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マツヤこく

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マツヤこく領域りょういきクルこく南方なんぽう

マツヤこくサンスクリット मत्स्य Matsya)あるいはマッチャこくパーリ मच्छ Maccha)は、古代こだいインドじゅうろく大国たいこくばれる有力ゆうりょく勢力せいりょくのうちのひとつ。クルこくみなみヤムナーがわ西岸せいがん位置いちし、このかわはさんでパンチャーラこく対峙たいじする。西部せいぶチャンバルかわ北岸ほくがん丘陵きゅうりょう地帯ちたいである。パーリ文献ぶんけんでは、マトゥラー首都しゅととした隣国りんごくスラセーナこく一緒いっしょ言及げんきゅうされることがおおい。

現在げんざいラージャスターンしゅうジャイプルアルワルバラトプルふく地域ちいきにあたる。マツヤこく首都しゅとヴィラータナガラ(विराटनगर:現在げんざいバイラト、ジャイプルからきた北東ほくとう、アルワルから西南せいなん西にしにある盆地ぼんちなかまち)で、これはマツヤ国王こくおうヴィラタのからったものであるとわれる。

歴史れきし

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マツヤこく強大きょうだい勢力せいりょくは、ブッダ時代じだいにはかなりおとろえており、すで政治せいじてきつよ影響えいきょうりょく行使こうしできない状態じょうたいになっていた。

マハーバーラタ』には、チェーディこくおうサハジャによって統治とうちされていることがしるされており、チェーディこく吸収きゅうしゅうされた時期じきがあった可能かのうせい示唆しさしている。

ミーナとの関係かんけい

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インドおよびパキスタンには、ミーナ[よう曖昧あいまい回避かいひ]ばれるジャーティがあり、ヴィシュヌしん化身けしんのひとつマツヤをその開祖かいそとするとしょうするが、マツヤ国王こくおうヴィラタの親戚しんせきいているともわれている。ミーナは、11世紀せいきまで、ヴィラータナガラを統治とうちしていた。