(Translated by https://www.hiragana.jp/)
アマウネト - Wikipedia コンテンツにスキップ

アマウネト

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アマウネト。
アマウネト
ヒエログリフ表示ひょうじ
imn
n
t

または
imn
n
t
H8
I12
[1][2]

アマウネト(Amaunet。または AmonetAmunet ([ˈæməˌnɛt]) ともつづられる)は、エジプト神話しんわ登場とうじょうする原始げんし女神めがみである。また、オグドアド一員いちいんであり、アメン配偶はいぐうしゃであった。

名前なまえ由来ゆらい

[編集へんしゅう]

アマウネトの名前なまえは、「女性じょせいであるかくされたもの」を意味いみし、たんにアメン(かくされたもの)の名前なまえ女性じょせいがたぎない。したがってアマウネトは、独立どくりつしたかみではなくアメンに対応たいおうする女性じょせいかみとして創作そうさくされた可能かのうせいがある[2]

名前なまえ意味いみ、「不可視ふかし」「かくされたもの」の意味いみとしてアメンとアマウネトは、最古さいこかみ々で姿すがたかくしてしまったのでだれ姿すがたたものはいないとされた。

神話しんわ

[編集へんしゅう]

ヘルモポリス創造そうぞう神話しんわにおいて登場とうじょうしたアメンをはじめとするオグドアド(はちはしらしん)のいちはしらで、おっとアメンととも大気たいき豊穣ほうじょうかみであった。

かれらは、原始げんしみずヌンから最初さいしょおかつくり、毎日まいにちかえされるようにし、ナイルがわみずえないようにした[3]。またラーまれる睡蓮すいれん英語えいごばんつくした[4]かれらが世界せかい統治とうちした期間きかんは、黄金おうごん時代じだいとされたがかれらは、その役割やくわりえると姿すがたかく冥界めいかいったとされた[3]

しん王国おうこく時代じだい時代じだいにおいてアメンしんが「かみ々のおう」とばれるほど信仰しんこうあつめるようになると神話しんわのアメンは、めすうし姿すがたをとったアマウネトにって各地かくちおもむいたとされた[5]ヌンは、くらひろがったみずであったがアメンは、そのみずをかきまわして創造そうぞうみちびちから象徴しょうちょうであった[6]。アマウネトがせたアメンは、みずわたった先々さきざき地域ちいきしんとなり、ついには、全土ぜんど創造そうぞうしんとなった[5]

だい18王朝おうちょう時代じだいになるとムトがアメンの配偶はいぐうしゃとみなされるようになりアマウネトは、ムトと同一どういつされるようになった[7]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ George Hart, The Routledge dictionary of Egyptian gods and goddesses, Psychology Press, 2005, via Google Books
  2. ^ a b Wilkinson, Richard H. (2003). The Complete Gods and Goddesses of Ancient Egypt. Thames & Hudson. pp. 136–137
  3. ^ a b 『エジプト神話しんわ』59ぺーじ
  4. ^ 『エジプト神話しんわ』62ぺーじ
  5. ^ a b 『エジプト神話しんわ』180ぺーじ
  6. ^ 『エジプト神話しんわ』60ぺーじ
  7. ^ 『エジプト神話しんわ』190ぺーじ

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]