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四一式山砲 - Wikipedia

よん一式いっしき山砲さんぽう
靖国神社やすくにじんじゃゆう就館所蔵しょぞう
制式せいしき名称めいしょう よん一式いっしき山砲さんぽう
重量じゅうりょう 539.5kg[1](歩兵ほへいようは535kg[2])
砲身ほうしん重量じゅうりょう 100.1㎏(閉鎖へいさのぞく)
ほう口径こうけい 75mm
砲身ほうしんちょう 1379mm(18.4口径こうけい)[2]
初速しょそく 352.4m/びょう
最大さいだい射程しゃてい 7,100m (きゅうよんしき榴弾りゅうだん)[1]
俯仰ふぎょうかく -8 - +25
みず平射へいしゃかく ひだり3.5みぎ2.5
発射はっしゃ速度そくど やく10はつ/ぶん
使用しようだんしゅ じゅうねんしき榴弾りゅうだん
きゅうしき榴弾りゅうだん
きゅうよんしき榴弾りゅうだん
きゅうしきやぶかぶと榴弾りゅうだん
とおるきのえだん
発煙はつえんだん
照明しょうめいだん
だん
ひとし
使用しよう勢力せいりょく 大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん
大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐん
国民こくみん革命かくめいぐん
そう生産せいさんすう 3300~3800もん以上いじょう[3]

よん一式いっしき山砲さんぽう(よんいちしきさんぽう)は、1910ねん明治めいじ43ねん前後ぜんこう開発かいはつ採用さいようされた大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん山砲さんぽう

1930年代ねんだい中期ちゅうきからは歩兵ほへいほうとして、しょう改修かいしゅうほどこしたほんほう歩兵ほへい連隊れんたい配備はいびされたため、連隊れんたいほう聯隊れんたいほう)ともしょうされた。

概要がいよう

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ニューブリテンとうニューギニアのたたか)で破壊はかいされ、アメリカ海兵かいへいたいによって検分けんぶんされるよん一式いっしき山砲さんぽう山砲さんぽうへいよう

よん一式いっしき山砲さんぽうにち戦争せんそうにおける主力しゅりょく山砲さんぽうであったさんじゅういちねんしき速射そくしゃ山砲さんぽう射程しゃてい不足ふそく発射はっしゃ速度そくど不足ふそく方向ほうこうしゃかい皆無かいむといった欠点けってん解消かいしょうのために開発かいはつされた。さんじゅういちねんしき速射そくしゃ山砲さんぽう本格ほんかくてきちゅう退すさふくそなえていなかったため、発射はっしゃのたびに反動はんどう射撃しゃげき位置いちから後退こうたいしたほうもと位置いちもど必要ひつようがあり、当然とうぜん照準しょうじゅんも1はつつごとにやりなおすものであった。ゆえに「速射そくしゃほう」という名称めいしょうちながらも実際じっさい射撃しゃげき速度そくどは2 - 3はつ/ぶん程度ていどであった。にち戦争せんそう陸軍りくぐん技術ぎじゅつ審査しんさどう審査しんさかん島川しまかわぶん八郎はちろう陸軍りくぐん砲兵ほうへい大佐たいさたい後続こうぞく山砲さんぽう開発かいはつめいじ、1908ねん明治めいじ41ねん)に大阪おおさか砲兵ほうへい工廠こうしょう試製しせいほう完成かんせい1911ねん明治めいじ44ねん)によん一式いっしき山砲さんぽうとして制式せいしき制定せいていされた[4]よん一式いっしき山砲さんぽうちゅう退すさふくそなえていたため射撃しゃげき速度そくどは10はつ/ぶん程度ていどまでげることに成功せいこうした。また、当初とうしょ分離ぶんりやくとう方式ほうしき完全かんぜん弾薬だんやくとう方式ほうしきあらためてからは、最大さいだい20はつ/ぶん可能かのうとなった。

重量じゅうりょう540kg、うま6とう分解ぶんかい運搬うんぱん駄馬だうま)ないし、うま2とう牽引けんいん運搬うんぱん輓馬ばんば可能かのう山砲さんぽうとして開発かいはつされたため人力じんりきによる分解ぶんかい運搬うんぱん可能かのうであり、山岳さんがくせん森林しんりん密林みつりん地帯ちたい威力いりょく発揮はっきされた。また、構造こうぞう比較的ひかくてき簡単かんたんであるためてや操作そうさ容易よういであった。-23℃でも使用しよう可能かのう

採用さいよう配備はいび以降いこう帝国ていこく陸軍りくぐん主力しゅりょく山砲さんぽうとしておも師団しだん砲兵ほうへいたる山砲さんぽうへい連隊れんたい運用うんようされた。1920ねん大正たいしょう9ねん)にはほんほう欠点けってんであった威力いりょく安定あんていせい向上こうじょうさせた後続こうぞく山砲さんぽう開発かいはつ研究けんきゅう開始かいし、1930年代ねんだいはつ中期ちゅうきには(よん一式いっしき山砲さんぽうくらべ)さらにてや操作そうさ容易たやすかつこまかく分解ぶんかいでき、近代きんだいてきひらきあししきほうあしそなえる高性能こうせいのう山砲さんぽうであるきゅうよんしき山砲さんぽう開発かいはつ採用さいようされた。きゅうよんしき山砲さんぽう旧式きゅうしきとなったよん一式いっしき山砲さんぽう順次じゅんじ更新こうしんしていったが、戦前せんぜん日本にっぽん国力こくりょくひくさから完全かんぜんえるまでにはいたらず、だい世界せかい大戦たいせんにおいてはきゅうよんしき山砲さんぽうとともに主力しゅりょく山砲さんぽうのひとつとして終戦しゅうせんまで運用うんようつづけられ、また、太平洋戦争たいへいようせんそうだい東亜とうあ戦争せんそう)では作戦さくせん地形ちけい道路どうろ状況じょうきょうからきゅうよんしき山砲さんぽうともども野砲やほうへい連隊れんたいなどに配備はいびされるれいおおく、かく戦線せんせん投入とうにゅうされた。なお、ほんほう海軍かいぐん陸戦りくせんたいでも使用しようされている[5]

また、ほんほうをベースとする戦車せんしゃほうきゅうきゅうしきななせんちめーとるはん戦車せんしゃほう搭載とうさいする砲戦ほうせんしゃはしほう)として、しきほう戦車せんしゃ ホイ開発かいはつ生産せいさんされている。 靖国神社やすくにじんじゃゆう就館には、比較的ひかくてき保存ほぞん状態じょうたい良好りょうこうよん一式いっしき山砲さんぽう展示てんじされている。

歩兵ほへいほう

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よん一式いっしき山砲さんぽう歩兵ほへいよう

満州まんしゅう事変じへんにおいて歩兵ほへい連隊れんたい配備はいび実戦じっせん投入とうにゅうされたさいせんくんなどから、歩兵ほへい歩兵ほへい連隊れんたい)が運用うんようする歩兵ほへいほう連隊れんたいほう歩兵ほへい連隊れんたいほう)として射撃しゃげき効力こうりょくすぐれたほんほうよん一式いっしき山砲さんぽう歩兵ほへいよう)として転用てんようすることになり、1936ねん昭和しょうわ11ねん)にはほぼすべての歩兵ほへい連隊れんたい配備はいびされた(1個いっこ連隊れんたいにはほぼ4もんずつ)。この用途ようと使用しようするため1935ねん昭和しょうわ10ねん)から生産せいさん再開さいかいされ、にちちゅう戦争せんそうささえ事変じへん)・ノモンハン事件じけん太平洋戦争たいへいようせんそう終戦しゅうせんいたるまで主力しゅりょく連隊れんたいほうとして運用うんようされた。

転用てんようさいして外観がいかんぞくひんしょう改修かいしゅうおこなわれており、おおきなてんとして歩兵ほへいようでは砲手ほうしゅ防護ぼうごするぼうたてぼうだて)のよこはば車輪しゃりんないへとせまくなり(山砲さんぽうへいよう車輪しゃりんがいびる幅広はばひろ)、下部かぶ延伸えんしんされている。

貫徹かんてつりょく

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歩兵ほへい連隊れんたいではほんほうの75mmのだい口径こうけいたん砲身ほうしん18.4口径こうけい口径こうけいちょう)ながらていしんせいすぐれた弾道だんどうかし、対戦たいせんしゃほうとして使用しようされることもあり、とおるきのえだん鋼板こうはん貫通かんつう限界げんかいあつ射距離しゃきょり100mで50mm、射距離しゃきょり500mで46mm、射距離しゃきょり1000mで43mm[6])も配備はいびされていた。大戦たいせん後期こうきにはだん対戦たいせんしゃよう成型せいけい炸薬さくやくだん)である二式穿甲榴弾も配備はいびされた。タだん射程しゃていかかわらず75~100mmの装甲そうこう貫徹かんてつすることができた。

本土ほんど決戦けっせんけて近衛このえだいさん師団しだん作成さくせいした『現有げんゆう対戦たいせんしゃ兵器へいき資材しざい効力こうりょく槪見ひょう』では山砲さんぽうようだんは100㎜の装甲そうこうあつ貫通かんつうし、M4ちゅう戦車せんしゃたいしては至近しきん距離きょりにていかなる部位ぶい貫通かんつうできるとしている[7]。)

1944ねん4がつ、ニューギニアにて豪州ごうしゅう陸軍りくぐんによる鹵獲ろかくされたよん一式いっしき山砲さんぽう射撃しゃげき試験しけんおこなわれており、射距離しゃきょり150ヤード(137.16m)から廃車はいしゃとなったマチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ車体しゃたい正面しょうめん装甲そうこうあつ75mm)を射撃しゃげきしている。よん一式いっしき山砲さんぽうてっかぶとだんではマチルダII戦車せんしゃ車体しゃたい正面しょうめん貫通かんつうできなかったが、二式穿甲榴弾(だん)とおもわれる成形せいけい炸薬さくやくだんでは車内しゃないまで貫通かんつうした貫通かんつうあな写真しゃしん確認かくにんできる。

豪州ごうしゅう陸軍りくぐんによる鹵獲ろかくされたよん一式いっしき山砲さんぽう射撃しゃげき試験しけん射距離しゃきょり150ヤード(137.16m)からマチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ車体しゃたい正面しょうめん射撃しゃげき
マチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ車体しゃたい正面しょうめんには成形せいけい炸薬さくやくだんおよてっかぶとだん命中めいちゅうあな命中めいちゅうこん確認かくにんできる。
マチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ操縦そうじゅうせき付近ふきん車内しゃないまで貫通かんつうした成形せいけい炸薬さくやくだん貫通かんつうあな確認かくにんできる。
マチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ操縦そうじゅうせき付近ふきん車内しゃないまで貫通かんつうした成形せいけい炸薬さくやくだん貫通かんつうあな確認かくにんできる。
マチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃ操縦そうじゅうせき付近ふきん車内しゃないがわ車内しゃないまで貫通かんつうした成形せいけい炸薬さくやくだん貫通かんつうあな確認かくにんできる。
貫通かんつうだった成形せいけい炸薬さくやくだん命中めいちゅうこん
貫通かんつうだったとおるかぶとだん命中めいちゅうこん射距離しゃきょり100mでやく50㎜の装甲そうこう貫通かんつうりょくではマチルダII歩兵ほへい戦車せんしゃの75㎜あつ装甲そうこう貫通かんつう出来できなかった。

よん一式いっしき山砲さんぽうようの二式穿甲榴弾(タだん)は、終戦しゅうせん完成かんせいひんおよ半途はんとひんふくめて合計ごうけい55000はつ以上いじょう存在そんざいしていた[8]終戦しゅうせんには外装がいそうしきのタだん試作しさくされていた。試製しせい外装がいそうしきだん弾頭だんとう直径ちょっけいおおきいぶん貫徹かんてつ能力のうりょく向上こうじょうし、最大さいだいで300mmの装甲そうこう貫徹かんてつ可能かのうであったという。

たましゅ

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使用しよう弾薬だんやく一覧いちらんよん一式いっしき山砲さんぽう[9]
種類しゅるい 型番かたばん 信管しんかん 完備かんびだんりょう/
完備かんび弾薬だんやくとうりょう
炸薬さくやく 初速しょそく 最大さいだい射程しゃてい
榴弾りゅうだん きゅうよんしき榴弾りゅうだん はちはちしきたん延期えんき信管しんかん野山のやま
はちはちしき瞬発しゅんぱつ信管しんかん野山のやま
6.02kg/7.11kg ちゃ褐薬 (ちょくはま溶融ようゆう) 810g 352.4m/びょう 7,100m
じゅういちねんしき榴弾りゅうだん 同上どうじょう 5.60kg/6.69kg ちゃ褐薬 (ちょくはま溶融ようゆう) 930g 364.9m/びょう 6,100m
榴弾りゅうだん かぶと さんねんしきふくどう信管しんかんおさむ 6.47kg/7.56kg 黄色おうしょくやく (成形せいけい溶融ようゆう) 635g 343.4m/びょう 6,500m
榴弾りゅうだん おつ はちはちしきたん延期えんき信管しんかん野山のやま
はちはちしき瞬発しゅんぱつ信管しんかん野山のやま
6.61kg/7.70kg やく (成形せいけい溶融ようゆう) 625g 340.0m/びょう 6,400m
榴霰だん きゅうしき榴散だん ねんしきふくどう信管しんかんおさむ」「 7.00kg/8.09kg 小粒こつぶやく 200g/たま 250 328.5m/びょう 6,500m
代用だいようだん きゅうしき代用だいようだんかぶと さんねんしきふくどう信管しんかんおさむ 6.25kg/7.34kg 小粒こつぶやく 113g 347.1m/びょう 7,000m
瓦斯がすだん きゅうしきあかだん はちはちしき瞬発しゅんぱつ信管しんかん野山のやま 6.28kg/7.37kg あか1ごう 180g
ちゃ褐80%,ナフタリン20% 450g
347.2m/びょう 6,400m
きゅうしききいだん 同上どうじょう 5.59kg/6.68kg きい1ごう50%,きい2ごう50% 820g 363.3m/びょう 同上どうじょう
きゅうしきあをしろたま 同上どうじょう 5.50kg/6.59kg あを1ごう90%,しろ1ごう10% 726g 365.5m/びょう 同上どうじょう

編制へんせい歩兵ほへい連隊れんたい

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歩兵ほへい連隊れんたいにはよん一式いっしき山砲さんぽう4もん連隊れんたいほう中隊ちゅうたい対戦たいせんしゃほう速射そくしゃほう[10]4もん速射そくしゃほう中隊ちゅうたい存在そんざいし、本部ほんぶ隷下れいかかれるか、ないしはこの2中隊ちゅうたい連隊れんたいほう大隊だいたい編成へんせいしていた。1個いっこ分隊ぶんたいに1もん分隊ぶんたいちょう以下いか11めいうま6とうほう操作そうさ3めい弾薬だんやくがかり3めいたまはこび4めい(12はつ)。

弾薬だんやく専用せんようの3はつ弾薬だんやくばこと6はつ弾薬だんやくばこおさめられてはこばれていた、3はつ弾薬だんやくばこでも31Kgもあり、6はつ弾薬だんやくばこ背負せおうことが困難こんなんなのでうまするか、のソリがいていたのできずりながらはこんだ。このため4もんぶん弾薬だんやく運搬うんぱんするために砲術ほうじゅつ要員よういんとはべつうま10とう馬車ばしゃ5だい弾薬だんやく小隊しょうたい77にん必要ひつようとした。

 
よん一式いっしき山砲さんぽうほう
連隊れんたいほう大隊だいたい
 
連隊れんたいほう中隊ちゅうたい
将校しょうこう1人ひとり
へい63にん
うま2とう
 
 
 
だい1小隊しょうたい
将校しょうこう1にん
へい4にん
うま1とう
 
 
 
だい1分隊ぶんたい
ほう1もん
分隊ぶんたいちょう1にん
へい9にん
うま6とう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい2分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい2小隊しょうたい
 
 
 
だい1分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい2分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
弾薬だんやく小隊しょうたい
将校しょうこう1にん
へい3にん
 
 
 
だい1弾薬だんやく分隊ぶんたい
分隊ぶんたいちょう1にん
兵隊へいたい12にん
うま2とう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい2弾薬だんやく分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい3弾薬だんやく分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい4弾薬だんやく分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だい5弾薬だんやく分隊ぶんたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
速射そくしゃほう中隊ちゅうたい
 

中国ちゅうごくでの運用うんよう

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中華民国ちゅうかみんこく国民こくみん革命かくめいぐん自軍じぐん重火器じゅうかき運搬うんぱん能力のうりょくひくかったため、ほんほう大量たいりょう輸入ゆにゅうした。さらに輸入ゆにゅうまらず国内こくないかんへい工廠こうしょうふとしげんへい工廠こうしょう瀋陽しんようへい工廠こうしょう独自どくじ模倣もほうひん製作せいさくかく部隊ぶたい配備はいびした。それぞれかんじゅうしきななやま炮(かんせい)・すすむじゅうさんしきやま炮(ふとしはらせい)・りょうじゅうよんしきやま炮(瀋陽しんようせい)としょうされる。しかし中国ちゅうごく国内こくないにおける圧延あつえんこう製造せいぞう技術ぎじゅつ不足ふそくのため、太平洋戦争たいへいようせんそう終結しゅうけつ以前いぜん製造せいぞうされたほう砲身ほうしん輸入ゆにゅうして製造せいぞうしていた。にちちゅう戦争せんそう勃発ぼっぱつにより輸入ゆにゅう途絶とだえ、生産せいさん継続けいぞく不可能ふかのうとなったのち多数たすう製造せいぞうされた模倣もほうひんにちちゅう戦争せんそう国共こっきょう内戦ないせん朝鮮ちょうせん戦争せんそうまで使用しようされていた。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 陸戦りくせん兵器へいき要目ようもくひょう」15ぺーじ
  2. ^ a b きゅうななしき歩兵ほへい聯隊れんたいほう」60ぺーじ比較ひかくひょうによる。
  3. ^ 歩兵ほへいようふくむ。大阪おおさか陸軍りくぐん造兵ぞうへいしょうやく2000〜2500もん名古屋なごや造兵ぞうへいしょう熱田あつた兵器へいき製作所せいさくしょやく1350もん佐山さやま二郎じろう日本にっぽん陸軍りくぐん火砲かほう 野砲やほう 山砲さんぽう」p405、p406。このほかにも満州まんしゅうとう工廠こうしょうでも製造せいぞうされたとされる。
  4. ^ 制式せいしき名称めいしょう完成かんせいねんさかのぼって命名めいめいされた。
  5. ^ 陸戦りくせん兵器へいき要目ようもくひょう」15-16ぺーじ
  6. ^ 佐山さやま二郎じろう日本にっぽん陸軍りくぐん火砲かほう 野砲やほう 山砲さんぽう」p408。
  7. ^ 白井しらい明雄あきお日本にっぽん陸軍りくぐんせんくん」の研究けんきゅう芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、95ページ
  8. ^ 佐山さやま二郎じろう日本にっぽん陸軍りくぐん火砲かほう 野砲やほう 山砲さんぽう」p406。
  9. ^ 砲弾ほうだんしょもとは「陸戦りくせん兵器へいき要目ようもくひょう」15-16ぺーじによる。
  10. ^ きゅうよんしきさんじゅうななみりめーとるほうないし一式いっしき機動きどうよんじゅうななみりめーとるほう

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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