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リシ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
寺院じいんのリシのレリーフ

リシ: ऋषि Ṛṣiえい: Rishi)とは、本来ほんらいサンスクリットで、ヴェーダ聖典せいてん感得かんとくしたという神話しんわ伝説でんせつうえ聖者せいじゃあるいは賢者けんじゃいたるのこと。かんやく仏典ぶってんなどでは「せん」などともやくされ、インドがくでは「聖賢せいけん」などとやくされる。または、サンヒターうちの1つ。ひじりせんともばれる。

一般いっぱんてき性格せいかく

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インド神話しんわいては、ヨーガ修行しゅぎょうんだ苦行くぎょうものであり、その結果けっかとしてかみ々さえもふくさざるをえないちょう能力のうりょく(「苦行くぎょうりょく」とばれる)を体得たいとくした超人ちょうじんとしてえがかれることがおおい。また、神秘しんぴてき霊感れいかんもっ宗教しゅうきょう感得かんとくむという。俗界ぞっかいはなれた山林さんりんなどにみ、樹木じゅもくかわなどでできた粗末そまつころもをまとい、長髪ちょうはつであるという。

一般いっぱんには温厚おんこうであるが、一度いちどいかりをはっするとがつけられなくなり、そのちょう能力のうりょくで、条件じょうけんきの宣告せんこく(「〜をしたらぬ」など)をしたり、あめらせないなどのわざわいをこしたりするという。

なな聖賢せいけん

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古来こらいより、ヴェーダの詩聖しせいとしてなな聖賢せいけんसप्तर्षि saptarṣi サプタルシ)とばれるリシがならしょうされている。かれらは北斗七星ほくとしちせい同一どういつされているが、その7にん資料しりょうによって様々さまざまである。

おもなリシ

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なな聖賢せいけん以外いがいのリシとしてられるのは、アガスティヤヴィシュヴァーミトラヴィヤーサダクシャチヤヴァナなどである。

バラモンの氏族しぞく聖賢せいけん

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司祭しさい階級かいきゅうバラモンは、ヴェーダ相伝そうでん系譜けいふしめすものとして、神話しんわじょうのリシをとする氏族しぞくゴートラめいつ。たとえばアトリをとするバラモンの家系かけい場合ばあいは、アートレーヤ(アトリの末裔まつえい)という氏族しぞくめいとなる。

関連かんれん項目こうもく

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