蛇へび皮がわ

「ヘビの鱗うろこ」も参照さんしょう

蛇へび皮がわ（じゃび、じゃひ、だひ、へびがわ）または蛇へびの皮かわは、生いきている蛇へび（ヘビ）の皮かわ、脱皮だっぴ後ごのヘビの抜ぬけ殻がら、あるいは死しんだヘビの皮かわから作つくられた革かわ（蛇へび革かわ）のいずれかを指さす。

ヘビの皮かわと鱗うろこは様々さまざまなパターンと色いろを持もち、カモフラージュによって捕食ほしょく者しゃから身みを守まもる助たすけとなっている。

これらの鱗うろこの色いろと暈かさ色しょく（虹色にじいろ）は、大だい部分ぶぶんはヘビの皮かわの真皮しんぴに位置いちする色素しきそ胞の種類しゅるいと量りょうによって決きまる。皮かわと鱗うろこはヘビが移動いどうするためにも重要じゅうような要素ようそである。皮かわと鱗うろこは地面じめんを滑すべる時ときに体からだを保護ほごし、摩擦まさつを最小さいしょう化かする 。

生いきているヘビの皮かわ

生いきているヘビにおいて、その皮かわは様々さまざまな形式けいしきで剥離はくりする。起伏おきふしのある生息せいそく環境かんきょうに対抗たいこうするため、ヘビは特殊とくしゅ化かした多層たそう構造こうぞうの組織そしき化かされた真皮しんぴ構造こうぞうを形作かたちづくってきた。これによって、粗あらい地面じめんの上うえを移動いどうする時ときに安全あんぜんと効果こうか的てきなすべり運動うんどうがもたらされる。

模様もよう

右側みぎがわの大おおきな鱗うろこ甲かぶとは腹部ふくぶを覆おおっている。小ちいさな鱗うろこは腹部ふくぶ以外いがいの部分ぶぶんを覆おおっている。

柄えの形成けいせい

ヘビは華美かびな柄えを持もつことがある。ヘビの表皮ひょうひの配色はいしょくは、カモフラージュ、熱ねつの吸収きゅうしゅうあるいは反射はんしゃなど多おおくの機能きのうを果はたしうるし、よく分わかっていない他ほかの役割やくわりを果はたしているかもしれない。皮膚ひふ中ちゅうのメラニン細胞さいぼうはしばしば重かさなり合あい、はっきりと見分みわけがつく複雑ふくざつなパターンを形成けいせいしている。ヘビの柔やわらかい外皮がいひが硬かたい鱗うろことは異ことなる色いろを持もつこともある。これは、捕食ほしょく者しゃを制止せいしする手法しゅほうとしてしばしば利用りようされる。

色彩しきさいと暈かさ色しょく（虹色にじいろ）

異ことなる色素しきそ胞によって生しょうじるガーターヘビの背部はいぶの鱗うろこの色いろのばらつき。

ヘビの色いろは主おもに色素しきそ細胞さいぼうとそれらの分布ぶんぷによる。鱗うろこの中なかには中心ちゅうしんが薄うすく色付いろづいているものがあるが、これはクチクラが減少げんしょうした領域りょういきから生しょうじる。クチクラが薄うすいことは、そこに感覚かんかく器きが存在そんざいしていることを示しめしている。鱗うろこは一般いっぱん的てきに数かずが非常ひじょうに多おおく、表皮ひょうひを覆おおっており、形状けいじょうや色いろはさまざまである。真皮しんぴ中ちゅうの色素しきそ胞は、表皮ひょうひ角質かくしつ層そうを通とおって光ひかりが照てると着色ちゃくしょくする。黒くろ色素しきそ胞（メラノフォア）は茶色ちゃいろを生うみ出だし、グアニン色素しきそ胞（グアノフォア、白色はくしょく素もと胞）と対たいになると灰色はいいろを生うみ出だす。グアノフォアと黄色おうしょく素もと胞（リポフォア）が対たいになると黄色おうしょくが得えられる。グアノフォアと赤あか色素しきそ胞（アロフォア）がメラノフォアに加くわわると、赤色あかいろ色素しきそが得えられる。カロテノイドもオレンジ色しょくと赤色あかいろを生うみ出だすのを助たすける。暗くらい色いろのヘビ（暗くら褐色かっしょくや黒色こくしょく）は表皮ひょうひでメラニン細胞さいぼうが活発かっぱつなためそのように見みえる。メラニン細胞さいぼうがないと、アルビノ個体こたいとなる。蛇へびは青色あおいろや緑色みどりいろの色素しきそを持もっていない。代かわりにこれらの色いろはグアノファオ（虹色にじいろ素もと胞、虹にじ細胞さいぼうとも呼よばれる）から生しょうじる。虹にじ細胞さいぼうは表皮ひょうひの中なかに存在そんざいし、多おおくの暗くらい色いろのヘビの暈かさ色しょくの原因げんいんである。雄ゆうと雌めすでは異ことなる色いろを示しめすことがあり、一部いちぶの種たねの孵化ふかしたての幼よう蛇へびと成体せいたいでも同様どうようである。

構造こうぞうと機能きのう

鱗うろこが除去じょきょされた後のちのガーターヘビの剥むき出だしの外皮がいひ。

蛇へび皮がわ（外皮がいひ）は、単たんなる模様もようや鱗うろこ以上いじょうのものである。鱗うろこと模様もようは蛇へび皮がわの特徴とくちょう的てきな要素ようそであり、これらは柔やわらかく複雑ふくざつな外皮がいひに由来ゆらいする。これらの鱗うろこ模様もようは種たねに固有こゆうのものであり、鱗うろこそれ自身じしんはヘビと地面じめんとの間あいだの摩擦まさつ緩衝かんしょう材ざいとなることによってヘビの移動いどうを助たすける。

組織そしき

ヘビを含ふくむ爬虫類はちゅうるいは、表皮ひょうひの鱗うろこという形かたちで表皮ひょうひが広範こうはんなケラチン化か（角質かくしつ化か）を起おこしている。ヘビの表皮ひょうひは4層そうから構成こうせいされている。ヘビの皮かわの外層がいそうは周期しゅうき的てきに剥むくれ落おちる一時いちじ的てきな層そうであり、高度こうどにケラチン化かしている。外層がいそうの下したにあるのが皮質ひしつ層そう（角質かくしつ層そう）で、肥厚ひこうしており、柔軟じゅうなんである。角質かくしつ層そうの下したにあるのが中ちゅう間あいだ帯たい（顆粒かりゅう層そう）と基底きてい層そうである。ヘビの真皮しんぴは上皮じょうひの下したに存在そんざいする。ヘビの真皮しんぴは一般いっぱん的てきに繊維せんい質しつで、あまり目立めだたない。真皮しんぴ内ないには色素しきそ細胞さいぼう、神経しんけい、コラーゲン線維せんいがある。神経しんけい線維せんいはヘビの上皮じょうひの、鱗うろこの近ちかくにまで延のびる。皮下ひか組織そしきは真皮しんぴの下したにある薄うすい層そうで、主おもに脂肪しぼうを蓄たくわえている。

摩擦まさつ低減ていげんと保護ほご

ヘビの皮かわは物理ぶつり的てきな保護ほご層そうである。傷きずを防ふせぎ、乾燥かんそうを防ふせぎ、摩擦まさつを最小さいしょう化かする。ヘビの皮かわは柔やわらかく柔軟じゅうなんな内層ないそう（アルファ層そう）と硬かたく、柔軟じゅうなん性せいに乏とぼしい外層がいそう（ベータ層そう）から構成こうせいされる。肢しを持もたないため、ヘビの胴体どうたいは常時じょうじ地面じめんと接触せっしょくしており、大おおきな摩擦まさつが生しょうじる。その結果けっか、前進ぜんしんするためには摩擦まさつの最小さいしょう化かと、十分じゅうぶんな推進すいしん力りょくを得えるために摩擦まさつを作つくり出だすことの両方りょうほうが必要ひつようである。鱗うろこと皮かわの方向ほうこう性せいがこれを達成たっせいする助たすけとなる。鱗うろこのナノ構造こうぞうはこの過程かていにおいて役割やくわりを果はたしていることが実証じっしょうされている。具体ぐたい的てきには、内側うちがわのアルファ層そうは、トラクションに対たいする機械きかい的てき抵抗ていこうのための細胞さいぼう骨格こっかくタンパク質たんぱくしつとして機能きのうするαあるふぁ-ケラチンを含ふくむ。摩擦まさつをさらに低減ていげんするため、ヘビの中なかには鱗うろこを磨みがくものもいる。ヘビは鼻腔びこうから油状ゆじょう物質ぶっしつを分泌ぶんぴつし、鱗うろこ全体ぜんたいに擦すり付つける。これを行おこなう間隔かんかくはヘビの種たねによって様々さまざまであり、頻繁ひんぱんに行おこなう種たねもいれば、脱皮だっぴ後ごにのみ行おこなう種たねもいる。鱗うろこ磨みがきは耐たい水性すいせいを得えるための手段しゅだんとして使つかわれていると考かんがえられている。また、化学かがく的てきなメッセージや摩擦まさつ軽減けいげんにおいても役割やくわりを果はたしているかもしれない。最後さいごに、鱗うろこと皮かわのケラチン質ただしは体からだを保護ほごする役割やくわりを果はたす。βべーた-ケラチンは鱗うろこの形成けいせいを助たすけることが分わかっている。これは、ケラチンタンパク質たんぱくしつが密みつに詰つめ込こまれた上皮じょうひの鱗うろこの前ぜん角質かくしつ層そうを形成けいせいし、厚あつい角質かくしつ保護ほご層そうを作つくるためである。

ガーターヘビの鱗うろこ甲かぶとの下した側がわの剥むき出だしの外皮がいひ。

透過とうか性せい

皮膚ひふの透過とうか性せいは、乾燥かんそう問題もんだいに役立やくだつように季き節ぶしによって変化へんかしうる。砂漠さばくのヘビは一般いっぱん的てきに不ふ透水とうすい性せいの皮かわを持もち、水生すいせいのヘビはより透水とうすい性せいの皮かわを持もつことが知しられている。ヘビの中なかには1年ねんを通とおして生息せいそく環境かんきょうを変化へんかさせるものもあり、結果けっかとして皮膚ひふの透水とうすい性せいも変化へんかさせているかもしれない。

腺せん

ヘビの皮かわには多おおくの腺せんは存在そんざいしない。ほとんどのヘビの腺せんは全ぜん分泌ぶんぴつ腺せんである。これは、腺せんの細胞さいぼうが腺せんが作つくる物質ぶっしつと共ともに分泌ぶんぴつされることを意味いみする（細胞さいぼう膜まくが破裂はれつする）。ヘビのこれらの全ぜん分泌ぶんぴつ腺せんは自身じしんへの血液けつえき供給きょうきゅうは受うけておらず、そのため血管けっかんが発達はったつした結合けつごう組織そしきと密みつに接せっしている。ヘビは交尾こうび相手あいての誘引ゆういんを助たすける腺せんも持もつ。ウミヘビの中なかには摂取せっしゅした過剰かじょうな塩しおを排出はいしゅつするのを助たすける塩しお腺せんを持もつものもいる。爬虫類はちゅうるいのほとんどの腺せんについてはよく分わかっていない。

移動いどうと柔軟じゅうなん性せい

ヘビの鱗うろこの下したに位置いちする皮かわはヘビの柔軟じゅうなん性せいにも貢献こうけんしている。ヘビの鱗うろこの間あいだの領域りょういきはアルファ層そうと呼よばれる柔やわらかい外皮がいひで作つくられる。この層そうは、柔軟じゅうなん性せいと移動いどうを可能かのうにするαあるふぁ-ケラチンで構成こうせいされる。ヘビの動うごきやすさは摩擦まさつ面めんへの皮かわの接触せっしょくに依存いぞんしており、ヘビの皮かわの摩擦まさつ学がく的てき挙動きょどうによってすばやく正確せいかくな方向ほうこうの変更へんこうを可能かのうとしている。なめらかな滑すべりを実現じつげんするために、ヘビの皮かわは鋭するどい棘とげと、連結れんけつした縦たて方向ほうこうの稜線りょうせんから構成こうせいされる。ヘビの皮かわは腹はら面めんに沿そった高度こうどに秩序ちつじょ立たった「微細びさい毛げ」も含ふくんでおり、この微細びさい毛げは尾お側がわに配向はいこうしている。これらの特徴とくちょうを共ともに利用りようして、ヘビは低てい摩擦まさつ面めん上じょうを効果こうか的てきに前方ぜんぽうへ滑すべることができ、後うしろ向むきに後退あとずさりする必要ひつようがある時ときは高たかい摩擦まさつを作つくり出だす。

系統けいとう学がく

ヘビは爬虫類はちゅうるいの鱗うろこ竜りゅう類るいと呼よばれるグループに属ぞくする。鱗うろこ竜りゅう類るいは重かさなり合あったウロコを持もつ爬虫類はちゅうるいである。鱗うろこ竜りゅう類るいはさらに全すべてのヘビとトカゲが含ふくまれる有ゆう鱗うろこ目めとムカシトカゲ目め（ムカシトカゲ2種しゅ）に分わけられる。

ヘビの抜ぬけ殻がら

ガーターヘビの鱗うろこの拡大かくだい写真しゃしん。鱗うろこの間あいだに柔やわらかい外皮がいひが存在そんざいすることと、鱗うろこがどのように重かさなり合あっているかが分わかる。

ヘビは定期ていき的てきに脱皮だっぴする。脱皮だっぴは様々さまざまな生物せいぶつでよく見みられ、上皮じょうひの外層がいそう全体ぜんたいが失うしなわれる。蛇へびは皮かわを脱ぬぐために粗あらい地面じめんに対たいして体からだを擦すり付つける。皮かわはそれぞれの鱗うろこの表ひょうと裏うらの両方りょうほうを覆おおっているため、抜ぬけ殻がらはそれを抜ぬいだヘビよりもかなり長ながい。

世界中せかいじゅうで蛇へびは信仰しんこうの対象たいしょうとなってきた。ヘビの抜ぬけ殻がらを幸運こううんの印しるしとして、財布さいふや箪笥たんすに入いれる風習ふうしゅうは日本にっぽん全国ぜんこくで見みられる。アイヌ語ごでは蛇へびの抜ぬけ殻がらを「カムィサランペ（神かみ〈の〉絹布けんぷ）（kamuysarampe）」と呼よび、豊作ほうさくの印しるしと喜よろこばれたり、イボ取とりに効果こうかがあるとして重宝ちょうほうされた。

ヘビの抜ぬけ殻がらを乾燥かんそうしたもの（スジオナメラ、シュウダ、アカマダラ、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシなどに由来ゆらい）は、蛇へび退すさ皮かわ（じゃたいひ、ジャタッピ）または蛇へび蛻もぬけ（だせい、だぜい）と呼よばれ、中国ちゅうごく医学いがくで使用しようされる。

蛇へび革かわ

巻まきたばこ入いれを作つくるために使つかわれるベージュと茶色ちゃいろの模様もようの蛇へび革かわの拡大かくだい写真しゃしん

ヘビの皮かわは、ベストやベルト、ブーツ、靴くつといった衣服いふくやハンドバッグや財布さいふといったファッションアイテムを作つくるために使つかわれる。また、ラワープ、二に胡えびす、板いた胡えびす、三さん弦げん、三さん線せんといった弦楽器げんがっきの共鳴きょうめい板ばんを覆おおうために使つかわれる。蛇へび皮がわを使つかった三さん弦げんや三さん線せんは、日本にっぽん本土ほんどの三味線しゃみせんと区別くべつして「蛇皮線じゃびせん（じゃびせん）」という俗称ぞくしょうで呼よばれた。

蛇へび革かわは、ワニ（アリゲーター、クロコタイル）、トカゲ、ダチョウ、エミュー、ラクダなどと並ならんでエキゾチックレザーと見みなされる。また、クロコダイル革かわやトカゲ革かわと共ともに、うろこ状じょうの見みた目めを持もつ爬虫類はちゅうるい革かわに分類ぶんるいされる。商業しょうぎょう的てきに蛇へび革かわとして利用りようされるのは、アミメニシキヘビ、ビルマニシキヘビ、スマトラアカニシキヘビ（ヒイロニシキヘビ）、アフリカニシキヘビ、アナコンダ、ボアコンストリクター、キングコブラ、ナンダ、ジャワヤスリヘビ（ヤスリミズヘビ）、エラブウミヘビなどである。

奄美あまみ群島ぐんとうでは、ハブと共ともにアカマタが蛇へび皮製品かわせいひん用ようとして捕獲ほかくされていた。

商業しょうぎょう的てきに主おもに使用しようされるビルマニシキヘビとアミメニシキヘビはワシントン条約じょうやくの附属ふぞく書しょIIに記載きさいされており、加工かこう品ひんの輸入ゆにゅうについても輸出ゆしゅつ国こくの輸出ゆしゅつ許可きょか書しょと輸出入ゆしゅつにゅうの際さいに手続てつづきが必要ひつようである。ニシキヘビの養殖ようしょくはベトナムで盛さかんに行おこなわれている。

• ヘビの皮かわで作つくられた物もの
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  アリゾナの蛇へび皮がわブーツ
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  アール・デコ期きの蛇へび皮がわ巻まきたばこ入いれ（1925年ねん頃ごろ）
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  女性じょせい用ようハイヒール（1930年代ねんだい）
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  ガラガラヘビの皮かわ製せいの装飾そうしょく付つきのテキサスの麦藁むぎわら帽子ぼうし
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  赤あかい蛇へび皮かわ製せいのクラッチバッグ
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  蛇へび皮がわで覆おおわれた共鳴きょうめい板ばんを持もつ中国ちゅうごくの三さん弦げん

画像がぞう集しゅう

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  ビルマ、マンダレーの地元じもとの店みせで売うられているビルマニシキヘビとアミメニシキヘビの革製品かわせいひんと皮かわ
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  蛇へび皮がわの加工かこう品ひん
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  地面じめんに落おちているヘビの抜ぬけ殻がら
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  メキシコ、プエブラにある「生いき物もの博物館はくぶつかん（Museo vivnte）」のヘビの皮かわの展示てんじ

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• 鱗うろこ甲かぶと
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