アメリカの世紀せいき

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

アメリカの世紀せいき（アメリカのせいき、英えい: American Century）[1][2] とは、20世紀せいき半なかば以降いこうの期間きかんについて、この期間きかんの世界せかいが政治せいじ的てき、経済けいざい的てき、文化ぶんか的てきにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくに大おおきく支配しはいされていたという特徴とくちょうづけである。これは、1815年ねんから1914年ねんまでの期間きかんを「イギリスの帝国ていこくの世紀せいき」(Britain's Imperial Century) と表現ひょうげんすることに相当そうとうする[3]。

アメリカの影響えいきょう力りょくは20世紀せいきを通つうじて増大ぞうだいしたが、特とくに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後のちには、世界せかいはアメリカとソ連それんという2つの超ちょう大国たいこくに支配しはいされるようになった。1991年ねんにソ連それんが崩壊ほうかいした後のちも、アメリカは世界せかいで唯一ゆいいつの超ちょう大国たいこくであり続つづけ[4]、覇権はけん国家こっか、あるいは極ごく超ちょう大国たいこく[5] と呼よばれるようになった。

言葉ことばの起源きげん[編集へんしゅう]

この言葉ことばは、『タイム』誌しの発行はっこう人じんであるヘンリー・ルースが、今後こんごの20世紀せいきにおけるアメリカの有あり様さま、あるいは、こうあるべきだとする姿すがたを表現ひょうげんするために造語ぞうごしたものである[6]。長老ちょうろう派はの宣教師せんきょうしの息子むすこでもあるルースは、1941年ねん2月がつ17日にちの『ライフ』誌しの社説しゃせつで、アメリカが孤立こりつ主義しゅぎを捨すて、世界せかいの善よきサマリア人じんとして行動こうどうし、民主みんしゅ主義しゅぎを広ひろめる「宣教師せんきょうし」としての役割やくわりを果はたすように促うながした[7]。彼かれは、民主みんしゅ主義しゅぎの価値かち観かんを守まもるために、アメリカに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんへの参戦さんせんを呼よびかけた。

Throughout the 17th century and the 18th century and the 19th century, this continent teemed with manifold projects and magnificent purposes. Above them all and weaving them all together into the most exciting flag of all the world and of all history was the triumphal purpose of freedom.
It is in this spirit that all of us are called, each to his own measure of capacity, and each in the widest horizon of his vision, to create the first great American Century.[8]

日本語にほんご訳やく

17世紀せいき、18世紀せいき、19世紀せいきを通つうじて、この大陸たいりくは多様たようなプロジェクトと壮大そうだいな目的もくてきで溢あふれていた。それら全すべての上うえに、世界せかいと歴史れきしの中なかで最もっとも刺激しげき的てきな旗はたにそれら全すべてを織おり込こんでいたのは、自由じゆうの勝利しょうりという目的もくてきだった。
この精神せいしんに基もとづいて、私わたしたち全員ぜんいんが、それぞれが自分じぶんの能力のうりょくの尺度しゃくどで、それぞれが自分じぶんのビジョンの最もっとも広ひろい視野しやの中なかで、最初さいしょの偉大いだいなアメリカの世紀せいきを創造そうぞうするために呼よばれているのである。

民主みんしゅ主義しゅぎやその他たのアメリカの理想りそうは、「人類じんるいの生命せいめいを獣ししの水準すいじゅんから、詩篇しへん作家さっかが『天使てんしよりも少すこし低ひくい』と呼よんだものにまで持もち上あげるという、神秘しんぴ的てきな仕事しごとをする」だろう。アメリカの世紀せいきの下したでのみ、世界せかいは「健康けんこうと活力かつりょくのいかなる高貴こうきさの中なかにも生命せいめいを吹ふき込こむことができる」のであると、ルースは説といた[9]。

デヴィッド・ハーヴェイによると、ルースは、与あたえられた権力けんりょくは領土りょうど的てきな特定とくていのものではなく、世界せかい的てきで普遍ふへん的てきなものであると信しんじていたため、「帝国ていこく」ではなく「アメリカの世紀せいき」と呼よぶことを好このんでいたという[10]。同おなじ記事きじの中なかで、彼かれはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくに対たいして「適切てきせつと思おもわれる目的もくてきのために、適切てきせつと思おもわれる手段しゅだんで、我々われわれの影響えいきょう力りょくを世界せかいに完全かんぜんに発揮はっきすること」を呼よびかけている[11]。

初期しょきの特徴とくちょうづけ[編集へんしゅう]

米べい西にし戦争せんそう後ごの「大だいアメリカ」

19世紀せいき末まつ、1898年ねんの米べい西にし戦争せんそうと義和よしかず団だんの乱らんをきっかけに、アメリカは北米ほくべい大陸たいりくを超こえて世界せかいでより顕著けんちょな役割やくわりを果はたすようになった。米べい西にし戦争せんそう後ごには保護ほご主義しゅぎを採用さいようして国内こくない産業さんぎょうを発展はってんさせ、海軍かいぐんのグレート・ホワイト・フリートを編成へんせいした。1901年ねんにセオドア・ルーズベルトが大統領だいとうりょうに就任しゅうにんしたとき、彼かれは前任ぜんにんのウィリアム・マッキンリーの下したで始はじまっていた、それまでの孤立こりつ主義しゅぎから対外たいがい関与かんよへの外交がいこう政策せいさくの転換てんかんを加速かそくさせた。

例たとえば、アメリカは新あらたに獲得かくとくしたフィリピンに対たいする支配しはい権けんを確固かっこたるものにするために、フィリピン第だい一いち共和きょうわ国こくを相手あいてに米べい比ひ戦争せんそうを戦たたかった[12]。1904年ねん、ルーズベルトはパナマ運河うんがをアメリカが建設けんせつすることを決定けっていし、パナマ運河うんが地帯ちたいを設定せっていした。介入かいにゅう主義しゅぎ（英語えいご版ばん）は、モンロー主義しゅぎに対たいする1904年ねんのルーズベルト・コロラリーで正式せいしきに表現ひょうげんされている。アメリカがアメリカ大陸あめりかたいりくのどこにでも介入かいにゅうする権利けんりを宣言せんげんしたことは、アメリカの地域ちいき的てきな覇権はけん主義しゅぎの台頭たいとうを強調きょうちょうした瞬間しゅんかんだった。

1914年ねんに第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんが勃発ぼっぱつした後のち、アメリカは不干渉ふかんしょう政策せいさくを追求ついきゅうし、紛争ふんそうを回避かいひしながら和平わへいを仲介ちゅうかいしようとした。ウッドロウ・ウィルソン大統領だいとうりょうは後のちに、戦争せんそうは非常ひじょうに重要じゅうようであり、和平わへい会議かいぎで米国べいこくが発言はつげん権けんを持もたなければならないと主張しゅちょうした[13]。アメリカは正式せいしきには連合れんごう国こくの一員いちいんではなかったが、1917 年ねんに自称じしょう「連合れんごう国こく」として参戦さんせんした。当初とうしょ、アメリカは小ちいさな軍隊ぐんたいしか持もっていなかったが、選抜せんばつ徴兵ちょうへい法ほう（英語えいご版ばん）の成立せいりつ後ご、280万まん人にんの徴兵ちょうへいを行おこない[14]、1918年ねん夏なつには毎日まいにち1万まん人にんの新兵しんぺいをフランスに派遣はけんしていた。第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんは1919年ねんにヴェルサイユ条約じょうやくで終結しゅうけつした。アメリカはその後ご、孤立こりつ主義しゅぎを採用さいようし、1919年ねんのヴェルサイユ条約じょうやくの承認しょうにんや国際こくさい連盟れんめいへの正式せいしき加盟かめいを拒否きょひした[15]。

戦せん間あいだ期きの間あいだ、アメリカでは経済けいざい保護ほご主義しゅぎが定着ていちゃくし、特とくにスムート・ホーリー関税かんぜい法ほうの結果けっかとして、世界せかい恐慌きょうこうを長期ちょうき化かさせ、世界せかい的てきに伝播でんぱさせたと経済けいざい学者がくしゃたちは考かんがえている[16]:33。1934年ねんからは、貿易ぼうえきの自由じゆう化かが互恵ごけい通商つうしょう協定きょうてい法ほうを通つうじて行おこなわれ始はじめた。

1939年ねんに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが勃発ぼっぱつすると、議会ぎかいは1930年代ねんだいの中立ちゅうりつ法ほうを緩和かんわしたが、ヨーロッパの戦争せんそうへの参戦さんせんには反対はんたいしたままであった[17]。1940年ねんには、アメリカの軍事ぐんじ力りょくは世界せかいで18位いになっていた[18][19][20]。中立ちゅうりつパトロールとしてアメリカの駆逐くちく艦かんが海上かいじょうで戦たたかっていたが、議会ぎかいから宣戦せんせん布告ふこくはされていなかった。アメリカの世論せろんは依然いぜんとして孤立こりつ主義しゅぎであった。80万まん人にんのメンバーからなるアメリカ・ファースト委員いいん会かい（英語えいご版ばん）は、アメリカがレンドリース法ほうを通つうじてイギリスとソビエト連邦れんぽうに軍事ぐんじ援助えんじょを行おこなっていたにもかかわらず、ヨーロッパの紛争ふんそうへのアメリカの介入かいにゅうに断固だんことして反対はんたいしていた。

1941年ねんにフランクリン・D・ルーズベルト大統領だいとうりょうが行おこなった一般いっぱん教書きょうしょ演説えんぜつは「4つの自由じゆう」演説えんぜつとして知しられるが、これはアメリカの非ひ干渉かんしょう主義しゅぎの伝統でんとうを打うち破やぶった。彼かれは、すでに参戦さんせんしている同盟どうめい国こくを支援しえんするというアメリカの役割やくわりを概説がいせつした。8月がつまでに、ルーズベルト大統領だいとうりょうとイギリスのウィンストン・チャーチル首相しゅしょうは、戦後せんごの世界せかいの目標もくひょうを定義ていぎする大西洋たいせいよう憲章けんしょうを起草きそうした[21]。1941年ねん12月、日本にっぽんは、真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきなどの東南とうなんアジアと中央ちゅうおう太平洋たいへいようへの同時どうじ多発たはつ的てきな攻撃こうげきで、米べい英えい領有りょうゆう地ちを攻撃こうげきした[22]。これらの攻撃こうげきにより、アメリカとイギリスは日本にっぽんに宣戦せんせん布告ふこくした。その3日にち後ご、ドイツとイタリアがアメリカに宣戦せんせん布告ふこくし、アメリカもこれに応おうじた[23]。

1945年ねんの終戦しゅうせん後ご、四よん大国たいこく（アメリカ、イギリス、ソビエト連邦れんぽう、中華民国ちゅうかみんこく）は戦後せんごの世界せかいを計画けいかくするために会合かいごうを開ひらいた[24][25]。平和へいわ維持いじのために[26]、連合れんごう国こくは国際こくさい連合れんごうを結成けっせいし、1945年ねん10月がつ24日にちに発足ほっそくした[27]。1948年ねんには世界せかい人権じんけん宣言せんげんを国連こくれん全ぜん加盟かめい国こくの共通きょうつう基準きじゅんとして採択さいたくした[28]。アメリカはイギリスと密接みっせつに協力きょうりょくして、国際こくさい通貨つうか基金ききん(IMF)、世界銀行せかいぎんこう、北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)を設立せつりつした[29][30]。

パクス・アメリカーナ[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「パクス・アメリカーナ」を参照さんしょう

パクス・アメリカーナとは、20世紀せいき半なかば頃ごろからアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくが享受きょうじゅしてきた大国たいこくとしての優位ゆうい性せいに起因きいんする、西欧せいおう世界せかいの相対そうたい的てきな平和へいわのことである。この用語ようごが主おもに使つかわれたのは20世紀せいき後半こうはんだが、20世紀せいきの他ほかの時期じきにも使用しようされている。その現代げんだい的てきな意味合いみあいは、1945年ねんの第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん終了しゅうりょう後ごに確立かくりつされた平和へいわに関係かんけいしている。

1945年ねん以降いこうの特徴とくちょうづけ[編集へんしゅう]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの最大さいだい版図はんと

「アメリカの世紀せいき」は冷戦れいせんの期間きかんを通つうじて存在そんざいし、世界せかいの2つの超ちょう大国たいこくのうちの最さい上位じょういに位置いちするアメリカの地位ちいを示しめすものだった。冷戦れいせん後ごは、超ちょう大国たいこくとされる基準きじゅんを満みたしているのはアメリカのみであるというのが、最もっとも一般いっぱん的てきな信念しんねんだった[4]。アメリカの面積めんせきは約やく937万まん平方へいほうキロメートルで、世界せかい第だい4位いである[31]。1990年ねんのアメリカの人口じんこうは2億おく4870万まん人にんで、当時とうじ世界せかい第だい4位いだった[32]。

20世紀せいき半なかばから後半こうはんにかけて、アメリカの政治せいじ的てき立場たちばは、資本しほん主義しゅぎの強つよい連邦れんぽう制せいの立憲りっけん共和きょうわ国こくと定義ていぎされていた。アメリカは、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの常任じょうにん理事りじ国こくであり、それに加くわえて、イギリスとフランスという2つの常任じょうにん理事りじ国こくの同盟どうめい国こくを持もっていた。アメリカは、資本しほん主義しゅぎの西にしヨーロッパ、ラテンアメリカ、イギリス連邦れんぽう、およびいくつかの東ひがしアジア諸国しょこく（韓国かんこく、台湾たいわん、日本にっぽん）と強つよい結むすびつきを持もっていた。アメリカは右翼うよくの独裁どくさい者しゃや資本しほん主義しゅぎ民主みんしゅ主義しゅぎ国こくと同盟どうめいを結むすんでいた[33]。

「アメリカの世紀せいき」には、アメリカの政治せいじ的てき影響えいきょう力りょくだけでなく、経済けいざい的てき影響えいきょう力りょくも含ふくまれている。20世紀せいきの間あいだに、世界せかいの多おおくの国くにがワシントン・コンセンサスの経済けいざい政策せいさくを採用さいようし、時ときには国民こくみんの要望ようぼうに反はんした政策せいさくを採用さいようするようになった。20世紀せいき末まつにおけるアメリカは世界せかい最大さいだいの経済けいざい大国たいこくであり、その経済けいざい力りょくは強力きょうりょくなものだった。アメリカには、鉱物こうぶつ、エネルギー資源しげん、金属きんぞく、木材もくざいなどの大量たいりょうの資源しげん、大だい規模きぼで近代きんだい化かされた農業のうぎょう、大だい規模きぼな産業さんぎょう基盤きばんがあった。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドルはブレトン・ウッズ体制たいせい下したで世界せかいの主要しゅような基軸きじく通貨つうかとなっている。アメリカのシステムは、需要じゅようと供給きょうきゅう、つまり顧客こきゃくの需要じゅようによって生産せいさんが決きまるという資本しほん主義しゅぎ経済けいざい理論りろんに根ねざしていた。アメリカはG7主要しゅよう国こくと同盟どうめい関係かんけいにあった。アメリカの経済けいざい政策せいさくの処方箋しょほうせんは、国際こくさい通貨つうか基金ききん(IMF)、世界銀行せかいぎんこうなどのワシントンD.C.の国際こくさい機関きかんやアメリカ財務省ざいむしょうが、金融きんゆう危機ききに見舞みまわれた発展はってん途上とじょう国こくのために推進すいしんした「標準ひょうじゅん的てきな」改革かいかくパッケージであった[34]。

アメリカ軍ぐんは、世界せかいでも圧倒的あっとうてきに軍事ぐんじ費ひが高たかい海軍かいぐんを中心ちゅうしんとした先進せんしん的てきな軍隊ぐんたいであった[35]。アメリカ海軍かいぐんは世界せかい最大さいだいの海軍かいぐんであり、空母くうぼの数かずが最もっとも多おおく、世界中せかいじゅうに基地きちを有ゆうしている。特とくに、ワルシャワ条約じょうやく機構きこう加盟かめい国こくを西にし、南みなみ、東ひがしに取とり囲かこむように基地きちを設置せっちしている。アメリカは冷戦れいせんの前半ぜんはんには世界せかい最多さいたの核兵器かくへいきを保有ほゆうし、世界せかい最大さいだいの陸軍りくぐんと空軍くうぐんを保有ほゆうしていた。北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)に加盟かめいする西にしヨーロッパの強力きょうりょくな軍事ぐんじ同盟どうめい国こくも、独自どくじの核かく戦力せんりょくを持もっていた。また、アメリカの中央ちゅうおう情報じょうほう局きょく(CIA)は世界せかいに強力きょうりょくな情報じょうほう網もうを保有ほゆうしていた。

アメリカの文化ぶんかは、アメリカの音楽おんがく、テレビ、映画えいが、アート、ファッション、および、言論げんろんの自由じゆうや国民こくみんが享受きょうじゅするその他たの権利けんりへの欲求よっきゅうなど、他たの国くにに影響えいきょうを与あたえ、「アメリカニゼーション」（アメリカ化か）として知しられる。エルビス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、マドンナなどのアメリカのポップスターは世界せかい的てきな有名人ゆうめいじんになった[36]。

批評ひひょう[編集へんしゅう]

批評ひひょう家かたちは、ルースの「ジンゴイズム的てきな宣教せんきょうの熱心ねっしんさ」を非難ひなんしている[37]。また、20世紀せいきの終おわりと共ともにアメリカの世紀せいきも終焉しゅうえんを迎むかえると述のべている者ものもいる。最もっとも有名ゆうめいなのは、ゴンゾー・ジャーナリズムのハンター・S・トンプソンで、彼かれは自伝じでんのタイトルをKingdom of Fear: Loathsome Secrets of a Star-Crossed Child in the Last Days of the American Century（恐怖きょうふの王国おうこく: アメリカの世紀せいきの終おわりの日ひに星ほしを渡わたった子供こどもの忌いまわしい秘密ひみつ）とした。

新あたらしい千年紀せんねんきの到来とうらいに伴ともない、イリノイ大学だいがくの評論ひょうろん家かは、アメリカが超ちょう大国たいこくとしての地位ちいを失うしないつつあるかどうかが、特とくに中国ちゅうごくの台頭たいとうとの関係かんけいで議論ぎろんの対象たいしょうとなっていると述のべている[38]。他たのアナリストは、1917年ねんにアメリカが第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんに参戦さんせんしてから2017年ねんに第だい45代だい大統領だいとうりょうが就任しゅうにんするまでのちょうど100年間ねんかんが「アメリカの世紀せいき」であると主張しゅちょうしている[39]。ジョージ・フリードマン（英語えいご版ばん）などは、「21世紀せいきはアメリカの世紀せいきになる」と述のべている[40]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Lamb, Brian, and Harold Evans. The American Century. West Lafayette, IN: C-SPAN Archives, 1999.
  2. ^ The American Century. randomhouse.com.
  3. ^ Hyam, Ronald (2002). Britain's Imperial Century, 1815–1914: A Study of Empire and Expansion. Palgrave Macmillan. ISBN 978-0-7134-3089-9. https://books.google.com/?id=2eMoHQAACAAJ 2013年ねん12月15日にち閲覧えつらん。 
  4. ^ a b “Analyzing American Power in the Post-Cold War Era”. 2007年ねん3月がつ11日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2007年ねん2月がつ28日にち閲覧えつらん。
  5. ^ Definition and Use of the Word Hyperpower
  6. ^ Harvey, David (2003). The New Imperialism. New York: Oxford University Press. ISBN 0-19-926431-7 
  7. ^ Luce, Henry (February 17, 1941). “The American Century”. Life Magazine. https://books.google.com/books?id=I0kEAAAAMBAJ&pg=PA61. 
  8. ^ Luce, H. R (1999). “The American Century”. In Hogan, M. J.. The Ambiguous Legacy. Cambridge: Cambridge University Press. ISBN 0-521-77977-4 
  9. ^ Luce, Henry (February 17, 1941). “The American Century”. Life Magazine: 64–65. https://books.google.com/books?id=I0kEAAAAMBAJ&pg=PA64. 
  10. ^ Harvey, David (2003). The New Imperialism. New York: Oxford University Press. p. 50. ISBN 0-19-926431-7 
  11. ^ Luce, H. R (1999). “The American Century”. In Hogan, M. J.. The Ambiguous Legacy. Cambridge: Cambridge University Press. p. 20. ISBN 0-521-77977-4. https://www.google.com/books/edition/_/T_QfEZw6hKkC?hl=en&gbpv=1&pg=PA20 
  12. ^ Gates, John M. (1984). “War-Related Deaths in the Philippines”. Pacific Historical Review 53 (3): 367–78. doi:10.2307/3639234. 
  13. ^ Karp 1979
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  16. ^ Eun, Cheol S.; Resnick, Bruce G. (2011). International Financial Management (6th ed.). New York: McGraw-Hill/Irwin. ISBN 978-0-07-803465-7 
  17. ^ Schmitz 2000, p. 124.
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  25. ^ Kelly, Brian. The Four Policemen and. Postwar Planning, 1943-1945: The Collision of Realist and. Idealist Perspectives. https://www.iup.edu/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=37681 2015年ねん8月がつ25日にち閲覧えつらん。. 
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出典しゅってん[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

国際こくさい関係かんけいにおける大国たいこく
国力こくりょく
地位ちい
地政学ちせいがく
理論りろん
研究けんきゅう
時どき系列けいれつ（英語えいご版ばん）
分野ぶんや別べつ
地域ちいき別べつ
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