モンチュ

ヒエログリフによるMontju

モンチュ（Montju, Month）は、古代こだいエジプトの神かみ。メンチュ（Menthu）やモンチュウ（Montou）などとも表記ひょうきされる。

概要がいよう

名前なまえの意味いみは、「隼はやぶさ」ではないかと言いわれる。

その姿すがたは、隼はやぶさの頭あたまに太陽たいよう円盤えんばんと2枚まいの羽はね飾かざりを着つけた姿すがたで描えがかれる。

「戦たたかいの守護しゅご者しゃ」とされ、冥界めいかいを進すすむラーの乗のる太陽たいようの船ふねを悪霊あくりょうから戦たたかって守まもると考かんがえられた。

元もとは、地方ちほう神しんだったがテーベがエジプトの首都しゅとになると地位ちいが高たかまったと考かんがえられている。

主おもにテーベで信仰しんこうされた。他たには、ヘルモンティス、トゥフィウム、マドゥ、アルマント、トードなど。

特とくにエジプト第だい11王朝おうちょうでは、熱心ねっしんに信仰しんこうされた。第だい11王朝おうちょうには、メンチュホテプ（モンチュは満みち足たりるの意い）を名乗なのるファラオが複数ふくすう存在そんざいする。