パタンジャリ

パタンジャリの彫像ちょうぞう

パタンジャリ（サンスクリット: पतञ्जलि、Patañjali）は、インドの人名じんめい。主おもに「文法ぶんぽう学者がくしゃのパタンジャリ」と「思想家しそうかのパタンジャリ」の二人ふたりがいる。

文法ぶんぽう学者がくしゃ

パタンジャリは、紀元前きげんぜん2世紀せいきごろのインドの文法ぶんぽう学者がくしゃ。パーニニの文典ぶんてん『アシュターディヤーイー』（अष्ठाध्यायी）に対たいする注釈ちゅうしゃく書しょとして書かかれた『マハーバーシヤ』により、サンスクリット文法ぶんぽう学がくの体系たいけいを完成かんせいさせた。

思想家しそうか

パタンジャリは、心しんと意識いしきの哲学てつがく的てき側面そくめんに関かんする箴言しんげんに富とむヨーガの重要じゅうよう文献ぶんけん、『ヨーガ・スートラ』の編纂へんさん者しゃとされる人物じんぶつ。しかし、彼かれについてはっきりしたことは分わかっていない。上記じょうきの文法ぶんぽう学者がくしゃのパタンジャリと同一どういつ視しされることもある。

ここ数すう十じゅう年ねんの間あいだ、『ヨーガ・スートラ』は、ヴィヴェーカーナンダのラージャ・ヨーガの実践じっせんの指導しどう書しょとして、心身しんしんの調和ちょうわと健康けんこうの増進ぞうしんを目的もくてきとしたヨーガ・ムーヴメントの哲学てつがく的てき根拠こんきょとして、世界せかい的てきにポピュラーな地位ちいを占しめるに至いたった。

関連かんれん項目こうもく

• ヨーガ・スートラ
• ヨーガ
• インド哲学てつがく