MP40

MP 40
	MP 40
MP 40
種類しゅるい	短たん機関きかん銃じゅう
製造せいぞう国こく	ドイツ
設計せっけい・製造せいぞう	エルマ・ベルケ（開発かいはつメーカー）、ヘーネル、ステアー（オーストリア）なお、この銃じゅうを、シュマイザーMP40と表記ひょうきする書籍しょせきがあるが、これは、イギリスの情報じょうほう部ぶが間違まちがえて報告ほうこくしたため、広ひろまってしまった[要よう出典しゅってん]。
年代ねんだい	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん
仕様しよう
種別しゅべつ	短たん機関きかん銃じゅう
口径こうけい	9mm
銃身じゅうしん長ちょう	251mm
使用しよう弾薬だんやく	9x19mmパラベラム弾だん
装弾そうだん数すう	32発はつ, 64発はつ（MP40-IIのみ）
作動さどう方式ほうしき	シンプル・ブローバック方式ほうしき; オープンボルト撃げき発はつ
全長ぜんちょう	630mm/833mm
重量じゅうりょう	3.97kg
発射はっしゃ速度そくど	500発はつ/分ぶん
銃口じゅうこう初速しょそく	380m/秒びょう
有効ゆうこう射程しゃてい	100～200m
歴史れきし
設計せっけい年ねん	1938年ねん
製造せいぞう期間きかん	1938年ねん-1944年ねん
配備はいび期間きかん	1938年ねん-1945年ねん（ドイツ軍ぐん）
配備はいび先さき	ドイツ国防こくぼう軍ぐん、武装ぶそう親衛隊しんえいたい、イスラエル国防こくぼう軍ぐんなど
関連かんれん戦争せんそう・紛争ふんそう	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん、第だい一いち次じ中東ちゅうとう戦争せんそう、第だい二に次じ中東ちゅうとう戦争せんそう、アルジェリア戦争せんそう、ベトナム戦争せんそうなど
バリエーション	バリエーションを参照さんしょう
製造せいぞう数すう	推定すいてい100万まん丁ちょう以上いじょう
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MP 40（ドイツ語ご：Maschinenpistole 40 （マシーネンピストーレ・フィーアツィヒ）およびMP 38は、ナチス・ドイツの時代じだいに開発かいはつされた短たん機関きかん銃じゅうである。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なか、ドイツ国防こくぼう軍ぐんやドイツから供給きょうきゅうを受うけた枢軸すうじく国こく軍ぐんなどで広ひろく用もちいられた。

MP18やトンプソン・サブマシンガンなど従来じゅうらいの短たん機関きかん銃じゅうと比較ひかくして、鋼板こうはんプレス加工かこうやプラスチックを利用りようしてコストダウンが図はかられている。このデザインは連合れんごう国こく側がわの銃器じゅうき設計せっけい思想しそうにも影響えいきょうを与あたえた。

MP38/MP40には「シュマイザー」という通称つうしょうがあり、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中ちゅうにアメリカで作つくられたドイツの銃器じゅうきマニュアル集しゅうでもその名なで紹介しょうかいされている。これはドイツの銃器じゅうき設計せっけい者しゃ・ヒューゴ・シュマイザーから取とられたものであるが、彼かれはMP38/MP40の開発かいはつには関かかわっていない。このような呼よび名なが生しょうじたのは、連合れんごう軍ぐん側がわがMP18の開発かいはつに関かかわったシュマイザーが、MP40でも同おなじように関かかわっていたものと勘違かんちがいしたとの説せつ、ステープラーをホッチキスと呼よぶが如ごとく、非ひヤマハ製せいの電子でんしオルガンをエレクトーンと呼よぶが如ごとく、醤油じょうゆをキッコーマンと呼よぶが如ごとく、マシンピストルの別称べっしょう・代名詞だいめいしとして「シュマイザー」が用もちいられていた説せつがある。後者こうしゃの例れいとして、ドイツ軍ぐん兵士へいしからもMP38/MP40をシュマイザーと呼よばれていた事実じじつがある^[1]。

開発かいはつ

第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん末期まっきにドイツ帝国ていこくで採用さいようされたMP18及およびMP28は最初さいしょ期きの短たん機関きかん銃じゅうとして知しられ、戦せん間あいだ期きにおいてもトンプソン・サブマシンガンと並ならんで世界せかい各地かくちで使用しようされた。

1935年ねんのドイツ再さい軍備ぐんび宣言せんげんの後のち、大幅おおはばに拡張かくちょうされたドイツ国防こくぼう軍ぐんは先進せんしん的てきな軍備ぐんびを整備せいびしはじめるが、歩兵ほへい分隊ぶんたいの火力かりょくを容易よういに強化きょうかできる手段しゅだんとして短たん機関きかん銃じゅうを重視じゅうしし、世界せかい各国かっこくに先駆さきがけてその全面ぜんめん配備はいびを行おこなった。

MP18/MP28は、第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん末期まっきに開発かいはつされた簡易かんいな構造こうぞうの決戦けっせん兵器へいきだったが、軍ぐんは更さらに生産せいさんの容易よういな短たん機関きかん銃じゅうを求もとめた。エルマ・ベルケ社しゃは積年せきねんの研究けんきゅうから開発かいはつした次世代じせだい短たん機関きかん銃じゅうをMP36の名称めいしょうで試作しさくし、その改良かいりょう型がたがMP38として採用さいようされた。

1943年ねんにアメリカ陸軍りくぐんが作成さくせいした鹵獲ろかく火器かきの取とり扱あつかいに関かんする教育きょういく映画えいがの抜粋ばっすい。MP40の基本きほん的てきな取とり扱あつかいを実演じつえんしている。使用しようされているのは、コッキングハンドルを前方ぜんぽうで固定こていする機能きのうを持もたない初期しょき型がたである

従来じゅうらいの短たん機関きかん銃じゅうが木製もくせいの固定こてい式しき銃床じゅうしょうを持もつ小銃しょうじゅうの延長えんちょう上じょうにあるデザインだったのに対たいして、MP38は鋼板こうはんプレスとパイプで製造せいぞうされた折畳おりたたみ式しきストックを持もち、滑すべり止とめ用ようのグリップ回まわりはベークライトで製造せいぞうされ、マガジンハウジングとマガジンに反動はんどう制御せいぎょ用ようのフォアグリップとしての機能きのうを兼用けんようさせるなど、従来じゅうらいの短たん機関きかん銃じゅうとは明あきらかに一線いっせんを画かくするコンセプトでデザインされていた。ただしマガジンハウジングとグリップの間あいだには細身ほそみのレシーバーカバーが装着そうちゃくされ、ストックを伸のばした状態じょうたいで従来じゅうらい型がたのフォアグリップとして使つかえるようになっていた。使用しようする弾薬だんやくは、互換ごかん性せいを配慮はいりょして、ドイツ軍ぐんが拳銃けんじゅう弾だんとして採用さいようしていた､9mmパラベラム弾だんを使用しようする。

また、リコイル・スプリングを伸縮しんしゅく式しきのリコイルユニットに収納しゅうのうし、ボルトが後退こうたいする際さいの気体きたい緩衝かんしょう装置そうち(エア・バッファ)と防塵ぼうじん・防ぼう泥どろカバーを兼かねさせる工夫くふうを追加ついかし、軽量けいりょうなボルトを用もちいながら500発はつ/分ぶんまで連射れんしゃ速度そくどを抑制よくせいする事ことに成功せいこうするとともに、リコイル・スプリングを錆さびから保護ほごする点てんでも効果こうかを上あげた。射撃しゃげきモードはフルオート（連発れんぱつ）のみで、セミオート（単発たんぱつ）は設定せっていされていない。

テーパーがかかった銃身じゅうしんの下面かめんには、車輌しゃりょうの手てすりなどに銃じゅうを委託いたくした射撃しゃげき、あるいは銃眼じゅうがんを通とおした射撃しゃげきの際さいに、銃身じゅうしんを支ささえるためのリブが取とり付つけられている。

この間あいだに、ナチス政権せいけんはオーストリア・チェコを併合へいごうして対外たいがい拡張かくちょう政策せいさくに転てんじ、これに歩調ほちょうをあわせてドイツ国防こくぼう軍ぐんも英えい仏ふつとの衝突しょうとつに備そなえて急きゅう拡張かくちょうを続つづけていたため、MP38は更さらなる生産せいさん性せいの向上こうじょうとコストダウンが求もとめられた。

これに対応たいおうして、切削せっさく加工かこうとアルミ合金ごうきん鋳造ちゅうぞうによる部品ぶひん製造せいぞうを廃はいし、安全あんぜん装置そうちを改良かいりょうした省力しょうりょく化かモデルが開発かいはつされ、これがMP40として採用さいようされたほか、様々さまざまな変更へんこうが加くわえられた数種類すうしゅるいのバリエーションが存在そんざいする。

バリエーション

MP38

MP 38

最初さいしょに作つくられたモデル。マガジンハウジング両りょう側面そくめんに円形えんけいの穴あなが開ひらいていて、アッパーレシーバーの外面がいめんに軽量けいりょう化かのための溝みぞが多数たすう刻きざまれている点てんで、MP40と区別くべつできる。

形状けいじょうや基本きほん性能せいのうはMP40と殆ほとんど同おなじであるが、レシーバーは鋼はがね製せいパイプを切削せっさく加工かこうしたもので、グリップフレームはアルミ合金ごうきんの鋳造ちゅうぞう部品ぶひんだったため、生産せいさん性せいに難点なんてんがあった。

また、ボルトを前進ぜんしん状態じょうたいで停止ていしさせておく安全あんぜん装置そうちがなかった。オープンボルト式しきサブマシンガンに共通きょうつうする問題もんだいとして、ボルトが前進ぜんしん位置いちにあり弾倉だんそうが装着そうちゃくされた状態じょうたいで、銃口じゅうこうを上うえにして落おとすなどの衝撃しょうげきを加くわえると、慣性かんせいでボルトが中途半端ちゅうとはんぱに後退こうたいして弾丸だんがんを薬くすり室しつに装填そうてんし、暴発ぼうはつ事故じこを起おこすことがあった。

そのためMP38とMP40には、コッキング・ハンドルに引ひっ掛かけてボルトを前進ぜんしん位置いちで固定こていする革かわ製せいストラップが付属ふぞくしていた。

MP38/40: MP38にMP40/I相当そうとうのセーフティー機能きのうを追加ついか、MP40のグリップフレームと在庫ざいこの残のこったMP38のレシーバーを組くみ合あわせたモデル。
MP40: MP40の初期しょきモデル。グリップフレームとレシーバーの製造せいぞう法ほうを鋼板こうはんプレス加工かこう部品ぶひんを溶接ようせつで組くみ合あわせる方式ほうしきに変更へんこうして機械きかい加工かこう箇所かしょを大幅おおはばに減へらしコストを下さげたほか、国内こくないにボーキサイト鉱山こうざんが存在そんざいしないドイツにとって貴重きちょう資源しげんだったアルミニウムの節約せつやくにも貢献こうけんした。
MP40/I: マガジンハウジング側面そくめんに強化きょうか用ようのリブを追加ついか、ボルトを前進ぜんしん状態じょうたいで停止ていしさせるセーフティーを追加ついか。MP38・MP40初期しょき型がたのフロントサイトポスト前面ぜんめんに設もうけられていたマズルカバー装着そうちゃく用ようの金具かなぐは、本ほんモデルから廃止はいしされた。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかもっとも生産せいさんされたモデル。
MP40-II: 独どくソ戦せんの開始かいしで遭遇そうぐうしたソビエト連邦れんぽう赤軍せきぐんのPPSh-41（71連れんドラムマガジン使用しよう）に対抗たいこうするため、通常つうじょうの32連れん箱ばこ形がた弾倉だんそうを2本ほん挿入そうにゅうし、切きり替かえ使用しようで64連れんとしたもの。重量じゅうりょう増加ぞうかに見合みあうだけのメリットが無なかったため、ごく少量しょうりょうしか製造せいぞうされなかった。
MP40/II: 伸縮しんしゅく式しきリコイルユニットを廃止はいしし、リコイルスプリングの張力ちょうりょくを強化きょうかして代用だいようとした大戦たいせん末期まっきの省力しょうりょく生産せいさん型がた。; 省力しょうりょく化かの代償だいしょうとして1,000発はつ/分ぶん近ちかくまで連射れんしゃ速度そくどが高たかまった。（MP40-IIとは別物べつもの）
MP41

詳細しょうさいは「MP41」を参照さんしょう

警察けいさつ用ようの短たん機関きかん銃じゅうとして設計せっけいされた派生はせい型がたで、木製もくせい銃床じゅうしょうを装備そうびしている。MP18/MP28の後継こうけいとして採用さいようされ、射撃しゃげき制御せいぎょ機構きこうもMP28のものに準じゅんじている。

海外かいがいでのコピー

Z-45

詳細しょうさいは「Z-45」を参照さんしょう

スペインで製造せいぞうされたMP40のコピー。1945年ねんから1962年ねんにかけて製造せいぞうされ、使用しようされる弾薬だんやくはオリジナルの9x19mmパラベラム弾だんより強力きょうりょくな9x23mmラルゴ弾だんに変更へんこうされ、弾道だんどうを改善かいぜんしている。
M56

詳細しょうさいは「M56短たん機関きかん銃じゅう」を参照さんしょう

ユーゴスラビアでMP40を参考さんこうに設計せっけいされた短たん機関きかん銃じゅう。外見がいけんはよく似にているが、機関きかん部ぶの構造こうぞうはベレッタM38に近ちかい。1956年ねんから1992年ねんにかけて製造せいぞうされ、東側ひがしがわの標準ひょうじゅん的てきな拳銃けんじゅう弾だんであった7.62x25mmトカレフ弾だんを使用しようする。また、着剣ちゃっけん装置そうちを備そなえていた。

MP40は戦中せんちゅうのドイツで幅広はばひろく使用しようされた。1944年ねんに撮影さつえいされた陸軍りくぐん伍長ごちょう
MP40を装備そうびした武装ぶそう親衛隊しんえいたい
通称つうしょうである「シュマイサー」が書かき添そえられた、ハワイ・ランドルフ要塞ようさい博物館はくぶつかん所蔵しょぞうのMP40。遊ゆう底そこが撃げき発はつ位置いちになっている
MP40シリーズ中ちゅう最もっとも生産せいさん数すうが多おおいMP40/I
MP40を手てにする国民こくみん突撃とつげき隊たい員いん

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご

1960年ねん、アメリカ陸軍りくぐんが北きたベトナム軍ぐんから鹵獲ろかくした火器かき。中段ちゅうだんがMP40で、銃口じゅうこうのねじ部ぶと保護ほごナット、そして銃身じゅうしん下かの委託いたく射撃しゃげき用ようリブが欠落けつらくしている。

ドイツ降伏ごうぶくでMP40の大だい部分ぶぶんは連合れんごう国こくに接収せっしゅうされた。損耗そんこうして廃棄はいき処分しょぶんされたものもあるが、ソ連それん赤軍せきぐんではもともとMP40の人気にんきが高たかく（ドイツ軍ぐんでは逆ぎゃくにPPSh-41の人気にんきが高たかかった）、鹵獲ろかく品しなを好このんで赤軍せきぐん兵士へいしが用もちいていた事こともあり、優秀ゆうしゅうな短たん機関きかん銃じゅうとして親しんソビエト諸国しょこく・勢力せいりょくに供給きょうきゅうされ、その一部いちぶは朝鮮ちょうせん戦争せんそうや第だい一いち次じインドシナ戦争せんそうなどで用もちいられた。

そうした親おやソビエト諸国しょこくのひとつで、戦時せんじ中ちゅうはドイツへの兵器へいき供給きょうきゅうに従事じゅうじさせられていたチェコスロバキアでは、ドイツ軍ぐん向むけ規格きかくのKar98kやMP40の製造せいぞう設備せつびを稼動かどうさせて完成かんせい品ひんや部品ぶひんを供給きょうきゅうしていた。

この時期じきにユダヤ人じん反はんファシスト委員いいん会かいを通つうじてチェコから大量たいりょうの兵器へいきを購入こうにゅう（実態じったいは密輸みつゆ）していた建国けんこく前夜ぜんやのイスラエルでは、ハガナー（後ごの国防こくぼう軍ぐん）の主力しゅりょく短たん機関きかん銃じゅうとしてMP40が使用しようされた。ユダヤ人じんを弾圧だんあつしたナチスとユダヤ人じん（シオニスト）による国家こっかイスラエルによって用もちいられるという皮肉ひにくな運命うんめいを辿たどったMP40には、ヘブライ文字もじで国家こっか鷲わし章あきらの刻印こくいんが消けされている事ことが多おおく、国産こくさんのUZIが行いき渡わたる1960年代ねんだい初頭しょとうまでイスラエルの国防こくぼうを支ささえた。

ノルウェーでは1980年代ねんだいまで戦車せんしゃ兵へいの自衛じえい用よう装備そうびとしてMP40が配備はいびされていたほどで、戦後せんごになってもMP40は人気にんきが高たかく、今日きょうでも南米なんべいやアフリカなど過酷かこくな環境かんきょう下かで広ひろく使用しようされ続つづけている。

戦後せんごになって撮影さつえいされたハリウッド映画えいが（後述こうじゅつ）では、入手にゅうしゅの簡単かんたんなMP40がドイツ兵へいの装備そうびとして良よく用もちいられたため、実際じっさいの主力しゅりょく装備そうびだったKar98kや大戦たいせん末期まっきに大量たいりょう配備はいびされていたMP43などよりもMP40の知名度ちめいどが抜群ばつぐんに高たかくなり、ナチス時代じだいのドイツ軍ぐんを象徴しょうちょうする存在そんざいとして広ひろく認識にんしきされている。

また、MP40が実現じつげんした"部品ぶひんのユニット化か・プレス加工かこうやプラスチックを利用りようした大量たいりょう生産せいさん・標準ひょうじゅんパーツの組くみ立たて製造せいぞう"といった斬新ざんしんなアイデアは各国かっこくに模倣もほうされ、アメリカのM3グリースガンやイギリスのステン短たん機関きかん銃じゅう、ソ連それんのPPSなどを産うんだ。さらに、新種しんしゅのジャンルとして登場とうじょうしたMKb42/MP43などの製造せいぞう方法ほうほうへ発展はってんし、現代げんだい軍用ぐんよう銃じゅうでは主流しゅりゅうの設計せっけい思想しそうとなっている。

弾薬だんやくとして入手にゅうしゅが容易よういな9mmパラベラム弾だんを使用しようしている事ことや、製造せいぞう後ご70年ねん近ちかく経たった今日きょうでも使用しようできる頑丈がんじょうさと性能せいのうを兼かね備そなえていることから、世界せかい各地かくちの紛争ふんそう地域ちいきで使用しようされている事ことが報道ほうどう写真しゃしんから確認かくにんされているほか、米国べいこくではMP40を所有しょゆうする民間みんかん人じんのコレクターも多おおい。

日本にっぽんにおけるMP38/MP40

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかにドイツ同盟どうめい国こくだった日本にっぽんだが、陸軍りくぐんや海軍かいぐん（少数しょうすうながらMP18やS1-100を輸入ゆにゅうして使用しよう）においてMP38/MP40が使用しようされた事ことは無なく、一部いちぶの軍人ぐんじん等とうを除のぞく日本人にっぽんじんの多おおくがMP38/MP40の存在そんざいを知しるのは戦後せんごになって流入りゅうにゅうした映画えいが・テレビ映画えいがを通つうじてである。

大戦たいせん中ちゅうのドイツ軍ぐん主しゅ装備そうびとして認識にんしきされていたMP40は、早はやくからモデルガンとしての製品せいひん化かが志向しこうされ、1967年ねんにはMGC社しゃから本格ほんかく的てきな製品せいひん（軟鋼なんこう板ばんプレス製せいレシーバと亜鉛あえん合金ごうきんダイカストによる切削せっさく加工かこう部品ぶひんの再現さいげん）として発表はっぴょうされた。

MGC製せいMP40には、レシーバとマガジンハウジングの固定こてい方法ほうほうが製造せいぞう時期じきによって異ことなるほか、鋼板こうはんの表面ひょうめん仕上しあげに初期しょき（実物じつぶつと同おなじブルー仕上しあげ）と後期こうき（茄子なすび色しょく仕上しあげ）の違ちがいがあり、概がいして初期しょき型がたの方ほうが評価ひょうかが高たかかった。

MGC製せいMP40に追随ついずいして中田なかた商店しょうてんからTRC（東京とうきょうレプリカコーポレーション・後ごにマルシン工業こうぎょう）製せいのMP40が発売はつばいされるが、MGC製せいと異ことなり伸縮しんしゅく式しきリコイルユニットが省略しょうりゃくされており、全体ぜんたいのディテール再現さいげん性せいも低ひくく、発売はつばい当初とうしょから評価ひょうかは低ひくかった。

これら日本にっぽん製せいモデルガンと実物じつぶつのMP40を比較ひかくすると、日本にっぽん製せいは全体ぜんたい的てきなサイズが若干じゃっかん大おおきい印象いんしょう（もっさりとしている）を受うけ、実物じつぶつの方ほうがすっきりとした小柄こがらな印象いんしょうである。

また、廃はい銃じゅうとして輸入ゆにゅうされたMP38をモデルガン化かされた物ものが1点てん存在そんざいし、1970年代ねんだいの雑誌ざっしに"100,000,000円えん"という法外ほうがいな価格かかくで広告こうこくされていた事ことでも知しられている。

モデルガン以外いがいだと、1970年代ねんだいに製品せいひん化かされたマスダヤの「シュマイザーMT-36」が挙あげられる。これはプラスチック製せいの弾たまを連射れんしゃ可能かのうな電動でんどうガンの草分くさわけ的てきな玩具おもちゃであり、当時とうじは「ダダダ 1秒間びょうかんに8発はつ出でる出でる30発はつ！」をうたい文句もんくにCMが放映ほうえいされていた。黒くろと迷彩めいさい色しょくのバージョンがあり、外見がいけんは折おり畳たたみストックを始はじめMP40を忠実ちゅうじつに模もしていたが、唯一ゆいいつ、弾倉だんそう取とり付つけ位置いちがモーター内蔵ないぞうの関係かんけいで垂直すいちょくではなく、ステンガン同様どうようの水平すいへいになっていた。

1977年ねんの法ほう改正かいせいで軟鋼なんこう板ばんプレス製せいのMGC製せいMP40は製造せいぞう・販売はんばいが禁止きんしされたが、マルシン製せいMP40は全体ぜんたいを亜鉛あえん合金ごうきんで製造せいぞうして販売はんばいが継続けいぞくされた。しかし、法ほう改正かいせいによる規制きせいをクリアするためにデザインを一部いちぶ変更へんこうした事こともあって評価ひょうかは更さらに低下ていかした。

その後ご、マルシンは全体ぜんたいをABS樹脂じゅしで新規しんきに製作せいさくしたMP40を1984年ねんに発表はっぴょうしたが、オリジナルの設計せっけいをほぼ再現さいげんする事ことに成功せいこうしただけでなく、MGC社しゃや従来じゅうらいのマルシン製せいに用もちいられていたデトネータ式しき（開放かいほう発火はっか）ではなく、プラグファイア式しきブローバック（密閉みっぺい発火はっか）を採用さいようして、快調かいちょうな発火はっか性能せいのうを実現じつげんした事こともあって、それまでの同社どうしゃ製せいMP40への評価ひょうかを完全かんぜんに払拭ふっしょくする製品せいひんとして、今日きょうでも高たかい評価ひょうかを受うけている。

同どうABS製せいMP40は、その後ごのマルシン製せいエア・コッキング式しきおよびガス使用しようMP40型がたASGの母体ぼたいともなっているほか、2006年ねんに放映ほうえいされたTVドラマ『セせーラらー服ふくと機関きかん銃じゅう』のプロップとしても使用しようされた。

また、中国ちゅうごく製せい電動でんどうガンとしてAGMが末期まっきにMP40をベークライトモデル・通常つうじょうモデルの両方りょうほうで発売はつばいしていた（現在げんざいは中国ちゅうごく当局とうきょくの捜査そうさによりメーカーが倒産とうさんし絶版ぜっぱん状態じょうたい　ただしStG44に関かんしては金かね型がたを他社たしゃが引ひき継ついでいる）。そのほかに現在げんざいSRC社しゃがブローバック式しき（ピストンが連動れんどうする）タイプのMP40電動でんどうガンを発売はつばいしている。

登場とうじょう作品さくひん

MP40の登場とうじょう作品さくひんを表示ひょうじするには右みぎの [表示ひょうじ] をクリックしてください。

MP40はドイツ軍ぐんの主力しゅりょく短たん機関きかん銃じゅうであったため、ナチスドイツ軍ぐんが登場とうじょうするほぼ全すべての戦争せんそう映画えいがに登場とうじょうしており、戦争せんそう映画えいがにおける“ナチスドイツ兵へいの使つかう武器ぶき”の象徴しょうちょう的てきな存在そんざいである。作品さくひんによってはシルエットの似にたスペインのZ-45やユーゴスラビアのM56短たん機関きかん銃じゅうで代用だいようしている例れいもある。

※作品さくひん名めいは基本きほん的てきに五十音ごじゅうおん順じゅん。

映画えいが・テレビドラマ

『007 ゴールドフィンガー』

ゴールドフィンガーの手下てしたが使用しよう。

『CSI:科学かがく捜査そうさ班はん』

第だい12シーズン「殺人さつじん兵器へいき」に登場とうじょう。隠かくし部屋へやの壁かべに掛かけてある。

『WITHOUT A TRACE/FBI 失踪しっそう者しゃを追おえ!』

第だい3シーズン「陪審ばいしん員いんの過去かこ」に登場とうじょう。

『Mr.ビーンカンヌで大だい迷惑めいわく?!』

『U-864 日にち本ほんを目指めざしたUボート』

『アイアンキング』

独立どくりつ幻まぼろし野党やとうが使用しよう。

『暁あかつきの7人にん』

ドイツ軍ぐん兵士へいしの装備そうびとして頻繁ひんぱんに登場とうじょう。

『荒あら鷲わしの要塞ようさい』

『イングロリアス・バスターズ』

『インディ・ジョーンズシリーズ』

『レイダース/失うしなわれたアーク《聖せい櫃ひつ》』: ナチス発掘はっくつ隊たい配下はいかのエジプト人じんがMP40を使用しようするが、同どう作品さくひんの時代じだい設定せっていは本ほん銃じゅうが正式せいしき採用さいようされる前まえの1936年ねんであるため、時代じだい考証こうしょうに誤あやまりが生しょうじている（余談よだんであるが、共ともに登場とうじょうしたワルサーP38も同様どうよう）。
『最後さいごの聖戦せいせん』: ナチスの兵士へいしらが使用しよう。3作さく目めはMP38が正式せいしき採用さいようされた1938年ねんの設定せっていのため、時代じだい考証こうしょう的てきな誤あやまりはなくなった。

『エネミー・フォース米べい軍ぐん特殊とくしゅ部隊ぶたい OSS ナチス潜入せんにゅう作戦さくせん』
『オースティン・パワーズ：デラックス』: パワーズのナイトクラブで彼かれを強襲きょうしゅうしたイーヴルの部下ぶかが使用しよう。
『鬼おに戦車せんしゃT-34』: ドイツ軍ぐんが装備そうびしていた本ほん銃じゅうを、収容しゅうよう所しょからT-34で脱走だっそうするソ連それん軍ぐん捕虜ほりょが奪うばう。残ざん弾だんの少すくない彼かれら唯一ゆいいつの銃器じゅうきなので、主おもな使用しよう法ほうは銃口じゅうこうを向むけての威嚇いかくだが、市井しせいでの食料しょくりょう強奪ごうだつには成功せいこうする。
『コンバット!』
『地獄じごくに堕おちた勇いさむ者ものども』: 1934年ねんの「長ながいナイフの夜よる」の直前ちょくぜんにナチ突撃とつげき隊員たいいんが、反目はんもくするヒトラーやヒンデンブルクの肖像しょうぞう画がをMP38/40で撃うつ。なお本ほん銃じゅうが正式せいしき採用さいようされたのは1938年ねんなので、実際じっさいにMP40が使用しようされていたとするには時代じだい設定せっていが合あわない。
『史上しじょう最大さいだいの作戦さくせん』: 守備しゅび隊たいのドイツ兵へいが使用しよう。ロープで崖がけを登攀とうはんする米兵べいへいの頭上ずじょうから、逆さかさ落おとしに弾たまをお見舞みまいする。
『勝利しょうりへの脱出だっしゅつ』: ドイツ軍ぐん兵士へいしが装備そうび。
『シンドラーのリスト』
『スターリングラード (1993年ねんの映画えいが)』
『スターリングラード (2001年ねんの映画えいが)』: ドイツ兵へいの装備そうびとしてMP38とMP40が登場とうじょう。前半ぜんはんのスターリングラードの市街しがい戦せんでは赤軍せきぐんの突撃とつげきが頓挫とんざして赤軍せきぐん将兵しょうへいの死体したいが並ならぶ中なかに戦闘せんとうに巻まき込こまれたダニロフ政治せいじ将校しょうこうが逃にげて追跡ついせきを撒まこうとしたのに対たいし、ドイツ兵へいが死体したい目めがけて銃撃じゅうげきを行おこなうが、運うんよくダニロフや同様どうように死体したいの中なかに隠かくれていた主人公しゅじんこうのヴァシリ・ザイツェフには1発はつも当あたらなかった。
『セせーラらー服ふくと機関きかん銃じゅう 2006年版ねんばん』
『戦争せんそうのはらわた』: 主人公しゅじんこうのシュタイナーが冒頭ぼうとうでMP40を捨すて、鹵獲ろかくしたPPSh-41を使用しようしている。
『ダーティハリー』: 連続れんぞく殺人さつじん犯はん「スコルピオ」が屋上おくじょうでの戦闘せんとうで使用しようする。
『対たい独どくパルチザン戦線せんせん1943 ～ナチス包囲ほういの島しま～』: 山岳さんがく師団しだんのドイツ軍ぐん兵士へいしが使用しよう。
『大だい突撃とつげき（英語えいご版ばん）』: 日米にちべい両りょう軍ぐんの兵士へいしが使用しようしている。実際じっさいに日本にっぽんもしくはアメリカによって太平洋たいへいよう戦線せんせんでMP40が使用しようされたという例れいはなく、当とう作さくにおいてはM3サブマシンガンの代用だいようとして登場とうじょうしているものである。
『タイム･ジャンパー』
『沈黙ちんもくの戦場せんじょう』
『遠とおすぎた橋はし』: 墜落ついらくした連合れんごう軍ぐんのグライダー機内きないを捜索そうさくするドイツ兵へいが使用しよう。
『ナバロンの要塞ようさい』
『バーディー大だい作戦さくせん』: 伊吹いぶき裕二ゆうじがOPで発砲はっぽう。
『バルジ大だい作戦さくせん』: ドイツ軍ぐん司令しれい部ぶを警備けいびしている兵士へいしが装備そうび。
『バンド・オブ・ブラザース』
『ヒトラー〜最期さいごの12日間にちかん〜』
『フューリー』: 武装ぶそう親衛隊しんえいたいとドイツ軍ぐん兵士へいしのほか、一部いちぶのアメリカ軍ぐん兵士へいしも使用しようする。
『プライベート・ライアン』: 武装ぶそう親衛隊しんえいたいとドイツ軍ぐん兵士へいしが使用しようする。
『炎ほのお628』: ドイツ兵へいの他ほか、鹵獲ろかくしたものをパルチザンの兵士へいしが使用しよう。
『捕虜ほりょ大隊だいたいシュトラフバット』: ドイツ軍ぐんの他ほか、ソ連それん軍ぐん懲罰ちょうばつ大隊だいたいがMP38とMP40を多用たよう。
『ライフ・イズ・ビューティフル』
『レマゲン鉄橋てっきょう』: ドイツ軍ぐんの他ほか、民間みんかん人じんの少年しょうねんとアメリカ軍ぐんのアンジェロ軍曹ぐんそうが使用しよう。
『ワイルド7 ドラマ版ばん』
『鷲わしは舞まい降おりた』

漫画まんが・アニメ

『HELLSING』

ミレニアム大隊だいたいがMP40の他ほか、MP38を使用しよう。

『ウォースパイト〜マルスの目め〜』

第だい8話わに登場とうじょう。

『かってに改あらため蔵ぞう』

24巻かんの10話わ、「世界せかいの中心ちゅうしんで平和へいわを叫さけぶ」にて兵士へいしが所持しょじ。OVA下巻げかんにも登場とうじょう。

『くりいむレモン PART14 なりすスクランブル』

ヘルキャッツ団だんの一文字ひともじ羅ら美よし、人見ひとみきゃん等とうが使用しよう。

『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』

温故知新おんこちしん!?の巻まきに登場とうじょう。

『劇場げきじょう版ばんストライクウィッチーズ』

ハルトマンがネウロイとの戦闘せんとうにて使用しよう。

『劇場げきじょう版ばん魔法まほう少女しょうじょまどか☆マギカ [新編しんぺん]叛逆はんぎゃくの物語ものがたり』

暁美あけみほむらが巴ともえマミとの銃撃じゅうげき戦せんで使用しよう。

『ジョジョの奇妙きみょうな冒険ぼうけん第だい2部ぶ戦闘せんとう潮流ちょうりゅう』

ドイツ軍ぐんの兵士へいし達いたるが携行けいこうしており、柱はしらの男おとこであるサンタナに向むかって連射れんしゃするが、全まったく効果こうかが無ない。

その後ご、サンタナが本ほん銃じゅうを手てに取とり、あっという間まに分解ぶんかいしてしまうというシーンがある。

『人ひと狼おおかみ JIN-ROH』

自治じち警公安部あべがMP40、首都しゅと警公安部あべがMP41をそれぞれ使用しよう。

『潜水せんすい艦かんスーパー99』

ヘルメット党員とういんが使用しよう。ルドルフ・ヘチ総統そうとうも最終さいしゅう回かいで乱射らんしゃ。

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』

第だい6話わにて墨ぼく埜谷暮くれ羽わ二等兵にとうへいが使用しよう。

『大正たいしょう警察けいさつ活劇かつげき百獣ひゃくじゅう夜行やこう』

『チャージマン研けん!』

「空軍くうぐん基地きちが狙ねらわれている!」に登場とうじょう。空軍くうぐん基地きちの警備けいび兵へいが携行けいこう。

『鋼はがねの錬金術れんきんじゅつ師し』

アメストリス国軍こくぐん兵へいが初代しょだいグリードのアジトに突入とつにゅうする際さいや、セントラルシティでの戦闘せんとうにて使用しよう。どちらもストックがついていない。

『翡翠かわせみ峡かい奇き譚たん』

遺跡いせきを襲おそう国防こくぼう軍ぐんが使用しよう。ただし、舞台ぶたいが1935年ねんなので考証こうしょう的てきには間違まちがい。後のちに登場とうじょうする市街しがい戦せんでの使用しよう火器かきはMP28となっている。

『ぶれいどぷれい』

シルウィルが使用しよう。

『マカロニほうれん荘そう』

作者さくしゃ（鴨川かもがわつばめ）の趣味しゅみを反映はんえいしてよく登場とうじょうする。

『魔ま太郎たろうがくる!!』

うらみの28番ばん（28話わ）はMP40をモチーフとしたストーリーである。

『夜桜よざくら四よん重奏じゅうそう』

五十音ごじゅうおんことはが使用しよう。

『ルパン三さん世せいシリーズ』

峰みね不二子ふじこや敵てきキャラなどが使用しよう。

『ルパン三さん世せいカリオストロの城しろ』: PPD-40とともに、カリオストロ伯爵はくしゃくの部下ぶかが使用しよう。また、地下ちか牢ろうに城しろを探さぐろうとしていた者ものが所持しょじしていたと思おもわれる錆さび付ついたものが落おちている。

書籍しょせき

『戦争せんそうの犬いぬたち』: 「シュマイザー 9ミリマシーン・ピストル」の名なで登場とうじょう。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん末期まっきに大量たいりょうのMP40が未み使用しようのまま隠匿いんとくされ、それを目撃もくげきしたベルギー人じん武装ぶそう親衛隊しんえいたい員いんが戦後せんごに回収かいしゅうして密売みつばいを始はじめたという設定せってい。主人公しゅじんこうのシャノンが100丁ちょうを購入こうにゅうし、彼かれが率ひきいる傭兵ようへい部隊ぶたいが使用しようする。映画えいが版ばんではUZIを使用しよう。
『鏖殺おうさつの凶きょう鳥とり』（文庫ぶんこ名めい：『凶きょう鳥とり〈フッケバイン〉ヒトラー最終さいしゅう指令しれい』）: 武装ぶそう親衛隊しんえいたいのヴェッセルSS中尉ちゅういが装備そうびしている。
『ナヴァロンの要塞ようさい』、『ナヴァロンの嵐あらし』: 主人公しゅじんこうたち連合れんごう軍ぐん側がわでも人気にんきのある銃じゅうとして登場とうじょうする。

ゲーム

『BATTALION1944』

防衛ぼうえいの陣営じんえいの武器ぶきとして登場とうじょう。

『Day of Defeat』

『HIDDEN & DANGEROUS 2』

『Men of War: Assault Squad』

『Operation Darkness』

『Paperman』

『Red Orchestra: Ostfront 41-45』

『The Saboteur』

ナチス兵士へいしが使用しようする。常つねにストックが折おり畳たたまれている。

『Wolfenstein シリーズ』

『アンチャーテッドシリーズ』

『UC1』
『UC2』

『コールオブデューティシリーズ』

『CoD』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD:UO』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD:FH』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD2』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD2:BRO』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD3』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。
『CoD:WaW』: ドイツ軍ぐんの短たん機関きかん銃じゅうとして登場とうじょうする。
『CoD:BO』: キャンペーンでドイツ軍ぐんが使用しようしており、主人公しゅじんこうも拾ひろえば使用しよう可能かのう。
『CoD:BO2』: ゾンビモードでのみ使用しよう可能かのう。
『CoD:BO3』: 「HG40」の名称めいしょうで近代きんだい化か改修かいしゅうを施ほどこしたものが登場とうじょうする。
『CoD:AW』: マルチプレイでのみ登場とうじょう。
『CoD:WWII』: ドイツ軍ぐんのサブマシンガンとして登場とうじょうする。

『鋼鉄こうてつの虹にじパンツァーメルヒェンRPG』『ネットゲーム95　鋼鉄こうてつの虹にじ〜Die Eisenglorie〜』

緑みどり国軍こくぐんの制式せいしき短たん機関きかん銃じゅうとしてMP37が登場とうじょう。エルマ社しゃのMP36をグリューネラントが独自どくじ改良かいりょうした銃じゅうとの設定せっていなので、初期しょき暴発ぼうはつ事故じこが多発たはつし、後のちにMP38の部品ぶひんを組くみ込こんだ改修かいしゅうを行おこなっている^[2]。

『スナイパーエリートV2』