熊野
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272,936 ( | |
3140.39km2 | |
86.9 |
範囲
旧 牟婁 郡
ただし
旧 牟婁 郡 の市町村
三重 県 和歌山 県
口 熊野 と奥 熊野
その他 の範囲
みなべ
呼称
語源
- 『
古事記 』によると、神武 天皇 が大熊 に会 ったためと言 われている[2]。ただし、地名 起源 神話 として疑問 視 もされている[3]。 - 『
紀伊 続 風土記 』によると、熊野 は隈 にてコモル義 にして山川 幽 深 樹木 蓊鬱なるを以 て名 づく、あるいは死霊 がこもる場所 とも解釈 される。
折口 信夫 は「クマ」とは田 の神 への供物 であるとする[8]。近藤 善博 は「クマ」とは供 えるまたは定 めるという意味 の奠(テン)のことであり「クマノ」は奠の場所 の意味 であるとする[8]。松村 武雄 は「クマ」は精米 (くましね)に由来 しており供物 の供米 (くまい)の意味 であるとする[8]。鎌田 純一 は「クマ」は神 の意味 (九州 で「神代 」をクマシロと読 む場合 と同 じ)で 「クマノ」は神 の住 む地 の意味 であるとする[8]。出雲 国 の熊野 (現 島根 県 松江 市 熊野 )の名 が移 されたとの説 [2]。
類 称
歴史
近代 まで(明治 以前 )
熊野 国
『
また、『
紀伊 国
近 ・現代 (明治 以後 )
原発 反対 運動
1967
1971
だが、
1980
1986
1987
2000
世界 遺産 登録 後
2004
地域
北牟婁 地域
尾鷲 市 ・北牟婁 郡 ・度会 郡 大 紀 町 錦 荷坂峠 以南 、矢ノ川峠 以北 の地域 で、最 も北東 に位置 する。中心 都市 は尾鷲 市 で、海岸 線 (熊野灘 )は全 てがリアス式海岸 となっている。人口 は4万 人 弱 であり、旧 4郡 で最 も少 ない。多雨 地域 である熊野 地方 の中 でも雨 の多 い地域 であり、年間 降水 量 は4000mmに達 する。尾鷲 ヒノキに代表 される林業 が盛 んである。また、長島 港 、引本港 、尾鷲 港 などの天然 の良港 が発達 し、漁業 が盛 んな地域 でもある。平安 時代 には志摩 国 英 虞 郡 に属 していたが、天正 10年 (1582年 )に紀伊 国 牟婁 郡 に編入 された。尾鷲 市 には三重 県立 熊野 古道 センターがある。
南牟婁 地域
熊野 市 ・南牟婁 郡 矢ノ川峠 以南 、熊野川 (北山川 )以東 の地域 で、中心 都市 は熊野 市 である。人口 は約 4万 人 。熊野 市 木本 より北東 はリアス式海岸 であるが、南西 は一変 し直線 的 な礫 浜 七里御浜 が新宮 まで25km続 く。七里御浜 沿岸 には熊野 地域 では比較的 広 い平野 が広 がり、御浜 町 のミカンに代表 される果樹 園 が多 く見 られる。一方 山間 部 では丸山 千 枚 田 に代表 される棚田 が数多 く分布 する。熊野 市 有馬 には熊野 の自然 崇拝 の原型 となる花 の窟 神社 が存在 する。
東牟婁 地域
新宮 市 ・東牟婁 郡 ・田辺 市 本宮 町 熊野川 (北山川 )以西 、大塔山 以東 の地域 で、中心 都市 は新宮 市 である。人口 は約 8万 人 。ただし、串本 町 は平成 の大 合併 前 は西牟婁 郡 に属 しており、旧 本宮 町 は現在 は田辺 市 に入 っている。新宮 から串本 までは再 び熊野灘 のリアス式海岸 が続 くが、北牟婁 地域 に比 べると地形 は緩 やかであり、潮岬 や太地 の隆起 海食 台地 上 に集落 が存在 する。熊野 三山 を有 し、熊野 信仰 の中心 となる地域 である。勝浦 港 はマグロの水揚 げで、太地 港 はクジラ漁 で有名 である。本宮 町 には和歌山 県 世界 遺産 センターがある。
西牟婁 地域
地理
主 な山地 ・山脈
台高山脈 :尾鷲 市 ・紀北 町 と奈良 県 吉野 地域 との境界 の山脈 。旧 牟婁 郡 内 では堂 倉山 (1474m)が最高峰 熊野 山地 :尾鷲 市 南部 から那智勝浦 町 北部 に連 なる山地 。主 な山 は高峰山 (1045m)、子ノ泊山 (907m)、大雲取山 (966m)など。大塔 山脈 :最高峰 の大塔山 (1122m)を中心 として南北 に伸 びる山脈 。東牟婁 郡 と西牟婁 郡 の境界 となった。峯 山脈 :串本 町 と古座川 町 の間 に広 がる山脈 。最高峰 は峯ノ山 (482m)串本 町 が東牟婁 郡 に移 るまで東 西牟婁 郡 の境界 であった。果無山脈 :田辺 市 から北東 へ向 かい日高 地域 、吉野 地域 との境界 をなす山脈 。最高峰 は冷水山 (1262m)
主 な河川
赤羽川 (二 級 河川 ):紀北 町 船津川 (二 級 河川 ):紀北 町 銚子川 (二 級 河川 ):紀北 町 ・尾鷲 市 尾呂志川 (二 級 河川 ):御浜 町 熊野川 (一級 河川 ):新宮 市 ・紀宝 町 ・熊野 市 ・田辺 市 北山川 (一 級 河川 /熊野川 の支流 ):熊野 市 ・北山 村 那智川 (二 級 河川 ):那智勝浦 町 太田 川 (二 級 河川 ):那智勝浦 町 古座川 (二 級 河川 ):串本 町 ・古座川 町 ・すさみ町 田子 川 (二 級 河川 ) :串本 町 周参見川 (二 級 河川 ):すさみ町 日置川 (二 級 河川 ):白浜 町 ・田辺 市 富田川 (二 級 河川 ):白浜 町 ・上富田 町 ・田辺 市 会津 川 (二 級 河川 ):田辺 市 芳養川 (二 級 河川 ):田辺 市
主 な海域
熊野灘 :潮岬 から大王崎 にかけて広 がる海域 。錦 湾 :大 紀 町 錦 に面 する湾 。江ノ浦 :紀北 町 北部 、長島 港 奥 に位置 する湾 。桂城 湾 :紀北 町 島勝浦 から紀北 町 海野 にかけての海域 。鈴島 、赤野島 といった無人島 が点在 する。- 引本
湾 :紀北 町 南部 の湾 。引本港 がある。 白石湖 :紀北 町 南部 の汽水湖 。渡利 かきの養殖 が盛 ん。尾鷲湾 :尾鷲 市 北部 の湾 。市街地 に面 する地域 は尾鷲 港 の港湾 地帯 であり熊野 唯一 の重要 港湾 に指定 されている。賀田湾 :尾鷲 市 南部 の湾 。三木里 海水浴 場 がある。新鹿 湾 :熊野 市 東部 の湾 。新鹿 海水浴 場 がある。熊野浦 :七里御浜 沿岸 の海域 。那智湾 :那智勝浦 町 北部 の湾 。那智 の浜 海水浴 場 がある。森浦湾 :那智勝浦 町 から太地 町 にかけての湾 。太地湾 :太地 漁港 が面 する湾 。玉ノ浦 :那智勝浦 町 南部 の湾 。玉ノ浦 海水浴 場 がある。浪 の浦 :潮岬 半島 の南部 に位置 する湾 。紀州 灘 :潮岬 から日 ノ岬 にかけての海域 。枯木 灘 :紀州 灘 の一部 。白浜 町 から串本 町 にかけての沿岸 部 にあたる。鉛山 湾 :白浜 町 西部 の湾 。白 良 浜 海水浴 場 がある。瀬戸 湾 :鉛山 湾 の北 隣 の湾 。田辺湾 :田辺 市 から白浜 町 にかけての湾 。文里 港 や扇 ヶ浜 海水浴 場 がある。
人文
都市 的 地域
交通
鉄道
高速 道路
インターチェンジ一覧
紀勢 自動車 道 :3紀伊長島 IC-4海山 IC-5尾鷲 北 IC熊野 尾鷲 道路 :6尾鷲 南 IC-7三木里 IC-8賀田 IC-9熊野 新鹿 IC-10熊野 大 泊 IC那智勝浦 新宮 道路 :新宮 市 三輪崎 -新宮 南 IC-那智勝浦 IC-那智勝浦 町 市屋 紀勢 自動車 道 :34南紀 田辺 -35上富田 -36南紀 白浜 -37日置川 -38すさみ-39すさみ南
一般 道
主 なバス業者
道 の駅 ・パーキングエリア
紀勢 自動車 道 国道 42号 国道 168号 国道 169号 国道 311号 国道 371号 和歌山 県 道 29号 和歌山 県 道 43号
出典
- ^
岩波書店 『広辞苑 』 - ^ a b c
三省堂 『コンサイス日本 地名 事典 』 - ^ a b Yahoo!
百科 事典 熊野 (紀伊 半島 ) - ^ a b
南牟婁 郡 教育 会 『紀伊 南牟婁 郡 誌 』 - ^
熊野 新聞 オンライン 「『熊野 』ナンバー導入 目指 す 8月 には推進 協議 会 設立 議員 ら新宮 で意見 交換 」[リンク切 れ] - ^ “
北山 郷 の歴史 ”.下北山 村 公式 Webサイト. 2010年 5月 13日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2024年 2月 28日 閲覧 。 - ^ “
熊野 大 辞典 ”.熊野 エリア観光 推進 実行 委員 会 . 2013年 1月 14日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2024年 2月 28日 閲覧 。 - ^ a b c d e f g h
笠原 弘 邦 (2015年 12月12日 ). “熊野 信仰 の発展 発展 と東北 ”. みやぎ街道 交流 会 . 2020年 7月 15日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2024年 2月 28日 閲覧 。 - ^ a b c d e f g h i j k l
保坂 知 晃 「熊野 古道 守 った原発 「ノー」世界 遺産 10年 足元 の井内 浦 」『朝日新聞 』朝日新聞社 、2014年 5月 12日 、夕刊 名古屋 本社 版 、1面 。 - ^ “
世界 遺産 登録 へのあゆみ”.和歌山 県 世界 遺産 センター. 2024年 2月 28日 閲覧 。