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えん相場そうば

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えんやすから転送てんそう

えん相場そうば(えんそうば)は、えんたいする外貨がいか相対そうたいてき価値かち為替かわせレート)のこと。通常つうじょう外貨がいか1単位たんい相当そうとうする円貨えんかがく表示ひょうじする(通貨つうか市場いちばによってはべつ慣行かんこうもある)。

とくに、あめりかドルユーロとの比較ひかくによってしめされ、そのなかでも、あめりかドルにたいするえん相対そうたい価値かちしめすことがある[1]

解説かいせつ

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国際こくさい市場いちばにおいて、日本にっぽん通貨つうかであるえん相対そうたいてき価値かち過去かこのレートや政治せいじ目的もくてきなど、なんらかの意味いみ基準きじゅんとみなされる水準すいじゅんよりもたか状態じょうたいを「えんだか」、ぎゃくに、ひく水準すいじゅんであるとき「えんやす」という。たとえば、いままで1ドル120えんだったが、1ドル110えんになった場合ばあいにはえんだかになっている。(これは1えん価値かちが1/120ドルから1えん1/110ドルにまでがったということである。)つまり、より少額しょうがくの「えん」で1ドルと交換こうかんできるようになるわけである(おな円貨えんかがくでよりおおくのドルをえるようになったとかんがえると、通貨つうか価値かちがったということが理解りかいされやすい。後述こうじゅつのとおり「1ドル100えん」ではなく「100えん1ドル」とする表記ひょうきほうもあり、こちらはより直感ちょっかんてき理解りかいしやすい。)。

現代げんだいおも為替かわせ政策せいさく

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為替かわせレートのうち、国際こくさいてき金融きんゆう取引とりひき貿易ぼうえき決済けっさい利用りようされることがおおアメリカドルあめりかドル)との為替かわせレートはもっと重要じゅうようされている。2007ねんには1あめりかドルは95えん - 125えん比率ひりつ交換こうかんされていた。日本にっぽん為替かわせレートの変遷へんせんえん参照さんしょうのこと。

えん相場そうば影響えいきょう

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えんだかのメリットとして、輸入ゆにゅうひんやすくなる(原材料げんざいりょうふくむ)、日本にっぽんからの海外かいがい旅行りょこうやすくなるというプラスめんがある一方いっぽうで、輸出ゆしゅつひん外国がいこくたかくなる、輸出ゆしゅつひんれなくなり国内こくない産業さんぎょう打撃だげき不景気ふけいきとなる、日本にっぽん観光かんこう収入しゅうにゅうるなどのマイナスめんがある[2]えんやすになると、円建えんだての海外かいがい資産しさん所得しょとく増加ぞうかする[3]

えんだかになると、交易こうえき条件じょうけん向上こうじょうする(日本にっぽん国外こくがいからの購入こうにゅう有利ゆうりになる[4])のでよい」という議論ぎろんがあるが[5][6]交易こうえき条件じょうけん輸出ゆしゅつ物価ぶっか輸入ゆにゅう物価ぶっか比率ひりつであるので、えんだかになると輸出ゆしゅつ物価ぶっか輸入ゆにゅう物価ぶっかがるため、交易こうえき条件じょうけん系統的けいとうてき影響えいきょうあたえない[5]。それどころか、比較ひかく優位ゆういをもつ輸出ゆしゅつ産業さんぎょう比較ひかく優位ゆういせいをもつからこその輸出ゆしゅつ産業さんぎょう)が採算さいさんラインるようなえんだかになって、日本にっぽん国外こくがい製造せいぞう拠点きょてん移転いてんするなどすれば、平均へいきんてき生産せいさんせいがり、賃金ちんぎんがって生活せいかつ水準すいじゅん低下ていかにもなりかねない(えんだかきょう参照さんしょう)。えんだかは、対外たいがい直接ちょくせつ投資とうし増加ぞうかさせる要因よういんとなる[7]

さらに、えんだかになると日本にっぽん労働ろうどうりょくなどの生産せいさん要素ようそ価格かかく他国たこくたい相対そうたいてきたかくなる[6]えんだか日本にっぽん国外こくがい賃金ちんぎん日本にっぽん賃金ちんぎんくらべて低下ていかさせる[8]。このコストだかになった結果けっか輸出ゆしゅつざい競争きょうそうりょく低下ていかすることになり、輸出ゆしゅつ減少げんしょうして輸出ゆしゅつ企業きぎょうやその下請したうけなど関連かんれん企業きぎょう業績ぎょうせき悪化あっかする要因よういんとなる。反対はんたい輸入ゆにゅうざい相対そうたいてき割安わりやすになるため国内こくない生産せいさんひんより競争きょうそうりょくし、輸入ゆにゅう増加ぞうかすることになる。

えんだかで1まんえんえるもののりょうえるから一見いっけんメリットがあるようにかんがえがちだが、その1まんえんかせぐこと自体じたい困難こんなんになるため、えんだか有利ゆうりになるとはえない[6]

また、えんだかきた場合ばあい生産せいさん活動かつどうはすぐには変化へんかしない一方いっぽうで、将来しょうらい景気けいき悪化あっか懸念けねんして消費しょうひ設備せつび投資とうしほうがよりはや反応はんのうしてむ。その結果けっか国内こくない貯蓄ちょちく超過ちょうか貯蓄ちょちく投資とうし)が増加ぞうかし、これは経常けいじょう収支しゅうし黒字くろじ増加ぞうか意味いみする(貯蓄ちょちく投資とうしバランス[9]。すなわち、えんだかきた直後ちょくごには貿易ぼうえき黒字くろじ拡大かくだいきやすい。その国内こくない消費しょうひ投資とうしみによる景況けいきょうかん悪化あっかわせて生産せいさん活動かつどう停滞ていたいするなかで、貿易ぼうえき黒字くろじ縮小しゅくしょうしていく。えんだか直後ちょくご貿易ぼうえき黒字くろじ拡大かくだいえんだか悪影響あくえいきょう過小かしょう評価ひょうかしないよう注意ちゅういする必要ひつようがある。

経済けいざい学者がくしゃおう邦雄くにおは「えんやす輸出ゆしゅつ経済けいざい回復かいふくするという効果こうか非常ひじょう限定げんていてきである。また、だい企業きぎょう製造せいぞうぎょう労働ろうどうかぶっているひとにはプラスであるが、そうではないひとにはマイナスという分配ぶんぱい効果こうかによって不満ふまんたかまりかねない」と指摘してきしている[10]

もと日銀にちぎん理事りじ早川はやかわ英男ひでおは「えんやす実質じっしつ賃金ちんぎん低下ていかをもたらす。えんやす交易こうえき条件じょうけん悪化あっかさせ、賃金ちんぎん企業きぎょう収益しゅうえき並行へいこうしてえないため、短期たんきてきには労働ろうどう分配ぶんぱいりつ低下ていかさせる」「おおくの外国がいこくじん観光かんこうきゃくおとずれるのを、日本人にっぽんじん相対そうたいてきまずしくなってしまった結果けっかだとかんがえるとこのましくない」と指摘してきしている[11]

エコノミストの岩田いわた一政かずまさは「えんやすすすみエネルギー価格かかく上昇じょうしょうこうまりすると、交易こうえき条件じょうけん大幅おおはば悪化あっかする。企業きぎょう仕入しい価格かかくおおきくがる一方いっぽう販売はんばい価格かかくがらず、利潤りじゅん圧縮あっしゅくされ賃金ちんぎん抑制よくせいされる」「実質じっしつ所得しょとく国外こくがい流出りゅうしゅつ輸出ゆしゅつ生産せいさん所得しょとく増加ぞうかといった効果こうか上回うわまわると、経済けいざい全体ぜんたいとして消費しょうひしゃ効用こうよう水準すいじゅん低下ていかする」と指摘してきしている[12]

経済けいざい学者がくしゃ小幡おばたは「えんやすになれば、輸入ゆにゅうひん価格かかく確実かくじつがる。庶民しょみん生活せいかつくるしくなる。自動車じどうしゃ電機でんきなど一部いちぶだい企業きぎょうにはメリットがあるけれど、日本にっぽん経済けいざいささえている内需ないじゅ関連かんれん中小ちゅうしょう企業きぎょうにとっては、輸送ゆそう電気でんきだいがるなど、マイナスのほうがおおきい」と指摘してきしている[13]

大和総研だいわそうけんは「えんやすは、資源しげんとぼしく食料しょくりょう自給じきゅうりつひく日本にっぽんにとってのぞましくない」と指摘してきしている[14]

経済けいざい学者がくしゃ浜田はまだ宏一こういちは「古典こてんてきえば、交易こうえき条件じょうけんはアラブの王様おうさまめることであり、金融きんゆう政策せいさくによる為替かわせレートの変動へんどう交易こうえき条件じょうけん変動へんどう無関係むかんけいである。ただし、そのような関係かんけいがあるというデータもある。石油せきゆはドルてでめられるため、えんやすによって交易こうえき条件じょうけん悪化あっかする傾向けいこうがある」と指摘してきしている[15]

早川はやかわ英男ひでおは「交易こうえき条件じょうけんあたえる影響えいきょうは、為替かわせレートより原油げんゆ価格かかくほうがずっとおおきい」と指摘してきしている[11]経済けいざい学者がくしゃ高橋たかはし洋一よういちは「交易こうえき条件じょうけん為替かわせレートにはほとんど関係かんけいがなく、交易こうえき条件じょうけん原油げんゆ価格かかくまる」と指摘してきしている[16]

えんやすになっても輸出ゆしゅつえないようになっている」という議論ぎろんについて、エコノミストの村上むらかみ尚己なおみは「自国じこく通貨つうかやすくなれば、国際こくさい市場いちばでの価格かかく競争きょうそうりょくたかまるメカニズムがはたらく。このメカニズムがはたらかないなどというのは、経済けいざい原理げんり無視むししている」と指摘してきしている[17]村上むらかみは「えんやす進行しんこうによって、企業きぎょう利益りえきえてかぶだか外貨がいか資産しさん増加ぞうかすることによって、民間みんかん部門ぶもんのバランスシートが強固きょうこになり、設備せつび投資とうし雇用こよう拡大かくだいをもたらすメカニズムが一段いちだんつよまる」と指摘してきしている[18]

経済けいざい学者がくしゃポール・クルーグマンは「歴史れきしてき通貨つうかやす輸出ゆしゅつ推進すいしんするという有力ゆうりょく証拠しょうこがある一方いっぽうで、その影響えいきょうすうかい四半期しはんきまで結果けっかがはっきりしないという経済けいざいデータもある。普通ふつう10%えんやすになると10%輸出ゆしゅつびるはずである。総合そうごうてきえんやすのマイナスめんよりもプラスめんのほうがおおきい」と指摘してきしている[19]

経済けいざい学者がくしゃ若田部わかたべあきらきよしは「えんやすによって、輸入ゆにゅう競合きょうごう企業きぎょうれい:タオルメーカーなど)の収益しゅうえきがる」と指摘してきしている[20]

経済けいざい学者がくしゃ原田はらだやすし大和総研だいわそうけんは「10%のえんだかは、実質じっしつGDPを0.54%げる」と指摘してきしている[21]原田はらだは「完全かんぜん雇用こようになる程度ていど為替かわせレートの水準すいじゅんい。完全かんぜん雇用こようになったのちえんやすはデメリットとなる」と指摘してきしている[22]

経済けいざい学者がくしゃ岩田いわた規久男きくおは「過度かどえんだかは、正規せいき雇用こよう比率ひりつげ、製造せいぞうぎょう中心ちゅうしんとした海外かいがい移転いてん促進そくしんし、国内こくない雇用こよう需要じゅよう減少げんしょう失業しつぎょうりつ上昇じょうしょうをもたらした」と指摘してきしている[23]

経済けいざい学者がくしゃ田中たなか秀臣ひでおみは「生産せいさんせい向上こうじょうという実力じつりょく以上いじょうえんだか発生はっせいすると、企業きぎょう収益しゅうえき圧迫あっぱくによる賃金ちんぎん投資とうし抑制よくせい雇用こよう減少げんしょう、それをつうじた国民こくみん消費しょうひ減退げんたいきる」と指摘してきしている[24]田中たなかは「日本にっぽん代表だいひょうてき産業さんぎょう苦境くきょうたせているのにかかわらず、なかにはえんだかは『つよ証拠しょうこ』『国力こくりょくがる』『日本にっぽんにとってのぞましい』といった言説げんせつ存在そんざいするが理解りかいできない。また、えんだか企業きぎょう淘汰とうたし、過当かとう競争きょうそうふせぎ、経済けいざい効率こうりつげるという見方みかたもある。優良ゆうりょう企業きぎょうが、国際こくさいてき定評ていひょうのある技術ぎじゅつ販売はんばいりょくへの評価ひょうかではなく、予期よきせぬ為替かわせレートだけで窮地きゅうちまれて淘汰とうたされるのがいいのであろうか」と指摘してきしている[25]

若田部わかたべあきらきよしは「えんだかえられるようにさらなる企業きぎょう努力どりょくをすべきだというこえがあるが、無責任むせきにんきわまりない意見いけんである。えんだかたいして企業きぎょう努力どりょくをすれば、生産せいさん拠点きょてん海外かいがいうつすだろう」と指摘してきしている[26]

えん相場そうば要因よういん

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デフレーションひく金利きんり継続けいぞくする日本にっぽんは、購買こうばいりょく平価へいかせつおよび金利きんり平価へいかせつにより、長期ちょうき平均へいきんでは名目めいもくじょうえんだかすすむのが理論りろんてき期待きたいである。またえんだかがデフレ圧力あつりょくとしてはたらく。

2010ねん現在げんざい、「リスク回避かいひえんい」となっており[27][28]、リスク回避かいひてきになるときには、ぜん世界せかいかぶ下落げらくし、えんだかとなる傾向けいこうつよい。ぎゃくに「リスク選好せんこうてき」となるときには、ぜん世界せかいかぶ上昇じょうしょうし、えんやすとなる傾向けいこうつよい。

経済けいざい学者がくしゃ松原まつばらさとしは、えんだかきるおも要因よういんとして、1)日本にっぽん輸出ゆしゅつ増加ぞうか、2)日本にっぽん国外こくがいからの日本にっぽんへの旅行りょこうしゃ増加ぞうか、3)日本にっぽんへの投機とうきマネーの増加ぞうか、をげている[29]

エコノミストの川村かわむら雄介ゆうすけは「日本にっぽん株価かぶかがったり、金利きんりたかくなるとえんだかになりやすい」と指摘してきしている[30]

2014ねん時点じてんIMF試算しさんした購買こうばいりょく平価へいかもとづくドルえん均衡きんこうは、やく102えんである[31]

国際こくさい収支しゅうし

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貿易ぼうえき黒字くろじえるとえんだかすすむ、あるいはぎゃく貿易ぼうえき黒字くろじるとえんやすになるという議論ぎろんがあるが、為替かわせ介入かいにゅうがない場合ばあい貿易ぼうえき黒字くろじ対外たいがい貸付かしつけ変化へんか均衡きんこうするように為替かわせ変動へんどうする。つまり、貿易ぼうえき黒字くろじえてもそのぶんだけ対外たいがい貸付かしつけえなかったときはじめて、両者りょうしゃ均衡きんこうさせるようにえんだかすすむ。結果けっかてきには貿易ぼうえき黒字くろじ対外たいがい貸付かしつけえるぶんおなじとなる。

また、貿易ぼうえき黒字くろじ増加ぞうかぶん対外たいがい貸付かしつけよりもすくない場合ばあいには、えんやすとなる。貿易ぼうえき黒字くろじ場合ばあい同様どうように、貿易ぼうえき黒字くろじそのものではなく、対外たいがい貸付かしつけとの相対そうたいてき増減ぞうげんによってえんだかになるかえんやすになるかが決定けっていする。これは、それぞれ別個べっこ決定けっていする経常けいじょう収支しゅうし資本しほん収支しゅうしが、経常けいじょう収支しゅうし+資本しほん収支しゅうし+外貨がいか準備じゅんび増減ぞうげん=0となるよう、為替かわせ調整ちょうせいするように変動へんどうするためである。

あくまで貿易ぼうえき黒字くろじ対外たいがい貸付かしつけよりおおきくならないようにえんだかすすむのである。

国力こくりょく

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森永もりなが卓郎たくろうは「えんやすとは、日本にっぽん二流にりゅうこくあつかいされていることとおなじである」と指摘してきしている[32]

為替かわせレートにたいしては、たとえば「為替かわせ国力こくりょくあらわすはずだ。少子化しょうしか衰退すいたいしていくくに通貨つうか上昇じょうしょうするのはおかしい」というような誤解ごかいたれることがある[33]為替かわせレートというのは基本きほんてきに2つの通貨つうか交換こうかん価値かちぎず、長期ちょうきてきには購買こうばいりょく平価へいか沿ったうごきになる[33]。すなわち、インフレりつたかければ通貨つうか価値かちがり、インフレりつひくければがるとかんがえることができる。そして、長期ちょうきてきにはそれが為替かわせレートに反映はんえいされる、とシンプルにかんがえればよい。基本きほんてき為替かわせレートは単純たんじゅんにモノとモノとの交換こうかんレートにぎないため、為替かわせ国力こくりょくあらわしたり、成長せいちょうりつたか通貨つうかわれたりするとうのは幻想げんそうであるとえる[33]

準備じゅんび通貨つうか

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えんだか進行しんこうしているのは準備じゅんび通貨つうかとしての存在そんざいかんつよまってきたからだという指摘してきがある。中央ちゅうおう銀行ぎんこうとくにアジアのくに中央ちゅうおう銀行ぎんこう)が、ドル中心ちゅうしんだった外貨がいか準備じゅんび多角たかく目指めざしているためである[27]

金融きんゆう政策せいさく

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原田はらだやすし大和総研だいわそうけんは「為替かわせレートとは、各国かっこくのマネーの交換こうかん比率ひりつのことであり、日本にっぽんのマネーがえていない状態じょうたい他国たこくのマネーがえれば、えんだかになる」と指摘してきしている[34]原田はらだやすし大和総研だいわそうけんは「為替かわせレートを、金融きんゆう財政ざいせい政策せいさくまる変数へんすうとすれば、えんだか政策せいさく結果けっかとなる。金融きんゆう緩和かんわせずに財政ざいせい拡大かくだいおこなえばえんだかになる」と指摘してきしている(マンデルフレミングモデル[35]

高橋たかはし洋一よういちは「為替かわせレートはマネタリーベースおおきく関係かんけいしている。えんだか是正ぜせいしたいなら、えんってやせばよい。えんだかになると、GDPり、株価かぶかがる。えんやすになると、GDPがえて、株価かぶかがる」とべている[36]

えんだかシンドローム

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アメリカ政府せいふ日本にっぽん政策せいさくたいする不満ふまんたかめる局面きょくめんでは、経済けいざいのファンダメンタルズ(日米にちべいのマネタリーベース格差かくさ金利きんりなど)とは無関係むかんけい為替かわせレートがえんだかドルやす転換てんかんすることがおおかった(日米にちべい貿易ぼうえき摩擦まさつなど)[37]。このような日米にちべい政治せいじ要因よういんえんだかをもたらす現象げんしょうスタンフォード大学だいがく名誉めいよ教授きょうじゅのロナルド・マッキノンは「えんだかシンドローム」とび、日本にっぽん経済けいざい長期ちょうき低迷ていめいおよび長期ちょうきてきえんだか理由りゆうであると主張しゅちょうした[37]

田中たなか秀臣ひでおみは「日本にっぽんでは1990ねん後半こうはん以降いこう最適さいてきとされるマネーサプライりつを、現実げんじつりつ下回したまわっていた。為替かわせレートが『購買こうばいりょく平価へいか天井てんじょう』にちかづいたときには、日本銀行にっぽんぎんこう金融きんゆうめスタンスがつよまる傾向けいこう実証じっしょう研究けんきゅうによって確認かくにんされている」と指摘してきしている(2010ねん時点じてん[38]

金利きんりとの関係かんけい

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為替かわせ相場そうばえんだかになると、日本にっぽん国外こくがいからの原材料げんざいりょう食料しょくりょうひん石油せきゆなどの輸入ゆにゅうひん値下ねさがりするので、物価ぶっかがる。物価ぶっか下落げらく金利きんり低下ていかつながるので、為替かわせ相場そうばえんだか金利きんり低下ていかつながる。

為替かわせ相場そうばえんやすになると、日本にっぽん国外こくがいからの原材料げんざいりょう食料しょくりょうひん石油せきゆなどの輸入ゆにゅうひん値上ねあがりし、物価ぶっか上昇じょうしょうする。物価ぶっか上昇じょうしょう金利きんり上昇じょうしょうつながるので、為替かわせ相場そうばえんやす金利きんり上昇じょうしょうこす。

米国べいこく金利きんり上昇じょうしょうしたり日本にっぽん金利きんり下降かこうしたりして日米にちべい金利きんり拡大かくだいすると、日本にっぽん金融きんゆう商品しょうひん投資とうしするよりも米国べいこく金融きんゆう商品しょうひん投資とうしをするほう有利ゆうりになるので、えんをドルにえて米国べいこく金融きんゆう商品しょうひん購入こうにゅうしようとえんり・ドルいがすすむ。この結果けっか日本にっぽんから米国べいこくにおかね流出りゅうしゅつし、ドルだかえんやすになっていく。

日本にっぽん金利きんり上昇じょうしょうしたり米国べいこく金利きんり下降かこうしたりして日米にちべい金利きんり拡大かくだいすると、米国べいこく金融きんゆう商品しょうひん投資とうしするよりも日本にっぽん金融きんゆう商品しょうひん投資とうしをするほう有利ゆうりになるので、ドルをえんえて日本にっぽん金融きんゆう商品しょうひん購入こうにゅうしようとするえんい・ドルりがすすむ。この結果けっか米国べいこくから日本にっぽんにおかね流入りゅうにゅうし、えんだかドルやすになっていく。

短期たんきてきには金利きんりたかくに通貨つうか上昇じょうしょうしがちである。しかし、金利きんりたかくにはインフレレートがたかくに通貨つうか価値かち下落げらくおおきいくにであるので、長期ちょうきてきには通貨つうかやすとなる場合ばあいおお[39]

経済けいざい学者がくしゃ野口のぐち悠紀雄ゆきお金利きんりげによってえんだか実現じつげんすることができるとしている[40]。エコノミストの片岡かたおか剛士たけしは「マンデルフレミングモデル知見ちけんからもあきらかなように、(財政ざいせい政策せいさくのみによる)財政ざいせい支出ししゅつ拡大かくだい金利きんり上昇じょうしょうまねき、ひいてはえんだかにつながる」と指摘してきしている[41]

このように、金利きんり為替かわせレートにおよぼす関係かんけいは、短期たんき長期ちょうきぎゃくである[42]

株価かぶかとの関係かんけい

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外国がいこくじん投資とうしによる日本にっぽんかぶ保有ほゆう比率ひりつは26.7%(2011ねん3がつまつ[43]たかくなっており、さらに売買ばいばい代金だいきんめるシェアでは64.1%(2010年度ねんど[44][45]となっている。

株価かぶか景気けいきあたえる影響えいきょうりょく莫大ばくだいで、外国がいこくじん投資とうし動向どうこう日本にっぽんかぶのトレンドをめるともわれている[46]

日本にっぽん株価かぶかは、べい株価かぶかとドルえんレートでまっているとされる[47][48][49][50][51]

日本人にっぽんじん個人こじん売買ばいばいにはデイ・トレーダーてき取引とりひきふくまれているので、トレンドは形成けいせいつらい。外国がいこくじん分散ぶんさん投資とうしで、日本にっぽんかぶ保有ほゆうりつ一定いっていたもとうとしている。このこと外国がいこくじん売買ばいばいがトレンドの形成けいせいやすさにつながっている[46]

えんだかときには東証とうしょう輸出ゆしゅつ企業きぎょう株価かぶか下落げらくするれいおおい。また、輸出ゆしゅつ産業さんぎょう業績ぎょうせき悪化あっかし、輸入ゆにゅう産業さんぎょうやその関連かんれん企業きぎょう業績ぎょうせき好調こうちょうとなる。また、TOPIX日経にっけい平均へいきん下落げらくするれいおおい。

  • 輸入ゆにゅうするときにはいままでよりやす仕入しいれることができるので、コストが削減さくげんできる。
  • 輸出ゆしゅつするときにはえんたかいためにってもらいにくくなるため、利益りえき減少げんしょうする。また海外かいがい製造せいぞうおこなっていても、貿易ぼうえき基本きほんドルてでおこなっており、日本にっぽん国外こくがいでの利益りえき円転えんてんするとき目減めべりする。
  • ドルてでると日本にっぽんかぶ割高わりだかなので、外国がいこくじん利益りえき確定かくていりと一方向いちほうこうはいってやすくトレンドを形成けいせいやすい。

えんやすときには東証とうしょう輸出ゆしゅつ企業きぎょう株価かぶか上昇じょうしょうするれいおおい。また、輸入ゆにゅう産業さんぎょう業績ぎょうせき悪化あっかし、輸出ゆしゅつ産業さんぎょうやその関連かんれん企業きぎょう業績ぎょうせき好調こうちょうとなる。また、TOPIX、日経にっけい平均へいきん上昇じょうしょうするれいおおい。

  • 輸入ゆにゅうするときにはいままでよりたか仕入しいれなくてはならないので、コストが余計よけい増加ぞうかする。
  • 輸出ゆしゅつするときにはえん割安わりやすなのでってもらいやすくなり、利益りえき増大ぞうだいする。また、貿易ぼうえき基本きほんドルてでおこなっており、日本にっぽん国外こくがいでの利益りえき円転えんてんするとき増加ぞうかする。
  • ドルてでると日本にっぽんかぶ割安わりやすなので、外国がいこくじんしと一方向いちほうこうはいってやすくトレンドを形成けいせいやすい。

実質じっしつ実効じっこう為替かわせレート

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実質じっしつ実効じっこう為替かわせレートればえんだかではない」などの言葉ことば安易あんい使つかわれることがあるが、これは適切てきせつでない使つかわれかたをしている場合ばあいおお[41]

実質じっしつ実効じっこう為替かわせレートでみると現代げんだいえんだか深刻しんこく状況じょうきょうでない」という議論ぎろんは、日本にっぽん場合ばあい他国たこく比較ひかくしてデフレーションすすんでいるから、輸出ゆしゅつには有利ゆうりであるということを意味いみしているのであって、えんだかおよびデフレで懸念けねんされる、国内こくない企業きぎょう収益しゅうえき条件じょうけん雇用こよう環境かんきょう悪化あっかとうとは関係かんけいがないことに留意りゅういすべきである[41]

高橋たかはし洋一よういちは「学者がくしゃなどがある時点じてん計算けいさんした購買こうばいりょく平価へいか実効じっこう為替かわせレートなどの数字すうじかかげて議論ぎろんしたとしても、企業きぎょう財界ざいかいなど、輸出ゆしゅつ困難こんなんになり国内こくない企業きぎょう維持いじできないため海外かいがい展開てんかいをしようとかんがえる人達ひとたち意見いけんとはまったちがうものであり、意味いみのない議論ぎろんである」とべている[52]

日本にっぽんにおける外為がいため実務じつむ

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両替りょうがえしょう為替かわせレート表示ひょうじ

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ニュース新聞しんぶんとう報道ほうどうされる「1ドル = 110えん10ぜに - 110えん20ぜに」などというレートは、銀行ぎんこうあいだでの外国がいこく為替かわせ取引とりひきおこなうときのレートで、銀行ぎんこうあいだ相場そうばばれるものである。

かく銀行ぎんこうは、そのたい顧客こきゃく輸出ゆしゅつ輸入ゆにゅう企業きぎょう個人こじんなど)についてはまい営業えいぎょう午前ごぜん955ぶんスポット・レートもとに10ごろなか[53][54]ばれる基準きじゅん相場そうば発表はっぴょうし、銀行ぎんこうあいだ相場そうばおおきくうごくことがかぎり、(銀行ぎんこうあいだ相場そうばこまかくうごいたとしても)にちちゅうはその相場そうばもと取引とりひきおこなうことがおおい(東京とうきょう市場いちばでは、以前いぜん大手おおてぎょう当番制とうばんせい共同きょうどうしてもちいるドルえんなかさだめる慣行かんこうがあったが、現在げんざいことなる)。なお、銀行ぎんこうあいだでの取引とりひきは、どの通貨つうかたい(アメリカ)ドルで取引とりひき圧倒的あっとうてきおおく、たとえばえんとタイバーツなど各国かっこく通貨つうかとの直接ちょくせつ取引とりひききの金額きんがくすくない。このため各国かっこく通貨つうかえん為替かわせレートは、当該とうがい通貨つうかたいドル相場そうばと、ドルえん相場そうばとの合成ごうせいとして計算けいさんされることが一般いっぱんてきである。

為替かわせレートの表示ひょうじ仕方しかたは、1ドルが120えんという表示ひょうじ仕方しかたと、1えんが1/120ドル = 0.00833ドルという表示ひょうじ仕方しかたがある。ほとんどの通貨つうかでは1ドル = 120えん、あるいは1ドル = 700韓国かんこくウォンというように、あめりかドル1ドルに相当そうとうする各国かっこく通貨つうかがく使つかうことが慣例かんれいである。例外れいがいは、英国えいこくポンドやユーロなどで、1ポンド = 1.9ドル、1ユーロ = 1.25ドルなどと表示ひょうじすることが慣例かんれいとなっている。

日本にっぽんえん他国たこく通貨つうか為替かわせレートをかんがえる場合ばあいに、1えん = ○○ドル[ちゅう 1]表示ひょうじするのを外貨がいか(ドル)て、1ドル = ○○えん表示ひょうじするのを、自国じこく通貨つうかえんてとう。アメリカかられば、1えん = ○○ドルが自国じこく通貨つうか(ドル)てであり、1ドル = ○○えん外貨がいかえんてである。えん為替かわせレートについて、自国じこく通貨つうかては邦貨ほうかてとばれることがある。

外貨がいか預金よきん外為がいため取引とりひき

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一般いっぱん個人こじんが、銀行ぎんこう外貨がいか預金よきん依頼いらいする場合ばあい、おおよそかず%-10%程度ていど相当そうとうする手数料てすうりょうぶん銀行ぎんこうなどで多少たしょうことなる;外貨がいか1単位たんいたいしてなんえんという料率りょうりつ普通ふつう)がレートにまれる。そのため、かつて一般いっぱんてきだった「ドルえん片道かたみち1えん」とばれる手数料てすうりょうりつなか取引とりひきもちいられるレートのが1ドルたり1えんであることをいう)において、取引とりひき相手あいて銀行ぎんこうなかが1ドル = 110えんだったとすると、外貨がいか預金よきんへのあづれ、はらもどしや、外国がいこく送金そうきんみ、円貨えんかでのりに使つかわれるレートは

  • えん→ドル(TTS)1ドル = 111えん
  • ドル→えんTTB)1ドル = 109えん

となる。

為替かわせする金額きんがくえるとえてしまう。

れい

  • 10000えん→(100えん = 1ドル)→100ドル
  • 翌日よくじつ 100ドル→(105えん = 1ドル)= 10500えん

また、外貨がいか現金げんきんとの両替りょうがえ依頼いらいする場合ばあいには、さらにキャッシュハンドリングチャージ(cash handling charge;現金げんきんあつか手数料てすうりょう)とわれる手数料てすうりょうぶん加味かみされる(顧客こきゃくからの買取かいとり場合ばあいはそのぶんやすく、顧客こきゃくへの売却ばいきゃく場合ばあいはそのぶんたかくなる)。

これは、外貨がいか預金よきん場合ばあい帳簿ちょうぼじょうえでもむのにたいして、両替りょうがえとなると実際じっさい外貨がいか現金げんきん当該とうがい外貨がいか本国ほんごくとのあいだでやりりする必要ひつようがあり、運送うんそう保険ほけんりょうそのがかかってしまうことが理由りゆうとされている。また上記じょうき理由りゆうから、外貨がいか硬貨こうかあつかわないことがおおく、あつかっている場合ばあいでも、紙幣しへいくらべレートがわるくなることか大半たいはんである。

その

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なかないし銀行ぎんこうあいだ相場そうばと、たい顧客こきゃく相場そうば乖離かいり比較的ひかくてきちいさいのは、あめりかドルやユーロである。取引とりひきりょうすくない通貨つうかでは相場そうば乖離かいりはば銀行ぎんこう利幅りはば)がおおきくなる傾向けいこうがある。

その貿易ぼうえき取引とりひき使つかわれるレートや、為替かわせ予約よやくばれる先日せんじつづけ取引とりひき使つかわれるレートは、決済けっさい期日きじつまでの金利きんり勘案かんあんしてさだめられる。

外貨がいかてでクレジットカード使つかった場合ばあい決済けっさい相場そうばは、請求せいきゅうひょうがカード会社かいしゃ決済けっさいセンターにとどいたさい相場そうばに、かず%程度ていど手数料てすうりょう加味かみした相場そうばであるとされている。したがって、国内こくない両替りょうがえして海外かいがい現金げんきん支払しはらうよりは、実質じっしつ為替かわせレートが有利ゆうりになる可能かのうせいがある。

えん相場そうば歴史れきし

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1856ねん - えん以前いぜん

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1856ねん - 1860ねん

  • 安政あんせい3ねん(1856ねん)9がつ9にち米国べいこく領事りょうじタウンゼント・ハリス幕府ばくふ交渉こうしょうにより、ぎん含有がんゆうりょうもとに、1ドル = いちふんぎん3まいすなわち0.75りょう(1りょう = 1.33ドル)とまる。しかし、日本にっぽん外国がいこく金銀きんぎん交換こうかん比率ひりつにはおおきながあり、かね含有がんゆうりょうると、1りょう天保てんぽう小判こばん)=4ドルであった。このため1859ねん開国かいこく大量たいりょう小判こばん海外かいがい流出りゅうしゅつした(幕末ばくまつ通貨つうか問題もんだい)。

1860ねん - 1871ねん

  • 金銀きんぎん交換こうかん海外かいがい同等どうとうにするため、かね含有がんゆうりょうらした万延まんえん小判こばん発行はっこうされた。それまでの天保てんぽう小判こばんいちまいさんりょういちふんしゅとして通用つうようすることになったため、万延まんえん小判こばん基準きじゅんにしたりょう価値かち従来じゅうらいの1/3となり、金銀きんぎんいずれを基準きじゅんにしても1りょう = 1.33ドルとなった。明治維新めいじいしんも、しん政府せいふ幕府ばくふ通貨つうか制度せいどいだが、紙幣しへい大量たいりょう発行はっこうによる信用しんよう低下ていかなどから、1871ねんごろには1りょう=1ドル程度ていどとなった。

1871ねん - えん誕生たんじょう戦前せんぜん戦中せんちゅう

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1871ねん - 1897ねん えん誕生たんじょう

  • 1871ねん明治めいじ4ねん)5がつ10日とおかの「しん貨条れい」(明治めいじ4ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい267ごう)の公布こうふによりえん正式せいしき使つかわれるようになった。この条例じょうれい内容ないようつぎのようなものである。
    1. 純金じゅんきん1.5グラムをえんえんの100ぶんの1をぜにぜにの10ぶんの1をりんとする。
    2. 金貨きんか本位ほんいとし、1えん金貨きんか量目りょうめ25.72グレイン、品位ひんい10ぶんの9、純金じゅんきんりょう23.15グレイン=0.4もんめ=1.5グラムと規定きていする。
    3. これまでの1りょうは、しん貨幣かへい1えん名目めいもくじょう等価とうかとする。
    4. 貿易ぼうえき通貨つうかとして1えん銀貨ぎんか鋳造ちゅうぞうする。貿易ぼうえきぎん100えんにつき本位ほんい金貨きんか101えん交換こうかん比率ひりつとする。
  • 一方いっぽう、1837ねんめられていたアメリカの1ドルの量目りょうめは25.8グレイン、純金じゅんきんりょう23.22グレインであった。この結果けっかえんまれたときのドル/えん相場そうばは1ドル=1えんきょうであった[56][57]
  • ただし、貿易ぼうえき赤字あかじした金貨きんか大量たいりょう流出りゅうしゅつし、金貨きんか鋳造ちゅうぞう減退げんたいする[ちゅう 2]一方いっぽうで、銀貨ぎんか鋳造ちゅうぞう増進ぞうしん[ちゅう 2]、1878ねん明治めいじ11ねん)に、もともとは貿易ぼうえき用途ようとかぎられた銀貨ぎんか国内こくないにも通用つうようさせることとして制度せいどじょう金銀きんぎん複本位ふくほんいせいとなったが、市中しちゅうでは銀貨ぎんかぎん兌換だかん紙幣しへいのみが使つかわれる状況じょうきょう実質じっしつてきには銀本位ぎんほんい体制たいせいとなった。平行へいこうして国際こくさいてきぎん価格かかく下落げらくしたことから、ぎん本位ほんいとするえん実勢じっせい価値かちかねたいしておよ半減はんげんした。
  • また、1877ねん発生はっせいした西南せいなん戦争せんそう戦費せんぴまかなうため、不換紙幣ふかんしへい大量たいりょう発行はっこうしたことからインフレがはじまり、同時どうじえんやす進行しんこう1894ねんころには1ドル=2えん程度ていどとなった。

1897ねん - 1917ねん 本格ほんかくてき金本位きんほんいせい確立かくりつ

  • にちしん戦争せんそう賠償ばいしょうとうかね3800まんあまり[ちゅう 3]準備じゅんびきんとして1897ねん本格ほんかくてき金本位きんほんいせい確立かくりつすることとし、西南せいなん戦争せんそう戦費せんぴ調達ちょうたつのために発行はっこうした紙幣しへい回収かいしゅうし、また、国内こくない銀貨ぎんか流通りゅうつう停止ていしした。このとき貨幣かへいほう明治めいじ30ねん法律ほうりつだい16ごう施行しこうし、そのなか平価へいかかね0.75g=1えんあらため、しん貨条れい施行しこう発行はっこうした金貨きんか(1,2,5,10,20えん金貨きんか)は、それぞれ2,4,10,20,40えん価値かちばいにして通用つうようさせた。その20年間ねんかんは100えん=49.875ドル(平価へいか)で安定あんていした。

1917ねん - 1930ねん だいいち世界せかい大戦たいせん金本位きんほんいせい離脱りだつと、きむ解禁かいきん模索もさく

  • 1914ねんはじまっただいいち世界せかい大戦たいせんのさなかに欧州おうしゅう列強れっきょう次々つぎつぎかね兌換だかん停止ていしし、1917ねんアメリカかね兌換だかん停止ていししたのに追随ついずいして日本にっぽんきむ兌換だかん停止ていしした。戦後せんご欧米おうべい列強れっきょう金本位きんほんいせい復帰ふっきしたが、日本にっぽんは1920ねん戦後せんご不況ふきょうによる経済けいざいてき混乱こんらんや1923ねん関東大震災かんとうだいしんさいさいしての輸入ゆにゅう超過ちょうかからえんは100えん=40ドル前後ぜんこうがった。爾後じごきむ解禁かいきん金本位きんほんいせいへの復帰ふっき)にそなえてえんだか指向しこうして緊縮きんしゅく財政ざいせいったことから100えん=49ドルにまでがり、その為替かわせ変動へんどうするなかかね解禁かいきん機会きかいをうかがったが、1927ねん昭和しょうわ金融きんゆう恐慌きょうこうはしはっする恐慌きょうこうや、1928ねんちょうさく爆殺ばくさつ事件じけん処理しょりめぐ内閣ないかく辞職じしょく先送さきおくりされた。
  • また、金本位きんほんいせい復帰ふっきするさい平価へいかめぐ議論ぎろんがあった。法律ほうりつじょうの100えん=49.875ドルとするきゅう平価へいかと、実勢じっせい沿ってえんげて100えん=40-44ドル前後ぜんこうとするしん平価へいかのいずれで金本位きんほんいせい復帰ふっきするかで議論ぎろんがあったが、えん通貨つうか価値かち維持いじする威信いしんめんや、平価へいか変更へんこう必要ひつよう法律ほうりつ改正かいせいきらめんからきゅう平価へいかでの復帰ふっき志向しこうされた。

1930ねん - 1931ねん きん解禁かいきん

  • 濱口はまぐち内閣ないかくしたで1930ねん1がつ11にちようやきゅう平価へいかきむ解禁かいきん実施じっしした。ただし、1929ねん10がつ暗黒あんこく木曜日もくようびはしはっする世界せかい恐慌きょうこう(昭和しょうわ恐慌きょうこう)のなかかね解禁かいきんおこなったことから日本にっぽんかね海外かいがいおもにアメリカに流出りゅうしゅつした。また恐慌きょうこうけて金本位きんほんいせい離脱りだつしたしょ外国がいこく通貨つうか下落げらくしたのにたいして兌換だかん維持いじするえん相対そうたいてき割高わりだかとなった。しかし、いずれ兌換だかん維持いじできなくなれば、当然とうぜんえん暴落ぼうらくすると投機とうきすじ為替かわせ統制とうせい[ちゅう 4]利用りようしてドルいにはしり(ドル事件じけん)、日本にっぽん金本位きんほんいせい離脱りだつけた。

1931ねん - 1945ねん 金本位きんほんいせい離脱りだつ管理かんり通貨つうか制度せいど

  • 1931ねんイギリスが金本位きんほんいせい停止ていしし、濱口はまぐちのちいだ若槻わかつき内閣ないかくから政友せいゆうかいいぬやしなえ内閣ないかく政権せいけん交代こうたいすると日本にっぽん金本位きんほんいせいから離脱りだつし、1931ねん12月17にち銀行ぎんこうけんかねへの兌換だかん停止ていしした。これにより1931ねん11月の100えん=50ドル前後ぜんこう(1ドル=2えん)から一気いっきえん下落げらくし、1932ねん11月には100えん=20ドル前後ぜんこう(1ドル=5えん)にまで大幅おおはばえんやすとなり、物価ぶっか上昇じょうしょうした[58]えんやす背景はいけいにはたんきむ兌換だかん停止ていし影響えいきょうのみならずまんしゅう事変じへんだいいち上海しゃんはい事変じへん日本にっぽん信用しんよううしなわれた事情じじょうもある。一方いっぽうえんやす輸出ゆしゅつ好影響こうえいきょうおよぼして日本にっぽんからの輸出ゆしゅつ拡大かくだい国内こくない景気けいき回復かいふくしたが、これがダンピングであると世界せかいてき非難ひなんされるとともきょうあえ列強れっきょう各国かっこく経済けいざいのブロックうごき、日本にっぽん世界せかい経済けいざいから排斥はいせきされ苦境くきょうたされた。1940ねんには100えん=24ドル前後ぜんこう(1ドル=4.2えん)となった。

1945ねん - 戦後せんご固定こてい相場そうば

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1945ねん - 1949ねん

  • 太平洋戦争たいへいようせんそう敗戦はいせん直後ちょくごの1945ねん9がつ軍用ぐんよう交換こうかん相場そうばは1ドル=15えんとなった。その急速きゅうそくなインフレにより、1947ねん3がつに1ドル=50えん、1948ねん7がつに1ドル=270えん、1949ねんには1ドル = 360えんになり、この為替かわせ相場そうば司令しれい覚書おぼえがきによって日本にっぽん政府せいふ通達つうたつされた。
  • このうち360えんへのげについては、1949ねん4がつ2にち日本にっぽん経済けいざい活動かつどう監督かんとくしていたジョゼフ・ドッジ池田いけだ勇人はやと大蔵おおくら大臣だいじんに「昭和しょうわ24年度ねんど予算よさんでは、輸出入ゆしゅつにゅう補給ほきゅうきん大幅おおはばったが、そのとき自分じぶんは、1ドル = 330えんというレートを仮想かそうして計算けいさんしてみた」と提案ていあんしたのにたいし、池田いけだは「仮想かそうであることはかっているが、現実げんじつのレートとして1ドル = 330えん非常ひじょうにきついとおもう、また時期じきとしてもドッジ予算よさん効果こうかかるまで、はやくても今年ことし下半期しもはんきまではたねばなるまい。レートは自分じぶんとしては、せいぜいからかんがえても1ドル = 350えんでしょうか」とこたえた。結果けっか、1ドル = 360えんはドッジ・池田いけだ2人ふたり会談かいだんによって調整ちょうせいされたとされる[59]
  • このはないは公表こうひょうされていなかったが、ドッジがわからはなしれて、4がつ23にち朝刊ちょうかんUPIのワシントンでんとしてしん為替かわせレート4がつ25にちから実施じっしするとときは、すべての日本人にっぽんじんおよび占領せんりょうぐん人々ひとびとにとって、まさに青天せいてん霹靂へきれきであった。事実じじつ4がつ25にちから1ドル = 360えん突然とつぜん実現じつげんした[60]
  • このとし9がつ19にちに、英国えいこくポンドが4ドル3セントから2ドル80セントへ大幅おおはばげられた。日本にっぽんがわ池田いけだのところへ、稲垣いながき平太郎へいたろう通産つうさん大臣だいじん青木あおき孝義たかよし経済けいざい安定あんてい本部ほんぶ長官ちょうかんいち万田まんだ尚登なおと日銀にちぎん総裁そうさいなどがあつまって相談そうだんしたが、ドッジ・プラン実施じっし以来いらい4、5かげつで、おもったより安定あんてい効果こうかあらわれており、こちらは1ドル = 360えんでやれるだろうという自信じしんをみんながはじめており、結局けっきょくレートの変更へんこう要望ようぼうしないことにけっしたため、以降いこうながらくレートは固定こていされた[60]
たいドル為替かわせレート(1950ねん以降いこう
実効じっこう為替かわせレート(1970ねん以降いこう
数字すうじおおきいほどえんだか
日本にっぽんのインフレーション(1971ねん以降いこう

1949ねん - 1971ねん8がつ 360えん固定こていレートの時代じだい

1971ねん12月 - 1973ねん前半ぜんはん スミソニアン体制たいせい

1973ねん4がつ - 変動へんどう相場そうばせい開始かいし

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1973ねん4がつ 変動へんどう相場そうばせいへの移行いこう

  • ドルの固定こてい相場そうばせい維持いじ困難こんなんになり、日本にっぽんは1973ねん4がつ変動へんどう相場そうばせい移行いこうした[ちゅう 5]変動へんどう相場そうばせい導入どうにゅう直後ちょくごに1ドル=260えんだいまでえんだかすすんだが、1973ねんあきオイルショックで1ドル=300えん近辺きんぺんまでもどり(有事ゆうじのドル)、1976ねんまつごろまでしばらく安定あんてい時代じだいとなった。

1977ねん - 1978ねんまつ

  • このころ、えんだか(ミニきょう)がすすみ、はじめて1ドル=200えん突破とっぱした。1978ねんまつごろには一時いちじ1ドル=180えん突破とっぱした。

1978ねんまつ - 1985ねん

1985ねん - 1988ねんまつ

  • 1985ねんあきプラザ合意ごういによるドルやす誘導ゆうどう政策せいさく急激きゅうげきえんだかえんだかきょう)が進行しんこうした。プラザ合意ごうい発表はっぴょう直後ちょくごえんドル相場そうばは20えんほど急騰きゅうとうし、1985ねんはつには250えんだいだったえん相場そうばが1986ねんまつには一時いちじ160えん突破とっぱした。そのえんドル相場そうば史上しじょうさい高値たかね更新こうしんつづけ、1987ねん2がつルーブル合意ごういでドルやす歯止はどめかける方向ほうこう合意ごういしたもののしばらくドルやすすすみ、1ドル=120えんだいにまで上昇じょうしょうした。
  • 日本にっぽん国内こくないでは、はげしいえんだか影響えいきょうで、輸出ゆしゅつ産業さんぎょう打撃だげきけた一方いっぽうえんだかきょう回避かいひのため(当時とうじとしては)異例いれいちょうてい金利きんり政策せいさくおこなったためかねあま現象げんしょう発生はっせい。それら資金しきん土地とち株式かぶしきへの投資とうしつながりバブル景気けいきへとかった。この時期じきOPEC弱体じゃくたい原油げんゆ価格かかく大幅おおはば下落げらくし、えんだかとあわせて、国内こくない経済けいざい原油げんゆ相場そうば影響えいきょうけにくくなった。

1989ねん - 1990ねん初頭しょとう

1990ねん初頭しょとう - バブル経済けいざい崩壊ほうかいによる経済けいざい変動へんどう時代じだい

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1990ねん初頭しょとう - 1995ねん4がつ バブル経済けいざい崩壊ほうかいちょうえんだか

  • 湾岸わんがん危機ききなど短期たんき上下じょうげはあるものの、長期ちょうきてきにはえんだか推移すいいした。1989ねんまつにピークをけた東京とうきょう市場いちば株価かぶかは、1990ねんはいってから暴落ぼうらくてんじ、バブル景気けいきかげりがはじめた。海外かいがい投資とうし輸入ゆにゅう収縮しゅうしゅくする一方いっぽう輸出ゆしゅつ依然いぜんつよく、えんだか進行しんこうした。1994ねんにはじめて1ドル=100えん大台おおだい突破とっぱし、1995ねん4がつ19にち午前ごぜん9ぎには79えん75ぜに瞬間しゅんかん1ドル=80えんれを記録きろくした。
  • 90年代ねんだい前半ぜんはんきょう対策たいさくとして公共こうきょう事業じぎょう増大ぞうだいさせていたときには為替かわせレート上昇じょうしょうしていた。その公共こうきょう事業じぎょう削減さくげんしていたときには為替かわせレートは下落げらくした[61]

1995ねん - 1998ねんなつ

  • 阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいをきっかけに、それまでがっていたまどかキャリートレードのポジションが解消かいしょうされ、いったんちょうえんだかとなった[62][63]
  • ちょうえんだかからえんやすへとかった。日米にちべい合意ごういして調整ちょうせいした結果けっか一時いちじは1ドル=100えんまで是正ぜせいしたが、きゅうに20えんやすもの変動へんどうとなった。さらに、1998ねんあきには一時いちじ1ドル=140えんだいまで下落げらくした(8がつ11にちには147えん64ぜに)。日本にっぽん国内こくないでは、バブル経済けいざい崩壊ほうかい不良ふりょう債権さいけん金融きんゆう機関きかん破綻はたんなどさまざまな問題もんだい表面ひょうめんし、1997ねんあきには大手おおて証券しょうけん銀行ぎんこう破綻はたんなど危機ききてき状況じょうきょうとなった。また、日本にっぽん国外こくがいでは1997ねんなつアジア通貨つうか危機きき1998ねんなつロシア財政ざいせい危機ききなどの事件じけんこっていた。

1998ねんあき - 2000ねん

  • えんやすそこちすると急激きゅうげきかえし、1998ねん10がつ日本長期信用銀行にっぽんちょうきしんようぎんこう破綻はたんするまでに1ドル=120えんだい突破とっぱした。1999ねん2がつにゼロ金利きんり導入どうにゅうするとしばらくはえんがりつづけたが、同年どうねん後半こうはんからはふたた急激きゅうげきえんだかうごき、2000ねん初頭しょとうまでに103えんだいまでげた。
  • 一方いっぽうで、たいユーロでは2000ねん10がつ26にちに1ユーロ=88.87えんとユーロ誕生たんじょうの1999ねん1がつ以降いこうでは歴代れきだいさい高値たかね記録きろくした。

2001ねん - 2004ねん

  • 2001ねんアメリカ同時どうじ多発たはつテロ事件じけん金融きんゆう市場いちばだい混乱こんらんし、ドルとべいかぶ暴落ぼうらく連動れんどうしてえん相場そうば急落きゅうらく2002ねん初頭しょとうまでには1ドル = 130えんだいまでげた。その国内こくないではいざなぎえの景気けいきはじまるとともにえん相場そうばなおし、2002ねん下半期しもはんきまでには120えん前後ぜんこうまで上昇じょうしょう推移すいいした。2003ねん5月にりそなグループ公的こうてき支援しえん決定けっていすると一気いっきえんわれ急上昇きゅうじょうしょう、2004ねん初夏しょかには100えんちかくまでげた。

2004ねん - 2007ねんなつ

  • 2004ねん以降いこうえんやす傾向けいこう移行いこうした。ことに、1999ねん以降いこう導入どうにゅうされていたゼロ金利きんり政策せいさくがより拍車はくしゃをかけ、まどかキャリートレード傾向けいこうえんりを加速かそくさせた結果けっか、2007ねん7がつにはすうねんぶりに1ドル = 124えんだい記録きろくした。えん実体じったい経済けいざい以上いじょうやすくなったことから国内こくないでは外需がいじゅ依存いぞんがたえんやすバブルが中規模ちゅうきぼながら発生はっせい景気けいき回復かいふく一助いちじょとなった。

2007ねんあき えんだか時代じだい再来さいらい

  • えんやすからえんだか移行いこうした。なつにアメリカのサブプライムローン問題もんだいあかるみにると一気いっきにドルりが進行しんこうし、8がつ上旬じょうじゅんには1ドル=112えんだいと1にちに5えん前後ぜんこうげることもあった。そのもドルに連動れんどうしながらときらん高下こうげかえしながらも上昇じょうしょうまらず、2008ねん3がつにはついにやく13ねんぶりに1ドル=2ケタだい記録きろく、3月17にちには95えんだい記録きろくした。
  • そのふたたび100えんだいかえしたが、10月に発生はっせいした世界せかい同時どうじかぶやすによってまどかキャリートレードはもどされた結果けっか消去しょうきょほう日本円にほんえんわれ再度さいど2ケタだいに。その90えん突破とっぱして12月18にちは1ドル=87えんだいまで上昇じょうしょうした。
  • 一方いっぽうで、たいユーロでは2008ねん7がつ23にちに1ユーロ=169.93えんとユーロ誕生たんじょうの1999ねん1がつ以降いこうでは歴代れきだいさい安値やすね記録きろくした。

2008ねん - リーマンショックによる経済けいざい変動へんどう時代じだい

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2008ねん

2009ねん

  • 2009ねんはいってえん相場そうばおもに90えんだい推移すいいしていたが、9月25にちリーマン・ショックけた金融きんゆうサミットで藤井ふじい裕久ひろひさ財務ざいむ大臣だいじんえんやす政策せいさくはとらないなどと発言はつげんした結果けっかえん急上昇きゅうじょうしょうし、よく26にちにはふたたび80えんだい突入とつにゅうした。アメリカFRBのちょうてい金利きんり政策せいさく長期ちょうきとドルやす容認ようにんで87えんだいまでていたえん相場そうばは、11月27にちにはドバイの政府せいふけい企業きぎょうが、資金繰しきんぐりが悪化あっか巨額きょがくれの返済へんさい猶予ゆうよもとめる方針ほうしんあきらかにしたドバイ・ショックによって、新興しんこうこく経済けいざいなどへの懸念けねんからえん独歩どっぽだか状態じょうたいとなり、1ドル=84えん81ぜにと14ねん4かげつぶりに80えん前半ぜんはんだいをつけた。

2010ねん

  • 2010ねんのギリシャ金融きんゆう危機きき以来いらいユーロは大幅おおはば下落げらく、ドルもじゃくふくみで推移すいいし、日本にっぽんえんのみが独歩どっぽだかして2010ねん8がつには1ドル83えんだいになり、結果けっかとして輸出ゆしゅつ企業きぎょう打撃だげきけて日本にっぽん株価かぶか下落げらくしたため、日銀にちぎん総裁そうさい急激きゅうげきえんだか懸念けねん注意ちゅういふか見守みまもるとの総裁そうさい談話だんわ発表はっぴょうした。総裁そうさい談話だんわは2008ねん9がつのリーマン・ショック以来いらいであり、えん相場そうば株価かぶか変動へんどうけてすのも異例いれいなことであった。
  • 2010ねん9がつ15にちには、15ねんぶりに82えんだい後半こうはんまで上昇じょうしょうしたえんだか是正ぜせい目的もくてきとして政府せいふ日銀にちぎんによる為替かわせ介入かいにゅうおこなわれ、85えんだい後半こうはんまでもどしたが、そのジリ高じりだかまらず、10月14にち取引とりひき時間じかんちゅう一時いちじ15ねんはんぶりとなる80えんだい後半こうはんまでえんだかすすんだ。

2011ねん 戦後せんごさい高値たかね更新こうしん

  • 3月11にち発生はっせいした東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいによって、保険ほけん会社かいしゃ支払しはらい準備じゅんびとして海外かいがい資産しさん円転えんてんさせるとの観測かんそくや、決済けっさいのためのえん資金しきん需要じゅようつよまったことなどからえんだか急激きゅうげきすす[64][62][63]3月17にちのニューヨーク外国がいこく為替かわせ市場いちばでは瞬間しゅんかん76えん25ぜにをつけてさい高値たかね更新こうしんした。その日米にちべいおう協調きょうちょう介入かいにゅうにより80えんだいまでもどし、そのも、震災しんさい日本にっぽん経済けいざいへの不安ふあんとアメリカの景気けいき回復かいふくたいする期待きたいによりえん動向どうこう優勢ゆうせいとなり、4がつ6にち東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場いちば半年はんとしぶりとなる1ドル85えんだいとなり、主要しゅよう通貨つうかたいして独歩どっぽやすとなっていたが、翌週よくしゅうからふたたえんだか傾向けいこうとなり、アメリカの緩和かんわ政策せいさく延長えんちょうたいする懸念けねんなどによりふたたび70えんだいをつける場面ばめんおおくなっていった[65]
  • 8がつ4にちやく4かげつはんぶりに財務省ざいむしょう日銀にちぎん単独たんどくえん為替かわせ介入かいにゅうり、日銀にちぎん追加ついか金融きんゆう緩和かんわめたが[66][67]べい格付かくづ大手おおてスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8がつ5にち米国べいこくさい長期ちょうき信用しんよう格付かくづけを「AAA(トリプルA)」から1段階だんかいの「AA(ダブルA)プラス」にげたと発表はっぴょうしたこともあり[68]、そのえんだか傾向けいこうつづいた。
  • 10月31にち早朝そうちょう一時いちじ1ドル=75えん32ぜに戦後せんごさい高値たかね更新こうしん(ドルさい安値やすね)。政府せいふ日銀にちぎんは31にち外国がいこく為替かわせ市場いちばで、えんり・ドルいの為替かわせ介入かいにゅう実施じっしした。えん介入かいにゅう一時いちじ79えん55ぜにまで急落きゅうらくしたが、為替かわせ介入かいにゅうえんだかまらず、2011ねんまつには1ドル=76えんだい急騰きゅうとうした。
  • 12月30にち外国がいこく為替かわせ市場いちばにて2001ねん以来いらい10ねんぶりのえんだかユーロやす水準すいじゅん、ユーロが現金げんきんとして流通りゅうつうはじめた2002ねん以降いこうさい高値たかね更新こうしん。1ユーロ=99えん47ぜに付近ふきん

2012ねん ちょうえんだかユーロやす

  • 2012ねん1がつから11月10にちころまでは欧州おうしゅう債務さいむ問題もんだいなどで歴史れきしてきなユーロやすになった。
  • 1がつ9にち一時いちじ1ユーロ=97えん30せん前後ぜんこうと、2000ねん11がつ以来いらい11ねんぶりのえんだか・ユーロやす水準すいじゅん
  • えんだかドルやすまらず、5月31にちにはふたたび1ドル=78えんだい上昇じょうしょうした。
  • 5月31にち一時いちじ1ユーロ = 96えん48せん前後ぜんこうと、2000ねん11がつ以来いらい11ねんぶりのえんだか・ユーロやす水準すいじゅん
  • 6月1にち、ニューヨーク外国がいこく為替かわせ市場いちばで1ドル=77えん66ぜに記録きろくした。3かげつはんぶりのえんだか・ドルやす水準すいじゅん
  • 7がつ23にち、オセアニア外国がいこく為替かわせ市場いちばで1ユーロ=94えん89ぜに記録きろくした。2000ねん11がつ以来いらい11ねんぶりのえんだか・ユーロやす水準すいじゅん
  • 2012ねんあきはいってもえんだかドルやす傾向けいこうつづき、9月に1ドル = 77えんだい前半ぜんはん記録きろくした。
  • 11月中旬ちゅうじゅん野田のだ首相しゅしょう衆議院しゅうぎいん解散かいさん表明ひょうめいしたころから徐々じょじょえんやすてんじ、12月中旬ちゅうじゅん衆議院しゅうぎいんそう選挙せんきょ前後ぜんごから、自民党じみんとう経済けいざい刺激しげきさく期待きたいして、12月28にちには1ユーロ=113えん前後ぜんこう、1ドル=85えん前後ぜんこうとなった。

2013ねん

  • 安倍あべ内閣ないかくアベノミクスかかデフレーション克服こくふくインフレターゲット設定せっていし、大胆だいたん金融きんゆう緩和かんわ措置そちこうずるという金融きんゆう政策せいさく表明ひょうめいしたことからえんは、ドルやユーロにたいして徐々じょじょ下落げらくする。
  • 1がつ17にちえんやすドルだか進行しんこうし、1ドル=90えんだい記録きろくした。2010ねん6がつ以来いらい2ねんはんぶりのえんやす・ドル高水準こうすいじゅん。2月1にちには1ドル=91えん前後ぜんこう、1ユーロ=124えん前後ぜんこうとなった。
  • 5がつ10日とおか、ニューヨーク外国がいこく為替かわせ市場いちばえんやすドルだか進行しんこうし、1ドル=100えんだい記録きろくした。2009ねん4がつ14にち以来いらいえんやす・ドル高水準こうすいじゅん

2014ねん

  • 9月19にち、109えん
  • 10月1にち東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場いちばえんやすドルだか進行しんこうし、1ドル=110えんだい記録きろくした。2008ねん8がつ以来いらいえんやす・ドル高水準こうすいじゅん
  • 12月4にち、ニューヨーク外国がいこく為替かわせ市場いちばえんやすドルだか進行しんこうし、1ドル=120えんだい記録きろくした。2007ねん8がつ以来いらいえんやす・ドル高水準こうすいじゅん

2015ねん

  • 2015ねん1がつの120.50えん高値たかねとなり、ほぼてん状態じょうたい開始かいしとなった。同月どうげつ15にちにスイス中央ちゅうおう銀行ぎんこうが1ユーロ=1.20スイスフランを上限じょうげんとしていた為替かわせ介入かいにゅうをやめることでスイスフランショックが発生はっせいした。これによりあめりかドルは116えんまでんだ。
  • 結局けっきょくそのは117えん - 118えん回復かいふくし、推移すいいするスタートとなった。
  • 2がつには米国べいこく利上りあげの期待きたいたかまりだし、3月には122えんにタッチするあめりかドルだか展開てんかいになった。
  • がつにはイエレンFRB議長ぎちょうによる「年内ねんない利上りあげが適切てきせつ」と発言はつげんしたことで124えん突破とっぱした。
  • しかしながら、7がつにはギリシャ問題もんだい、8がつにはチャイナショックが発生はっせいし、ストップロスをみ、116えん前半ぜんはんまでもどされる展開てんかいになった。
  • 11月アメリカの雇用こよう情勢じょうせい予想よそう大幅おおはば上回うわまわったことにより、122えん - 123えん後半こうはんあめりかドルがもどされた。
  • 12月の雇用こよう情勢じょうせい予想よそう上回うわまわり、ついに同月どうげつの17にち利上りあげが発表はっぴょうされた。
  • 市場いちばにとってはみであり、「うわさでって事実じじつる」により、あめりかドルはおおきく下落げらくして終了しゅうりょうした。
  • 結果けっかてきに1年間ねんかんはげしく上下じょうげしたものの、12月の終値おわりねは1がつ初値はつねからおおきく変動へんどうしない結果けっかとなった。

2016ねん

  • あめりかドルはおおよそ120えんからスタートした。
  • 1がつから暴落ぼうらくつづき、6がつには98えんだいをつけるえんだかドルやす急激きゅうげき進行しんこうした。
  • とくに6がつ23にち市場いちばの「イギリスはEU離脱りだつせず」の予想よそうくつがえす、予想よそうがいのイギリスのEU離脱りだつ(ブレグジット)ショックにより、市場いちばだい暴落ぼうらくこした。
  • とくにポンドは数時間すうじかんで160えんから133えんまで27えん暴落ぼうらくし、各国かっこくでも自殺じさつしゃ破産はさんする企業きぎょう相次あいついだ。
  • 去年きょねんにもスイスフランショックがこっていたが、ポンドは世界せかいの5だい通貨つうかの1つのため、とく市場いちばへの混乱こんらんでは今回こんかいのほうがおおきかった。
  • さらには11月の9にち劣勢れっせいわれていた、ドナルド・トランプがアメリカ大統領だいとうりょう選挙せんきょ勝利しょうりし、市場いちばはさらなる混乱こんらんんだ。
  • 当選とうせん確定かくていはアメリカだいいち主義しゅぎかかげるトランプ次期じき大統領だいとうりょうへの期待きたいかんからあめりかドルが暴騰ぼうとう101えんだいから118えんだいまで17えんがわずか1がつほどで上昇じょうしょうして終了しゅうりょうした。

2017ねん

  • 118えんだいからスタートした。
  • 去年きょねん同様どうよう暴落ぼうらくスタートで4がつには108えんまで下落げらく、その5がつには114えんだいまで回復かいふくするが、ふたたび6がつに109えんまで下落げらくするという市場いちば先行さきゆきが不透明ふとうめい方向ほうこうせいがない展開てんかいつづかたちなった。7月にはふたたび114えんだいまで回復かいふくするが、ふたたもどされる展開てんかいとなった。
  • アメリカ経済けいざい停滞ていたいかんやトランプ大統領だいとうりょう当選とうせんをめぐってロシアの関与かんようたがわれる(ロシアゲート問題もんだい)などもあり、市場いちば不透明ふとうめいかんつよまっている。一方いっぽうEU経済けいざい回復かいふく基調きちょうにあり、4がつには115えんだいまで下落げらくしたものの7がつには131えんだいまで回復かいふくした。
  • オーストラリア経済けいざい安定あんていかんがあり、一時いちじはアメリカの下落げらくにつられて73えんだいをつけたが、7がつには1がつ値段ねだん上回うわまわり89えんだいをつけた。

2018ねん

  • 2がつにダウ騰落とうらくともなつよえんだか日経にっけい平均へいきんが1ねんぶりに下落げらくりつ更新こうしんした[69]

2019ねん

  • やく105 - 110えん相場そうば推移すいいはじめた。

2022ねん - 国際こくさい情勢じょうせい不安ふあん半導体はんどうたい需要じゅよう高騰こうとう時代じだい

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2022ねん

  • 2がつロシアのウクライナ侵攻しんこう勃発ぼっぱつ
  • 2022ねん3がつ米国べいこくのQTにより日米にちべい金利きんり拡大かくだいになる懸念けねんから10えんえんやすとなり、130えんだいにまでえんやす加速かそくした。2022ねん7がつよりえんやすさらすすみ、9月1にちには140えんだい下落げらくした[70]米国べいこく利上りあげをつづけ、日本にっぽん当分とうぶん現状げんじょう維持いじのため。10月20にちにはニューヨーク株式かぶしき市場いちばにて一時いちじ150えんだい突入とつにゅうし、1998ねんえんやす水準すいじゅん突破とっぱした。実質じっしつ実効じっこう為替かわせレートでは1970ねん以来いらい52ねんぶりのえんやす水準すいじゅん

2024ねん

  • 6がつ一時いちじ160えんだい後半こうはんまで値下ねさがりし、およそ37ねんはんぶりのえんやすドルだか水準すいじゅん更新こうしん[71]
  • 8がつ日銀にちぎん金融きんゆう政策せいさく正常せいじょうくわえて、べい景気けいき急速きゅうそく後退こうたい懸念けねんつよまったことで一時いちじ141.67えんまで急騰きゅうとう[72]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 昭和しょうわ初期しょきには、こちらをもちいていたようである[55]
  2. ^ a b 本位ほんい貨幣かへいである金貨きんか銀貨ぎんか自由じゆう鋳造ちゅうぞうみとめられており、鋳造ちゅうぞう枚数まいすう政府せいふ準備じゅんびきんほか民間みんかんから造幣局ぞうへいきょくまれるかねぎんりょう要求ようきゅう左右さゆうされ、かね国外こくがい流出りゅうしゅつと、ぎん決済けっさい活用かつようされているさまうつしている。
  3. ^ 下関しものせき条約じょうやくでは賠償ばいしょうがくぎん2おくりょう(テール)とさだめたが、さんこく干渉かんしょう返還へんかんした遼東りゃおとん半島はんとう代償だいしょうとして報償ほうしょうきん3000まんりょう威海衛いかいえい守備しゅび償却しょうきゃく150まんりょうわせてぎん2おく3150まんりょうとなった。これを相当そうとうがくソブリン金貨きんか38,082,884ポンド15シリング6.5ペンスに換算かんさんして在外ざいがい正貨せいかとしてった。
  4. ^ 現代げんだいでいう為替かわせ介入かいにゅう
  5. ^ えん切上きりあ に「1973ねん4がつ18にちにアメリカがドルの10%切下きりさげを発表はっぴょう、これをけた日本にっぽんよく4がつ19にち変動へんどう為替かわせ相場そうばせいへのさい移行いこうおこなった」と記載きさいされているので、それにわせた。

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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