キングギドラ (昭和しょうわゴジラシリーズ)

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キングギドラ
ゴジラシリーズのキャラクター
『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』のポスターに描えがかれたキングギドラ
初はつ登場とうじょう	『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』
最後さいごの登場とうじょう	『地球ちきゅう攻撃こうげき命令めいれい ゴジラ対たいガイガン』
作者さくしゃ	渡辺わたなべ明あきら
演えんじ	#制作せいさく（三さん大だい怪獣かいじゅう）参照さんしょう（『三さん大だい怪獣かいじゅう』） 広瀬ひろせ正一しょういち（『大戦たいせん争そう』） 内海うつみ進すすむ（『総そう進撃しんげき』） 伊奈いな貫ぬき太ふとし（『ガイガン』）

キングギドラ（King Ghidorah）は、東宝とうほうの「ゴジラシリーズ」をはじめとした特撮とくさつ怪獣かいじゅう映画えいがに登場とうじょうする架空かくうの怪獣かいじゅうである。本ほん項目こうもくでは、このうち昭和しょうわゴジラシリーズの『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』（1964年ねん）から『地球ちきゅう攻撃こうげき命令めいれい ゴジラ対たいガイガン』（1972年ねん）まで登場とうじょうに登場とうじょうするキングギドラを扱あつかう。

概要がいよう

諸しょ元もと

キングギドラ KING GHIDORAH
別名べつめい	宇宙うちゅう超ちょう怪獣かいじゅう
身長しんちょう	100 m
翼つばさ長ちょう	150 m
体重たいじゅう	3万まん t
飛行ひこう速度そくど	マッハ3（大気圏たいきけん内ない） マッハ400（宇宙うちゅう空間くうかん）
出身しゅっしん地ち	宇宙うちゅう（宇宙うちゅう空間くうかん）
出現しゅつげん地ち	宇宙うちゅう 黒部くろべ渓谷けいこくの霞沢かすみざわ（『三さん大だい怪獣かいじゅう』） 黒部くろべ谷だに（『三さん大だい怪獣かいじゅう』） X星ほし（『大戦たいせん争そう』） 富士ふじ山麓さんろく上空じょうくう（『総そう進撃しんげき』） M宇宙うちゅうハンター星雲せいうん（『ガイガン』）

たてがみと額がくの三日月みかづき状じょうの角かくが特徴とくちょう。

昭和しょうわゴジラシリーズの登場とうじょう怪獣かいじゅうを対象たいしょうとしたねとらぼによるアンケートでは人気にんきが高たかく、2021年ねん・2022年ねんはゴジラに次ついで第だい2位い、2023年ねんはゴジラを抜ぬいて第だい1位いを獲得かくとくしている。1952年ねん生うまれである映画えいが監督かんとくの大森おおもり一樹かずきは、ゴジラは前まえの世代せだいの怪獣かいじゅうという認識にんしきであったのに対たいし、キングギドラは自分じぶんたちの世代せだいの怪獣かいじゅうであったと述のべている。

造形ぞうけい

「ゴジラシリーズ」の怪獣かいじゅうの着きぐるみは作品さくひんが異ことなると別べつの着きぐるみが作つくられていることが珍めずらしくないが、キングギドラに関かんしては同一どういつのものが修復しゅうふくと改修かいしゅうを繰くり返かえされて9年間ねんかん使用しようされている。

デザインは渡辺わたなべ明あきら、頭部とうぶ造形ぞうけいは利光としみつ貞三ていぞう、胴体どうたいは八木はちぼく勘かん寿ことぶき、八木やぎ康やすし栄さかえ、造形ぞうけい助手じょしゅは開ひらけ米よね栄三えいざが務つとめた。渡辺わたなべによるデザイン画がとされるイラストは、キングギドラによる破壊はかい描写びょうしゃとなっており、イメージスケッチに近ちかいものとされる。初期しょきのデザイン画がでは西洋せいよう的てきに描えがかれていたが、円谷つぶらや英二えいじから『日本にっぽん誕生たんじょう』における八はち岐大蛇へびを意識いしきして東洋とうようの「龍りゅう」のイメージを加くわえるよう指示しじがあり、頭部とうぶの造形ぞうけいには狛犬こまいぬ（唐獅子からじし）の意匠いしょうが加くわえられている。

スーツ

着きぐるみ（スーツ）の重量じゅうりょうは80キログラムほどあったという。たてがみは麻あさ、翼つばさはタケの芯しんにさらし布ぬのを張はって作つくられた。翼つばさの根本こんぽんには、ドア用ようの蝶番ちょうつがいを用もちいている。鱗うろこはラテックス製せいで1枚まい1枚まい貼はっており、部位ぶいごとに大おおきさが異ことなっている。首くびはスポンジ製せいで、柔やわらかく作つくられていた。

各部かくぶの動うごきは操みさお演えんじによって表現ひょうげんされ、スーツアクターは中なかの棒ぼうに掴つかまっているだけであったという。操みさお演えんじには、各かく首くびに1人にんずつ、翼つばさに1人ひとり、尾おに1人ひとりまたは2人ふたりなど、6人にん以上いじょうのスタッフを要ようした。造型ぞうけい助手じょしゅを務つとめた村瀬むらせ継つぎ蔵ぞうは、首くびを掃除そうじ機きのホースのような管状かんじょうにして空気圧くうきあつで動うごかすことを提案ていあんし、円谷つぶらやからも称賛しょうさんされたが、激はげしく動うごいてしまうためにピアノ線せんが絡からんだり切きれたりしてしまったという。撮影さつえいを担当たんとうした有川ありかわ貞さだ昌あきらは操みさお演えんじの様子ようすを「サーカスの曲芸きょくげい師しのようであった」と述懐じゅっかいしている。操みさお演技えんぎ師しの松本まつもと光司こうじは、1日にちに1カットしか撮影さつえいできなかったこともあり、撮影さつえい所しょにゆとりがあったからできたと述のべている。

スーツがゴジラよりも大おおきく迫力はくりょくがあるため、円谷つぶらやは主役しゅやくが食くわれないようキングギドラは体からだを縮ちぢめて首くびの動うごきで戦たたかうこととした。また、有川ありかわはスーツが大おおきすぎてホリゾントからはみ出でてしまうのが困こまりものであったと述のべている。ゴジラのスーツアクターを務つとめた中島なかじま春雄はるおは、キングギドラは操みさお演えんじのワイヤーでがんじがらめになっているため自みずから立たち回まわることができず、ゴジラ側がわが演技えんぎをする一人ひとり芝居しばいの状態じょうたいであったと述懐じゅっかいしている。

撮影さつえい後ごは、翼つばさの表皮ひょうひを剥へいで骨組ほねぐみを畳たたんだ状態じょうたいで倉庫そうこに保管ほかんされた。

NGカラー

当初とうしょ、完成かんせいした着きぐるみは青あおい体からだに緑みどりがかった虹色にじいろの羽根はねであったが、スチールの撮影さつえい本番ほんばん直前ちょくぜんになって、当時とうじスクリプターを担当たんとうしていた鈴木すずき桂子けいこが円谷つぶらやに「金星きんぼしから来くる怪獣かいじゅうなので、私わたし、金色きんいろかと思おもってました」と話はなしたところ、それを聞きいた円谷つぶらやが大変たいへん気きに入いり、金色きんいろに塗装とそうし直なおされた。

宣伝せんでん用ようのカラースチル写真しゃしんの中なかには、翼つばさは虹色にじいろのまま、胴体どうたいだけが金色きんいろに塗ぬり直なおされたものが存在そんざいする。『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』公開こうかい時じのポスターにおいても、この「翼つばさが3色しょく」のスチル写真しゃしんが使つかわれている。造形ぞうけい家かの若狭わかさ新一しんいちは、当時とうじ携たずさわっていた先輩せんぱい造形ぞうけい家かにこの件けんについて尋たずねたが「記憶きおくにない」と返かえされたといい、誰だれも真相しんそうを知しらないと述のべている。また、村瀬むらせも後年こうねんに「自分じぶんで塗装とそうしていないので、全然ぜんぜんわからない」と述懐じゅっかいしている。

有川ありかわによれば、当初とうしょはシルバーという案あんもあったが、ブルーバック撮影さつえいに支障ししょうが出でるため、採用さいようされなかった。

2019年ねん5月がつには青あおい体からだに赤あか・白しろ・青あおの羽根はねを持もつNGカラー版ばんのフィギュアが販売はんばいされているほか、同年どうねん8月がつには造型ぞうけい当時とうじを知しる村瀬むらせの原型げんけい製作せいさくによる本編ほんぺん版ばんの着きぐるみサイズのレプリカヘッドが販売はんばいされている。

飛行ひこうモデル

飛行ひこうシーンのほとんどは3尺しゃく（約やく1メートル）サイズのミニチュアモデルで撮影さつえいされているが、人ひとの入はいっている着きぐるみと見分みわけがつかないほど非常ひじょうに精巧せいこうに製作せいさくされている。頭部とうぶは操みさお演えんじで動うごき、足あしと尾おはピアノ線せんの先さきにゴムを繋つないでおり、操みさお演えんじ時じに自然しぜんに揺ゆれて動うごくよう仕掛しかけられていた。

このミニチュアも『流星りゅうせい人間にんげんゾーン』まで流用りゅうようされた。

鳴なき声ごえ

独特どくとくの鳴なき声ごえはエレクトーン（電子でんしオルガン）によるもの。頭あたまの数かずに合あわせ、3種類しゅるいの金属きんぞく音おんが作つくられた。この声こえは『ウルトラQ』でケムール人じんとの交信こうしんに必要ひつようなXチャンネル光波こうはの効果こうか音おんのほか、『ウルトラマン』で科学かがく特捜とくそう隊たい日本にっぽん支部しぶ基地きちに登場とうじょうする無線むせん機器ききの着信ちゃくしん音おんや『戦たたかえ! マイティジャック』でMJ基地きちに登場とうじょうする電話でんわのベル音おんに使用しようされた。さらに、2009年ねん公開こうかいのアニメ映画えいが『ヱヴァンゲリヲン新しん劇場げきじょう版ばん:破やぶ』では作中さくちゅうに登場とうじょうする携帯けいたい電話でんわの着信ちゃくしん音おんに引用いんようされているが、これは『ウルトラQ』『ウルトラマン』『戦たたかえ! マイティジャック』を制作せいさくした円谷つぶらやプロから正式せいしきに許可きょかを受うけたものである。

『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』

映画えいが『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』（1964年ねん）に登場とうじょう。初代しょだいキングギドラ。

5,000年ねん前まえ、金星かなぼしに存在そんざいした地球ちきゅうよりもはるかに栄さかえていた高度こうどな文明ぶんめいを3日間にちかんで滅ほろぼして死しの惑星わくせいに変かえたとされる宇宙うちゅう怪獣かいじゅう。現代げんだいの地球ちきゅうにおいては1月がつに日本にっぽんの黒部くろべ峡谷きょうこくの霞沢かすみざわに強力きょうりょくな吸引きゅういん力りょくを帯おびた隕石いんせきとなって流星りゅうせい雨うとともに落下らっかし、やがてその中なかから中空ちゅうくうに炎ほのおの塊かたまりとなって飛とび出だしたものが徐々じょじょに形かたちを変かえ、宇宙うちゅう超ちょう怪獣かいじゅう・キングギドラとしての姿すがたを現あらわす。敵てきを無重力むじゅうりょく状態じょうたいにして吹ふき飛とばす引力いんりょく光線こうせんを3つの首くびから放出ほうしゅつして暴あばれ回まわり、それによる破壊はかいだけではなく巨大きょだいな翼つばさを用もちいての突風とっぷうで、松本まつもと市し上空じょうくうを飛とび去さって短時間たんじかんで東京とうきょうに至いたり、壊滅かいめつに追おい込こむ。

出現しゅつげん地点ちてんは黒部くろべ峡谷きょうこく霞沢かすみざわ→松本まつもと市し→富士ふじのすそ野の→宇宙うちゅう。

松本まつもと城じょうを瞬時しゅんじに破壊はかいした後のち、横浜よこはまを襲撃しゅうげきして富士山ふじさんの裾野すそのの山村さんそんにてなおも暴あばれ回まわっていたところに挑いどんできた幼虫ようちゅうモスラを軽かるくあしらい、その窮地きゅうちを見みかねて参戦さんせんしたゴジラやラドンとも戦たたかうことになるが、1対たい1ではゴジラをも圧倒あっとうするパワーとラドン以上いじょうの速度そくどと飛翔ひしょう能力のうりょくで3大だい怪獣かいじゅうを苦くるしめる。しかし、ゴジラに注意ちゅういを引ひきつけられている最中さいちゅうに背後はいごからラドンに乗のったモスラ幼虫ようちゅうに大量たいりょうの糸いとを吐はきかけられ、身動みうごきを封ふうじられたところをゴジラに放ひり投なげられて戦意せんいを喪失そうしつし、宇宙うちゅうへ退散たいさんする。

金星きんぼしをはじめ地球ちきゅうなどの惑星わくせい上じょうにおいて破壊はかい活動かつどうを行おこなう理由りゆうや目的もくてきは不明ふめいであるが、「金星きんぼし人じんの意思いし」は最後さいごの祈いのりの最中さいちゅうにキングギドラのことを「金星きんぼしの業火ごうか」と称しょうしている。

• スチール写真しゃしんなどでは直立ちょくりつしたものが多おおいが、実際じっさいには前まえ傾かたぶけ姿勢しせいとなっている。
• 昭和しょうわゴジラシリーズで自分じぶんの意思いしにもとづいて行動こうどうするキングギドラはこの作品さくひんのみであり、以後いごの作品さくひんではすべて「異い星ほし人じんに操あやつられている」というかたちで登場とうじょうする。
• 書籍しょせきでは、尻尾しっぽは刀剣とうけんのような武器ぶきとして機能きのうし、口くちと尻尾しっぽから毒どくガスを発射はっしゃするほか、テレパシーやレーダー機能きのうを頭部とうぶに持もち、腹部ふくぶに第だい二にの脳のうが（頭部とうぶの「攻撃こうげき脳のう」や首くび元もとの「ギドラ脳のう」とは別べつに）存在そんざいするとされる。

制作せいさく（三さん大だい怪獣かいじゅう）

本ほん作品さくひんでのキングギドラのスーツアクターは諸説しょせつあり、詳細しょうさいは明あきらかになっていない。

• クレジット順じゅんでは坂本さかもと晴はる哉が該当がいとうするため、坂本さかもとをスーツアクターと紹介しょうかいしている資料しりょうもある。撮影さつえい助手じょしゅを務つとめた川北かわきた紘一こういちや記録きろくの久松ひさまつ桂子けいこらは坂本さかもとがキングギドラ役やくであったと証言しょうげんしている。同どう作さくの特典とくてんの『メイキング8mmフィルム』では、撮影さつえい現場げんばに坂本さかもとの姿すがたが確認かくにんできる。
• 資料しりょうによっては広瀬ひろせ正一しょういちとしている。書籍しょせきによっては、当初とうしょは坂本さかもとが演えんじていたが降板こうばんし、後半こうはんは広瀬ひろせに替かわったと記述きじゅつしている。書籍しょせき『ゴジラ大だい百科ひゃっか 新しんモスラ編へん』では、広瀬ひろせと関田せきた裕ひろしが演えんじたと記述きじゅつしている。川北かわきたは、広瀬ひろせがキングギドラを演えんじたのは次つぎ作さく『怪獣かいじゅう大戦たいせん争そう』の時ときであるとしてこの説せつを否定ひていしている。
• 2014年ねん3月15日にちに神保じんぼう町まちシアターで開催かいさいされた中野なかの昭あきら慶けい・川北かわきた紘一こういちトークショーによる中野なかのの証言しょうげんでは、宇畄木き耕こう嗣が正ただしいとされる。中野なかの自身じしんがキャスティングしたが、「キングギドラの撮影さつえい初日しょにちに宇留木きが来こず、調しらべたら黒澤くろさわ映画えいがのエキストラ役やくとして勝手かってに連つれて行いかれており、黒澤くろさわ組ぐみチーフ助監督じょかんとくの森谷もりたに司郎しろうと大だい喧嘩けんかして連つれて帰かえってきた」と発言はつげんしている。また、当時とうじ撮影さつえい助手じょしゅをしていた川北かわきたは、「よく言いわれる広瀬ひろせは身長しんちょうが小ちいさいのでキングギドラ役やくは無理むりだと思おもう」と発言はつげんしている。これ以降いこう、宇留木きをキングギドラのスーツアクターとして紹介しょうかいしている資料しりょうもみられる。
• 有川ありかわ貞さだ昌あきらは、宇留木きがキングギドラのスーツを試こころみ着ちゃくしたが、頭あたまが重おもくてバランスがとれなかったと証言しょうげんしている。

決定けってい稿こうの段階だんかいまでキングギドラによるニューヨーク破壊はかいシーンが存在そんざいし、ピクトリアルスケッチも描えがかれていた。

芝公園しばこうえんを襲撃しゅうげきする場面ばめんでは、その巨大きょだい感かんを表現ひょうげんするためにスーツを吊つって撮影さつえいされた。

3本ほんの首くびの口くちから発はっする引力いんりょく光線こうせんについては、宣伝せんでん用ようのスチル写真しゃしんなどでは火ひを吐はいている。当初とうしょは同どう写真しゃしんにあるように長ながい尾おを描えがいて伸のびる炎ほのお（火ひの玉たま）のイメージであったが、実際じっさいに操みさお演えんじされた3本ほんの首くびは特定とくていの方向ほうこうへの細こまかい操みさお演えんじが難むずかしく、偶発ぐうはつ的てきな動うごきをしている頭部とうぶと爆発ばくはつ地点ちてんへの着弾ちゃくだんを表現ひょうげんする火薬かやくの発火はっかのつじつまを合あわせるため、光学こうがく作画さくがの飯塚いいづか定雄さだおのアイデアで、ズレのない稲妻いなづま状じょうの光線こうせんに変更へんこうされた。書籍しょせき『ゴジラ大だい百科ひゃっか』では、引力いんりょく光線こうせんのアニメーション合成ごうせいによって光学こうがく合成ごうせいが飛躍ひやく的てきに進歩しんぽし、東宝とうほう特撮とくさつの光線こうせんの質しつを変かえたと評ひょうしている。

引力いんりょく光線こうせんを飛行ひこうしながら吐はき散ちらすシーンでは、飛とび人形にんぎょうを用もちいて撮影さつえいされており、モスラの経験けいけんを経へて、操みさお演えんじに適てきした蝶ちょうの翅のような付つけ根ねにしか関節かんせつがない構造こうぞうの翼つばさとなっている。

キングギドラの飛とび方かたについては、スタッフからさまざまな意見いけんが出だされ、侃々諤々かんかんがくがく（かんかんがくがく）の議論ぎろんになったという。円谷つぶらやは「好すきなようにやりゃあいい。思おもいつきでもやってみろ」といい、場面ばめんによって飛とび方かたが異ことなる描写びょうしゃとなった。

キングギドラが擬態ぎたいした隕石いんせきは、まだ一般いっぱんに使つかわれていなかったポリ樹脂じゅし（FRP樹脂じゅし）で造形ぞうけいされた。内部ないぶにライトをいくつも仕込しこんで発光はっこうを表現ひょうげんしているが、撮影さつえい中ちゅうにライトの発はっする熱ねつでポリ樹脂じゅしが軟やわらかくなり、自重じちょうに負まけて凹へこむことから、補修ほしゅうが大変たいへんだったそうである。

隕石いんせきから炎ほのおの塊かたまりを経へてキングギドラが出現しゅつげんするシーンは、アニメーションで表現ひょうげんされた。スクリプターの鈴木すずき桂子けいこは、円谷つぶらやがこの場面ばめんの演出えんしゅつを考かんがえている際さいに、古ふるいロシア映画えいがで金色きんいろの鳥とりが現あらわれるイメージを伝つたえたという。この映像えいぞうは、『怪獣かいじゅう総進そうしん撃げき』でも流用りゅうようされている。

『怪獣かいじゅう大戦たいせん争そう』

映画えいが『怪獣かいじゅう大戦たいせん争そう』（1965年ねん）に登場とうじょう。

以前いぜん出現しゅつげんしたものと同どう個体こたいと思おもわれるが、かなり高たかい戦闘せんとう力りょくを誇ほこる。X星ほし人じんに「怪物かいぶつゼロ」と呼よばれてコントロール下かにある。出現しゅつげん地点ちてんはX星ほし→アメリカ→日本にっぽん・富士ふじのすそ野の近郊きんこう→宇宙うちゅう。

X星ほしに連つれて来きたられたゴジラやラドンと戦たたかうが、撃退げきたいされて敗走はいそうする（この戦闘せんとうはX星ほし人じんの自作じさく自演じえんであった模様もようである）。その後ご、地球ちきゅうに飛来ひらいしてゴジラやラドンとともに破壊はかい活動かつどうを行おこない、キングギドラはアメリカを攻撃こうげきしたことが劇げき中ちゅうの台詞せりふで語かたられる。やがて、Aサイクル光線こうせん車しゃの活躍かつやくでX星ほし人じんが全滅ぜんめつしたことによって弱体じゃくたい化かした後のちには、同様どうようにコントロールが解とけたゴジラとラドンを敵てきと見みなして改あらためて戦たたかうが、特攻とっこうを受うけて崖がけからともに海中かいちゅうへ落下らっかして敗北はいぼくし、またも宇宙うちゅうへ逃にげ帰かえる。

引力いんりょく光線こうせんの形かたちは前作ぜんさくと異ことなる。

• スーツアクターは広瀬ひろせ正一しょういち。
• スーツは前作ぜんさくと同一どういつ。金色きんいろの塗料とりょうは着きぐるみの表皮ひょうひのラテックスを非常ひじょうに速はやく腐食ふしょくするため、大幅おおはばな補修ほしゅうが成なされており、初代しょだいとの差さは首くびが延長えんちょうされて長ながくなったのが大おおきな違ちがいである。これは、初代しょだいにおいて全体ぜんたいのバランスの悪わるさが指摘してきされたためと、キングギドラには腕うでがないためにゴジラなど他たの怪獣かいじゅうと格闘かくとうさせる際さいには「腕うで」に代かわるものとして、首くびのアクションが必要ひつようとされたためである。
• ラストの飛とび去さるカットは、前作ぜんさくの映像えいぞうを流用りゅうようしている。
• 公開こうかいから半年はんとし後ごの1966年ねん7月がつ19日にちに放送ほうそうされた『11PM』の大阪おおさか、よみうりスタジオで収録しゅうろくされた「怪獣かいじゅう供養くよう」では、キングギドラの遺影いえいが飾かざられていた。

『怪獣かいじゅう総進そうしん撃げき』

映画えいが『怪獣かいじゅう総そう進撃しんげき』（1968年ねん）に登場とうじょう。

キラアク星ほし人じんの富士ふじ山麓さんろくの地底ちてい要塞ようさいを守まもるため、彼女かのじょたちの最後さいごの切きり札ふだとして宇宙うちゅうから呼よび寄よせられる。「キングギドラは宇宙うちゅうの怪獣かいじゅうです。地球ちきゅうの怪獣かいじゅうでは歯はが立たちません」と語かたられる。出現しゅつげん地点ちてんは富士ふじ・青木あおきヶ原ばら。

富士ふじ山麓さんろくでキラアク星ほし人じんによるコントロールから解放かいほうされた怪獣かいじゅうたちに空襲くうしゅうをかける。引力いんりょく光線こうせんの一いち撃げきでモスラとラドンをまとめて吹ふき飛とばし、アンギラスを首くびに噛かみつかせたまま飛とび上あがり、空中くうちゅうから落おとしたうえで踏ふみつけたりして奮戦ふんせんするが、次第しだいに手数てかずで押おされていき、ゴロザウルスにカンガルーキックで転倒てんとうさせられたあと、それぞれの首くびを痛いためつけられて絶命ぜつめいする。尾おは右みぎのほうをゴロザウルスに噛かみつかれ、左ひだりのほうは痛いためつけられることはない。その直後ちょくご、キラアク星ほし人じんの地下ちか要塞ようさいが破壊はかいされると爆発ばくはつによって地面じめんが陥没かんぼつし、巻まき込こまれた死体したいは地底ちていへ落下らっかする。

なお、本ほん作品さくひんでの引力いんりょく光線こうせんはやや滑なめらかなイメージの形状けいじょうとなり、放射ほうしゃした回数かいすうも少すくなめであり、前まえから見みて左ひだりの首くびが3回かい、右みぎの首くびが1回かいと、合計ごうけい4回かいしか使用しようされず、中央ちゅうおうの首くびは1回かいも吐はかない。

制作せいさく（総そう進撃しんげき）

スーツアクターは内海うつみ進すすむ。

スーツは『三さん大だい怪獣かいじゅう』時じのものの改修かいしゅうで、翼つばさが新あたらしく取とり替かえられてビニール製せいになり、根元ねもと付近ふきんが肉にく厚あつになって上部じょうぶの縁えんには先端せんたんまで鱗うろこが貼はり付づけてある。自転車じてんしゃのタイヤのゴムを鱗うろこ型がたに切きったものを、新あらたに下半身かはんしんに張はり付つけている。改修かいしゅうは白崎しらさき治郎じろうが担当たんとうした。

飛行ひこう用ようモデルは『三さん大だい怪獣かいじゅう』時じのものがそのまま流用りゅうようされている。

出現しゅつげんシーンや一部いちぶ飛行ひこうシーンには『三さん大だい怪獣かいじゅう』のライブフィルムが挿入そうにゅうされている。

『地球ちきゅう攻撃こうげき命令めいれい ゴジラ対たいガイガン』

映画えいが『地球ちきゅう攻撃こうげき命令めいれい ゴジラ対たいガイガン』（1972年ねん）に登場とうじょう。

宇宙うちゅう空間くうかんを移送いそうされる際さいには、初代しょだい同様どうように隕石いんせきの中なかに入はいっている。出現しゅつげん地点ちてんは宇宙うちゅう→世界せかい子供こどもランド→東京とうきょう→月つきノ瀬せら海岸かいがん→子供こどもランド→宇宙うちゅう。

M宇宙うちゅうハンター星雲せいうん人じんに操あやつられてガイガンとともにゴジラやアンギラスと戦たたかい、あと一いち歩ほまで追おいつめるが、乱戦らんせんの最中さいちゅうに突進とっしんしてきたガイガンに引力いんりょく光線こうせんが直撃ちょくげきしたことから、喧嘩けんかになる。その隙すきを突ついたゴジラとアンギラスの連携れんけいに加くわえ、地球人ちきゅうじんによってM宇宙うちゅうハンター星雲せいうん人じんの司令塔しれいとうが爆破ばくはされてコントロールを失うしなったことにより、ガイガンとともに宇宙うちゅうへ敗退はいたいする。

• 関連かんれん書籍しょせきなどでは二に代目だいめキングギドラとも表記ひょうきされる。

制作せいさく（ゴジラ対たいガイガン）

スーツアクターは伊奈いな貫ぬき太ふとし。

スーツは以前いぜんと同おなじだが、頭部とうぶは新規しんき造形ぞうけいのものに差さし替かえられ、白目しろめに当あたる部分ぶぶんが以前いぜんは赤あかかったのに対たいし、こちらでは白しろくなっている。なお、胴体どうたいこそ現在げんざいしていないものの昭和しょうわギドラで唯一ゆいいつこの頭部とうぶだけは現存げんそんしており、2014年ねんに開催かいさいされた『大だいゴジラ特撮とくさつ展てん〜ゴジラ60年ねんの軌跡きせき〜』で展示てんじされた。翼つばさの形状けいじょうは三角形さんかっけいになっている。

操みさお演えんじは、撮影さつえい期間きかんの短みじかさやスタッフ編成へんせいの合理ごうり化かなどから以前いぜんのように人数にんずうをかけて操作そうさすることができず、動うごきが少すくなくなっている。操みさお演えんじに参加さんかした助監督じょかんとくの井上いのうえ英之ひでゆきは、慣なれていないので芝居しばいになっておらず、これでいいのかと思おもったことを述懐じゅっかいしている。また、特技とくぎ監督かんとくの中野なかの昭あきら慶けいは、シネスコサイズでキングギドラのフルショットを撮とるのに苦労くろうしたと語かたっている。

飛行ひこう用よう人形にんぎょうはこれまでのものを使用しよう。目めが赤あかく点灯てんとうするが、翼つばさも首くびも微動びどうだにしない。ガイガンとともにゴジラタワーの上空じょうくうを飛行ひこうするシーンは、合成ごうせいを用もちいている。

ゴジラとの対決たいけつシーンなどは『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん』から流用りゅうようしている。結果けっかとして、破壊はかいシーンはガイガンよりも尺しゃくが長ながくなっている。中野なかのは、映像えいぞう流用りゅうようは低てい予算よさんの腹はらいせに行いったものであったが、東宝とうほう映像えいぞう社長しゃちょうの田中たなか友幸ともゆきはこれに味あじをしめてしまったといい、次つぎ作さく『ゴジラ対たいメガロ』では本ほん作品さくひんのガイガンの新しん撮つまみ映像えいぞうも使つかい回まわすことになった。

参考さんこう文献ぶんけん

• 劇場げきじょうパンフレット
  • 『ゴジラ FINAL WARS』パンフレット 2004年ねん12月4日にち発行はっこう / 発行はっこう所しょ：東宝とうほう（株）かぶしきがいしゃ出版しゅっぱん・商品しょうひん事業じぎょう室しつ
• 『ゴジラグラフィティ 東宝とうほう特撮とくさつ映画えいがの世界せかい』朝日あさひソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、1983年ねん9月がつ20日はつか。 
• 『東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが全ぜん史し』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、東宝とうほう出版しゅっぱん事業じぎょう室しつ、1983年ねん12月がつ10日とおか。ISBN 4-924609-00-5。 
• Gakken MOOK（Gakken）
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1990年ねん1月がつ1日にち。 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA 最新さいしんゴジラ大だい百科ひゃっか』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1991年ねん12月1日にち。 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか 新しんモスラ編へん』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1992年ねん12月がつ10日とおか。 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか [メカゴジラ編へん]』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年ねん12月がつ10日とおか。 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか [スペースゴジラ編へん]』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1994年ねん12月がつ10日とおか。 
• てれびくんデラックス愛蔵あいぞう版ばん（小学館しょうがくかん）
  • 『ゴジラVSキングギドラ超ちょう全集ぜんしゅう』構成こうせい 間宮まみや尚彦なおひこ、小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス愛蔵あいぞう版ばん〉、1991年ねん12月1日にち。ISBN 4-09-101428-3。 
  • 『ゴジラ1954-1999超ちょう全集ぜんしゅう』構成こうせい・執筆しっぴつ 間宮まみや“TAKI”尚彦なおひこ、小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス 愛蔵あいぞう版ばん〉、2000年ねん1月がつ1日にち。ISBN 4-09-101470-4。 
• 『ゴジラvsキングギドラ 怪獣かいじゅう大だい全集ぜんしゅう』構成こうせい・執筆しっぴつ・編集へんしゅう:岩畠いわはた寿明としあき、小野おの浩ひろし一郎いちろう（エープロダクション）、講談社こうだんしゃ〈講談社こうだんしゃヒットブックス20〉、1991年ねん12月5日にち。ISBN 4-06-177720-3。 
• 田中たなか友幸ともゆき『決定けってい版ばんゴジラ入門にゅうもん』（第だい7刷さつ）小学しょうがく館かん〈小学館しょうがくかん入門にゅうもん百科ひゃっかシリーズ142〉、1992年ねん4月がつ20日はつか（原著げんちょ1984年ねん7月がつ15日にち）。ISBN 4-09-220142-7。 
• 『増補ぞうほ改訂かいてい新版しんぱん 超ちょう最新さいしんゴジラ大図おおず鑑あきら』企画きかく・構成こうせい・編集へんしゅう 安井やすい尚志ひさし（クラフト団だん）、バンダイ〈エンターテイメントバイブルシリーズ50〉、1992年ねん12月25日にち。ISBN 4-89189-284-6。 
• 『テレビマガジン特別とくべつ編集へんしゅう 誕生たんじょう40周年しゅうねん記念きねん ゴジラ大だい全集ぜんしゅう』構成こうせい・執筆しっぴつ:岩畠いわはた寿明としあき（エープロダクション）、赤井あかい政まさし尚なお、講談社こうだんしゃ、1994年ねん9月がつ1日にち。ISBN 4-06-178417-X。 
• 『幻想げんそう映画えいが美術びじゅつ体系たいけい 大だいゴジラ図鑑ずかん』（ホビージャパン）
  • 『幻想げんそう映画えいが美術びじゅつ体系たいけい 大だいゴジラ図鑑ずかん』[監修かんしゅう] 西村にしむら祐次ゆうじ、[構成こうせい] ヤマダマサミ、ホビージャパン、1995年ねん1月がつ27日にち。ISBN 4-89425-059-4。 
  • 『幻想げんそう映画えいが美術びじゅつ体系たいけい 大だいゴジラ図鑑ずかん2』[監修かんしゅう] 西村にしむら祐次ゆうじ、[構成こうせい] ヤマダマサミ、ホビージャパン、1995年ねん12月15日にち。ISBN 4-89425-117-5。 
• 坂井さかい由人よしと、秋田あきた英夫ひでお『ゴジラ来襲らいしゅう!! 東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが再さい入門にゅうもん』KKロングセラーズ〈ムックセレクト635〉、1998年ねん7月がつ25日にち。ISBN 4-8454-0592-X。 
• 『ゴジラ映画えいがクロニクル 1954-1998 ゴジラ・デイズ』企画きかく・構成こうせい 冠木かぶき新市しんいち、集英社しゅうえいしゃ〈集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ〉、1998年ねん7月がつ15日にち（原著げんちょ1993年ねん11月）。ISBN 4-08-748815-2。 
• 『東宝とうほう編へん 日本にっぽん特撮とくさつ映画えいが図鑑ずかん BEST54』特別とくべつ監修かんしゅう 川北かわきた紘一こういち、成美せいび堂どう出版しゅっぱん〈SEIBIDO MOOK〉、1999年ねん2月がつ20日はつか。ISBN 4-415-09405-8。 
• 『ゴジラ画が報ほう 東宝とうほう幻想げんそう映画えいが半はん世紀せいきの歩あゆみ』（第だい3版はん）竹たけ書房しょぼう、1999年ねん12月24日にち（原著げんちょ1993年ねん12月21日にち）。ISBN 4-8124-0581-5。 
• 『動画どうが王おう特別とくべつ編集へんしゅう ゴジラ大図おおず鑑あきら 東宝とうほう特撮とくさつ映画えいがの世界せかい』キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ〈キネ旬しゅんムック〉、2000年ねん12月16日にち。ISBN 4-87376-558-7。 
• 『円谷つぶらや英二えいじ特撮とくさつ世界せかい』勁文社しゃ、2001年ねん8月がつ10日とおか。ISBN 4-7669-3848-8。 
• 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大だい怪獣かいじゅう総そう攻撃こうげき』朝日あさひソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2002年ねん1月がつ10日とおか。62470-15。 
• 洋よう泉いずみ社しゃMOOK 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう（洋よう泉いずみ社しゃ）
  • 『別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう モスラ映画えいが大全たいぜん』洋よう泉いずみ社しゃ〈洋よう泉いずみ社しゃMOOK〉、2011年ねん8月がつ11日にち。ISBN 978-4-86248-761-2。 
  • 『別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう オール東宝とうほう怪獣かいじゅう大だい図鑑ずかん』洋よう泉いずみ社しゃ〈洋よう泉いずみ社しゃMOOK〉、2014年ねん4月がつ27日にち。ISBN 978-4-8003-0362-2。 
  • 『別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう 初代しょだいゴジラ研究けんきゅう読本とくほん』洋よう泉いずみ社しゃ〈洋よう泉いずみ社しゃMOOK〉、2014年ねん8月がつ24日にち。ISBN 978-4-8003-0452-0。 
• 『東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが大だい全集ぜんしゅう』執筆しっぴつ：元山もとやま掌てのひら 松まつ野本のもと和弘かずひろ 浅井あさい和康かずやす 鈴木すずき宣せん孝こう 加藤かとうまさし、ヴィレッジブックス、2012年ねん9月がつ28日にち。ISBN 978-4-86491-013-2。 
• 講談社こうだんしゃ 編へん『キャラクター大全たいぜん ゴジラ 東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが全ぜん史し』講談社こうだんしゃ、2014年ねん7月がつ15日にち。ISBN 978-4-06-219004-6。 
• 『東宝とうほう特撮とくさつ全ぜん怪獣かいじゅう図鑑ずかん』東宝とうほう 協力きょうりょく、小学館しょうがくかん、2014年ねん7月がつ28日にち。ISBN 978-4-09-682090-2。 
• 『ゴジラ大だい辞典じてん【新装しんそう版ばん】』野村のむら宏ひろし平ひら 編著へんちょ、笠倉出版社かさくらしゅっぱんしゃ、2014年ねん8月がつ7日にち。ISBN 978-4-7730-8725-3。 
• 『ゴジラ徹底てってい研究けんきゅう GODZILLA GODZILLA60:COMPLETE GUIDE』マガジンハウス〈MAGAZINE HOUSE MOOK〉、2014年ねん9月がつ5日にち。ISBN 978-4-8387-8944-3。 
• 電撃でんげきホビーマガジン編集へんしゅう部ぶ 編へん『ゴジラ 東宝とうほうチャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA（アスキー・メディアワークス）〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年ねん11月29日にち。ISBN 978-4-04-866999-3。 
• 村瀬むらせ継つぎ蔵ぞう『怪獣かいじゅう秘蔵ひぞう写真しゃしん集しゅう 造形ぞうけい師し村瀬むらせ継つぎ蔵ぞう』監修かんしゅう 西村にしむら祐次ゆうじ/若狭わかさ新一しんいち、洋よう泉いずみ社しゃ、2015年ねん9月がつ24日にち。ISBN 978-4-8003-0756-9。 
• 『ゴジラの超ちょう常識じょうしき』[協力きょうりょく] 東宝とうほう、双葉社ふたばしゃ、2016年ねん7月がつ24日にち（原著げんちょ2014年ねん7月がつ6日にち）。ISBN 978-4-575-31156-3。 
• 『ゴジラ解体かいたい全書ぜんしょ』宝島社たからじましゃ〈TJ MOOK〉、2016年ねん8月がつ15日にち（原著げんちょ2014年ねん7月がつ26日にち）。ISBN 978-4-8002-5699-7。 
  • 『超ちょうゴジラ解体かいたい全書ぜんしょ』宝島社たからじましゃ〈TJ MOOK〉、2023年ねん11月30日にち。ISBN 978-4-299-04835-6。 
• 『シン・ゴジラWalker [怪獣かいじゅう王おう 新あらたなる伝説でんせつ]』KADOKAWA、2016年ねん8月がつ6日にち。ISBN 978-4-04-895632-1。 
• 『「ゴジラ検定けんてい」公式こうしきテキスト』監修かんしゅう 東宝とうほう株式会社かぶしきがいしゃ/協力きょうりょく 東宝とうほう ゴジラ戦略せんりゃく会議かいぎ、宝島社たからじましゃ、2018年ねん11月3日にち。ISBN 978-4-8002-8860-8。 
• 『バトル・オブ・キングギドラ』双葉社ふたばしゃ〈双葉社ふたばしゃスーパームック〉、2020年ねん6月がつ4日にち。ISBN 978-4-575-45842-8。 
• 『ゴジラ 全ぜん怪獣かいじゅう大だい図鑑ずかん』講談社こうだんしゃ〈講談社こうだんしゃ ポケット百科ひゃっかシリーズ〉、2021年ねん7月がつ2日にち。ISBN 978-4-06-523491-4。 
• 講談社こうだんしゃシリーズMOOK ゴジラ&東宝とうほう特撮とくさつ OFFICIAL MOOK（講談社こうだんしゃ）
  • vol.0《ゴジラ&東宝とうほう特撮とくさつ作品さくひん 総そう選挙せんきょ》、2022年ねん12月21日にち。ISBN 978-4-06-530223-1。 
  • vol.06《三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん》、2023年ねん6月がつ8日にち。ISBN 978-4-06-531485-2。 
  • vol.12《怪獣かいじゅう総進そうしん撃げき》、2023年ねん11月がつ10日とおか。ISBN 978-4-06-531493-7。 
• 西川にしかわ伸しん司し『西川にしかわ伸しん司しが紐解ひもとく怪獣かいじゅうの深淵しんえん ゴジラ大だい解剖かいぼう図鑑ずかん』グラフィック社しゃ、2023年ねん8月がつ25日にち。ISBN 978-4-7661-3784-2。 
• 『三さん大だい怪獣かいじゅう 地球ちきゅう最大さいだいの決戦けっせん コンプリーション』ホビージャパン、2023年ねん9月がつ29日にち。ISBN 978-4-7986-3284-1。