鉄道 てつどう 駅 えき とは、列車 れっしゃ が止 と まり旅客 りょかく が乗降 じょうこう したり貨物 かもつ を積降 つみおろ したりする場所 ばしょ である。鉄道 てつどう 駅 えき で扱 あつか われるものは、大 おお きく分 わ けて貨物 かもつ と旅客 りょかく に大別 たいべつ 出来 でき る。
様々 さまざま な分類 ぶんるい 法 ほう があるが、基本 きほん の分類 ぶんるい 法 ほう としては、鉄道 てつどう 路線 ろせん の中 なか における位置 いち によって、終端 しゅうたん 駅 えき (ターミナル 駅 えき ) / 中間 なかま 駅 えき / 分岐 ぶんき 駅 えき / 接続 せつぞく 駅 えき / 交差 こうさ 駅 えき などに分類 ぶんるい される[3] 。
また他 た の分類 ぶんるい 法 ほう としては、貨物 かもつ 列車 れっしゃ に貨物 かもつ を積降 つみお ろしすることを目的 もくてき とした貨物 かもつ 駅 えき / 旅客 りょかく の乗降 じょうこう のために設 もう けられた旅客 りょかく 駅 えき と分類 ぶんるい する方法 ほうほう もある。→#種類 しゅるい ・分類 ぶんるい
貨物 かもつ 駅 えき は、引込線 ひきこみせん に移動 いどう させてから荷物 にもつ 積 せき 卸 おろし を行 おこな う方式 ほうしき の駅 えき と、着発 ちゃくはつ 線 せん 上 じょう に荷役 にやく ホームがあり本線 ほんせん 上 じょう の列車 れっしゃ からコンテナを積卸 つみおろ しするE&S方式 ほうしき の駅 えき がある。プラットホームが無 な い貨物 かもつ 駅 えき もある。
旅客 りょかく 駅 えき は、一般 いっぱん 的 てき には、駅舎 えきしゃ 、プラットホーム 、線路 せんろ 等 ひとし から構成 こうせい される。
特 とく に簡素 かんそ な旅客 りょかく 駅 えき では、単線 たんせん の線路 せんろ と一 ひと つのプラットホームだけしか無 な く、駅舎 えきしゃ が無 な い場合 ばあい もある。線路 せんろ 数 すう が多 おお い旅客 りょかく 駅 えき の場合 ばあい は複数 ふくすう のプラットホームを有 ゆう する。
1830年 ねん 開業 かいぎょう のリヴァプール のブロード・グリーン駅 えき は、現在 げんざい も使用 しよう される世界 せかい 最古 さいこ の旅客 りょかく 鉄道 てつどう 駅 えき の地 ち である。
世界 せかい 初 はつ の旅客 りょかく 鉄道 てつどう は1830年 ねん にイギリスのリヴァプール - マンチェスター間 あいだ に誕生 たんじょう したが、初期 しょき の鉄道 てつどう 駅 えき はプラットホームと出発 しゅっぱつ 及 およ び到着 とうちゃく の建物 たてもの が別々 べつべつ に建 た てられたもので簡素 かんそ な構造 こうぞう であった[4] 。
ヨーロッパの大都市 だいとし では中世 ちゅうせい に築 きず かれた都市 とし を取 と り囲 かこ む城壁 じょうへき の外側 そとがわ に鉄道 てつどう 各社 かくしゃ の駅 えき が配置 はいち され地方 ちほう 都市 とし への始発駅 しはつえき となった[4] 。そのためヨーロッパの大 だい 規模 きぼ な駅 えき は平面 へいめん で見 み ると櫛形 くしがた になったいわゆる頭 あたま 端 はし 駅 えき となっている[4] 。
鉄道 てつどう 事業 じぎょう の成功 せいこう が見込 みこ まれるようになると鉄道 てつどう 各社 かくしゃ は路線 ろせん 拡大 かくだい に努 つと めたが、鉄道 てつどう 建設 けんせつ の資金 しきん 調達 ちょうたつ の際 さい 、会社 かいしゃ の信頼 しんらい 性 せい と技術 ぎじゅつ 力 りょく を示 しめ すため駅 えき への投資 とうし にも力 ちから を入 い れた[4] 。
1840年代 ねんだい 末 まつ になると鉄道 てつどう 駅 えき に複数 ふくすう 路線 ろせん が集中 しゅうちゅう するようになり複数 ふくすう のプラットホームを繋 つな ぐ横 よこ 通路 つうろ を有 ゆう する構内 こうない ホールや送迎 そうげい 用 よう ホールが接続 せつぞく して建設 けんせつ されるようになり、駅 えき 機能 きのう は一 ひと つの建物 たてもの に集約 しゅうやく されることが多 おお くなった[5] 。
ヨーロッパの都市 とし 部 ぶ の鉄道 てつどう 駅 えき では鉄 てつ とガラスの大 だい アーチ をもつ構内 こうない ホールを設 もう けた鉄道 てつどう 駅 えき が多 おお くみられる[5] 。このような構造 こうぞう は1851年 ねん にロンドンで開催 かいさい された第 だい 一 いち 回 かい 世界 せかい 博覧 はくらん 会 かい の水晶 すいしょう 宮 みや (バクストン 設計 せっけい )が契機 けいき になったと言 い われている[5] 。
1850年代 ねんだい までの鉄道 てつどう 駅 えき は待合室 まちあいしつ が主 しゅ たる設備 せつび であったため、旅客 りょかく は待合室 まちあいしつ からそのまま構内 こうない ホールに向 む かう構造 こうぞう であることが多 おお かった[5] 。しかし、1860年代 ねんだい になると待合室 まちあいしつ が駅 えき の中心 ちゅうしん から後退 こうたい する設計 せっけい が多 おお くなり、入口 いりくち ホールと構内 こうない ホールを結 むす ぶコンコース が誕生 たんじょう した[5] 。この時期 じき には旅客 りょかく の利便 りべん 向上 こうじょう のために駅 えき 構内 こうない に売店 ばいてん が出現 しゅつげん した他 ほか 、ターミナルに併設 へいせつ してホテルが建設 けんせつ されるようになった[5] 。
1872年 ねん 開業 かいぎょう の日本 にっぽん 初 はつ の鉄道 てつどう の起点 きてん 駅 えき とされた初代 しょだい 新橋 しんばし 駅 えき (後 ご の汐留 しおどめ 駅 えき )
日本 にっぽん では1872年 ねん に新橋 しんばし と横浜 よこはま の間 あいだ に6駅 えき を有 ゆう する日本 にっぽん 初 はつ となる鉄道 てつどう 路線 ろせん が開通 かいつう した[6] 。日本 にっぽん における初期 しょき の鉄道 てつどう は旅客 りょかく 輸送 ゆそう を主 おも 目的 もくてき として建設 けんせつ されたが、鉄道 てつどう 創業 そうぎょう 期 き には輸送 ゆそう 量 りょう が不 ふ 確定 かくてい であったため駅舎 えきしゃ は木造 もくぞう 平屋 ひらや 建 だ ての簡素 かんそ なものであった[6] 。
20世紀 せいき に入 はい り鉄道 てつどう 国有 こくゆう 化 か が行 おこな われると、駅 えき は改良 かいりょう 期 き を迎 むか え、吹 ふ き抜 ぬ けを有 ゆう する入口 いりくち 広間 ひろま から待合室 まちあいしつ を経 へ てホームに出 で る様式 ようしき が多 おお く採用 さいよう された[6] 。20世紀 せいき 初頭 しょとう の駅 えき 建築 けんちく には、新 あら たに建設 けんせつ された東京 とうきょう 駅 えき の他 ほか 、2代目 だいめ 駅舎 えきしゃ として建築 けんちく された日光 にっこう 駅 えき 、門司 もじ 港 みなと 駅 えき 、原宿 はらじゅく 駅 えき 、奈良 なら 駅 えき 等 ひとし がある[6] 。
鉄道 てつどう 利用 りよう 者 しゃ は次第 しだい に増加 ぞうか したが、1923年 ねん に関東大震災 かんとうだいしんさい が起 お きると駅 えき の不燃 ふねん 建築 けんちく 化 か が進 すす められ、これを契機 けいき に駅 えき 待合室 まちあいしつ や通路 つうろ の設計 せっけい 基準 きじゅん が策定 さくてい された[7] 。また、3大都市 だいとし 圏 けん にある主要 しゅよう 駅 えき は高架 こうか 化 か が進 すす められ、特 とく に三宮 さんぐう 駅 えき 、神戸 こうべ 駅 えき 、名古屋 なごや 駅 えき 等 ひとし では線路 せんろ で市街 しがい を分断 ぶんだん しないように駅 えき 構内 こうない での連絡 れんらく も考慮 こうりょ されるようになった[7] 。
第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん では日本 にっぽん にある鉄道 てつどう 施設 しせつ の全 ぜん 面積 めんせき の約 やく 20%が焼失 しょうしつ [7] 。復旧 ふっきゅう のための工事 こうじ 費 ひ は不足 ふそく し、それを補 おぎな うため民間 みんかん 資本 しほん の店舗 てんぽ と合 ごう 築 きずけ する民衆 みんしゅう 駅 えき 方式 ほうしき や国鉄 こくてつ 債権 さいけん 地元 じもと 引受 ひきうけ 方式 ほうしき による駅 えき 改良 かいりょう が進 すす められた[7] 。
主要 しゅよう 旅客 りょかく 駅 えき の特徴 とくちょう
日本 にっぽん では主要 しゅよう 駅 えき でも頭 あたま 端 はし 式 しき は少 すく ない[8] 。日本 にっぽん の中規模 ちゅうきぼ 程度 ていど の旅客 りょかく 駅舎 えきしゃ では典型 てんけい 的 てき には、切符 きっぷ 売 う り場 ば 、改札 かいさつ 口 こう 、駅員 えきいん がいる事務 じむ 室 しつ 、旅客 りょかく が列車 れっしゃ を待 ま つ間 あいだ 椅子 いす に座 すわ っていられる待合室 まちあいしつ 等 とう を備 そな える。比較的 ひかくてき 大 だい 規模 きぼ の駅 えき の場合 ばあい は、コンコース 、売店 ばいてん 、観光 かんこう 案内 あんない 所 しょ 等 とう 、様々 さまざま な施設 しせつ ・設備 せつび を備 そな えていることが多 おお い。さらに、駅 えき に本来 ほんらい の鉄道 てつどう 以外 いがい の機能 きのう をふんだんに足 た すために駅舎 えきしゃ の建物 たてもの を大 おお きなビルとしたものを駅 えき ビル (Station Building[注 ちゅう 5] )と呼 よ ぶ。駅 えき ビルには、テナントとして商業 しょうぎょう 施設 しせつ 、企業 きぎょう のオフィス、ホテル等 とう が入 はい っていることが多 おお い。
[注 ちゅう 6]
明治 めいじ 時代 じだい に日本 にっぽん に鉄道 てつどう が導入 どうにゅう された際 さい 、英語 えいご の station の日本語 にほんご 訳 やく が確定 かくてい せず、
などと呼 よ ばれた[注 ちゅう 8] 。明治 めいじ 10年代 ねんだい 頃 ごろ から「停車場 ていしゃじょう 」が用 もち いられ、正式 せいしき な訳語 やくご となった[13] 。一方 いっぽう で利用 りよう 者 しゃ は、街道 かいどう (駅路 えきろ )の宿場 しゅくば (宿駅 しゅくえき 、駅家 えきや )を意味 いみ する「驛 えき 」(新 しん 字体 じたい 「駅 えき 」)を用 もち いた[13] 。鉄道 てつどう 発達 はったつ に伴 ともな って、明治 めいじ 中頃 なかごろ までに街道 かいどう の「駅 えき 」はその地位 ちい を失 うしな い、鉄道 てつどう の「駅 えき 」に人々 ひとびと が集 つど うようになったため、宿場 しゅくば を指 さ して「駅 えき 」と呼 よ ばれなくなっていった[13] 。鉄道 てつどう 関係 かんけい 者 しゃ も station を時 とき に「駅 えき 」、時 とき に「停車場 ていしゃじょう 」と用語 ようご を混用 こんよう したため、鉄道 てつどう 省 しょう は、1936年 ねん (昭和 しょうわ 11年 ねん )に職制 しょくせい を改正 かいせい し、「駅 えき 」と「停車場 ていしゃじょう 」との呼 よ び分 わ けを明確 めいかく にした。
駅 えき には固有 こゆう の名称 めいしょう である駅名 えきめい が付 つ けられている。駅名 えきめい は主 おも に所在地 しょざいち の地名 ちめい など伝統 でんとう 的 てき な呼称 こしょう 、施設 しせつ 名 めい などから採 と られることが多 おお く、直接的 ちょくせつてき に人名 じんめい に由来 ゆらい するものは稀 まれ である。重複 じゅうふく や混同 こんどう を避 さ けるため旧 きゅう 国名 こくめい や鉄道 てつどう 会社 かいしゃ 名 めい が冠 かん されているものも多 おお い。漢字 かんじ の駅名 えきめい が圧倒的 あっとうてき に多 おお いが、平仮名 ひらがな や片仮名 かたかな 表記 ひょうき のものも散見 さんけん される。
1926年 ねん (大正 たいしょう 15年 ねん )頃 ごろ 、井上 いのうえ 匡 ただし 四郎 しろう 鉄 てつ 相 しょう 時代 じだい に全国 ぜんこく 的 てき に駅名 えきめい 表示 ひょうじ が発音 はつおん 通 どお りとするよう見直 みなお しが行 おこな われた(例 れい :「まなづる」から「まなずる」へ変更 へんこう )が、1929年 ねん (昭和 しょうわ 4年 ねん )、小川 おがわ 平吉 へいきち 鉄 てつ 相 しょう が旧 きゅう 仮名遣 かなづか いに戻 もど すよう厳命 げんめい 。大半 たいはん が旧 きゅう 仮名遣 かなづか い等 とう の元 もと の名称 めいしょう に戻 もど ることとなった(但 ただ し「王子 おうじ 」を「わうじ」、「甲府 こうふ 」を「かふふ」と表記 ひょうき するような厳密 げんみつ さは無 な かった)。なお小川 おがわ 鉄 てつ 相 しょう 時代 じだい には駅名 えきめい を左 ひだり 書 が きから右 みぎ 書 が きに改正 かいせい することも行 おこな われている[19] 。
鉄道 てつどう 駅 えき は位置 いち によって、終端 しゅうたん 駅 えき 、中間 なかま 駅 えき 、分岐 ぶんき 駅 えき 、接続 せつぞく 駅 えき 、交差 こうさ 駅 えき 等 とう に分類 ぶんるい される[3] 。
終端 しゅうたん 駅 えき
終端 しゅうたん 駅 えき (terminal station )は多 おお くの列車 れっしゃ にとって始発 しはつ 着 ぎ の起点 きてん ・終点 しゅうてん になっている鉄道 てつどう 駅 えき [3]
中間 なかま 駅 えき
中間 なかま 駅 えき は路線 ろせん の中間 ちゅうかん に位置 いち する鉄道 てつどう 駅 えき [3]
分岐 ぶんき 駅 えき
分岐 ぶんき 駅 えき はその駅 えき から別 べつ の線 せん が分岐 ぶんき する鉄道 てつどう 駅 えき [3]
接続 せつぞく 駅 えき
路線 ろせん が近接 きんせつ しており乗客 じょうきゃく が乗換 のりかえ 可能 かのう な位置 いち にある鉄道 てつどう 駅 えき [3]
交差 こうさ 駅 えき
2つの路線 ろせん が交差 こうさ する位置 いち にある鉄道 てつどう 駅 えき [3]
ロシア・ミチュリンスク の貨物 かもつ 駅 えき
貨物 かもつ 駅 えき
貨物 かもつ 駅 えき とは貨物 かもつ 列車 れっしゃ に貨物 かもつ を積降 つみお ろしすることを目的 もくてき とした鉄道 てつどう 駅 えき である。世界 せかい 的 てき には鉄道 てつどう の主 しゅ たる用途 ようと は貨物 かもつ 輸送 ゆそう であるので、貨物 かもつ 駅 えき の重要 じゅうよう 性 せい は高 たか い。
旅客 りょかく 駅 えき
世界 せかい 最多 さいた の44面 めん 67線 せん のプラットホーム数 すう を有 ゆう するグランド・セントラル駅 えき
ベラルースキー駅 えき (ロシア)
旅客 りょかく 駅 えき は旅客 りょかく の乗降 じょうこう のために設 もう けられた駅 えき のことである。
一般 いっぱん 的 てき には、主 おも に駅舎 えきしゃ 、待合室 まちあいしつ 、プラットホーム 、線路 せんろ 等 ひとし から構成 こうせい される。簡素 かんそ な駅 えき では(駅舎 えきしゃ や待合室 まちあいしつ も無 な く)プラットホームが一 ひと つだけの場合 ばあい もある。単線 たんせん の駅 えき の場合 ばあい は、en:passing loop (交換 こうかん 線 せん ) が設置 せっち されることも多 おお い。なお、信用 しんよう 乗車 じょうしゃ 方式 ほうしき を採用 さいよう する場合 ばあい は規模 きぼ に関 かか わらず最小限 さいしょうげん の設備 せつび に抑 おさ えられている。反対 はんたい に線路 せんろ 数 すう が多 おお い駅 えき の場合 ばあい は跨線橋 こせんきょう も設置 せっち される。
旅客 りょかく を取扱 とりあつか う駅 えき では、一般 いっぱん には乗降 じょうこう のための設備 せつび を有 ゆう しており、乗降 じょうこう するための台 だい をプラットホーム(ホーム)と呼 よ ぶ。ホームに並行 へいこう する形 かたち でホームの片側 かたがわ 又 また は両側 りょうがわ に線路 せんろ が敷 し かれる。複数 ふくすう の線路 せんろ を有 ゆう する駅 えき では、複数 ふくすう の乗 の り場 ば に「○番線 ばんせん 」「○番 ばん ホーム」「○番 ばん のりば」「プラットフォーム○」のように番号 ばんごう を付 つ けて旅客 りょかく の便 びん を図 はか っている。その他 た 、運行 うんこう 時刻 じこく を掲載 けいさい した時刻 じこく 表 ひょう が備 そな え付 つ けられていることがある。ホームへ入場 にゅうじょう する際 さい に改札 かいさつ を通 とお る場合 ばあい がある。無人 むじん 駅 えき や、路線 ろせん によっては改札 かいさつ が省略 しょうりゃく され、列車 れっしゃ への乗車 じょうしゃ 後 ご に運賃 うんちん を支払 しはら う場合 ばあい もある。また、乗車 じょうしゃ しなくてもホームに立入 たちい るために入場 にゅうじょう 券 けん が必要 ひつよう になる場合 ばあい もある。
複数 ふくすう の路線 ろせん が乗 の り入 い れる主要 しゅよう な旅客 りょかく 駅 えき (ターミナル駅 えき )では駅員 えきいん が配属 はいぞく され、特殊 とくしゅ な切符 きっぷ の発券 はっけん 窓口 まどぐち 等 とう もある。それ以外 いがい の駅 えき でも駅員 えきいん が配属 はいぞく されることもあるが、発券 はっけん 機 き や自動 じどう 改札 かいさつ と言 い った機械 きかい 設備 せつび が人間 にんげん に代 か わって駅 えき 業務 ぎょうむ を果 は たしており無人 むじん 化 か されているところもある。また、利用 りよう 者 しゃ の少 すく ない駅 えき では駅員 えきいん が配属 はいぞく されない傾向 けいこう にある。このような無人 むじん 化 か された駅 えき は無人 むじん 駅 えき と呼 よ ばれる。反対 はんたい に駅員 えきいん がいる駅 えき は有人 ゆうじん 駅 えき と呼 よ ぶ。駅舎 えきしゃ や周辺 しゅうへん の管理 かんり は、有人 ゆうじん 駅 えき であれば基本 きほん 的 てき に駅員 えきいん が行 おこな うことになるが、無人 むじん 駅 えき では管理 かんり している鉄道 てつどう 会社 かいしゃ が定期 ていき 的 てき に行 おこな うこともあれば、駅 えき 周辺 しゅうへん に住 す む住民 じゅうみん によって管理 かんり されることもある。
鉄道 てつどう 駅 えき には常時 じょうじ 乗客 じょうきゃく の乗降 じょうこう に使用 しよう される一般 いっぱん 的 てき な常設 じょうせつ 駅 えき の他 ほか に、特定 とくてい の季 き 節 ぶし 又 また は日 ひ に限 かぎ って使用 しよう される臨時 りんじ 駅 えき がある。ただし、毎日 まいにち 営業 えいぎょう するものの、営業 えいぎょう 時間 じかん が限 かぎ られている駅 えき については常設 じょうせつ 駅 えき として扱 あつか われる[注 ちゅう 9] 。
鉄道 てつどう 駅 えき は構造 こうぞう ・形態 けいたい でも分類 ぶんるい できる(橋上 はしかみ 駅 えき や地下 ちか 駅 えき 等 とう )[3] 。
地平 ちへい 駅舎 えきしゃ
地上 ちじょう 駅 えき (地平 ちへい 駅舎 えきしゃ ) の例 れい (富山 とやま ライトレール富山港線 とやまこうせん 岩瀬 いわせ 浜 はま 駅 えき )
地平 ちへい 駅舎 えきしゃ は、一般 いっぱん 的 てき には駅舎 えきしゃ およびホームが取 と り付 つ けの道路 どうろ と同 どう じ、あるいは殆 ほとん ど同 おな じ高 たか さにある駅 えき のこと。片側 かたがわ ホームであればホーム高 だか さ分 ぶん を盛土 もりつち して道路 どうろ - 駅舎 えきしゃ - ホーム間 あいだ が段差 だんさ 無 な しで直結 ちょっけつ 出来 でき る。古 ふる くからの駅 えき の構造 こうぞう であるが、線路 せんろ を挟 はさ んだ向 む かい側 がわ (駅 えき 裏 うら )からの利用 りよう は不便 ふべん となり、また、都市 とし を分断 ぶんだん する等 ひとし の理由 りゆう から後述 こうじゅつ の橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ や高架 こうか 駅 えき に改築 かいちく された駅 えき も存在 そんざい する。ホームと駅舎 えきしゃ のどちらか一方 いっぽう 、または両方 りょうほう が築堤 ちくてい などの上 うえ にあり、標高 ひょうこう 差 さ が少 すこ しある場合 ばあい もある。
利点 りてん としては、1面 めん 1線 せん 、2面 めん 2線 せん や一線 いっせん スルー などの構造 こうぞう では駅舎 えきしゃ 正面 しょうめん に列車 れっしゃ を着発 ちゃくはつ させられ利便 りべん 性 せい が高 たか く、構内 こうない 踏切 ふみきり を用 もち いればエレベーター 無 む しに簡単 かんたん にバリアフリー 化 か できる。また、建設 けんせつ 費 ひ が安 やす く、改修 かいしゅう や改良 かいりょう の工事 こうじ がたやすい。
一方 いっぽう 、構内 こうない 踏切 ふみきり は安全 あんぜん 面 めん でやや不安 ふあん を抱 かか える。車椅子 くるまいす での利用 りよう は事前 じぜん 連絡 れんらく が必要 ひつよう となっている例 れい もある[20] 。構内 こうない 踏切 ふみきり に遮断 しゃだん 機 き が設置 せっち されている場合 ばあい は、眼 め の前 まえ に列車 れっしゃ がいても発車 はっしゃ するのを待 ま たないと線路 せんろ を渡 わた ることが出来 でき ない。また、駅舎 えきしゃ ごとに改札 かいさつ と券売 けんばい 機 き が必要 ひつよう となる。
橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ
地上 ちじょう 駅 えき (橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ ) の例 れい (JR北海道 ほっかいどう 函館本線 はこだてほんせん 発寒 はつさむ 駅 えき )
橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ を有 ゆう する駅 えき を橋上 はしかみ 駅 えき と呼 よ ぶ。跨線橋 こせんきょう と駅舎 えきしゃ を一体化 いったいか したような形 かたち で、ホームや線路 せんろ の上空 じょうくう に改札 かいさつ など従来 じゅうらい の駅舎 えきしゃ にあった諸 しょ 施設 しせつ が設置 せっち され、外部 がいぶ やホームには階段 かいだん やエスカレータ やエレベーター で接続 せつぞく される。とくに有人 ゆうじん 改札 かいさつ ・きっぷ式 しき が主流 しゅりゅう の時代 じだい 、線路 せんろ を挟 はさ んで改札 かいさつ を2つ作 つく るより、橋上 はしがみ の1か所 しょ に改札 かいさつ と切符 きっぷ 売 う り場 ば を統合 とうごう する方 ほう が管理 かんり もしやすく、人件 じんけん 費 ひ など運用 うんよう コストも削減 さくげん できる利点 りてん があった。また、鉄道 てつどう で分断 ぶんだん されていた南北 なんぼく の市街地 しがいち を結 むす ぶ自由 じゆう 通路 つうろ を兼 か ねる場合 ばあい もある。
橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ 化 か により新 あら たに設置 せっち した階段 かいだん 部分 ぶぶん 、エレベーター部分 ぶぶん がかつての駅舎 えきしゃ 部分 ぶぶん より小 ちい さく収 おさ まれば、店舗 てんぽ や駅前 えきまえ 広場 ひろば 等 とう 有効 ゆうこう 活用 かつよう 可能 かのう なスペースが生 う まれる。地上 ちじょう ホームではなくて、掘割 ほりわり にプラットホームがある場合 ばあい も橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ と呼 よ ぶ。
高架 こうか 駅 えき の例 れい (東京 とうきょう モノレール羽田空港 はねだくうこう 線 せん 羽田空港 はねだくうこう 第 だい 3ターミナル駅 えき )
高架 こうか 駅 えき とは、鉄道 てつどう が高架 こうか 化 か された場合 ばあい 等 とう 、ホームが高架 こうか 部分 ぶぶん にある駅 えき のことである。この場合 ばあい 、駅舎 えきしゃ も高架 こうか の部分 ぶぶん に造 つく られる場合 ばあい と、階段 かいだん を下 お りた高架 こうか 下等 かとう の地上 ちじょう に造 つく られる場合 ばあい がある。
駅舎 えきしゃ は高架 こうか 下 か を利用 りよう して設置 せっち されていることが多 おお い。高架線 こうかせん で開通 かいつう した路線 ろせん の駅 えき や、地上 ちじょう を走 はし る路線 ろせん の高架 こうか 化 か による連続 れんぞく 立体 りったい 交差 こうさ 事業 じぎょう に伴 ともな って、古 ふる くからの地上 ちじょう 駅 えき が高架 こうか 駅 えき に改築 かいちく された場合 ばあい が多 おお い。広義 こうぎ では築堤 ちくてい も高架 こうか であり、築堤 ちくてい 上 じょう にホームを有 ゆう するものも高架 こうか 駅 えき と言 い える。
踏切 ふみきり が無 な いのが特徴 とくちょう で、高架 こうか 駅 えき の利点 りてん と言 い うより高架 こうか 橋 きょう の利点 りてん であるが、高架 こうか 下 か が有効 ゆうこう に使用 しよう 出来 でき る。駅舎 えきしゃ を高架 こうか 下 か に設置 せっち する場合 ばあい は駅舎 えきしゃ の用地 ようち 取得 しゅとく が省 はぶ け、また利用 りよう 価値 かち の高 たか い駅 えき 周辺 しゅうへん の土地 とち を有効 ゆうこう 活用 かつよう 出来 でき る。
高架 こうか 下 か に駅舎 えきしゃ を設置 せっち する場合 ばあい 、乗客 じょうきゃく が駅 えき 両側 りょうがわ から改札 かいさつ まで等 ひと しい距離 きょり で到達 とうたつ できる。ホーム間 あいだ の連絡 れんらく 通路 つうろ が高架 こうか 下 か に設 もう けられることも多 おお く、この場合 ばあい ホームまでの上下 じょうげ 移動 いどう が、橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ を設置 せっち した地上 ちじょう 駅 えき の半分 はんぶん で済 す み便利 べんり である。
地下 ちか 駅 えき の例 れい (横浜 よこはま 高速 こうそく 鉄道 てつどう みなとみらい線 せん みなとみらい駅 えき )
地下 ちか 駅 えき とは、ホームが地下 ちか 部分 ぶぶん にある駅 えき のことである。
地下鉄 ちかてつ で一般 いっぱん 的 てき な構造 こうぞう であるが、路線 ろせん 自体 じたい は地上 ちじょう にあり、橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ とは逆 ぎゃく に、駅舎 えきしゃ のみを地下 ちか に設置 せっち した地下 ちか 駅舎 えきしゃ もある(効果 こうか としては橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ と似 に ている)。地上 ちじょう にはホームの他 ほか に出入口 でいりぐち が設 もう けられるが、地下鉄 ちかてつ の駅 えき 出入口 でいりぐち のように小規模 しょうきぼ のものもあれば、一般 いっぱん の地上 ちじょう 駅舎 えきしゃ 並 な みの立派 りっぱ な出入口 でいりぐち を設 もう けている例 れい も見 み られる。
地下 ちか 路線 ろせん 、あるいは地下 ちか 化 か による連続 れんぞく 立体 りったい 交差 こうさ 化 か が行 おこな われた区間 くかん における構造 こうぞう で、駅舎 えきしゃ は地上 ちじょう か地下 ちか 、又 また はその両方 りょうほう に跨 またが って設置 せっち される。多 おお くは地下鉄 ちかてつ のような都市 とし トンネル内 うち にあるが、中 なか には山岳 さんがく トンネル内 うち に設 もう けられている駅 えき もある(筒石 つついし 駅 えき や湯西川 ゆにしかわ 温泉 おんせん 駅 えき 等 ひとし )。また特殊 とくしゅ な例 れい では、かつて海底 かいてい トンネル内 うち に位置 いち する駅 えき もあった(竜 りゅう 飛 ひ 海底 かいてい 駅 えき 、吉岡 よしおか 海底 かいてい 駅 えき )。広義 こうぎ には掘割 ほりわり の中 なか にプラットホームを設 もう けた構造 こうぞう の駅 えき を含 ふく む。
他 た の駅 えき 構造 こうぞう と比 くら べて地上 ちじょう の構造 こうぞう 物 ぶつ が少 すく ない[注 ちゅう 10] ため、土地 とち の占有 せんゆう や景観 けいかん への影響 えいきょう が比較的 ひかくてき 小 ちい さく済 す む他 ほか 、日照 ひでり の遮断 しゃだん や駅 えき 周辺 しゅうへん への騒音 そうおん も起 お こりにくい点 てん が特長 とくちょう である。
地下 ちか や橋上 はしがみ ・高架 こうか 駅 えき は車椅子 くるまいす やベビーカー、身体 しんたい 障害 しょうがい 者 しゃ 、高齢 こうれい 者 しゃ 等 とう には駅員 えきいん や周 まわ りの人 ひと の手助 てだす けが必要 ひつよう になったりする欠点 けってん があり、古 ふる い駅舎 えきしゃ ではバリアフリー設備 せつび を欠 か いていることが多 おお い。このためエレベーター 等 ひとし の設置 せっち が推進 すいしん されている。
地下 ちか 駅 えき は架線 かせん ・車両 しゃりょう 限界 げんかい のスペースが不要 ふよう であるため、橋上 はしがみ 駅舎 えきしゃ よりは上下 じょうげ する距離 きょり を短 みじか くすることが可能 かのう である。一方 いっぽう 、地下 ちか に建設 けんせつ する場合 ばあい 、その特性 とくせい 上 じょう 、建設 けんせつ 費 ひ や維持 いじ 管理 かんり 性 せい 、駅 えき の拡張 かくちょう 性 せい については他 た の駅 えき 構造 こうぞう と比 くら べ劣 おと ることが多 おお い。また他 た の地下 ちか 構造 こうぞう 物 ぶつ 同様 どうよう 密閉 みっぺい 空間 くうかん であり、特 とく に深度 しんど が深 ふか い場合 ばあい や構内 こうない が複雑 ふくざつ な場合 ばあい は火災 かさい や浸水 しんすい 、停電 ていでん 等 とう に弱 よわ い。加 くわ えて過疎 かそ 駅 えき などでは照明 しょうめい がコスト削減 さくげん され構内 こうない が暗 くら かったり、利用 りよう 者 しゃ が方向 ほうこう を見失 みうしな いやすいため、駅 えき の建設 けんせつ や改修 かいしゅう に当 あ たっては、防災 ぼうさい や乗 の り換 か えの簡便 かんべん さなど総合 そうごう 的 てき な配慮 はいりょ が必要 ひつよう となる(「地下 ちか #地下 ちか の危険 きけん 性 せい と防災 ぼうさい 施設 しせつ 」も参照 さんしょう )。
乗換 のりかえ 駅 えき
2以上 いじょう の鉄道 てつどう 路線 ろせん が乗入 のりい れている駅 えき で、相互 そうご に乗換 のりかえ が可能 かのう な駅 えき 。
単独 たんどく 駅 えき
1つの鉄道 てつどう 路線 ろせん のみが乗入 のりい れている駅 えき 。
駅員 えきいん を配置 はいち している駅 えき を有人 ゆうじん 駅 えき 、そうでない駅 えき を無人 むじん 駅 えき と呼 よ ぶ。
鉄道 てつどう 駅 えき には、利用 りよう するか否 ひ かに関 かか わらず、駅 えき そのものの存在 そんざい によって安心 あんしん 感 かん や満足 まんぞく 感 かん が得 え られる、と言 い う考 かんが え方 かた があり、これを存在 そんざい 効果 こうか と言 い う[21] 。国土 こくど 交通省 こうつうしょう によれば、鉄道 てつどう 駅 えき の存在 そんざい 効果 こうか は、次 つぎ の5つの価値 かち から構成 こうせい される[21] 。
オプション価値 かち - いつでも利用 りよう 出来 でき ると言 い う安心 あんしん 感 かん から得 え られる価値 かち 。
代位 だいい 価値 かち - (本人 ほんにん 以外 いがい の)周辺 しゅうへん の人 ひと が駅 えき をいつでも利用 りよう 出来 でき ると言 い う安心 あんしん 感 かん から得 え られる価値 かち 。
遺贈 いぞう 価値 かち - 未来 みらい の世代 せだい に良 よ い移動 いどう 環境 かんきょう ・生活 せいかつ 環境 かんきょう を残 のこ せると言 い う安心 あんしん 感 かん から得 え られる価値 かち 。
イメージアップ価値 かち - 地域 ちいき のイメージや知名度 ちめいど の向上 こうじょう による満足 まんぞく 感 かん から得 え られる価値 かち 。
間接 かんせつ 的 てき 利用 りよう 価値 かち - 駅舎 えきしゃ や駅前 えきまえ が整備 せいび されることによる満足 まんぞく 感 かん から得 え られる価値 かち 。
高崎経済大学 たかさきけいざいだいがく 准 じゅん 教授 きょうじゅ の小熊 こぐま 仁 ひとし は、仮想 かそう 評価 ひょうか 法 ほう (CVM)に基 もと づくアンケート結果 けっか から、JR 高崎 たかさき 問屋 とんや 町 まち 駅 えき の存在 そんざい 効果 こうか を年間 ねんかん 1億 おく 3384万 まん 円 えん と推計 すいけい した[21] 。その内訳 うちわけ は、遺贈 いぞう 価値 かち 4138万 まん 円 えん 、代位 だいい 価値 かち 3530万 まん 円 えん 、オプション価値 かち 2787万 まん 円 えん 、イメージアップ価値 かち 2227万 まん 円 えん 、間接 かんせつ 的 てき 利用 りよう 価値 かち 702万 まん 円 えん である[21] 。
^ ちなみに、中国 ちゅうごく 語 ご では「駅 えき 」は「驛 えき 」(繁体字 はんたいじ )又 また は「驿 」(簡体字 かんたいじ )と書 か くが、鉄道 てつどう 駅 えき の意味 いみ は無 な い。鉄道 てつどう 駅 えき の意味 いみ で用 もち いるのは日本語 にほんご 及 およ び朝鮮 ちょうせん 語 ご の用法 ようほう である。中国 ちゅうごく 語 ご で鉄道 てつどう 駅 えき は「車 くるま 站 」(chēzhàn )と言 い う。
^ 日本 にっぽん での法令 ほうれい 上 じょう の呼称 こしょう 。索道 さくどう 、トロリーバス (無 む 軌条 きじょう 電車 でんしゃ )においても停留 ていりゅう 場 じょう である。
^ 一般 いっぱん には停留所 ていりゅうじょ ともよばれた。
^ フランス語 ふらんすご のstation(スタスィオン)は、基本 きほん 的 てき には路面 ろめん 電車 でんしゃ 停留 ていりゅう 場 じょう (電 でん 停 とま )及 およ び地下鉄 ちかてつ 駅 えき を指 さ す。
^ この英語 えいご 表記 ひょうき は一般 いっぱん 的 てき な「駅舎 えきしゃ 」についても用 もち いられる。
^ 駅舎 えきしゃ は「本屋 ほんや 」(ほんや・ほんおく)とも呼 よ ばれるが、これは明治 めいじ 期 き に「Booking Office」を直訳 ちょくやく したものである。駅舎 えきしゃ と本屋 ほんや は同義語 どうぎご と捉 とら えて問題 もんだい ない駅 えき が殆 ほとん どであるが、本屋 ほんや とは、鉄道 てつどう 事業 じぎょう 者 しゃ が定 さだ めた駅 えき の中心 ちゅうしん 点 てん を含 ふく めた構造 こうぞう 物 ぶつ 又 また はエリアを示 しめ すものである。
^ 一 いち 例 れい として、1900年 ねん (明治 めいじ 33年 ねん )初出 しょしゅつ の『鉄道 てつどう 唱歌 しょうか 』歌詞 かし に見 み ることが出来 でき る。
^ 「ステン所 しょ 」や「蒸気 じょうき 車 しゃ 会所 かいしょ 」と言 い う呼 よ び名 な もあったとする者 もの もいるが典拠 てんきょ 不明 ふめい 。
^ 東武 とうぶ ワールドスクウェア駅 えき (2017年 ねん 開設 かいせつ )や、かつての博物館 はくぶつかん 動物 どうぶつ 園 その 駅 えき (1997年 ねん 休止 きゅうし 、2004年 ねん 廃止 はいし )、2017年 ねん 現在 げんざい は全 ぜん 普通 ふつう 列車 れっしゃ が停車 ていしゃ しているファミリ ふぁみり ー公園前 こうえんまえ 駅 えき (1985 - 1993年 ねん の間 あいだ )、大外羽 おおとば 駅 えき (1974 - 1986年 ねん の間 あいだ )等 とう 。
^ 北新地 きたしんち 駅 えき のように、既設 きせつ の地下街 ちかがい と接続 せつぞく するのみで、地上 ちじょう 構造 こうぞう 物 ぶつ が皆無 かいむ な例 れい もある。
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