平原へいげん派は

平原へいげん派は（へいげんは、フランス語ふらんすご: La Plaine）または沼沢しょうたく派は（しょうたくは、フランス語ふらんすご: Le Marais）は、フランス革命かくめい期きの国民こくみん公会こうかいにおける中道ちゅうどう派はの名称めいしょう。

概要がいよう

議場ぎじょう内ないにおいて、右翼うよくのジロンド派はと左翼さよくのジャコバン派は（山岳さんがく派は）との中なか間あいだの低ひくい位置いちに議席ぎせきを占しめたのが名称めいしょうの由来ゆらいだが、これら三さん派ははいずれも今日きょうの政党せいとうのような組織そしき体たいではない。

山岳さんがく派はやジロンド派はは考かんがえ方かたの近ちかい個々人ここじんが集あつまり、相互そうご交流こうりゅう、時ときに政策せいさく調整ちょうせいを図はかるグループだったが、平原へいげん派はは両派りょうはに属ぞくさない議員ぎいんの寄よせ集あつめで、一層いっそう浮動ふどう的てきなグループだった。

平原へいげん派はは国民こくみん公会こうかい議員ぎいんの多数たすう派はで最大さいだい議席ぎせき数すうを形成けいせいし、国民こくみん公会こうかいの議題ぎだい、現状げんじょう、雰囲気ふんいき次第しだいでジロンド派はにも山岳さんがく派はにも与あずか（くみ）した。初はじめはジロンド派はの側がわについていたが、ルイ16世せいの処刑しょけいや恐怖きょうふ政治せいじの開始かいしにあたっては山岳さんがく派はを後押あとおしし、後のちに山岳さんがく派はを見限みかぎってテルミドールの反動はんどうを開始かいしした。