BUST WASTE HIP

『BUST WASTE HIP』
THE BLUE HEARTS の スタジオ・アルバム
リリース	1990年ねん9月がつ10日とおか 1993年ねん2月がつ10日とおか (再発さいはつ) 2010年ねん2月がつ24日にち（リマスタリング再発さいはつ）
録音ろくおん	AVACO CREATIVE STUDIO
ジャンル	パンク・ロック
時間じかん	51分ふん56秒びょう
レーベル	イーストウエスト・ジャパン
プロデュース	THE BLUE HEARTS
チャート最高さいこう順位じゅんい
週間しゅうかん1位い（オリコン）
ゴールドディスク
プラチナ（日本にっぽんレコード協会きょうかい）
THE BLUE HEARTS アルバム 年表ねんぴょう
TRAIN-TRAIN (1988年ねん) BUST WASTE HIP (1990年ねん) HIGH KICKS (1991年ねん)
『BUST WASTE HIP』収録しゅうろくのシングル
「情熱じょうねつの薔薇ばら」 リリース: 1990年ねん7月がつ25日にち 「首くびつり台だいから」 リリース: 1991年ねん4月がつ10日とおか

BUST WASTE HIP（バスト・ウエスト・ヒップ）は、THE BLUE HEARTSの4枚まい目めのアルバムである。

解説かいせつ

レーベル移籍いせき第だい1弾だんアルバム。バンド初はつのオリコンチャート1位いを獲得かくとくした作品さくひん。

前作ぜんさくと比くらべて硬質こうしつなロック、ブルース、ソウルミュージック、R&Bの色いろが濃こくなり、歌詞かしはストレートなものから抽象ちゅうしょう的てきなもの、意味いみ性せいを無視むししたものが増ふえた。真島まじまは「ブルーハーツの予定よてい調和ちょうわを打開だかいしようとしていた時期じき」と当時とうじのインタビューで語かたっている。

初回しょかい限定げんてい版ばんはプラケース入いりで、CDはピクチャー仕様しよう、ブックレット付つき。

2010年ねん2月がつ24日にちに、25周年しゅうねん企画きかくの一環いっかんで、デジタル・リマスタリングを施ほどこして再発さいはつされた。

収録しゅうろく曲きょく

CD

全ぜん編曲へんきょく: THE BLUE HEARTS。
#	タイトル	作詞さくし・作曲さっきょく	時間じかん
1.	「イメージ」	真島まじま昌利まさとし	4:35
2.	「殺ころしのライセンス」	甲きのえ本ほんヒロト	2:56
3.	「首くびつり台だいから」	甲きのえ本ほんヒロト	2:53
4.	「脳のう天気てんき」	真島まじま昌利まさとし	3:37
5.	「夜よるの中なかを」	真島まじま昌利まさとし	4:16
6.	「悲かなしいうわさ」	真島まじま昌利まさとし	4:12
7.	「Hのブルース」	真島まじま昌利まさとし	6:56
8.	「夢ゆめの駅えき」	甲きのえ本ほんヒロト	3:18
9.	「恋こいのゲーム」	甲きのえ本ほんヒロト	2:43
10.	「スピード」	真島まじま昌利まさとし	3:26
11.	「キューティパイ」	真島まじま昌利まさとし	1:57
12.	「情熱じょうねつの薔薇ばら」(シングルとは別べつテイク)	甲きのえ本ほんヒロト	2:57
13.	「真夜中まよなかのテレフォン」	河口かわぐち純じゅん之これ助すけ	3:53
14.	「ナビゲーター」	甲きのえ本ほんヒロト	4:17
合計ごうけい時間じかん:			51:56

楽曲がっきょく解説かいせつ

1. イメージ
2. 殺ころしのライセンス

   89年ねんの全国ぜんこくツアー「ON TOUR全国ぜんこく版ばん」で初はつ披露ひろうされた時ときは、歌詞かしは同おなじだが曲きょくの構成こうせいが違ちがっていた。

3. 首くびつり台だいから
4. 脳のう天気てんき

   バンドでは甲かぶと本ほんがボーカルだが、真島まじまが自身じしんのソロライブで歌うたった事こともある。

5. 夜よるの中なかを

   原曲げんきょくはTHE BREAKERS時代じだいの真島まじまの曲きょく「夜よるの中なかで」だが歌詞かしはほとんど違ちがう。

6. 悲かなしいうわさ
7. Hのブルース

   「Hとは、甲きのえ本ほんヒロトのこと」と真島まじまがインタビューで答こたえていたことがある。

8. 夢ゆめの駅えき

   後年こうねん発売はつばいされたKING OF MIXにシングル曲きょくまたはベストアルバム収録しゅうろく曲きょく以外いがいで唯一ゆいいつ収録しゅうろくされた。

9. 恋こいのゲーム
10. スピード

    トラックの最後さいごの部分ぶぶんで切きれ目めなく次つぎの「キューティパイ」と繋つながっている。

11. キューティパイ

    「数字すうじの羅列られつでも気持きもちは通つうじるはず」と意味いみのある歌詞かしを求もとめられることへの反発はんぱつした曲きょく。

    歌詞かしは円周えんしゅう率りつの46桁けた。ライブでは平方根へいほうこんもミックスさせて演奏えんそうされた。

12. 情熱じょうねつの薔薇ばら

    シングルとは別べつテイク。一発いっぱつ録ろくり。

13. 真夜中まよなかのテレフォン

    この曲きょくで初はじめて河口かわぐち純じゅん之これ助すけがボーカルを担当たんとう、ライブでは大幅おおはばにアレンジが変更へんこうされて演奏えんそうされた。

14. ナビゲーター

    甲州こうしゅう街道かいどうを散歩さんぽしていて歩道橋ほどうきょうの上うえで出来できたという。

    ナビゲーターでは河口かこうの父ちちがプロデュースしていた高校生こうこうせいのブラスバンドを起用きようしたことについて甲きのえ本ほんいわく「その方ほうが、（演奏えんそう技術ぎじゅつや雰囲気ふんいきが）自分じぶんたちにピッタリだから」と。

    ブルーハーツの晩年ばんねん、宗教しゅうきょうに心酔しんすいしていた河口かこうは、甲きのえ本ほんの楽曲がっきょくを「宗教しゅうきょう的てきに無知むち」と非難ひなんしていたが、この曲きょくに関かんしては「凄すごぇと思おもう。こういうのなら何なん年ねん経たっても歌うたえるんだ」と絶賛ぜっさんしていた。

参加さんかミュージシャン

THE BLUE HEARTS

• 甲きのえ本ほんヒロト - ボーカル、ブルースハープ
• 真島まじま昌利まさとし - ギター
• 河口かわぐち純じゅん之これ助すけ - ベース
• 梶原かじはら徹也てつや - ドラム