シャン・チーの“テン・リングス”の分析ぶんせきにキャロルとホログラム通信つうしんい、「“ヴィブラニウムせいではなく、ねつルミネセンスからて、もっとかなりそうだ」と推測すいそくし、途中とちゅう通信つうしんったキャロルにあきれると、シャン・チーとかれ同伴どうはんしていたケイティ・チェンに「2人ふたりともをつけて、サーカスへようこそ」といいのこして自身じしん通信つうしんる。
ホワット・イフ...?
だい3
アース51825におけるブルース/ハルクが登場とうじょう再会さいかいしたベティ・ロス協力きょうりょくけてカルバー大学だいがく彼女かのじょ研究けんきゅうしつのロッカーないかくれていたが、来訪らいほうしてきたナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ見抜みぬかれて姿すがたあらわす。しかしそこにサディアス・ロスひきいるアメリカ陸軍りくぐんけつけ、何者なにもの攻撃こうげきけてしまったことで、ハルクに変身へんしん陸軍りくぐん相手あいてあばはじめるが、しばらくすると身体しんたいがたちまち膨張ぼうちょうし、破裂はれつしてしまう最期さいごげる。
だい5
アース89521におけるブルース/ハルクが登場とうじょう
だい8
アース29929におけるブルース/ハルクが物語ものがたり前半ぜんはんのワンカットにのみ登場とうじょうウルトロンたたかいをいどんで敗北はいぼくし、たおんでいる姿すがた描写びょうしゃされる。

その映像えいぞう作品さくひん[編集へんしゅう]

実写じっしゃドラマシリーズ[編集へんしゅう]

超人ちょうじんハルクThe Incredible Hulk
1977ねんから放送ほうそう日本にっぽんでは日本にほんテレビ放送ほうそうされた。

テレビアニメ[編集へんしゅう]

マーベル・スーパーヒーローズ
1966ねん製作せいさく、リミテッドアニメーション。日本にっぽんでは日本にほんテレビ→東京とうきょう12チャンネル(げんテレビ東京てれびとうきょう)で放送ほうそうされた。
超人ちょうじんハルクThe Incredible Hulk
1982ねん製作せいさく、2003ねんごろにCSで日本語にほんご字幕じまくばん放送ほうそうされた。1990ねんにSPOから玄田げんだ哲章てっしょうによる日本語にほんごばん発売はつばいされた[27]
超人ちょうじんハルクThe Incredible Hulk
1996ねん製作せいさく、2006ねん12月にトゥーンディズニーJETIX放送ほうそう
ハルク バーサス(Hulk Versus
2009ねんのアニメーション映画えいが。この作品さくひんには『ハルク VS. ウルヴァリン(Hulk vs. Wolverine)』『ハルク VS. ソー(Hulk vs.Thor)』がふくまれている。
アベンジャーズ 地球ちきゅう最強さいきょうのヒーロー
2010ねん製作せいさく、ディズニーXDで放映ほうえい担当たんとう声優せいゆう櫛田くした泰道やすみち(シーズン1)。
ハルク: スマッシュ・ヒーローズ
2013ねん製作せいさく、ディズニーXDで放送ほうそうされたことがある。担当たんとう声優せいゆう櫛田くした泰道やすみち

ゲストアニメ[編集へんしゅう]

スパイダーマン&アメイジング・フレンズ
『スパイダーマン ハリウッドにく』に登場とうじょう。トゥーンディズニーばんでの担当たんとう声優せいゆうは乃村健次けんじ、ビデオばん声優せいゆう不明ふめい
アイアンマン
『ハルクバスター(衛星えいせいアニメ劇場げきじょうばんでは「アイアンマンたい超人ちょうじんハルク」)』に登場とうじょう
日本語にほんごばんは2種類しゅるい存在そんざいし、衛星えいせいアニメ劇場げきじょう放送ほうそうでの担当たんとう声優せいゆう郷里ごうり大輔だいすけ(ブルース・バーナーのときは内田うちだ直哉なおや)、ディズニープラス配信はいしんでの担当たんとう声優せいゆうでは櫛田くした泰道やすみち
フィニアスとファーブのマーベルだい作戦さくせん
ハルク・スパイダーマンなどのマーベルヒーロー5めい登場とうじょうするアニメ。担当たんとう声優せいゆう櫛田くした泰道やすみち
スパイディとすごいなかまたち
スパイダーチームと一緒いっしょにヴィラン退治たいじ協力きょうりょくすることがある。担当たんとう声優せいゆう櫛田くした泰道やすみち

その実写じっしゃ映画えいが[編集へんしゅう]

ハルクHulk
2003ねん公開こうかい。ブルース・バナーをえんじたのはエリック・バナ先述せんじゅつのドラマシリーズでハルクをえんじたルー・フェリグノもカメオ出演しゅつえんしている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 生化学せいかがく原子核げんしかく物理ぶつりがく電波でんぱ物理ぶつりがく機械きかい工学こうがくロボット工学こうがくコンピュータ科学かがく数学すうがく[18]
  2. ^ トニー・スターク/アイアンマン初対面しょたいめんさいにこの経歴けいれき評価ひょうかされた。
  3. ^ ただしポルトガル上手うまはなせずおわいだった。
  4. ^ 変身へんしんちゅう記憶きおく断片だんぺんてきなイメージしかなく、のう幻覚げんかくざいを1リットルぶんながんだかんじだとブルースは述懐じゅっかいした。
  5. ^ その頭脳ずのうフィル・コールソンは、「スティーヴン・ホーキング博士はかせ匹敵ひってきする」とひょうしている。
  6. ^ ただし、戦地せんちあしかっていたさいにはつまずいて転倒てんとうし、オコエからつめたい視線しせんけられた。
  7. ^ ベティたちがヘリコプターにめられて火災かさいったさいには、両手りょうてらして発生はっせいさせた強烈きょうれつ風圧ふうあつ素早すばや消火しょうかし、ベティたちをすくった。これは、「サンダークラップ」を意識いしきした描写びょうしゃである。
  8. ^ 巨大きょだいくさりげてとどめをそうとしたが、ベティのびかけでおもとどまった。
  9. ^ リヴァイアサンをたおした直後ちょくごには、共闘きょうとうしたソーの健闘けんとうたたえる意味いみかた小突こづいていたが、ちから加減かげんができておらずなぐばしてしまっている。
  10. ^ そのため、意識いしきもどしてすぐにナターシャの安否あんぴとソコヴィアがどうなったかをソーに質問しつもんした。
  11. ^ このとき飛行ひこうする“コモドール”からりるが、すぐには変身へんしんできず、“にじはし”に激突げきとつして意識いしきうしない、フェンリスにかれてしまった。
  12. ^ ヴァルキリーからは、スマート・ハルクとしての姿すがたを「以前いぜんほうかった」とひょうされた。
  13. ^ そのさい分離ぶんりしたアストラルたいは、5ねんまえのブルースの姿すがたをしていた。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  17. ^ Paul Jenkins et al., 2004ねん, ダークネス/インクレディブル・ハルク, Vol.1, 11, マーベル
  18. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 104
  19. ^ a b c d e f ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 105
  20. ^ ちょう全集ぜんしゅう 2019, p. 196
  21. ^ 『インクレディブル・ハルク』ブルーレイ収録しゅうろく使用しよう映像えいぞうより。
  22. ^ 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』劇場げきじょうばんパンフレット
  23. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 89
  24. ^ a b c d e f g ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 107
  25. ^ 『インクレディブル・ハルク』ブルーレイ収録しゅうろく公開こうかいオープニングシーンより。
  26. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 117
  27. ^ ビデオ「超人ちょうじんハルク『スーパーモンスター誕生たんじょう』」(発売はつばい - 1990ねん7がつ10日とおか販売元はんばいもと - エスピーオー、規格きかく品番ひんばん - OPS386)

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 『マーベル・スタジオ・ビジュアル・ディクショナリー』デアゴスティーニ・ジャパン、2019ねんISBN 978-4-8135-2270-6 
  • 『アベンジャーズ マーベルヒーローちょう全集ぜんしゅう (てれびくんデラックス愛蔵あいぞうばん)』小学館しょうがくかん、2019ねんISBN 978-4-09-227211-8 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

関連かんれんゲーム

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]