白鳥しらとり (列車れっしゃ)

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白鳥しらとり
特急とっきゅう白鳥はくちょう
(2001ねん1がつ しん疋田ひきだえき - 敦賀つるがえきあいだ
概要がいよう
種類しゅるい 特別とくべつ急行きゅうこう列車れっしゃ
現況げんきょう 廃止はいし
地域ちいき 青森あおもりけん秋田あきたけん山形やまがたけん新潟にいがたけん富山とやまけん石川いしかわけん福井ふくいけん滋賀しがけん京都きょうと大阪おおさか
日本海にほんかい白鳥はくちょう
新潟にいがたけん長野ながのけん群馬ぐんまけん埼玉さいたまけん東京とうきょう
信越しんえつ白鳥はくちょう
運行うんこう開始かいし 1961ねん10月1にち
運行うんこう終了しゅうりょう 2001ねん3月2にち
後継こうけい 特急とっきゅう雷鳥らいちょう」「サンダーバード」北越ほくえつ」「いなほ」「つがる」(日本海にほんかい白鳥はくちょう
特急とっきゅうあさま」「雷鳥らいちょう」「はくたか」(信越しんえつ白鳥はくちょう
きゅう運営うんえいしゃ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ)→
西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう(JR西日本にしにほん
東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん
路線ろせん
起点きてん 大阪おおさかえき福井ふくいえき
終点しゅうてん 青森あおもりえき上野うえのえき
列車れっしゃ番号ばんごう 5001M・5002M(大阪おおさか - 新潟にいがたあいだ
5011M・5012M(新潟にいがた - 青森あおもりあいだ
使用しよう路線ろせん JR西日本にしにほん東海道本線とうかいどうほんせん湖西線こせいせん北陸本線ほくりくほんせん
JR東日本ひがしにっぽん信越本線しんえつほんせん白新線はくしんせん羽越本線うえつほんせん奥羽本線おううほんせん
技術ぎじゅつ
車両しゃりょう 80けい気動車きどうしゃ国鉄こくてつ尾久おぎゅう客車きゃくしゃ国鉄こくてつ向日むこうまち運転うんてんしょ
485けい電車でんしゃ国鉄こくてつ青森あおもり運転うんてんしょ国鉄こくてつ向日むこうまち運転うんてんしょ国鉄こくてつ上沼垂かみぬったり運転うんてん・JR東日本ひがしにっぽん上沼垂かみぬったり運転うんてん・JR西日本にしにほん京都きょうと総合そうごう運転うんてんしょ
ED42かたち電気でんき機関きかんしゃ国鉄こくてつ横川よこがわ機関きかん
軌間きかん 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化でんか 直流ちょくりゅう1,500V大阪おおさか - 永原ながはらあいだ梶屋敷かじやしき - 村上むらかみあいだ
交流こうりゅう20,000V・50/60Hz近江塩津おうみしおつ - 糸魚川いといがわ間島まじま - 青森あおもりあいだ
運行うんこう速度そくど 最高さいこう120 km/h (75 mph)
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白鳥しらとり(はくちょう)は、東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう(JR東日本ひがしにっぽん)および西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう(JR西日本にしにほん)が、かつて大阪おおさかえき - 青森あおもりえきあいだ直江津なおえつえき - 上野うえのえきあいだなどで運行うんこうしていた特急とっきゅう列車れっしゃである。2001ねんのダイヤ改正かいせい廃止はいしされた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1961ねん10月に運行うんこう開始かいし大阪おおさかえき - 直江津なおえつえきあいだ青森あおもりえき発着はっちゃく編成へんせい上野うえのえき発着はっちゃく編成へんせいを併結した多層たそう列車れっしゃとして運行うんこうされた。混乱こんらん防止ぼうしするため国鉄こくてつ内部ないぶでは青森あおもりえき発着はっちゃく編成へんせいを「日本海にほんかい白鳥はくちょう」、上野うえの発着はっちゃく編成へんせいを「信越しんえつ白鳥はくちょう」と区分くぶんしていた。また「日本海にほんかい白鳥はくちょう」は大阪おおさか - 青森あおもりあいだ当時とうじ1052.9km)をはしるという、ひるぎょう特急とっきゅう列車れっしゃとしては日本一にっぽんいち走行そうこう距離きょりゆうする列車れっしゃとなった。また大阪おおさかはつ基準きじゅんで「日本海にほんかい白鳥はくちょう」がくだり、「信越しんえつ白鳥はくちょう」がのぼ列車れっしゃとなる。

日本海にほんかい白鳥はくちょう
信越しんえつ白鳥はくちょう
  • 列車れっしゃ番号ばんごう上野うえのき4002D / 大阪おおさかき4003D(直江津なおえつ - 上野うえのあいだ
    大阪おおさかえき - 直江津なおえつえきあいだ日本海にほんかい白鳥はくちょうじゅんずる。
  • 北陸本線ほくりくほんせん信越本線しんえつほんせん高崎線たかさきせん東北本線とうほくほんせん経由けいゆ

青森あおもりえきでは青函せいかん連絡れんらくせん深夜しんや便びんかい北海道ほっかいどうない特急とっきゅうおおぞら」に接続せつぞく

  • 連絡れんらくせん深夜しんや便びん接続せつぞくするダイヤは連絡れんらくせん便びんめいをとって「1便びん接続せつぞく」とばれたが、接続せつぞく列車れっしゃ列車れっしゃ番号ばんごうも1D(「はつかり」・「おおぞら」)、2001D(「白鳥はくちょう」)などしたいちけたが1で統一とういつされており、以後いご廃止はいしされるまで踏襲とうしゅうされた。

1965ねん10がつ1にちのダイヤ改正かいせい上野うえのえき発着はっちゃくの「白鳥はくちょう」を「はくたか」と系統けいとう分離ぶんりしたのち青森あおもりえき発着はっちゃくの「白鳥はくちょう」が単独たんどく運行うんこうされ、上越新幹線じょうえつしんかんせん開業かいぎょうに、急行きゅうこう「しらゆき」の格上かくあげにより一時いちじてき福井ふくい青森あおもりあいだで1往復おうふく増発ぞうはつされたが、ふたた大阪おおさか青森あおもりあいだの1往復おうふくのみとなり、国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい2001ねん3月3にちのダイヤ改正かいせいにより、大阪おおさかえき - 金沢かなざわえきあいだは「雷鳥らいちょう」、金沢かなざわえき - 新潟にいがたえきあいだは「北越ほくえつ」、新潟にいがたえき - 青森あおもりえきあいだは「いなほ」に系統けいとう分割ぶんかつされ廃止はいしされた[1]

列車れっしゃめい新潟にいがたけん北蒲原きたかんばらぐん水原みずはらまちげん阿賀あが野市のいち)の瓢湖ひょうこ飛来ひらいする白鳥はくちょうとされていた[2][ちゅう 1]

運行うんこう概況がいきょう[編集へんしゅう]

停車駅ていしゃえき[編集へんしゅう]

運行うんこう開始かいし
日本海にほんかい白鳥はくちょう大阪おおさか - 青森あおもりあいだ
大阪おおさかえき - 京都きょうとえき - 米原まいばらえき - 敦賀つるがえき - 福井ふくいえき - (大聖寺だいしょうじえき) - 〔動橋いぶりはしえき〕 - 金沢かなざわえき - 高岡たかおかえき - 富山とやまえき - 直江津なおえつえき - 長岡ながおかえき - 新津あらつえき - 鶴岡つるおかえき - 酒田さかたえき - 秋田あきたえき - 大館おおだてえき - 弘前ひろさきえき - 青森あおもりえき
信越しんえつ白鳥はくちょう直江津なおえつ - 上野うえのあいだ
直江津なおえつえき - 長野ながのえき - 軽井沢かるいざわえき - 横川よこがわえき - 高崎たかさきえき - 上野うえのえき
  • ( )は大阪おおさかきのみ停車ていしゃ、〔 〕は青森あおもり上野うえのきのみ停車ていしゃ
2001ねん3がつ運行うんこう終了しゅうりょう
大阪おおさかえき - 新大阪しんおおさかえき - 京都きょうとえき - (近江今津おうみいまづえき) - 敦賀つるがえき - 武生たけおえき - 鯖江さばええき - 福井ふくいえき - 芦原温泉あわらおんせんえき - 加賀温泉かがおんせんえき - 小松こまつえき - 松任まっとうえき - 金沢かなざわえき - 高岡たかおかえき - 富山とやまえき - 魚津うおづえき - 糸魚川いといがわえき - 直江津なおえつえき - 柏崎かしわざきえき - 長岡ながおかえき - 東三条ひがしさんじょうえき - 新津あらつえき - 新潟にいがたえき - 新発田しばたえき - 中条ちゅうじょうえき - 坂町さかまちえき - 村上むらかみえき - あつみ温泉おんせんえき - 鶴岡つるおかえき - 酒田さかたえき - 象潟きさかたえき - 仁賀保にかほえき - 羽後本荘うごほんじょうえき - 秋田あきたえき - 東能代ひがしのしろえき - 鷹ノ巣たかのすえき - 大館おおだてえき - 弘前ひろさきえき - 青森あおもりえき
  • ( )は大阪おおさかきのみ停車ていしゃ

担当たんとう乗務じょうむいんしょ[編集へんしゅう]

能生のう騒動そうどう[編集へんしゅう]

運行うんこう開始かいし当初とうしょ単線たんせんゆえの列車れっしゃわせのため、北陸本線ほくりくほんせん能生のうえき当時とうじ西にし頸城ぐん能生のうまちげん糸魚川いといがわ)に「白鳥はくちょう」が運転うんてん停車ていしゃするダイヤがまれたが、あやまってえき時刻じこくひょう一般いっぱん時刻じこくひょう発車はっしゃ時刻じこく掲載けいさいされた。これがいち漁村ぎょそんである能生のうえきあたらしい特急とっきゅう列車れっしゃ客扱きゃくあつか停車ていしゃをするとつたわってしまい、地元じもとはたちまちおまつさわぎになった。

運行うんこう開始かいし大勢おおぜいひとが「白鳥はくちょう」を出迎でむかえたが、停車ていしゃするだけでドアをけずにそのままはしってしまい、出迎でむかえた地元じもと人々ひとびと愕然がくぜんとした。騒動そうどう国鉄こくてつ不祥事ふしょうじとしてマスコミによって日本にっぽんちゅうつたえられ[4]、「能生のう(のう)はNO!」などという流行りゅうこうまれた。

使用しよう車両しゃりょう[編集へんしゅう]

車両しゃりょう前年ぜんねんの1960ねん開発かいはつされ東北本線とうほくほんせん特急とっきゅう「はつかり」に投入とうにゅうされたキハ81けい改良かいりょうがたとなるキハ82けい新造しんぞうしゃ充当じゅうとうされた。

  • キハ81けいはつ特急とっきゅうがた気動車きどうしゃであり開発かいはつ期間きかんみじかかったこともわざわいし初期しょき故障こしょう頻発ひんぱつさせたことからマスコミから「はつかり、がっかり、事故じこばつかり」と揶揄やゆやゆされた。そのためキハ82けいでは故障こしょう防止ぼうしのために入念にゅうねん試運転しうんてんなどがおこなわれた。しかし1963ねん冬期とうきには38豪雪ごうせつによって運行うんこう不能ふのうとなる事態じたい発生はっせいしマスコミから「瀕死ひんし白鳥はくちょう」と皮肉ひにくられたこともあった。

日本海にほんかい白鳥はくちょう信越しんえつ白鳥はくちょうともに、同一どういつのキハ82けい標準ひょうじゅんとされる1とうしゃげんグリーンしゃ)・食堂しょくどうしゃかく1りょう連結れんけつした6りょう編成へんせい組成そせいされた。それぞれの有効ゆうこう時間じかんなどのいで、りょう編成へんせいとも食堂しょくどうしゃ日本にっぽん食堂しょくどうげん日本にっぽんレストランエンタプライズ)により営業えいぎょうされたが、担当たんとう営業えいぎょうしょ日本海にほんかい白鳥はくちょう信越しんえつ白鳥はくちょうとではことなっており、編成へんせいごとのメニューの相違そういから、当該とうがい列車れっしゃ常連じょうれんきゃく気分きぶんこのみで使つかけをしたり、あじ比較ひかくおこなったりしたエピソードものこっている[5]

白鳥はくちょう食堂しょくどうしゃ2りょうぐみこみ編成へんせい[6][7]調理ちょうり接客せっきゃく担当たんとう業者ぎょうしゃ(1961ねん10がつ1にち現在げんざい
信越しんえつ白鳥はくちょう 日本海にほんかい白鳥はくちょう
大阪おおさか上野うえの
直江津なおえつ
大阪おおさか
青森あおもり
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
キハ
82
キロ
80
キシ
80
キハ
80
キハ
80
キハ
82
キハ
82
キハ
80
キハ
80
キシ
80
キロ
80
キハ
82
尾久おぎゅう客車きゃくしゃ 向日むこうまち運転うんてんしょ
日本にっぽん食堂しょくどう上野うえの営業えいぎょうしょ 日本にっぽん食堂しょくどう青森あおもり支店してん
備考びこう
  • 信越しんえつ白鳥はくちょう上野うえの - 直江津なおえつぎゃく編成へんせい
  • 1963ねん4がつ20日はつかより信越しんえつ白鳥はくちょう向日むこうまち運転うんてんしょ移管いかん。2とうしゃげん普通ふつうしゃ)1りょう(キハ80かたち増車ぞうしゃの7りょう編成へんせいとなり、5号車ごうしゃにキシ80かたち、6号車ごうしゃのキロ80かたち組成そせいする編成へんせい変更へんこう[8]
  • 1963ねん10がつ1にちより日本海にほんかい白鳥はくちょうも2とうしゃ1りょう(キハ80かたち増車ぞうしゃの7りょう編成へんせいとなる[8]

1972ねん10月に白新線はくしんせん羽越本線うえつほんせん電化でんかにより485けい電車でんしゃ置換おきかえられた当時とうじは「運行うんこう距離きょり世界せかい最長さいちょう電車でんしゃ列車れっしゃ」としょうされた。

白鳥はくちょう」485けい編成へんせい(1972ねん10がつ2にち現在げんざい[9]
大阪おおさか青森あおもり
新潟にいがた
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
クハ
481
モハ
485
モハ
484
モハ
485
モハ
484
サシ
481
モハ
485
モハ
484
モハ
485
モハ
484
サロ
481
サロ
481
クハ
481
青森あおもり運転うんてんしょ

その[編集へんしゅう]

1998ねん1がつ29にち大阪おおさかはつよく30にち青森あおもりはつ白鳥はくちょう」は583けい10りょう編成へんせい運転うんてんされ、臨時りんじ日本海にほんかい」などにぐ583けいによる3電源でんげん直通ちょくつう運転うんてんとなった[10]

降雪こうせつ暴風ぼうふうなど列車れっしゃ大幅おおはばおくれた場合ばあいには、途中とちゅう区間くかんから特発とくはつとしてしょの485けいもちいた「白鳥はくちょう」をることができた。そのいちれいしめ[11]

  • 485けい3りょう編成へんせい南秋田みなみあきた運転うんてんしょ・かもしか編成へんせい)による「白鳥はくちょう」(秋田あきた青森あおもり
  • 485けい9りょう編成へんせい上沼垂かみぬったり運転うんてん)による「白鳥はくちょう」(新潟にいがた大阪おおさか[ちゅう 2]

気動車きどうしゃ運行うんこう北陸本線ほくりくほんせん米原まいばらえき - 富山とやまえきあいだ不通ふつうとき高山本線たかやまほんせん経由けいゆ迂回うかい運転うんてんしたことがある[12]。また、1967ねん6がつ27にちには、膳所ぜぜえき発生はっせいした脱線だっせん事故じこ影響えいきょう東海道とうかいどう本線ほんせん不通ふつうとなったことをけ、青森あおもりゆき白鳥はくちょう」が京都きょうと敦賀つるがあいだ山陰本線さんいんほんせん舞鶴線まいづるせん小浜線おばません経由けいゆ迂回うかいして運転うんてんした。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

「白鳥」文字マーク時代 1978年 山崎付近
白鳥はくちょう文字もじマーク時代じだい
1978ねん 山崎やまざき付近ふきん
「白鳥」福井発着6両編成 1985年 秋田
白鳥はくちょう福井ふくい発着はっちゃく6りょう編成へんせい
1985ねん 秋田あきた
「白鳥」上沼垂所属車 1987年 秋田
白鳥はくちょう上沼垂かみぬったり所属しょぞくしゃ
1987ねん 秋田あきた
「白鳥」上沼垂色グレードアップ編成 1991年 青森
白鳥はくちょう上沼垂かみぬったりしょくグレードアップ編成へんせい
1991ねん 青森あおもり
  • 1982ねん昭和しょうわ57ねん11月15にちダイヤ改正かいせいにより、金沢かなざわえき - 青森あおもりえきあいだ急行きゅうこう「しらゆき」を発展はってんてき解消かいしょうさせ、福井ふくいえき - 青森あおもりえきあいだ福井ふくい白鳥しらとりを1往復おうふく増発ぞうはつ増発ぞうはつぶん青森あおもり運転うんてんしょ所属しょぞくの485けい9りょう編成へんせい(グリーンしゃ1りょう連結れんけつ一部いちぶの「はつかり」と「いなほ」と共通きょうつう運用うんようため食堂しょくどうしゃ連結れんけつ)が担当たんとうし、「白鳥はくちょう」はけい2往復おうふくとなる。白鳥はくちょう3・2ごう停車駅ていしゃえき柏崎かしわざきえき坂町さかまちえき追加ついかされる。
    • 白鳥はくちょう1・4ごう停車駅ていしゃえき
    • 福井ふくいえき - 芦原温泉あわらおんせんえき - 加賀温泉かがおんせんえき - (小松こまつえき) - 金沢かなざわえき - 〔石動いしなりえき〕 - 高岡たかおかえき - 富山とやまえき - 〔滑川なめかわえき〕 - (魚津うおづえき) - 糸魚川いといがわえき - 直江津なおえつえき - 〔柿崎かきざきえき〕 - 柏崎かしわざきえき - 長岡ながおかえき - 〔見附みつけえき〕 - 東三条ひがしさんじょうえき - 〔加茂かもえき〕 - (新津あらつえき) - 新潟にいがたえき - 新発田しばたえき - (中条ちゅうじょうえき) - 坂町さかまちえき - 村上むらかみえき - あつみ温泉おんせんえき - 鶴岡つるおかえき - 酒田さかたえき - (象潟きさかたえき) - (仁賀保にかほえき) - 羽後本荘うごほんじょうえき - 秋田あきたえき -〔八郎潟はちろうがたえき〕 - 〔森岳もりたけえき〕 - 東能代ひがしのしろえき - 鷹ノ巣たかのすえき - 大館おおだてえき - 〔大鰐おおわにえきげん大鰐温泉おおわにおんせんえき)〕 - 弘前ひろさきえき - 青森あおもりえき
    • ()はその大阪おおさかえき - 青森あおもりえき便びんの「白鳥はくちょうごう停車駅ていしゃえき追加ついか、〔〕は白鳥はくちょう1・4ごう廃止はいし、「白鳥はくちょうごう一切いっさいしなくなったえき
    • 白鳥はくちょう3・2ごうは、「鳥海とりうみ」との車両しゃりょう運行うんこうのやりりの都合つごうじょう、11月15にち〜12月22にちあいだ、グリーンしゃ連結れんけつ運転うんてんしていたがあった。
  • 1984ねん昭和しょうわ59ねん11月1にち大阪おおさかえき発着はっちゃくの2・3ごう連結れんけつされていた食堂しょくどうしゃ営業えいぎょう休止きゅうしし、編成へんせいからはずす。
  • 1985ねん昭和しょうわ60ねん)3がつ14にちダイヤ改正かいせい福井ふくいえき - 青森あおもりえきあいだの「白鳥はくちょう」1・4ごうを「北越ほくえつ」・「いなほ」の2列車れっしゃ系統けいとう分割ぶんかつして福井ふくい白鳥しらとり廃止はいしふたたび1往復おうふくとなる。
    • 車両しゃりょう運用うんよう向日むこうまち運転うんてんしょ移管いかんのうえ、普通ふつうしゃ1りょう減車げんしゃの10りょう編成へんせいとする[14]新津あらつえきやく20ねんぶりに停車ていしゃ客扱きゃくあつかいを開始かいし小松こまつえき新規しんき停車ていしゃ昭和しょうわ57ねん改正かいせいは、1・4ごう停車ていしゃため、3・2ごう通過つうかだった。
  • 1986ねん昭和しょうわ61ねん)11月1にちダイヤ改正かいせい日本海にほんかい縦貫じゅうかんせん関係かんけいする特急とっきゅう車両しゃりょう配置はいち基地きち見直みなおしをおこなった結果けっか車両しゃりょう配置はいち上沼垂かみぬったり運転うんてんげん新潟にいがた車両しゃりょうセンター)に移管いかんのうえ、普通ふつうしゃ1りょう減車げんしゃの9りょう編成へんせいとする[14]
    • 民営みんえい上沼垂かみぬったり所属しょぞくしゃ指定していせきしゃのシート交換こうかんとピッチ拡大かくだい自由じゆうせきしゃ簡易かんいリクライニングシートに統一とういつなどのグレードアップ改造かいぞうぬりしょく変更へんこうなどを施工しこう
    • 魚津うおづえき新規しんき停車ていしゃ。2往復おうふく時代じだいには1・4ごう停車ていしゃしていた。
  • 1988ねん昭和しょうわ63ねん)3がつ13にち青函せいかんトンネル開通かいつうともなうダイヤ改正かいせいで「白鳥はくちょう」のたい北海道ほっかいどう接続せつぞく[ちゅう 5]従来じゅうらい青函せいかん連絡れんらくせんから青森あおもりえき - 札幌さっぽろえきあいだ夜行やこう急行きゅうこうはまなす」に変更へんこうあらたに象潟きさかたえき仁賀保にかほえき停車ていしゃ客扱きゃくあつかいを開始かいしただし、2往復おうふく時代じだいは、1・4ごう停車ていしゃしていた)。
  • 1990ねん平成へいせい2ねん)3がつ10日とおか前述ぜんじゅつのアコモ改良かいりょう進捗しんちょくともない、アコモ改良かいりょう編成へんせい毎日まいにち充当じゅうとうされるようになる[15]
  • 1997ねん平成へいせい9ねん)3がつ車両しゃりょう配置はいち京都きょうと総合そうごう運転うんてんしょ移管いかん
  • 1999ねん平成へいせい11ねん):秋田あきたえき - 青森あおもりえきあいだ車内しゃない販売はんばい営業えいぎょう廃止はいし
2001ねん3がつ廃止はいし編成へんせい
白鳥しらとり
大阪おおさか青森あおもり
新潟にいがた
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ゆび ゆび ゆび G ゆび ゆび
凡例はんれい
G=グリーンしゃ座席ざせき指定していせき
ゆび=普通ふつうしゃ座席ざせき指定していせき
=普通ふつうしゃ自由じゆうせき
  • 2001ねん平成へいせい13ねん3月3にち:ダイヤ改正かいせい日本海にほんかい縦貫じゅうかんせんひる行列ぎょうれつしゃ運行うんこう系統けいとう新潟にいがたえき分離ぶんりすることになり、「白鳥はくちょう」を廃止はいし以下いか運行うんこう区間くかん分割ぶんかつ
    • 大阪おおさかえき - 金沢かなざわえき富山とやまえきあいだ:「雷鳥らいちょう」・「サンダーバード」[ちゅう 6]
    • 金沢かなざわえき - 新潟にいがたえきあいだ:「北越ほくえつ[ちゅう 7]
    • 新潟にいがたえき - 青森あおもりえきあいだ:「いなほ」[ちゅう 8]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ どう時期じき運行うんこう開始かいしした特急とっきゅう列車れっしゃ列車れっしゃめいには、鳥類ちょうるい使用しようした事例じれいがあり、この列車れっしゃ場合ばあいもそのひとつであった。
  2. ^ 1997ねん9がつに「白鳥はくちょう運用うんよう京都きょうと総合そうごう運転うんてんしょ移行いこう関西かんさい地区ちくでの上沼垂かみぬったりしょく白鳥はくちょう」はられなくなった
  3. ^ 運行うんこう距離きょりが1,040.0kmに短縮たんしゅく同時どうじ延伸えんしん開業かいぎょうした東海道とうかいどう山陽新幹線さんようしんかんせんひかり」の東京とうきょうえき - 博多はかたえきあいだ直通ちょくつう列車れっしゃが1,069.1km(じつキロ)と29.1kmながくなった関係かんけいで「白鳥はくちょう」は「在来ざいらいせん運行うんこう距離きょり最長さいちょう電車でんしゃ列車れっしゃ」となった。
  4. ^ 10月2にちダイヤ改正かいせいへの移行いこう作業さぎょうのため。正式せいしきには10月2にちダイヤ改正かいせいより減車げんしゃあつかい。
  5. ^ しかし、すでに1980年代ねんだい以降いこうは「白鳥はくちょう」の京阪神けいはんしんたい北海道ほっかいどう連絡れんらく役割やくわり航空機こうくうき利用りようへのシフトにともないほとんどうしなわれていた。「白鳥はくちょう」・「はまなす」の接続せつぞく秋田あきたえき - 弘前ひろさきえきあいだ周辺しゅうへん地域ちいきならびに「北海道ほっかいどう周遊しゅうゆうけん」などの特別とくべつ企画きかく乗車じょうしゃけん利用りようしゃ程度ていどだったとわれている。
  6. ^ 2011ねん平成へいせい23ねん)3がつ12にちダイヤ改正かいせいで、列車れっしゃめいが「サンダーバード」に統一とういつされた。2015ねん平成へいせい27ねん)3がつ14にちダイヤ改正かいせい北陸ほくりく新幹線しんかんせん開業かいぎょうともない、金沢かなざわえき - 富山とやまえきあいだ新幹線しんかんせん列車れっしゃ「つるぎ」となった。2023ねんれい6ねん)3がつ16にち北陸ほくりく新幹線しんかんせん敦賀つるがえき延伸えんしん開業かいぎょうにより、「つるぎ」は大阪おおさかえきからの「サンダーバード」と接続せつぞくするかたち敦賀つるがえき - 金沢かなざわえき富山とやまえきあいだ新幹線しんかんせん列車れっしゃになった。
  7. ^ 2015ねん平成へいせい27ねん)3がつ14にちダイヤ改正かいせい北陸ほくりく新幹線しんかんせん開業かいぎょうともな廃止はいしされ、金沢かなざわえき - 東京とうきょうえきあいだ新幹線しんかんせん列車れっしゃ「はくたか」と接続せつぞくするかたちで、新井あらいえき上越じょうえつ妙高みょうこうえき - 新潟にいがたえきあいだが「しらゆき」となった。
  8. ^ 2010ねん平成へいせい22ねん)12月4にちダイヤ改正かいせいでさらに運行うんこう系統けいとう分割ぶんかつし、新潟にいがたえき - 秋田あきたえきあいだが「いなほ」、秋田あきたえき - 青森あおもりえきあいだが「つがる」となった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 平成へいせい13ねん3がつ ダイヤ改正かいせいについて- I 在来ざいらいせん特急とっきゅう急行きゅうこう』(プレスリリース)西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう、2000ねん12月8にちオリジナルの2001ねん4がつ17にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20010417124807/www.westjr.co.jp/kou/press/4press/n001208b.html2001ねん4がつ17にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b c d “「白鳥はくちょう」40ねん歴史れきしまく”. 交通こうつう新聞しんぶん (交通こうつう新聞しんぶんしゃ): p. 3. (2001ねん3がつ2にち) 
  3. ^ 鉄道てつどうジャーナル』1997ねん8がつごう鉄道てつどうジャーナルしゃ、1997ねん、23ぺーじ 
  4. ^ 「ぬかよろこびの特急とっきゅう停車ていしゃ 北陸線ほくりくせん能生のうえき 国鉄こくてつ不手際ふてぎわ」- 朝日新聞あさひしんぶん 1961ねん10がつ3にち朝刊ちょうかん
  5. ^ 藤崎ふじさき一輝いっき仰天ぎょうてん列車れっしゃ 鉄道てつどうちんしゃしゃ列伝れつでん秀和しゅうわシステム、2006ねん[ようページ番号ばんごう]ぺーじISBN 4798015474 
  6. ^ 花井はない正弘まさひろ『80けい気動車きどうしゃ特急とっきゅう物語ものがたり草原そうげんしゃ、1995ねん[ようページ番号ばんごう]ぺーじISBN 978-4-904775035 
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  12. ^ 田中たなか泰三たいぞう道下みちしたあつし鉄道てつどう写真しゃしんしゅう 高山こうざんせんの60ねん郷土きょうど出版しゅっぱんしゃ、1994ねん、120ぺーじISBN 4876640890。"1962ねん11月28にち事象じしょう"。 
  13. ^ 鉄道てつどうファン 2001, p. 80.
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]