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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
国際こくさい通貨つうか基金ききん国際こくさい連合れんごうによる各国かっこく分類ぶんるい後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくブラックアフリカ東南とうなんみなみアジア地域ちいき集中しゅうちゅうして分布ぶんぷしている。
  後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく
  データなし

後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく(こうはつかいはつとじょうこく、えい: Least developed country略語りゃくごLDC)とは、国際こくさい連合れんごう国連こくれん)がさだめる世界せかいくに社会しゃかいてき経済けいざいてき分類ぶんるいひとつで、開発途上国かいはつとじょうこくなかでもとく開発かいはつおくれている国々くにぐにのことである。LDC(LDCs)という略語りゃくごは、Less Developed Countries(開発途上国かいはつとじょうこく)の略語りゃくごともとれることから、両者りょうしゃ区別くべつ注意ちゅういゆうする場合ばあいもある。

概要がいよう

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1967ねん10月に77ヶ国かこくグループ採択さいたくしたアルジェ憲章けんしょう(Charter of Algiers)[1]はじめて言及げんきゅうされ、1971ねん11月に採択さいたくされた国際こくさい連合れんごう総会そうかい決議けつぎ2768にしたがって分類ぶんるいはじめられた[2]2001ねん以降いこう国連こくれん総会そうかい決議けつぎ56/227にもとづき、国際こくさい連合れんごう事務じむきょく傘下さんか後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく内陸ないりく開発かいはつ途上とじょうこくしょう島嶼とうしょ開発かいはつ途上とじょうこく担当たんとう上級じょうきゅう代表だいひょう事務所じむしょ(UN-OHR-LLS)が後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく開発かいはつ支援しえんになっている[3]

後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく(LDC)をして、貧困ひんこんこく(ひんこんこく)、だいよん世界せかい(だいよんせかい)あるいは最貧さいひんこく(さいひんこく)という表現ひょうげんをする場合ばあいもある。だいよん世界せかいという呼称こしょうは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく中心ちゅうしんとする資本しほん主義しゅぎ国家こっかぐんだいいち世界せかいソビエト連邦れんぽう中心ちゅうしんとする共産きょうさん主義しゅぎ国家こっかぐんだい世界せかい、どちらにもぞくさない国家こっかぐんだいさん世界せかいんでいたことによる。ただし、ソ連それん共産きょうさんけんだい世界せかい)の崩壊ほうかいにこの区分くぶんはあまり使つかわれていない。一方いっぽうで「最貧さいひんこく」という呼称こしょう定着ていちゃくしているが、区分くぶんされるくに国際こくさい連合れんごう加盟かめいこくぜん193かこくのうち4ぶんの1じゃくめる46かこく[4]2022ねん7がつ現在げんざい)もあるため、実情じつじょうしめうえでは不正確ふせいかくといえる。また、「最貧さいひんこく」にぞくするすべてのひと経済けいざいてき絶望ぜつぼうてき貧困ひんこん状態じょうたいにあるというわけではない。物々交換ぶつぶつこうかん自給自足じきゅうじそくといった市場いちばがいでの経済けいざい行為こうい経済けいざい指標しひょうあらわれないので、かって後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくだったブータンなど平和へいわくにには、市場いちばにあまりかかわることなく、独自どくじ文化ぶんかまもって平穏へいおんらしをしている人々ひとびとおおくいる。

LDCのおおくは、広範囲こうはんいにわたる武力ぶりょく衝突しょうとつ不安定ふあんてい政治せいじによって国家こっかゆうする統治とうち機構きこう権力けんりょく脆弱ぜいじゃくになっている。これらのくにおおくは民族みんぞく紛争ふんそうながあいだつづいていた植民しょくみん主義しゅぎ名残なごり等々とうとうによってくに機軸きじくそこなわれ、名目めいもくじょう民主みんしゅ主義しゅぎ自由じゆう主義しゅぎ標榜ひょうぼうしていても、実質じっしつてきには独裁どくさい政治せいじおこなわれているのがおもである。アメリカシンクタンクひとつである平和へいわ基金ききんかい毎年まいとし発表はっぴょうしている「脆弱ぜいじゃく国家こっかランキング」の2022ねんはんにおいて、LDC44かこく[注釈ちゅうしゃく 1]の7わりじゃくあたる33かこくがワースト50以内いないはいっており、 脆弱ぜいじゃく度合どあいのカテゴリーで最悪さいあくの「Alert」(「警報けいほう」)に分類ぶんるいされる29かこく[注釈ちゅうしゃく 2]の7わりじゃくあたる20かこくがLDCでめられている[5]。そのため、LDCをして「失敗しっぱい国家こっか」という表現ひょうげんもなされている。

2022ねん現在げんざいてい開発かいはつこく半分はんぶん以上いじょうサハラ以南いなんのアフリカにある。(分布ぶんぷについてはLDCのおお地域ちいきすくない地域ちいき参照さんしょう。)

定義ていぎ

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく認定にんていされるには、国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかい理事りじかい(ECOSOC)の審査しんさで「国際こくさい連合れんごう開発かいはつ計画けいかく委員いいんかい(CDP)のさだめた基準きじゅんてはまる」とみとめられたうえで、国際こくさい連合れんごう総会そうかい議決ぎけつける必要ひつようがある[6]

CDPが2021ねんさだめた後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく認定にんていするための3つの基準きじゅん下記かきとお[6][7]。ただし、当該とうがいこく同意どうい前提ぜんていとなる[6]

  • I. 一人ひとりたりの国民こくみんそう所得しょとく(GNI)の3ねん平均へいきん推定すいていが1,018あめりかドル以下いかであること。
  • II. 人的じんてき資源しげん指数しすうあらわすHAI(Human Assets Index)とばれる指標しひょうが60以下いかであること。HAIは、人的じんてき資源しげん開発かいはつ程度ていどあらわすためにCDPが設定せっていした指標しひょうで、健康けんこう指数しすう(Health index)と教育きょういく指数しすう(Education index)にかれる。健康けんこう指数しすうは①5さい未満みまん死亡しぼうりつ、②発育はついく阻害そがいゆうびょうりつ、③妊産婦にんさんぷ死亡しぼうりつの3つを数値すうちしたもの。教育きょういく指数しすうは①中等ちゅうとう学校がっこうそう就学しゅうがくりつ、②成人せいじん識字しきじりつ、③中等ちゅうとう学校がっこう入学にゅうがくしゃ男女だんじょ比率ひりつの3つを数値すうちしたもの。
  • III. 外的がいてきショックにたいする経済けいざいてき脆弱ぜいじゃくせいあらわすEVI(Economic and Environmental Vulnerability Index) とばれる指標しひょうが36以上いじょうであること。EVIは以下いか下位かい指標しひょうもとづく。
  1. 農産物のうさんぶつ生産せいさんりょうがどの程度ていど安定あんていしているか。
  2. 商品しょうひんサービス輸出ゆしゅつがどの程度ていど安定あんていしているか。
  3. GDP反映はんえいされる製造せいぞうぎょうサービスぎょう活動かつどうぜん経済けいざい活動かつどうたいしてどの程度ていど比率ひりつめるか。
  4. 人口じんこう対数たいすうによって算出さんしゅつされる該当がいとうこく国内こくない市場いちば規模きぼおよ天災てんさいによって影響えいきょうける人口じんこう割合わりあい

指定してい解除かいじょ条件じょうけん

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくのリストは3ねんいち見直みなおしがおこなわれており、前述ぜんじゅつの3つの基準きじゅんのうち2つ以上いじょうを3ねんごとのレビューで2かい連続れんぞくして上回うわまわるか、一人ひとりたりの国民こくみんそう所得しょとく(GNI)が3ねんごとのレビューで2かい連続れんぞくして卒業そつぎょう基準きじゅんの2ばい以上いじょうになれば指定していからはずれることができる[8]。CDPが2021ねんさだめた後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく卒業そつぎょうするための基準きじゅん以下いかとお[8]

  • I. 一人ひとりたりの国民こくみんそう所得しょとく(GNI)の3ねん平均へいきん推定すいていが1,222あめりかドル以上いじょうであること[注釈ちゅうしゃく 3]
  • II. 人的じんてき資源しげん指数しすう(Human Assets Index)が66以上いじょうであること。
  • III. 経済けいざいてき脆弱ぜいじゃくせい指数しすう(Economic Vulnerability Index)指数しすうが30以下いかであること。

LDCをめぐるしょ問題もんだい

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LDCに分類ぶんるいされる国々くにぐにには、開発かいはつ進展しんてんさまたげる共通きょうつうしょ問題もんだいがいくつかられる。

内陸ないりくこく

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくには、アフリカアジア内陸ないりくこくおおい。内陸ないりくこくは、隣国りんごく港湾こうわん賃貸ちんたいりょうやそこまでの輸送ゆそうなどがかかるために、貿易ぼうえき利益りえきすくなくなるほか港湾こうわんのある隣国りんごく情勢じょうせい左右さゆうされることがおおく、経済けいざい活動かつどう不安定ふあんていである。

しょう島嶼とうしょ開発かいはつ途上とじょうこく

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オセアニアきたアメリカ後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくは、いずれもしょう島嶼とうしょ開発かいはつ途上とじょうこく(SIDS)にも分類ぶんるいされている。SIDSはちいさなしま国土こくど構成こうせいされるため、しょう人口じんこう自然しぜん災害さいがいもろいといった脆弱ぜいじゃくせいかかえており、持続じぞく可能かのう開発かいはつ困難こんなんだとされている。

内戦ないせん行政ぎょうせい機能きのう低下ていか

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いくつかの後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくは、政府せいふ行政ぎょうせい機能きのう低下ていか他国たこく内政ないせい干渉かんしょうによって「失敗しっぱい国家こっか」がすすんでおり、場所ばしょによっては深刻しんこく内戦ないせん状態じょうたいとなっている。

アフガニスタン1919ねん独立どくりつ以来いらい比較的ひかくてき安定あんていてき治世ちせいたもっていたが、1978ねんアフガニスタン人民じんみん民主党みんしゅとうによる蜂起ほうき以降いこう断続だんぞくてき内戦ないせんアフガニスタン内戦ないせん)におちいっており、国際こくさい支援しえん依存いぞんしないと国家こっか予算よさんりたない財政ざいせい破綻はたん状態じょうたいとなっている。

ソマリア1982ねんからいわゆるソマリア内戦ないせん表面ひょうめんし、1991ねんバーレ社会しゃかい主義しゅぎ政権せいけん崩壊ほうかいすると政府せいふ状態じょうたいになった。武装ぶそうしなければ街頭がいとうられず(それでもいのち危険きけんがある)、2012ねん統一とういつ政府せいふ樹立じゅりつ首都しゅとモガディシュ以外いがい軍閥ぐんばつ土台どだいとする各地かくち自治じちこくソマリランド支配しはいにあり、アル・シャバブ によるテロ活動かつどうつづいている。

コンゴ民主みんしゅ共和きょうわこく1960ねん独立どくりつ直後ちょくご勃発ぼっぱつしたコンゴ動乱どうらんきゅう宗主そうしゅこくベルギーはじめとする列強れっきょう介入かいにゅうけ、国内こくない分裂ぶんれつ状態じょうたいとなった。そのザイール政権せいけん末期まっきから断続だんぞくてき発生はっせいしただいいちだいコンゴ戦争せんそう周辺しゅうへん諸国しょこく介入かいにゅうし、その紛争ふんそうつづくことで中央ちゅうおう政府せいふ統治とうち全土ぜんどとどかないでいる。

自然しぜん災害さいがい

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくは、社会しゃかい基盤きばん脆弱ぜいじゃくゆえ巨大きょだい自然しぜん災害さいがい対処たいしょしきれない場合ばあいがあり、くにではげんわざわい可能かのう事例じれい被害ひがい拡大かくだいさせる傾向けいこうがある。

ハイチでは2010ねんだい地震じしん発生はっせいし、政情せいじょう不安ふあん社会しゃかい基盤きばん脆弱ぜいじゃくだったこともあって被害ひがい拡大かくだいした。首都しゅとポルトープランス直撃ちょくげきして多数たすう死傷ししょうしゃたが、2021ねん現在げんざい復興ふっこう作業さぎょうすすめられている。

ネパールでも2015ねんだい地震じしん発生はっせいし、ハイチと同様どうよう社会しゃかい基盤きばん脆弱ぜいじゃくだったため被害ひがい拡大かくだいした。

ミャンマーでは、2008ねん5月大型おおがたサイクロン台風たいふう)により多数たすう家屋かおく家畜かちく、そして人的じんてき被害ひがい発生はっせいした。これも社会しゃかい基盤きばん脆弱ぜいじゃくなため被害ひがい拡大かくだいしたものである。

バヌアツでも、2015ねん3がつサイクロンで10にん以上いじょう死亡しぼうした。これも社会しゃかい基盤きばん脆弱ぜいじゃくなため被害ひがい拡大かくだいした。

飢餓きが

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく形成けいせいするおおきな問題もんだい飢餓きがである。きびしい気候きこう耕作こうさく不適ふてき土質どしつ地域ちいきでは農業のうぎょう充分じゅうぶん発展はってんせず、食料しょくりょう輸入ゆにゅうおこなうための財政ざいせいりょくもないため、「生活せいかつ必要ひつよう栄養えいよう自給じきゅうできない状態じょうたい」にある。

食料しょくりょう生産せいさんこくおおくは、自国じこく穀物こくもつ保護ほご目的もくてきに、他国たこくから輸入ゆにゅうされた穀物こくもつたか関税かんぜいをかけている。このような状況じょうきょうにおいて後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくでは、肥料ひりょう利用りようするなどして生産せいさん拡大かくだいしても輸出ゆしゅつばすことができず、生産せいさん過剰かじょうとなり、結果けっかとして、豊作ほうさく貧乏びんぼうおちいってしまう。 そうなることをけるために、後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくでは、肥料ひりょうなどを利用りようしない粗放そほう農業のうぎょうをとらざるをない。そのような状態じょうたいだと自然しぜん災害さいがい紛争ふんそうなどによる悪影響あくえいきょうけやすくなり、飢餓きががより深刻しんこくする。

インフラ整備せいび

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電気でんき水道すいどうはじめとするインフラストラクチャー整備せいびじょうきょうは、安定あんてい供給きょうきゅう不安定ふあんてい供給きょうきゅう供給きょうきゅうなしの3段階だんかいかれるが、最貧さいひんこくでは首都しゅとでも安定あんてい供給きょうきゅうでない場合ばあいおおい。

道路どうろ国内こくないさい重要じゅうよう幹線かんせん舗装ほそうであったり、鉄道てつどう皆無かいむあるいは幹線かんせんけいでも正常せいじょう運行うんこう困難こんなんというケースがおおく、経済けいざい活動かつどう悪影響あくえいきょうあたえる。

現在げんざいのLDC

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく(LDC)の指定していじょうきょう(2020ねん12がつまつ時点じてん
  LDCに指定していされているくに
  LDCの指定してい解除かいじょされたくに

2023ねん12月時点じてんにおいて、後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく分類ぶんるいされているくに以下いかの45ヶ国かこくである[4]

2016ねんすえ公表こうひょうされたUNCTAD(国際こくさい連合れんごう貿易ぼうえき開発かいはつ会議かいぎ)の報告ほうこくしょでは、LDCは2025ねんまでに48かこくから32かこくまで減少げんしょうする見通みとおしとされた。とくオセアニアでは域内いきないくにすべてLDCから除外じょがいされる見込みこみで、アジアカンボジアのぞすべてのくにがLDCから除外じょがいする見込みこみとされている。一方いっぽうで、アフリカでは依然いぜんとして30かこくがLDCにまるとられている[9][10]ハイチもLDCにまるとられている。

2016ねん報告ほうこくしょ実情じつじょう比較ひかくすると、2017ねん以降いこうにLDCの指定してい解除かいじょされたくには3かこくとどまっている。ただし、2024ねん12月13にちにはサントメ・プリンシペが、2026ねん11月24にちにはバングラデシュラオスネパールが、2027ねん12月13にちにはソロモン諸島しょとうが、LDCの指定してい解除かいじょされる予定よていである[11][12][13][14][15]

アジア (8ヶ国かこく)

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アフリカ (33ヶ国かこく)

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オセアニア (3ヶ国かこく)

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中部ちゅうぶアメリカ (1ヶ国かこく)

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かつてのLDC

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かつて後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく分類ぶんるいされていたが、現在げんざい指定してい解除かいじょされたくに以下いかとおり。経済けいざい成長せいちょう以外いがい理由りゆう指定してい解除かいじょされたくに括弧かっこない理由りゆう記載きさいしている。


LDCのおお地域ちいきすくない地域ちいき

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LDCのおお地域ちいき

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後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく過半数かはんすうは、アフリカブラックアフリカ)にある。また、アフリカ以外いがい後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくおお地域ちいきとしては、東南とうなんアジア大陸たいりくみなみアジア内陸ないりくこくげられる。

LDCのすくない地域ちいき

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きたアメリカ後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくハイチのみであり、西にしアジア後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくイエメンのみである。また、ヨーロッパひがしアジア中央ちゅうおうアジアみなみアメリカには後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくが1ヶ国かこくもない。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ キリバスツバルの2かこくはランキングにふくまれていない。
  2. ^ 不安定ふあんてい要因よういんとなる12の指標しひょうかく10てん満点まんてん合計ごうけい120てん採点さいてんし、90てん以上いじょうったくに分類ぶんるいされる。そのため分類ぶんるいされるくにかずとしによって変動へんどうする。
  3. ^ 一人ひとりたりの国民こくみんそう所得しょとく(GNI)のみで指定してい解除かいじょされるには2,444あめりかドル以上いじょう
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 内陸ないりく開発かいはつ途上とじょうこくでもある。
  5. ^ a b c d e f g h しょう島嶼とうしょ開発かいはつ途上とじょうこくでもある。

出典しゅってん

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  1. ^ CHARTER OF ALGIERS(『アルジェ憲章けんしょう全文ぜんぶん”. The Group of 77 at the united nations. 16 February 2018閲覧えつらん
  2. ^ http://www.unitar.org/resource/sites/unitar.org.resource/files/document-pdf/GA-2767-XXVI.pdf
  3. ^ About UN-OHRLLS”. UN-OHRLLS. United Nations. 11 May 2013閲覧えつらん
  4. ^ a b unctad.org | UN list of Least Developed Countries 2021ねん11月11にち閲覧えつらん
  5. ^ Global Data | Fragile States Index” (英語えいご). 平和へいわ基金ききんかい. 2022ねん7がつ22にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c 外務省がいむしょう: 後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこく”. 外務省がいむしょう (2021ねん9がつ14にち). 2021ねん11月9にち閲覧えつらん
  7. ^ 国際こくさい連合れんごうのWebページ - LDC Identification Criteria & Indicators
  8. ^ a b Graduation from the LDC category” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかいきょく (2021ねん2がつ18にち). 2021ねん11月9にち閲覧えつらん
  9. ^ http://unctad.org/en/Pages/PressRelease.aspx?OriginalVersionID=384 国際こくさい連合れんごう貿易ぼうえき開発かいはつ会議かいぎ(2016ねん12月13にち)2017ねん1がつ4にち閲覧えつらん
  10. ^ カンボジア 2025ねんまでは後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくのままか 国連こくれん報告ほうこくしょ CAMBODIA BUSINESS PARTNERS(2016ねん12月16にち)2017ねん1がつ4にち閲覧えつらん
  11. ^ Criteria for Identification and Graduation of LDCs” (英語えいご). UN-OHRLLS. 2019ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  12. ^ Angola receives three-year extension before its graduation from the list of LDCs” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかいきょく (2021ねん3がつ2にち). 2021ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  13. ^ It’s official and historical – three more countries will graduate from the LDC category” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかいきょく (2018ねん12月13にち). 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  14. ^ Graduation of Bangladesh, Lao People’s Democratic Republic and Nepal from the LDC category” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかいきょく (2021ねん11月24にち). 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  15. ^ GA resolution on postponement of Solomon Islands graduation from the LDC category” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう経済けいざい社会しゃかいきょく (2023ねん8がつ25にち). 2021ねん12月30にち閲覧えつらん
  16. ^ UN Handbook on the LDC Category” (PDF). 2014ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  17. ^ "About Sikkim" from the Government of Sikkim's website”. Sikkim.gov.in. 2009ねん5がつ25にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2014ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  18. ^ a b 国連こくれんにおける後発こうはつ開発かいはつ途上とじょうこくのカテゴリーと卒業そつぎょう問題もんだい森田もりたさとし 外務省がいむしょう調査ちょうさ月報げっぽう2011ねんNo.4
  19. ^ What are the least developed countries?”. UNCTAD. 2021ねん12月25にち閲覧えつらん
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  21. ^ Criteria for Identification and Graduation of LDCs”. UN-OHRLLS website. 2018ねん2がつ16にち閲覧えつらん
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  23. ^ Bhutan exits UN list of least developed countries” (英語えいご). 国際こくさい連合れんごう貿易ぼうえき開発かいはつ会議かいぎ (2023ねん12月13にち). 2023ねん12月30にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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