(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ファンテール体 - Wikipedia コンテンツにスキップ

ファンテール体たい

リンクを追加ついか
出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
写うつし研けんのロゴ
昔むかしの任天堂にんてんどうのロゴ

ファンテール体たいは明朝体みんちょうたいのようにコントラストの付ついたゴシック体たい (タイポス系けい書体しょたい[1]) のコントラストを反転はんてんさせたような書体しょたいであり、縦たて線せんが細ほそく横線おうせんが太ふとくなっている[2][3]。年賀状ねんがじょう[2]、地図ちずの表題ひょうだい[4]、広告こうこく[2]、企業きぎょうロゴ (写うつし研けん[2]や昔むかしの任天堂にんてんどうなど) などに使つかわれている。

インディアンファンテール

ファンテールは直訳ちょくやくで「扇状せんじょうの尾お」を意味いみし、孔雀くじゃく鳩ばと（英語えいご版ばん）の英名えいめいとなっている[4]。

歴史れきし

[編集へんしゅう]

欧文おうぶん書体しょたいではファンテールと名なの付つく書体しょたいにMackellar, Smiths & Jordan（英語えいご版ばん）社しゃの「Fantail」が存在そんざいしていた[5]。明治めいじ時代じだい、東京とうきょう築地つきじ活版かっぱん製造せいぞう所しょは和文わぶん書体しょたいの「フワンテール形がた」を作成さくせいした[2][6]。

1938年ねん、写うつし研けんは地図ちずの表題ひょうだい用よう文字もじとして細ほそめのファンテール体たいの書体しょたい「石井いしいファンテール」を作成さくせいし[4][2]、1981年ねん、写うつし研けんは「写うつし研けん」のロゴを基もとに太ふとめのファンテール体たいの書体しょたい「ファン蘭らんB」を作成さくせいした[注ちゅう 1][2]。

フォント一覧いちらん

[編集へんしゅう]
商用しょうよう
  • C&Gブーケ (C&Gシステムズ)
  • DF雅みやび藝げい体たい (ダイナコムウェア)
  • FCウェブライン (富士通ふじつうミドルウェア[7])
  • 雪ゆきファンテール
無料むりょう
  • 雪ゆきファンテールLite
  • 兜かぶと町まち16

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 蘭らんは写うつし研けんの社長しゃちょうが蘭らんを好このんでいたことに由来ゆらい

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ タイポスの登場とうじょう マイナビ 2018年ねん11月20日にち
  2. ^ a b c d e f g ファン蘭らん――「写うつし研けん」ロゴの文字もじ マイナビ 2019年ねん7月がつ16日にち
  3. ^ 日本にっぽん印刷いんさつ学会がっかい 編へん『印刷いんさつ事典じてん 第だい五ご版はん』 印刷いんさつ朝陽あさひ会かい 2002年ねん1月がつ1日にち ISBN 978-4900175068
  4. ^ a b c 『文字もじに生いきる―写うつし研けん五ご〇年ねんの步あゆみ』写うつし研けん 1975年ねん11月 ASIN B000J6K4U6
  5. ^ 『Eleventh book of specimens of printing types and every requisite for typographical use and adornment p.357』 Mackellar, Smiths & Jordan 1885年ねん
  6. ^ 東京とうきょう築地つきじ活版かっぱん製造せいぞう所しょ 活版かっぱん見本みほん pp.28-29 東京とうきょう築地つきじ活版かっぱん製造せいぞう所しょ 1903年ねん11月
  7. ^ ■富士通ふじつうミドルウェア株式会社かぶしきがいしゃ 和文わぶんフォント大図おおず鑑あきら

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
印刷いんさつ
組版くみはん
ページ
紙かみ
文字もじ
書式しょしき
欧文おうぶん書体しょたい
漢字かんじ仮名かめい書体しょたい
五体ごたい
印刷いんさつ
その他た
フォント
約やく物もの
単位たんい
DTP
カテゴリ カテゴリ
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ファンテール体たい&oldid=91126855」から取得しゅとく