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日本医師会 - Wikipedia

日本にっぽん医師いしかい

日本にっぽん医師いし会員かいいんとする職能しょくのう団体だんたい

日本にっぽん医師いしかい(にほんいしかい、えい: Japan Medical Associationえい略称りゃくしょう: JMA)は、日本にっぽん医師いしによる団体だんたい公益社こうえきしゃだん法人ほうじん

公益社こうえきしゃだん法人ほうじん日本にっぽん医師いしかい
Japan Medical Association

日本にっぽん医師いしかい本部ほんぶ文京ぶんきょう本駒込ほんこまごめ
創立そうりつしゃ 北里きたさとしば三郎さぶろう
団体だんたい種類しゅるい 公益社こうえきしゃだん法人ほうじん
設立せつりつ 1916ねん
所在地しょざいち 東京とうきょう文京ぶんきょう本駒込ほんこまごめ2丁目ちょうめ28ばん16ごう
北緯ほくい3543ふん51びょう 東経とうけい13944ふん53びょう / 北緯ほくい35.73083 東経とうけい139.74806 / 35.73083; 139.74806座標ざひょう: 北緯ほくい3543ふん51びょう 東経とうけい13944ふん53びょう / 北緯ほくい35.73083 東経とうけい139.74806 / 35.73083; 139.74806
法人ほうじん番号ばんごう 5010005004635 ウィキデータを編集
起源きげん だい日本にっぽん医師いしかい
主要しゅよう人物じんぶつ 会長かいちょう 松本まつもと吉郎よしろう
活動かつどう地域ちいき 日本の旗 日本にっぽん
主眼しゅがん 医道いどう高揚こうよう医学いがくおよ医術いじゅつ発達はったつならびに公衆こうしゅう衛生えいせい向上こうじょうはかり、もって社会しゃかい福祉ふくし増進ぞうしんすること
活動かつどう内容ないよう 医道いどう高揚こうようかんする事項じこう ほか
収入しゅうにゅう 104,162,559,323えん(2020年度ねんど[1]
支出ししゅつ 045,688,255,337えん(2020年度ねんど[1]
会員かいいんすう 173,895にん(2021ねん12月1にち現在げんざい[2]
団体だんたい 都道府県とどうふけん医師いしかいぐん市区しく医師いしかい
ウェブサイト www.med.or.jp ウィキデータを編集
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本部ほんぶ東京とうきょう文京ぶんきょう本駒込ほんこまごめ2-28-16に所在しょざいする(日本にっぽん医師いし会館かいかん)。略称りゃくしょう日医にちい(にちい)。 世界せかい医師いしかいには、1951ねんだい5かいストックホルム総会そうかいにおいて加盟かめいした。

本会ほんかい日本にっぽん歯科しか医師いしかい日本薬剤師会にほんやくざいしかいわせて「さんかい」としょうする。

医道いどう高揚こうよう医学いがく教育きょういく向上こうじょう医学いがく関連かんれん科学かがくとの総合そうごう進歩しんぽ医師いし生涯しょうがい教育きょういくなどを目的もくてきとしており、その目的もくてき達成たっせいするため医師いし生涯しょうがい教育きょういく公開こうかい健康けんこうセミナーなどの学術がくじゅつ活動かつどう医療いりょう保健ほけん福祉ふくし推進すいしんするための医療いりょう政策せいさく確立かくりつ生命せいめい倫理りんりにおけるしょ問題もんだい解決かいけつなどの幅広はばひろ公益こうえき事業じぎょうおこなっている。

地域ちいき単位たんいである「かく都道府県とどうふけん医師いしかい」とかく地区ちくぐん大学だいがく医師いしかい」は、いずれも下部かぶ組織そしきである。

分野ぶんや単位たんいであるかく「~かい」は、直接ちょくせつ関係かんけいはない。

学術がくじゅつ団体だんたいである「日本にっぽん学会がっかい」とかく分科ぶんか学会がっかい」とは、ほぼ別個べっこ組織そしきである。日本にっぽん医師いしかい設立せつりつ日本にっぽん医師いしかい定款ていかんにて、日本にっぽん学会がっかい法人ほうじんじょう日本にっぽん医師いし会下えげ設置せっちとされた経緯けいいがある。

政治せいじ団体だんたいである日本にっぽん医師いし連盟れんめい事実じじつじょう母体ぼたいである。 また、自由民主党じゆうみんしゅとう支持しじ母体ぼたい政治せいじ組織そしきである日本にっぽん医師いし連盟れんめいとおして政治せいじ活動かつどうおこなっており、選挙せんきょさい自民党じみんとう支持しじ公言こうげんしている[3]

沿革えんかく 編集へんしゅう

誕生たんじょうまで 編集へんしゅう

明治めいじになってようかたえるにしたがい、全国ぜんこく各地かくちたがいの研修けんしゅう親睦しんぼく目的もくてき任意にんい業種ぎょうしゅ団体だんたい設立せつりつされた。時代じだいとも組織そしき法定ほうてい要望ようぼうするこえたかまり、1906ねん明治めいじ39ねん)、1)医師いしかいぐん市区しく医師いしかいおよ道府県どうふけん医師いしかいの2種類しゅるいとする、2)かん公立こうりつ病院びょういん以外いがい医療いりょう施設しせつ医業いぎょう従事じゅうじする医師いしすべてその所在地しょざいちぐん市区しく医師いし会員かいいんになり、道府県どうふけん医師いしかい設立せつりつされれば管内かんないぐん市区しく医師いし会員かいいん自動的じどうてきにその会員かいいんになる、内務省ないむしょうれい医師いしかい規則きそくにより規定きていされた。

さら1922ねん改正かいせい医師いしかいれいでは、a)日本にっぽん医師いしかいは、道府県どうふけん以上いじょう医師いし会長かいちょう設立せつりつ委員いいんになって会則かいそくあん作成さくせいし、道府県どうふけん医師いしかいの3ぶんの2以上いじょう同意どういうえ設立せつりつ総会そうかいひらき、その議決ぎけつ設立せつりつすることが出来できる、b)日本にっぽん医師いしかい総会そうかいは、道府県どうふけん医師いしかいがその会員かいいんであるぐん市区しく医師いしかい会員かいいんちゅうよりえらんだ日本にっぽん医師いし会議かいぎいんもっ組織そしきする、とされた。

1924ねん3月31にち発行はっこう内務省ないむしょう衛生局えいせいきょく資料しりょうには、「医師いしかいなみ医学いがくかい起源きげん明治めいじ8ねん松山まつやまとうあん佐々木ささき東洋とうようとうすうじゅうめい発起ほっきりて成立せいりつせる“医学いがく会社かいしゃ”なるべし。つぎ1882ねん高木たかぎけんひろしひとしの“なりかいおよ田口たぐち和美かずみとうの“きょうかい”がおこり、1883ねん佐野さの常民じょうみん長與ながよ專齋せんさいひとしだい日本にっぽん私立しりつ衛生えいせいかい」を、1886ねんには北里きたさとしば三郎さぶろうが「東京とうきょうかい」を設立せつりつした。その1906ねん5月2にち医師いしほう発布はっぷされて法定ほうてい府県ふけんぐん市区しく医師いしかい誕生たんじょうし、さら1923ねん3がついたって医師いしほう改正かいせいされ、法定ほうてい日本にっぽん医師いしかい設立せつりつしたとしるされている。

これに先立さきだち、1916ねん高木たかぎけんひろし北里きたさとしば三郎さぶろうなどによりはじめての全国ぜんこくてき組織そしきであるだい日本にっぽん医師いしかい会長かいちょう高木たかぎけんひろし)が設立せつりつされたが、1919ねん医師いしかいれい公布こうふによりぐん市区しく医師いしかい道府県どうふけん医師いしかい次々つぎつぎ法的ほうてき整備せいびされたため、その上部じょうぶ機構きこうであるだい日本にっぽん医師いしかい法定ほうていいそぐべきとの意見いけんたかまり、医師いしかいれい改正かいせいされ、1923ねん11月25にち日本にっぽん医師いしかい創立そうりつ総会そうかい開催かいさいされ、北里きたさとしば三郎さぶろう初代しょだい会長かいちょうとして、ここに法定ほうてい日本にっぽん医師いしかい誕生たんじょうした。

1939ねんだい世界せかい大戦たいせん勃発ぼっぱつすると、 1942ねんには日本にっぽん医療いりょうだんれい改正かいせい医師いしかいれい公布こうふされ、翌年よくねん日本にっぽん医師いしかい解散かいさんとなり日本にっぽん医療いりょうだん総裁そうさい稲田いなだ龍吉りゅうきち官選かんせん会長かいちょうとする新正しんしょう日本にっぽん医師いしかいつくられた(1943ねん1がつ22にち)。

敗戦はいせん1946ねん中山なかやま寿彦としひこ会長かいちょう以下いかしん役員やくいん選出せんしゅつして日本にっぽん医師いしかい改組かいそ審議しんぎかい発足ほっそく新制しんせい医師いしかい設立せつりつ要綱ようこう作成さくせいし、翌年よくねんには「設立せつりつ準備じゅんび委員いいんかい」(委員いいんちょう榊原さかきばらとおる以下いか7めい)をもうけた。しかし、突然とつぜん中山なかやま日医にちい会長かいちょうら13めいGHQからされ、戦争せんそう協力きょうりょくしゃたいする公職こうしょく追放ついほう医師いしかい役員やくいんにも適用てきようするという通告つうこくけた。そこで榊原さかきばら委員いいんちょうめいもって「昭和しょうわ17ねん国民こくみん医療いりょうほう施行しこう昭和しょうわ22ねんまでの日本にっぽん医師いしかい会則かいそくじょう役員やくいんおよ都道府県とどうふけん医師いしかい支部しぶちょうふく支部しぶちょう以下いか該当がいとう)は、新制しんせい医師いしかい役員やくいんたることを自発じはつてき辞退じたいすべきこと」という要望ようぼう都道府県とどうふけん医師いしかいつたえ、ぜん医師いしかい要望ようぼうれ、1947ねん11月1にち高橋たかはしあきら会長かいちょうとする新制しんせい社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん医師いしかい誕生たんじょうした。

年表ねんぴょう 編集へんしゅう

  • 1947ねん11月 - 新制しんせい日本にっぽん医師いしかい設立せつりつ認可にんか
  • 1948ねん03月 - 新制しんせい日本にっぽん医師いしかい会長かいちょう高橋たかはしあきら選出せんしゅつ日本にっぽん医師いしかい日本にっぽん学会がっかい統合とうごう
  • 1950ねん03月 - 日本にっぽん医師いしかい会長かいちょう日本にっぽん学会がっかい会長かいちょう田宮たみや猛雄たけお選出せんしゅつ
  • 1951ねん09月 - 「医師いし倫理りんり策定さくてい
  • 1975ねん10月 - 世界せかい医師いしかい東京とうきょう総会そうかい開催かいさい武見たけみ太郎たろう日本にっぽん医師いし会長かいちょう世界せかい医師いし会長かいちょう就任しゅうにん
  • 1987ねん04がつ - 日本にっぽん医師いしかい生涯しょうがい教育きょういく制度せいど発足ほっそく
  • 1988ねん01がつ - 日本にっぽん医師いしかい生命せいめい倫理りんり懇談こんだんかい脳死のうしひと」とする最終さいしゅう報告ほうこくとりまとめ。
  • 1989ねん03月 - 日本にっぽん学校がっこう保健ほけんかいとの共同きょうどうで『漫画まんがヘルシー文庫ぶんこシリーズ』の監修かんしゅう参加さんか大塚おおつかホールディングス企業きぎょうメセナ活動かつどうとして発行はっこう)。
  • 1990ねん02がつ - 日本にっぽん医師いし会館かいかん移転いてん
  • 1990ねん04がつ - 日本にっぽん医師いしかい認定にんてい産業さんぎょう制度せいど発足ほっそく
  • 1991ねん04がつ - 日本にっぽん医師いしかい認定にんてい健康けんこうスポーツ制度せいど発足ほっそく
  • 1995ねん01がつ - 阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさい(救援きゅうえん活動かつどう展開てんかい)。
  • 1997ねん04がつ - 日本にっぽん医師いしかい総合そうごう政策せいさく研究けんきゅう機構きこう日医にちい総研そうけん創設そうせつ
  • 1997ねん11月 - 平成へいせい設立せつりつ50 周年しゅうねん記念きねん式典しきてん天皇てんのう皇后こうごう臨席りんせき)。
  • 2000ねん04がつ - 「倫理りんり綱領こうりょう策定さくてい(「医師いし倫理りんり全面ぜんめん改定かいてい)。
  • 2000ねん10月 - 坪井つぼいさかえこう日本にっぽん医師いし会長かいちょう世界せかい医師いし会長かいちょう就任しゅうにん
  • 2003ねん05月05にち - 機関きかん日医にちいニュース』が通巻つうかん1000ごう達成たっせい[4]
  • 2003ねん08がつ - 日本にっぽん医師いしかい治験ちけん促進そくしんセンター発足ほっそく
  • 2004ねん10月 - 世界せかい医師いしかい東京とうきょう総会そうかい開催かいさい
  • 2007ねん01がつ - 日本にっぽん医師いしかい女性じょせい医師いしバンク開設かいせつ
  • 2011ねん03月 - 東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい救援きゅうえん活動かつどう展開てんかい)。
  • 2013ねん04がつ01にち - 公益こうえき法人ほうじん改革かいかくともない、「公益社こうえきしゃだん法人ほうじん日本にっぽん医師いしかい」となる[5]
  • 2017ねん10月- 横倉よこくら義武よしたけ日本にっぽん医師いし会長かいちょうだい68だい世界せかい医師いし会長かいちょう就任しゅうにん
  • 2020ねん04がつ - 新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう対応たいおうする有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ設立せつりつ[6]

会員かいいん 編集へんしゅう

日本にっぽんこく医師いしであればだれでも入会にゅうかいすることができる。入会にゅうかい任意にんいであり、日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごうかいひとしのような強制きょうせい加入かにゅう団体だんたいではない。会員かいいんすう現在げんざいやく17まんにんゆう資格しかくしゃやく8わりきょう)である。ただ「日本にっぽん医師いしかい」の会員かいいんになるためには、かく都道府県とどうふけん医師いしかい」と「地区ちくぐん大学だいがく医師いしかい」の3つにそれぞれすべ同時どうじ入会にゅうかいしなければならない。

とく入会にゅうかい窓口まどぐちであるかく地区ちくぐん大学だいがく医師いしかいのおいて、医学部いがくぶ/医科いか大学だいがく設置せっちされ大学だいがく所属しょぞく勤務きんむ医師いし構成こうせいされている「~大学だいがく医師いしかい」は入会にゅうかいきんすうまん程度ていど入会にゅうかい手続てつづきも一般いっぱん公開こうかいされている場合ばあいがほとんどであるが、「~医師いしかい」「~医師いしかいとうの「~ぐん医師いしかい」の入会にゅうかい費用ひようは「入会にゅうかいきん」のほかに「入会にゅうかい協力きょうりょくきんとうしょうする付則ふそく費用ひようもあり総額そうがくにしてすうひゃくまんえんになる場合ばあいもあり、また入会にゅうかい費用ひよう一般いっぱん公開こうかいされておらず入会にゅうかい希望きぼうにおいて希望きぼう医師いし個別こべつ案内あんないとしている場合ばあいがほとんどとなっている。またかく「~ぐん医師いしかい入会にゅうかい申請しんせいだけでみとめられずかく「~ぐん医師いしかい医師いしかい承認しょうにん必要ひつようとされていることがほとんどである。また入会にゅうかい年会ねんかいは「日本にっぽん医師いしかい」、かく都道府県とどうふけん医師いしかい」、かく地区ちく医師いしかいぐん大学だいがく)」それぞれすべてに納付のうふすることとなり、年会ねんかい総額そうがくすうじゅうまんえんとなる場合ばあいがほとんどである。とく新規しんき開業かいぎょうをしようとする医師いしが、地域ちいきの「~ぐん医師いしかい医師いしかいへの入会にゅうかい希望きぼうした場合ばあいに、地区ちく医師いしかい入会にゅうかいみとめないことや高額こうがく入会にゅうかいきん要求ようきゅうとうでの入会にゅうかい条件じょうけん困難こんなんにすることで新規しんき開業かいぎょう不当ふとう制限せいげんしたりすることは私的してき独占どくせん禁止きんしおよ公正こうせい取引とりひき確保かくほかんする法律ほうりつ独占どくせん禁止きんしほう)における違反いはん事項じこう公正こうせい取引とりひき委員いいんかいにて勧告かんこくされている。

とくかく学校がっこうくにおよ地方自治体ちほうじちたいからの予防よぼう接種せっしゅ健康けんこう診断しんだんがん検診けんしん事業じぎょうは、基本きほんてき営利えいり事業じぎょうではないとされていることより、医療いりょう機関きかん個々ここ公募こうぼ入札にゅうさつ依頼いらい選定せんていされるのではなく、かく都道府県とどうふけん医師いしかいかく地区ちく医師いしかいへの依頼いらい委託いたくとなっている場合ばあいがほとんどであり、医師いしかい会員かいいん医師いしでほぼ独占どくせん委託いたくとなっており、とく開業医かいぎょうい医師いしかい入会にゅうかいして会員かいいんになるおおきなメリットとされている。ただ過去かこにはインフルエンザ予防よぼう接種せっしゅりょう価格かかくカルテル公正こうせい取引とりひき委員いいんかいから排除はいじょ措置そち命令めいれいされた地区ちく医師いしかいもある。近年きんねん新型しんがたコロナウイルスワクチン予防よぼう接種せっしゅではくにおよ地方自治体ちほうじちたいから医師いしかい集合しゅうごう委託いたく契約けいやくがなされ医師いしかい会員かいいんでのほぼ事業じぎょう独占どくせんとされている。

勤務きんむ形態けいたい以下いかのように階級かいきゅう分類ぶんるいされている。またさらに日本にっぽん医師いしかいの「日本にっぽん医師いし賠償ばいしょう責任せきにん保険ほけん加入かにゅう有無うむにて区分くぶんされている。

  • A会員かいいん(A(1)会員かいいん):医療いりょう施設しせつ開設かいせつしゃ管理かんりしゃ、およびそれにじゅんずる会員かいいん
  • B会員かいいん(A(2)会員かいいんB):勤務きんむおよび大学だいがくそだて機関きかん医師いし
  • C会員かいいん(A(2)会員かいいんC):医師いしほうもとづく研修けんしゅう

組織そしき 編集へんしゅう

都道府県とどうふけん医師いしかい地区ちく医師いしかい 編集へんしゅう

かく都道府県とどうふけん医師いしかいと、それを構成こうせいするかく地区ちく医師いしかいと、かく大学だいがく医師いしかいは、いずれも独立どくりつした公益こうえき法人ほうじんであるが、日本にっぽん医師いしかい下部かぶ組織そしきである。

役員やくいん 編集へんしゅう

以下いか構成こうせいされている。

  • 会長かいちょう
  • ふく会長かいちょう
  • 常任じょうにん理事りじ
  • 理事りじ
  • 監事かんじ
  • 代議員だいぎいん
かく都道府県とどうふけん医師いしかい」より選出せんしゅつされる。

会長かいちょう 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい会長かいちょう医師いし会員かいいん代表だいひょう決議けつぎ機関きかんである日本にっぽん医師いしかい代議員だいぎいんかい代議員だいぎいんによる選挙せんきょにより選出せんしゅつされ、任期にんきやく2年間ねんかんである。この代議員だいぎいん都道府県とどうふけん医師いしかいから選挙せんきょ選出せんしゅつされるため、会長かいちょう選出せんしゅつ医師いしかいない政治せいじてき影響えいきょうつよく、日本にっぽん学会がっかい会長かいちょうでもあった東京大学とうきょうだいがく医学いがく部長ぶちょう田宮たみや猛雄たけお会長かいちょう以降いこうは、大学だいがく教授きょうじゅからではなく開業医かいぎょういであるかく都道府県とどうふけん医師いし会長かいちょうから選出せんしゅつされている。

1950ねんには参議院さんぎいん議員ぎいんでもあった谷口たにぐち弥三郎やさぶろう会長かいちょうきゅう優生ゆうせい保護ほごほうげん母体ぼたい保護ほごほう)の制定せいてい尽力じんりょくし、母体ぼたい保護ほごほう指定してい医師いし認定にんてい厚生省こうせいしょうげん厚生こうせい労働省ろうどうしょう)や日本にっぽん産科さんか婦人ふじん学会がっかいではなくかくかく都道府県とどうふけん医師いしかい」がおこなうこととなった。また日本にっぽん産婦人科さんふじんかかい設立せつりつする。

1957ねんから連続れんぞく1325年間ねんかん歴代れきだい最長さいちょう期間きかん会長かいちょうつとめた武見たけみ太郎たろう会長かいちょうは、医師いしかい代表だいひょうとして保険ほけんそう辞退じたい全国ぜんこく一斉いっせい休診きゅうしん事実じじつじょうストライキ)を強行きょうこうするなど、開業医かいぎょういらの利益りえきのための圧力あつりょく団体だんたいちょうとして、膨張ぼうちょうつづける医療いりょう削減さくげん開業医かいぎょうい優遇ゆうぐう是正ぜせい目指めざきゅう厚生省こうせいしょう官僚かんりょうとの対決たいけつさないつよ姿勢しせいから喧嘩けんか太郎たろうばれた[7]

2006ねん前年ぜんねんだい44かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいんそう選挙せんきょ郵政ゆうせい民営みんえい反対はんたい支援しえんして当時とうじ内閣ないかく総理そうり大臣だいじん自由民主党じゆうみんしゅとう総裁そうさい小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうらから「抵抗ていこう勢力せいりょく」となされた会長かいちょう植松うえまつ治雄はるおが、政府せいふ与党よとうとの関係かんけい修復しゅうふく強調きょうちょうした東京とうきょう医師いし会長かいちょう唐澤からさわさちじんやぶれ、いちのみで退陣たいじんした。

2020ねん新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう世界せかいてきパンデミック最中さいちゅう政権せいけん与党よとうとのパイプがあり調整ちょうせいがた会長かいちょうとして5目指めざした横倉よこくら義武よしたけを、政府せいふたいする批判ひはんさない論客ろんかくわれた中川なかがわ俊男としおやぶり、会長かいちょうとなった。中川なかがわ任期にんきちゅう新型しんがたコロナウイルス対策たいさく忙殺ぼうさつされて目立めだった実績じっせきのこせず、くわえて新型しんがたコロナウイルス対策たいさくめぐって数々かずかず発言はつげん物議ぶつぎかもしたうえ自身じしん醜聞しゅうぶんなどもあり、世論せろん政財界せいざいかいから医師いしかいへの信頼しんらい低下ていかまね要因よういんとなり、また医師いしかい強硬きょうこう抵抗ていこうしていたリフィル処方箋しょほうせん導入どうにゅう決定けっていしたことで、運営うんえい手腕しゅわんたいする疑念ぎねん反発はんぱつから医師いしかい内部ないぶ支持しじうしなったことで、いちのみでの退陣たいじん余儀よぎなくされた[8][9]

代数だいすう めい 学歴がくれき ざい にん おもまえしょく
初代しょだい 北里きたさとしば三郎さぶろう 旧制きゅうせい官立かんりつ東京とうきょう学校がっこう現在げんざい東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶそつ 1916ねん - 1931ねん 北里きたさと研究所けんきゅうじょ所長しょちょう
2だい 北島きたじまいち 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく医科いか大学卒だいがくそつ 1931ねん - 1943ねん 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく医学部いがくぶなが
3だい 稲田いなだ龍吉りゅうきち 帝国ていこく大学だいがく医科いか大学だいがく現在げんざい東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶそつ 1943ねん - 1946ねん 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく教授きょうじゅ
4だい 中山なかやま寿彦としひこ 東京とうきょう帝国ていこく大学卒だいがくそつ 1946ねん - 1948ねん 東京とうきょう医師いし会長かいちょう
5だい 高橋たかはしあきら 京都きょうと帝国ていこく大学だいがく福岡ふくおか医科いか大学だいがく現在げんざい九州大学きゅうしゅうだいがく医学部いがくぶそつ 1948ねん - 1950ねん 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく医学いがく部長ぶちょう
6だい 田宮たみや猛雄たけお 東京とうきょう帝国ていこく大学卒だいがくそつ 1950ねん 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく医学いがく部長ぶちょう
7だい 谷口たにぐち弥三郎やさぶろう 熊本くまもと医科いか大学だいがく現在げんざい熊本大学くまもとだいがく医学部いがくぶそつ 1950ねん - 1952ねん 熊本くまもとけん医師いし会長かいちょう
8だい 田宮たみや猛雄たけお 東京とうきょう帝国ていこく大学卒だいがくそつ 1952ねん - 1954ねん 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく医学いがく部長ぶちょう
9だい 黒澤くろさわじゅんさん 東京とうきょう帝国ていこく大学卒だいがくそつ 1954ねん - 1955ねん 東京とうきょう医師いし会長かいちょう
10代 小畑おばたおもんみきよし 東京とうきょう帝国ていこく大学卒だいがくそつ 1955ねん - 1957ねん 東京とうきょう医師いし会長かいちょう
11だい 武見たけみ太郎たろう 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく医学部いがくぶそつ 1957ねん - 1982ねん 日本にっぽん医師いしかい代議員だいぎいん
12だい 花岡はなおかけん 旧制きゅうせい新潟にいがた医科いか大学だいがく現在げんざい新潟大学にいがただいがく医学部いがくぶそつ 1982ねん - 1984ねん 長野ながのけん医師いし会長かいちょう
13だい 羽田はたはるうさぎ 北海道ほっかいどう帝国ていこく大学だいがくそつ 1984ねん - 1992ねん 東京とうきょう医師いし会長かいちょう
14だい 村瀬むらせ敏郎としお 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく医学部いがくぶそつ 1992ねん - 1996ねん 日本にっぽん医師いしかいふく会長かいちょう東京とうきょう医師いしかい理事りじ
15だい 坪井つぼいさかえこう 日本医科大学にほんいかだいがく医学部いがくぶそつ 1996ねん - 2004ねん 日本にっぽん医師いしかいふく会長かいちょう福島ふくしまけん医師いしかい常任じょうにん理事りじ
16だい 植松うえまつ治雄はるお 大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶそつ 2004ねん - 2006ねん 大阪おおさか医師いし会長かいちょう
17だい 唐澤からさわさちじん 千葉大学ちばだいがく医学部いがくぶそつ 2006ねん - 2010ねん 東京とうきょう医師いし会長かいちょう
18だい 原中はらなか勝征かつゆき 日本にっぽん大学だいがく医学部いがくぶそつ 2010ねん - 2012ねん 茨城いばらきけん医師いしかい会長かいちょう東京大学とうきょうだいがく助教授じょきょうじゅ
19だい 横倉よこくら義武よしたけ 久留米大学くるめだいがく医学部いがくぶそつ 2012ねん - 2020ねん 日本にっぽん医師いしかいふく会長かいちょう福岡ふくおかけん医師いしかい会長かいちょう
20だい 中川なかがわ俊男としお 札幌医科大学さっぽろいかだいがく医学部いがくぶそつ 2020ねん - 2022ねん 日本にっぽん医師いしかいふく会長かいちょう北海道ほっかいどう医師いしかい常任じょうにん理事りじ
21だい 松本まつもと吉郎よしろう 浜松医科大学はままついかだいがく医学部いがくぶそつ 2022ねん - 日本にっぽん医師いしかい常任じょうにん理事りじ埼玉さいたまけん医師いしかい常任じょうにん理事りじ

公益こうえき活動かつどう 編集へんしゅう

国民こくみん直接的ちょくせつてき公益こうえき活動かつどうである災害さいがい医療いりょうチームや治験ちけん促進そくしんセンターとう活動かつどうと、会員かいいんである医師いしへの研修けんしゅうとうにより保健ほけん医療いりょう充実じゅうじつさせる活動かつどうおこなっている。

日本にっぽん医師いしかい災害さいがい医療いりょうチーム 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい災害さいがい医療いりょうチーム(JMAT)は、2011ねん日本にっぽん医師いしかいにより組織そしきされた災害さいがい医療いりょうチームである。厚生こうせい労働省ろうどうしょう設置せっちする災害さいがい派遣はけん医療いりょうチーム(DMAT)は、はつわざわい72あいだまでの活動かつどう前提ぜんていした災害さいがい急性きゅうせい活動かつどうになうものにたいし、それ以降いこう災害さいがい医療いりょうになっている。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいにおける医療いりょう支援しえん活動かつどうでは、避難ひなんしょ状況じょうきょう把握はあく改善かいぜん在宅ざいたく患者かんじゃ避難ひなんしゃ医療いりょう健康けんこう管理かんりおこない、いまなおつづ避難ひなん生活せいかつ重要じゅうよう役割やくわりたしている。なお、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいではべいぐんによる支援しえん活動かつどう「トモダチ作戦さくせん」がおおきな成果せいかげたが、その先駆さきがけが日本にっぽん医師いしかいによる被災ひさいへの医薬品いやくひん輸送ゆそうであったとされている。

日本にっぽん医師いしかい治験ちけん促進そくしんセンター 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい治験ちけん促進そくしんセンターは、2003ねん設立せつりつされ、海外かいがいではすで承認しょうにんされている、あるいはすで標準ひょうじゅんやくとして確立かくりつされている薬物やくぶつで、わがくに臨床りんしょう現場げんばでも必要ひつようせいがあるが、採算さいさんせいとう理由りゆうにより製薬せいやく企業きぎょう治験ちけんおこなわない薬物やくぶつへの治験ちけんのため、医師いし主導しゅどう治験ちけん実施じっし支援しえんおよだい規模きぼ治験ちけんネットワークの構築こうちく整備せいびとうおこなっている。

日本にっぽん医師いしかい生涯しょうがい教育きょういく制度せいど 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい生涯しょうがい教育きょういく制度せいどは、1987ねんに、医師いし生涯しょうがい学習がくしゅう支援しえん体制たいせい整備せいび目的もくてきとして発足ほっそくし、カリキュラムにもとづいた講習こうしゅうかいへの参加さんか、e-ラーニング、体験たいけん学習がくしゅう学会がっかい参加さんか発表はっぴょう論文ろんぶん執筆しっぴつとう業績ぎょうせき結果けっか評価ひょうかし、基準きじゅんたっした医師いしには日本にっぽん医師いし会長かいちょう日医にちい生涯しょうがい教育きょういく認定にんていしょう交付こうふしている。

日本にっぽん医師いしかい認定にんてい産業さんぎょう制度せいど 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい認定にんてい産業さんぎょう制度せいどは、1990ねんに、産業さんぎょう資質ししつ向上こうじょう地域ちいき保健ほけん活動かつどう一環いっかんである産業さんぎょう活動かつどう推進すいしんはかるために発足ほっそくした。所定しょていのカリキュラムにもとづく研修けんしゅう修了しゅうりょうした医師いし日本にっぽん医師いしかい認定にんてい産業さんぎょうとして認定にんていしており、5ねんごと更新こうしんおこなわれている。日本にっぽん医師いしかい認定にんてい産業さんぎょうは、労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせい規則きそくにおいて産業さんぎょうになるための要件ようけんとして位置いちづけられている。

日本にっぽん医師いしかい認定にんてい健康けんこうスポーツ制度せいど 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい認定にんてい健康けんこうスポーツ制度せいどは、1991ねんに、運動うんどうおこなひとたいして医学いがくてき診療しんりょうのみならず、メディカルチェックや運動うんどう処方しょほうおこない、各種かくしゅ運動うんどう指導しどうしゃとう指導しどう助言じょげんおこな医師いし養成ようせいするために発足ほっそくした。所定しょていのカリキュラムにもとづく講習こうしゅう修了しゅうりょうした医師いし日本にっぽん医師いしかい認定にんてい健康けんこうスポーツとして認定にんていしており、5ねんごと更新こうしんおこなわれている。

日本にっぽん医師いしかい医学いがく図書館としょかん 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい医学いがく図書館としょかんは、著作ちょさくけんほうじょう大学だいがく附属ふぞく図書館としょかんおなじく資料しりょう複製ふくせいみとめられる図書館としょかんであり、専門せんもん雑誌ざっし書籍しょせきなどの資料しりょうそろえている。また、日本にっぽん医学いがく図書館としょかん協会きょうかいとう相互そうご利用りようネットワークにより、全国ぜんこく大学だいがく附属ふぞく図書館としょかん専門せんもん図書館としょかん海外かいがい図書館としょかんとの連携れんけいおこなっている。

日本にっぽん医師いしかい女性じょせい医師いし支援しえんセンター 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかい女性じょせい医師いし支援しえんセンターは、2006ねん活動かつどう開始かいしし、「女性じょせい医師いしバンク」による就業しゅうぎょう継続けいぞく復帰ふっき支援しえんさい研修けんしゅうふくむ)や、講習こうしゅうかいへの託児たくじサービス併設へいせつ促進そくしん補助ほじょとうおこない、女性じょせい医師いし活躍かつやく支援しえんしている。

綱領こうりょう 編集へんしゅう

2000ねん4がつ1にち倫理りんり綱領こうりょう、2013ねん6がつ26にち日本にっぽん医師いしかい綱領こうりょうさだめている。

倫理りんり綱領こうりょう 編集へんしゅう

医学いがくおよび医療いりょうは、めるひと治療ちりょうはもとより、ひとびとの健康けんこう維持いじもしくは増進ぞうしんはかるもので、医師いし責任せきにん重大じゅうだいせい認識にんしきし、人類じんるいあいもとにすべてのひと奉仕ほうしするものである。

  1. 医師いし生涯しょうがい学習がくしゅう精神せいしんたもち、つねに医学いがく知識ちしき技術ぎじゅつ習得しゅうとくつとめるとともに、その進歩しんぽ発展はってんくす。
  2. 医師いしはこの職業しょくぎょう尊厳そんげん責任せきにん自覚じかくし、教養きょうようふかめ、人格じんかくたかめるように心掛こころがける。
  3. 医師いし医療いりょうけるひとびとの人格じんかく尊重そんちょうし、やさしいしんせっするとともに、医療いりょう内容ないようについてよく説明せつめいし、信頼しんらいるようにつとめる。
  4. 医師いしたがいに尊敬そんけいし、医療いりょう関係かんけいしゃ協力きょうりょくして医療いりょうくす。
  5. 医師いし医療いりょう公共こうきょうせいおもんじ、医療いりょうつうじて社会しゃかい発展はってんくすとともに、ほう規範きはん遵守じゅんしゅおよびほう秩序ちつじょ形成けいせいつとめる。
  6. 医師いし医業いぎょうにあたって営利えいり目的もくてきとしない。

日本にっぽん医師いしかい綱領こうりょう 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかいは、医師いしとしてのたか倫理りんりかん使命しめいかんいしずえに、人間にんげん尊厳そんげん大切たいせつにされる社会しゃかい実現じつげん目指めざします。

  1. 日本にっぽん医師いしかいは、国民こくみん生涯しょうがいにわたる健康けんこう文化ぶんかてきあかるい生活せいかつささえます。
  2. 日本にっぽん医師いしかいは、国民こくみんとともに、安全あんぜん安心あんしん医療いりょう提供ていきょう体制たいせいきずきます。
  3. 日本にっぽん医師いしかいは、医学いがく医療いりょう発展はってんしつ向上こうじょう寄与きよします。
  4. 日本にっぽん医師いしかいは、国民こくみん連帯れんたいささいにもとづく国民こくみんみな保険ほけん制度せいどまもります。

以上いじょう誠実せいじつ実行じっこうすることを約束やくそくします。

このほか2004ねん医師いし職業しょくぎょう倫理りんり指針ししんさだめられ、以降いこう2008ねん改訂かいていばん、2016ねんだい3はん改訂かいていおこなわれている。

批評ひひょう 編集へんしゅう

高齢こうれいしゃ医療いりょう増大ぞうだいめぐ論争ろんそう 編集へんしゅう

少子しょうし高齢こうれいによって、高齢こうれいしゃ医療いりょう1わり負担ふたん無償むしょう継続けいぞく不可能ふかのうなために改革かいかく即座そくざおこな必要ひつようせい指摘してきされている。小泉こいずみ政権せいけん改革かいかくまえには高齢こうれいしゃ医療いりょう現役げんえき世代せだいの4ばいであり、ぜん世代せだいからの保険ほけんりょう収入しゅうにゅうそう医療いりょう支出ししゅつやく6まんえん上回うわまわっていた。国民こくみん1にんたり6まんえん赤字あかじのために全体ぜんたい毎年まいとしやく7ちょうえん赤字あかじ状態じょうたいかつ、増加ぞうか傾向けいこうにある。そのため、小泉こいずみ純一郎じゅんいちろうは「聖域せいいきなき構造こうぞう改革かいかく」をかかげ、少子しょうし高齢こうれいによる医療いりょう増大ぞうだい抑制よくせいする必要ひつようがあるとして、医療いりょう制度せいど改革かいかくをいくつかおこなった。それでも2019ねん時点じてん医療いりょう右肩みぎかたがりをつづけ、過去かこ最高さいこうの42ちょう6000おくえんとなっている。それでも非課税ひかぜい世帯せたい高齢こうれいしゃのみをのぞいたぜん世代せだい医療いりょう負担ふたん現役げんえき世代せだい統一とういつする抜本ばっぽんてき改革かいかくなどがもとめられている[7][10]

小泉こいずみ政権せいけん医療いりょう改革かいかくたいして、日本にっぽん医師いしかいは「世界せかい保健ほけん機関きかん(WHO)が加盟かめい191カ国かこく保健ほけん医療いりょうシステムについて比較ひかくした結果けっか総合そうごう評価ひょうかでは、日本にっぽん世界せかいいち」「経済けいざい協力きょうりょく開発かいはつ機構きこう(OECD)の調査ちょうさでは、国内こくないそう生産せいさん(GDP)にたいするそう医療いりょう比率ひりつは、日本にっぽん先進せんしんこくなかもっとひくいレベル」などをげて反対はんたいした。また、米国べいこく医療いりょうはGDP14%にものぼ高額こうがく医療いりょう使つかいながらWHOの総合そうごう評価ひょうかは37であり、これは民間みんかん医療いりょう保険ほけんであるがゆえ高額こうがく患者かんじゃ負担ふたんたいして医療いりょう見合みあっておらず、保険ほけん加入かにゅうできない国民こくみんが4000まんにんにもたっしていると主張しゅちょうした。

小泉こいずみ内閣ないかくは「聖域せいいきなき構造こうぞう改革かいかく」への世論せろん支持しじ背景はいけいに、経済けいざい財政ざいせい諮問しもん会議かいぎ規制きせい改革かいかくかんする基本きほん方針ほうしん発表はっぴょうした[7]。その骨子こっし医師いしかい意見いけん以下いかである[11]小泉こいずみ総理そうり患者かんじゃ医療いりょう機関きかん保険ほけんしゃの「さんぽういち両損りょうそん」による改定かいてい指示しじした[11]株式会社かぶしきがいしゃ医療いりょう参入さんにゅうたいしては、実利じつり追求ついきゅうがた企業きぎょう論理ろんり横行おうこうして医療いりょう倫理りんり崩壊ほうかいする。『医療いりょうというのはもうかるらしいからおれたちにもいちまいませろ』と連中れんちゅう医療いりょうまかせてはいけないとした[11]医療いりょう総額そうがくびの抑制よくせいたいしては、出血しゅっけつめなければならない、診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいてい実質じっしつマイナスでかまわないとみとめた[11]公的こうてき保険ほけんによる診療しんりょう自由じゆう診療しんりょう保険ほけんがい診療しんりょう)との併用へいよう混合こんごう診療しんりょう)にたいしては、風邪引かぜひ腹痛はらいたなど、だれにでも必要ひつようになる医療いりょうほど保険ほけんでカバーすべきであり、それを実現じつげんしているみな保険ほけん制度せいど維持いじすべきである[11]一方いっぽう生殖せいしょく医療いりょう遺伝子いでんし治療ちりょうなど、だれもが利用りようするわけではない医療いりょうや、患者かんじゃ選択せんたくできる医療いりょうについては、自己じこ負担ふたん民間みんかん保険ほけんかんがえるべきと賛成さんせいした[11]保険ほけんしゃ医療いりょう機関きかんとの直接ちょくせつ契約けいやくたいして、平等びょうどうせい崩壊ほうかいし、フリーアクセスが崩壊ほうかいするとした。

勤務きんむによる批判ひはん 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしかいは「診療しんりょう報酬ほうしゅうにしか興味きょうみがない圧力あつりょく団体だんたいである」との批判ひはんもある。『だれかなかった日本にっぽん医師いしかい』では、過去かこ日本にっぽん医師いしかい牛耳ぎゅうじっていた会長かいちょう武見たけみ太郎たろうが、著者ちょしゃたいして「会員かいいんの3ぶんの1は欲張よくばむら村長そんちょうだ」とべたとの記述きじゅつがある。

日本にっぽん医師いしかい自身じしんも2012ねん定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで、日本にっぽん医師いしかい現状げんじょう開業医かいぎょういのための団体だんたいになっていることをみとめ、「おおくの勤務きんむにとって、相変あいかわらず医師いしかい疑念ぎねん対象たいしょうで、診療しんりょう報酬ほうしゅうでも冷遇れいぐうされてきた」「B会員かいいんとして勤務きんむ冷遇れいぐうされ議決ぎけつけんもない」「医療いりょう安全あんぜん調査ちょうさ委員いいんかい設置せっち問題もんだいでも勤務きんむかんがえをかっていない」「幹部かんぶ開業医かいぎょういばかりで勤務きんむ意見いけんかない」とかんがえているとべている。「たしかにわった」と勤務きんむたちからかんじられる方策ほうさくが、日本にっぽん医師いしかいには必要ひつよう指摘してきされている。

日本にっぽん医師いしかい最高さいこう意思いし決定けってい機関きかん代議員だいぎいんかいだが、その代議員だいぎいん選挙せんきょ都道府県とどうふけん医師いしかい委託いたくされているため、階層かいそうてき組織そしきである現況げんきょうのもと、必然ひつぜんてき長年ながねん会務かいむたずさわった比較的ひかくてき高齢こうれい会員かいいんのみで構成こうせいされ、若手わかて会員かいいんからははなはだしく年齢ねんれい構成こうせいかたよっているとの批判ひはんがある。一方いっぽうわか医師いしは、業務ぎょうむ多忙たぼうであり、無給むきゅうボランティアかぎりなくちかい、医師いしかい業務ぎょうむきら会員かいいん大半たいはんである。さらたか年齢ねんれいそうだけでなく、時間じかん余裕よゆうがある割合わりあいたか開業医かいぎょういらが代議員だいぎいん大半たいはんめる。勤務きんむ日医にちい会員かいいん半数はんすういるとされているのに、代議員だいぎいんでは勤務きんむ代議員だいぎいんは1わりほどしかいない。

医療いりょう団体だんたいとの対立たいりつ 編集へんしゅう

医療いりょう削減さくげんながれで削減さくげん見込みこまれる報酬ほうしゅう確保かくほするうごきもあり、診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいていには医療いりょうしょく団体だんたい批判ひはんする発言はつげん幹部かんぶおこない、たびたび波紋はもんこしている。医科いかである診療しんりょう報酬ほうしゅうとはべつに、調剤ちょうざい報酬ほうしゅうについて意見いけんする事例じれいもみられ、2013ねんには大手おおて調剤ちょうざい薬局やっきょくチェーンの役員やくいん報酬ほうしゅうが6おくえんちょうとの報道ほうどう[12]、「医師いしかゆすすり、薬剤師やくざいしはすき三昧ざんまい」と日本薬剤師会にほんやくざいしかい学術がくじゅつ大会たいかいである日本薬剤師会にほんやくざいしかい学術がくじゅつ大会たいかい発言はつげんし、波紋はもんんだ[13]

2015ねんには、ドラッグストアチェーンが「くすりのカルテ」とばれる薬剤やくざい服用ふくようれきくすりれき)を記載きさいせずに患者かんじゃくすりしていたことを[14]、これまで積極せっきょくてき関与かんよしてこなかった薬剤師やくざいし調剤ちょうざい報酬ほうしゅう改定かいていにも積極せっきょくてき関与かんよする方針ほうしんしめし、「きすぎた医薬いやく分業ぶんぎょうもどす」と発言はつげんして[15]中医協ちゅういきょうにおいて医薬いやく分業ぶんぎょう批判ひはんおこなった[16]

薬局やっきょく業界ぎょうかいから提起ていきされた診療しんりょうしょでの医師いし資格しかく調剤ちょうざい批判ひはんたいして、「医師いし指示しじがあれば問題もんだいない。薬剤師やくざいしとはほうことなる」と、診療しんりょうしょにおいて資格しかく調剤ちょうざいがあることみとめたうえ診療しんりょうしょ資格しかく調剤ちょうざい問題もんだいないむね発言はつげんをした[17]。これにたいして、日本薬剤師会にほんやくざいしかいから「調剤ちょうざいすくなくとも薬剤師やくざいし仕事しごと」「誤解ごかいしょうじているのではないか」と反論はんろんされるなど、波紋はもんこすことになった[18]2016ねんにも、日本にっぽん医師いしかい傘下さんか日本にっぽん医師いしかい総合そうごう政策せいさく研究けんきゅう機構きこう同様どうよう発表はっぴょうをし、日本薬剤師会にほんやくざいしかいが「医師いし調剤ちょうざい行為こうい例外れいがいのぞ禁止きんしである」と反論はんろんするなど[19]ふたた波紋はもんんだ。なおこのけんかんしては、昭和しょうわ47ねんおよ昭和しょうわ59ねん国会こっかい答弁とうべんないで「医師いし監督かんとくけんはない」と厚生こうせい大臣だいじん局長きょくちょう答弁とうべんしている[20]

2017ねん中医協ちゅういきょう医師いしかい所属しょぞく委員いいん大手おおて調剤ちょうざい薬局やっきょく社名しゃめい名指なざし、「患者かんじゃからの同意どういたかかりつけ薬剤師やくざいし不在ふざいとき薬剤師やくざいし対応たいおうし、かかりつけりょう算定さんていしていないか心配しんぱいだ」などと不正ふせい請求せいきゅう疑惑ぎわくをかける発言はつげんをした[21]。これにたいして、大手おおて調剤ちょうざい薬局やっきょく委員いいん発言はつげんぜん否定ひていするプレスリリースすという異例いれい事態じたいまねいている[21]

2018ねん7がつ5にち開催かいさいされた厚生こうせい科学かがく審議しんぎかいだい4かい医薬品いやくひん医療いりょう機器きき制度せいど部会ぶかいにおいて、これからの薬剤師やくざいしかたたいする議論ぎろんをするさい日本にっぽん医師いしかいふく会長かいちょうである委員いいんが「医薬いやく分業ぶんぎょう自体じたい見直みなお時期じきているのではないか」と発言はつげん、2015ねん3がつ12にち開催かいさいされた内閣ないかく規制きせい改革かいかく会議かいぎないで「医薬いやく分業ぶんぎょう推進すいしんすべき」とした意見いけんとはせい反対はんたい意見いけん表明ひょうめいし、過去かこ議論ぎろんかえすような発言はつげんをした[22]

2018ねん7がつ25にちどう審議しんぎかいでも「医薬いやく分業ぶんぎょう根本こんぽんてき議論ぎろんをすべきという議論ぎろん多々たたあったとおもうが、それはどのように反映はんえいされるのか」と指摘してき、さらに「薬剤師やくざいしはたらきをえれば医薬いやく分業ぶんぎょうのメリットがかんじられるとはだれっていない」と、不満ふまんべた。またいままで発言はつげんしてこなかった病院びょういん薬剤師やくざいしにおいても「病院びょういん薬剤師やくざいしかがやいていない」と発言はつげん異論いろん噴出ふんしゅつ委員いいんから「病院びょういん薬剤師やくざいしかがやいて活躍かつやくしている」と反論はんろんけた[23]

関連かんれん組織そしき 編集へんしゅう

  • 欧州おうしゅう日本人にっぽんじん医師いしかい(JMAE)は、日本にっぽん医師いしかいのヨーロッパの活動かつどうおこな組織そしき
  • 日本にっぽん医師いしかい総合そうごう政策せいさく研究けんきゅう機構きこうは、1)国民こくみん選択せんたくされる医療いりょう政策せいさく企画きかく立案りつあん、2)国民こくみん中心ちゅうしん合意ごうい形成けいせい過程かてい創出そうしゅつ、3)信頼しんらいある情報じょうほう提供ていきょう達成たっせいすることを目的もくてきとして活動かつどうしている。
  • 日本にっぽん医師いし連盟れんめいは、日本にっぽん医師いしかい会員かいいん相互そうご全国ぜんこくてき連絡れんらく協調きょうちょうしたに、日本にっぽん医師いしかい目的もくてき達成たっせいするために必要ひつよう政治せいじ活動かつどうおこなうことを目的もくてきとして活動かつどうしている。

日本にっぽん医師いし会館かいかん 編集へんしゅう

所在地しょざいち 編集へんしゅう

地上ちじょう6かい地下ちか2かい

交通こうつう 編集へんしゅう

事務じむきょく職員しょくいん 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いし会館かいかんには事務じむきょく職員しょくいん勤務きんむしており、事務じむ局長きょくちょうみや嵜雅そく日本にっぽん医師いしかい事務じむきょく職員しょくいん厚生こうせい労働省ろうどうしょうとう官僚かんりょう出身しゅっしんしゃもおり、政策せいさく担当たんとうロビー活動かつどうおこな一部いちぶ職員しょくいんは、日本にっぽん経済けいざい団体だんたい連合れんごうかい同様どうよう官僚かんりょうになぞらえて「みん僚」ともばれ、記者きしゃ会見かいけん想定そうてい問答もんどう政策せいさく提言ていげん文案ぶんあん作成さくせいなどの事務じむ作業さぎょういちけている[24]

刊行かんこうぶつ 編集へんしゅう

  • 日本にっぽん医師いしかい雑誌ざっし』(月刊げっかんISSN 0021-4493
    1921ねん創刊そうかんぜん会員かいいん配付はいふされる機関きかんとし2かい特別とくべつごう発行はっこう。(発行はっこう部数ぶすうやく17まん
  • 日医にちいニュース』(半月はんつきかん
    1964ねん創刊そうかんぜん会員かいいん配付はいふされるせい分野ぶんやあつかうニュースレター。(発行はっこう部数ぶすうやく17まん
  • JMA Journal
    1958ねん創刊そうかんきゅう「Asian Medical Journal」。英文えいぶん総合そうごう医学いがく雑誌ざっし。アジアを中心ちゅうしん発行はっこう学術がくじゅつ論文ろんぶん中心ちゅうしんとした学術がくじゅつであった。
    2001ねんより「Japan Medical Association Journal:JMAJ」として日本にっぽん医師いしかい活動かつどう報告ほうこく中心ちゅうしんに、日医にちい雑誌ざっし日医にちい総研そうけんレポートから選出せんしゅつされた記事きじとう掲載けいさい。(発行はっこう部数ぶすうやく1,500
    2016ねん12がつ最後さいご休刊きゅうかんし、JMA Journalとしてオンラインでの公表こうひょう移行いこうした。
  • 国民こくみん医療いりょう年鑑ねんかん』(年刊ねんかん
    日本にっぽん医師いしかいへん春秋しゅんじゅうしゃ発行はっこう。1964ねん創刊そうかん-2006ねん日本にっぽん医師いしかい主張しゅちょう施策しさくしょ活動かつどう中心ちゅうしん編纂へんさん
  • 日本にっぽん医師いしかい年次ねんじ報告ほうこくしょ』(年刊ねんかん
    日本にっぽん医師いしかいへん東京とうきょう法規ほうき出版しゅっぱん発行はっこう。2007ねん創刊そうかん-2014ねん国民こくみん医療いりょう年鑑ねんかん後継こうけい
  • ドクタラーゼ』(季刊きかん
    2012ねん創刊そうかん医学いがくせいけフリーペーパー。(発行はっこう部数ぶすうやく7まん

広報こうほう活動かつどう 編集へんしゅう

事件じけん不祥事ふしょうじなど 編集へんしゅう

産業さんぎょう認定にんてい必要ひつようとなる研修けんしゅう受講じゅこうみであることを証明しょうめいする「単位たんいシール」が、フリマサイト出品しゅっぴんされていたことが2023ねん9月あきらかになった。日本にっぽん医師いしかいは「産業さんぎょう制度せいど根幹こんかんるがすものであり容認ようにんできない」とコメントしており、警視庁けいしちょう相談そうだんすることも検討けんとうしている[26]

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

出典しゅってん 編集へんしゅう

  1. ^ a b れい2年度ねんど決算けっさん報告ほうこくしょ. 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん 日本にっぽん医師いしかい. pp. 49-51. オリジナルの2022ねん1がつ8にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220108001837/https://www.med.or.jp/dl-med/jma/gyozai/R02kessan.pdf 2022ねん3がつ21にち閲覧えつらん 
  2. ^ 日本にっぽん医師いしかい会員かいいんすう調査ちょうされい3ねん12月1にち現在げんざい”. 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん 日本にっぽん医師いしかい. 2022ねん3がつ21にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  3. ^ https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000187439.html テレ朝てれあさニュース2020ねん7がつ1にち
  4. ^ 日医にちいニュース」いち〇〇〇ごうかえりみて」『日医にちいニュース』だい1000ごう、、社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん医師いしかい、2003ねん5がつ5にち2022ねん1がつ25にち閲覧えつらん
  5. ^ 平成へいせい21ねん~31ねん」『日本にっぽん医師いしかい 平成へいせいさんじゅうねんあゆみ』(PDF)公益社こうえきしゃだん法人ほうじん 日本にっぽん医師いしかい、2020ねん3がつ1にち、234ぺーじhttps://www.med.or.jp/jma/about/30th/pdf/30th04.pdf2022ねん1がつ24にち閲覧えつらん 
  6. ^ 日刊にっかんスポーツ(2020ねん4がつ18にち
  7. ^ a b c 投資とうしがた医療いりょう 医療いりょうくにがつぶれるまえに」p23 武内たけうち和久かずひさ, 山本やまもとつよし · 2017ねん
  8. ^ 日医にちい会長かいちょう求心力きゅうしんりょくうしなう 言行げんこう不一致ふいっち医療いりょう圧縮あっしゅく - 毎日新聞まいにちしんぶん 2022ねん4がつ22にち
  9. ^ 日医にちい会長かいちょうせん現職げんしょく中川なかがわ出馬しゅつばへ 診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいてい批判ひはん - 時事じじドットコム 2022ねん5がつ23にち
  10. ^ ゆう, 古川ふるかわ. “医療いりょう過去かこ最高さいこうの42ちょう6000おくえん、それでもすすまない抜本ばっぽんてき改革かいかく日経にっけいビジネス電子でんしばん”. 日経にっけいビジネス電子でんしばん. 2020ねん11月15にち閲覧えつらん
  11. ^ a b c d e f 飯島いいじまいさお小泉こいずみ官邸かんてい秘録ひろく日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ、2006ねん、86-88ぺーじISBN 4532352444 
  12. ^ くすり業界ぎょうかい役員やくいん報酬ほうしゅう‐12しゃ29にんが1おくえん以上いじょう 薬事やくじ日報にっぽう(2012ねん7がつ3にち
  13. ^ 医師いしかゆすすり、薬剤師やくざいしはすき三昧ざんまい日医にちい鈴木すずき常任じょうにん理事りじ敵陣てきじんにちやく学術がくじゅつ大会たいかい分業ぶんぎょう批判ひはん大立おおたまわ医薬いやく経済けいざいしゃ(2013ねん9がつ24にち
  14. ^ くすりのカルテ17まんけん記載きさい 調剤ちょうざい薬局やっきょく「くすりの福太郎ふくたろう朝日新聞あさひしんぶん(2015ねん2がつ10日とおか
  15. ^ きすぎた医薬いやく分業ぶんぎょうもどす」中川なかがわ日医にちいふく会長かいちょう2016年度ねんど改定かいてい調剤ちょうざい報酬ほうしゅう議論ぎろんにも関与かんよ m3.com(2015ねん6がつ28にち
  16. ^ 分業ぶんぎょう批判ひはん一色いっしょく日医にちい「そもそもろんかえ中医協ちゅういきょう次期じき改定かいてい議論ぎろん開始かいしにちやく建設けんせつてき議論ぎろんを」PHARMACY NEWSBREAK(2015ねん7がつ22にち
  17. ^ 診療しんりょうしょ資格しかく調剤ちょうざい医師いし指示しじがあれば問題もんだいない薬剤師やくざいしとはほうことなるPHARMACY NEWSBREAK(2015ねん9がつ1にち
  18. ^ にちやく山本やまもと会長かいちょう調剤ちょうざいすくなくとも薬剤師やくざいし仕事しごと日医にちい松原まつばらふく会長かいちょう反論はんろん、「誤解ごかいしょうじているのではないか」PHARMACY NEWSBREAK(2015ねん9がつ3にち
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参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

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