みんなでつくる党とう

日本にっぽんの政治せいじ団体だんたい

みんなでつくる党とう みんなでつくるとう Mintsuku / The Collaborative Party
代表だいひょう者しゃ（党首とうしゅ）	大津おおつ綾香あやか
成立せいりつ年月日ねんがっぴ	2013年ねん6月がつ17日にち (2013-06-17)（政治せいじ団体だんたいとして） 2019年ねん7月がつ30日にち (2019-07-30)（国政こくせい政党せいとうとして）
本部ほんぶ所在地しょざいち	〒100-0014 日本にっぽん 東京とうきょう都と千代田ちよだ区く永田町ながたちょう2-9-6 十じゅう全ぜんビル405
衆議院しゅうぎいん議席ぎせき数すう	0 / 465   (0%) （2024年ねん5月がつ13日にち現在げんざい）
参議院さんぎいん議席ぎせき数すう	0 / 248   (0%) （2024年ねん5月がつ13日にち現在げんざい）
市区しく町まち村議そんぎ数すう	0 / 29,608   (0%) （2024年ねん1月がつ16日にち現在げんざい）
党員とういん・党とう友とも数すう	60人にん （2024年ねん5月8日にち現在げんざい）
政治せいじ的てき思想しそう・立場たちば	右派うは 最低限さいていげん所得しょとく保障ほしょう ポピュリズム 直接ちょくせつ民主みんしゅ主義しゅぎ 反共はんきょう主義しゅぎ NHKのスクランブル放送ほうそうの実施じっし 税制ぜいせい改革かいかく
政党せいとう交付こうふ金きん	0 円えん （2024年度ねんど議員ぎいん数すう）
法人ほうじん番号ばんごう	2040005020525
公式こうしきサイト	みんなでつくる党とう
特記とっき事項じこう：2024年ねん3月がつ14日にち破産はさん手続てつづき開始かいし決定けってい

みんなでつくる党とう（みんなでつくるとう）は、日本にっぽんの政治せいじ団体だんたい。2013年ねんに立花たちばな孝志たかしによって設立せつりつされた。2023年ねん3月がつに立花たちばな孝志たかしのサプライズ戦略せんりゃくの一環いっかんで党首とうしゅを大津おおつ綾香あやかに交代こうたいしたものの、やがて立花りっかと大津おおつが対立たいりつし党とう運営うんえいが混乱こんらん。2024年ねん1月がつには立花りっか派はの国会こっかい議員ぎいん2名めいが離党りとうし、政党せいとう助成じょせい法ほうにおける国政こくせい政党せいとう要件ようけんを失効しっこうした。また地方ちほう議員ぎいん2名めいも離党りとうした。さらに同年どうねん3月がつ14日にちには法人ほうじんとしての破産はさん開始かいし決定けっていがなされた。かつては日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい（NHK）のスクランブル放送ほうそう化かの実現じつげんを最大さいだいの公約こうやくに掲かかげる単一たんいつ論点ろんてん政党せいとうであった。

現在げんざい、国会こっかい議員ぎいん、地方ちほう議員ぎいんとも在籍ざいせきなし。

公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上うえの略称りゃくしょうはみんつく。党とう本部ほんぶは東京とうきょう都と千代田ちよだ区くに置おかれる。

諸派しょは党とう構想こうそうにより、関連かんれんの政治せいじ団体だんたいがある。各かく団体だんたいについては#諸派しょは党とう構想こうそうの節ふしを参照さんしょう。

党名とうめい

「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」時代じだいのロゴ

「NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう」時代じだいのロゴ

「NHK党とう」時代じだいのロゴ

2013年ねんに元もとNHK職員しょくいんの立花たちばな孝志たかしによりNHK受信じゅしん料りょう不払ふばらい党とうの名称めいしょうで設立せつりつされる。2019年ねんの参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょにNHKから国民こくみんを守まもる党とうとして出馬しゅつばし、この選挙せんきょにおいて1議席ぎせきと2%以上いじょうの得票とくひょう率りつを得えて国政こくせい政党せいとうとなった。その後ご5度どの党名とうめい変更へんこうを経へて、2021年ねんの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょではNHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんでとして、さらに2度どの変更へんこうを経へて2022年ねんの参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょではNHK党とうとして出馬しゅつばした。2023年ねん11月6日にちより現げん党名とうめいのみんなでつくる党とうとして活動かつどうしている。

結党けっとう以来いらい、頻繁ひんぱんに党名とうめいを変更へんこうしている行為こういについては批判ひはん的てきな意見いけんもある。この党名とうめい変更へんこうを頻繁ひんぱんに繰くり返かえす行為こういは同どう党員とういんからも批判ひはんがあり、党名とうめい変更へんこうを繰くり返かえすことで党とうの運営うんえい方針ほうしんに疑問ぎもんを持もったり、或あるいは嫌気いやけが差さしたりして離党りとうした議員ぎいんも少すくなくない。このような批判ひはんに対たいして立花たちばなは2021年ねん10月がつ18日にちに行おこなわれた日本にっぽん記者きしゃクラブ主催しゅさいの党首とうしゅ討論とうろん会かいにおいて「われわれはお金かねを使つかわない選挙せんきょを目指めざしている。政党せいとう名めいを変かえるたびに報道ほうどうされるので無料むりょうで目立めだつという戦略せんりゃくである。」と回答かいとうしている。

NHKから国民こくみんを守まもる党とう

2019年ねん4月がつに実施じっしされた第だい19回かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょにおいて、愛知あいち県けん日進にっしん市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょに党名とうめいが同一どういつである候補者こうほしゃが存在そんざいしたが、これは本ほん政党せいとうとは無関係むかんけいの政治せいじ団体だんたいであった。

2021年ねん5月に党名とうめいが「古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう」へ改称かいしょうされたことに伴ともない、党首とうしゅの立花りっかを含ふくむ党とう所属しょぞくの各人かくじんを代表だいひょうとする旧きゅう党名とうめいと同名どうめいの政治せいじ団体だんたい「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」が多数たすう設立せつりつされた。立花りっかは自身じしんのYouTubeチャンネルにおいて、これらの政治せいじ団体だんたいを設立せつりつした理由りゆうを「政党せいとうは『古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう』に改称かいしょうしたが、今後こんごもこれらの政治せいじ団体だんたいを通つうじてNHK関連かんれんの活動かつどうを行おこなうため」としている。

NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう

2020年ねん12月に「NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう」へ改称かいしょうした際さい、略称りゃくしょうを「自民党じみんとう」として届とどけ出でたが、総務そうむ省しょうはこれに対たいして「『自由民主党じゆうみんしゅとう』の略称りゃくしょうを冒おかせ用ようしていると認みとめざるをえず、かつ有権者ゆうけんしゃの混乱こんらんをもたらすものであって、名称めいしょう保護ほご制度せいどの趣旨しゅしに反はんする濫用らんよう的てきな届出とどけでである」として、この届とどけ出でを不ふ受理じゅりとした。党首とうしゅ立花りっかは当初とうしょ、この届とどけ出でが認みとめられなかった場合ばあいには司法しほうの判断はんだんを仰あおぐ考かんがえを示しめしていたが、不ふ受理じゅりとなった直後ちょくごに略称りゃくしょうを「NHK」に変更へんこうした。

NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで

党名とうめいの後半こうはん部分ぶぶんに付つけられていた「弁護士べんごし法ほう72条じょう」とは、弁護士べんごしでない者ものが報酬ほうしゅう目的もくてきで行おこなう法律ほうりつ事務じむの取扱とりあつかい行為こうい、いわゆる非ひ弁べん行為こういを禁止きんしする規定きていであり、NHKの外部がいぶ委託いたく会社かいしゃが行おこなう戸別こべつ訪問ほうもんによる受信じゅしん料りょうの集金しゅうきん業務ぎょうむがこの条じょうに違反いはんするとの主張しゅちょうを党とうは行おこなっている。2021年ねん8月がつ現在げんざい、この主張しゅちょうをめぐってNHKと裁判さいばんで係争けいそう中ちゅうとなっている。

2021年ねん衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょでは「NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで」の党名とうめいで戦たたかった。立花りっかは党名とうめいの語順ごじゅんについて「倒置とうち法ほうを使つかって『NHKと裁判さいばんをしている』という大事だいじな言葉ことばを前まえにもってきた」とその狙ねらいを説明せつめいしている。

2022年ねん1月がつ20日はつか、党首とうしゅの立花りっかが執行しっこう猶予ゆうよ付つきながら有罪ゆうざい判決はんけつを下くだされたことを受うけ、党名とうめいを「NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこうした。

みんなでつくる党とう

2023年ねん3月がつ、大津おおつ綾香あやかが党首とうしゅに就任しゅうにんすることと党名とうめいが「政治せいじ家か女子じょし48党とう」とすることが発表はっぴょうされた。

ところが当時とうじ既すでに党とうは支持しじ者しゃなど333人にんから年とし5％の金利きんりを約束やくそくして総額そうがく10億おく4000万まん円えんを借かり入いれていて、その一部いちぶの債権さいけん者しゃが借金しゃっきん返済へんさいを要求ようきゅう、取とり付つけ騒さわぎが発生はっせいした。立花りっかは2023年ねん３月がつの記者きしゃ会見かいけんで、取とり付つけ騒さわぎは幹事かんじ長ちょうだった黒川くろかわを辞やめさせるために自分じぶんが仕掛しかけたものだと語かたった。大津おおつによればもともと立花りっかは『言いうことをきくピエロが欲ほしい』ということを言いっていて、この騒さわぎを自分じぶんに党首とうしゅを放ほうり出ださせるためのものと思おもうとしている。この後のち、大津おおつは立花りっかに党首とうしゅ辞任じにんの圧力あつりょくをかけられる一方いっぽうで党とう立たて直なおしのために経費けいひカットや収入しゅうにゅう確保かくほの途とを図はかるが、大津おおつは党内とうないの立花りっからによる金銭きんせん使途しとが不透明ふとうめいであるとして立花たちばな率ひきいる旧きゅう運営うんえい陣じんと対立たいりつすることとなった。

2023年ねん4月がつ前まえ党首とうしゅだった立花りっかは記者きしゃ会見かいけんし、大津おおつ綾香あやか党首とうしゅを除名じょめい処分しょぶんにしたと発表はっぴょう。斉藤さいとう健一郎けんいちろう参院さんいん議員ぎいんが代表だいひょうに、自身じしんが代表だいひょう権けんのない党首とうしゅにそれぞれ就ついたとし、一方いっぽう、大津おおつは人事じんじに同意どういしておらず自身じしんが党首とうしゅの立場たちばにあると主張しゅちょうした。

2023年ねん11月６日にち、党とう臨時りんじ総会そうかいで党名とうめいを「みんなでつくる党とう」に変更へんこうすることが決定けっていされた。大津おおつは会見かいけんで、この変更へんこうを最後さいごに、これ以上いじょうみだりに党名とうめいを変更へんこうしないことを強調きょうちょうした。同年どうねん11月14日にちに総務そうむ省しょうが11月6日にち付づけで党名とうめい変更へんこうを受理じゅりしたことを発表はっぴょうしている。

2024年ねん１月がつ、大津おおつは政党せいとう交付こうふ金きんの入金にゅうきん口座こうざをあらたに設もうけたが、立花たちばなはそれを自身じしんに開示かいじするよう大津おおつに要求ようきゅうしたが拒否きょひされ、立花たちばなは16日にち夕ゆうに斉藤さいとうと浜田はまだ聡さとし参院さんいん議員ぎいんが「みんなでつくる党とう」を離脱りだつすると発表はっぴょう。両りょう名なも離脱りだつの意志いしを固かため、政党せいとう助成じょせい金きんの交付こうふに必要ひつような書類しょるいを16日にち中ちゅうに党とうに提出ていしゅつしなかった。「みんなでつくる党とう」は18日にちに両りょう名なの除名じょめいを決定けってい、19日にちに処分しょぶんについて発表はっぴょうした。両りょう名なは政治せいじ団体だんたい「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」へ移籍いせきした。

斉藤さいとう・浜田はまだの両りょう国会こっかい議員ぎいんの離脱りだつにより「みんなでつくる党とう」は政党せいとう助成じょせい法ほう上じょうの政党せいとう要件ようけんの喪失そうしつし2024年度ねんどの政党せいとう交付こうふ金きんの受給じゅきゅう資格しかくを失うしなうことが見込みこまれることとなったため、債権さいけん者しゃらは18日にちに民事みんじ再生さいせい法ほうの申もうし立たてを取とり下さげ破産はさんの申もうし立たてにかえ、2024年ねん3月がつ14日にちにみんなでつくる党とうは破産はさん手続てつづきが開始かいしされた。

一方いっぽう、代表だいひょう権けん争あらそいについては2024年ねん3月がつ21日にちの東京とうきょう地裁ちさい判決はんけつによって大津おおつ側がわが勝利しょうりした。これに対たいし立花たちばな側がわは翌よく22日にちの政治せいじ団体だんたい「NHK党とう」定例ていれい記者きしゃ会見かいけんにてこの代表だいひょう権けん争あらそいに対たいする判例はんれい作づくりのためにも最高裁さいこうさいまで争あらそう意向いこうを示しめした。

党名とうめいの変遷へんせん

期間きかん	党名とうめい	公式こうしき英えい称しょう (英語えいご表記ひょうきでの他称たしょう)	略称りゃくしょう
2013年ねん6月がつ17日にち ↓ 2013年ねん7月がつ23日にち	NHK受信じゅしん料りょう不払ふばらい党とう	─ (NHK License Fee Nonpayment Party)	─
2013年ねん7月がつ23日にち ↓ 2020年ねん12月21日にち	NHKから国民こくみんを守まもる党とう	The Party to Protect Citizens from NHK (The Party to Protect the People from NHK)	N国こく党とう
2020年ねん12月21日にち ↓ 2021年ねん2月がつ5日にち	NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう		NHK
2021年ねん2月がつ5日にち ↓ 2021年ねん5月がつ17日にち	NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない方法ほうほうを教おしえる党とう	NHK Party (The Party That Teaches How Not to Pay the NHK License Fee)	NHK党とう
2021年ねん5月がつ17日にち ↓ 2021年ねん6月がつ28日にち	古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう	The party to protect people from old political parties	古ふるい
2021年ねん6月がつ28日にち ↓ 2021年ねん7月がつ21日にち	嵐あらしの党とう	Storm Party	あらし
2021年ねん7月がつ21日にち ↓ 2022年ねん1月がつ20日はつか	NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで	The party fighting against ＮＨＫ in the trial for violating Article 72 of the Attorney Act	NHK党とう
2022年ねん1月がつ20日はつか ↓ 2022年ねん4月がつ25日にち	NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない国民こくみんを守まもる党とう	The party that protects those who do not pay the NHK license fee	NHK党とう
2022年ねん4月がつ25日にち ↓ 2023年ねん3月がつ8日にち	NHK党とう	NHK Party	NHK
2023年ねん3月がつ8日にち ↓ 2023年ねん11月6日にち	政治せいじ家か女子じょし48党とう	seijikajoshi48party	政治せいじ家か女子じょし
2023年ねん11月6日にち ↓ （現在げんざい）	みんなでつくる党とう	Mintsuku / The Collaborative Party (A party created by everyone)	みんつく

歴史れきし

結党けっとう

2013年ねん6月17日にち、元もと日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい (NHK) 職員しょくいんでインターネットテレビ「立花たちばな孝志たかしひとり放送ほうそう局きょく」代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうの立花たちばな孝志たかしがNHK受信じゅしん料りょう不払ふばらい党とうの名称めいしょうで設立せつりつ、7月がつ23日にちにNHKから国民こくみんを守まもる党とうに名称めいしょう変更へんこうした。同年どうねん9月がつの大阪おおさか府ふ摂津せっつ市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょを皮切かわきりに各種かくしゅ地方自治体ちほうじちたい選挙せんきょに候補者こうほしゃを擁立ようりつ。

地方ちほう議会ぎかいへ

2015年ねん4月がつに立花りっかが千葉ちば県けん船橋ふなばし市議会しぎかい議員ぎいんに当選とうせん（会派かいは「研けん政まさし会かい」に所属しょぞく）して議席ぎせきを得えた。

2015年ねん12月に朝霞あさか市議しぎ選せんで船橋ふなばし市し在住ざいじゅうだった大橋おおはし昌信まさのぶが住所じゅうしょを朝霞あさか市しに移うつし、2人ふたり目めの所属しょぞく議員ぎいんとして当選とうせん。2016年ねん4月がつに志木しき市議しぎ選せんで3人にん目めの当選とうせん者しゃを出だした。2016年ねん7月がつの第だい24回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは、国会こっかいでNHKを糾弾きゅうだんしてきた三宅みやけ博ひろし（おおさか維新いしんの会かい）を支持しじした。

2016年ねんの東京とうきょう都知事とちじ選挙せんきょに立花りっかが立候補りっこうほ（これにより船橋ふなばし市議しぎを失職しっしょく）し、政見せいけん放送ほうそうでNHKの現状げんじょうを批判ひはん、「NHKをぶっ壊こわす！」と繰くり返かえし、注目ちゅうもくを呼よんだが、落選らくせんした。その後ご、立花たちばなは2017年ねん1月がつの茨木いばらぎ市議しぎ選せんに立候補りっこうほするも落選らくせんする。同年どうねん6月がつには尼崎あまがさき市議しぎ選せんで4人にん目めの当選とうせん者しゃを出だす。同年どうねん7月がつの東京とうきょう都議とぎ選せん葛飾かつしか区く選挙せんきょ区くからの立候補りっこうほを経へて、2017年ねん11月葛飾かつしか区く議ぎ選せんで立花りっかが当選とうせん。その後ご、町田まちだ市し、春日部かすかべ市し、立川たつかわ市し、川西かわにし市し、松戸まつど市し、八千代やちよ市し、西東京にしとうきょう市し、台東たいとう区くで同どう党とう所属しょぞく議員ぎいんが当選とうせんした。

立花たちばなは、「NHKからの集金しゅうきんに困こまっている一人暮ひとりぐらしの学生がくせいや社会しゃかい人じんが多おおそうな自治体じちたいや、『浮動ふどう票ひょう』の確保かくほを目的もくてきとして過去かこにみんなの党とうが議席ぎせきを持もっていた選挙せんきょ区くを、立候補者りっこうほしゃ擁立ようりつの指標しひょうにしている」と説明せつめいしている。

統一とういつ地方ちほう選挙せんきょと党勢とうせい拡大かくだい

2019年ねんの統一とういつ地方ちほう選挙せんきょにおいて、首都しゅと圏けん・関西かんさいのベッドタウンを中心ちゅうしんとして47人にんが立候補りっこうほし、26人にんが当選とうせんした。このうち特別とくべつ区く議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょでは、実施じっしされた20区く議会ぎかい全区ぜんくに候補こうほを出だし、17人にんが当選とうせんした。

同年どうねん4月がつ下旬げじゅんから5月がつ上旬じょうじゅん、杉並すぎなみ区く議ぎの佐々木ささき千夏ちなつなど5名めいの地方ちほう議員ぎいんを「参院さんいん選せんへの選挙せんきょ資金しきんとして課かせられた130万まん円えんを支払しはらう意思いしがない」として除名じょめい処分しょぶんとした。

2019年ねん6月がつには堺さかい市長しちょう選せんに立花りっかが出馬しゅつばした（同時どうじに葛飾かつしか区く議ぎを失職しっしょく）が落選らくせんした。

国政こくせい政党せいとうへ

2019年ねんの第だい25回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょについては、4月がつ26日にちに東京とうきょう都庁とちょうで記者きしゃ会見かいけんを行おこない、党とう公認こうにん候補者こうほしゃを擁立ようりつすることを発表はっぴょうした。当初とうしょは比例ひれい区くに立花りっかと他た1名めい、東京とうきょう都と選挙せんきょ区くに大橋おおはし昌信まさのぶと他た6名めい、埼玉さいたま県けん選挙せんきょ区くに1名めいの計けい10名めいだったが、その後ご公認こうにん候補者こうほしゃを大おおきく増ふやし、比例ひれい区く4名めい、選挙せんきょ区く37名めいの計けい41名めいが立候補りっこうほした。比例ひれい区くにおいては支持しじ政党せいとうなしの佐野さの秀光ひでみつも立候補りっこうほすることで合意ごういをしていたが、佐野さのは安楽あんらく死し制度せいどを考かんがえる会かいより独自どくじに立候補りっこうほしたため実現じつげんしなかった。立花りっかと大橋おおはし以外いがいの地方ちほう議会ぎかい議員ぎいん経験けいけん者しゃは、元もと江戸川えどがわ区く議会ぎかい議員ぎいんの田中たなか健けんが茨城いばらき県けん選挙せんきょ区く、元もと富士見ふじみ市議会しぎかい議員ぎいんの石川いしかわ新一郎しんいちろうが徳島とくしま県けん・高知こうち県けん選挙せんきょ区くより立候補りっこうほした。

結果けっか、NHKから国民こくみんを守まもる党とうは比例ひれい区くにおいて1議席ぎせきを獲得かくとくし、党とう代表だいひょうの立花りっかが当選とうせんした。選挙せんきょ区くにおいては37名めい全員ぜんいんが与野党よやとう候補こうほに遠とおく及およばず落選らくせんしたものの、選挙せんきょ区くにおいての得票とくひょう率りつ2%を達成たっせいしたことにより、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうと政党せいとう助成じょせい法ほう上うえにおける政党せいとう要件ようけんを満みたした。

参院さんいん選せん後ごは、5名めい以上いじょうの国会こっかい議員ぎいんを集あつめることにより国会こっかい内ないで活動かつどう範囲はんいの拡大かくだいやNHK『日曜にちよう討論とうろん』などのテレビ討論とうろんへの出演しゅつえんが可能かのうとなるとして、党勢とうせい拡大かくだいに向むけ無所属むしょぞく議員ぎいんらの入党にゅうとうを呼よびかける意向いこうを示しめしており、こうした議員ぎいんに関かんしては「NHK問題もんだい以外いがいは特とくに党議とうぎ拘束こうそくをかけないので自由じゆうに行動こうどうしてもらってかまわない」とした。このうち北方領土ほっぽうりょうどをめぐる戦争せんそう発言はつげんで日本にっぽん維新いしんの会かいを除名じょめいされた衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの丸山まるやま穂みのる高だかとは7月がつ25日にちに会談かいだんを行おこない、29日にちに丸山まるやまは入党にゅうとうの意向いこうを表明ひょうめいした。30日にちにみんなの党とう元もと代表だいひょうの参議院さんぎいん議員ぎいん・渡辺わたなべ喜美きみと渡辺わたなべを代表だいひょうとする参議院さんぎいん会派かいは「みんなの党とう」を結成けっせいしたことを発表はっぴょうした。立花りっかは、渡辺わたなべにも入党にゅうとうを打診だしんしたものの断ことわられたと語かたっている。

7月がつ31日にち、初はじめて議員ぎいん会館かいかんの部屋へやに入はいった立花りっかは自身じしんの議員ぎいん会館かいかんにテレビを設置せっちし、「NHKと受信じゅしん契約けいやくを締結ていけつした上うえで不払ふばらいする」ことを宣言せんげんした。あえて受信じゅしん契約けいやくを締結ていけつすることについては、法律ほうりつ上じょうNHKとの契約けいやくの義務ぎむがあることや、契約けいやく後ごの不払ふばらいであれば5年ねんで時効じこうとなり、申もうし立たてにより過去かこの受信じゅしん料りょうは消滅しょうめつする他た、時効じこう分ぶんは裁判さいばんでも請求せいきゅうできないことから、立花たちばなは受信じゅしん契約けいやくを締結ていけつし、インターネット等とうの受信じゅしん料りょう窓口まどぐちから振込ふりこみ用紙ようしによる支払しはらいへ変更へんこう手続てつづきを行おこなった上うえで不払ふばらいをすることを推奨すいしょうしており、議員ぎいん会館かいかんについても同様どうように契約けいやくして不払ふばらいをすると語かたった。その後ご、大阪おおさか市長しちょうの松井まつい一郎いちろうは「現職げんしょく国会こっかい議員ぎいんの受信じゅしん料りょう未払みはらいをNHKが認みとめるなら、大阪おおさか市しもやめさせてもらう」と語かたり、大阪おおさか府ふ知事ちじの吉村よしむら洋文ひろふみも「現職げんしょく議員ぎいんが受信じゅしん料りょうを踏ふみ倒たおすというのが許ゆるされるなら府ふも払はらわない」、堺さかい市長しちょうの永えい藤ふじ英機ひできも「国会こっかい議員ぎいんの受信じゅしん料りょう不払ふばらいを黙認もくにんするなら市民しみんも払はらうのがばかばかしくなる」と同調どうちょうした。これに対たいしNHKは7月がつ30日にちに「受信じゅしん料りょうと公共こうきょう放送ほうそうについてご理解りかいいただくために」として、受信じゅしん設備せつびがあるのに受信じゅしん料りょうを支払しはらわないのは違法いほうだとする警告けいこく文ぶんを公式こうしきサイトに掲載けいさい、8月がつ9日にちには受信じゅしん料りょう制度せいどへの理解りかいを求もとめる番組ばんぐみを制作せいさくし、ゴールデンタイムに3分間ふんかん放送ほうそうする対応たいおうをとった。

8月がつ10日とおか、臨時りんじ総会そうかいを開ひらき、幹事かんじ長ちょうに元もとジャーナリストの上杉うえすぎ隆たかしを充あてる人事じんじを決定けっていした。同月どうげつ13日にち、政党せいとう助成じょせい法ほうに基もとづく届とどけ出でを総務そうむ省しょうに行おこない、正式せいしきに国政こくせい政党せいとうとして発足ほっそくした。16日にちには上杉うえすぎが記者きしゃ会見かいけんを行おこない、政権せいけん交代こうたいを目指めざすべく、次回じかいの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょの289小しょう選挙せんきょ区く全すべてに候補者こうほしゃを擁立ようりつすると発表はっぴょうした。9月4日にち、上杉うえすぎの幹事かんじ長ちょう会見かいけんにおいて、丸山まるやま穂みのる高だかが8月がつ15日にち付づけで副ふく党首とうしゅに就任しゅうにんしたことを明あきらかにした。

8月がつに行おこなわれた埼玉さいたま県知事けんちじ選挙せんきょには、参院さんいん選せんで比例ひれい区くで立候補りっこうほし立花りっかに次つぐ得票とくひょうを得えた医師いしの浜田はまだ聡さとしを党とう公認こうにん候補こうほとして擁立ようりつしたが64,182票ひょう（得票とくひょう率りつ3.3%）で落選らくせんした。立花りっかは会見かいけんで「（党とうの）体力たいりょくがつくまでは比例ひれいブロックに1人にんずつ出だす」として全ぜん小しょう選挙せんきょ区くへの擁立ようりつ方針ほうしんを撤回てっかいした。

9月2日にち、新宿しんじゅく区く選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいは、同年どうねん4月がつの新宿しんじゅく区く議ぎ選せんに党とう公認こうにんで立候補りっこうほし当選とうせんした新宿しんじゅく区く議会ぎかい議員ぎいん松田まつだ美樹みきを「区内くないでの居住きょじゅう実態じったいがない」として、当選とうせん無効むこうとした。同月どうげつ24日にち、松田まつだは東京とうきょう都と選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいに異議いぎを申もうし立たてた。

9月9日にち、立花たちばなは中央ちゅうおう区く議会ぎかい議員ぎいん二瓶にへい文徳ふみのりを脅迫きょうはくした疑うたがいで警視庁けいしちょうから任意にんいでの事情じじょう聴取ちょうしゅを受うけた。二に瓶びんは同年どうねん4月がつの統一とういつ地方ちほう選せんでNHKから国民こくみんを守まもる党とうから出馬しゅつば、当選とうせん後ご離党りとうした経緯けいいから立花りっかから繰くり返かえし批判ひはんされており、立花たちばなは取材しゅざいに対たいし、「街まち中ちゅう歩あるけなくしてやるぞという発言はつげんはしたと記憶きおくしています。それが脅迫きょうはくに当あたるということであれば、最終さいしゅう的てきに裁判官さいばんかんの判断はんだんを待まつしかない」と語かたった。その後ごも複ふく数すう回かい事情じじょう聴取ちょうしゅを受うけていた。

10月がつ10日とおか、立花たちばなが参議院さんぎいん埼玉さいたま県けん選挙せんきょ区く補欠ほけつ選挙せんきょに立候補りっこうほしたことにより、参議院さんぎいん議員ぎいんを失職しっしょく。23日にち、第だい25回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの比例ひれい代表だいひょう選挙せんきょにおいて次点じてんの浜田はまだ聡さとしの、立花りっかの失職しっしょくに伴ともなう繰くり上あげ当選とうせんが官報かんぽうにおいて告示こくじされた。25日にち、上杉うえすぎが選対せんたい委員いいん長ちょうを辞任じにんし、立花たちばなが選対せんたい委員いいん長ちょうを兼務けんむする人事じんじを発表はっぴょうし、30日にちの党とう総会そうかいで承認しょうにん後ご、正式せいしき就任しゅうにんした。同年どうねん12月がつ、立花たちばなは会派かいはを組くんでいる渡辺わたなべ喜美きみに対たいし党名とうめいの「みんなの党とう」への変更へんこうを打診だしんしたが、渡辺わたなべ側がわが同意どういせず、実現じつげんには至いたらなかった。

2020年ねん1月がつ31日にち、立花たちばなが4月がつ実施じっしの衆議院しゅうぎいん静岡しずおか4区く補欠ほけつ選挙せんきょへの出馬しゅつばを表明ひょうめいするも、3月27日にち、立候補りっこうほ取とりやめを表明ひょうめいした。学校がっこう法人ほうじん森友もりとも学園がくえん前ぜん理事りじ長ちょう籠かご池いけ泰典やすのりに公認こうにん候補こうほとしての立候補りっこうほを要請ようせい、しかし最終さいしゅう的てきに出馬しゅつばを断念だんねんし、旧きゅう民進党みんしんとう系けい野党やとう統一とういつ候補こうほである元もと東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいんの田中たなか健けんと同姓どうせい同名どうめいの元もと江戸川えどがわ区く議会ぎかい議員ぎいんの田中たなか健けんへの差さし替かえを表明ひょうめいした。

3月14日にち前年ぜんねん9月がつ、立花たちばながNHKの受信じゅしん料りょう集金しゅうきんスタッフが所持しょじするタブレット端末たんまつの画面がめんを撮影さつえいし、各かく世帯せたいの受信じゅしん契約けいやく内容ないようなどを不正ふせい取得しゅとくしたほか、同どう11月がつ中旬ちゅうじゅん、NHK放送ほうそうセンター前まえや当時とうじのNHK会長かいちょうの上田うえだ良一りょういち宅たく前まえでこれらの情報じょうほうを念頭ねんとうに「ネット上じょうに拡散かくさんする」と迫せまり、上田うえだへの面会めんかいを求もとめるなどし業務ぎょうむを妨害ぼうがいしたとして、不正ふせい競争きょうそう防止ぼうし法ほう違反いはんと威力いりょく業務ぎょうむ妨害ぼうがいの疑うたがいで警視庁けいしちょうから党とうの事務所じむしょなど数カ所すうかしょの家宅かたく捜索そうさくを受うけた。4月7日にちに立花りっかは書類しょるい送検そうけんされ 、同月どうげつ9日にちに在宅ざいたく起訴きそされた。

度重たびかさなる党名とうめい変更へんこうと諸派しょは党とう構想こうそう

5月8日にち、党名とうめいを「NHKとコロナの自粛じしゅくから国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこうする意向いこうを表明ひょうめいした。世論せろんの反応はんのうを見極みきわめ、同月どうげつ中ちゅうに変更へんこうするかどうかを最終さいしゅう決定けっていするとしたが、5月15日にちに撤回てっかいした。

2020年ねん東京とうきょう都知事とちじ選挙せんきょでは立花りっかが新あらたに政治せいじ団体だんたいホリエモン新党しんとうを設立せつりつし、立花りっかを含ふくむ3人にんがホリエモン新党しんとう公認こうにん、N国こく党とう推薦すいせんで立候補りっこうほしたが、立花りっかの得票とくひょうは43,912票ひょうに留とどまった。この結果けっかを受うけ立花りっかは「（昨年さくねん参院さんいん選せんより党とうの）人気にんきが下さがったと認みとめざるを得えない」として、次期じき衆院しゅういん選せんに向むけ「戦略せんりゃくを見直みなおす」と語かたった。同年どうねん7月がつ19日にち投開票とうかいひょうの千葉ちば県けん印西いんざい市長しちょう選せんでは、7月がつ5日にち投開票とうかいひょうの東京とうきょう都議とぎ補欠ほけつ選挙せんきょでホリエモン新党しんとうから立候補りっこうほし敗やぶれた新藤しんどう加菜かな（ゆづか姫ひめ）が、N国こくから公認こうにんを受うけ立候補りっこうほするも落選らくせん、当選とうせんした場合ばあい、立花たちばな孝志たかしは副ふく市長しちょうへの就任しゅうにんを表明ひょうめいしていた。

9月16日にちの総理そうり大臣だいじん指名しめい選挙せんきょでは、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの丸山まるやまは環境かんきょう大臣だいじんの小泉こいずみ進すすむ次郎じろうに、参議院さんぎいん会派かいは「みんなの党とう」の2人ふたりは自由民主党じゆうみんしゅとう総裁そうさいの菅かん義よし偉えらに投票とうひょうした。

11月13日にちに党名とうめいをNHKから国民こくみんを守まもる党とうから「ゴルフ党とう（NHKから国民こくみんを守まもる党とう）」（略称りゃくしょうはゴルフ党とう）に変更へんこうすると表明ひょうめいした。NHK受信じゅしん料りょうを巡めぐる問題もんだいに加くわえ、ゴルフ場じょう利用りよう税ぜいの撤廃てっぱいも訴うったえるとして、2021年ねん1月がつ1日にち付づけで総務そうむ省しょうに党名とうめい変更へんこうを届とどけ出でる予定よていとした。「今後こんごは選挙せんきょのたびに看板かんばん（党名とうめい）を変更へんこうする」と立花りっかは語かたった。しかし、12月4日にちの党首とうしゅ会見かいけんで上記じょうきの改名かいめいを撤回てっかい。新党しんとう名めいを「民主党みんしゅとう」にすると発表はっぴょうした。名前なまえを変かえる理由りゆうは明言めいげんせず、NHK受信じゅしん料りょう問題もんだいは「解決かいけつした」との見解けんかいを明あかした。党名とうめい変更へんこうとは別べつに、政治せいじ団体だんたい日本にっぽんゴルフ党とうを12月15日にちに総務そうむ省しょうに届とどけ出でて受理じゅりされた。12月16日にちには、「民主党みんしゅとう」は立憲りっけん民主党みんしゅとうと国民こくみん民主党みんしゅとうの略称りゃくしょうとして既すでに使用しようされているとの理由りゆうで総務そうむ省しょうから却下きゃっかされたとして、年とし1月がつに変更へんこうする党名とうめいをNHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう、略称りゃくしょうを「自民党じみんとう」とすると発表はっぴょうした。総務そうむ省しょうは政党せいとう名めいの変更へんこうは認みとめるものの、「自民党じみんとう」の略称りゃくしょうは認みとめないとし、立花たちばなは略称りゃくしょう名めいについては法廷ほうていで争あらそう意向いこうを示しめした。21日にち、「NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう」への党名とうめい変更へんこうを総務そうむ省しょうに届とどけ出で、受理じゅりされた（略称りゃくしょうについては保留ほりゅう）。会見かいけんにおいて立花たちばなは「多おおくの人ひとに知しってもらうのに一番いちばんインパクトがある」と略称りゃくしょうについて説明せつめいした。その上うえで次期じき衆院しゅういん選せん前まえに自民党じみんとうに略称りゃくしょう変更へんこうするが、選挙せんきょでは使用しようしないとした。結局けっきょく、22日にち「自民党じみんとう」の略称りゃくしょうを中央ちゅうおう選挙せんきょ管理かんり会かいは拒否きょひ。理由りゆうについて「自由民主党じゆうみんしゅとうの略称りゃくしょうとして広ひろく通用つうようしており、有権者ゆうけんしゃの混乱こんらんをもたらすため」と説明せつめいした。それを受うけ、同日どうじつに略称りゃくしょうをNHKに変更へんこうすることを届とどけ出で、受理じゅりされた。

2021年ねん1月がつ22日にちに、立花たちばなは報道ほうどうで「N国こく」の略称りゃくしょうがいまだ使つかわれていることから、4月がつの補欠ほけつ選挙せんきょまでに「N国こく」の略称りゃくしょうが使つかえないような政党せいとう名めいに変更へんこう予定よていだと語かたった。1月29日にち、立花たちばなは党名とうめいをNHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない方法ほうほうを教おしえる党とう（略称りゃくしょうNHK党とう）に変更へんこうするとし、2月がつ5日にちに正式せいしき変更へんこうした。参院さんいん選せんに向むけて以後いご「NHK集金しゅうきん人じんが来きたら内緒ないしょで録音ろくおんする党とう」、「NHKの弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんを追及ついきゅうする党とう」、「NHKのスクランブルを実現じつげんする党とう」などの党名とうめいを状況じょうきょうに合あわせて変更へんこうすると語かたった。

3月6日にち、幹事かんじ長ちょうの上杉うえすぎが、自身じしんの週刊しゅうかん誌し報道ほうどうを巡めぐる5日にちの定例ていれい記者きしゃ会見かいけんでの立花りっかの発言はつげんでプライバシーを侵害しんがいされたと主張しゅちょうし、発言はつげんの撤回てっかいと幹事かんじ長ちょう職しょく辞任じにんの意向いこうを自身じしんの公式こうしきサイトで表明ひょうめい、9日にちに会見かいけんを行おこない、辞表じひょう届とどけを提出ていしゅつした。

4月がつ29日にち、党首とうしゅの立花りっかが新しん党名とうめいを「特とくになし」とすると発表はっぴょう。しかし受理じゅりされず、5月17日にちに古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう（略称りゃくしょうは古ふるい党とう）に改称かいしょうした。党首とうしゅの立花たちばなはじめ党とう所属しょぞくの地方ちほう議員ぎいんら関係かんけい者しゃは国政こくせい政党せいとう「古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう」所属しょぞくのまま、各人かくじんを代表だいひょうとする政治せいじ団体だんたい「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」の設立せつりつを各々おのおの届とどけ出でた。

6月5日にち、新宿しんじゅく駅えき前まえで行おこなわれた街頭がいとう演説えんぜつ会かいで、立花たちばなは年内ねんないに行おこなわれる第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょでは、国政こくせい政党せいとうである古ふるい党とうがプラットフォームを提供ていきょうする形かたちで政治せいじ団体だんたいを結集けっしゅうさせる「諸派しょは党とう構想こうそう」で挑いどむと語かたった。

6月22日にち、党名とうめいを「あらし」への改名かいめいを検討けんとうしていると発表はっぴょう。2021年ねん6月28日にち、 総務そうむ省しょうは嵐あらしの党とうへの改名かいめいを発表はっぴょうした。

7月がつ9日にち、立花たちばなは同月どうげつ行おこなわれた東京とうきょう都議とぎ選せんの反はん応おうから、多おおくの方ほうが「選挙せんきょに出でたい」希望きぼうがあることがわかったとし、旧来きゅうらいの諸派しょは党とう構想こうそうでの公認こうにん方針ほうしんを転換てんかんすると表明ひょうめい。今後こんごは、小しょう選挙せんきょ区くの場合ばあい、立候補りっこうほに必要ひつような供託きょうたく金きん300万まん円えんさえ用意よういすれば、党とう側がわで拒否きょひすることなく「誰だれでも公認こうにんする」と語かたった。党名とうめいについては、再ふたたびNHK問題もんだいに特とく化かした党名とうめいに変更へんこうする方針ほうしんがあることをした。同月どうげつ14日にち、NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで（略称りゃくしょうはNHK党とう）への改名かいめいを発表はっぴょうし、同月どうげつ21日にちに変更へんこうした。

8月がつには立花りっかは、2020年ねん12月から立たて続つづけに行いった党名とうめい変更へんこうについて、「失敗しっぱいだった」との認識にんしきを示しめした上うえで、「それでも国民こくみんがNHKについて考かんがえる機会きかいになってよかった」と語かたった。

第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ

秋葉原あきはばら駅えき前まえの街頭がいとう演説えんぜつでのポーズをとる立花りっか（左ひだり）と投資とうし家かの堀江ほりえ貴文たかふみ

第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょは、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう第だい86条じょうの6の規定きていにより衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの任期にんき満了まんりょうから90日にち以内いないの場合ばあいは既存きそん政党せいとうの党名とうめい変更へんこうができないため、党名とうめいは「NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで」（略称りゃくしょうはNHK党とう）として2021年ねん衆院しゅういん選せんを迎むかえることとなった。

10月8日にち、衆院しゅういん選せんの公約こうやくに「NHKが委託いたく法人ほうじんに行おこなわせている弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんとなる訪問ほうもん行為こういについて徹底的てっていてきに追及ついきゅうする」の1点てんを発表はっぴょうした。10月18日にち、立花たちばなは衆院しゅういん選せんで3議席ぎせき以上いじょう獲得かくとくできれば、自民党じみんとうに対たいし閣外かくがい協力きょうりょくを打診だしんする考かんがえを示しめした。24日にちには新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだいによる経済けいざい支援しえん策さくとしての10万まん円えん以上いじょうの期限きげん付つき電子でんしマネーの配布はいふや、消費しょうひ税ぜいの5%への引ひき下さげ、ベーシックインカム導入どうにゅう、原発げんぱつ再さい稼働かどうの賛成さんせいなどの追加ついか公約こうやくを発表はっぴょう。25日にちに追加ついか公約こうやくを修正しゅうせいし、消費しょうひ税ぜいについては「消費しょうひ税ぜい減税げんぜい等とうによって国民こくみん負担ふたん率りつを下さげる」との文言もんごんに改あらためた他ほか、ベーシックインカムについては「賛成さんせい」から「導入どうにゅうの議論ぎろんがあれば、前向まえむきに参加さんかする」に変更へんこうするなどした。29日にちに「大麻たいまの全面ぜんめん解禁かいきん」など独自どくじの主張しゅちょうをしている候補者こうほしゃがいることについて、各かく候補こうほが所属しょぞくする別べつの政治せいじ団体だんたいの独自どくじの主張しゅちょうを訴うったえているとして、「党とう公約こうやくではないので、一切いっさい関与かんよしない」との見解けんかいを発表はっぴょうした。

10月31日にちの投開票とうかいひょうの結果けっか、NHK党とうは議席ぎせきを獲得かくとくできず、立花たちばなは「少数しょうすう派はの声こえを拾ひろい上あげない選挙せんきょ制度せいどなので今回こんかい議席ぎせきが取とれない見通みとおしなのはある意味いみ予定よてい通どおりだ」と述のべたほか、選挙せんきょ後ごはNHK関連かんれんの政策せいさくのみを取とり上あげる「ワンイシュー」政党せいとうから「総合そうごう政党せいとう」に変かえるなどと語かたった。

2022年ねん1月がつ20日はつかに、前述ぜんじゅつの不正ふせい競争きょうそう防止ぼうし法ほう違反いはんなどの罪つみや離党りとうした東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く議ぎを脅迫きょうはくした罪つみで、立花たちばなが東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょに懲役ちょうえき2年ねん6月がつ、執行しっこう猶予ゆうよ4年ねんの判決はんけつをい渡いわたされた。同日どうじつには判決はんけつ後ごで注目ちゅうもくを浴あびることもあり、党名とうめいをNHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない国民こくみんを守まもる党とうに変更へんこうした。

2022年ねん4月がつ17日にち、同日どうじつ投開票とうかいひょうの春日部かすかべ市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょにおいて2018年ねんの市議しぎ選せんで初はつ当選とうせんした現職げんしょく市議しぎが再選さいせん。NHK党とうの公認こうにん候補者こうほしゃとしては2020年ねん4月がつの志木しき市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょ以来いらい約やく2年ねんぶりとなる当選とうせんであり、2期き目めを迎むかえる初はつの現職げんしょく議員ぎいんとなった。

NHK党とうとして

2022年ねん4月がつ25日にち、第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで「NHK」と書かいて無効むこう票ひょうになったケースがあったことや、党名とうめいが長ながく有権者ゆうけんしゃへの浸透しんとうが進すすまなかったことなどを理由りゆうに、党名とうめいをNHK党とうに変更へんこうした。

2022年ねん5月がつ13日にち、大橋おおはし昌信まさのぶが本人ほんにんの希望きぼうにより副ふく党首とうしゅを辞任じにんする事ことを発表はっぴょうした。当初とうしょはNHK党とうの所属しょぞく議員ぎいんとして今後こんごも引ひき続つづき活動かつどうを続つづけるとしていたものの、6月15日にちに大橋おおはしを除名じょめい処分しょぶんとした。大橋おおはしは6月がつ末まつをもって柏かしわ市議しぎも辞職じしょくするとしていたが、のちに自身じしんの発言はつげんを撤回てっかいし、市議しぎ職しょくを継続けいぞくすることを明あきらかにした。

2022年ねん6月がつ21日にち、立花たちばなは同日どうじつ付づけで齊藤さいとう健一郎けんいちろうが副ふく党首とうしゅに就任しゅうにんする事ことを発表はっぴょうした。

第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ

2022年ねん7月がつ10日とおかの第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは、82人にんの候補者こうほしゃを擁立ようりつした。全ぜん45の選挙せんきょ区くに主要しゅよう政党せいとうでは最多さいたとなる73人にん、比例ひれい区くでは9人にんがそれぞれ立候補りっこうほ。多おおくの立候補者りっこうほしゃのポスターには「私わたしの当選とうせんは無理むりです。しかしあなたの1票ひょうで政党せいとう助成じょせい金きんがNHK党とうに交付こうふされます」の文言もんごんが大書たいしょされた。

投開票とうかいひょうの結果けっか、YouTuberの東谷ひがしたに義和よしかず（ガーシー名義めいぎで立候補りっこうほ）が比例ひれい区くで当選とうせんした。選挙せんきょ区く得票とくひょう率りつが2.0%、比例ひれい区く得票とくひょう率りつが2.4%で、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上うえの政党せいとう要件ようけんを満みたした。政党せいとう助成じょせい法ほう上うえの規定きていにより2028年ねんまでの政党せいとう交付こうふ金きん交付こうふが決定けっていした。

7月がつ27日にちにNHK党とうは、第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょで当選とうせんした東谷ひがしたにと浜田はまだ聡さとしの2人ふたりの会派かいは「NHK党とう」を参議院さんぎいんに届とどけ出で、会派かいは「みんなの党とう」は消滅しょうめつした。一時いちじは参政さんせい党とうの神谷かみや宗はじめ幣ぬさと統一とういつ会派かいはを組くむことも取とり沙汰ざたされており、会派かいはの人数にんずうが多おおい方ほうが有利ゆうりであるとして浜田はまだも参政さんせい党とう側がわと交渉こうしょうしていたが、結局けっきょくは神谷かみやは会派かいはに所属しょぞくせず活動かつどうし、NHK党とうは単独たんどく会派かいはで活動かつどうすることが浜田はまだによって明あかされた。

7月がつ28日にちに参議院さんぎいん議院ぎいん運営うんえい委員いいん会かい理事りじ会かいは、東谷ひがしたに義和よしかずの「ガーシー」名義めいぎの活動かつどうを承認しょうにんし、本ほん会議かいぎ場じょうの名札なふだなどは「ガーシー」となる。カタカナのみの通称つうしょう使用しようで活動かつどうしたのは、2002年ねんに繰くり上あげ当選とうせんしたフィンランド出身しゅっしんのツルネン・マルテイ（民主党みんしゅとう）以来いらいの2例れい目めである。

党とう所属しょぞく議員ぎいんの無む出席しゅっせきによる国会こっかいでの懲罰ちょうばつ処分しょぶんと党とう体制たいせい変更へんこう

「ガーシー参議院さんぎいん議員ぎいんへの除名じょめい処分しょぶん」も参照さんしょう

2023年ねん3月がつ8日にちに海外かいがいへ滞在たいざいしたまま国会こっかい欠席けっせきを続つづけていた参議院さんぎいん議員ぎいんのガーシーこと東谷ひがしたに義和よしかずは、議場ぎじょうで懲罰ちょうばつ処分しょぶんが予定よていされていた参議院さんぎいん本ほん会議かいぎを欠席けっせきした。3月8日にちに立花たちばな党首とうしゅは、引責いんせき辞任じにんして党名とうめいを「政治せいじ家か女子じょし48党とう」に変更へんこうすると発表はっぴょうした。後任こうにんの党首とうしゅは元もと子役こやくで建築けんちくデザイナーの大津おおつ綾香あやかが就つき、立花たちばなは党とう事務じむ局長きょくちょうに就ついた。3月15日にちに参議院さんぎいん本ほん会議かいぎで、ガーシーを除名じょめいとする懲罰ちょうばつ案あんが賛成さんせい235に反対はんたい1で可決かけつされ、ガーシーは参議院さんぎいん議員ぎいんを失職しっしょくした。参議院さんぎいんの会派かいは「政治せいじ家か女子じょし48党とう」所属しょぞく議員ぎいんは浜田はまだ聡さとし1名めいのみとなり、規定きていにより会派かいはは解消かいしょうされ、浜田はまだの参議院さんぎいんにおける会派かいはは「各派かくはに属ぞくしない議員ぎいん」に移動いどうした。東谷ひがしたにの失職しっしょくにより、選挙せんきょ時じのNHK党とうの比例ひれい名簿めいぼから次点じてん者しゃが繰上くりがみ当選とうせんとなり欠員けついんが補充ほじゅうされるが、個人こじん得票とくひょう数すう2位いの山本やまもと太郎たろう、個人こじん得票とくひょう数すう3位いの黒川くろかわ敦彦あつひこは同年どうねん2月がつ17日にちに離党りとうしていずれも比例ひれい名簿めいぼから抹消まっしょうされ、得票とくひょう数すう4位いの齊藤さいとう健一郎けんいちろう副ふく党首とうしゅが3月24日にちに官報かんぽう告示こくじで繰上くりがみ当選とうせんとなった。齊藤さいとうの当選とうせんにより、浜田はまだを含ふくめ政治せいじ家か女子じょし48党とう所属しょぞくの参議院さんぎいん議員ぎいんが2名めいとなり、3月24日にちに再ふたたび参議院さんぎいん会派かいは「政治せいじ家か女子じょし48党とう」が結成けっせいされた。

のちに東谷ひがしたには、俳優はいゆうなど3名めいを動画どうがで常習じょうしゅう的てきに脅迫きょうはくして名誉めいよを毀損きそんしたとして、警視庁けいしちょう捜査そうさ二に課かが逮捕たいほ状じょうを請求せいきゅうして、国際こくさい手配てはいされた。東谷ひがしたには国会こっかい議員ぎいんが除名じょめいされた3月がつ15日にち付づけで党とう規約きやくにより党籍とうせきを失うしなった。東谷ひがしたには同年どうねん6月がつ4日にちにドバイから帰国きこくしたところを警視庁けいしちょうが逮捕たいほした。立花りっかは記者きしゃ会見かいけんで、東谷ひがしたにの帰国きこく・逮捕たいほについて「驚おどろいたというのが正直しょうじきな感想かんそうだが、帰国きこくするのにはそれなりの理由りゆうがあるのだろう。ガーシー氏しがやったことのすべてが正ただしいとは思おもっていないが、言いっていることの中なかには正ただしいこともあり、党とうとして全力ぜんりょくでサポートしていく」と語かたる。

代表だいひょう権けん争あらそい

2023年ねん4月がつ7日にちに立花りっかは記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、「党とうを解党かいとうする危険きけん性せいがあった」などとして大津おおつを6日にち付づけで除名じょめい処分しょぶんにしたと発表はっぴょう。新あらたな代表だいひょう者しゃに齊藤さいとうを充あて、自身じしんは代表だいひょう権けんを持もたない党首とうしゅに復帰ふっき、幹事かんじ長ちょうには浜田はまだを充あてると発表はっぴょうした。大津おおつもこれに先立さきだち会見かいけんを開ひらき、党首とうしゅ辞任じにんを否定ひていし、双方そうほうの主張しゅちょうの違ちがいが表面ひょうめん化かした。同日どうじつに立花りっか側がわは代表だいひょう者しゃを齊藤さいとうに変更へんこうする届出とどけでを千葉ちば県けん選管せんかんを通とおして総務そうむ省しょうに提出ていしゅつしたが、総務そうむ省しょうは「大津おおつ氏し側がわと立花たちばな氏し側がわの間あいだで主張しゅちょうが異ことなっているため判断はんだんをしかねる状況じょうきょうで、内容ないようを確認かくにん中ちゅう」「現げん代表だいひょうが誰だれかは、実質じっしつ的てきな調査ちょうさ権けんを有ゆうしていない」として扱あつかいを保留ほりゅう。両者りょうしゃの争あらそいは法廷ほうてい闘争とうそうにまで発展はってんし、4月がつ27日にちに千葉ちば地裁ちさいで最初さいしょの審しん尋ひろが行おこなわれた。立花りっか側がわの主張しゅちょうによれば、大津おおつは3月がつ29日にちに開ひらいた緊急きんきゅう記者きしゃ会見かいけんで党首とうしゅ辞任じにんと齊藤さいとうへの代表だいひょう権けん委譲いじょうを認みとめる発言はつげんを繰くり返かえしたが、その後ご辞任じにんの意向いこうを翻意ほんいし、党首とうしゅ辞任じにんは書面しょめんで提出ていしゅつしておらず、正式せいしきな辞任じにんではないと主張しゅちょうしている。

5月26日にちに千葉ちば地裁ちさいは、大津おおつが党とう代表だいひょうとしての地位ちい確認かくにんを求もとめた仮処分かりしょぶんの申もうし立たてについて、「裁判所さいばんしょの審判しんぱん権けんが及およぶとは解ほぐされない」として却下きゃっかした。

8月がつ10日とおかに参議院さんぎいん会派かいは「政治せいじ家か女子じょし48党とう」は、参議院さんぎいん事務じむ局きょくに対たいして会派かいは名めいを「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこうする届出とどけでを行おこない、これを変更へんこうした。

9月5日にちに中央ちゅうおう選挙せんきょ管理かんり会かいは、齊藤さいとうが届とどけ出でた「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」への党名とうめい変更へんこうと党とう代表だいひょう者しゃの変更へんこうに関かんし、認みとめないと決定けっていした。斉藤さいとうによる届とどけ出でについて「権限けんげんのある代表だいひょう者しゃによって提出ていしゅつされたのか疑義ぎぎが解消かいしょうされないため」と理由りゆうを説明せつめいした。

11月6日にちに大津おおつは記者きしゃ会見かいけんを開ひらき「みんなでつくる党とう」への党名とうめい変更へんこうを発表はっぴょうした。7日にちに立花りっか側がわも記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、「大津おおつ氏しに代表だいひょう権けんはない」と改あらためて主張しゅちょうした。会見かいけんには齊藤さいとう・浜田はまだ両りょう参議院さんぎいん議員ぎいんも同席どうせきし、この時点じてんでは離党りとうの考かんがえを否定ひていした上うえで、「われわれの2議席ぎせきは立花たちばな氏しのものだ。有権者ゆうけんしゃは立花たちばな氏しを信しんじて1票ひょうを投とうじて、議席ぎせきが生うまれた」と述のべた。

11月14日にちに総務そうむ省しょうは「みんなでつくる党とう」への変更へんこうを受理じゅりしたと発表はっぴょう。変更へんこうは6日にち付づけとしている。参議院さんぎいん会派かいは「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」は名称めいしょう変更へんこうしない。

2024年ねん1月がつ17日にちに総務そうむ省しょうは「日本にっぽん共産党きょうさんとう」と「みんなでつくる党とう」を除のぞく9政党せいとうが政党せいとう交付こうふ金きんの受給じゅきゅう申請しんせいを届とどけ出でたと発表はっぴょう。「みんなでつくる党とう」が政党せいとう交付こうふ金きんを受給じゅきゅうするには国会こっかい議員ぎいん1人にん以上いじょう党とうに所属しょぞくしていることを届とどけ出でる必要ひつようがあったが、齊藤さいとう・浜田はまだ両りょう参議院さんぎいん議員ぎいんから総務そうむ省しょうへの届とどけ出でに必要ひつような書類しょるいへの署名しょめいに同意どういが得えられず、期日きじつであった16日にちまでに届とどけ出で書類しょるいを総務そうむ省しょうへ提出ていしゅつできなかったことで政党せいとう助成じょせい法ほう上じょうの政党せいとう要件ようけんを喪失そうしつした。一方いっぽうで公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上じょうの政党せいとう要件ようけんは維持いじされる。19日にちに党とうは、齊藤さいとうと浜田はまだを除名じょめいしたと発表はっぴょう、両りょう議員ぎいんを「極きわめて無責任むせきにんかつ不誠実ふせいじつな行動こうどうに対たいし、強つよい遺憾いかんの意いを表ひょうする」と非難ひなんした。除名じょめいの結果けっか、党とう所属しょぞくの国会こっかい議員ぎいんはいなくなった。

3月21日にち、東京とうきょう地裁ちさいは齊藤さいとうが登記とうきの代表だいひょう者しゃ名めいを自身じしんに変更へんこうするため、大津おおつに「辞任じにんした」との書面しょめんを作成さくせいするよう求もとめた訴訟そしょうについて、請求せいきゅうを棄却ききゃくした。地裁ちさい判決はんけつにおいては大津おおつ綾香あやかを代表だいひょう者しゃとすることで決着けっちゃくしたが、立花りっか側がわは「やっぱり判例はんれいに持もっていっておくべきだろう、というのがすごくある。高等こうとう裁判所さいばんしょと最高さいこう裁判所さいばんしょに審査しんさしていただく必要ひつようがある」として最高裁さいこうさいまで争あらそう意向いこうであることを3月がつ22日にちの政治せいじ団体だんたい「NHK党とう」定例ていれい記者きしゃ会見かいけんにて明あきらかにした。

黒川くろかわ敦彦あつひこと大津おおつ綾香あやかの協力きょうりょくと対立たいりつ

前述ぜんじゅつの「党とう所属しょぞく議員ぎいんの無む出席しゅっせきによる国会こっかいでの懲罰ちょうばつ処分しょぶんと党とう体制たいせい変更へんこう」のとおり、2023年ねん2月がつ17日にちに齊藤さいとう健一郎けんいちろうに参議院さんぎいん議員ぎいんの議席ぎせきを譲ゆずる目的もくてきで黒川くろかわ敦彦あつひこはNHK党とう（当時とうじ）に対たいして離党りとう届とどけを提出ていしゅつした。この時点じてんでは、同日どうじつ行おこなわれたNHK党とう（当時とうじ）定例ていれい会見かいけんに立花たちばな孝志たかしと黒川くろかわが同席どうせきし、ある種しゅ、戦略せんりゃく的てきに離党りとうしたことを説明せつめいしていた。

しかしその後ご、3月8日にちに党名とうめいを「NHK党とう」から「政治せいじ家か女子じょし48党とう」に改名かいめいし立花りっかから党首とうしゅの座ざを譲ゆずられた大津おおつ綾香あやかは、立花りっかの対応たいおうに不信ふしんを抱いだき、同おなじく立花りっかの党とう運営うんえいに不満ふまんを抱いだく黒川くろかわと協力きょうりょくしていくことになる。3月13日にちに大津おおつは自身じしんが代表だいひょう者しゃとなる政治せいじ団体だんたい「ガールズパワー事務じむ局きょく」を設立せつりつするが、その政治せいじ団体だんたいの会計かいけい責任せきにん者しゃに黒川くろかわ敦彦あつひこを指名しめいし、政治せいじ団体だんたい「ガールズパワー事務じむ局きょく」の所在地しょざいちを黒川くろかわが代表だいひょうを務つとめる政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」と同おなじ所在地しょざいちとした。

3月26日にちに黒川くろかわと大津おおつは黒川くろかわが代表だいひょうを務つとめる政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」主催しゅさいとして政治せいじ資金しきんパーティーを開ひらき、政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）の立候補りっこうほ予定よてい者しゃを政治せいじ資金しきんパーティーに動員どういんし、それにより得えた資金しきんを政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）の活動かつどうに還元かんげんする計画けいかくがあるとYouTube上じょうにて両者りょうしゃ同席どうせきのもと発表はっぴょうした。またこの政治せいじ資金しきんパーティーについて、大津おおつは3月がつ18日にちの自身じしんのYouTubeライブにて「YouTube番組ばんぐみとかまあ、あの献金けんきんパーティとかも楽たのしいものを企画きかくしてて、なんか一人ひとりひとりが何なにかの、なんか企画きかく、例たとえば私わたしに鞭むちで打うたれるのに1万まん円えんとか（笑）。これ私わたしが言いいはじめたわけじゃないけど。」と述のべた。なお、黒川くろかわの政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょう辞任じにん後ごの3月がつ30日にちに、このパーティーは大津おおつが鞭打むちうち1万まん円えん、亀甲きっこう縛しばり10万まん円えんなどで行おこなうものだったという話はなしが出回でまわったが、大津おおつは計画けいかくしていた資金しきんパーティーの実際じっさいの内容ないようがこのようなものであることを否定ひてい、誰だれかがふざけて言いっただけの案あんだと思おもうとした。同日どうじつ3月がつ30日にちに、黒川くろかわも自身じしんのYouTubeライブにて、政治せいじ資金しきんパーティーにて亀甲きっこう縛しばりや鞭打むちうちなどを行おこなう案あんは実際じっさいに政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）の立候補りっこうほ予定よてい者しゃの女性じょせい陣じんが挙あげたものであるが、ただこれはブレインストーミングの一環いっかんで挙あげられた提案ていあんであり、真面目まじめな案あんから不ふ真面目まじめな案あんまで非ひ現実げんじつ的てきなものも含ふくめて、あくまでも表ひょうに出ださない前提ぜんていで現実げんじつ的てきな案あんに絞しぼり込こむために論議ろんぎの対象たいしょうとして出でてきた案あんの一ひとつに過すぎないと釈明しゃくめいした。

立花たちばなは、寄付きふをした者ものへの忖度そんたくを防ふせぐべく「政治せいじ資金しきんパーティーをしない」ことをモットーにしている上うえに、その政治せいじ資金しきんパーティーがおよそ政治せいじ家かとして相応ふさわしくない内容ないよう（立花りっか曰いわく、大津おおつが亀甲きっこう縛しばりで10万まん円えん、鞭打むちうちで1万まん円えんなどの破廉恥はれんちなパーティーを開ひらく計画けいかくだと聞きいたので大津おおつと黒川くろかわを切きる判断はんだんをしたと後のちに自身じしんのyoutubeで語かたっている。）と判断はんだんしたとする。一方いっぽう、黒川くろかわは、立花たちばながいっこうに党とう本来ほんらいの目的もくてきであるNHKとの本格ほんかく的てきな裁判さいばんを起おこさず、さして関係かんけいのない第三者だいさんしゃとの名誉めいよ棄損きそん訴訟そしょうばかりを起おこしてそちらに資金しきんを費消ひしょうし、党とうのための活動かつどうを行おこなっている者ものらへ資金しきんを回まわさないことに不満ふまんを抱だいていた。両者りょうしゃの対立たいりつは深ふかまっていた。予かねてから黒川くろかわの自由じゆうな政治せいじ活動かつどうによって党とうに寄よせられた苦情くじょう電話でんわなどの批判ひはんに対たいして自みずから対応たいおうせず党とうに任まかせきりしていた点てん、自みずからの政治せいじ信条しんじょうに関かかわる活動かつどうのみ行おこない「NHK党とう」の根幹こんかんであるNHK問題もんだいについては一切いっさい関かかわろうとしなかった点てんなどが党とうから問題もんだい視しされていた最中さいちゅう、この政治せいじ資金しきんパーティー問題もんだいを決定けってい打だとして、3月27日にち付づけで黒川くろかわが政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょうを辞任じにんしたことが発表はっぴょうされた。この決定けっていに対たいし黒川くろかわは政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）の党首とうしゅが3月8日にちに立花たちばな孝志たかしから大津おおつ綾香あやかに変更へんこうされたことをもって、立花たちばなが下くだした幹事かんじ長ちょう辞任じにんの決定けっていは無効むこうであると主張しゅちょうした。

大津おおつ党首とうしゅ体制たいせい下かの政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）は5月がつ20日はつかに「（前略ぜんりゃく）当とう党とうでは黒川くろかわは現在げんざいでも党員とういんであり、幹事かんじ長ちょうの立場たちばであると考かんがえております。但ただし5月がつ10日とおかの記者きしゃ会見かいけんの通とおり、裁判さいばん後ごに党首とうしゅである大津おおつの元もとで人事じんじも刷新さっしんされる可能かのう性せいもありますのでご了承りょうしょうください。」と声明せいめいを発表はっぴょうした。声明せいめいによると、黒川くろかわの離党りとうは齊藤さいとうを参議院さんぎいん議員ぎいんにするための戦略せんりゃく的てき離党りとうであったこと、黒川くろかわの離党りとう届とどけ提出ていしゅつ後ごも幹事かんじ長ちょうとしてNHK党とう（当時とうじ）の定例ていれい記者きしゃ会見かいけんに出席しゅっせきしていたことを指摘してきした。また3月がつ31日にちの政治せいじ団体だんたい「NHK党とう」の緊急きんきゅう記者きしゃ会見かいけんについても声明せいめいの中なかで「黒川くろかわが幹事かんじ長ちょうという立場たちばも立花たちばな氏しが党首とうしゅであった時ときからの立場たちばであり、3月31日にちの記者きしゃ会見かいけんにおける立花たちばな氏しの発言はつげんにおいても黒川くろかわが幹事かんじ長ちょうであることを認識にんしきしていたと思おもわれることから党員とういんの件けんと同おなじく、その状況じょうきょうを維持いじしているという事ことです。」と主張しゅちょうした。この声明せいめいにより、立花たちばな党首とうしゅ体制たいせい下かでなされた2月がつ17日にちの黒川くろかわの離党りとう及および3月がつ27日にちの黒川くろかわの幹事かんじ長ちょう辞任じにんの決定けっていを大津おおつ党首とうしゅ体制たいせい下かにおいて覆くつがえし、黒川くろかわを政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょう職しょくに留とめる判断はんだんを下くだした。

しかし、地方ちほう選せんにおいて黒川くろかわによる立花りっか派は候補者こうほしゃへの街宣がいせんに藉口しゃこうした選挙せんきょ活動かつどう妨害ぼうがいが既すでにみられており、立花たちばなは自じ派は候補者こうほしゃの選挙せんきょ活動かつどうの妨害ぼうがいへの抗議こうぎと大津おおつがそのような黒川くろかわと懇意こんいにしていることへの批判ひはんの声こえをあげた。ただし、黒川くろかわの内縁ないえんの妻つまである外山とやま麻貴まきによれば、この種たねの黒川くろかわの過激かげきな活動かつどうはそもそも立花りっかのユーチューブ等とうにおけるいわゆる「炎上えんじょう商法しょうほう」を学まなんだものとし、立花たちばな自身じしんも注目ちゅうもくを集あつめる必要ひつようがあるとする立花りっかを黒川くろかわは真似まねしたものとしている。

その後ご、大津おおつ党首とうしゅ体制たいせい下かの政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）は8月がつ14日にち付づけで黒川くろかわの政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょう職しょくを解任かいにんした。大津おおつが黒川くろかわを解任かいにんした理由りゆうについて、つばさの党とうがいわゆる陰謀いんぼう論ろんを持もち出だしていることに対たいし政策せいさくとしてとても取とり入いれられるものでないこと、黒川くろかわらの街宣がいせん活動かつどうについて無駄むだに表面ひょうめん的てきに戦たたかうとしているがそのようなものにしたくないこと、そのやり方かたもおかしく晒さらすといったイメージが付ついていて大津おおつまで一緒いっしょくたに思おもわれ続つづけ党とうとしてマイナスになることを挙あげている。

しかし大津おおつは黒川くろかわの政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょう職しょくを解といたものの、政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」の一部いちぶ関係かんけい者しゃとの交流こうりゅうは続つづいていた。12月1日にちには政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」において党とう広報こうほう部ぶを務つとめ、黒川くろかわの内縁ないえんの妻つまである朝霞あさか市議会しぎかい議員ぎいん外山とやままき（外山とやま麻貴まき）が2期き目めの再選さいせんを目指めざし立候補りっこうほした朝霞あさか市議会しぎかい議員ぎいん選挙せんきょ（2023年ねん11月26日にち告示こくじ・12月3日にち投開票とうかいひょう）の選挙せんきょでは、外山とやまからの提案ていあんで選挙せんきょ応援おうえんに向むかい大津おおつは応援おうえん演説えんぜつを行おこなっている。大津おおつは、自身じしんの選挙せんきょで外山とやまには全日ぜんじつ応援おうえんに入はいってもらったことがあり、また既得きとく権益けんえきと闘たたかう女性じょせいとして尊敬そんけいしているからだとしている。

2024年ねん5月がつ17日にち、政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」党とう代表だいひょう黒川くろかわ敦彦あつひこ、党とう幹事かんじ長ちょう根本ねもと良輔りょうすけらつばさの党とう関係かんけい者しゃ3人にんが衆議院しゅうぎいん東京とうきょう都と第だい15区く補欠ほけつ選挙せんきょ（2024年ねん4月がつ16日にち告示こくじ・28日にち投開票とうかいひょう）における公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはん（選挙せんきょの自由じゆう妨害ぼうがい）の疑うたがいで逮捕たいほされた。同日どうじつ、みんなでつくる党とうは黒川くろかわらの逮捕たいほを受うけて党首とうしゅ声明せいめいを発表はっぴょうした。あらためて党首とうしゅ声明せいめいの中なかで「私わたしはそのような黒川くろかわ氏しを昨年さくねん8月がつに解任かいにんしましたが、解任かいにんを決断けつだんした直接ちょくせつの理由りゆうは、当時とうじ彼かれらが行おこなっていた街宣がいせん活動かつどうに因よることでした。」と大津おおつはつばさの党とうの一連いちれんの行動こうどうを批判ひはんした。

これに対たいし、政治せいじ団体だんたい「つばさの党とう」党とう幹事かんじ長ちょうである根本こんぽんは、黒川くろかわが政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）幹事かんじ長ちょうを解任かいにんされた直後ちょくごの2023年ねん8月がつ16日にちに自身じしんのnoteにて「大津おおつはしきりに街宣がいせんをやめてほしい、やめてくれないなら辞任じにんして、と言いっているわけですが、青あお汁じる（青あお汁じる王子おうじこと三崎みさき優太ゆうた）の自宅じたく前まえの時ときも立花りっかの自宅じたく前まえの時ときもですが、街宣がいせんすることについては大津おおつはノリノリだったんですよね。街宣がいせんをする際さいは毎回まいかい確認かくにんを取とってましたし、goサインが出でてるからやってたわけです。渋々しぶしぶokしてたのではなく、ノリノリだったんですよ。立花りっかの困こまってる姿すがたが見みたい、とか普通ふつうに言いってましたし。自分じぶんは街宣がいせんに行いかないけど、つばさが街宣がいせんすることを全まったく止とめてません。」と綴つづっており、黒川くろかわが政治せいじ家か女子じょし48党とう（当時とうじ）に在籍ざいせきしていたときのつばさの党とうの過激かげきな街宣がいせん活動かつどうを大津おおつは静観せいかんするどころか煽あおっていたと根本こんぽんは主張しゅちょうしている。

破産はさん

2024年ねん1月がつ15日にち大津おおつと代表だいひょう権けん争あらそいをしていた斉藤さいとうはいったん「みんなでつくる党とう」への残留ざんりゅうを表明ひょうめいしたが、政党せいとう交付こうふ金きんの申請しんせい期限きげんであった同月どうげつ16日にち午後ごごに至いたって、大津おおつが政党せいとう交付こうふ金きんの受うけ皿ざらとなる口座こうざを新あらたに作つくっていたことが判明はんめいしたとして、立花たちばな孝志たかしは締切しめきりを設定せっていし大津おおつに口座こうざの銀行ぎんこう名めいを開示かいじするよう要求ようきゅうする事態じたいが起おこった。大津おおつはＸ上うえで政党せいとう助成じょせい金きんは党とう執行しっこう部ぶで管理かんりし入金にゅうきん口座こうざは執行しっこう部ぶでない所属しょぞく議員ぎいんが知しる必要ひつようのない事項じこうとして回答かいとうを拒否きょひし、これを受うけて立花りっかは締切しめきりを前まえにＸ上うえで浜田はまだ聡さとし参院さんいん議員ぎいんも斉藤さいとう健一郎けんいちろう参院さんいん議員ぎいんも「みんなでつくる党とう」に所属しょぞくしない事ことが決定けっていしたと発表はっぴょうした。

結局けっきょく、浜田はまだと斉藤さいとうは政党せいとう交付こうふ金きんの申請しんせいに必要ひつような書類しょるいを提出ていしゅつせず、「みんなでつくる党とう」は期限きげん内ないに政党せいとう交付こうふ金きんの申請しんせい書しょを総務そうむ省しょうに提出ていしゅつすることが出来できなかった。17日にちに「みんなでつくる党とう」が2024年ねんの政党せいとう交付こうふ金きんの受給じゅきゅう申請しんせいがなされなかったと総務そうむ省しょうより発表はっぴょうされたことを受うけて、1月がつ18日にちに債権さいけん者しゃらが「みんなでつくる党とう」の破産はさんについて申もうし立たてた。

3月14日にちに東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょは、「みんなでつくる党とう」の破産はさんについて手続てつづき開始かいしを決定けっていして破産はさん管財かんざい人じんを森もり利明としあき弁護士べんごしに定さだめた。負債ふさいは、債権さいけん者しゃ約やく300名めいに対たいし約やく11億おく円えんとなる。同日どうじつ、党とうは「決定けっていを不服ふふくとして、速すみやかに抗告こうこく致いたします」との声明せいめいを出だした。

破産はさんに伴ともなう債権さいけん者しゃ集会しゅうかいは7月がつ16日にちに予定よていされている。

債権さいけん者しゃ集会しゅうかいに先立さきだち、債権さいけん者しゃ側がわの任意にんい集会しゅうかいである債権さいけん者しゃ会議かいぎが5月24日にちに開催かいさいされた。主おもに前ぜん党首とうしゅ立花りっかへの支持しじにもとづいて貸付かしつけを行おこなっていたとみられる債権さいけん者しゃ側がわはみんなでつくる党とう党首とうしゅである大津おおつ綾香あやか、監事かんじである豊田とよだ賢治けんじ弁護士べんごしに対たいし債権さいけん者しゃ会議かいぎへの出席しゅっせきを打診だしんしたが、大津おおつらは、今後こんごも管財かんざい人じんとの意見いけん交換こうかんは行おこなっていくがこの債権さいけん者しゃ会議かいぎを中傷ちゅうしょうを目的もくてきとする会合かいごうとして出席しゅっせきを拒否きょひした。

略りゃく年表ねんぴょう

• 2013年ねん6月がつ17日にち - 立花たちばな孝志たかしが「NHK受信じゅしん料りょう不払ふばらい党とう」を設立せつりつ。
• 2013年ねん7月がつ29日にち - 「NHKから国民こくみんを守まもる党とう」へ党名とうめい変更へんこう。
• 2013年ねん9月がつ15日にち - 立花たちばなが大阪おおさか府ふ摂津せっつ市し議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょに立候補りっこうほしたが、落選らくせん。
• 2015年ねん4月がつ26日にち - 立花たちばなが船橋ふなばし市議しぎ選せんに出馬しゅつば、初はつ当選とうせんした。
• 2016年ねん7月がつ31日にち - 立花たちばなが船橋ふなばし市議会しぎかい議員ぎいんを任期にんき中ちゅうに辞職じしょくして東京とうきょう都知事とちじ選挙せんきょに立候補りっこうほしたが、落選らくせん。
• 2017年ねん7月がつ2日にち - 立花たちばなが東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょで葛飾かつしか区く選挙せんきょ区くから立候補りっこうほし、4463票ひょうで落選らくせん。
• 2017年ねん11月12日にち - 立花たちばなが東京とうきょう都と葛飾かつしか区く議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょで、2954票ひょうで当選とうせん。
• 2019年ねん4月がつ21日にち - 統一とういつ地方ちほう選挙せんきょに47人にんが立候補りっこうほし、26人にんが当選とうせん。
• 2019年ねん7月がつ21日にち - 参院さんいん選せんにおいて比例ひれい代表だいひょうで1議席ぎせきを獲得かくとくし、立花たちばなが当選とうせん。選挙せんきょ区くで擁立ようりつした候補者こうほしゃの得票とくひょう率りつが2%を超こえたことで政党せいとう要件ようけんを満みたした。
• 2019年ねん7月がつ29日にち - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの丸山まるやま穂みのる高だかが入党にゅうとうし、衆院しゅういん議席ぎせきを得える。
• 2019年ねん8月がつ10日とおか - 臨時りんじ総会そうかいを開ひらき、幹事かんじ長ちょうに元もとジャーナリストの上杉うえすぎ隆たかしを充あてる人事じんじを決定けっていした。
• 2019年ねん10月がつ21日にち - 立花たちばなが7月がつ10日とおかに告示こくじされた埼玉さいたま県けんの参議院さんぎいん議員ぎいん補欠ほけつ選挙せんきょへ立候補りっこうほし、これに伴ともない自動じどう失職しっしょくしたため、参議院さんぎいん議員ぎいん比例ひれい代表だいひょう次点じてんの浜田はまだ聡さとしが繰くり上あげ当選とうせんとなった。
• 2020年ねん12月21日にち - 党名とうめいを「NHKから自じ国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこう。
• 2021年ねん2月がつ5日にち - 党名とうめいを「NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない方法ほうほうを教おしえる党とう」に変更へんこう。
• 2021年ねん5月がつ17日にち - 党名とうめいを「古ふるい政党せいとうから国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこう。
• 2021年ねん6月がつ28日にち - 党名とうめいを「嵐あらしの党とう」に変更へんこう。
• 2021年ねん7月がつ21日にち - 党名とうめいを「NHKと裁判さいばんしてる党とう弁護士べんごし法ほう72条じょう違反いはんで」に変更へんこう。
• 2022年ねん1月がつ20日はつか - 党名とうめいを「NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらわない国民こくみんを守まもる党とう」に変更へんこう。
• 2022年ねん4月がつ25日にち - 党名とうめいを「NHK党とう」に変更へんこう。
• 2022年ねん7月がつ10日とおか - 参院さんいん選せんにおいて比例ひれい代表だいひょうで1議席ぎせきを獲得かくとくし、比例ひれい代表だいひょう・選挙せんきょ区く共ともに得票とくひょう率りつが2%を超こえて政党せいとう要件ようけんを維持いじする。
• 2023年ねん3月がつ8日にち - 参議院さんぎいん議員ぎいんのガーシー（東谷ひがしたに義和よしかず）の懲罰ちょうばつ責任せきにんを受うけて立花たちばな孝志たかしが党首とうしゅを辞任じにん、後任こうにんには大津おおつ綾香あやかが就つき、党名とうめいを「政治せいじ家か女子じょし48（フォーティーエイト）党とう」に変更へんこう。立花りっかは事務じむ局長きょくちょうに就任しゅうにん。
• 2023年ねん3月がつ15日にち - ガーシーが参議院さんぎいんから除名じょめいされる。同どう24日にち、齊藤さいとう健一郎けんいちろうが繰上くりがみ当選とうせん。
• 2023年ねん4月がつ18日にち - 総務そうむ省しょうは、令れい和わ5年ねん3月がつ8日にちに立花たちばな孝志たかしを代表だいひょう者しゃとするNHK党とうから大津おおつ綾香あやかを代表だいひょう者しゃとする政治せいじ家か女子じょし48党とうに異動いどうの届出とどけでがあったことを官報かんぽうにおいて告示こくじした。
• 2023年ねん7月がつ24日にち - 政治せいじ家か女子じょし48党とうの政治せいじ資金しきん団体だんたいから「ホリエモン新党しんとう」を外はずす。
• 2023年ねん11月14日にち - 党名とうめいを「みんなでつくる党とう」に変更へんこう。
• 2023年ねん12月14日にち - みんなでつくる党とうの政治せいじ資金しきん団体だんたいに「未来みらい創造そうぞう党とう」を指定していする。
• 2024年ねん1月がつ19日にち - 「みんなでつくる党とう」が齊藤さいとう健一郎けんいちろう、浜田はまだ聡さとしの両りょう参議院さんぎいん議員ぎいんを除名じょめい。
• 2024年ねん3月がつ14日にち - 東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょより「みんなでつくる党とう」の破産はさん手続てつづき開始かいしが決定けっていされた。
• 2024年ねん1月がつ8日にち - 松本まつもと夏季かきが2023年ねん12月20日にち付づけで幹事かんじから退任たいにんしたこと、及および豊田とよだ賢治けんじが2024年ねん1月がつ8日にち付づけで監事かんじに新任しんにんしたことが発表はっぴょうされた。
• 2024年ねん4月がつ4日にち - 宮川みやがわ直輝なおきが4月がつ3日にち付づけで監事かんじから退任たいにんしたことが発表はっぴょうされた。

政策せいさく

以下いかはNHK党とうおよび政治せいじ家か女子じょし48党とう時代じだいの政策せいさくである。

NHK問題もんだい

NHK受信じゅしん料りょうを支払しはらう人ひとだけがNHKを視聴しちょう可能かのうな「NHK放送ほうそうのスクランブル化か」を最終さいしゅう的てきな目標もくひょうとする単一たんいつ論点ろんてん政治せいじであり、達成たっせいされた際さいには党とうを解党かいとう、自身じしんも議員ぎいんを引退いんたいすることを党首とうしゅの立花りっかは明言めいげんしていた。NHKを視聴しちょうしている人ひとは受信じゅしん料りょうを支払しはらうべきであり、あくまで党とうはNHKを視聴しちょうしない人ひとを助たすけるものとしている。

NHKの集金しゅうきん人じんが訪問ほうもんしなくなる「NHK撃退げきたいシール」を無料むりょうで配布はいふしている。立花りっかなど党とう関係かんけい者しゃの連絡れんらく先さきが書かかれている。。一方いっぽうNHK側がわは、このシールについて「シールの有無うむにかかわらず、NHKは契約けいやく・支払しはらいをしていただくため、まだ契約けいやくをいただけていないお客様きゃくさまや未納みのうとなっているお客様きゃくさまのお宅たくを訪問ほうもんしています」と述のべている。

憲法けんぽう改正かいせいについては、国会こっかいの発議はつぎと国民こくみん投票とうひょうについては「究極きゅうきょくの直接ちょくせつ民主みんしゅ主義しゅぎ」と賛意さんいを示しめし野党やとうにも賛成さんせいを促うながすも、条文じょうぶんの改定かいていに限かぎっては当面とうめんは反対はんたいすると動画どうがサイトで発言はつげんしている。しかし、NHK放送ほうそうのスクランブル化かと交換こうかん条件じょうけんに自民党じみんとう案あんに賛成さんせいする方針ほうしんを公言こうげんしている。一方いっぽう、NHK改革かいかくをめぐり与党よとうの協力きょうりょくが得えられなければ、野党やとう連携れんけいを突破口とっぱこうにする選択肢せんたくしもあると言及げんきゅうした。

その他た

結党けっとう初期しょきには生活せいかつ保護ほご受給じゅきゅう者しゃを施設しせつに入いれ、保護ほご費ひを徴収ちょうしゅうして物資ぶっしを購入こうにゅうし、現物げんぶつ支給しきゅうにして生活せいかつさせると公約こうやくを掲かかげた。施設しせつに入所にゅうしょさせることで、バランスのとれた食事しょくじと医療いりょうや介護かいごサービスを24時間じかん受うけさせ、体調たいちょうに応おうじて施設しせつ内ないのボランティアにも参加さんかさせるといった内容ないようであったが、現在げんざいは掲かかげられていない。党とうのホームページには2019年ねん参院さんいん選せんの直後ちょくごまで記載きさいが残のこされていたが、削除さくじょ漏もれであったと釈明しゃくめいしている。

NHK問題もんだい以外いがいの政策せいさくについては、インターネットを介かいして議題ぎだいごとに国民こくみんによる直接ちょくせつ民主みんしゅ主義しゅぎを行おこない賛否さんぴを決きめる方針ほうしんを掲かかげていた。2020年ねん9月がつには新あらたに10項目こうもくとなる基本きほん政策せいさくを公開こうかいし、この中なかではNHK問題もんだいのほかに消費しょうひ税ぜい減税げんぜいやベーシックインカムの導入どうにゅう、選挙せんきょ制度せいどの規制きせい緩和かんわなどを新あらたに掲かかげた。原発げんぱつ問題もんだいや外国がいこく人参にんじん政権せいけんなどのその他たの問題もんだいについては「直接ちょくせつ民主みんしゅ制せいシステム」で賛否さんぴを決きめるとしていた。2021年ねんの衆院しゅういん選せん公約こうやくでは、原発げんぱつについて「安全あんぜんが確認かくにんされた原発げんぱつについて、現状げんじょうにおいては電力でんりょく供給きょうきゅうの重要じゅうような選択肢せんたくしとして再さい稼働かどうの検討けんとうを政府せいふに積極せっきょく的てきに求もとめていく」と明記めいきされたほか、憲法けんぽう改正かいせいについては53条じょうや24条じょうを念頭ねんとうに「改正かいせいに関かんする議論ぎろんを促うながす」とした。

諸派しょは党とう構想こうそう

選挙せんきょ報道ほうどうにおいて諸派しょはと呼よばれる政党せいとう・政治せいじ団体だんたいを党とうのもとに結集けっしゅうして、国政こくせい選挙せんきょで協力きょうりょくする「諸派しょは党とう構想こうそう」を発表はっぴょうしている。この構想こうそうは、得票とくひょう数すうに応おうじて政党せいとう助成じょせい金きんが支給しきゅうされるシステムを利用りようして、国政こくせい政党せいとうである本ほん党とうがプラットフォームになることで、各かく政治せいじ団体だんたいにも、国政こくせい選挙せんきょの得票とくひょう数すうに応おうじて公平こうへいに政党せいとう助成じょせい金きんを分配ぶんぱいするものである。国政こくせい政党せいとうの候補者こうほしゃとなるため、選挙せんきょ報道ほうどうにおいていわゆる泡沫うたかた候補こうほ扱あつかいとされることを防ふせぐ狙ねらいもある。

当初とうしょは2025年ねん参議院さんぎいん議員ぎいん選挙せんきょで構想こうそうの具現ぐげん化かを企図きとしたが、政治せいじ的てきな訴うったえの場ばを提供ていきょうしたいとして、計画けいかくを前倒まえだおして2021年ねんの東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょからこれを開始かいしさせた。

政治せいじ家か女子じょし48党とう（政治せいじ団体だんたい）

政治せいじ家か女子じょし48党とう（せいじかじょしフォーティーエイトとう）は、 日本にっぽんの政治せいじ団体だんたい。

政治せいじ家か女子じょし48党とう
（政治せいじ団体だんたい）

党首とうしゅ	夏目なつめ亜あ季き
成立せいりつ年月日ねんがっぴ	2022年ねん11月17日にち (2022-11-17)
ウェブサイト	政治せいじ家か女子じょし48党とう公式こうしきホームページ

荒川あらかわ区く議会ぎかい議員ぎいんである夏目なつめ亜あ季きが2022年ねん11月17日にちに結成けっせい。設立せつりつには当時とうじのNHK党とう党首とうしゅの立花たちばな孝志たかしも関かかわった。

YouTube・TikTokなどSNS・デジタルベースの広報こうほうを主軸しゅじくとしている。実業じつぎょう家かの堀江ほりえ貴文たかふみや青あお汁じる王子おうじこと三崎みさき優太ゆうたらが支援しえんしており、政治せいじに関心かんしんが薄うすい若者わかものへの啓蒙けいもう活動かつどうと統一とういつ地方ちほう選せんの知名度ちめいど向上こうじょうを目的もくてきとしている。この活動かつどうの一環いっかんとして、同どう党とうメンバーによってアイドルグループ「Fly day(フライデイ)」を結成けっせいし、東京とうきょう都内とないにおいてライブ活動かつどうを展開てんかいしている。

2022年ねん12月13日にち、元もとHKT48の山本やまもと茉央を第だい20回かい統一とういつ地方ちほう選挙せんきょの杉並すぎなみ区く議会ぎかい選挙せんきょに、公認こうにん候補こうほとして擁立ようりつすることを発表はっぴょうした（その後ご、2023年ねん3月がつ13日にちに立候補りっこうほ辞退じたいと離党りとうを発表はっぴょう）。12月25日にち執行しっこうの西東京にしとうきょう市し議ぎ選せんでは3名めいの公認こうにん候補こうほを擁立ようりつし、いずれも落選らくせんしたが、街頭がいとう演説えんぜつを合同ごうどうで行おこなうなど連携れんけいした長井ながい秀和ひでかずはトップ当選とうせんを果はたしている。12月27日にちには東京とうきょう都との区く議会ぎかい選挙せんきょなどに42人にんの公認こうにんを決定けっていした。

2023年ねん3月がつに国政こくせい政党せいとう・NHK党とうは党名とうめいを政治せいじ家か女子じょし48党とうに変更へんこうし、政治せいじ団体だんたいと名称めいしょうを同おなじにしたが、立花たちばなは政治せいじ団体だんたいの方ほうの「政治せいじ家か女子じょし48党とう」については夏目なつめ党首とうしゅのまま存続そんぞくさせる意向いこうを示しめした。公式こうしきTwitterによれば、夏目なつめが党首とうしゅを、議員ぎいん松戸まつど市議会しぎかいの中村なかむら典子のりこが幹事かんじ長ちょうを務つとめるとしている。同年どうねん4月がつの統一とういつ地方ちほう選せんでは、前述ぜんじゅつの通とおり夏目なつめは地域ちいき政党せいとう次世代じせだいあらかわ公認こうにんで立候補りっこうほし当選とうせんしたものの、政治せいじ家か女子じょし48党とう公認こうにんでの当選とうせん者しゃは新人しんじん1名めい（船橋ふなばし市議しぎの甲斐かい幸みゆき）のみに留とどまった（中村なかむらは非ひ改選かいせん）。

その他たの諸派しょは党とう

• つばさの党とう
• ホリエモン新党しんとう
• 次世代じせだいあらかわ

訴訟そしょう

党首とうしゅの立花たちばな孝志たかし及および党とう関係かんけい者しゃが多数たすうの裁判さいばんを起おこし、それに関与かんよしている。ここでは党とう関係かんけい者しゃ複数ふくすうが関かかわる訴訟そしょうについて一部いちぶを以下いかに記しるす。立花たちばな個人こじんが関かかわる訴訟そしょうについては「立花たちばな孝志たかし#訴訟そしょう・事件じけん」を参照さんしょう。

ワンセグ裁判さいばん

テレビを設置せっちしておらずワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわのみの所有しょゆう者しゃにはNHK放送ほうそう受信じゅしん契約けいやく締結ていけつ義務ぎむがないことの確認かくにんを求もとめて、埼玉さいたま県けん朝霞あさか市議会しぎかい議員ぎいん・党とう副ふく代表だいひょう（当時とうじ）の大橋おおはし昌信まさのぶが提訴ていそ（確認かくにん訴訟そしょう）した。NHKは、自宅じたくのテレビに放送ほうそう受信じゅしん契約けいやくがあれば、受信じゅしん契約けいやくは世帯せたい単位たんいであるのでワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわについて新あらたに受信じゅしん契約けいやくを結むすぶ必要ひつようはないが、ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわも放送ほうそう法ほう第だい64条じょうの「協会きょうかいの放送ほうそうを受信じゅしんすることのできる受信じゅしん設備せつび」で、ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわのみの所有しょゆう者しゃについては受信じゅしん契約けいやくの対象たいしょうとなる、と主張しゅちょうしており、総務そうむ省しょうも同様どうようの見解けんかいを示しめしている。2016年ねん8月がつ26日にち、さいたま地方裁判所ちほうさいばんしょは、ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわを単たんに所持しょじしているのみでは放送ほうそう法ほう第だい64条じょうの「放送ほうそうの受信じゅしんを目的もくてきとしない受信じゅしん設備せつび」に留とまるものであり、受信じゅしん契約けいやくを免まぬかれる、として大橋おおはしの主張しゅちょうを認みとめる判断はんだんを示しめした。NHKは東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょに控訴こうそ。同年どうねん3月がつ26日にち、東京とうきょう高裁こうさいはNHK側がわの主張しゅちょうを認みとめ、大橋おおはし敗訴はいその判決はんけつをい渡いわたした。同年どうねん4月がつ、大橋おおはしは最高裁判所さいこうさいばんしょに上告じょうこくしたが、2019年ねん3月12日にち、最高裁さいこうさいは大橋おおはしの上告じょうこくを退しりぞけ、ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわについても放送ほうそう受信じゅしん契約けいやくの義務ぎむがある、との判断はんだんが確定かくていした。ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわをめぐる確認かくにん訴訟そしょうは5件けん起おきており（原告げんこくはいずれも立花りっか及および党とう関係かんけい者しゃ）、うち最高裁さいこうさいでの確定かくていはこの裁判さいばんが初はじめてのことであった。この判決はんけつにより4件けんの訴訟そしょうでも、受信じゅしん料りょうの支払しはらい義務ぎむが確定かくていした。

立花たちばなが2017年ねんに東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょに起おこした同様どうようの裁判さいばんでは、ワンセグ機能きのう付つき携帯けいたい電話でんわを単たんに所持しょじしているのみでは放送ほうそう法ほう第だい64条じょうの「設置せっち」にはあたらず、契約けいやくをしなければならない「受信じゅしん設備せつびを設置せっちした者もの」には該当がいとうしない、と主張しゅちょうするも、同年どうねん12月27日にち、 放送ほうそう法ほう第だい64条じょう「設置せっち」とは受信じゅしん機きを所有しょゆうの上うえ管理かんりする概念がいねんであるとして立花りっかの訴うったえを退しりぞけ、「ワンセグ携帯けいたいも受信じゅしん契約けいやく義務ぎむあり」と判断はんだんされた。立花りっかは東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょに控訴こうそしたが、2018年ねん6月21日にち、東京とうきょう高裁こうさいは一いち審しん判決はんけつを支持しじし控訴こうそを棄却ききゃくした。

公職こうしょく選挙せんきょ法ほうをめぐる裁判さいばん

2019年ねんの統一とういつ地方ちほう選挙せんきょ前半ぜんはんの選挙せんきょである兵庫ひょうご県議会けんぎかい議員ぎいん選挙せんきょにて、伊丹いたみ市し選挙せんきょ区くで公認こうにんした原はら博義ひろよしが、候補者こうほしゃ要件ようけんのうち投開票とうかいひょう日びまでに引ひき続つづき県内けんないのいずれか一ひとつの住所じゅうしょに3か月げつ以上いじょう居住きょじゅうしていることを満みたしておらず、被選挙権ひせんきょけんがないことが判明はんめいしたため、投とうじられた2,992票ひょうが無効むこうとなった。原はらは選挙せんきょ後ごの同年どうねん4月がつ12日にち、兵庫ひょうご県けんを相手取あいてどり、没収ぼっしゅうされた供託きょうたく金きん60万まん円えんの返還へんかんを求もとめて神戸こうべ簡易かんい裁判所さいばんしょに提訴ていそした。 兵庫ひょうご県けん選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいは一連いちれんの対応たいおうや判断はんだんについて、「公職こうしょく選挙せんきょ法ほう上うえの手続てつづき通どおりに進すすめた」と述のべている。選挙せんきょ事務じむ関係かんけい者しゃが選挙せんきょ期日きじつ前まえに特定とくていの候補者こうほしゃの被選挙権ひせんきょけんがないことを公表こうひょうすることは「その候補者こうほしゃの選挙せんきょ運動うんどうを著いちじるしく妨害ぼうがいし、選挙せんきょの自由じゆう公正こうせいを害がいする」とした1951年ねん11月の福岡ふくおか高等こうとう裁判所さいばんしょの判例はんれい（同年どうねん4月がつに執行しっこうされた長崎ながさき県議会けんぎかい議員ぎいん選挙せんきょにおける北松浦きたまつうら郡ぐん選挙せんきょ区内くない福島ふくしま村むら（現げん・松浦まつうら市し）選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいの選挙せんきょ事務じむにかかる当選とうせん無効むこう確認かくにん請求せいきゅう事件じけん）があり、選管せんかんは「投開票とうかいひょう日び前まえの周知しゅうちは選挙せんきょ妨害ぼうがいに当あたる」と判断はんだん。被選挙権ひせんきょけんがないことが判明はんめいしても選管せんかんが開票かいひょう時じまで無効むこうにすることができないことについては、その場合ばあいに届とどけ出でを却下きゃっかないし取とり下さげさせる規定きていがなく、1961年ねん7月がつの最高裁判所さいこうさいばんしょ判例はんれい（1960年ねんの福島ふくしま県けん石城せきじょう郡ぐん遠野とおの町まち（現げん・いわき市し）議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょの効力こうりょくに関かんする訴願そがん裁決さいけつ取消とりけし請求せいきゅうにおける「公職こうしょく選挙せんきょ法ほうの規定きていによれば、選挙せんきょ長ちょうは、立候補りっこうほ届出とどけでおよび推おせん届出とどけでの受理じゅりに当とうつては、届出とどけでの文書ぶんしょにつき形式けいしき的てきな審査しんさをしなければならないが、候補者こうほしゃとなる者ものが被選挙権ひせんきょけんを有ゆうするか否ひか等とう実質じっしつ的てきな審査しんさをする権限けんげんを有ゆうせず、被選挙権ひせんきょけんの有無うむは、開票かいひょうに際さいし、開票かいひょう会かい、選挙せんきょ会かいにおいて、立会たちあい人じんの意見いけんを聴きいて決定けっていすべき事柄ことがらであると解げするを相当そうとうとする」との判例はんれい（「選管せんかんは届とどけ出での形式けいしき審査しんさをしなければならないが、被選挙権ひせんきょけんの実質じっしつ審査しんさをする権限けんげんはなく、開票かいひょうの際さいの選挙せんきょ会かいで立会たちあい人じんの意見いけんを聞きいて決定けっていすべきである」と判断はんだんされている）があることから、総務そうむ省しょうは、届とどけ出で時じに被選挙権ひせんきょけんの要件ようけんを満みたしていなくても立候補りっこうほ届とどけを不ふ受理じゅりにすることはできず、「選管せんかんは届とどけ出でを受理じゅりする以外いがいにない」との見解けんかいを示しめしている。原はらは後半こうはんで同どう県けん宝塚たからづか市し議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょにも立候補りっこうほし落選らくせんしたが、こちらは居住きょじゅう要件ようけんが満みたされており有効ゆうこうとなった。

同年どうねん4月がつ21日にち投開票とうかいひょうの統一とういつ地方ちほう選挙せんきょ後半こうはんの兵庫ひょうご県けん加古かこ郡ぐん播磨はりま町まち議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょに党とう公認こうにん候補こうほとして立候補りっこうほさせた増ぞう木き重夫しげおにもとより居住きょじゅう実態じったいがなく被選挙権ひせんきょけんがないとして、投とうじられた110票ひょうが無効むこうとなった。増ぞう木きは住所じゅうしょとして実際じっさいには住すんでいない播磨はりま町内ちょうないのビジネスホテル所在地しょざいちを届とどけ出でた。通常つうじょうの立候補者りっこうほしゃの場合ばあい、住所じゅうしょの確認かくにん資料しりょうの一ひとつとして住民じゅうみん票ひょう（の写うつし）を提出ていしゅつするが、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうに定さだめる「届とどけ出でに必要ひつような文書ぶんしょ」に住民じゅうみん票ひょう（の写うつし）は含ふくまれていないため、町まち選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいの職員しょくいんが住民じゅうみん票ひょう（の写うつし）の未み提出ていしゅつを指摘してきに対たいし、増ぞう木きとその立候補りっこうほ届とどけ出でに同行どうこうした立花りっかは「提出ていしゅつ義務ぎむがない。持もってきていない」として応おうじず、住民じゅうみん票ひょう（の写うつし）を添付てんぷしなかった。町まち選管せんかんは増ぞう木きに居住きょじゅう実態じったいがなく被選挙権ひせんきょけんを有ゆうしていない可能かのう性せいを認識にんしきしたが、前述ぜんじゅつの判例はんれいをもとに「届とどけ出で時じは形式けいしき審査しんさのみ」として立候補りっこうほを受うけ付つけた。町まち選管せんかんはその後ご増ぞう木この実み際ぎわの住所じゅうしょは別べつの場所ばしょ（大阪おおさか府ふ吹田すいた市し）にあり、被選挙権ひせんきょけんに必要ひつような3カ月かげつ以上いじょうの町内ちょうないの居住きょじゅう歴れきがないことを確認かくにんしたものの、前述ぜんじゅつの判例はんれいによりこれを公表こうひょうできないと判断はんだん、4月がつ21日にちの開票かいひょう後ご、選管せんかん委員いいん長ちょうが務つとめる選挙せんきょ長ちょうや立会たちあい人じんらによる選挙せんきょ会かいで増ぞう木きへの投票とうひょうを無効むこうと決定けっていした。増ぞう木きはポスター掲示けいじは無むし、選挙せんきょ公報こうほう掲載けいさいも希望きぼうせず、選挙せんきょ運動うんどうを全まったくしなかった。

更さらに同年どうねん5月がつ19日にち告示こくじの東京とうきょう都と足立あだち区く議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょにおいても、もとより足立あだち区内くないに居住きょじゅう実態じったいがなく、被選挙権ひせんきょけんがない墨田すみだ区く在住ざいじゅうの加陽かよう麻里布まりふを党とう公認こうにん候補こうほとして立候補りっこうほさせた。加陽かようは一旦いったん墨田すみだ区くの現住所げんじゅうしょを届とどけ出でたが、「これは受理じゅりできない」と足立あだち区く選管せんかんに却下きゃっかされそうになったため、住所じゅうしょとして実際じっさいには住すんでいない足立あだち区内くないのカプセルホテル所在地しょざいちを届とどけ出でて受理じゅりされた。 加陽かようは他たの候補者こうほしゃ同様どうよう、ポスター掲示けいじ、選挙せんきょ公報こうほう掲載けいさい、街宣がいせんや演説えんぜつなどの選挙せんきょ運動うんどうを行おこなったが、足立あだち区くに住民じゅうみん票ひょうを置おいていなかったため区く選管せんかんが調査ちょうさ。投開票とうかいひょう後ご、居住きょじゅう実態じったいがなく被選挙権ひせんきょけんがないとして、加陽かように投とうじられた5,548票ひょうは無効むこうとなった。選挙せんきょ後ご、加陽かようは足立あだち区くに住すんでいないことを認みとめた上うえで、住所じゅうしょ要件ようけんの規定きていが違憲いけんであるとして異議いぎを申もうし立たてたが、同年どうねん6月がつ17日にち、区く選管せんかんはこれを棄却ききゃくする決定けっていを行おこなった。加陽かようはこれを不服ふふくとし、同年どうねん9月がつ26日にち、東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょに提訴ていそしたが、同年どうねん12月がつ19日にち、東京とうきょう高裁こうさいは加陽かようの請求せいきゅうを棄却ききゃく。20日はつか、加陽かようは最高裁判所さいこうさいばんしょに上告じょうこくするも、2020年ねん7月がつ2日にち、上告じょうこく棄却ききゃく。加陽かようの請求せいきゅうは退しりぞけられた。当該とうがい選挙せんきょに関かんする争訟そうしょうはなくなり、最終さいしゅう確定かくていした。

立花たちばなは、兵庫ひょうご県議会けんぎかい議員ぎいん選挙せんきょと播磨はりま町議会ちょうぎかい議員ぎいん選挙せんきょの届とどけ出でについては、候補者こうほしゃが居住きょじゅうの要件ようけんを満みたしておらず被選挙権ひせんきょけんがないことを立候補りっこうほ届出とどけで時じに選管せんかんが認識にんしきしており、「被選挙権ひせんきょけんがないのに受理じゅりされるのは公職こうしょく選挙せんきょ法ほうの不備ふびであり、立候補りっこうほは問題もんだい提起ていきが目的もくてき」と主張しゅちょうしている。 足立あだち区く議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょについては「選管せんかんが形式けいしき審査しんさを通とおしておきながら居住きょじゅうの要件ようけんを満みたしていないことを知しったことにより立候補りっこうほ届とどけを受理じゅりしようとしなかったことは公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはんである」と主張しゅちょうしている。 このほか同年どうねんの統一とういつ地方ちほう選挙せんきょ後半こうはんにおいて千葉ちば県けん鎌ケ谷かまがや市し議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょに22歳さいの人物じんぶつを党とう公認こうにん候補こうほとして立候補りっこうほさせるべく届とどけ出でたが、同市どうし選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいが「被選挙権ひせんきょけんの年齢ねんれい要件ようけんを満みたしていない」としてこれを受理じゅりしなかった。この件けんについて同どう人物じんぶつは、公職こうしょく選挙せんきょ法ほうが日本国にっぽんこく憲法けんぽう第だい14条じょうの「法ほうの下したの平等びょうどう」に反はんしているとして、国くにを相手取あいてどって東京とうきょう簡易かんい裁判所さいばんしょに提訴ていそしている。
この件けんに関かんし、2020年ねんの第だい202回かい国会こっかい（臨時りんじ会かい）で党とう所属しょぞくの参議院さんぎいん議員ぎいん浜田はまだ聡さとしが、「被選挙権ひせんきょけんと公職こうしょくの候補者こうほしゃになる権利けんりの違ちがいに関かんする質問しつもん主意しゅい書しょ」（質問しつもん第だい六ろく号ごう、2020年ねん9月がつ16日にち）を提出ていしゅつした。同年どうねん10月がつ2日にち、内閣ないかく総理そうり大臣だいじんの菅かん義よし偉えらより答弁とうべん書しょが発はっせられ、「形式けいしき的てき審査しんさにより、立候補りっこうほの届出とどけで書しょの生年月日せいねんがっぴの記載きさいから、明あきらかに選挙せんきょの期日きじつにおいて被選挙権ひせんきょけんを有ゆうしないことを知しり得える場合ばあいは受理じゅりすべきでないものである」「被選挙権ひせんきょけん年齢ねんれいに達たっしない者ものの立候補りっこうほの届出とどけでは受理じゅりすべきでない」「「被選挙権ひせんきょけんと公職こうしょくの候補者こうほしゃになる権利けんり（立候補りっこうほの届出とどけでを却下きゃっかされない権利けんり）の違ちがい」の意味いみするところが必かならずしも明あきらかではないが、被選挙権ひせんきょけんについては現行げんこう法ほうに規定きていされている通とおりである」旨むねの答弁とうべんがあった。

TOKYO MXとの訴訟そしょう

2019年ねん7月がつ29日にち、コラムニストのマツコ・デラックスが東京とうきょうメトロポリタンテレビジョン（TOKYO MX）の情報じょうほう番組ばんぐみ「5時じに夢中むちゅう!」で、NHKから国民こくみんを守まもる党とうに対たいし、「今いまのままじゃね、ただ気持きもち悪わるい人ひとたち」「ちょっと宗教しゅうきょう的てきな感かんじもあると思おもう」「ふざけて（票ひょうを）入いれた人ひとも相当そうとう数すういるんだろう」と発言はつげん。これに対たいし立花たちばなは「自分じぶんや党とうに対たいする批判ひはんはいいが投票とうひょうしていただいた一般いっぱんの有権者ゆうけんしゃへの侮辱ぶじょくは許ゆるせない」と述のべ、マツコ・デラックスが「5時じに夢中むちゅう!」出演しゅつえんする同年どうねん8月がつ12日にち（月曜日げつようび）にTOKYO MX前まえで抗議こうぎ活動かつどうを行おこない、警察官けいさつかんが出動しゅつどうする騒動そうどうとなった。立花りっかはさらに同どう番組ばんぐみのスポンサーである崎陽軒きようけんへの不買ふばい運動うんどうにも言及げんきゅうしたが、同月どうげつ19日にちに再度さいどテレビ局てれびきょく前まえで抗議こうぎ活動かつどうを行おこなった際さいに不買ふばい発言はつげんを撤回てっかいし、謝罪しゃざいした。一方いっぽう、マツコの発言はつげんに対たいしては「個人こじん的てきな攻撃こうげきは控ひかえる」としつつ、TOKYO MXに対たいし、放送ほうそうの中立ちゅうりつ性せいに関かんする見解けんかいを求もとめ、回答かいとうが得えられるまでは毎週まいしゅう月曜日げつようびに同社どうしゃへの訪問ほうもんを続つづける意向いこうを示しめした。同月どうげつ26日にちにもTOKYO MXを訪問ほうもんしたが、その後ごも同社どうしゃから回答かいとうがないことを受うけ、9月2日にち、同社どうしゃを放送ほうそう法ほう違反いはんの疑うたがいで提訴ていそする方針ほうしんを明あきらかにした。その際さい、「マツコに侮辱ぶじょくされた」と立花りっかは主張しゅちょうし、投票とうひょうした有権者ゆうけんしゃから原告げんこくを募集ぼしゅうして裁判さいばんを起おこす旨むねの動画どうがを公表こうひょうしたが、その後ごその動画どうがは削除さくじょ。同年どうねん11月がつ、「マツコ・デラックス被害ひがい者しゃの会かい株式会社かぶしきがいしゃ」を設立せつりつし、立花たちばなが代表だいひょう取締役とりしまりやくに就任しゅうにん。マツコがTOKYO MXの番組ばんぐみ内ないで党とうの名誉めいよを傷きずつける発言はつげんをしたとして、党とうが原告げんこくとなり、マツコとTOKYO MXに賠償ばいしょうを求もとめる民事みんじ訴訟そしょうを東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょに起おこした。2021年ねん4月がつ15日にち、同どう地裁ちさいは「（放送ほうそうでの発言はつげんは）公益こうえきを図はかる目的もくてきがあり、違法いほう性せいを欠かく」として賠償ばいしょう請求せいきゅうを棄却ききゃくした。党とう側がわは控訴こうそはせず裁判さいばんは終了しゅうりょうした。その後ご、2023年ねん3月31日にちに「マツコ・デラックス被害ひがい者しゃの会かい株式会社かぶしきがいしゃ」は「株式会社かぶしきがいしゃ立花たちばな孝志たかし」に商号しょうごうを変更へんこうした。

フリージャーナリストとの訴訟そしょう

2019年ねん9月がつ19日にち、久保田くぼた学まなぶ・立川たちかわ市議会しぎかい議員ぎいんがフリージャーナリストによるインターネットサイト上じょうの記事きじにおいて「立川たつかわ市しに居住きょじゅう実態じったいがない」などと書かかれたことについて、これを名誉めいよ毀損きそんであるとして慰謝いしゃ料りょうを求もとめて提訴ていそ、これに対たいしフリージャーナリストも久保田くぼたが経済けいざい的てきな負担ふたんを課かすことを目的もくてきに裁判さいばんを起おこしたとして慰謝いしゃ料りょうを求もとめて反訴はんそした裁判さいばんの判決はんけつが千葉ちば地裁ちさい松戸まつど支部しぶでい渡いわたされた。同どう判決はんけつは久保田くぼたの訴うったえを棄却ききゃくした上うえ、その提訴ていそ自体じたいが不法ふほう行為こういであるとして、反訴はんそしていたフリージャーナリスト側がわの弁護士べんごし費用ひようを含ふくむ約やく78万まん5000円えんの賠償ばいしょうを久保田くぼたに命めいじた。立花たちばな自身じしんがスラップ訴訟そしょうと公言こうげんしていた上うえ、判決はんけつでも立花りっかの関与かんよを指摘してき、スラップ訴訟そしょうであることが認定にんていされた。久保田くぼたはこれを不服ふふくとして東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょに控訴こうそしたが、2020年ねん3月がつ4日にち、東京とうきょう高裁こうさいは一いち審しん判決はんけつを支持しじし、久保田くぼたにジャーナリスト側がわの控訴こうそ審しんの弁護士べんごし費用ひよう等とうを含ふくむ94万まん5600円えんを支払しはらうよう命めいじた。立花りっかは週刊しゅうかん誌しの取材しゅざいに対たいし「スラップ訴訟そしょうは日本にっぽんでは違法いほうではない」と正当せいとう性せいを述のべている。

テレビ朝日てれびあさひとの訴訟そしょう

2022年ねん6月16日にち、テレビ朝日てれびあさひ系けい「報道ほうどうステーション」において生放送なまほうそうされた、7月がつ10日とおかに投開票とうかいひょうされる参院さんいん選せんへ向むけた主要しゅよう9政党せいとうの党首とうしゅ討論とうろん会かいに、党首とうしゅの立花りっかがリモート出演しゅつえん。番組ばんぐみ側がわから「国民こくみんの安全あんぜんをどう守まもるか？」の議題ぎだいに対たいし各党かくとうの政策せいさく・見解けんかいを求もとめられると、立花たちばなは「テレビは核兵器かくへいきに勝まさる武器ぶきです。テレビは国民こくみんを洗脳せんのうする装置そうちです。国民こくみんが知しるべき真実しんじつを隠かくしています」などと持論じろんを展開てんかいした。司会しかい者しゃの大越おおこし健介けんすけから「今いまの発言はつげんは討論とうろんのテーマに沿そったものとは認みとめられません。発言はつげんを止とめてください」などと諭さとされるが立花りっかは話はなしを続つづけ、番組ばんぐみ側がわから強制きょうせい的てきにフェードアウトされた。その後ご立花りっかは討論とうろんから自主じしゅ的てきに途中とちゅう退席たいせきした。
立花たちばなはこの放送ほうそう後ご、自身じしんのYouTubeチャンネルにおいて『テレビ朝日てれびあさひからの圧力あつりょく』と題だいした生放送なまほうそうを行おこない、「テレビ朝日てれびあさひから放送ほうそう前まえに『テーマから逸脱いつだつする発言はつげんがあれば然しかるべき対応たいおうをとる』とする内容ないようの手紙てがみを受うけ取とった。（場合ばあいによっては）追おい出だすと言いうんです。他たの党首とうしゅ（国民こくみん民主党みんしゅとうの玉木たまき雄一郎ゆういちろう）に聞きいたところ、同様どうようの手紙てがみは貰もらっていないという。圧力あつりょくをかけられているんです。スタジオにいるのが怖こわかったです。」と話はなした。のちに立花りっかは、表現ひょうげんの自由じゆうを侵害しんがいしたとしてテレビ朝日てれびあさひに損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめ、東京とうきょう地裁ちさいに提訴ていそしている。
なお、6日にち後ごに立花りっかが「NHKニュース7」に出演しゅつえんした際さいには参院さんいん選せんへの質問しつもんに答こたえ、退席たいせきすることもなかった。
2023年ねん8月がつ31日にち、東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょは立花りっからがテレビ朝日てれびあさひ側がわに計けい10万まん円えんの損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめた訴訟そしょうの判決はんけつで請求せいきゅうを棄却ききゃくした。
2024年ねん2月がつ14日にち、東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょは東京とうきょう地裁ちさいの判決はんけつを不服ふふくとした立花りっからの控訴こうそ審しん判決はんけつで請求せいきゅうを棄却ききゃくした。この結果けっかを受うけて、立花たちばなはテレビを取とり巻まく環境かんきょうの変化へんかを指摘してきし、目的もくてきは達成たっせいされたとしたとして上告じょうこくを行おこなわない意向いこうを示しめした。

党とう組織そしき

歴代れきだい党首とうしゅ一覧いちらん

代だい	党首とうしゅ		在任ざいにん期間きかん
1		立花たちばな孝志たかし	2013年ねん（平成へいせい25年ねん）6月がつ17日にち - 2023年ねん（令れい和わ5年ねん）3月がつ8日にち
2		大津おおつ綾香あやか	2023年ねん（令れい和わ5年ねん）3月がつ8日にち -

会計かいけい・会計かいけい監査かんさ

会計かいけい責任せきにん者しゃ	会計かいけい責任せきにん者しゃの職務しょくむ代行だいこう者しゃ	会計かいけい監査かんさを行おこなう者もの	選任せんにん年月日ねんがっぴ
立花たちばな孝志たかし	立花たちばな公美くみ	粟あわ飯めし原はら美佳みか
広瀬ひろせ和幸かずゆき	宮川みやがわ直輝なおき	松本まつもと夏季かき	2023年ねん7月がつ3日にち
大津おおつ綾香あやか			2023年ねん7月がつ17日にち

党とう役員やくいん

2013年ねん9月がつ23日にち、前まえ阿久根あくね市長しちょうの竹原たけはら信一しんいちが最高さいこう顧問こもんに就任しゅうにんするも46日にち後ごに辞任じにんした。

党とう規約きやくによると臨時りんじ管理人かんりにんの規定きていがあり、2023年ねん3月がつ現在げんざい、立花たちばな公美くみが就任しゅうにんしている。

代表だいひょう	副ふく代表だいひょう							就任しゅうにん年月としつき
立花たちばな孝志たかし								2013年ねん6月がつ
	大橋おおはし昌信まさのぶ 多田ただ光宏みつひろ 武たけ原はら正二しょうじ							2018年ねん1月がつ
		塩田しおだ和久かずひさ						2018年ねん11月
	（空席くうせき）							2019年ねん5月がつ
党首とうしゅ	副ふく党首とうしゅ		幹事かんじ長ちょう	政策せいさく調査ちょうさ 会長かいちょう	選挙せんきょ対策たいさく 委員いいん長ちょう	次期じき選挙せんきょ 戦略せんりゃく本部ほんぶ長ちょう	国会こっかい対策たいさく 委員いいん長ちょう	就任しゅうにん年月としつき
立花たちばな孝志たかし	丸山まるやま穂みのる高だか		上杉うえすぎ隆たかし		上杉うえすぎ隆たかし			2019年ねん8月がつ
				浜田はまだ聡さとし	立花たちばな孝志たかし	立花たちばな孝志たかし	上杉うえすぎ隆たかし	2019年ねん10月がつ
		大橋おおはし昌信まさのぶ						2020年ねん4月がつ
			─				─	2021年ねん3月がつ
					黒川くろかわ敦彦あつひこ			2021年ねん7月がつ
			黒川くろかわ敦彦あつひこ		立花たちばな孝志たかし		（空席くうせき）	2022年ねん1月がつ
		齊藤さいとう健一郎けんいちろう						2022年ねん6月がつ
大津おおつ綾香あやか								2023年ねん3月がつ
党首とうしゅ	監事かんじ		幹事かんじ長ちょう	政策せいさく立案りつあん 担当たんとう幹事かんじ	選挙せんきょ対策たいさく 担当たんとう幹事かんじ	広報こうほう 担当たんとう幹事かんじ		就任しゅうにん年月としつき
大津おおつ綾香あやか	宮川みやがわ直輝なおき		黒川くろかわ敦彦あつひこ					2023年ねん7月がつ
			（廃止はいし）	明あかりヶ戸ど亮太りょうた	明あかりヶ戸ど亮太りょうた	松本まつもと夏季かき		2023年ねん8月がつ
								2023年ねん12月
		豊田とよだ賢治けんじ						2024年ねん1月がつ
								2024年ねん4月がつ

党とう規約きやく

あり。

党員とういん

党員とういん数すう60名めい（2024年ねん5月がつ8日にち現在げんざい）。（※ みんなでつくる党とう公式こうしきサイト発表はっぴょうによる。）　
党員とういんの規定きていはあり。

党勢とうせい

衆議院しゅうぎいん

選挙せんきょ	当選とうせん/候補者こうほしゃ	定数ていすう	得票とくひょう数すう（得票とくひょう率りつ）		備考びこう
			選挙せんきょ区く	比例ひれい区く
第だい48回かい総そう選挙せんきょ	-/0	465	-	-	入党にゅうとう+1
第だい49回かい総そう選挙せんきょ	0/30	465	150,542（0.26%）	796,788（1.39%）

参議院さんぎいん

選挙せんきょ	当選とうせん/候補者こうほしゃ	非ひ改選かいせん	定数ていすう	得票とくひょう数すう（得票とくひょう率りつ）		備考びこう
				選挙せんきょ区く	比例ひれい代表だいひょう
第だい25回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/41	0	245	1,521,344（3.02%）	987,885（1.97%）
第だい26回かい通常つうじょう選挙せんきょ	1/82	1	248	1,106,508（2.08%）	1,253,875（2.36%）	離党りとう-2

外部がいぶリンク

• みんなでつくる党とう
• 政治せいじ家か女子じょし48党とう公式こうしきホームページ - ウェイバックマシン（2023年ねん11月30日にちアーカイブ分ぶん）