更始こうし政權せいけん

漢かん
23年ねん—25年ねん
新しん莽末期き群雄割據ぐんゆうかっきょ形勢けいせい
京きょう城しろ
• 23年ねん	宛あて
• 23年ねん－24年ねん	洛陽らくよう
• 24年ねん－25年ねん	長安ながやす
国くに君くん姓氏せいし	劉りゅう
君主くんしゅ	漢かん更始こうし帝みかど劉りゅう玄げん
兴衰
• 23年ねん3月がつ11日にち	劉りゅう玄げん在ざい淯水邊べ被ひ綠林りょくりん軍ぐん擁立ようりつ為ため皇帝こうてい，復ふく國號こくごう漢かん。
• 25年ねん	赤あか眉まゆ軍ぐん攻おさむ入にゅう長安ながやす，劉りゅう玄げん投降とうこう，更始こうし政權せいけん滅亡めつぼう。
前身ぜんしん 继承 新しん朝あさ 東ひがし漢かん 成家なりいえ 赤あか眉まゆ政權せいけん

更始こうし政權せいけん（23年ねん3月がつ11日にち－25年ねん），是ぜ中國ちゅうごく歷史れきし介かい於兩りょう漢かん之これ際ぎわ的てき短たん暫政權せいけん，由よし當時とうじ以推翻こぼし新しん朝あさ王おう莽為ため目標もくひょう的てき各派かくは勢力せいりょく結盟けつめい進しん而建立こんりゅう此政權せいけん，但ただし其擁立ようりつ的てき皇帝こうてい僅歷劉りゅう玄げん一いち代だい，只ただ建立こんりゅう了りょう3年ねん的てき時間じかん便びん告つげ瓦解がかい。

新しん朝あさ末すえ年ねん，中原なかはら掀起「反はん莽復漢かん」的てき活動かつどう，各地かくち大だい大小だいしょう小しょう起おこり兵へい反抗はんこう王おう莽政權せいけん的てき起おこり義軍ぎぐん，最終さいしゅう匯合成ごうせい以南いなん方かた綠林りょくりん軍ぐん和かず北方ほっぽう赤あか眉まゆ軍ぐん為ため中心ちゅうしん的てき兩りょう股また勢力せいりょく。更始こうし元年がんねん二に月がつ初はつ一いち日にち（23年ねん3月がつ11日にち），劉りゅう玄げん在ざい南陽なんよう淯水之の濱はま被ひ綠林りょくりん軍ぐん擁立ようりつ為ため皇帝こうてい，復ふく國號こくごう漢かん，改元かいげん更始こうし元年がんねん。更始こうし元年がんねん（23年ねん）九きゅう月がつ，更始こうし軍ぐん攻おさむ入にゅう長安ながやす，新しん朝あさ滅亡めつぼう。

到いた了りょう更始こうし二に年ねん（24年ねん）時じ，更始こうし政權せいけん建立こんりゅう了りょう一套中央及地方的政治制度，名義めいぎ上じょう佔據了りょう原げん西にし漢かん朝ちょう的てき大だい部分ぶぶん疆域，但ただし對たい於地方ちほう的てき控ひかえ制せい力りょく極ごく為ため微弱びじゃく，地方ちほう豪ごう強きょう擁よう兵へい自重じちょう。更始こうし三さん年ねん（25年ねん）九きゅう月がつ，赤あか眉まゆ軍ぐん攻おさむ入にゅう長安ながやす。更始こうし三さん年ねん（25年ねん）十じゅう月がつ，劉りゅう玄げん投降とうこう，更始こうし政權せいけん滅亡めつぼう。

更始こうし政權せいけん的てき建立こんりゅう，是ぜ新しん朝あさ末まつ年ねん農民のうみん起おこり義ぎ發展はってん到いた更さら高だか階段かいだん的てき重要じゅうよう標しるべ誌し，是ぜ反はん莽抗爭そう進しん一步廣泛開展的里程碑。由よし於出現しゅつげん了りょう與あずか王おう莽相對立たいりつ的てき更始こうし政權せいけん，對たい各地かくち起おこり義ぎ具有ぐゆう很大的てき號ごう召力，「是ぜ時じ海うみ內豪傑ごうけつ翕然きゅうぜん響ひびき應おう，皆みな殺ころせ其牧守もり，自稱じしょう將軍しょうぐん，用よう漢かん年號ねんごう，以待詔みことのり命いのち，旬月じゅんげつ之の間あいだ，遍へん於天下か」。更始こうし政權せいけん的てき建立こんりゅう是ぜ值得肯定こうてい的てき。

名稱めいしょう

在ざい現今げんこん的てき專せん書しょ及論文ろんぶん大だい多た稱しょう劉りゅう玄げん的てき漢かん政權せいけん為ため「更始こうし政權せいけん」，但ただし也有やゆう少數しょうすう的てき書籍しょせき將はた此政權せいけん稱しょう之の為ため「玄げん漢かん」。

歷史れきし

中国ちゅうごく历史系列けいれつ條目じょうもく
史ふみ前ぜん時代じだい 註			舊石器時代きゅうせっきじだい
			中ちゅう石器せっき時代じだい
			新しん石器せっき時代じだい
古いにしえ国こく時代じだい （三さん皇すめらぎ五ご帝みかど）			銅どう石せき並なみ用よう時代じだい （黄河こうが文明ぶんめい、长江文明ぶんめい、辽河文明ぶんめい、珠江たまえ文明ぶんめい）
夏なつ 前ぜん21世紀せいき—前まえ17世せい纪
商しょう 前ぜん17世紀せいき—前まえ11世紀せいき
周しゅう 前ぜん11世紀せいき ︱ 前ぜん256年ねん			西にし周あまね 前ぜん11世紀せいき—前まえ771年ねん
			东周 前ぜん770年ねん—前まえ256年ねん			春秋しゅんじゅう 前ぜん770年ねん—前まえ476年ねん
						戰國せんごく 前ぜん475年ねん—前まえ221年ねん
秦はた 前ぜん221年ねん—前まえ207年ねん
汉 前ぜん202年ねん ︱ 220年ねん			西にし楚すわえ 前まえ206年ねん—前まえ202年ねん 西にし汉 前ぜん202年ねん—9年ねん
			新しん 9年ねん—23年ねん
			更始こうし政權せいけん 23年ねん—25年ねん 东汉 25年ねん—220年ねん
三さん国こく 220年ねん—280年ねん			魏たかし 220年ねん—266年ねん			蜀しょく漢かん 221年ねん—263年ねん			吳ご 229年ねん—280年ねん
晋すすむ 266年ねん—420年ねん			西にし晋すすむ 266年ねん—316年ねん
			东晋 317年ねん—420年ねん			五ご胡えびす十じゅう六ろく国こく 304年ねん—439年ねん
南みなみ 北きた 朝あさ 420年ねん ︱ 589年ねん			宋そう 420年ねん—479年ねん			北きた魏たかし 386年ねん—534年ねん
			齐 479年ねん—502年ねん
			梁りょう 502年ねん—557年ねん			西にし魏たかし 535年ねん—557年ねん			东魏 534年ねん—550年ねん
			陳ひね 557年ねん—589年ねん			北きた周あまね 557年ねん—581年ねん			北きた齐 550年ねん—577年ねん
隋ずい 581年ねん—619年ねん
唐とう 618年ねん—907年ねん 武周ぶしゅう 690年ねん—705年ねん
五ご 代だい 十じゅう 國くに 907年ねん ︱ 979年ねん			後こう梁はり 907年ねん—923年ねん			十じゅう國こく （吳ご、南みなみ唐とう 吳ご越えつ、閩 前ぜん蜀しょく、後こう蜀しょく 荆南、楚すわえ 南みなみ汉、北きた汉） 907年ねん—979年ねん			辽 （契ちぎり丹に） 916年ねん—1125年ねん 西にし辽 1124年ねん—1218年ねん
			後こう唐とう 923年ねん—937年ねん
			後こう晉すすむ 936年ねん—947年ねん
			後こう漢かん 947年ねん—951年ねん
			後こう周しゅう 951年ねん—960年ねん
宋そう 960年ねん ︱ 1279年ねん			北きた宋そう 960年ねん—1127年ねん			西にし夏なつ 1038年ねん—1227年ねん
			南みなみ宋そう 1127年ねん—1279年ねん						金きむ 1115年ねん—1234年ねん
大だい蒙こうむ古こ國くに 1206年ねん—1368年ねん 元もと 1271年ねん—1368年ねん 北元きたもと 1368年ねん—1388年ねん
明あきら 1368年ねん—1644年ねん 南明なんめい 1644年ねん—1662年ねん
後金あときん 1616年ねん—1636年ねん 清きよし 1636年ねん/1644年ねん—1912年ねん
中華民國ちゅうかみんこく 大だい陆时期き 1912年ねん—1949年ねん
中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく 1949年ねん至いたり今いま						中華民國ちゅうかみんこく 臺灣たいわん時期じき 1949年ねん至いたり今いま
相あい关条目め 中国ちゅうごく史学しがく史し 中国ちゅうごく历史年表ねんぴょう 中国ちゅうごく朝ちょう代だい 中国ちゅうごく首都しゅと 中国ちゅうごく语言 艺术史し 经济史し 教育きょういく史し 科技かぎ史し 法制ほうせい史し 新しん闻史 军事史し 水みず军史 統一とういつ史し
中国ちゅうごく历史年表ねんぴょう

綠林りょくりん起おこり義よし

在ざい王おう莽統治とうち的てき十じゅう餘よ年間ねんかん，由ゆかり於政局きょく動どう蕩とろけ，社會しゃかい經濟けいざい凋敝，給きゅう人民じんみん帶たい來らい深ふか重おも的てき災難さいなん。再さい加か上じょう旱ひでり災わざわい及蝗災わざわい連年れんねん不斷ふだん，飢かつえ民みん數量すうりょう劇げき增ぞう，餓かつえ殍遍布ぬの四よん野の，青あお徐じょ地區ちく甚至出現しゅつげん人相にんそう食しょく的てき慘狀さんじょう。這就使し西にし漢かん末まつ年とし的てき社會しゃかい矛盾むじゅん進しん一いち步ほ激化げきか，農民のうみん起おこり義ぎ相しょう繼つぎ爆發ばくはつ，並なみ彙成聲ごえ勢いきおい浩ひろし大だい的てき綠林りょくりん和わ赤あか眉まゆ的てき大起だいき義よし，繼つぎ居い攝と二に年ねん（7年ねん），長安ながやす附近ふきん爆發ばくはつ趙ちょう明あきら、霍鴻領りょう導しるべ的てき起おこり義之よしゆき後ご，新天しんてん鳳おおとり二に年ねん（15年ねん），邊あたり五原及代郡又爆發人民起義。新天しんてん鳳おおとり四よん年ねん（17年ねん），又また有ゆう臨淮瓜田うりた儀ただし起おこり義ぎ於會稽。同年どうねん，琅琊海うみ曲きょく（今こん山東さんとう日照ひでり西にし）的てき呂りょ母はは因いん其兒子こ呂りょ育そだて被ひ宰おさむ殺ころせ，遂とげ聚眾百ひゃく餘人よにん為ため子こ復仇ふっきゅう，並なみ發展はってん成なり萬まん餘人よにん的てき起おこり義ぎ隊伍たいご。各地かくち農民のうみん起おこり義方ぎほう興きょう未み艾もぐさ，更さら大だい規模きぼ的てき綠林りょくりん起おこり義よし，就是在ざい這種形勢けいせい下か爆發ばくはつ的てき。

新天しんてん鳳おおとり四よん年ねん（17年ねん），荊州地區ちく飢かつえ荒あら嚴重げんじゅう，百姓只能挖掘草根充飢，生命せいめい受到嚴重げんじゅう威い脅おびえ。新市しんいち（今いま湖こ北京ぺきん山さん東北とうほく）人にん王おう匡ただし、王おう遂とげ被ひ飢かつえ民みん推為渠みぞ帥そち，率りつ領りょう數すう百ひゃく人にん起おこり義ぎ。接せっ著ちょ，南陽なんよう人馬じんば武たけ，穎川えいせん人じん王おう常つね、成なり丹に等とう，也加入かにゅう起おこり義ぎ隊伍たいご。這支起おこり義軍ぎぐん據よりどころ守もり綠林りょくりん山さん（今こん湖みずうみ北大ほくだい洪ひろし山さん），不ふ久ひさ發展はってん成なり七なな、八はち千せん人にん的てき隊伍たいご，歷史れきし上じょう被ひ稱しょう為ため綠林りょくりん軍ぐん。新地さらち皇すめらぎ二に年ねん（21年ねん），荊州兩りょう萬官兵進剿綠林軍，遭到起おこり義軍ぎぐん迎むかえ頭痛ずつう擊げき。王おう臣しん等とう在ざい雲くも杜もり（今いま湖こ北京ぺきん山さん）迎擊げいげき荊州軍ぐん，殺ころせ敵てき數すう千せん，繳獲官軍かんぐん所有しょゆう的てき作戰さくせん物資ぶっし。起おこり義軍ぎぐん乘じょう勝かつ攻おさむ取と竟陵（今こん湖北こほく潛せん江西えにし北きた）、雲くも杜もり、安あん陸りく（今こん湖北こほく安やす陸りく北きた）等地とうち。起おこり義軍ぎぐん回かい到いた綠林りょくりん山やま時じ，隊伍たいご已やめ發展はってん到いた五ご萬まん餘人よにん。

新地しんち皇すめらぎ三さん年ねん（22年ねん），綠林りょくりん山やま一帶いったい疫病えきびょう流行りゅうこう，起おこり義軍ぎぐん死亡しぼう很多，不ふ得とく不ふ分ぶん兵へい兩りょう路みち，向こう其它地區ちく轉移てんい。一路いちろ由ゆかり王おう常つね、成なり丹に率りつ領りょう，西にし入南にゅうなん郡ぐん，稱しょう為ため「下江しもえ兵へい」；一路いちろ由ゆかり王おう匡ただし、王おう鳳おおとり、馬うま武たけし、朱しゅ鮪まぐろ、張ちょう皍等率りつ領りょう，北進ほくしん南陽なんよう，稱しょう為ため「新市しんいち兵へい」。新地さらち皇すめらぎ三さん年ねん（22年ねん）七なな月がつ，王おう匡ただし等とう率りつ起おこり義軍ぎぐん進攻しんこう隋ずい縣けん（今こん湖北こほく隋ずい縣けん），平林ひらばやし（今こん湖北こほく隋ずい縣けん北きた）人にん陳ちん牧まき、廖湛等とう率りつ千せん餘人よにん響ひびき應おう，稱しょう為ため「平林ひらばやし兵へい」。

荊州起おこり義軍ぎぐん不斷ふだん發展はってん壯大そうだい，新しん莽政權けん搖ゆら搖ゆら欲よく墜，一些貴族豪富無不為之震驚。他た們為了りょう維護自己じこ的てき政治せいじ、經濟けいざい利益りえき，紛紛ふんぷん打出うちで反はん莽的旗はた號ごう，加入かにゅう起おこり義軍ぎぐん。如西漢かん宗室そうしつ劉りゅう玄げん，在ざい陳ちん牧まき起おこり義ぎ後ご，即そく加入かにゅう了りょう平林ひらばやし軍ぐん。另一宗室そうしつ劉りゅう縯、劉りゅう秀しげる兄弟きょうだい，則のり聚族人じん七なな、八はち千せん人にん，起おこり兵へい於舂陵りょう（今こん湖北こほく棗なつめ陽南ようなん），稱しょう為ため「舂うす陵りょう兵へい」，並なみ與あずか新しん市し兵へい、平林ひらばやし兵へい聯合れんごう反はん莽。與あずか南方なんぽう綠林りょくりん起おこり義ぎ幾いく乎同時じ，另一支義軍勁旅赤眉軍，正せい在ざい東部とうぶ地區ちく逐漸發展はってん壯大そうだい。

更始こうし政權せいけん建立こんりゅう

棘とげ陽ひ大捷たいしょう後ご，以綠林りん為ため主ぬし的てき反はん莽聯軍ぐん已やめ達たち十じゅう餘あまり萬まん人にん。形勢けいせい的てき發展はってん使し各かく路みち義軍ぎぐん的てき首領しゅりょう都と感かん到いた迫さこ切きり需要じゅよう建立こんりゅう一いち個こ統一とういつ的てき政權せいけん組織そしき，而劉氏し集團しゅうだん的てき加入かにゅう，使つかい皇すめらぎ權けん主義しゅぎ在ざい起おこり義ぎ隊伍たいご中ちゅう的てき影響えいきょう增加ぞうか。所以ゆえん，在ざい當時とうじ起おこり義軍ぎぐん要よう建立こんりゅう統一とういつ組織そしき，没ぼつ有ゆう別べつ的てき形勢けいせい可か選擇せんたく，只ただ有ゆう推舉出で一いち個こ皇帝こうてい爲ため政權せいけん的てき代表だいひょう。更始こうし元年がんねん二に月がつ初はつ一いち日にち（23年ねん3月がつ11日にち），新市しんいち、下江しもえ、平林ひらばやし、舂うす陵りょう各かく路みち綠林りょくりん系統けいとう的てき義軍ぎぐん匯集於淯陽ひ，經過けいか協議きょうぎ推舉，共きょう議ぎ以劉玄げん爲ため帝みかど。因よし劉りゅう玄げん曾爲平林ひらばやし軍ぐん之の更始こうし將軍しょうぐん，故こ稱しょう為ため更始こうし帝みかど，建たて元もと曰更始こうし元年がんねん。

諸しょ將領しょうりょう推舉劉りゅう玄げん爲ため帝みかど不ふ是ぜ偶然ぐうぜん的てき。劉りゅう玄げん，字じ聖ひじり公こう，是ぜ劉りゅう秀之ひでゆき族ぞく兄けい，當然とうぜん也屬遠とお族ぞく皇すめらぎ親おや。當とう綠林りょくりん軍ぐん起おこり義之よしゆき時じ，劉りゅう玄げん是ぜ較早的てき投入とうにゅう到いた起おこり義ぎ隊伍たいご中ちゅう的てき劉りゅう氏し宗族そうぞく的てき一員いちいん。當とう他た加入かにゅう到いた平林ひらばやし人じん陳ちん牧まき所領しょりょう導しるべ的てき平林ひらばやし軍ぐん，爲ため其軍安やす集しゅう掾じょう時じ，劉りゅう縯和劉りゅう秀才しゅうさい率りつ舂うす陵りょう兵へい與あずか農民のうみん軍ぐん會合かいごう。另外，劉りゅう玄げん與あずか王おう莽政權せいけん的てき爭そう鬥也應おう是ぜ很堅決けつ的てき，在ざい他た參加さんか平林ひらばやし軍ぐん之の前まえ，就是因いん爲ため「弟おとうと爲ため人じん所しょ殺ころせ，聖ひじり公こう結ゆい客きゃく欲ほっ報ほう之の。客きゃく犯はん法ほう」，他た才ざい「避吏於平林りん」的てき。可か見み，劉りゅう玄げん與あずか王おう莽政權せいけん没ぼつ有ゆう任にん何なん妥協だきょう的てき可能かのう。以上いじょう三さん項こう條件じょうけん：1.劉りゅう氏し宗族そうぞく；2.較早投入とうにゅう農民のうみん軍ぐん；3.與あずか王おう莽政權せいけん誓ちかい不ふ兩立りょうりつ。使つかい劉りゅう玄げん成なり爲ため當時とうじ綠林りょくりん軍ぐん選擇せんたく的てき最さい合ごう適てき的てき皇帝こうてい。這是由よし綠林りょくりん軍ぐん隊伍たいご内部ないぶ各種かくしゅ力量りきりょう相互そうご牽制けんせい關係かんけい決定的けっていてき：自じ劉りゅう縯、劉りゅう玄げん的てき舂うす陵りょう兵へい加入かにゅう綠林りょくりん軍ぐん中ちゅう，農民のうみん起おこり義ぎ隊伍たいご就帶有ゆう濃厚のうこう的てき恢復かいふく劉りゅう氏し政權せいけん的てき色彩しきさい。地主じぬし們又大造たいぞう輿論よろん「劉りゅう氏し復ふく起おこり」，也不能ふのう不ふ給きゅう起おこり義ぎ的てき農民のうみん以影響えいきょう。「故こ羣雄之の起おこり兵へい者しゃ，無む不ふ以劉氏し號ごう」，造成ぞうせい一いち種しゅ「人心じんしん思おもえ漢かん，舉天下か不ふ謀はかりごと而同」的てき氣き氛。當時とうじ反はん莽的起おこり義よし，大だい多た以「興きょう漢かん」、「輔漢」相しょう號ごう召。淳あつし樸しらき的てき綠林りょくりん軍ぐん領袖りょうしゅう自然しぜん也不會かい超越ちょうえつ這種認識にんしき水準すいじゅん。欲よく推舉皇帝こうてい，只ただ能のう在ざい劉りゅう氏し宗族そうぞく中ちゅう挑選，這似乎是不ふ成なり問題もんだい的てき事こと。問題もんだい是ぜ選せん哪一いち個こ皇族こうぞく。劉りゅう縯起事前じぜん就「懷ふところ復ふく社稷しゃしょく之の慮おもんばか」，並なみ不ふ惜「傾かたぶけ身み破產はさん，交結天下でんか英俊えいしゅん」。起おこり事後じご，又また「自稱じしょう柱ばしら天てん都部いちぶ」，可か見み他た確かく是ぜ有ゆう稱しょう帝みかど的てき慾望よくぼう。南陽なんよう地主じぬし也多欲よく推他爲ため帝みかど。但ただし綠林りょくりん軍ぐん卻不擁護ようご他た；舂うす陵りょう兵へい也是新しん加入かにゅう義軍ぎぐん的てき一支數量不大的武裝，諸しょ義軍ぎぐん領袖りょうしゅう是ぜ不ふ會かい推舉劉りゅう縯的。而劉玄げん所しょ具備ぐび的てき三さん個こ條件じょうけん，一方面爲劉氏宗族所率的地主武裝所擁護；另一方面也爲廣大的起義軍所信任。這樣，更始こうし就理所しょ當然とうぜん地ち被ひ推到綠林りょくりん軍ぐん皇帝こうてい的てき位置いち上じょう了りょう。

劉りゅう玄げん稱しょう帝みかど後ご，以族父ちち劉りゅう良りょう爲國ためくに三さん老ろう，王おう匡ただし爲ため定國さだくに上うえ公こう，王おう鳳おおとり爲ため成なり國上くにがみ公こう，朱しゅ鮪まぐろ爲ため大だい司馬しば，劉りゅう縯爲大だい司つかさ徒と，陳ちん牧まき爲ため大だい司つかさ空そら。其餘諸しょ將しょう分別ふんべつ爲ため九きゅう卿きょう、將軍しょうぐん等とう。更始こうし元年がんねん（23年ねん）五ご月がつ，劉りゅう縯攻克かつ宛あて。更始こうし元年がんねん（23年ねん）六ろく月がつ，劉りゅう玄げん入いり都と宛あて城じょう，盡つき封ふう宗室そうしつ及諸將はた、列侯れっこう百ひゃく餘人よにん。建立こんりゅう起おこり組織そしき機構きこう較為完かん整せい的てき更始こうし政權せいけん。

政治せいじ制度せいど

更始こうし政權せいけん的てき政治せいじ制度せいど以西いせい漢かん官制かんせい為ため基礎きそ，並なみ雜ざつ以一些新朝あさ的てき機構きこう設置せっち。在ざい中央ちゅうおう，設しつらえ有ゆう三さん公和きんかず丞相じょうしょう制度せいど，同時どうじ還かえ有ゆう九卿和其他中央官制，其中上じょう公おおやけ與あずか侍さむらい中ちゅう仍源自じ新しん朝あさ；在ざい地方ちほう，州しゅう設しつらえ州しゅう牧まき或ある置おけ刺史しし，郡ぐん置おけ太守たいしゅ，縣けん設しつらえ縣令けんれい，都と尉じょう、長ちょう史ふみ及郡屬ぞく亦また見み史籍しせき。此外，更始こうし政權せいけん還かえ獨創どくそう國こく三さん老ろう、郡ぐん三さん老ろう制度せいど，改あらため諫大夫たいふ為ため「諫議大夫たいふ」，僕ぼく射しゃ為ため「祭まつり酒しゅ」，後こう為ため東ひがし漢かん所しょ承うけたまわ襲かさね。

疆域

更始こうし政權せいけん承うけたまわ襲かさね著ちょ西にし漢かん106郡ぐん國こく，直接ちょくせつ控ひかえ制せい京きょう兆ちょう尹いん、左ひだり冯翊、右みぎ扶風、弘ひろ農のう、河東かわとう、河かわ內、河南かなん、潁川、汝なんじ南みなみ、梁りょう、沛、淮陽、魯、東ひがし、濟すみ陰かげ、山陽さんよう、陳ちん留とめ、東平とうへい、平原ひらはら、千せん乘じょう、臨淮、東海とうかい、泗水しすい、楚すわえ、廣陵こうりょう、魏ぎ、常山つねやま、鉅鹿、信しん都と、真ま定じょう、中山なかやま、河間こうま、廣平ひろへい、清河きよかわ、渤海、涿、廣陽こうよう、上谷うえたに、漁りょう陽ひ、右みぎ北平きたひら、遼りょう西にし、遼東りゃおとん、玄げん菟うさぎ、樂らく浪なみ、代だい、太ふとし原はら、上うえ黨とう、雁かり門もん、定てい襄じょう、雲くも中ちゅう、西河にしかわ、上うえ、五ご原はら、北地きたじ、朔ついたち方かた、漢かん中ちゅう、南陽なんよう、南みなみ、江夏えなつ、零れい陵りょう、武たけ陵りょう、桂かつら陽よう、長ちょう沙すな、蒼梧そうご、交阯、南海なんかい、鬰林、合浦がつぽ、九きゅう真しん、日南にちなん、豫よ章あきら、丹陽たんよう、會かい稽、六ろく安やす、九きゅう江え、廣德ひろのり、廣こう宗むね、廣こう世よ等とう79個こ郡ぐん國こく，間接かんせつ控ひかえ制せい泰山たいざん、城陽じょうよう、濟すみ南みなみ、齊ひとし、北海ほっかい、高密こうみつ、膠にかわ東ひがし、淄川、東ひがし萊、琅琊、安定あんてい、泰山たいざん、隴西、武威ぶい、金城きんじょう、張ちょう掖わき、酒さけ泉いずみ、武たけ都と、敦煌とんこう等とう19個こ郡ぐん國こく，未み控ひかえ制せい廬いおり江こう、蜀しょく、廣こう漢かん、巴ともえ、越えつ巂、犍為、牂牁、益えき州しゅう等とう8個こ郡ぐん國こく。

君主くんしゅ年表ねんぴょう

更始こうし君主くんしゅ與あずか年号ねんごう（23年ねん-25年ねん）　

肖像しょうぞう	庙号	谥号	名めい讳	在世ざいせい时间	在位ざいい时间	年号ねんごう	年号ねんごう使用しよう时间	陵りょう寝ね
	－	淮阳武たけ順じゅん王おう （东汉光武みつたけ帝みかど諡おくりな）	劉りゅう玄げん	？－25年ねん	23年ねん3月がつ11日にち－25年ねん	更始こうし	23年ねん－25年ねん	霸陵

参考さんこう文献ぶんけん

引用いんよう

中国ちゅうごく朝ちょう代だい和政かずまさ权

前ぜん朝あさ： 新しん

更始こうし政權せいけん 23年ねん3月がつ11日にち－25年ねん

后きさき朝あさ： 漢かん · 東ひがし漢かん、赤あか眉まゆ漢かん