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Hong Lou Meng : 寶釵借扇機帶雙敲 椿齡畫薔癡及局外 - Chinese Text Project
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たから釵借おうぎたいそう敲 椿つばきよわい薔癡及局がい

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1 たから釵借おうぎ... :
はなしせつはやしまゆずみたまあずか寶玉ほうぎょく口角こうかく,也覺後悔こうかいただしまた去就きょしゅういん此日よる悶悶もんもん,如有しょしつむらさき鵑也はちきゅう便びんすすむどう:「ろんぜんてきこと,竟是姑娘くーにゃんふとし浮躁りょう些。別人べつじん不知ふち寶玉ほうぎょくてき脾氣,なんみち偺們也不知道ともみちためだま也不鬧了いち遭兩遭了。」まゆずみたま啐道:「呸!你倒らいがえじんてきわが怎麼浮躁りょう?」むらさき鵑笑どう:「こうこうてきため什麼いんも鉸了寶玉ほうぎょくただゆうさんふん姑娘くーにゃんたおせゆうななふんわがもと日在ひあり姑娘くーにゃん身上しんじょう就好,みないん姑娘くーにゃん小性こしょうつねようひずみ,纔這麼樣。」

2 たから釵借おうぎ... :
まゆずみたまよくこたえばなしただ聽院がいさけべもんむらさき鵑聽りょう聽,わらいどう:「這是寶玉ほうぎょくてき聲音こわねそう必是らい賠不らいりょう。」まゆずみたま聽了せつ:「もと開門かいもん!」むらさき鵑道:「姑娘くーにゃんまたりょう:這麼ねつてんどくあたま地下ちか,曬壞りょう如何いか使つかいとく呢!」くちうらせつちょ便びん開門かいもん果然かぜん寶玉ほうぎょく。一面讓他進來,いちめんえみちょせつどう:「わがただとうたから二爺再不上我們的門了,だれ知道ともみち這會またらいりょう。」寶玉ほうぎょくわらいどう:「你們極小きょくしょうてきことたおせせつだいりょうこうこのみてきため什麼いんもわが就死りょうたましい也要いちにちらいいちひゃく遭!--いもうといもうとだいこうりょう?」むらさき鵑道:「身上しんじょうびょうこうりょうただ心裡しんりかえだいこのみ。」寶玉ほうぎょくわらいどう:「わが知道ともみちりょうゆう什麼いんも呢!」いちめんせつちょいちめんすすむらい只見ただみまゆずみたままたざい床上ゆかうえ哭。

3 たから釵借おうぎ... :
まゆずみ玉本たまもとかい哭,聽見寶玉ほうぎょくらいゆかりとく傷心しょうしんとめじゅうたぎしもなみだらい寶玉ほうぎょくえみちょはしきんゆからいどう:「いもうといもうと身上しんじょうだいこうりょう?」まゆずみたまただ顧拭なみだなみこたえおう寶玉ほうぎょくいん便びん挨在ゆか沿上すわりょういちめんわらいどう:「わが知道ともみち你不惱我,ただしただこれわがさけべつくりじんたおせぞう偺們また拌了くちばしてきてきようとう們來すすむ偺們,時候じこうあに偺們たおせさとしせいぶんりょう如這かい,你要ようののし,憑你怎麼さま千萬せんまんべつ!」せつちょまたこういもうといもうとさけべりょういくじゅうこえ

4 たから釵借おうぎ... :
まゆずみたま心裡しんりはらただしさい寶玉ほうぎょくてき,這會聽見寶玉ほうぎょくせつさけべべつ人知じんちどう偺們拌了くちばし就生ぶんりょうてき」這いちばなしまたとく別人べつじんげん親近しんきんいんまたてのひらじゅう便びん哭道:「你也不用ふよう哄我!したがえこん以後いごわが也不敢親近しんきんじいけんとうわがりょう。」寶玉ほうぎょく聽了,わらいどう:「你往うら呢?」まゆずみたまどう:「わがかい。」寶玉ほうぎょくわらいどう:「わが跟了。」まゆずみたまどう:「わがりょう呢?」寶玉ほうぎょくどう:「你死りょうわが做和ひさし。」まゆずみだまいち聞此ごととう臉放らいもんどう:「そう你要りょうえびすせつてき什麼いんも?你們たおせゆういくおやあねあねおやいもうといもうと呢,あかりりょう,你いく做和なお呢?とう這話告訴こくそ別人べつじんひょうひょう!」

5 たから釵借おうぎ... :
たからたませつてき造次ぞうじりょう後悔こうかいとう臉上べにみなぎていりょうあたま敢作ごえこう而屋うらぼつじんまゆずみたまりょうちょく瞪瞪てき瞅了半天ばんてんてき「噯」りょう一聲いっせいせつ不出ふしゅつばなしらい寶玉ほうぎょく彆的臉上むらさきみなぎ便びん咬著きばよう指頭しとう狠命てきざいがくじょう戳了いちした,哼了一聲いっせいせつどう:「你這--」ごうせつりょうさん便びんまた歎了いち口氣こうき,仍拿おこりきぬ子來こらいこすなみだ

6 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく心裡しんりはらゆう無限むげんてき心事しんじまたけんせつ錯了ばなしせい後悔こうかいまたまゆずみたま戳他いちしたようせつ也說不出來ふでき歎自泣:いん此,自己じこ也有やゆう所感しょかん不覺ふかく掉下なみだらい要用ようよう絹子きぬこ揩拭,そうまた忘了たいらい便びんよう衫袖

7 たから釵借おうぎ... :
まゆずみたま雖然哭著,卻一眼看見了他穿著簇新藕合紗衫,竟去ぬぐえなみだ便びんいちめん自己じこぬぐえなみだいちめんかいはた枕上まくらがみ搭的一方いっぽう綃帕拿起らいこう寶玉ほうぎょくふところうらいち摔,一語いちご不發ふはつ,仍掩めん而泣。寶玉ほうぎょく摔了帕子らいせわしせっじゅうぬぐえりょうなみだまた挨近ぜん些,しんしゅひしげりょういち隻手せきしゅわらいどう:「てき五臟都揉碎了,你還ただ哭?はしやめわが你到ろうふとしふとしうらやめ。」まゆずみ玉將ぎょくしょうしゅいち摔,みち:「だれ你拉ひしげ扯扯てき一天いってんだい一天いってんかえ這麼よだれがわよりゆき臉的,れん也不知道ともみち。」

8 たから釵借おうぎ... :
一句いっくばなしぼつせつかんただ聽嚷どう:「こうりょう!」たからまゆずみ兩個りゃんこぼう唬了いちとべかいあたま只見ただみおおとりあね跑進らいわらいどう:「ろうふとしふとしざいうらだき怨天,だき怨地,たださけべわがらい瞧瞧你們こうりょうぼつゆうせつ不用ふよう瞧,りょうさんてん自己じこ就好りょうろうふとふとののしわがせつわがものぐさわがらいりょう果然かぜんおうりょうてきばなしりょう。也沒你們兩個りゃんこゆう什麼いんも拌的,三日みっかこうりょう兩日りょうじつ惱了。こし大越おおこししげるりょう孩子りょうゆう這會ひしげちょしゅ哭的,さくため什麼いんもまたなりりょうがらす雞似てき呢?かえ跟著わがいたろうふとしふとし跟前,さけべ老人ろうじん也放てんこころ呢。」せつちょひしげりょうまゆずみたま就走。

9 たから釵借おうぎ... :
まゆずみたまかいあたまさけべ丫頭們,いち也沒ゆうおおとりあねどう:「またさけべ們做什麼いんも有我ありがふくさむらい呢。」いちめんせつ,一面拉著就走。寶玉ほうぎょくざいあたま跟著。りょうえんもんいたりょう賈母跟前,おおとりあねわらいどう:「わがせつ們不用人ようにんこころ自己じこ就會このみてきろう祖宗そそう不信ふしん,一定叫我去說和。趕我いたうらせつだれりょう個人こじんざい一塊兒對賠不是呢,たおせぞうたかつめじゅうはいたかてき腳,りょう個人こじん扣了たまきりょううらかえ要人ようじんせつ呢?」せつてき滿屋みつやうらわらいおこりらい

10 たから釵借おうぎ... :
此時たから釵正ざい這裡。まゆずみだまただ一言ひとこと不發ふはつ,挨著賈母すわした寶玉ほうぎょくぼつ什麼いんもせつてき便びんむかいたから釵笑どう:「だい哥哥こう日子にっしへんわがまたこのみぼつゆうべつてきれいおくれんあたま也不磕去,だい哥哥不知ふちどうわがやめたおせぞうわが推故てき。倘或あかりあねあねあいだりょうがえぶん辯分べんぶんべん。」たから釵笑どう:「這也多事たじ。你就よう,也不敢驚どうなにきょう身上しんじょうこのみおとうとけい們常ざいいちしょようそん這個しんたおせせいぶんりょう。」たからたままたわらいどう:「あねあね知道ともみちからだりょうわが就好りょう。」またみち:「あねあね怎麼聽戲?」たから釵道:「わが怕熱,聽了りょうこまねつてき很,ようはし呢,きゃくまたわがしょうとく推身じょうこのみ,就躲りょう。」

11 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく聽說,自己じこゆかりとく臉上ぼつ意思いしただまた搭訕わらいどう:「かいとく們拿あねあね楊妃,はら也富胎些。」たから釵聽せつとうべにりょう臉,まちよう發作ほっさまたこう怎麼さまかいおもえりょういちかい,臉上越下こししたらい便びん冷笑れいしょうりょうりょうこえせつどう:「わがたおせぞう楊妃,ただぼつこう哥哥こう兄弟きょうだい以做とく楊國ちゅうてき。」

12 たから釵借おうぎ... :
せいせつちょたくみしょう丫頭靚兒いんりょう扇子せんすかずたから釵笑どう:「必是たから姑娘くーにゃんぞうりょうてきこう姑娘くーにゃんしょうわがやめ!」たから釵指ちょ厲聲せつどう:「你要仔細しさい!你見わがだれ玩過?ゆう你素嘻皮わらい臉的些姑むすめ們,你該とい們去!」せつてき靚兒跑了。寶玉ほうぎょくまたはなしせつ造次ぞうじりょうとうちょ許多きょたじん纔在まゆずみだま跟前さらこう意思いし便びんきゅうかいまたどう別人べつじん搭訕去りょう

13 たから釵借おうぎ... :
まゆずみたま聽見寶玉ほうぎょく奚落たから釵,心中しんちゅうのちょじつ得意とくい,纔要搭言,也趁いきおいわらいそう靚兒いん扇子せんすたから釵又はつりょうりょうばなし便びんあらため口說くぜつどう:「たからあねあね,你聽りょうりょうこま什麼いんもおどけ?」たから釵因まゆずみたまめんじょうゆう得意とくいたい,一定是聽了寶玉方纔奚落之言,とげりょうてき心願しんがんゆるがせまたとい這話,便びんわらいどう:「わがてき逵罵りょうそうこう後來こうらいまた賠不。」寶玉ほうぎょく便びんわらいどう:「あねあねどおりいまはくいにしえ色色いろいろみやこ知道ともみち,怎麼れん這一齣戲的名兒也不知道,就說りょう這麼いち套?這叫做『荊請ざい』。」たから釵笑どう:「はららい這叫『荊請ざい』!你們どおりいまはくいにしえ,纔知どう荊請ざい』;わが不知ふち什麼いんもさけべ荊請ざい』!」

14 たから釵借おうぎ... :
一句いっくばなしせつりょう寶玉ほうぎょくまゆずみだまにん心裡しんりゆうびょう,聽了這話,はや臉羞べにりょうおおとりあね這些じょう雖不どおりただしたださんにん的形まとがたけい便びん其意,也笑といどう:「這麼だいねつてきてんだれかえども生薑しょうが呢?」眾人かい便びんどう:「ぼつゆうども生薑しょうがてき。」おおとりあね故意こいようしゅ摸著腮,わびみち:「すんでぼつじんども生薑しょうが,怎麼這麼辣辣てき呢?」寶玉ほうぎょくまゆずみだまにん聽見這話,えつはつこう意思いしりょうたから釵再よく說話せつわ寶玉ほうぎょくじゅうふん羞愧,かたちけい改變かいへん,也就こう再說さいせつただとく一笑いっしょうおさむじゅう別人べつじんそうぼつかいよん人的じんてきばなしいん此,づけ一笑いっしょう

15 たから釵借おうぎ... :
一時寶釵鳳姐去了。まゆずみたまこう寶玉ほうぎょくどう:「你也ためしちょわが利害りがいてきじんりょうだれぞうわがしんつたなこう夯的,ゆかりちょじんせつ呢?」たからたま正因まさよりたから釵多しん自己じこぼつおもむきまたまゆずみたまといしるほかえつはつぼつこうおこりらいよくまちようせつりょうまた怕黛だましんせつとくにん無精ぶしょういろどりいちちょく出來できだれ目今もっこん盛暑せいしょさいまたとうはやめしやめかくしょぬしぼくにんとうはんいん日長ひながしん倦。寶玉ほうぎょくちょしゅいたいちしょいちしょからすすずめ無聲むせいしたがえ賈母這裡出來でき,往西はしりょう穿ほじどう便びんおおとりあねてきいん落。いたいん門前もんぜん只見ただみいんもん掩著,知道ともみちおおとりあねもとてき規矩きく,--ごといたてんねつうまあいだ必要ひつよういちたつてき--しん不便ふべんとげすすむかくもんいたおう夫人ふじん上房じょうぼううら只見ただみいく丫頭,うら拿著はりせん,卻打盹兒。おう夫人ふじんざいうらあいだりょう床上ゆかうえねむちょきむ釧兒すわざいつくり搥腿,也乜はすちょらんとぼけ

16 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく輕輕けいけいてきはしいた跟前,みみ朵上てき墜子いち摘,きむ釧兒睜眼,寶玉ほうぎょく寶玉ほうぎょく便びん悄悄しょうしょうてきわらいどう:「就困てき這麼ちょ?」きむ釧兒抿嘴一笑いっしょう,擺手さけべ,仍合じょうたから玉見たまみりょう,就有些戀戀れんれん捨的。悄悄しょうしょうてきさがせあたま瞧瞧おう夫人ふじんあいちょ便びん自己じここう身邊しんぺんつつみうらたいてき香雪こうせつじゅん,掏了一丸いちがん出來できこうかね釧兒くちばしうらいちおくきむ釧兒也不睜眼,只管ひたすら噙了。

17 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょくじょう便びんひしげちょしゅ悄悄しょうしょうてきわらいどう:「わがかずふとしふとし討了你,偺們ざいいちしょやめ。」きむ釧兒こたえ寶玉ほうぎょくまたみち:「とうふとしふとし醒了,わが就說。」きむ釧兒睜開眼かいがんはた寶玉ほうぎょくいち推,わらいどう:「你忙什麼いんも?『きむかんざし掉在うらあたまゆう你的ただゆう你的』,れん這句俗語ぞくごなん道也みちや明白めいはくわが告訴こくそ你個たくみかた:你往ひがししょういんうら拿環哥兒彩雲さいうん。」寶玉ほうぎょくわらいどう:「だれかんてきこと呢?偺們ただせつ偺們てき。」只見ただみおう夫人ふじん翻身ほんしんおこりらいあきらきん釧兒臉上就打りょうくちばしともえゆびちょののしみち:「下作げさくしょう娼婦しょうふこうこうてきじい們,さけべ你們きょう壞了!」たから玉見たまみおう夫人ふじんおこりらいはやいちためけむり跑了。

18 たから釵借おうぎ... :
這裡きん釧兒はんへん臉火ねつ一聲いっせい敢言とう眾丫あたま聽見おう夫人ふじん醒了,せわししんらいおう夫人ふじん便びんさけべだま釧兒:「你媽さけべらい帶出たいしゅつ你姐あね!」きむ釧兒聽見,せわし跪下,哭道:「わがさい敢了!ふとしふとしようようののし只管ひたすらはつ落,べつさけべわが,就是天恩てんおんりょうわが跟了ふとふとじゅう來年らいねん,這會攆出わがかえじんじん呢?」

19 たから釵借おうぎ... :
おう夫人ふじんかたしかこれ寬仁かんじん慈厚てきじん從來じゅうらい曾打丫頭們一こんゆるがせきん釧兒ぎょう此無はじこと,這是平生へいぜいさい恨的,所以ゆえん忿不りょういちしたののしりょういく。雖金釧兒もとめ,也不肯收とめ到底とうていさけべりょうきん釧兒てき母親ははおや白老しらおい媳婦りょうりょうきん釧兒含羞がんしゅう忍辱にんにくてき不在ふざいはなし

20 たから釵借おうぎ... :
且說たから玉見たまみおう夫人ふじん醒了,自己じこぼつおもむきせわしすすむ大觀たいかんえんらい只見ただみあか日當ひなたたかし樹陰じゅいん匝地,滿まんみみ蟬聲,せい無人むじんつよしいたりょう薔薇ばらただ聽見有人ゆうじん哽噎こえ寶玉ほうぎょく心中しんちゅうの疑惑ぎわく便びん站住ほそ聽,果然かぜん有人ゆうじん。此時せいがつ薔薇ばらはなしげもりさい寶玉ほうぎょく悄悄しょうしょうてきへだたしるませ笆洞いち只見ただみ一個女孩子蹲在花下,うら拿著べつあたまてきかんざし在地ざいち摳土,いちめん悄悄しょうしょうてきりゅうなみだ

21 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく心中しんちゅうのそうどう:「なんみち這也丫頭,またぞうひそみらいそうはななり?」いんまたわらいどう:「わか也葬はないいひがしほどこせこうひそみりょうただし不為ふため新奇しんき,而且さらいや!」そう畢,便びんようさけべ女子じょしせつ:「你不よう跟著りん姑娘くーにゃんがくりょう。」はなし出口でぐちこう而再,這女孩子めんせいさむらいたおせぞうじゅう二個學戲的女孩子裡頭的一個,卻辨不出ふしゅつせいだんきよしうしいち腳色らい

22 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく舌頭ぜっとう一伸かずのぶはたくち掩住,自己じこそうどう:「こう而不曾造うえりょうかいみないん造次ぞうじりょうひそみ也生たから也多しん。如今さいとくざいりょう們,えつはつぼつ意思いしりょう。」いちめんおもえ,一面又恨不認得這個是誰。さいとめしんぼそ這女孩子まゆ蹙春さんひそみ秋水しゅうすいめんうすこし纖,嬝嬝婷婷,だいゆうまゆずみだまたい寶玉ほうぎょくはやまたにん棄他而去,只管ひたすら只見ただみ雖然用金ようきんかんざしなみうめはな,竟是こううえ

23 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく拿眼ずいちょかんざしてきおこり落,いちじき到底とうていいちかくいちてん、一勾的看了去,すういちすうじゅうはちぴつ自己じこまたざい心裡しんりよう指頭しとう按著他方たほう纔下ひつてき規矩きくうつしりょう,猜是什麼いんもうつしなりいちそうはららい就是薔薇ばらはなてき「薔」寶玉ほうぎょくそうどう:「必定ひつじょう也要做詩はま,這會りょう這花,いんゆう所感しょかんあるもの偶成ぐうせいりょうりょう一時いちじきょういたり,怕忘りょう在地ざいちちょ推敲すいこう也未可知かち。且看そこさいうつし什麼いんも。」いちめんおもえいちめんまた只見ただみおんな孩子かえざいうら呢。らいかえこれ「薔」さいかえこれ「薔」

24 たから釵借おうぎ... :
うらめんてきはらただしやめりょうかくかんいち「薔」,またいち「薔」,やめけいりょうゆういくじゅう外面がいめんてき不覺ふかく也看りょう兩個りゃんこ眼睛がんせいたま只管ひたすらずいちょかんざしどう心裡しんり卻想:「這女孩子一定有什麼說不出的心事,纔這麼個さま外面がいめんすんで這個さま心裡しんりかえ不知ふち怎麼熬せんじ呢。てき模樣もよう,這麼たんうす心裡しんりうらかえ擱的じゅうせんじ呢?--恨我不能ふのうがえ你分些過らい!」

25 たから釵借おうぎ... :
說伏せっぷくちゅう陰晴いんせい不定ふてい片雲へんうん以致ゆるがせしか涼風すずかぜしょ颯颯さっさつてき落下らっかいちじんらい寶玉ほうぎょくおんな孩子頭上ずじょう往下滴水たるみず衣裳いしょうとうしめりょう寶玉ほうぎょくそうどう:「這是りょう這個如何いかきんとく驟雨しゅうういちげき?」いん此,きんじゅう便びんせつどう:「不用ふよううつしりょう。你看身上しんじょうしめりょう。」

26 たから釵借おうぎ... :
おんな孩子聽說,たおせ唬了いちとべ,抬頭いち只見ただみ花外かがい一個人叫他不用寫了。一則寶玉臉面俊秀;のりはな繁茂はんも上下じょうげ俱被えだ葉隱はがくれじゅうつよしちょはんへん臉兒:おんな孩子ただとう也是丫頭,さいそう寶玉ほうぎょくよしわらいどう:「多謝たしゃあねあねひさげ醒了わが。--なんどうあねあね在外ざいがいあたまゆう什麼いんもさえぎあめてき?」

27 たから釵借おうぎ... :
一句いっくひさげ醒了寶玉ほうぎょく,「噯喲」りょう一聲いっせい,纔覺とく渾身こんしん冰涼。低頭ていとう自己じこ身上しんじょう,也都しめりょうせつ:「このみ!」ただとく一氣跑回怡紅院去了,心裡しんり卻還かけちょおんな孩子ぼつしょ避雨。

28 たから釵借おうぎ... :
はららい明日あしたはしぶし文官ぶんかんとうじゅう二個女孩子都放了學,しんえんらいかくしょ玩耍。たくみ小生しょうせいたからかんせいだんだまかん兩個りゃんこおんな孩子,せいざい怡紅いんかさねじん玩笑,あめ阻住。大家たいかりょうみぞすいせき在院ざいいん內,拿些みどりあたまかもはな鸂鶒,あや鴛鴦えんおう,捉的捉,趕的趕,ぬいりょう翅膀,在院ざいいん內玩耍,はたいんもんせきりょうかさねじんとうざいゆうろうじょう嘻笑。

29 たから釵借おうぎ... :
たから玉見たまみせきちょもん便びんようしゅ扣門,うらめん諸人もろびとただ顧笑,うら聽見?さけべりょう半日はんにちはくとくもんやまひびきうらめんかた聽見りょうりょうちょ寶玉ほうぎょく這會さいかいらいてきかさねじんわらいどう:「だれ這會さけべもんぼつじんひらけ。」寶玉ほうぎょくどう:「。」麝月どう:「たから姑娘くーにゃんてき聲音こわね。」はれ雯道:「えびすせつたから姑娘くーにゃん這會做什麼來?」かさね人道じんどう:「ゆずるわがへだたちょもんぬい瞧瞧,ひらき就開,べつさけべ淋著かい。」せつちょ便びんじゅんちょゆうろういた門前もんぜ往外いち瞧,只見ただみ寶玉ほうぎょく淋得一般いっぱんかさね人見ひとみりょうまたただしちょせわしまたこうわらいせわしひらきりょうもんえみちょ,彎腰拍手はくしゅみち:「うら知道ともみちじいかいらいりょう!你怎麼大うら跑了らい?」

30 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょくいち肚子ぼつこう滿まん心裡しんりよう開門かいもんてき踢幾腳;かたひらきりょうもんなみだれかえただとう些小丫頭們,便びんいち腳踢ざいあばらじょうかさねじん「噯喲」りょう一聲いっせい寶玉ほうぎょくかえののしみち:「下流かりゅう東西とうざい們!わがもと擔待你們とく了意りょうい,一點兒也不怕,えつはつ拿著わがわらいりょう!」くちうらせつちょ,一低頭見是襲人哭了,ぽう踢錯りょうせわしわらいどう:「噯喲!你來りょう?踢在うらりょう?」かさねじん從來じゅうらい曾受一句いっくだいはなしてきこんゆるがせ寶玉ほうぎょく生氣せいき,踢了いちしたまたとうちょ許多きょたじんまた羞,またまた疼,いちおけ無地むじまちよう怎麼さまりょうちょ寶玉ほうぎょく未必みひつ安心あんしん踢他,しょうとくしのぶちょせつどう:「ぼつゆう踢著。かえかわ衣裳いしょう呢。」

31 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく一面進房解衣,いちめんわらいどう:「わがちょうりょう這麼だいとういち遭兒生氣せいきじんそうへんへん就碰你了!」かさねじん一面忍痛換衣裳,いちめんわらいどう:「わがこれおこりあたまてきじん,也不ろんごと大事だいじしょうこう歹,自然しぜん也該したがえわがおこりただしただべつせつりょうわが明日あしたじゅんりょうしゅ只管ひたすらおこり別人べつじんらい。」寶玉ほうぎょくどう:「わが纔也安心あんしん。」かさね人道じんどう:「だれせつ安心あんしん呢?もと開門かいもん關門かんもんてきしょう丫頭們的ごと們是憨皮慣了てきはややめ恨的じんきば癢癢,們也ぼつ怕懼。よう們,踢一下子唬唬也好。つよし纔是わがよなげさけべ開門かいもんてき。」

32 たから釵借おうぎ... :
せつちょやめじゅうりょうたからかんだまかん也早りょうかさねじんたださとしあばらじょう疼的心裡しんりはつ鬧,ばんめし也不曾吃。いたばんあいだだつりょう衣服いふく只見ただみあばらじょうあおりょうわんだいてき一塊ひとかたまり自己じこたおせ唬了いちとべまたこうこえちょう一時いちじねむした夢中むちゅうさくつうゆかりとく「噯約」これごえしたがえねむちゅう哼出。

33 たから釵借おうぎ... :
寶玉ほうぎょく雖說安心あんしんいんかさねじんものぐさものぐさてき心裡しんり也不安穩あんのん半夜はんやうら聽見かさねじん「噯喲」,便びん踢重りょう自己じこゆからい悄悄しょうしょうてき秉燈らいあきらつよしいたゆかまえ只見ただみかさねじんうがいりょうりょうこえ吐出としゅついちくちたんらい,「噯喲」一聲いっせい,睜眼りょう寶玉ほうぎょくたおせ唬了いちとべみち:「さく什麼いんも?」寶玉ほうぎょくどう:「你夢うら『噯喲』,必是踢重りょうわが瞧瞧。」かさね人道じんどう:「わが頭上ずじょうはつぼけ,嗓子うらまたなまぐさまた甜,你倒照一しょういちあきら地下ちかやめ。」寶玉ほうぎょく聽說,果然かぜんとうこう地下ちかいちあきら只見ただみ一口ひとくち鮮血せんけつ在地ざいち寶玉ほうぎょく慌了,ただせつ:「りょうとくりょう!」かさね人見ひとみりょう,也就こころひやりょう半截はんせつ

34 たから釵借おうぎ... :
ようはしてき下回したまわ分解ぶんかい

URN: ctp:hongloumeng/ch30