REGZA Phone

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REGZA Phone（レグザフォン）およびREGZAケータイ（レグザケータイ）は、東芝とうしばによって展開てんかいされ、富士通ふじつう（現げん：FCNT）および富士通ふじつうモバイルコミュニケーションズ（以下いか富士通ふじつうモバイル、現げん：FCNT）によって開発かいはつされていたワンセグ対応たいおう携帯けいたい電話でんわ端末たんまつの愛称あいしょう。

REGZA PhoneはKDDI・沖縄おきなわセルラー電話でんわ連合れんごう（各かくauブランド）およびNTTドコモ向むけのAndroid搭載とうさいスマートフォンの通称つうしょうで、REGZAケータイはソフトバンクモバイル向むけ端末たんまつの通称つうしょうである。いずれの登録とうろく商標しょうひょうも東芝とうしばが保有ほゆうしており、富士通ふじつうと富士通ふじつうモバイルにライセンスする形かたちを取とった。

概要がいよう

「AQUOSケータイ」が発売はつばいされてから1年ねん後ごに「BRAVIAケータイ」、更さらに半年はんとし後ごには「VIERAケータイ」「Woooケータイ」が発売はつばいされたように、液晶えきしょうテレビのブランド名めいを冠かんした携帯けいたい電話でんわの売うれ行ゆきは非常ひじょうに良よかった。そこで、REGZAを抱かかえている東芝とうしばもソフトバンク向むけ端末たんまつに「REGZAケータイ」の愛称あいしょうを付つけたSoftBank 921Tを投入とうにゅうした。その前ぜん継つぎ機種きしゅであるSoftBank 920Tや、旧きゅう富士通ふじつう東芝とうしばモバイルコミュニケーションズ（以下いか富士通ふじつう東芝とうしば）の発足ほっそく以降いこうに開発かいはつされた富士通ふじつう東芝とうしば製せいと富士通ふじつう製せいの、主おもにF-01C以降いこうの機種きしゅはREGZAの技術ぎじゅつを反映はんえいしているが、「REGZAケータイ」の愛称あいしょうは冠かんしていない。

2010年ねんには「REGZA Phone」として富士通ふじつう東芝とうしばがAndroidスマートフォンのT-01C（ドコモ）を、2011年ねんにはIS04（au）を投入とうにゅうした。IS04は従前じゅうぜん通どおりauでも東芝とうしばブランド扱あつかいだったが、T-01Cは富士通ふじつう東芝とうしば製せい・東芝とうしばブランドにもかかわらずドコモでは事実じじつ上じょう富士通ふじつう製せい扱あつかいだった。なお、いずれのCMも富士通ふじつう名義めいぎで行おこなわれた。これは、メーカーが富士通ふじつう東芝とうしばである事ことと、元々もともとドコモ向むけの富士通ふじつうブランド機種きしゅは富士通ふじつう本体ほんたいのモバイルフォン事業じぎょう本部ほんぶが担当たんとうしているためである。富士通ふじつうモバイルの事実じじつ上じょうの前身ぜんしんである旧きゅう東芝とうしばモバイルコミュニケーション社しゃ（以下いか東芝とうしばMC社しゃ）は元々もともとau向むけとソフトバンク向むけがメインであり、現在げんざいも富士通ふじつうモバイルは東芝とうしばMC社しゃのみを引ひき継ついだ状態じょうたいにある。

東芝とうしば保有ほゆう分ぶんの富士通ふじつう東芝とうしば株式かぶしきの富士通ふじつうへの売却ばいきゃくが2011年ねん8月がつに報ほうじられた。富士通ふじつうと富士通ふじつう東芝とうしばは同年どうねん11月がつ、「REGZA Phone」のブランドを富士通ふじつうとしてのスマートフォンブランド「ARROWS」に次つぐサブブランドとして活用かつようする方針ほうしんである事ことを明あきらかにした^[1]。そのため、T-01D以降いこうのREGZA Phoneは、正確せいかくには「ARROWSシリーズのREGZA Phone」としての展開てんかいとなる。ARROWSシリーズ入いりに伴ともない、ドコモ向むけのREGZA Phoneは他たのドコモ向むけの富士通ふじつうブランド端末たんまつと同様どうように富士通ふじつう本体ほんたいが担当たんとうする事こととなり、いわゆる「富士通ふじつうレグザ」と呼よばれるようになる（T-01Dが「初代しょだい富士通ふじつうレグザ」）。その後ご、富士通ふじつう東芝とうしばは2012年ねん4月がつ1日にちに富士通ふじつうの完全かんぜん子会社こがいしゃの富士通ふじつうモバイルとなり東芝とうしばは事実じじつ上じょう携帯けいたい電話でんわ事業じぎょうから完全かんぜん撤退てったい、「2代目だいめ富士通ふじつうレグザ」T-02Dを最後さいごにREGZA Phoneの新しん機種きしゅは発表はっぴょうされていない。なお商標しょうひょうは引ひき続つづき東芝とうしばが保有ほゆうしている。T-02Dのカタログでは「これがレグザフォン史上しじょう最高さいこう傑作けっさく」と、T-02Dが最終さいしゅう機種きしゅである事ことを思おもわせる記述きじゅつがある。ドコモでは「Visual」を意味いみする「ARROWS V」を名乗なのるF-04EにREGZA Phoneの面影おもかげを残のこしているが、そのF-04Eと同どう時期じきにT-02Dの生産せいさんが終了しゅうりょうし、REGZA Phoneシリーズは市場いちばから姿すがたを消けした。更さらに東芝とうしばが携帯けいたい電話でんわ事業じぎょうから事実じじつ上じょう撤退てったいした約やく5年ねん11ヶ月かげつ後ごにあたる2018年ねん2月がつ22日にちには東芝とうしば製せいテレビの製造せいぞうを行おこなっている東芝とうしば映像えいぞうソリューションも事実じじつ上じょう東芝とうしばから離はなれハイセンスグループ入いりし、同年どうねん10月がつ1日にちには富士通ふじつうモバイルも富士通ふじつうコネクテッドに合併がっぺいされて消滅しょうめつした。

2012年ねん12月21日にちにドコモから発売はつばいされたフォトパネル 05は、フォトパネル 02・03・04の製造せいぞうを担当たんとうした華はな為ため技術ぎじゅつに代かわって、デジタルフォトフレームではあるがdynapocket T-01B以来いらい約やく2年ねん半はんぶりの東芝とうしば製せいドコモ向むけ端末たんまつとなる。au向むけの東芝とうしば製せい端末たんまつはLIGHT POOLの次つぎがREGZA Tablet AT500/26Fで、その間あいだに約やく2年ねんのブランクが空あいている。ちなみに、フォトパネル 01の通信つうしんモジュールUM02-Fは富士通ふじつう製せい（デジタルフォトフレームはタムラ製作所せいさくしょ製せい）。「Powered by REGZA」というサブネームの通とおり、REGZAの技術ぎじゅつを取とり入いれたディスプレイを採用さいようしている。

機種きしゅ

Tを冠かんする機種きしゅの細字さいじは東芝とうしば（東芝とうしばMC社しゃ時代じだい含ふくむ）製せい、斜体しゃたい字じは富士通ふじつう製せい。
Fを冠かんする機種きしゅの細字さいじは富士通ふじつう製せい。
T、Fのいずれかを冠かんする機種きしゅの太字ふとじは富士通ふじつう東芝とうしば→富士通ふじつうモバイル製せい。こちらもドコモでは富士通ふじつう製せい扱あつかい。
以下いかの記号きごうはスマートフォン。
- (A)はARROWSシリーズ。Tを冠かんしていても富士通ふじつうブランド。
- (S)はARROWSシリーズ以外いがいのスマートフォン。富士通ふじつうブランドと東芝とうしばブランドに分わかれる。
以下いかの記号きごうは国外こくがい使用しよう可能かのう。
- (G)はグローバルパスポート GSM&CDMA（CDMA2000 1x）両りょう対応たいおう。
- (C)はグローバルパスポートCDMA（CDMA2000 1x）のみ対応たいおう。
- (W)はWORLD WING（3G&GSM）対応たいおう。
- (8)はWORLD WING（3G・850MHz）対応たいおう。
その他たの記号きごうは以下いかの通とおり。
- (R)はワンセグ起動きどう時じにREGZAのロゴが出でる。
- (Q)はワンセグ起動きどう時じにREGZAとQosmioのロゴが出でる。
- (M)はモバイルレグザエンジンを搭載とうさいしており、レグザで録画ろくがした画像がぞうを見みることが出来できる。
- (i)はiidaブランド向むけ。
- (L)はLTEサービス（ドコモ：Xi（クロッシィ）、au：au 4G LTE）に対応たいおう。
- (+)はモバイルWiMAX（+WiMAX）対応たいおう。
- (N)はモバキャス（NOTTV）に対応たいおう。

REGZAケータイ・REGZA Phoneの愛称あいしょうが付ついている機種きしゅ

ソフトバンクモバイル向むけのREGZAケータイ

SoftBank 921T

au向むけのREGZA Phone

REGZA Phone T004（CDMA TS004）(G)
REGZA Phone IS04/IS04FV（CDMA TSI04／TG03-KDDI）(S)(C) - 日本にっぽん初はつの防水ぼうすい対応たいおうスマートフォン。T-01Cの兄弟きょうだい機種きしゅ。
REGZA Phone IS11T（CDMA TSI11）(S)(G) - REGZA PhoneシリーズではQWERTYキーボードを搭載とうさいした唯一ゆいいつの機種きしゅ。

NTTドコモ向むけのREGZA Phone

REGZA Phone T-01C（TG03-DCM）(S)(W) - 日本にっぽん初はつの防水ぼうすい対応たいおうスマートフォン。IS04の兄弟きょうだい機種きしゅ。富士通ふじつう東芝とうしばとしてドコモに供給きょうきゅうした唯一ゆいいつの機種きしゅで、ドコモ向むけの東芝とうしばブランドとして最終さいしゅう機種きしゅだが、前述ぜんじゅつの通とおりドコモでは実質じっしつ富士通ふじつう製せい扱あつかいだった。ドコモスマートフォンシリーズ。
REGZA Phone T-01D(A)(W) - デュアルコアCPUとしてOMAP4430を採用さいよう。液晶えきしょうもフルカラーHDに変更へんこうされた。初代しょだい富士通ふじつうレグザ。本ほん機種きしゅがベースとなったDisney Mobile on docomo F-08Dがあるが、こちらはDisney Mobile on docomoシリーズとなり、REGZA PhoneシリーズとARROWSシリーズのいずれにも含ふくまれない。F-08Dと共ともにdocomo with series。
REGZA Phone T-02D(A)(W)(L)(N) - 2代目だいめ富士通ふじつうレグザ。有機ゆうきELディスプレイを採用さいようし、CPUもSnapdragon S4に変更へんこうされた。REGZA Phoneシリーズ初はつ（というより、最初さいしょで最後さいご）のAndroid 4.0搭載とうさいモデルでなおかつXi・モバキャス（NOTTV）対応たいおうモデル（モバキャス対応たいおうはARROWSシリーズとしても初はつ）。兄弟きょうだい機種きしゅにソフトバンク向むけのARROWS A 101Fがあるが、こちらはARROWSシリーズ単独たんどく。docomo NEXT series。