インドラ

インドラ
神かみ々の王おう・雷霆らいてい神しん・天候てんこう神しん・軍神ぐんしん・英雄えいゆう神しん
インドラ。アイラーヴァタに乗のっている
デーヴァナーガリー	इन्द्र
サンスクリット語かたり	Indrā
位置いちづけ	デーヴァ
住処すみか	アマラーヴァティー、インドラロカ、天国てんごく (Svarga)
シンボル	金きむ剛つよし杵きね、因いん陀羅網もう
配偶はいぐう神しん	シャチー（インドラーニー）
親おや	ディヤウス、プリティヴィー
子供こども	ジャヤンタ、ジャヤンティ、デーヴァセーナー、ヴァーリン、アルジュナ
ヴァーハナ	アイラーヴァタ、ウッチャイヒシュラヴァス

ミャンマー、タヂャーミン寺院じいんのインドラ（サッカ）

インドラ（梵: इन्द्र、Indra）は、バラモン教ばらもんきょう、ヒンドゥー教きょうの神かみの名称めいしょうである。省略しょうりゃくしない名称めいしょうは「サンスクリット: śakro devānām indraḥ、パーリ語ご: sakko devānaṃ indo」で「神かみ々の帝王ていおうであるシャクラ」を意味いみする。「シャクラ（梵: śakra）」や「サッカ（巴ともえ: sakka）」とも呼よばれる。

デーヴァ神かみ族ぞくに属ぞくする雷霆らいてい神しん、天候てんこう神しん、軍神ぐんしん、英雄えいゆう神しんである。ディヤウスとプリティヴィーの息子むすこ。 特とくに『リグ・ヴェーダ』においては、最もっとも中心ちゅうしん的てきな神かみであり、ヴァルナ、ヴァーユ、ミトラなどとともにアーディティヤ神かみ群ぐんの一いち柱はしらとされる。また、『ラーマーヤナ』には天空てんくうの神かみとして登場とうじょうする。

漢かん訳やくでは、因いん陀羅・釋しゃく提ひさげ桓因・帝釈天たいしゃくてん・天てん帝釈たいしゃく・天主てんしゅ帝釈たいしゃく・天帝てんてい・天皇てんのうなどと書かかれ、特とくに仏教ぶっきょうにおける帝釈天たいしゃくてんの名なで知しられている。

「天皇てんのう大帝たいてい」も参照さんしょう

概説がいせつ

インドラ神しんのルーツは古ふるく、インド＝イラン共通きょうつう時代じだいまでさかのぼる軍神ぐんしんであり、紀元前きげんぜん14世紀せいきにヒッタイトとミタンニとの間あいだで結むすばれた条文じょうぶんの中なかに名前なまえがあることから、アーリア人じんの移動いどうとともに小しょうアジアやメソポタミアなどでも信仰しんこうされていた神かみであったことが確認かくにんされている。

雷霆らいてい神しんの性格せいかくが強つよく、その容姿ようしは皮膚ひふも髪かみも髭ひげも茶褐色ちゃかっしょくだとされる。ギリシア神話しんわのゼウス、北欧ほくおう神話しんわのトール、スラヴ神話しんわのペルーンと比較ひかくされる。

彼かれが戦たたかった敵てきは多おおく、人々ひとびとを苦くるしめる凶暴きょうぼうにして尊大そんだいな蛇へびヴリトラ、トヴァシュトリ神しんの生うみ出だした3つの頭あたまを持もつ怪物かいぶつヴィシュヴァルーパや、ヴァラ（洞窟どうくつ）、ナムチ、ダーナヴァ、ヴィローチャナ、マハーバリ、メーガナーダといったアスラやラークシャサと戦たたかった。

特とくにヴリトラとの戦たたかいは、アーリヤ人じんと異い民族みんぞくの戦闘せんとう、天地開闢てんちかいびゃく神話しんわ、川かわの塞せき止とめや旱魃かんばつ・冬ふゆの象徴しょうちょうであるヴリトラを打うち破やぶることで大地だいちに水みずの恵めぐみをもたらす現象げんしょうなど、様々さまざまな意味いみを持もつという。インドラとヴリトラの戦たたかいは、イランの『アヴェスター』におけるスラエータオナとアジ・ダハーカとの戦たたかいに対応たいおうしているとされる。またヴィシュヴァルーパとの戦たたかいについて、『リグ・ヴェーダ』ではインドラは神かみトリタ (Trita) に命めいじてヴィシュヴァルーパを殺害さつがいさせている。トリタは、インドラが犯おかすはずの罪つみなどを彼かれに代かわって負おう役割やくわりの神かみとも考かんがえられている。またトリタは、『アヴェスター』で3つの頭あたまを持もつアジ・ダハーカを殺害さつがいするスリタ（Θしーたrita/Thrita。『ヤスナ』9・10。すなわちスラエータオナ (Θしーたraētaona/Thraetaona)）に対応たいおうしている。

時代じだいを経へるとインドではデーヴァ（神かみ々）の王おうとされ、イラン（ゾロアスター教きょう）ではダエーワ（悪魔あくま）とされた。（後述こうじゅつ）

所有しょゆう物ぶつ

アイラーヴァタという聖ひじり獣じゅうの白しろ象ぞうをヴァーハナに持もつ。また、7つの頭あたまを持もった空そらを飛とぶ馬うまウッチャイヒシュラヴァスもインドラのヴァーハナとされ、その御者ぎょしゃはマータリという。

工こう巧たくみ神かみトヴァシュトリの造つくった雷かみなりを象徴しょうちょうする武器ぶき「ヴァジュラ（Vajra、金きむ剛つよし杵きね）」を持もつ。『マハーバーラタ』では、自みずからの槍やり(固有名詞こゆうめいしなし)をカルナに高潔こうけつさへの対価たいかとして与あたえる。

インドラの都とはアマーラヴァティーといい、その宮殿きゅうでんヴァイジャヤンタはナンダナの園えんをはじめとするいくつかの庭にわを擁ようしている。

異名いみょう

• シャクラ (Śakra) - 王おう、帝王ていおう、能力のうりょく者しゃ、強力きょうりょくな者もの。
• ヴリトラハン (Vṛtrahan) - 障碍しょうがい（ヴリトラ）を打うちく者もの。
• デーヴェーンドラ (Devendra) - 神かみ々の帝王ていおう。
• デーヴァラージャ (Devarāja) - 神かみ々の王おう。
• ヴリシャン (Vṛṣan） - 強力きょうりょくな者もの。雄ゆう馬ば。雄お牛うし。
• ヴァジュラパーニ (Vajrapāṇī) - ヴァジュラを持もつ者もの。
• スヴァルガパティ (Svargapati) - 天界てんかいの主あるじ。
• パーカシャーサナ (Pākaśāsana) - 悪魔あくまパーカを調伏ちょうぶくする者もの。
• 帝釈天たいしゃくてん

バラモン教ばらもんきょうの時代じだい

最初さいしょ期きの神かみ々への讃歌さんか集しゅう『リグ・ヴェーダ』においては、全ぜん1200編へんの讃歌さんかの中なかでインドラに捧ささげる讃歌さんかが約やく4分ぶんの1と最もっとも多おおく、配下はいかに暴風ぼうふう神しんマルト神かみ群ぐんを従したがえて敵てきを倒たおし、アーリア人じんを保護ほごする理想りそう的てきな戦士せんしとして描えがかれており、神かみ々の王おうの位置いちづけを与あたえられていた。髪かみや髭ひげを含ふくめて全身ぜんしんが茶褐色ちゃかっしょくだとされ、神酒みきソーマを好このみ、強大きょうだいな力ちからを発揮はっきする武器ぶきヴァジュラを持もつとされた。

『リグ・ヴェーダ』によれば、インドラの父母ちちははは不明ふめいで、千せん日にちの間あいだ、あるいは千せんヶ月かげつまたは数すう年ねんの間あいだ、母親ははおやの胎内たいないに宿やどっていた。生うまれるとすぐに、他たの神かみ々からの嫉妬しっとを恐おそれた母ははに捨すてられた。神かみ々には見放みはなされ、更さらに父ちちから敵意てきいを向むけられていた。なお、この父ちちをトヴァシュトリだとする説せつがある。

インドラはトヴァシュトリ神しんの元もとで育そだてられたとも、父ちちを殺ころしたとも言いわれている。インドラはトヴァシュトリの家いえにあった、百ひゃく頭とうの牝めす牛うしに匹敵ひってきする価値かちの分ぶんのソーマを飲のんでしまい、トヴァシュトリの怒いかりを買かってしまう（そして父ちちを殺ころしてしまう）。その後ご一いち人にん旅たびに出でて、ヴィシュヌからの友情ゆうじょうを得えるまで世界せかいを放浪ほうろうした。インドラがヴリトラ退治たいじに挑いどんだのは父ちち殺ごろしの後のちの孤独こどくだった時ときで、友人ゆうじんとなったヴィシュヌがインドラを支援しえんした。

ヒンドゥー教きょうの時代じだい

リグ・ヴェーダの時代じだいには神かみ々の中心ちゅうしんとも言いえる絶大ぜつだいな人気にんきを誇ほこったインドラも、時代じだいが下くだり、ヒンドゥー教きょうが成立せいりつした時代じだいになれば影かげが薄うすくなる。「雷かみなりを象徴しょうちょうする強力きょうりょく無比むひな英雄えいゆう神しん」として、変かわらず重要じゅうような立場たちばにある神かみであることは間違まちがいないが、神かみ々の中心ちゅうしんの座ざはシヴァやヴィシュヌなどに譲ゆずってしまい、代かわって世界せかいを守護しゅごするローカパーラ（世界せかい守護神しゅごじん）の地位ちいに落おち着ついている。 四方しほうにそれぞれ神かみが配置はいちされ、インドラはその中なかでももっとも重要じゅうようとされる東方とうほうの守護神しゅごじんの地位ちいに位置いちづけられた。

インドラの性質せいしつはやや変容へんようし、一部いちぶの面めんが強調きょうちょうされた。例たとえばインドラは女性じょせいと、時ときには夫おっとのある女性じょせいともしばしば関係かんけいを持もった。ある時ときは、アスラ神かみ族ぞくの王おうから娘むすめのシャチーを強奪ごうだつし陵辱りょうじょくした後のち結むすばれている。強奪ごうだつ婚こんを実行じっこうしたうえ天界てんかい中ちゅうを戦乱せんらんに巻まき込こみようやく愛あいを勝かち取とったにもかかわらずインドラはヴリシャーカピと男色なんしょくにふけったため妻つまシャチー（インドラーニー）は激怒げきどする。さらにインドラは両性りょうせい具有ぐゆう者しゃである。インドラはウリシャナシュヴァの妻つまとも呼よばれ、ウリシャナシュヴァの家族かぞくとして女おんなとして住すんだとされる。このためインドラは別名べつめい「メーナー」とも呼よばれる。また、ガウタマ聖ひじり仙せんの妻つまアハリヤーと関係かんけいを持もった際さいには、1度目どめは全身ぜんしんに女性じょせい器きの印しるしを一いち千せん個こも付つけられる呪のろいを、2度目どめは自身じしんの性器せいきを奪うばわれるという呪のろいをガウタマ聖ひじり仙せんから受うけた。

インドラは敵対てきたい者しゃにも敗北はいぼくした。例たとえば、三界さんがいを支配しはいしたアスラ王らおうマハーバリに敗北はいぼくして天界てんかい追放ついほうの憂うき目めに遇あい、ヴィシュヌ（ヴァーマナ）の力ちからを借かりてようやく支配しはい権けんを取とり戻もどした。ラークシャサ族ぞくラーヴァナ王おうの子こメーガナーダ（メガナダとも）にも負まけ、メーガナーダには「インドラジット」（インドラに打うち勝かつものという意味いみ）を名乗なのられる屈辱くつじょくまで味あじわっている。また、インドラを含ふくめて神かみ々がアスラのマヒシャに敗やぶれ天界てんかいを追放ついほうされている。この時ときは女神めがみドゥルガーがマヒシャを殺ころしたおかげでインドラらは天界てんかいに戻もどった。

インドラは賢者けんじゃの呪のろいからも逃のがれられなかった。例たとえば、偉大いだいな仙人せんにんドゥルヴァーサスから花輪はなわを贈おくられた後のち、インドラが自分じぶんの象ぞうにその花輪はなわを与あたえたために、インドラも他たの神かみ々もドゥルヴァーサスの呪のろいを受うけて力ちからを失うしない、ダイティヤ達いたるに敗北はいぼくして天界てんかいから追放ついほうされた。インドラは、ヴィシュヌの助言じょげんに従したがって、神かみ々とダイティヤ達たちが協力きょうりょくして乳ちち海うみ攪拌を実施じっしすることをダイティヤ達たちに提案ていあんした。攪拌は成功せいこうしたが、神かみ々はダイティヤ達たちとの約束やくそくを反故ほごにしてアムリタを独占どくせんした。そしてアムリタによって力ちからを回復かいふくし、ダイティヤ達たちに勝利しょうりして天界てんかいに戻もどった。

叙事詩じょじし・プラーナ文献ぶんけんでのインドラ

叙事詩じょじし『マハーバーラタ』では、主人公しゅじんこうの1人ひとりのアルジュナの父親ちちおやであり前世ぜんせい。インドラプラスタを開拓かいたくする時ときに炎ほのお神しんとアルジュナとクリシュナの前まえに立たちはだかるが、炎ほのお神しんアグニに自分じぶんの神かみ弓ゆみガーンディーヴァも与あたえ、それもやがてアグニからアルジュナに渡わたされる。カルナがインドラから「ヴァサヴィ・シャクティ（Vasavi Shakti）」という武器ぶきを与あたえられ、ガトートカチャを斃した。 同おなじく叙事詩じょじしの『ラーマーヤナ』では、主人公しゅじんこうラーマが「インドラの矢や」という武器ぶきを使用しようして敵てきのクンバカルナを討うちとった。 また、太古たいこにインドラがアスラ神かみ族ぞくを倒たおしたとされる武器ぶき「ヴィジャヤ」によって、ラークシャサ（羅刹らせつ）の大軍たいぐんを一撃いちげきで死滅しめつさせた。

『パドマ・プラーナ』によれば、「ヴリトラハン」の異名いみょうを得えることになったヴリトラ殺害さつがいでは、インドラは当初とうしょ、彼かれを恐おそれて戦たたかいを避さけた。インドラは神かみ々の世界せかいの半分はんぶんを分わけ与あたえることを条件じょうけんにヴリトラと一旦いったんは和睦わぼくした。その後ご、ヴリトラの元もとに美うつくしいアプサラスのラムバーを送おくり込こみ、バラモンでもあったヴリトラがスラー酒しゅを飲のむように仕向しむけた。ヴリトラが飲酒いんしゅで失神しっしんしたところを不意打ふいうちして勝利しょうりしたが、インドラはバラモンを殺ころした罪つみを負おうこととなった。

ゾロアスター教きょうのインドラ

インドではデーヴァが善ぜんでアスラが悪あくだが、イランではデーヴァに対応たいおうするダエーワが悪あくで、アスラに対応たいおうするアフラ・マズダーが善ぜんと入いれ替かわっている。ゆえに、インドのデーヴァと同おなじ起源きげんの超ちょう自然しぜん的てき存在そんざいが悪魔あくまとして登場とうじょうしており、インドラも魔王まおうの一人ひとりとなっている。ゾロアスター教きょうではインドラは虚偽きょぎの悪魔あくまであり、正義せいぎと真実しんじつの霊れいアシャ・ワヒシュタと対立たいりつする。

「ヴェンディダード」の7大だい魔王まおう

• アカ・マナフ
• ドゥルジ
• サウルワ
• タローマティ
• タウルウィー
• ザイリチャー
• アンラ・マンユ

あるいは

• ナース（ドゥルジ・ナース）
• インドラ
• サウルワ
• ノーンハスヤ
• タウルウィー
• ザイリチャー
• アンリ・マンユ

その他た、アエーシュマ、アカタシュ、ワルニヤを指さす。「ブンダヒシュン」ではアフレマンが、

• アコマン（アカ・マナフ）
• アンダル（インドラ）
• ソウァル（サウルワ）
• ナカヘド（ノーンハスヤ）
• タイレウ（タウルウィー）
• ザイリク（ザイリチャー）

を創造そうぞうしたとしている。オフルマズドのアムシャ・スプンタに神性しんせいが対応たいおうしており敗やぶれることになっている。ここではインドラは、文字通もじどおり帝釈天たいしゃくてんのインドラ、サウルワはルドラ神かみの異称いしょうシャルヴァ、ノーンハスヤはナーサティヤのことである。悪魔あくまアンダルとはインドラの別名べつめいである。

仏教ぶっきょうのインドラ

インドラは仏教ぶっきょうに取とり込こまれて、仏教ぶっきょうの守護神しゅごじんである天てん部ぶの一いち尊みことである帝釈天たいしゃくてんとなった。帝釈天たいしゃくてんの名なはインドラの梵語ぼんご名めい「śakro devānām indraḥ」の「indra」を「帝みかど」と意訳いやくし、「śakra」を「釈しゃく」と音訳おんやくし、後部こうぶに「天てん」を加くわえたもの。梵天ぼんてんと並ならぶ仏教ぶっきょうの二に大だい護法ごほう善ぜん神しんとされる。武器ぶきである「金きむ剛つよし杵きね」を手てに持もち雷かみなりを操あやつる。金剛こんごう杵きねは、密教みっきょうやチベット仏教ぶっきょうにおける重要じゅうような法ほう具ぐとして用もちいられる。

詳細しょうさいは「帝釈天たいしゃくてん」を参照さんしょう

朝鮮ちょうせん神話しんわのインドラ

朝鮮ちょうせん神話しんわ（檀だん君くん神話しんわ）においては、天神てんじん「桓因」と書かかれる。これは、「śakro devānām indraḥ」の音おと写うつしである「釈迦しゃか提ひさげ桓因陀羅」を略りゃくして「釋しゃく提ひさげ桓因」、さらに略りゃくして「桓因」としたものである。

詳細しょうさいは「桓因」を参照さんしょう

その他た

インドラの弓ゆみ

サンスクリット語ごで、虹にじのことをindradhanus（インドラの弓ゆみ）という。

参考さんこう文献ぶんけん

• 松村まつむら一男かずお他た 編へん『神かみの文化ぶんか史し事典じてん』白水しろみず社しゃ、2013年ねん2月がつ。ISBN 978-4-560-08265-2。 
  • 青木あおき健けん 「ウルスラグナ」, p. 126.
  • 松村まつむら一男かずお 「インドラ」, pp. 96-99.
• イオンズ, ヴェロニカ『インド神話しんわ』酒井さかい傳六でんろく訳わけ、青土おうづち社しゃ、1990年ねん5月がつ。ISBN 978-4-7917-5075-7。 
• 上村うえむら勝彦かつひこ『インド神話しんわ』東京書籍とうきょうしょせき、1981年ねん3月がつ。ISBN 978-4-487-75015-3。 
  • のち文庫ぶんこ化か。上村うえむら勝彦かつひこ 『インド神話しんわ - マハーバーラタの神かみ々』 筑摩書房ちくましょぼう〈ちくま学芸がくげい文庫ぶんこ〉、2003年ねん1月がつ。ISBN 978-4-480-08730-0。
• 菅沼すがぬま晃あきら 編へん『インド神話しんわ伝説でんせつ辞典じてん』東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん、1985年ねん3月がつ。ISBN 978-4-490-10191-1。  ※特とくに注記ちゅうきがなければページ番号ばんごうは本文ほんぶん以降いこう
• 松濤しょうとう誠まこと達たち「古代こだいインド神話しんわ解釈かいしゃくの試こころみ -古代こだいインドのトリックスター論ろん覚おぼえ書がき-」『印度いんど學がく佛教ぶっきょう學がく研究けんきゅう』第だい24巻かん第だい2号ごう、日本にっぽん印度いんど学がく仏教ぶっきょう学会がっかい、1976年ねん、557-561頁ぺーじ、CRID 1390282680353591168、doi:10.4259/ibk.24.557、ISSN 00194344。 

• ウルセル, マッソン、モラン, ルイーズ、『インドの神話しんわ』美田びでん稔みのり訳やく、みすず書房しょぼう、1975年ねん1月がつ。ISBN 978-4-622-00091-4。 

関連かんれん項目こうもく

• ディヤウス - 父ちち
• ジャヤンタ - 子こ
• ヴリトラ - インドラが斃した蛇へびまたは竜りゅう。
• リグ・ヴェーダ
• ジャータカ - パーリ語ご名めいであるサッカの名なで様々さまざまな逸話いつわに登場とうじょうする。
• スサノオ - 豪快ごうかい磊落らいらくな性格せいかく、軍神ぐんしん、暴風ぼうふうに関係かんけいする、大蛇おろち（竜りゅう）を斃す逸話いつわ等とうの共通きょうつう点てん。
• トール - 雷霆らいてい神しん。ミョルニルという槌づちを武器ぶきとする。
• ゼウス - 雷霆らいてい神しん。雷かみなりを武器ぶきとする。
• ペルーン - 雷霆らいてい神しん。雷かみなりを武器ぶきとし、炎ほのおの矢やで敵てきを斃す。
• ウルスラグナ - 「ヴリトラハン」に対応たいおうするイラン神話しんわの英雄えいゆう神しん。