阪急はんきゅう千里線せんりせん

千里線せんりせん
3300系けいによる普通ふつう天下茶屋てんがちゃや行いき （2010年ねん2月がつ 山田やまだ駅えき付近ふきん）
基本きほん情報じょうほう
国くに	日本にっぽん
所在地しょざいち	大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し北きた区く・東淀川ひがしよどがわ区く、吹田すいた市し
起点きてん	天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき
終点しゅうてん	北きた千里せんり駅えき
駅えき数すう	11駅えき
路線ろせん記号きごう	HK
開業かいぎょう	1921年ねん4月がつ1日にち
最終さいしゅう延伸えんしん	1967年ねん3月1日にち
所有しょゆう者しゃ	阪急電鉄はんきゅうでんてつ
運営うんえい者しゃ	阪急電鉄はんきゅうでんてつ
車両しゃりょう基地きち	正雀しょうじゃく車庫しゃこ・工場こうじょう、桂かつら車庫しゃこ
使用しよう車両しゃりょう	使用しよう車両しゃりょうの節ふしを参照さんしょう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり	13.6 km
軌間きかん	1,435 mm（標準軌ひょうじゅんき）
線路せんろ数すう	複線ふくせん
電化でんか方式ほうしき	直流ちょくりゅう1,500 V 架空かくう電車でんしゃ線せん方式ほうしき
閉塞へいそく方式ほうしき	自動じどう閉塞へいそく式しき
最高さいこう速度そくど	80 km/h
路線ろせん図ず

千里線せんりせん（せんりせん）は、大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し北きた区くの天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきから大阪おおさか府ふ吹田すいた市しの北きた千里せんり駅えきまでを結むすぶ阪急電鉄はんきゅうでんてつの鉄道てつどう路線ろせん。北千里きたせんり駅えきまで延伸えんしんされるまでは千里山せんりやま線せんあるいは千里山せんりやま支線しせんと呼よばれていた。北千里きたせんり線せんと呼よばれることもあるが、正式せいしきなものではない。

なお、正式せいしきな起点きてんは天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきだが、列車れっしゃ運行うんこう上じょうは北きた千里せんり駅えきから天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきへ向むかう列車れっしゃが下くだり、逆ぎゃく方向ほうこうが上のぼりとなっている。

概要がいよう

京都きょうと線せん系統けいとうの路線ろせんの一ひとつ。千里せんり丘陵きゅうりょうに広ひろがる千里せんりニュータウンを縦断じゅうだんし、後述こうじゅつの直通ちょくつう運転うんてん路線ろせんと合あわせて大阪おおさか市し中心ちゅうしん部ぶや繁華はんか街がいを結むすぶ通勤つうきん・通学つうがく路線ろせんである。淡路あわじ駅えきをジャンクションとして、天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき - 京都きょうと河原町かわらまち駅えき間あいだ及および大阪おおさか梅田うめだ駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだで、終日しゅうじつにわたり京都きょうと本線ほんせんとの直通ちょくつう運転うんてんが行おこなわれている。阪急はんきゅうの支線しせんで、本線ほんせんと終日しゅうじつにわたって直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう路線ろせんは千里線せんりせんが唯一ゆいいつである。また、天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきから大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう (Osaka Metro) 堺筋線さかいすじせんと相互そうご直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっており、堺さかい筋すじ線せんの終点しゅうてん駅えきである天下茶屋てんがちゃや駅えきまで乗のり入いれている。

2021年ねん4月がつ1日にちに開業かいぎょう100周年しゅうねんを迎むかえた。

路線ろせんデータ

• 路線ろせん距離きょり（営業えいぎょうキロ）：13.6 km
• 軌間きかん：1435 mm
• 駅えき数すう：11駅えき（起おこり終点しゅうてん駅えき含ふくむ）
• 複線ふくせん区間くかん：全線ぜんせん
• 電化でんか区間くかん：全線ぜんせん電化でんか（直流ちょくりゅう1500 V）
• 閉塞へいそく方式ほうしき：自動じどう閉塞へいそく式しき
• 最高さいこう速度そくど：80 km/h
• 車両しゃりょう基地きち：正雀しょうじゃく車庫しゃこ・工場こうじょう、桂かつら車庫しゃこ
• 混雑こんざつ率りつ：105%（2020年度ねんど：下新庄しもしんじょう駅えき→淡路あわじ駅えき間あいだ）

沿線えんせん概況がいきょう

天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきから千里山せんりやま駅えきまでは戦前せんぜんに開業かいぎょうした区間くかんで、急きゅう曲線きょくせんや急きゅう勾配こうばいが続つづき、運転うんてん上じょうのネックとなっている。例たとえば、豊津とよつ駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき間あいだには35 km/hの制限せいげん速度そくどが設定せっていされている。南みなみ千里せんり駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだには35 ‰の勾配こうばいがあり、新型しんがた車両しゃりょうを投入とうにゅうするに当あたってはこの区間くかんで勾配こうばい起動きどう試験しけんを必かならず行いっている。

千里山せんりやま駅えきから北千里きたせんり駅えきまでは、1963年ねん以降いこうに開通かいつうした阪急はんきゅうの鉄道てつどう路線ろせんの中なかでは最もっとも新あたらしい区間くかんであり、直線ちょくせん的てきな線形せんけいで運行うんこう速度そくども速はやい。また、当該とうがい区間くかんはすべて高架線こうかせん・掘割ほりわりまたはトンネルからなっており、踏切ふみきりは一ひとつも設置せっちされていない。南千里みなみせんり駅えき - 山田やまだ駅えき間あいだには阪急はんきゅう唯一ゆいいつの山岳さんがくトンネルである「千里せんりトンネル」があるが、地下鉄ちかてつと同様どうようの開削かいさく工法こうほうで建設けんせつされたため構造こうぞうは地下鉄ちかてつのものと変かわらない。

• 
  豊津とよつ駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき間あいだの急きゅうカーブを走行そうこうする8300系けい
• 
  阪急はんきゅう唯一ゆいいつの山岳さんがくトンネルである「千里せんりトンネル」

運行うんこう形態けいたい

「阪急はんきゅう京都きょうと本線ほんせん#運行うんこう形態けいたい」も参照さんしょう

定期ていき列車れっしゃ

ほとんどの列車れっしゃが以下いかのように他たの路線ろせんとの直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっており、千里線せんりせん内ないで完結かんけつする列車れっしゃは早朝そうちょうの淡路あわじ発はつ天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ行いき、天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ発はつ北きた千里せんり行いき、淡路あわじ発はつ北きた千里せんり行いきと深夜しんやの北千里きたせんり発はつ淡路あわじ行いき、北千里きたせんり発はつ天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ行いきの数すう本ほんのみである。千里線せんりせん内ないで完結かんけつする列車れっしゃであってもOsaka Metroの車両しゃりょうが充当じゅうとうされることがある。後述こうじゅつの堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう以外いがいはいずれも普通ふつう列車れっしゃである。

	運転うんてん区間くかん	経由けいゆ路線ろせん
A	北きた千里せんり駅えき - 大阪おおさか梅田うめだ駅えき	千里線せんりせん	京都きょうと本線ほんせん
B	北きた千里せんり駅えき - 天下茶屋てんがちゃや駅えき	千里線せんりせん		堺筋線さかいすじせん
C	高槻たかつき市し駅えき - 天下茶屋てんがちゃや駅えき	京都きょうと本線ほんせん	千里線せんりせん	堺筋線さかいすじせん

日にち中ちゅうは、AとC、Bと高槻たかつき市し駅えき - 大阪おおさか梅田うめだ駅えき間あいだの普通ふつうを一いち組くみとし、この二に組くみを20分ふん間隔かんかくで交互こうごに運転うんてんする。それぞれの組くみは淡路あわじ駅えきで連絡れんらくを図はかる。

朝あさ・夕ゆう・夜よるには天下茶屋てんがちゃや駅えき - 淡路あわじ駅えきおよび京都きょうと本線ほんせん正雀しょうじゃく駅えき・茨木いばらぎ市し駅えき・京都きょうと河原町かわらまち駅えき間あいだの列車れっしゃや相川あいかわ発はつ天下茶屋てんがちゃや行いきも設定せっていされている。

普通ふつう列車れっしゃの運転うんてん間隔かんかくは列車れっしゃによってばらつきがある。ラッシュ時じは3 - 8分ふん間隔かんかく、日にち中ちゅうは概おおむね10分ふん間隔かんかくだが土ど休日きゅうじつの淡路あわじ駅えき - 天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき間あいだは堺さかい筋すじ準急じゅんきゅうが運転うんてんされるためばらつきが大おおきく、6 - 14分ふん間隔かんかくとなる。

また京都きょうと本線ほんせんと堺さかい筋すじ線せんとを直通ちょくつう運転うんてんする速達そくたつ列車れっしゃとして準急じゅんきゅう（堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう）が設定せっていされている。平日へいじつは朝あさに下くだり7本ほんと夕方ゆうがたに上のぼり7本ほん、土ど休日きゅうじつは昼間ひるまに20分ふん間隔かんかくで、いずれも全すべて京都きょうと河原町かわらまち駅えき発着はっちゃくで運転うんてんされる。千里線せんりせん内ないでは柴島くにじま駅えきを通過つうかするが、これが千里線せんりせんで通過つうか列車れっしゃが設定せっていされている唯一ゆいいつの駅えきである。Osaka Metroの車両しゃりょうは京都きょうと本線ほんせん高槻たかつき市し駅えき以遠いえんには原則げんそくとして乗のり入いれないため、全ぜん列車れっしゃ阪急はんきゅう車両しゃりょうが使用しようされる。

堺さかい筋すじ線せんとの相互そうご直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう前まえまでは天神橋てんじんばし駅えき（現在げんざいの天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき） - 阪急はんきゅう京都きょうと駅えき（現在げんざいの大宮おおみや駅えき）間あいだの普通ふつう列車れっしゃも運転うんてんされていた（のちに河原町かわらまち駅えき〈現在げんざいの京都きょうと河原町かわらまち駅えき〉まで延長えんちょう）。この運転うんてん系統けいとうは一時期いちじきまったく運行うんこうされていなかったが、2011年ねん5月14日にちのダイヤ改正かいせいから天下茶屋てんがちゃや発はつ河原町かわらまち行いきの普通ふつう列車れっしゃが設定せっていされ、2019年ねん1月がつ19日にちのダイヤ改正かいせいからは京都きょうと河原町かわらまち発はつ天下茶屋てんがちゃや行いきの普通ふつう列車れっしゃも設定せっていされたため、上下じょうげともこの運行うんこう系統けいとうは復活ふっかつしている。

2007年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせい前まえは堺さかい筋すじ準急じゅんきゅうに代かわって急行きゅうこう（堺さかい筋すじ急行きゅうこう）、快速かいそく急行きゅうこう（堺さかい筋すじ快速かいそく急行きゅうこう）として運転うんてんされていた。また、1956年ねん4月がつまでは京都きょうと本線ほんせんの大阪おおさか側がわターミナルが天神橋てんじんばし駅えきであったことから、天神橋てんじんばし駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだでは特急とっきゅうも運転うんてんされていた。1959年ねんに同どう区間くかんが千里山せんりやま線せん・千里線せんりせんの所属しょぞくになってからは、定期ていきの特急とっきゅうの設定せっていはない。

臨時りんじ列車れっしゃ

大阪おおさか万博ばんぱく輸送ゆそう列車れっしゃ

1970年ねんに千里せんり丘陵きゅうりょうで開催かいさいされた日本にっぽん万国博覧会ばんこくはくらんかいの期間きかん中ちゅうは、観客かんきゃく輸送ゆそうのため当時とうじ会場かいじょう最寄もより駅えきとして臨時りんじ営業えいぎょうしていた万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えきへ向むけて臨時りんじ列車れっしゃ群ぐんが運行うんこうされた。そのうち、運用うんよう上じょう特記とっきされるものを記しるす。

エキスポ準急じゅんきゅう

梅田うめだ駅えき（現在げんざいの大阪おおさか梅田うめだ駅えき） - 北きた千里せんり駅えき間あいだと地下鉄ちかてつ堺筋線さかいすじせん動物園前どうぶつえんまえ駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだに設定せっていされていた。後者こうしゃには大阪おおさか市し交通こうつう局きょく（現在げんざいのOsaka Metro）の車両しゃりょうも充当じゅうとうされていた。なお、この列車れっしゃが他た事業じぎょう者しゃの路線ろせんではあるが、地下鉄ちかてつ車両しゃりょうが日本にっぽんで3番目ばんめに優等ゆうとう列車れっしゃとして運行うんこうした事例じれいであった。

停車駅ていしゃえき

• 梅田うめだ駅えき発着はっちゃく：梅田うめだ駅えき - 十じゅう三さん駅えき - 淡路あわじ駅えき - 吹田すいた駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき - 南みなみ千里せんり駅えき - 万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 北きた千里せんり駅えき
• 動物園前どうぶつえんまえ駅えき発着はっちゃく：動物園前どうぶつえんまえ駅えき -（この間あいだ各駅かくえきに停車ていしゃ）- 天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき - 淡路あわじ駅えき - 吹田すいた駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき - 南みなみ千里せんり駅えき - 万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 北きた千里せんり駅えき

エキスポ直通ちょくつう

万国博ばんこくはく会場かいじょうから神戸こうべ線せん・宝塚たからづか線せんに直通ちょくつうした列車れっしゃで、十じゅう三さん駅えきの引ひき上あげ線せんでスイッチバックしていた。運転うんてん区間くかんは万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 十じゅう三さん駅えき - 宝塚たからづか線せん宝塚たからづか駅えき間あいだと万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 十じゅう三さん駅えき - 神戸高速線こうべこうそくせん高速こうそく神戸こうべ駅えき間あいだであった。

停車駅ていしゃえき

• 宝塚たからづか線せん発着はっちゃく：万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 南みなみ千里せんり駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき - 吹田すいた駅えき - 淡路あわじ駅えき - 十じゅう三さん駅えき - 曽根そね駅えき - 豊中とよなか駅えき - 石橋いしばし駅えき（現在げんざいの石橋いしばし阪大はんだい前ぜん駅えき） - 池田いけだ駅えき - 川西能勢口かわにしのせぐち駅えき - 雲雀丘ひばりがおか花屋敷はなやしき駅えき - 宝塚たからづか駅えき
• 神戸こうべ線せん発着はっちゃく：万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき - 南みなみ千里せんり駅えき - 関大かんだい前ぜん駅えき - 吹田すいた駅えき - 淡路あわじ駅えき - 十じゅう三さん駅えき - 園田そのだ駅えき - 塚口つかぐち駅えき - 西宮北口にしのみやきたぐち駅えき - 六甲ろっこう駅えき - 三宮さんぐう駅えき（現在げんざいの神戸こうべ三宮さんぐう駅えき） - 花隈はなくま駅えき - 高速こうそく神戸こうべ駅えき

嵐山線あらしやません直通ちょくつう列車れっしゃ

詳細しょうさいは「阪急はんきゅう嵐山あらしやま線せん#臨時りんじ列車れっしゃ」を参照さんしょう

2009年ねんと2011年ねんから2018年ねんまでは、春はる・秋あきの行楽こうらく期きに嵐山あらしやま線せんへ直通ちょくつうする臨時りんじ列車れっしゃが天下茶屋てんがちゃや駅えき - 嵐山線あらしやません嵐山あらしやま駅えき間あいだに設定せっていされていた。

使用しよう車両しゃりょう

6300系けい・7000系けい（京きょうとれいん 雅みやび洛らく）・9300系けいを除のぞく正雀しょうじゃく車庫しゃこ所属しょぞくの京都きょうと本線ほんせんの車両しゃりょう（ロングシート車しゃ）が共通きょうつうで使用しようされ、千里線せんりせん専用せんようの車両しゃりょうはない。堺筋線さかいすじせん直通ちょくつう列車れっしゃはすべて8両りょう編成へんせいで、阪急はんきゅうの車両しゃりょうのほかOsaka Metroの66系けいも使用しようされる。一方いっぽうで、大阪おおさか梅田うめだ発着はっちゃくの列車れっしゃは8両りょう編成へんせいと7両りょう編成へんせいが使用しようされているが、2019年ねん1月がつ改正かいせいより、平日へいじつダイヤの日にち中ちゅうはすべて7両りょう編成へんせいに統一とういつされた。2015年ねんで運行うんこうを終了しゅうりょうした2300系けい（初代しょだい）は堺さかい筋すじ線せんに入線にゅうせんできないことから、梅田うめだ駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだで使用しようされていた。

現用げんよう車両しゃりょうについては「阪急はんきゅう京都きょうと本線ほんせん#現用げんよう車両しゃりょう」を、過去かこの車両しゃりょうについては「阪急はんきゅう京都きょうと本線ほんせん#過去かこの車両しゃりょう」を参照さんしょう

歴史れきし

当とう線せんの歴史れきしは、北大阪きたおおさか電気でんき鉄道てつどうが1921年ねんに十じゅう三さん駅えき - 豊津とよつ駅えき間あいだを開業かいぎょうさせたことに遡さかのぼる。当初とうしょから大阪おおさか市内しないへの乗のり入いれを計画けいかくしていたが、資金しきん難なんで淀川よどがわへの架橋かきょうができなかった。そこで、現げん・崇たかし禅ぜん寺てら駅えき付近ふきん - 現げん・吹田すいた駅えき付近ふきんで東海道本線とうかいどうほんせんの旧きゅう線せん跡あとを譲ゆずり受うけ、阪神はんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ（阪急はんきゅう）の十じゅう三さん駅えきに接続せつぞくすることで当座とうざをしのぐこととした。同社どうしゃは大阪おおさか市内しないでの墓地ぼち集約しゅうやくからの不足ふそくを見越みこし、沿線えんせんで霊園れいえんの開発かいはつを積極せっきょく的てきに行いったため、「墓地ぼち電車でんしゃ」の異名いみょうを取とった。

一方いっぽう京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうは、京阪本線けいはんほんせんのバイパスとして大阪おおさか - 京都きょうと間あいだで淀川よどがわ右岸うがんを通とおる高速こうそく新しん線せんを計画けいかくしていた。城東線じょうとうせん払はらい下かが政治せいじ問題もんだい化かし、大阪おおさか側がわ起点きてんを梅田うめだ以外いがいで模索もさくしていた京阪けいはんは、北大阪きたおおさか電気でんき鉄道てつどうが持もつ天神橋てんじんばし - 淡路あわじ間あいだの免許めんきょに目めを付つけた。五島ごしま慶太けいたらの斡旋あっせんにより北大阪きたおおさか電鉄でんてつ株式かぶしきの大半たいはんを取得しゅとく、新しん京阪けいはん鉄道てつどうを設立せつりつして1923年ねんに同社どうしゃから鉄道てつどう事業じぎょうの譲渡じょうとを受うけた。1925年ねんには淀川よどがわを渡わたる天神橋てんじんばし駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだを開業かいぎょうして天神橋てんじんばし駅えき - 淡路あわじ駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだを本線ほんせんとして扱あつかうようになり、3年ねん後ごの1928年ねんには淡路あわじ駅えきから高槻たかつき町まち駅えきまで、次ついで京都きょうと西院さいいん駅えきまでを開通かいつうさせて天神橋てんじんばし駅えき - 京都きょうと西院さいいん駅えきを本線ほんせん、淡路あわじ駅えき - 千里山せんりやま駅えきを千里山せんりやま支線しせん、淡路あわじ駅えき - 十じゅう三さん駅えきを十じゅう三さん支線しせんとして扱あつかうようになった。1930年ねんに新しん京阪けいはんは親会社おやがいしゃの京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうに合併がっぺいし、旧きゅう北大阪きたおおさか電気でんき鉄道てつどう線せんについては、淡路あわじ駅えき - 十じゅう三さん駅えき間あいだが十じゅう三さん線せん、淡路あわじ駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだが千里山せんりやま線せんとなり、さらに1943年ねんには陸上りくじょう交通こうつう事業じぎょう調整ちょうせい法ほうによる交通こうつう調整ちょうせいで京阪けいはんと阪神はんしん急行きゅうこう電鉄でんてつが合併がっぺいし、京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ（阪急電鉄はんきゅうでんてつの前身ぜんしん）の路線ろせんとなる。合併がっぺい後ごの1944年ねん4月がつより、宝塚本線たからづかほんせんに乗のり入いれる形かたちで梅田うめだ（現在げんざいの大阪おおさか梅田うめだ）発着はっちゃくの京都きょうと方面ほうめん急行きゅうこう列車れっしゃが設定せっていされる。京阪けいはんが再さい発足ほっそくして分離ぶんりした1949年ねん12月の時点じてんでは、新しん京阪けいはん線せんの名称めいしょうを京都きょうと線せんと改あらためただけで、各かく路線ろせんの区間くかんには変更へんこうがなかった。しかし、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの1956年ねんには京都きょうと本線ほんせんの特急とっきゅうは全ぜん列車れっしゃが梅田うめだ発着はっちゃくになり、実質じっしつ的てきに十じゅう三さん線せんが本線ほんせんとして扱あつかわれるようになっていた。1959年ねんに、梅田うめだ駅えき - 十じゅう三さん駅えき間あいだに京都きょうと本線ほんせん用ようの線路せんろが敷設ふせつ（手続てつづき上じょうは北野線きたのせんの再開さいかいおよび宝塚たからづか線せんの増設ぞうせつという扱あつかい）された際さいに、十じゅう三さん駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだが京都きょうと本線ほんせん、天神橋てんじんばし駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだが千里山せんりやま線せんに所属しょぞくが変更へんこうされた。

1960年ねん、千里山せんりやま駅えきの北方ほっぽうで開発かいはつが計画けいかくされていた千里せんりニュータウンへの交通こうつう手段しゅだんとして、千里山せんりやま線せんの延長えんちょうを大阪おおさか府ふから要請ようせいされた。京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつは府ふが要望ようぼうした千里山せんりやま駅えきから南みなみ地区ちくセンター付近ふきんまでに加くわえて、宝塚たからづか線せんの混雑こんざつ緩和かんわを目的もくてきとして箕面線みのおせん桜井さくらい駅えきまで延長えんちょうする計画けいかくを持もっていた。1961年ねん12月に千里山せんりやま延長線えんちょうせん（千里山せんりやま駅えき - 桜井さくらい駅えき間あいだ）の敷設ふせつ免許めんきょを取得しゅとくし、翌よく1962年ねん8月がつに千里山せんりやま駅えき - 新しん千里山せんりやま駅えき（南みなみ地区ちくセンター付近ふきん、現在げんざいの南みなみ千里せんり駅えき）間あいだを第だい1期き工事こうじとして着工ちゃっこう、1963年ねん8月がつに開業かいぎょうした。新しん千里山せんりやま駅えきからは北西ほくせいに向むかい、中央ちゅうおう地区ちくセンター付近ふきんを経由けいゆして桜井さくらい駅えきに至いたる経路けいろをとる計画けいかくであったが、府ふは新しん千里山せんりやま駅えきの北きた方向ほうこうに位置いちする北きた地区ちくセンター付近ふきんを経由けいゆするよう要望ようぼうした。千里せんりニュータウン内ないでは東部とうぶのみを通とおることになる上うえ、宝塚たからづか線せんの輸送ゆそう改善かいぜんとしては遠回とおまわりになることからこれに抵抗ていこうし、北きた地区ちくセンター付近ふきんへは別べつで敷設ふせつ免許めんきょを取得しゅとくしてこれを支線しせんとする計画けいかくに落おち着ついた。1965年ねん1月がつに新しん千里山せんりやま駅えき - 北きた千里山せんりやま駅えき（北きた地区ちくセンター付近ふきん、北きた千里せんり駅えきとして開業かいぎょう）間あいだの敷設ふせつ免許めんきょを取得しゅとくし、同年どうねん12月がつに着工ちゃっこう、1967年ねん3月がつに開通かいつうした。開通かいつうと同時どうじに路線ろせん名めいを千里線せんりせんに、新しん千里山せんりやま駅えきを南みなみ千里せんり駅えきに改称かいしょうした。北千里きたせんり駅えきでは日本にっぽん初はつの本格ほんかく的てきな自動じどう改札かいさつ機きが導入どうにゅうされた。 一方いっぽうで、大阪おおさか市しは1963年ねんに地下鉄ちかてつ1号線ごうせん（現在げんざいのOsaka Metro御堂筋みどうすじ線せん）を千里せんりニュータウンまで延長えんちょうする計画けいかくを策定さくていしていた。この計画けいかく路線ろせんは日本にっぽん万国博覧会ばんこくはくらんかい（大阪おおさか万博ばんぱく）に合あわせて整備せいびされることになったが、協議きょうぎの末すえ、京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつが中心ちゅうしんとなって設立せつりつした北大阪きたおおさか急行きゅうこう電鉄でんてつが大阪おおさか市外しがいの江坂えさか駅えき以北いほくの建設けんせつ運営うんえいを担になうこととなった。これにより中央ちゅうおう地区ちくセンター付近ふきんに鉄道てつどうが乗のり入いれることとなり、1970年ねんに千里中央せんりちゅうおう駅えきが開業かいぎょうしている。その後ご、桜井さくらい駅えきに至いたる計画けいかくは宝塚たからづか線せんの輸送ゆそう力りょくが増強ぞうきょうされたことなどから破棄はきされ、南千里みなみせんり駅えき - 桜井さくらい駅えき間あいだの敷設ふせつ免許めんきょは1972年ねん12月に失効しっこうした。

京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつは1950年代ねんだい後半こうはんに天神橋てんじんばし駅えきから国鉄こくてつ天満てんま駅えきへの延長えんちょうを計画けいかくしていた。1956年ねん9月がつから1958年ねん3月がつにかけて都市とし交通こうつう審議しんぎ会かい大阪おおさか部会ぶかいが行おこなった審議しんぎでは、大阪おおさか市しと民営みんえい鉄道てつどうの計画けいかく路線ろせんの競合きょうごうについても論議ろんぎされ、天神橋てんじんばし駅えき - 天満てんま駅えき間あいだを含ふくめたすべての計画けいかく路線ろせんを免許めんきょすべきとの答申とうしんがなされた。また、大阪おおさか府ふの提案ていあんを基もとに「国鉄こくてつ天満てんま駅えきから堺さかい筋すじを経へて動物どうぶつ園えん付近ふきんに至いたるもの」が答申とうしんされた。その後ご、地下鉄ちかてつ1号線ごうせんの混雑こんざつが激化げきかする中なか、1962年度ねんどに行おこなわれた都市とし交通こうつう審議しんぎ会かい大阪おおさか部会ぶかいでは地下鉄ちかてつ1号線ごうせんの混雑こんざつ緩和かんわおよびそのバイパス路線ろせんの建設けんせつを中心ちゅうしんに論議ろんぎされた。京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつは堺さかい筋すじを通とおる路線ろせんへの乗のり入いれを表明ひょうめいする一方いっぽう、それぞれの計画けいかくを持もつ南海電鉄なんかいでんてつと大阪おおさか市しが対立たいりつした結果けっか、これら三さん者しゃでの協議きょうぎに持もち込こまれた。数すう年ねんに亘わたる協議きょうぎで最後さいごまで解決かいけつを見みなかった軌間きかんの調整ちょうせいについて大阪おおさか陸運りくうん局長きょくちょうに裁定さいていを求もとめた結果けっか、京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつと大阪おおさか市しが主張しゅちょうする1435 mmとなり、二に者しゃでの協議きょうぎに移行いこうした。相互そうご直通ちょくつう運転うんてんに関かんする基本きほん協定きょうていの調停ちょうてい後ご、京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつは天神橋てんじんばし駅えきの地下ちか化かなど関連かんれん工事こうじに着手ちゃくしゅし、1969年ねん12月の大阪おおさか市営しえい地下鉄ちかてつ堺さかい筋すじ線せんの開業かいぎょうと相互そうご直通ちょくつう運転うんてんの開始かいしに至いたった。これに伴ともなって天神橋てんじんばし駅えきは大阪おおさか市しと共同きょうどう使用しようの天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきとなった。

1970年ねんの大阪おおさか万博ばんぱく開催かいさいにあたっては、千里線せんりせんも会場かいじょうまでのアクセスに供きょうされることとなり、南千里みなみせんり駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだに万博ばんぱく期間きかん中ちゅうの臨時りんじ駅えきとして西にしゲートに直結ちょっけつする万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えきを設置せっちし、北きた千里せんり駅えきに引ひき上あげ線せんと交差こうさ渡わたり線せんを新設しんせつした。阪急はんきゅう各線かくせんから前述ぜんじゅつの臨時りんじ列車れっしゃを運行うんこうし、万国博ばんこくはくの大量たいりょう輸送ゆそうの一端いったんを担になった。

連続れんぞく立体りったい交差こうさ事業じぎょう

淡路あわじ駅えき付近ふきん7.1 km（うち、千里線せんりせんは3.8 km）の区間くかんで大阪おおさか市しが事業じぎょう主体しゅたいとなった連続れんぞく立体りったい交差こうさ事業じぎょう（高架こうか化か）が行おこなわれており、2028年度ねんどに高架こうか切きり替かえ、2031年度ねんどの事業じぎょう完了かんりょう予定よていである。完成かんせいすると、千里線せんりせん内ないでは11箇所かしょの踏切ふみきりが除じょ却され、柴島くにじま駅えきと下新庄しもしんじょう駅えきも同時どうじに高架こうか駅えきとなる。

神崎川かんざきがわに架かかる新しん神崎川かんざきがわ橋梁きょうりょうには、東海道とうかいどう本線ほんせん時代じだいの橋脚きょうきゃくが一部いちぶ流用りゅうようされていた。円柱えんちゅう形がたの橋脚きょうきゃくがそれである。 この新しん神崎川かんざきがわ橋梁きょうりょうは、淡路あわじ駅えき付近ふきん立体りったい交差こうさ事業じぎょうに伴ともない、2017年ねんに仮かり線せん（左ひだり写真しゃしん奥おく）に切きり替かえられている。

年表ねんぴょう

• 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）
  • 4月がつ1日にち：北大阪きたおおさか電気でんき鉄道てつどうが十じゅう三さん駅えき - 豊津とよつ駅えき間あいだを開業かいぎょう。
  • 10月26日にち：豊津とよつ駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだが開業かいぎょう。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）5月1日にち：豊津とよつ駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだに大学前だいがくまえ駅えき開業かいぎょう。
• 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）4月がつ1日にち：新しん京阪けいはん鉄道てつどうが北大阪きたおおさか電気でんき鉄道てつどうの鉄道てつどう路線ろせんを譲ゆずり受うける。
• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）10月15日にち：新しん京阪けいはん鉄道てつどうが天神橋てんじんばし駅えき（現在げんざいの天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき） - 淡路あわじ駅えき間あいだを開業かいぎょう。同時どうじに淡路あわじ駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだを複線ふくせん化かし、車両しゃりょう限界げんかいも新しん京阪けいはん線せん仕様しようとなる。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）1月がつ16日にち：全線ぜんせんの架線かせん電圧でんあつを600 Vから1500 Vに昇圧しょうあつ。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）9月15日にち：京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうが新しん京阪けいはん鉄道てつどうを合併がっぺい。千里山せんりやま線せんとなる。
• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）9月がつ15日にち：花はな壇前だんのまえ駅えきを千里山せんりやま遊園ゆうえん駅えきに改称かいしょう。
• 1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）
  • 10月1日にち：阪神はんしん急行きゅうこう電鉄でんてつと京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうが合併がっぺいし京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつが発足ほっそく。東ひがし吹田すいた駅えきを吹田すいた駅えきに、西にし吹田すいた駅えきを市役所前しやくしょまえ駅えきに改称かいしょう。
  • 12月1日にち：千里山せんりやま遊園ゆうえん駅えきを千里山せんりやま厚生こうせい園その駅えきに改称かいしょう。
• 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）
  • 2月がつ1日にち：天神橋てんじんばし駅えき - 柴島くにじま駅えき間あいだの長柄ながら駅えき廃止はいし。
  • 9月1日にち：大学前だいがくまえ駅えき休止きゅうし。
• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）
  • 4月がつ7日にち：千里山せんりやま厚生こうせい園その駅えきを千里山せんりやま遊園ゆうえん駅えきに改称かいしょう。
  • 6月25日にち：大学前だいがくまえ駅えき営業えいぎょう再開さいかい。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）12月1日にち：京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうが分離ぶんり。千里山せんりやま線せんは京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつに残存ざんそんする。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）8月がつ1日にち：千里山せんりやま遊園ゆうえん駅えきを女子学院じょしがくいん前ぜん駅えきに改称かいしょう。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）4月がつ1日にち：女子学院じょしがくいん前ぜん駅えきを花壇かだん町まち駅えきに改称かいしょう。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）2月がつ18日にち：京都きょうと本線ほんせんの天神橋てんじんばし駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだを千里山せんりやま線せんに編入へんにゅう。千里山せんりやま線せんの列車れっしゃが梅田うめだ駅えき（現在げんざいの大阪おおさか梅田うめだ駅えき）乗のり入いれ開始かいし。
• 1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）8月がつ10日とおか：千里山せんりやま駅えき - 新しん千里山せんりやま駅えき間あいだ第だい1期き延伸えんしん工事こうじ起工きこう。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）8月がつ29日にち：千里山せんりやま駅えき - 新しん千里山せんりやま駅えき（現在げんざいの南みなみ千里せんり駅えき）間あいだが開業かいぎょう。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）4月がつ10日とおか：市役所前しやくしょまえ駅えきと（旧きゅう）吹田すいた駅えきを廃止はいしし吹田すいた駅えき開業かいぎょう、花壇かだん町まち駅えきと大学前だいがくまえ駅えきを廃止はいしし関大かんだい前ぜん駅えき開業かいぎょう。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）12月11日にち：新しん千里山せんりやま駅えき - 北きた千里山せんりやま駅えき間あいだ延伸えんしん建設けんせつ工事こうじ起工きこう。
• 1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）3月1日にち：新しん千里山せんりやま駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだが開業かいぎょうし千里線せんりせんに改称かいしょう。新しん千里山せんりやま駅えきを南みなみ千里せんり駅えきに改称かいしょう。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）
  • 11月10日にち：日本にっぽん万国博覧会ばんこくはくらんかいアクセスのため南みなみ千里せんり駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだに万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えきを開設かいせつ。
  • 12月6日にち：大阪おおさか市営しえい地下鉄ちかてつ堺さかい筋すじ線せん（現在げんざいのOsaka Metro堺筋線さかいすじせん）との相互そうご直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。天神橋てんじんばし駅えきを移転いてんし天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきに改称かいしょう。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）9月がつ14日にち：万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき廃止はいし。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）11月23日にち：万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき跡あとの400 m南みなみに山田やまだ駅えき開業かいぎょう。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）
  • 淀川よどがわ治水ちすい対策たいさくの一環いっかんで新しん淀川よどがわ橋梁きょうりょうを架かけ替がえ。新旧しんきゅうで両りょう岸きし取付とりつけ部ぶはほぼ同どう地点ちてんだが、両りょう地点ちてんを直線ちょくせんで結むすぶ（流ながれ方向ほうこうに直交ちょっこうする）ガーダー橋きょうだった旧きゅう橋梁きょうりょうに対たいして、新しん橋梁きょうりょうは右岸うがんで曲線きょくせんの線形せんけいを描えがくトラス橋きょうとなったため、柴島くにじま駅えき南側みなみがわの曲線きょくせんが緩和かんわされた。
  • 3月5日にち：天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき - 淡路あわじ駅えき間あいだで平日へいじつに堺さかい筋すじ急行きゅうこうを運転うんてん開始かいし（堺筋線さかいすじせん・京都きょうと本線ほんせん河原町かわらまち方面ほうめん直通ちょくつう）。
• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）3月24日にち：夕方ゆうがたの堺さかい筋すじ急行きゅうこうを堺さかい筋すじ快速かいそく急行きゅうこうに変更へんこう。
• 2004年ねん（平成へいせい16年ねん）7月がつ1日にち：大阪おおさか市し交通こうつう局きょくにより天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきに駅えきナンバリング導入どうにゅう。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）3月17日にち：堺さかい筋すじ急行きゅうこう・堺さかい筋すじ快速かいそく急行きゅうこうが廃止はいしされ、堺さかい筋すじ準急じゅんきゅうが運転うんてん開始かいし。
• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）5月14日にち：土ど休日きゅうじつの昼間ひるまにも堺さかい筋すじ準急じゅんきゅうが運転うんてん開始かいし。
• 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）12月21日にち：天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきを除のぞく全ぜん駅えきに駅えきナンバリング導入どうにゅう（天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきの駅えき番号ばんごうは引ひき続つづき堺さかい筋すじ線せんのものを使用しよう）。

駅えき一覧いちらん

• 全ぜん駅えき大阪おおさか府ふ内うちに所在しょざい。
• 堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう：平日へいじつ朝夕ちょうせきと土ど休日きゅうじつ昼間ひるま運転うんてん。堺筋線さかいすじせん内ないでは各駅かくえきに停車ていしゃ。
• 普通ふつう：各駅かくえきに停車ていしゃするため省略しょうりゃく。
• 接続せつぞく路線ろせんの ( ) 内ないの英数字えいすうじはその路線ろせんの駅えき番号ばんごうを表あらわす。
• ●：停車ていしゃ、｜：通過つうか。

駅えき番号ばんごう	駅名えきめい	駅えき間あいだ 営業えいぎょうキロ	累計るいけい 営業えいぎょうキロ	堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう	接続せつぞく路線ろせん	所在地しょざいち
直通ちょくつう運転うんてん区間くかん				天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えきから ○普通ふつう・堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう…堺筋線さかいすじせん天下茶屋てんがちゃや駅えきまで
K11	天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき	-	0.0	●	大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 堺筋線さかいすじせん（直通ちょくつう：上記じょうき参照さんしょう）・ 谷町線たにまちせん (T18)	大阪おおさか市し	北きた区く
HK-87	柴島くにじま駅えき	2.2	2.2	｜			東淀川ひがしよどがわ区く
HK-63	淡路あわじ駅えき	1.3	3.5	●	阪急電鉄はんきゅうでんてつ： 京都きょうと本線ほんせん（一部いちぶ直通ちょくつう：下記かき参照さんしょう） 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう：F おおさか東ひがし線せん（JR淡路あわじ駅えき: JR-F04）
HK-88	下新庄しもしんじょう駅えき	0.9	4.4
HK-89	吹田すいた駅えき	1.6	6.0			吹田すいた市し
HK-90	豊津とよつ駅えき	0.9	6.9
HK-91	関大かんだい前ぜん駅えき	0.9	7.8
HK-92	千里山せんりやま駅えき	0.8	8.6
HK-93	南みなみ千里せんり駅えき	1.6	10.2
HK-94	山田やまだ駅えき	1.4	11.6		大阪おおさかモノレール：大阪モノレおおさかものれール線るせん（本線ほんせん） (16)
HK-95	北きた千里せんり駅えき	2.0	13.6
直通ちょくつう運転うんてん区間くかん				淡路あわじ駅えきから ○普通ふつう…堺さかい筋すじ線せん天下茶屋てんがちゃや駅えき・天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき方面ほうめんと京都きょうと本線ほんせん京都きょうと河原町かわらまち駅えき方面ほうめん、北きた千里せんり駅えき方面ほうめんと京都きょうと本線ほんせん大阪おおさか梅田うめだ駅えき方面ほうめん ○堺さかい筋すじ準急じゅんきゅう…堺さかい筋すじ線せん天下茶屋てんがちゃや駅えき・天神橋筋六丁目てんじんばしすじろくちょうめ駅えき方面ほうめんと京都きょうと本線ほんせん京都きょうと河原町かわらまち駅えき方面ほうめん

• 千里線せんりせんと直通ちょくつう運転うんてんする堺さかい筋すじ線せんとの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうした場合ばあい、梅田うめだ駅えき（東梅田ひがしうめだ駅えき・西梅田にしうめだ駅えき含ふくむ）、西中島にしなかじま南方なんぽう駅えきと南方なんぽう駅えき相互そうご間あいだでは直接ちょくせつ乗のり継つぎできない。後述こうじゅつの南海電鉄なんかいでんてつとの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんも同様どうようである。
• 阪急はんきゅうの吹田すいた駅えきとJR京都きょうと線せんの吹田すいた駅えきは600 mほど離はなれている。

廃はい駅えき

駅名えきめいは廃止はいし時じのもの。

• 長柄ながら駅えき（天神橋てんじんばし駅えき - 柴島くにじま駅えき間あいだ） - 1944年ねん2月がつ1日にち廃止はいし
• （旧きゅう）吹田すいた駅えき（下新庄しもしんじょう駅えき - 市役所前しやくしょまえ駅えき間あいだ） - 1964年ねん4月がつ10日とおか市役所前しやくしょまえ駅えきに統合とうごうされ、市役所前しやくしょまえ駅えきは吹田すいた駅えきに改称かいしょう
• 花壇かだん町まち駅えき（豊津とよつ駅えき - 大学前だいがくまえ駅えき間あいだ） - 1964年ねん4月がつ10日とおか大学前だいがくまえ駅えきとの間あいだに設もうけられた関大かんだい前ぜん駅えきに統合とうごうされ廃止はいし
• 大学前だいがくまえ駅えき（花壇かだん町まち駅えき - 千里山せんりやま駅えき間あいだ） - 1964年ねん4月がつ10日とおか花壇かだん町まち駅えきとの間あいだに設もうけられた関大かんだい前ぜん駅えきに統合とうごうされ廃止はいし
• 万国博ばんこくはく西口にしぐち駅えき（南千里みなみせんり駅えき - 北きた千里せんり駅えき間あいだ） - 日本にっぽん万国博覧会ばんこくはくらんかい会場かいじょう最寄もより駅えきとして1969年ねん11月がつ10日とおかから1970年ねん9月がつ14日にちまで営業えいぎょうした臨時りんじ駅えき

南海電鉄なんかいでんてつとの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けん・企画きかく乗車じょうしゃ券けん

すべての駅えきで堺さかい筋すじ線せん天下茶屋てんがちゃや駅えき経由けいゆ・南海なんかい空港線くうこうせん関西かんさい空港くうこう駅えきまでの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんが発売はつばいされている。さらに2011年ねん5月14日にちからは、線せん内ないでは北端ほくたんの北きた千里せんり駅えきならびに京都きょうと本線ほんせんと接続せつぞくする淡路あわじ駅えきの2駅えきのみではあるが、既存きそんの関西かんさい空港くうこう駅えきまでの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんよりもさらに割安わりやすな「関空かんくうアクセスきっぷ」も発売はつばいしていたが、2023年ねん9月30日にちに発売はつばいを終了しゅうりょうした。

南海なんかい高野たかの線せんのフリー乗車じょうしゃ券けん「高こう野山のやま1dayチケット」の阪急はんきゅう発売はつばい分ぶんの場合ばあいは、阪急はんきゅう・Osaka Metroも乗のり放題ほうだいになるため、南海なんかい高野たかの線せんへのアクセスは天下茶屋てんがちゃや駅えき経由けいゆのほか大阪おおさか梅田うめだ駅えき経由けいゆなども選択せんたく可能かのうである。

参考さんこう文献ぶんけん

• 茂原しげはら祥三しょうぞう（編へん）、1959年ねん6月がつ30日にち『京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ五ご十じゅう年ねん史し』京阪神けいはんしん急行きゅうこう電鉄でんてつ。NDLJP:8798380。
• 京阪電気鉄道けいはんでんきてつどう株式会社かぶしきがいしゃ史料しりょう編纂へんさん委員いいん会かい（編へん）、1960年ねん12月25日にち『鉄路てつろ五ご十じゅう年ねん』京阪電気鉄道けいはんでんきてつどう。NDLJP:2493959。
• 『大阪おおさか市し交通こうつう局きょく七なな十じゅう五ご年ねん史し』大阪おおさか市し交通こうつう局きょく、1980年ねん3月がつ31日にち。NDLJP:12064869。
• 阪急電鉄はんきゅうでんてつ（編へん）、1982年ねん10月がつ19日にち『75年ねんのあゆみ』記述きじゅつ編へん、阪急電鉄はんきゅうでんてつ。NDLJP:11955303。
• 森口もりぐち誠之せいし『鉄道てつどう未成みせい線せんを歩あるく』私鉄してつ編へん、JTB、2001年ねん。ISBN 4-533-03922-7。
• 『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう - 全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全廃ぜんぱい線せん』9号ごう 関西かんさい2、今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）、新潮社しんちょうしゃ、2009年ねん。ISBN 978-4-10-790027-2。

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう路線ろせん一覧いちらん
• 大阪おおさか万博ばんぱくの交通こうつう
• 阪急はんきゅう新大阪しんおおさか連絡れんらく線せん