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留学 - Wikipedia

留学りゅうがく

学習がくしゅうのために国外こくがいくこと

留学りゅうがく(りゅうがく、るがく)とは、自国じこく以外いがいくに在留ざいりゅうホームステイひとし)して学術がくじゅつ技芸ぎげいまなぶことをいう。3かげつ以内いない短期たんき留学りゅうがく、それ以上いじょう長期ちょうき留学りゅうがくう。広義こうぎには自国じこくない遠隔えんかく生活せいかつ拠点きょてんうつして学術がくじゅつ技芸ぎげいまなぶこと(国内こくない留学りゅうがく)をふくめる場合ばあいもある。

留学りゅうがくしているひとを「留学生りゅうがくせい」(りゅうがくせい、るがくしょう)という。

上位じょうい概念がいねんとして「遊学ゆうがく」があり、国内外こくないがい留学りゅうがく意味いみする言葉ことばがあるが上記じょうきとお留学りゅうがく国内こくない留学りゅうがくという言葉ことば使つかわれている(ここでの「ゆう」という意味いみは「本拠ほんきょとする場所ばしょからはなれる」という意味いみ。)。

留学りゅうがく目的もくてき様々さまざまであるが、とく一般いっぱんてきなのは外国がいこくまなぶための留学りゅうがく(すなわち「語学ごがく留学りゅうがく」)である。

概説がいせつ

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近代きんだい留学りゅうがく

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近代きんだいにおける留学りゅうがくは、欧米おうべいでは依然いぜんとして以上いじょうのような人格じんかく完成かんせい意味いみしていたのにたいして、かつての日本にっぽんなど近代きんだい目指めざくににとっては、くに代表だいひょうして先進せんしん文明ぶんめいまなんでくるといった気負きおいがくわわり、現在げんざい留学りゅうがくのニュアンスにもその名残なごりがかんじられる。これらの留学生りゅうがくせいは、自国じこくもどってから政治せいじ経済けいざい近代きんだいおおきく貢献こうけんした。とりわけインドベトナムカンボジアひとしきゅう植民しょくみん諸国しょこくでは、宗主そうしゅこくへの留学生りゅうがくせい中心ちゅうしんとなっておこなわれた[よう出典しゅってん]

一般いっぱんに、くに発展はってん途上とじょう段階だんかいにあり、留学りゅうがくさきくにとの近代きんだい程度ていどのギャップがおおきい場合ばあいほど、留学りゅうがくによって知識ちしききる可能かのうせいおおきいといえるが、留学りゅうがくさき自国じこくして顕著けんちょ先進せんしんてきくにである場合ばあいには、留学りゅうがく費用ひようなどのてんで、官費かんぴ留学りゅうがく社費しゃひ留学りゅうがくなどのシステムが整備せいびされていないケースには留学りゅうがくむずかしくなる。また、自国じこく発展はってん途上とじょう段階だんかいにある場合ばあいには、そもそも出国しゅっこく留学りゅうがくさき入国にゅうこく法律ほうりつうえ事実じじつじょう制限せいげんがあったり、外貨がいかしの制限せいげんなど経済けいざいてき制約せいやくつよ場合ばあいおおい。しかしそれでも一部いちぶくにでは、学費がくひ無料むりょうであったり、あるいは留学生りゅうがくせい援助えんじょきんしたりするところもあるため、発展はってん途上とじょうこくから留学りゅうがくする学生がくせいおおい。

そして、グローバルすすむなかで、先進せんしんこくから途上とじょうこくへの留学りゅうがくもみられるようになり、今日きょう留学りゅうがく相互そうご交通こうつうてき多元的たげんてき時代じだいはいっている。文化ぶんか制度せいど習慣しゅうかん常識じょうしきくにによっておおきくちがうことから、留学りゅうがくするさいには事前じぜん調査ちょうさ計画けいかくをしっかりて、カルチャーショックなどにもそなえておく必要ひつようがあるとされるが、また、ぎゃくにそうしたことから自国じこく文化ぶんか制度せいど価値かちかん常識じょうしきつめなおすことができるのも留学りゅうがく利点りてんとされ、近代きんだい枠組わくぐみをえた、外国がいこく習得しゅうとく様々さまざま人脈じんみゃく形成けいせい自己じこ啓発けいはつ自己じこ鍛錬たんれんなどを動機どうきとした留学りゅうがく後進こうしんこくでもえている。語学ごがく留学りゅうがく場合ばあいアメリカイギリス中心ちゅうしんにした英語えいご留学りゅうがく(そのくにカナダフィリピンアイルランドニュージーランドオーストラリアフィジーなど)や、フランスでのフランス語ふらんすご習得しゅうとくドイツでのドイツ習得しゅうとく中国ちゅうごく台湾たいわんでの中国ちゅうごく習得しゅうとくなどを目的もくてきとしたものが一般いっぱんてきとなっている。

国内こくない留学りゅうがく

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国内こくない留学りゅうがくについては、都市とし学生がくせい国内こくない地方ちほう留学りゅうがく通常つうじょう教育きょういくのほかに自然しぜん体験たいけんなどをおこな山村さんそん留学りゅうがくや、官庁かんちょう学校がっこうなどの教職員きょうしょくいん現職げんしょくのまま国内こくないほか大学だいがく研究けんきゅう機関きかん派遣はけんされる内地ないち留学りゅうがくおこなわれている。

留学りゅうがく制度せいど

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交換こうかん留学りゅうがく

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  • 高校生こうこうせい生活せいかつ体験たいけん留学りゅうがく
  • 大学だいがくあいだ協定きょうていもとづく
    • 交換こうかん留学りゅうがく
  • 機関きかんあいだ協定きょうていもとづく
    • 交換こうかん留学りゅうがく

私費しひ留学りゅうがく

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自己じこ負担ふたんによる留学りゅうがく官費かんぴ留学りゅうがく対応たいおうする概念がいねんとして存在そんざいするが、企業きぎょう従業じゅうぎょういん企業きぎょう費用ひよう負担ふたん派遣はけんされる留学りゅうがく対比たいひして、みずからの出費しゅっぴにて留学りゅうがくする場合ばあい概念がいねんとしてももちいられる。

官費かんぴ留学りゅうがく

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くに費用ひよう負担ふたんする留学りゅうがく若手わかて官僚かんりょうとう将来しょうらいくにやく人材じんざいとして育成いくせいするためにおこなう。日本にっぽんでは1966ねんから行政ぎょうせいかん長期ちょうき在外ざいがい研究けんきゅういん制度せいど入省にゅうしょう8ねん未満みまん若手わかて官僚かんりょうを2年間ねんかん海外かいがい留学りゅうがくさせる制度せいど)によって毎年まいとしさんひゃくすうじゅうにん留学りゅうがくしている。ただ、留学りゅうがく終了しゅうりょう所属しょぞく機関きかん転職てんしょくしたり、母国ぼこくかえらずそのまま現地げんち居座いすわることが問題もんだいになることがある。日本にっぽんでは2006ねん留学りゅうがくから一定いってい期間きかんずに本人ほんにん責任せきにんによって退職たいしょくする場合ばあい留学りゅうがく費用ひよう返済へんさい義務ぎむづける国家こっか公務員こうむいん留学りゅうがく費用ひよう償還しょうかんかんする法律ほうりつ制定せいていされた。

公費こうひ留学りゅうがく

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内外ないがい財団ざいだんとうによる留学りゅうがく大学だいがく在学ざいがくちゅう留学りゅうがくできるものや、ロータリークラブなど大学だいがく卒業そつぎょう留学りゅうがくできる制度せいどもある。留学りゅうがく終了しゅうりょう進路しんろ自由じゆう

社内しゃない留学りゅうがく

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企業きぎょう費用ひよう負担ふたんして従業じゅうぎょういん派遣はけんする留学りゅうがく官費かんぴ留学りゅうがく同様どうよう転職てんしょくなどの問題もんだいがある。

外国がいこく政府せいふとう奨学しょうがくきん留学りゅうがく

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各国かっこく大使館たいしかんとおして応募おうぼする留学りゅうがく留学りゅうがくさき大学だいがく専攻せんこうなど、選考せんこう折衝せっしょう必要ひつよう

日本にっぽんからの留学りゅうがく

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島国しまぐにである日本にっぽんでは、留学りゅうがく歴史れきしふるく、古来こらいからしん知識ちしきしん技術ぎじゅつうみえて大陸たいりくへの留学りゅうがくによってかえられたものだった。

 
遣唐使けんとうしせん

古代こだい日本にっぽんにおいて、稲作いなさく金属きんぞく文字もじ仏教ぶっきょうなどはおも中国ちゅうごく大陸たいりく朝鮮半島ちょうせんはんとうからの渡来とらいじんによってつたえられたものであったが、6世紀せいきすえごろからは、大和やまと王権おうけんによる中国ちゅうごくへの留学生りゅうがくせい積極せっきょくてき派遣はけんはじまり、しん知識ちしきしん技術ぎじゅつ吸収きゅうしゅう本格ほんかくてきおこなわれるようになった。記録きろくのこされている最初さいしょ留学生りゅうがくせいは、588ねん百済くだら派遣はけんされた善信よしのぶあまら5にんわかあまで、受戒じゅかいほうまな590ねん帰国きこくしている。

このころ日本にっぽんには、造船ぞうせん操船そうせん技術ぎじゅつ発達はったつで、留学りゅうがくはまさにいのちしての一大いちだい事業じぎょうであった。奈良なら時代じだい以降いこう遣唐使けんとうしずい使したがった学生がくせい学問がくもんそうはまさにそれで、目的もくてきにたどりけないもの異国いこく学業がくぎょうにつけたものの、終生しゅうせい帰国きこくできなかったものすくなくない。ずい使したがった高向玄理たかむこのくろまろ南淵請安みなぶちのしょうあんらは、20〜30ねんにわたって中国ちゅうごく生活せいかつし、帰国きこく律令りつりょう国家こっか建設けんせつにおいておおきな役割やくわりたした。また、遣唐使けんとうし派遣はけんされるまではしんわたそうすくなくなかった。遣唐使けんとうしとともに派遣はけんされた著名ちょめい学生がくせいそうとしては、道昭みちあき吉備真備きびのまきび阿倍仲麻呂あべのなかまろらがいる。なお、「留学生りゅうがくせい(るがくしょう)」という言葉ことばまれたのもこのころである。

平安へいあん時代じだいはいると、請益制度せいどによる短期間たんきかん留学りゅうがく主流しゅりゅうになり、遣唐使けんとうしとともに帰国きこくするケースがえた。最澄さいちょう空海くうかいは、天台てんだい密教みっきょうまなび、最後さいご遣唐使けんとうしには、円仁えんにん同行どうこうした。このころ留学りゅうがく費用ひよう日本にっぽん朝廷ちょうていから支給しきゅうされ、中国ちゅうごくでの生活せいかつ中国ちゅうごくがわから支給しきゅうされるのが一般いっぱんてきであった。9世紀せいきなかばの遣唐使けんとうし断絶だんぜつは、円珍えんちんなど、商船しょうせんってとうわたそうられるようになった。

12世紀せいきはいると、大陸たいりくみなみそうとの交流こうりゅうさかんになり、大陸たいりく仏教ぶっきょうへの関心かんしんたかまり、じゅうみなもと栄西えいさいさとしおもね各派かくはそう相次あいついでみなみそう留学りゅうがくした。とりわけ栄西えいさいによる帰国きこくしん宗教しゅうきょう活動かつどう国内こくないそうおおきな影響えいきょうあたえ、その道元どうげんさとしこころらの積極せっきょくてき留学りゅうがくぶこととなった。

もとこう大陸たいりくとの関係かんけい途絶とぜつするが、14世紀せいき初頭しょとうから、私的してき留学りゅうがくおこなそうらの渡航とこう活発かっぱつし、あきらだいにかけて留学りゅうがくそう往来おうらい最盛さいせいをむかえる。雪村ゆきむらともうめ長期ちょうきにわたってぜんまなものおおかった。しかし、室町むろまち時代ときよはいるとやまと対策たいさくのため日明ひあがり貿易ぼうえき以外いがいでは中国ちゅうごくへの渡航とこう禁止きんしされる。その戦国せんごく安土あづち桃山ももやま時代じだい天正てんしょうおう使節しせつ朱印船しゅいんせん貿易ぼうえき江戸えど時代じだい鎖国さこく体制たいせいにおいても、事情じじょうわらなかったが、異国いこくへの窓口まどぐちであった長崎ながさき出島でじま)への国内こくない留学りゅうがくによって、細々こまごまとではあったが海外かいがいからの文化ぶんか国内こくないはいっていた。江戸えど時代じだい後期こうきには、輸入ゆにゅうされた学問がくもん科学かがく蘭学らんがくとして徐々じょじょひろまっていった。

近代きんだい

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岩倉いわくら使節しせつだん随行ずいこうした女子じょし留学生りゅうがくせいひだりから永井ながい繁子しげこ上田うえだ悌子ていこ吉益よします亮子あきこ津田つだ梅子うめこ山川やまかわ捨松すてまつ

近代きんだい日本にっぽんにおける外国がいこくへの留学りゅうがく幕末ばくまつはじまり、1862ねん江戸えど幕府ばくふはじめてオランダ留学生りゅうがくせいおくり、いでヨーロッパ諸国しょこくへも派遣はけんしている。また、長州ちょうしゅう薩摩さつまなどのしょはんそうきそいあうようにして、英国えいこくイギリスの日本人にっぽんじん学生がくせい参照さんしょう)やフランス、アメリカなどの各国かっこく若者わかものたちを派遣はけんした。1866ねんには留学りゅうがくのための外国がいこく渡航とこう幕府ばくふによって許可きょかされるにいたり、これら幕末ばくまつ留学生りゅうがくせいやく150にんたっした。

明治めいじ時代じだいはいると、明治めいじ政府せいふ近代きんだい欧米おうべい目指めざして富国強兵ふこくきょうへい殖産しょくさん興業こうぎょうかかげ、このなかで外国がいこく留学りゅうがく重要じゅうよう国策こくさくひとつとなった。明治めいじ4ねん9がつまでの留学生りゅうがくせいは、英国えいこく107にん米国べいこく98にん筆頭ひっとうに、281にんかぞえた[1]岩倉いわくら使節しせつだん派遣はけんでは留学生りゅうがくせい随行ずいこうし、司法しほう制度せいど行政ぎょうせい制度せいど教育きょういく文化ぶんか土木どぼく建築けんちく技術ぎじゅつなどが輸入ゆにゅうされ、海外かいがいから招聘しょうへいした教授きょうじゅ技術ぎじゅつしゃやと外国がいこくじん)によって紹介しょうかい普及ふきゅうされていった。

それだけではなく、明治めいじ以降いこう海外かいがいすぐれた制度せいど輸入ゆにゅうすることや、海外かいがい先進せんしんてき事例じれい調査ちょうさ、かつまた国際こくさいてき人脈じんみゃく形成けいせい、さらには国際こくさいてき通用つうようする人材じんざい育成いくせい目的もくてきとして、官費かんぴ留学りゅうがく制度せいどされた(みつぎしんせい参照さんしょう)。無論むろん、ある程度ていど財力ざいりょく人々ひとびとやパトロンをもののなかには、私費しひ留学りゅうがくによって海外かいがいでの研鑽けんさんえら場合ばあいもみられた。明治めいじ年間ねんかんのこうしたかん私費しひ留学生りゅうがくせい全体ぜんたいやく2まん4,700にんたっするとされ、また1875-1940ねんあいだ文部省もんぶしょうによる官費かんぴ留学生りゅうがくせい在外ざいがい研究けんきゅういん合計ごうけいやく3,200にんかぞえる。

このあいだ著名ちょめい留学りゅうがく経験けいけんしゃとして、伊藤いとう博文ひろぶみ井上いのうえかおるかつら太郎たろう津田つだ梅子うめこ大山おおやま捨松すてまつもり鷗外夏目なつめ漱石そうせき中江なかえ兆民ちょうみん小村こむら壽太郎じゅたろう東郷とうごう平八郎へいはちろう高橋たかはし是清これきよ三浦みうら守治もりじ高橋たかはしじゅん太郎たろう湯川ゆかわ秀樹ひでき朝永あさなが振一郎しんいちろうらがいる。

だい世界せかい大戦たいせん

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だい世界せかい大戦たいせんこうは、フルブライト奨学しょうがくきん制度せいどによる学術がくじゅつ留学りゅうがくおよ研修けんしゅう留学りゅうがくや、ロータリークラブによる海外かいがい生活せいかつ体験たいけん目的もくてきとした留学りゅうがくだい企業きぎょうによる社費しゃひ留学りゅうがく制度せいどされ、おおくのひと海外かいがいけるようになった。その目的もくてきは、海外かいがい人々ひとびととの交流こうりゅうであったり、学術がくじゅつ研究けんきゅうレベルや行政ぎょうせい経営けいえい能力のうりょくげることにあった。また、当然とうぜんのことであるが、国際こくさいじんとして通用つうようする人材じんざい育成いくせいするためにくにとして制度せいどした部分ぶぶんもある。サンケイスカラシップ仏語ふつごコンクール・ド・フランセなどの公費こうひ留学りゅうがくおこなわれた。

現在げんざい

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1985ねんプラザ合意ごうい以後いご急激きゅうげきえんだか傾向けいこうけ、留学りゅうがくはより身近みぢかなものとなり、その目的もくてき動機どうき多様たよう一途いっとをたどっている。これまで、日本にっぽん高等こうとう教育きょういくでは例外れいがいてき水準すいじゅんひくかった経営けいえいがく金融きんゆう工学こうがくまなぶため、ハーバード大学だいがくひとし有名ゆうめい大学だいがくのビジネススクールでMBA研究けんきゅう機関きかん博士はかせごう取得しゅとく目的もくてきとした学術がくじゅつてきなものから、能力のうりょく向上こうじょうのみを目的もくてきとした語学ごがく留学りゅうがく海外かいがいでの生活せいかつ体験たいけん目的もくてきとしたワーキングホリデー、そのほか看護かんご児童じどう英語えいご教師きょうし資格しかく取得しゅとく目的もくてきとするものなどがある。ただし、多元的たげんてき国際こくさい交流こうりゅう時代じだいはいったとはいえ依然いぜんとして欧米おうべいへの留学りゅうがく主流しゅりゅうをなしている。また、パリ症候群しょうこうぐんなど現地げんち社会しゃかいたいする適応てきおう障害しょうがいうったえるケースもられるようになった。

民間みんかん財団ざいだん日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい海外かいがい特別とくべつ研究けんきゅういん制度せいどによって留学りゅうがく助成じょせいおこなわれているものの、その門戸もんこせまく、今日きょう留学りゅうがくのほとんどは私費しひによるものである。留学りゅうがく市場いちば拡大かくだいと、各国かっこく入国にゅうこく審査しんさ基準きじゅん複雑ふくざつによって、留学りゅうがくエージェント数多かずおお参入さんにゅうし、より安価あんか安全あんぜん留学りゅうがくホームステイ可能かのうとなったが、同時どうじ悪質あくしつ留学りゅうがくエージェントによるトラブルもきている。他方たほうで、官費かんぴ留学りゅうがくについては、バブル以降いこう留学りゅうがくした公務員こうむいん留学りゅうがく終了しゅうりょう、わずかすうねん転職てんしょくするケースが問題もんだいとなり、2006ねん6がつ国家こっか公務員こうむいん国費こくひ留学りゅうがくのち、5ねん以内いない退職たいしょくした場合ばあい費用ひよう返還へんかん義務付ぎむづける留学りゅうがく費用ひよう償還しょうかんほう施行しこうされた。

また、2001ねんほう改正かいせいにより、国民こくみん健康けんこう保険ほけんはいっていれば、日本にっぽん国外こくがいでの保険ほけん対象たいしょうない医療いりょうについてもあと差額さがく請求せいきゅうすることができるようになった。ただし、一旦いったん全額ぜんがく自己じこ負担ふたんする必要ひつようがあるうえ日本にっぽん国内こくないにおける医療いりょう値段ねだん基準きじゅんになる。また、いちねん以上いじょう長期ちょうき留学りゅうがく場合ばあい国民こくみん健康けんこう保険ほけんから脱退だったいしなければならない。

せい被害ひがい問題もんだい

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文部もんぶ科学かがくしょうトビタテ!留学りゅうがくJAPANで、留学生りゅうがくせい現地げんち日本人にっぽんじんからせい暴力ぼうりょくける事案じあんかえ発生はっせいするなど、留学生りゅうがくせいせい暴力ぼうりょくセクハラなどをけることがおおい。そのため、2020ねん被害ひがいしゃあつまりウェブサイトげるなど、啓発けいはつ活動かつどうおこなっている。また、2021ねんにははく美徳びとく文部もんぶ科学かがくしょう高等こうとう教育きょういくきょくちょう対応たいおう検討けんとうすることを表明ひょうめいした[2]

日本にっぽんへの留学りゅうがく

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明治大学めいじだいがく中国人ちゅうごくじん留学生りゅうがくせい大正たいしょう初期しょき

近代きんだいだい世界せかい大戦たいせん

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外国がいこくからの日本にっぽんへの留学生りゅうがくせい受入うけいれは、1883ねん朝鮮ちょうせんからの留学生りゅうがくせい40めい慶應義塾けいおうぎじゅくれたころはじまる。にちしん戦争せんそう以降いこうおも中国ちゅうごくからの留学生りゅうがくせい増加ぞうかし、にち戦争せんそうの1906ねんごろには全体ぜんたいで1まんにんたっした。早稲田大学わせだだいがくなどでは清国きよくに留学生りゅうがくせいという中国人ちゅうごくじん留学生りゅうがくせい専用せんよう学部がくぶがあった[3]にちちゅう戦争せんそうはじまると、中国ちゅうごくからの留学生りゅうがくせいはほとんど帰国きこくしたが、植民しょくみんからの留学生りゅうがくせい招致しょうち南方なんぽう特別とくべつ留学生りゅうがくせい制度せいどによる指導しどうしゃ育成いくせいなど国策こくさくてき留学りゅうがく制度せいどつづけられた。

だい世界せかい大戦たいせん

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戦後せんご国際こくさい復帰ふっきたした日本にっぽんは、国際こくさい親善しんぜん国際こくさい貢献こうけん一環いっかんとして、発展はってん途上とじょうこくへの教育きょういく協力きょうりょく目的もくてきとして、1952ねんインドネシア政府せいふからの派遣はけん留学生りゅうがくせいれ、さらに1954ねんには国費こくひ外国がいこくじん留学生りゅうがくせい制度せいど発足ほっそくさせた。外国がいこく政府せいふからの派遣はけん留学生りゅうがくせいは、その中国ちゅうごくが1978ねん開始かいしマレーシアが1984ねん開始かいし、さらにブラジルタイシンガポールなどがつづいた。

また、来日らいにちした留学生りゅうがくせいたいしては、日本にっぽん国際こくさい教育きょういく協会きょうかいが1977ねん設立せつりつされ、1934ねん発足ほっそくした国際こくさい学友がくゆうかいなどとともに、その支援しえん助成じょせい活動かつどう活発かっぱつおこなわれるようになった。

留学生りゅうがくせい10まんにん計画けいかく留学生りゅうがくせい急増きゅうぞう(1983ねん〜)

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日本にっぽん外国がいこくじん留学生りゅうがくせいすう[4]

1983ねん中曽根なかそね内閣ないかくによる「21世紀せいきへの留学生りゅうがくせい政策せいさくかんする提言ていげん」、翌年よくねん6がつの「21世紀せいきへの留学生りゅうがくせい政策せいさく展開てんかいについて」のなかでの、いわゆる「留学生りゅうがくせい10まんにん計画けいかく」の提言ていげんけて、その実現じつげんけた政策せいさくられるようになり、1990年代ねんだい後半こうはんには一時いちじ停滞ていたいしたものの、おもアジア諸国しょこくから日本にっぽんへの留学生りゅうがくせい急増きゅうぞうつづけている(2006ねん数値すうち国籍こくせきべつにみると、中国ちゅうごくが74,292にん(63.0%)、韓国かんこくが15,974にん(13.5%)であり、以上いじょうの2かこく全体ぜんたいの80%ちかくをめる)。2006ねん外国がいこくじん留学生りゅうがくせい総数そうすうは117,927めいで、日本にっぽん政府せいふから奨学しょうがくきん支給しきゅうされているのは、やく10%の9,869めいである[ちゅう 1]。したがって、ほとんどが私費しひ留学生りゅうがくせいである。

私費しひ留学生りゅうがくせいのほとんど(84.4%)はアルバイト従事じゅうじしており、その職種しょくしゅは、「飲食いんしょくぎょう」(55.0%)がもっとおおく、以下いか、「営業えいぎょう販売はんばい」(16.5%)、「語学ごがく教師きょうし」(8.9%)とつづ[5]。こうしたなかで、留学生りゅうがくせい全体ぜんたい学業がくぎょう成績せいせきなどしつ低下ていかられること、留学りゅうがく目的もくてきである学位がくい取得しゅとくできないもの存在そんざい本来ほんらい就労しゅうろう目的もくてきでありながら、留学りゅうがくかくみのにした入国にゅうこく不法ふほう滞在たいざいなどの問題もんだいてん指摘してきされている[6]。2003ねんまつには、きゅう酒田さかた短期大学たんきだいがく多数たすう外国がいこくじん留学生りゅうがくせいがアルバイトのために首都しゅとけんうつみ、(違法いほうである)風俗ふうぞく産業さんぎょう従事じゅうじしていたケースが報道ほうどうされて以来いらい留学生りゅうがくせいたいする社会しゃかいてき懸念けねんたかまっている。2007ねん6がつには風俗ふうぞくてん経営けいえいしていた立命館大学りつめいかんだいがく中国人ちゅうごくじん女子じょし留学生りゅうがくせい入管にゅうかん難民なんみんほう違反いはん不法ふほう就労しゅうろう助長じょちょう)の容疑ようぎ逮捕たいほされた[7]。2007ねん1がつ現在げんざい不法ふほう残留ざんりゅうしゃ総数そうすうは170,839にんであったのにたいし、「留学りゅうがく」の在留ざいりゅう資格しかくから不法ふほう残留ざんりゅうしゃとなったものかずは7,448にん構成こうせい4.4%)にたっしている[8]

就労しゅうろう目的もくてき外国がいこくじん留学生りゅうがくせい不法ふほう残留ざんりゅうしゃ)への規制きせい

編集へんしゅう

外国がいこくじん留学生りゅうがくせいによる不法ふほう就労しゅうろう問題もんだいには、規制きせいがある。就労しゅうろう目的もくてき外国がいこくじん留学生りゅうがくせい偽装ぎそうすることをふせぐため、「在籍ざいせき管理かんり」が徹底てっていできない「よるあいだ)」には、外国がいこくじん留学りゅうがくみとめないとする規制きせいである。これは、出入国しゅつにゅうこく管理かんりおよ難民なんみん認定にんていほうもとづく法務ほうむ省令しょうれいに「もっぱ夜間やかん通学つうがく」する教育きょういく課程かてい在籍ざいせきするものには、「留学りゅうがく」の在留ざいりゅう資格しかく取得しゅとく更新こうしんみとめないと規定きていされていることによる。

このように、「もっぱ夜間やかん通学つうがく」する「よるあいだ)」の学生がくせいたいしては、就労しゅうろう目的もくてきもの留学生りゅうがくせい偽装ぎそうできないよう、「留学りゅうがく」の在留ざいりゅう資格しかくあたえられないなどきびしい規制きせいもうけられており、文部もんぶ科学かがくしょうは、外国がいこくじん留学生りゅうがくせいの「在籍ざいせき管理かんり」を徹底てっていし、規制きせい遵守じゅんしゅするようかく大学だいがく指導しどうおこなっている。げんに、日本にっぽんもっとおおくの留学生りゅうがくせいれてきた早稲田大学わせだだいがくでさえ、よるあいだ)のだい2文学部ぶんがくぶだけは、留学生りゅうがくせい受入うけいれきんじられてきた。

留学生りゅうがくせい30まんにん計画けいかく(2008ねん以降いこう

編集へんしゅう

先進せんしんしょ外国がいこく外国がいこくじん留学生りゅうがくせいすうてみると、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくやく56まんにん(2005ねん)、英国えいこくやく36まんにん(2005ねん)、ドイツやく25まんにん(2005ねん)、フランスがやく27まんにん(2006ねん)と、日本にっぽん大幅おおはば上回うわまわっていることから、文部もんぶ科学かがくしょうなどは、留学生りゅうがくせいすうのさらなる拡大かくだい支援しえんのために「留学生りゅうがくせい30まんにん計画けいかく」をし、2008ねん7がつにその骨子こっし策定さくていした[9]どう骨子こっしによれば、「日本にっぽん留学りゅうがくへの関心かんしんこす動機どうきづけや情報じょうほう提供ていきょうから、入試にゅうし入学にゅうがく入国にゅうこくくち改善かいぜん大学だいがくとう教育きょういく機関きかん社会しゃかいにおける受入うけい体制たいせい整備せいび卒業そつぎょう修了しゅうりょう就職しゅうしょく支援しえんとういた幅広はばひろ施策しさく」をおこなうことで、2020ねんまでに留学生りゅうがくせいすうを30まんにんにまでやすことを目標もくひょうとしている。

この計画けいかく実現じつげんするため文科ぶんかしょうは、2009ねんに「海外かいがい学生がくせい」が「留学りゅうがくしやすい環境かんきょう」への取組とりくみをおこな拠点きょてん大学だいがく選定せんていし、これに財政ざいせい支援しえんおこなう『国際こくさい拠点きょてん整備せいび事業じぎょうグローバル30)』を実施じっしすると発表はっぴょう審査しんさえらばれた、東京大学とうきょうだいがく京都大学きょうとだいがく早稲田大学わせだだいがく慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくなどへ、年間ねんかん2~4おくえん程度ていどを5年間ねんかん交付こうふ支援しえんおこなうことになった。

しかし、当初とうしょから留学生りゅうがくせいはアジアとく中国ちゅうごくかたよることが予想よそうされていた。谷岡たにおか郁子いくこ参議院さんぎいん議員ぎいん当時とうじ)は、「となり学費がくひして自分じぶん学費がくひさないということにひとしいことがおこなわれている」として、国内こくない学生がくせい軽視けいしする姿勢しせい批判ひはんした[10]。その2010年代ねんだい後半こうはんには30まんにん達成たっせいしたものの、その実態じったいはアジアじん学生がくせいかたよっていたほか、出稼でかせ目的もくてき留学生りゅうがくせい不法ふほう滞在たいざい失踪しっそう悪質あくしつ留学りゅうがくビジネス業者ぎょうしゃ跋扈ばっこまねくことになり[11]、2021ねんにはウィシュマさん死亡しぼう事件じけんきた。またネット世論せろん排外はいがい主義しゅぎ惹起じゃっきした側面そくめん指摘してきされている[10]

2022ねん3がつ3にち岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは、記者きしゃ会見かいけんで、「新型しんがたコロナにより、この2年間ねんかん、15まんにん留学生りゅうがくせい来日らいにち心待こころまちにしている状況じょうきょうです。くにたからともえる留学生りゅうがくせいが、国民こくみん安心あんしんたもちつつ円滑えんかつ入国にゅうこくできるよう、「留学生りゅうがくせい円滑えんかつ入国にゅうこくスキーム」をもうけ、ビジネスきゃく比較的ひかくてきすくない平日へいじつ中心ちゅうしんに、空席くうせき活用かつようして、優先ゆうせんてき入国にゅうこくできるよう支援しえんをいたします」とべた[12]。2023ねん3がつ17にち岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうは、議長ぎちょうつとめる教育きょういく未来みらい創造そうぞう会議かいぎで、従来じゅうらい留学生りゅうがくせい30まんにん計画けいかくわり、2033ねんまでに外国がいこくじん留学生りゅうがくせいすうを40まんにんにする目標もくひょうかかげた[13]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける留学りゅうがく

編集へんしゅう

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくは、世界せかい各国かっこくからの移民いみん留学生りゅうがくせい非常ひじょうおおい。なかでも大学院だいがくいんにおいては過半数かはんすう留学生りゅうがくせいめることもめずらしくはない。近年きんねんではとくインド中国ちゅうごく韓国かんこく日本にっぽん台湾たいわんなどアジアからの留学生りゅうがくせいおおい。学年がくねんは9がつごろからはじまるが、いちねんのうち複数ふくすう入学にゅうがく時期じきがある学科がっか大学だいがくおおい。しかし同時どうじに、教育きょういくしつたかければたかいほど学費がくひ高額こうがくである傾向けいこうがあり、ぞく一流いちりゅうばれる大学だいがくでは、年間ねんかん学費がくひ日本円にほんえんにして300まんえんえるところもおおい(後述こうじゅつするように大学院だいがくいんでは、分野ぶんやによって状況じょうきょう一変いっぺんする)。

評価ひょうかきびしくなされるが、あらゆることにおいて交渉こうしょう余地よちがあり、様々さまざま例外れいがいみとめられることがおおいのも特徴とくちょうである。複数ふくすう専攻せんこう課程かてい並行へいこうしてひとめずらしくなく、専攻せんこうせんもんとらわれず様々さまざま講義こうぎることができるのもアメリカの大学だいがく特色とくしょくである。留年りゅうねんしゃ休学きゅうがくしゃ編入へんにゅうしゃ退学たいがくしゃ日本にっぽん大学だいがくくらべておおく(卒業そつぎょうりつが5わり以下いか学科がっかもある)、4ねんせい大学だいがくであっても4ねん卒業そつぎょうするひと全体ぜんたいとしてすくない傾向けいこうにある。

学生がくせいは、講義こうぎにおいては積極せっきょくてき質問しつもん議論ぎろんをすることがもとめられ(先生せんせい学生がくせい理解りかい推定すいていするためにも重要じゅうようであり、高度こうど内容ないよう質問しつもんである必要ひつようはない)、それらは成績せいせき直接ちょくせつ反映はんえいされる。大学院だいがくいん進学しんがくする場合ばあいには学部がくぶ成績せいせき選考せんこう影響えいきょうし、さらには平均へいきん以上いじょう評価ひょうかされる大学だいがく場合ばあい一定いってい以上いじょう成績せいせきたもっておかなければ退学たいがくになる制度せいどもうけられているのが一般いっぱんてきで、入学にゅうがくしゃ半数はんすう以上いじょう退学たいがくする大学だいがくもある。これらの理由りゆうから、講義こうぎをしばらくけてみて、その講義こうぎるかどうかかんがえる期間きかんあたえられる(日本にっぽんにはこの制度せいどいため、英字えいじ成績せいせきひょうには「不可ふか」は記載きさいしない大学だいがくおおい)。この退学たいがく評価ひょうか制度せいどは、高度こうど内容ないよう講義こうぎ学生がくせい積極せっきょくてきりたがらない傾向けいこうしょうじさせたり、教養きょうようつけいているひととそうでないひととの一層いっそう拡大かくだいするというまけいちめんもある。

ほかに日本にっぽんにはあまりない北米ほくべい大学だいがく特色とくしょくとして、りょうせいのところがあることや、フラタニティ組織そしきされていることなどがげられる。

留学りゅうがくさい十分じゅうぶん英語えいごりょくしめすためにTOEFLのスコアの提出ていしゅつがほとんどの大学だいがく大学院だいがくいん要求ようきゅうされるが、大学だいがく内容ないようについていくだけの英語えいごりょくがないと判断はんだんされた場合ばあい大学だいがく附属ふぞく英語えいご学校がっこうかようことを要求ようきゅうもしくは推奨すいしょうされることがある。そのような英語えいご学校がっこう一般いっぱん大学だいがく附属ふぞくしてはいるものの、教育きょういく機関きかんとしては独立どくりつした学校がっこうであることがおおく、かりにその英語えいご学校がっこう要求ようきゅうされる成績せいせきせたとしても、それだけで附属ふぞく大学だいがく入学にゅうがくできるとはかぎらないので、入学にゅうがく要件ようけんをよく確認かくにんする必要ひつようがある。

大学だいがく大学院だいがくいん学位がくい取得しゅとくのための留学りゅうがくだけでなく、短期たんき留学りゅうがく語学ごがく留学りゅうがく、あるいはコミュニティ・カレッジへの留学りゅうがくおおい。また、留学りゅうがくエージェントなどの代行だいこう業者ぎょうしゃ利用りようするひともいる。住居じゅうきょについてはだい学寮がくりょうはいひとホームステイ利用りようするひと大学だいがく周辺しゅうへんのアパートをりるなど様々さまざまである。

留学生りゅうがくせいけの様々さまざま種類しゅるい奨学しょうがくきん制度せいど存在そんざいする。アメリカにおいては「奨学しょうがくきん(Scholarship)」というと返済へんさい義務ぎむのないもののことをし、返済へんさい義務ぎむのあるものは「貸付かしつけきん(Loan)」とんで区別くべつされる。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく夏時間なつじかん採用さいようしているため(採用さいようしていない地域ちいきもある)、現地げんち時間じかん3がつだい2日曜日にちようび午前ごぜん2-11月だい1日曜日にちようび午前ごぜん2あいだ日本にっぽんとの時差じさがずれるので注意ちゅうい必要ひつよう

州立しゅうりつ大学だいがくこうでもべられているように、カリフォルニア州立しゅうりつ大学だいがく(California State University)とカリフォルニア大学だいがく(University of California)のように、おなしゅうないちが名前なまえ州立しゅうりつ大学だいがくが、独立どくりつにいくつか存在そんざいする場合ばあいがある。

米国べいこく大学院だいがくいん留学りゅうがく

編集へんしゅう
大学院だいがくいん入学にゅうがく選考せんこうについてはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける入学にゅうがく試験しけん#大学院だいがくいん入試にゅうし参照さんしょう
学位がくい奨学しょうがくきん大学院だいがくいんでの教育きょういく試験しけんについてはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく教育きょういく#大学院だいがくいん参照さんしょう

大学院だいがくいん分野ぶんやによって制度せいど評価ひょうか習慣しゅうかんちがう。また、留学生りゅうがくせい非常ひじょうおおい。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくへの留学生りゅうがくせい総数そうすうは55まんにん以上いじょうで、そのうちおよそ半数はんすう大学院だいがくいん留学生りゅうがくせいである。正規せいき入学にゅうがく留学りゅうがくこころみる場合ばあいでも、おおくのくに試験しけん会場かいじょうがあり、基本きほんてきには米国べいこく入国にゅうこくせずに入学にゅうがく選考せんこう必要ひつよう書類しょるい試験しけん成績せいせきのすべてを用意よういできることがおおい。ただし、分野ぶんや大学院だいがくいんによっては対面たいめん面接めんせつ要求ようきゅうされることもある。

博士はかせ課程かていは、修士しゅうし課程かていのち設置せっちされている場合ばあいと、修士しゅうし課程かてい並列へいれつして設置せっちされている場合ばあいとがあり(この場合ばあい博士はかせ課程かていはいわゆる一貫いっかんせい課程かていとなっており、研究けんきゅうしゃ目指めざひと学部がくぶそつすぐに博士はかせ課程かていはいる)、どちらが一般いっぱんてきかも分野ぶんやによってちがう。米国べいこく大学だいがく教育きょういくにおいては大学院だいがくいん中心ちゅうしんであり、大学院だいがくいん設置せっちされている大学だいがく学部がくぶより大学院だいがくいんのほうが規模きぼおおきいこともよくある。また、日本にっぽんくらべて大学だいがく学部がくぶにおいては専門せんもん分野ぶんやより教養きょうよう重点じゅうてんかれていることがおおく、大学院だいがくいんから専攻せんこうえるひとおおい。

大学だいがく同様どうよう大学院だいがくいん学費がくひ日本にっぽんくらべてかなり高額こうがく場合ばあいおおいが、医学いがくなどをのぞ理系りけい分野ぶんや自然しぜん科学かがくけい工学こうがくけいなど)においては、ほぼすべての院生いんせいTATeaching Assistant学部がくぶ学生がくせい質問しつもんけたり、レポートの採点さいてんなど講義こうぎ手伝てつだいをする。ときには講義こうぎまかされることもある)やRA(Research Assistant研究けんきゅう助手じょしゅ)をすることにより学費がくひ全額ぜんがく免除めんじょになり、しかも十分じゅうぶん生活せいかつ給付きゅうふされるのが一般いっぱんてきである。また、おおくの大学だいがくでは院生いんせいにはりょう完備かんびされている。学生がくせいおしえるには英語えいごりょくすこりないという場合ばあいにはGradingとばれる、レポートの採点さいてんなどのみをおこな職位しょくいもうけている大学院だいがくいんもある。また、カナダ入学にゅうがく選考せんこう制度せいど試験しけん統一とういつされているため、カナダの大学院だいがくいん選択肢せんたくしとしてふくめる志願しがんしゃおおい。

オーストラリアにおける留学りゅうがく

編集へんしゅう

アメリカ留学りゅうがくつぎ英語えいごけん留学りゅうがくさきとしておおいのがオーストラリアである。オーストラリア留学りゅうがくは、近年きんねん留学生りゅうがくせいビザでもはたらける英語えいごけん唯一ゆいいつくにとなったことで世界中せかいじゅうからの留学生りゅうがくせいかず急激きゅうげきえている。大学だいがく大学院だいがくいん世界せかい大学だいがくランキングにおいて日本にっぽんばい以上いじょうのランキングインもめずらしくなく教育きょういく水準すいじゅんたかい。中国ちゅうごく韓国かんこく南米なんべいなどからの留学生りゅうがくせいおお半面はんめん、イギリスやアメリカの若者わかもの仕事しごとがあり自国じこくばい以上いじょう時給じきゅうもらえるオーストラリアをえら傾向けいこうがある。とくにイギリスとアイルランドからオーストラリアへのワーキングホリデーのかず年間ねんかん5まんにん以上いじょうとイギリスで報道ほうどうされている。アメリカじんがオーストラリアの大学だいがく留学りゅうがくする人数にんずう日本人にっぽんじん留学生りゅうがくせいよりも人気にんきたかい。

学年がくねんは2がつごろからはじまるが、いちねんのうち3かい入学にゅうがく時期じきがある大学だいがくおお入学にゅうがく卒業そつぎょうもフレキシブルなてん人気にんきあつめている要因よういんである。

オーストラリア大学だいがくシステム

編集へんしゅう

日本にっぽんではあまりなじみのない一般いっぱん教養きょうようのない大学だいがくシステムでイギリスとおなじなので、1ねんからせんもん勉強べんきょうはじまる無駄むだのないシステムとえる。3年間ねんかん卒業そつぎょう可能かのうなのでたとえば1年間ねんかん英語えいご勉強べんきょうしてIELTS(アイエルツ)を取得しゅとくしてから大学だいがく入学にゅうがくした場合ばあいでも日本にっぽん大学生だいがくせいおなじもしくはそれよりもはや大学だいがく卒業そつぎょうすることができる。またダブルメジャーという専攻せんこう科目かもくを2つ同時どうじ勉強べんきょう卒業そつぎょうすることもできるので将来しょうらいつよい。専攻せんこう科目かもく以外いがいでも様々さまざま講義こうぎることができるのもオーストラリアの大学だいがく特色とくしょくである。ギャップイヤーが定着ていちゃくしており、現地げんち生徒せいと入学にゅうがくまえに1年間ねんかん世界せかい旅行りょこうったりはたらいたりしてからはい学生がくせいもいればきゅうで16さい入学にゅうがくするものもいる。また日本にっぽんおおきくちがうのは大学だいがく半分はんぶん以上いじょうは18さいや19さい入学にゅうがくするが、40〜50だいや80だい学生がくせいおおられることである。勉強べんきょうしたい学生がくせい年齢ねんれい関係かんけいなくだれでもれているのも自由じゆう風土ふうど根付ねついている。

卒業そつぎょうは、ぞくうグラデュエーションビザとう、オーストラリアの大学だいがく卒業そつぎょうから3年間ねんかんオーストラリアではたらいてもよいというビザが発給はっきゅうされる。きな仕事しごと会社かいしゃえらぶことが可能かのうなのでこの3年間ねんかんのうちに現地げんち企業きぎょうからビジネスビザや永住えいじゅうビザをもらうことも可能かのうとなっている。

オーストラリア大学だいがく入学にゅうがく基準きじゅん

編集へんしゅう

留学りゅうがくさい十分じゅうぶん英語えいごりょくしめすためにIELTSのスコアの提出ていしゅつがほとんどの大学だいがく大学院だいがくいん要求ようきゅうされるが、IELTSは大学だいがく附属ふぞく私立しりつ英語えいご学校がっこうかようことで取得しゅとくできるが、大学だいがく付属ふぞくでは1ねんいちかい入学にゅうがく採点さいてんたいして私立しりつ英語えいご学校がっこう毎月まいつき入学にゅうがくができて成績せいせきければすぐに進学しんがくできるので、期間きかん費用ひよう節約せつやくしたいものは私立しりつ語学ごがく学校がっこう推奨すいしょうされる。英語えいご学校がっこうはいるためには英語えいごりょくまった必要ひつようないのでだれでも留学りゅうがくができるのも特徴とくちょう

大学だいがく大学院だいがくいん学位がくい取得しゅとくのための留学りゅうがくだけでなく、短期たんき留学りゅうがく専門せんもん学校がっこう語学ごがく留学りゅうがくでも現地げんち仕事しごとができるのがオーストラリア唯一ゆいいつ特徴とくちょうで、2011ねん7がつから英国えいこくでは学生がくせいビザは大学生だいがくせい以外いがいはたらけないと規程きていわったため、英国えいこくはたらくことはむずかしい。

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくにおける留学りゅうがく

編集へんしゅう

2000年代ねんだい経済けいざい成長せいちょうともない、中国ちゅうごくから外国がいこくへの留学生りゅうがくせい増加ぞうかしている。年間ねんかん平均へいきんやく2まん5せんにん[14]

官費かんぴ留学りゅうがく

編集へんしゅう

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくから外国がいこくへの官費かんぴ国費こくひ留学りゅうがくについては、2007ねん9がつより、

  • 留学りゅうがく終了しゅうりょうに2年間ねんかんこくのためにはたらくこと
  • 違反いはんした場合ばあいには、費用ひよう全額ぜんがくくわえて、費用ひようの30%の違約いやくきんはら

以上いじょう留学生りゅうがくせい義務ぎむづけられた[15]

その結果けっか留学生りゅうがくせい帰国きこくりつは98%となった(国家こっか留学りゅうがく基金ききん管理かんり委員いいんかい調しらべ)[16]

自費じひ留学りゅうがく

編集へんしゅう

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく教育きょういくの2009ねん3がつ発表はっぴょうによると、改革かいかく開放かいほう以来いらい30年間ねんかんにおける留学りゅうがくしゃすう自費じひ官費かんぴあわせて139まんにんであり、うち100まんにん依然いぜん海外かいがいとどまっているといい、自費じひ留学生りゅうがくせい帰国きこくりつひくいことがあきらかとなった[17][18]

留学りゅうがく経験けいけんしゃは「海亀うみがめ」とばれる。当初とうしょ語学ごがくりょく武器ぶき高額こうがく給与きゅうよていたが、次第しだい語学ごがくりょく以外いがい能力のうりょくもとめられるようになった。そのため、就職しゅうしょくなん就職しゅうしょくできないものてきている[19]

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくへの留学りゅうがく

編集へんしゅう

中国ちゅうごく経済けいざい発展はってんわせ、アジアを中心ちゅうしんとして中国ちゅうごくへの留学生りゅうがくせい増加ぞうかしている。日本にっぽんでも留学りゅうがくさきとして人気にんきたかく、留学りゅうがくしゃすうはアメリカにいで2番目ばんめおお[20]

ヨーロッパにおける留学りゅうがく

編集へんしゅう

当然とうぜんながらくにによって事情じじょうことなるが、たとえばフランスにおいては、医療いりょう教育きょういくかんする費用ひよう税金ぜいきんからまかなわれているため、病院びょういん大学だいがくにおける医療いりょう学費がくひ無料むりょうであり(ただし登録とうろく手数料てすうりょうなどは支払しはら必要ひつようがある)、これは留学生りゅうがくせいにも適用てきようされる。ドイツ以前いぜん大学だいがく学費がくひ無料むりょうであったが、近年きんねん日本にっぽん学費がくひくらべればわずかな金額きんがくではあるが有料ゆうりょうった。教育きょういく体制たいせい非常ひじょうすぐれていると評価ひょうかされることもおおフィンランドでは大学だいがく大学院だいがくいんども学費がくひ無料むりょうである。

大学だいがく学費がくひイギリス圏内けんない出身しゅっしん学生がくせいであれば、年間ねんかん日本円にほんえんにして一律いちりつ20まんえん程度ていどめられているが、そのくにからの留学生りゅうがくせい場合ばあいは、年間ねんかんやく200まんえんほど高額こうがく学費がくひはらわなければならない(2008ねん現在げんざい)。ただし、2004ねん学費がくひ後払あとばら制度せいど法案ほうあん成立せいりつし、2006ねんあきから、大学だいがく学費がくひ大学だいがく卒業そつぎょう一定いってい所得しょとく水準すいじゅんえてから支払しはらうことができるようになった。

ドイツではアビトゥーア名称めいしょう中等ちゅうとう教育きょういく修了しゅうりょう資格しかくとなるが、日本にっぽんにおける高校こうこう卒業そつぎょう資格しかく同等どうとう資格しかくである)をってさえいれば原則げんそくとしてどの大学だいがくでも無条件むじょうけん入学にゅうがくすることができる。そのためドイツでは、どこの大学だいがく卒業そつぎょうしたとうのがそれほど価値かちたないため、特定とくてい大学だいがく学生がくせい集中しゅうちゅうするようなことはほとんどこっていないが、それでもごく特定とくてい大学だいがく学科がっかとう学生がくせい集中しゅうちゅうしたとしには、入学にゅうがくしゃすう制限せいげんしたり、成績せいせき合否ごうひめたり、個別こべつ入学にゅうがく試験しけん実施じっしする場合ばあいもある。

フランスでは統一とういつ入学にゅうがく資格しかく試験しけんをパスしてバカロレアさえれば、公立こうりつこうであれば基本きほんてき何処どこ大学だいがくでも入学にゅうがくすることが出来でき前述ぜんじゅつのように学費がくひがほとんど無料むりょうである。ただし、フランスではグランゼコールばれる、大学だいがくとはべつ教育きょういく機関きかんなかの「名門めいもんこう」のほうがその価値かちたかいと評価ひょうかされることがおおく、企業きぎょう経営けいえいじん政府せいふ上層じょうそうのほとんどがグランゼコール出身しゅっしんしゃめられている。グランゼコールの学生がくせい国家こっか公務員こうむいんあつかいとなり、給与きゅうよ支給しきゅうされる。ただし、非常ひじょうせまもんとなるグランゼコール入学にゅうがく選考せんこうのための準備じゅんびをする、グランゼコール進学しんがく準備じゅんびこうばれる私立しりつ学校がっこう学費がくひ高額こうがくである。

途上とじょうこくへの留学りゅうがく

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途上とじょうこくへの留学りゅうがく数少かずすくないものの、英語えいご公用こうようとしてはな途上とじょうこくへの留学りゅうがく事情じじょうすこしそれがことなる。語学ごがく学習がくしゅうとくしたかたちで、物価ぶっかやす途上とじょうこくでの語学ごがく留学りゅうがくというポジションで確立かくりつされつつある。

フィジー政府せいふでは、英語えいごのみを公用こうようとしてみとめており、自国じこく英語えいご公用こうよう2つをさだめる国々くにぐにとは環境かんきょうちがう。そのフィジーにおいて廃校はいこうしゃ利用りようし、南太平洋みなみたいへいよう特有とくゆうのホスピタリティーをりにした語学ごがく学校がっこう近年きんねん拡大かくだいしている。格安かくやす生活せいかつ学費がくひなど留学りゅうがく費用ひようのため、年間ねんかん1500めい留学生りゅうがくせいがフィジーに語学ごがく留学りゅうがくかうようになった。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ こうせん専修せんしゅう学校がっこうのぞくと、総数そうすうは93,804めい国費こくひ留学生りゅうがくせいすうは9,312めいとなる。「外国がいこくじん留学生りゅうがくせいすう総務そうむしょう統計とうけいきょく(2006ねん5がつ1にち現在げんざい

出典しゅってん

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  1. ^ 手塚てづか竜麿たつまろ、「幕末ばくまつあかりはつにラトガーズでまなんだ日本人にっぽんじん日本にっぽんえいがく研究けんきゅうかい研究けんきゅう報告ほうこく 1967ねん 1967かん 70ごう p.1-5, doi:10.5024/jeiken1964.1967.70_1
  2. ^ 「トビタテ!留学りゅうがく」でせい被害ひがい報告ほうこく 文科ぶんかしょう実態じったい調査ちょうさ 教育きょういく新聞しんぶん
  3. ^ 教科書きょうかしょにはっていない!戦前せんぜん日本にっぽん』84ぺーじ
  4. ^ かく数値すうちは、かくとし5がつ1にち現在げんざい専修せんしゅう学校がっこう専門せんもん課程かてい留学生りゅうがくせいふくむ。文部もんぶ科学かがくしょう学術がくじゅつ国際こくさいきょく留学生りゅうがくせい調しらべ。
  5. ^ 日本にっぽん学生がくせい支援しえん機構きこう平成へいせい17年度ねんど 私費しひ外国がいこくじん留学生りゅうがくせい生活せいかつ実態じったい調査ちょうさ」。また、若林わかばやし亜紀あき『サラダボウルした日本にっぽん――外国がいこくじん依存いぞん社会しゃかい現場げんばあるく』光文社こうぶんしゃ、2007ねん参照さんしょうのこと。
  6. ^ 総務そうむしょう留学生りゅうがくせい受入うけい推進すいしん施策しさくかんする政策せいさく評価ひょうかしょ平成へいせい17ねん1がつ
  7. ^ 「エステで不法ふほう在留ざいりゅう中国人ちゅうごくじんはたらかす、立命大りつめいだい留学生りゅうがくせい逮捕たいほ」『読売新聞よみうりしんぶん』2007ねん6がつ30にち
  8. ^ 法務省ほうむしょうプレスリリース(平成へいせい19ねん2がつ本邦ほんぽうにおける不法ふほう残留ざんりゅうしゃすうについて
  9. ^ 文部もんぶ科学かがくしょうほか「留学生りゅうがくせい30まんにん計画けいかく骨子こっし
  10. ^ a b 山本やまもとさえさとサイバースペースにおける排外はいがいてき言説げんせつ構成こうせい留学生りゅうがくせい30まんにん計画けいかくかんする国会こっかい質疑しつぎ録画ろくが起点きてんとして-」『言語げんご政策せいさくだい9ごう
  11. ^ ゆめもの学校がっこうふとる」くさり拘束こうそく日本語にほんご学校がっこうもと職員しょくいんかたった“いがんだ留学生りゅうがくせいビジネス” | TBS NEWS DIG (2ページ)
  12. ^ れい4ねん3がつ3にち 岸田きしだ内閣ないかく総理そうり大臣だいじん記者きしゃ会見かいけん 首相しゅしょう官邸かんていホームページ
  13. ^ 10ねん留学生りゅうがくせいれ40まんにん日本人にっぽんじん留学生りゅうがくせい50まんにん 政府せいふ目標もくひょう朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶん. 2024ねん8がつ2にち閲覧えつらん
  14. ^ 中国ちゅうごく世界せかい最大さいだいの「留学生りゅうがくせい輸出ゆしゅつこく」に 」サーチナ・中国ちゅうごく情報じょうほうきょく、2008ねん4がつ3にちづけ配信はいしん
  15. ^ 頭脳ずのう流出りゅうしゅつめろ!国費こくひ留学生りゅうがくせいは「おれい奉公ほうこう」を義務付ぎむづRecord China、2007ねん9がつ27にち
  16. ^ 頭脳ずのう流出りゅうしゅつ阻止そし成功せいこう国費こくひ留学生りゅうがくせいの98%が帰国きこく」Record China、2007ねん10がつ20日はつか
  17. ^ "中国人ちゅうごくじん留学生りゅうがくせい、100まんにん海外かいがい滞在たいざい中国ちゅうごく教育きょういく"、Record China、2009ねん3がつ28にち配信はいしん、2009ねん4がつ9にち閲覧えつらん
  18. ^ "改革かいかく30ねん我国わがくに出国しゅっこく留学生りゅうがくせい139まん 回国かいこくりつ不足ふそくさんなり"河南かなんしょう教育きょういく网公しきwebページ(中国ちゅうごく)、2009ねん4がつ9にち閲覧えつらん
  19. ^ 「〈就職しゅうしょくなん留学りゅうがくがえりの「海亀うみがめ」、いまではすっかり「海草かいそうあつかいに」Record China、2008ねん3がつ26にちづけ配信はいしん
  20. ^ [1]

参考さんこう文献ぶんけん

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  • サンケイ新聞しんぶん開発かいはつしつへん海外かいがい留学りゅうがく案内あんない』サンケイ新聞しんぶん出版しゅっぱんきょく、1966ねん増補ぞうほ改訂かいていばん、1967ねん
  • サンケイ新聞しんぶんしゃ海外かいがい留学りゅうがく案内あんない』サンケイ新聞しんぶんしゃ出版しゅっぱんきょく、1970ねん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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行政ぎょうせい機関きかん

留学りゅうがく助成じょせい財団ざいだん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん

特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん - NPO法人ほうじん