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スイス国鉄こくてつRe420かたち電気でんき機関きかんしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
スイス国鉄こくてつRe420かたち電気でんき機関きかんしゃ
Re4/4II 11267号機(運転室空調/気密改良、ETCS装備機)
Re4/4II 11267号機ごうき運転うんてんしつ空調くうちょう/気密きみつ改良かいりょう、ETCS装備そうび
基本きほん情報じょうほう
運用うんようしゃ スイス連邦れんぽう鉄道てつどうBLS
製造せいぞうしょ SLM、ブラウン・ボベリ、MFO、セシュロン
製造せいぞうねん 1964ねん、1967ねん - 1985ねん
製造せいぞうすう 276りょう
主要しゅようしょもと
じく配置はいち Bo'Bo'
軌間きかん 1,435 mm
電気でんき方式ほうしき 交流こうりゅう15 kV・16.7 Hzへるつ
全長ぜんちょう 15,410 mm
はば 2,970 mm
たか 4,500 mm
機関きかんしゃ重量じゅうりょう 80 t
固定こていじく 2,800 mm
車輪しゃりんみち 1,260 mm
しゅ電動でんどう 交流こうりゅう整流せいりゅう電動でんどう×4だい
制御せいぎょ方式ほうしき こうあつタップせつかわ制御せいぎょ
制動せいどう装置そうち 回生かいせいブレーキ、空気くうきブレーキ、ブレーキ
最高さいこう速度そくど 140 km/h
ていかく出力しゅつりょく 4,700 kW
ていかく引張ひっぱちから 149.4 kN (連続れんぞくじょうかく・105 km/h)
167.2 kN (1あいだじょうかく・100 km/h)
254.8 kN (最大さいだい
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Re420 310号機ごうき運転うんてんしつ空調くうちょう/気密きみつ改良かいりょう)、SBBカーゴ塗装とそう
Re4/4II 11109号機ごうき、スイスエクスプレス塗装とそう自動じどう連結れんけつづけ、EW III客車きゃくしゃ編成へんせいされるスイスエクスプレスを牽引けんいん
Re4/4II 11253号機ごうきTEE塗装とそう

スイス国鉄こくてつRe420かたち電気でんき機関きかんしゃ(スイスこくてつRe420がたでんきかんしゃ)は、スイススイス連邦れんぽう鉄道てつどう(スイス国鉄こくてつ、SBB)の本線ほんせん系統けいとう使用しようされる電気でんき機関きかんしゃである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1960年代ねんだいのスイス国鉄こくてつでは、増大ぞうだいする輸送ゆそうりょう機材きざい老朽ろうきゅうによる機関きかんしゃ不足ふそくする状況じょうきょうとなっており、とく最高さいこう速度そくど110 km/h以上いじょう性能せいのう機体きたいは、最高さいこう速度そくど125 km/hでスイス国鉄こくてつはつ軽量けいりょう高速こうそくであるRe4/4IげんRe410)かたち50と、ゴッタルド鉄道てつどうトンネルようするスイス国鉄こくてつのアルプスえルートのゴッタルドルートよう強力きょうりょく勾配こうばいよう最高さいこう速度そくど120 km/hのAe6/6(げんAe610)かたち120旧型きゅうがたAe3/6Iかたちのうち110 km/h対応たいおう通称つうしょうAe3/6I-110かたち[1]78のみであり、Re4/4Iかたちは1あいだていかく出力しゅつりょく1830もしくは1854 kW[2]小型こがた、Ae6/6かたち当時とうじはゴッタルドせんのほぼ専用せんようで、かつ曲線きょくせん通過つうか性能せいのうひく速度そくど区分くぶん"A"の機体きたいであった。

1960年代ねんだいはいって、機材きざい近代きんだい一環いっかんとしてローカル列車れっしゃ牽引けんいんよう一時いちじあいだていかく出力しゅつりょく1988 kWの性能せいのうRBe4/4(げんRBe540かたちかたち電車でんしゃ1963ねん-1966ねんに82りょう導入どうにゅうされていたが、本線ほんせんよう経年けいねんすすんだ機体きたいおおく、本格ほんかくてき本線ほんせんよう機関きかんしゃ開発かいはつ必要ひつようであった。このようななか本線ほんせん列車れっしゃ近代きんだい高速こうそく目指めざし、Bo'Bo'の車軸しゃじく配置はいち、140 km/hのさい高速度こうそくどと、たか曲線きょくせん通過つうか能力のうりょく機体きたいとして開発かいはつ導入どうにゅうされたのがほん形式けいしきであり、一時いちじあいだていかく出力しゅつりょく4650 kW[3]性能せいのう中型ちゅうがた万能ばんのうとして276導入どうにゅうされた、スイス国鉄こくてつ代表だいひょうする機関きかんしゃである。

当時とうじおなじスイスの私鉄してつであるベルン-レッチュベルグ-シンプロン鉄道てつどう[4]では、1964ねんこうあつタップせつかわ制御せいぎょとシリコン整流せいりゅう直流ちょくりゅうちょくまき整流せいりゅう電動でんどうわせによりたか粘着ねんちゃく性能せいのう確保かくほして最大さいだい牽引けんいんりょくを334 kNとしたRe4/4(げんRe425かたちかたち[5]導入どうにゅうしていたが、スイス国鉄こくてつでは機材きざい不足ふそく早急そうきゅうおぎなうことを優先ゆうせんして実績じっせきのあるこうあつタップせつかわ制御せいぎょ交流こうりゅう整流せいりゅう電動でんどうわせを採用さいようすることとしたために最大さいだい牽引けんいんりょくは255 kNにとどまったものの、台車だいしゃなかはり省略しょうりゃくして固定こていじく距を短縮たんしゅくしたり、前後ぜんご台車だいしゃをリンクで連結れんけつしたりするなどの機構きこう採用さいようにより、たか曲線きょくせん通過つうか性能せいのう確保かくほしているのが特徴とくちょうとなっている。

ほん形式けいしきはまず試作しさくとして1964ねんに6が、そのしゅ電動でんどう変更へんこうとうがされた量産りょうさん1955ねんから1983ねんにかけて車体しゃたいちょう屋根やねじょう機器きき配置はいちとう若干じゃっかん改正かいせいをしながら249りょう導入どうにゅうされたのち後継こうけいとなるはずであったRe4/4IVげんRe440)かたち1982ねん試作しさく4りょうのみで開発かいはつ中止ちゅうしとなった代替だいたいとして1984ねん-1985ねん導入どうにゅうされた27いたるまで生産せいさんつづけられ、このあいだ貨物かもつようとして歯車はぐるま変更へんこうしたRe4/4IIIげんRe430)かたちや、かく私鉄してつにおけるそれらの同型どうけいなどいくつかの派生はせいがた生産せいさんされているほか、改造かいぞうによりドイツ国内こくないようのRe421かたち導入どうにゅうされている。

ほん形式けいしきTEEしき専用せんよう客車きゃくしゃによるスイスエクスプレス、また、ゴッタルドルートやシンプロンルートでの貨物かもつ列車れっしゃ制御せいぎょ客車きゃくしゃ編成へんせいはし連結れんけつした都市とし近郊きんこう列車れっしゃなどスイス国内こくないおおくの路線ろせん列車れっしゃ運行うんこうされ、現在げんざいでは事故じこなどにより一部いちぶ廃車はいしゃとなっているものの、UIC方式ほうしきあたらしい形式けいしきめいであるRe420かたちとなって機体きたい形式けいしき番号ばんごう変更へんこうすすめられながら、ほぼぜんがスイス国鉄こくてつ旅客りょかく部門ぶもん貨物かもつ部門ぶもん(SBBカーゴ[6])の双方そうほう運行うんこうされ、一部いちぶ機体きたいにはあたらしい欧州おうしゅう共通きょうつう信号しんごうシステムであるETCS搭載とうさいすすめられている。

ほん形式けいしき車体しゃたい機械きかい部分ぶぶん台車だいしゃ製造せいぞうをSLM[7]が、電機でんき部分ぶぶんしゅ電動でんどう製造せいぞうBBC[8]MFO[9]SAAS[10]担当たんとうしており、かくロットのばんおよびSLMせいばん製造せいぞうしょ仕掛しかけねん製造せいぞうねん以下いかのとおり

  • 試作しさく
  • 量産りょうさん
    • 11107-11152、11153-11155 - 4640-4684、4686-4688[11] - SLM/BBC/MFO/SAAS - 1966ねん-1967ねん - 1967ねん-1968ねん
    • 11156-11215 - 4718-4777 - SLM/BBC/MFO/SAAS - 1968ねん - 1969ねん-1970ねん(11156号機ごうき以降いこう運転うんてんしつ延長えんちょうあつまりでん装置そうち2搭載とうさいがた
    • 11216-11254 - 4813-4851[12] - SLM/BBC/MFO/SAAS - 1970ねん - 1971ねん-1973ねん(11220(じょ11236-11238)号機ごうき以降いこう自動じどう連結れんけつ取付とりつけ準備じゅんび
    • 11255-11304 - 4901-4950 - SLM/BBC/SAAS - 1972ねん - 1973ねん-1974ねん(11299号機ごうき以降いこう運転うんてんだい改良かいりょうがた、11302号機ごうき以降いこうバックミラー設置せっちがた
    • 11305-11349 - 5168-5212 - SLM/BBC - 1980ねん-1983ねん - 1981ねん-1983ねん
    • 11371-11397 - 5235-5261 - SLM/BBC - 1983ねん-1985ねん - 1984ねん-1985ねん(11371号機ごうき以降いこうかくがたぜんあきらとうがた、11377号機ごうき以降いこうあか塗装とそう
  • 編入へんにゅう
    • 11172II - 4797 - SLM/BBC/MFO/SAAS - 1969ねん - 1969ねん(ミッテルトゥールガウ鉄道てつどうRe4/4II 21号機ごうきを2002ねん編入へんにゅう

なお、連続れんぞくてき製造せいぞうすすめられているため、どういちロットないでも設計せっけい変更へんこうおこなわれているほか、ほん形式けいしき区分くぶんには製造せいぞうロットによるもの以外いがいにも以下いかのようないくつかの方法ほうほうがある。

  • 運転うんてん室長しつちょうあつまりでん装置そうち搭載とうさいすうによる基本きほんてき分類ぶんるい
    • 試作しさく - 11101-11106
    • 1量産りょうさん - 11107-11155
    • 2量産りょうさん - 11156-11349、11371-11397
  • 上記じょうきくわ自動じどう連結れんけつ取付とりつけ準備じゅんび有無うむなどによる分類ぶんるい
    • 試作しさく - 11101-11106
    • 1量産りょうさん - 11107-11155
    • 2量産りょうさん - 11156-11219、11236-11238
    • 2量産りょうさんあらため) - 11220-11235、11239-11254
    • 最終さいしゅう量産りょうさん - 11255-11349、11371-11397
11239号機ごうき紋章もんしょう

また、ほん形式けいしき基本きほんてきには機体きたいめいかないが、11239号機ごうきのみ、1979ねんにそれまでAe6/6 11483号機ごうきけていた機体きたいめい下記かきとお引継ひきついでいる。なお、これはAe6/6かたちが11401-11425号機ごうきにスイスのそれまでのぜん25しゅう名称めいしょう紋章もんしょうをつけていたが、1979ねんに26番目ばんめしゅうとしてジュラしゅう発足ほっそくしたため、Ae6/6がたの1あらたにその機体きたいめいけることになったためであり、11483号機ごうきにはあらたにJuraの機体きたいめい紋章もんしょう設置せっちしている。

  • 11239 - Porrentruy

仕様しよう[編集へんしゅう]

車体しゃたい[編集へんしゅう]

  • 車体しゃたいデザインはAe610がたのものをベースとしたもので、正面しょうめん後退こうたいかくいた2めんおりつまで2まいまど車体しゃたいすみ曲面きょくめんガラスのしょうまど組合くみあわせで、下部かぶ左右さゆう前面ぜんめんまどあいだ小型こがたまるがたぜんあきらとうけん標識ひょうしきとうけい3箇所かしょ設置せっちしたもの、側面そくめん平滑へいかつ機器ききしつにはあかりまどが3箇所かしょもうけられており、Ae610かたち比較ひかくして正面しょうめんまどおおきくなり、ガラスおさえが金属きんぞくわく+ゴムのものに変更へんこうされている。なお、このデザインはベースとなったAe610がたのほか、同型どうけいのRe430かたちRe620かたちや、若干じゃっかんアレンジされたうえ狭軌きょうき私鉄してつであるレーティッシュ鉄道てつどう[13]Ge4/4IIかたちにも引継ひきつがれており、1950-1980年代ねんだいにおけるのスイス国鉄こくてつ標準ひょうじゅんてきなデザインとなっている。なお、Re440かたち試作しさく製造せいぞうされた11371号機ごうき以降いこう正面しょうめん下部かぶ左右さゆうぜんあきらとうがRe440がたのものと同一どういつで、1980年代ねんだい以降いこうのスイス車両しゃりょう標準ひょうじゅんとなったかくがたぜんあきらとう標識ひょうしきとうのユニットに変更へんこうされている。
  • 連結れんけつ標準ひょうじゅんではねじしき連結れんけつかくがた緩衝かんしょう左右さゆう、フック・リングが中央ちゅうおうにあるものであるが、一部いちぶ機体きたいたいわくはしはり改造かいぞううえ、UIC方式ほうしきのAK69e自動じどう連結れんけつ装備そうびしていた時期じきがあり、また、11220(じょ11236-11238)号機ごうきでははしはり改造かいぞうなしで自動じどう連結れんけつ設置せっちできる構造こうぞうとなっている。(詳細しょうさい改造かいぞうこう参照さんしょう)。
  • 11101-11155号機ごうきまでは屋根やね上前うわまえがわひしがたパンタグラフ中央ちゅうおうからこうがわにかけて各種かくしゅ抵抗ていこうおも開閉かいへい設置せっちされる配置はいちとなっており、11156号機ごうきりょうはしけい2のシングルアームしきパンタグラフを、機器ききるいをそのあいだ設置せっちする配置はいちをなっている。また、屋根やねかたにはしゅ電動でんどうしゅ変圧へんあつ冷却れいきゃく導入どうにゅうこうもうけられているが、11101-11155号機ごうきでは小型こがたのルーバーが前後ぜんごに4箇所かしょずつと中央ちゅうおうに1箇所かしょ配置はいちされており、11156号機ごうき以降いこうでは前後ぜんごのルーバーが大型おおがたの2分割ぶんかつのものに変更へんこうされている。
  • たいわく鋼材こうざいはこがたんで構成こうせいされ、はしはりには5 mmあつ鋼板こうはん使用しようしており、台車だいしゃたいわくないにはまりかたち装備そうびされるものとなっている。たいわくちょう試作しさくでは13500 mmであったが、11107-11155号機ごうきでは13600 mm、11156号機ごうき以降いこうでは運転うんてんしつ延長えんちょうはしはり連結れんけつ取付とりつけ構造こうぞう強化きょうかのため14410 mmとなっているが、台車だいしゃ中心ちゅうしんあいだ距離きょりはいずれも同一どういつの7900 mmでたいわくはしのみが延長えんちょうされている。また、はしはり下部かぶにはスカートが取付とりつけられているほか、くるまはしだいわくないにはすなばこ設置せっちされている。
  • 車体しゃたいはがねせいそとばん正面しょうめんは3 mm、側面そくめんは2.5 mm、屋根やねは2 mmあつ鋼板こうはん構成こうせいされ、ながさ10200 mmの機器ききしつ屋根やね機器きき積降つみおろしを考慮こうりょしてそとしきとなっている。機器きき室内しつないはZかたち通路つうろ配置はいちされ、中央ちゅうおうていゆかとしてしゅ変圧へんあつとタップせつかわ装置そうち変圧へんあつ器用きようポンブとう搭載とうさいし、台車だいしゃ上部じょうぶ高床たかゆかとしてしゅ電動でんどうよう送風そうふう各種かくしゅ接触せっしょくとう設置せっちしている。
  • 運転うんてんしつは11101-11155号機ごうき奥行おくゆき1780 mm、11156号機ごうき以降いこうでは拡大かくだいされて2035 mmとなっており、はん運転うんてんせきがわにのみ乗務じょうむいんしつとびらがある構造こうぞうで、ドイツなどで一般いっぱんてき円形えんけいのハンドルしきマスターコントローラーではなく、Ae8/14 11801、11851号機ごうき試行しこうされた運転うんてんせき左側ひだりがわ空気くうきブレーキ関係かんけいのレバーと右側みぎがわ電気でんき関係かんけいのレバーしきのマスターコントローラーにより操作そうさおこな方式ほうしき本格ほんかくてき採用さいようしており、そののスイス国鉄こくてつ標準ひょうじゅんてき配置はいちとなっている。運転うんてんせきよこおよび乗務じょうむいんしつとびらまど下落げらくしきで、11302号機ごうき以降いこう乗務じょうむいんしつとびら前部ぜんぶしょうまど電動でんどうしきのバックミラーを設置せっちしている。
  • 運転うんてんだいはデスクタイプで、運転うんてんせき左側ひだりがわたてじくしき逆転ぎゃくてんハンドル、マスターコントローラーハンドルとうが、右側みぎがわにFV4b自動じどうブレーキべん、FD1単独たんどくブレーキべん設置せっちされ、正面しょうめんがスイッチおよび表示ひょうじとうばんとなっており、その前方ぜんぽうに2めん計器けいきばん設置せっちされて正面しょうめんのものに空気圧くうきあつ関連かんれん右側みぎがわ電流でんりゅう関連かんれんのメーターが配置はいちされ、計器けいきばん左側ひだりがわ速度そくどけい配置はいちされている。なお、11299号機ごうき以降いこう機器きき配置はいち一部いちぶ変更へんこうとなり、運転うんてんせき正面しょうめん計器けいきばんが3めんとなり、左側ひだりがわ空気圧くうきあつ関連かんれん右側みぎがわ電流でんりゅう関連かんれんのメーターが配置はいちされ、正面しょうめんよこじくしき速度そくどけい表示ひょうじとうるい配置はいちされるものとなっている。

塗装とそう[編集へんしゅう]

  • 試作しさく塗装とそうはAe610がた後期こうきがた同一どういつのもので、車体しゃたい濃緑こみどりしょくをベースとして、正面しょうめん中央ちゅうおうにスイス国旗こっきのエンブレムが設置せっちされ、側面そくめん中央ちゅうおう下部かぶには「SBB」の、右側みぎがわには「CFF」もしくは「FFS」の、側面そくめん中央ちゅうおう正面しょうめんエンブレムにはばん切抜きりぬき文字もじ設置せっちされている。なお、正面しょうめん下部かぶのステップしろたいはいり、屋根やねじょう機器ききおよび屋根やね銀色ぎんいろもしくはグレー、床下ゆかした機器きき台車だいしゃはダークグレーである。
  • 11107号機ごうき以降いこう量産りょうさん正面しょうめん下部かぶステップからのしろたい車体しゃたいぜんしゅうはいり、そのした車体しゃたいすそがグレーとなるものに変更へんこうされており、試作しさくも1966ねんには同様どうよう塗装とそう変更へんこうされている。
  • 1984ねんせいの11377号機ごうき以降いこうはそれまでの濃緑こみどりしょくベースの塗装とそうからあかベースのものに変更へんこうとなり、それまでの濃緑こみどりしょく機体きたいも1986ねんの11112号機ごうきなどを手始てはじめにR3とばれるだい規模きぼ検査けんさ/修繕しゅうぜん中心ちゅうしん順次じゅんじあかけい車体しゃたい変更へんこうすすんでいる。なお、この塗装とそう従来じゅうらい濃緑こみどりしょくあかとなった以外いがい紋章もんしょう切抜きりぬき文字もじ設置せっち同一どういつのものとなっているほか、塗装とそう変更へんこうのペースはおそく、2010ねん時点じてんでも3程度ていど濃緑こみどりしょくベースの塗装とそうのままとなっている。
  • スイス国鉄こくてつ貨物かもつ輸送ゆそう部門ぶもんであるSBB-Cargoの所属しょぞくとなった機体きたいのうち、SBB-Cargo仕様しよう塗装とそう変更へんこうがなされた機体きたいは、スイス国鉄こくてつ時代じだい赤色あかいろ塗装とそうをベースに、赤色あかいろすそしろたいがなくなるとともに側面そくめん機械きかいしつ部分ぶぶんあおとなって「Cargo」のレタリングがおおきくはいり、そのよこにSBB-Cargoのロゴがれられている。また、SBB-Cargo塗装とそうぜんがUIC方式ほうしきばんとなっており、正面しょうめん中央ちゅうおう下部かぶ側面そくめん下部かぶ左側ひだりがわばんれられているほか、切抜きりぬき文字もじるい撤去てっきょされている。なお、こちらも塗装とそう変更へんこうのペースはおそく、2009ねん時点じてん貨物かもつ会社かいしゃ所属しょぞくのうち90以上いじょうあか塗装とそうのままとなっている。
  • このほかの特別とくべつ塗装とそうとして、11181号機ごうきが「Bourret」(1983-1985ねん)および「Zugkraft Aargau」(1999ねん-2005ねん)、11288号機ごうきがスイスの旅行りょこう代理だいりてん広告こうこくである「Kuoni」(1998ねん-)、11238号機ごうきがスイス鉄道てつどう労働ろうどうしゃ組合くみあい75周年しゅうねん記念きねん塗装とそうである「SEV Schweizer Eisenbahner-Verband」(1994ねん-1995ねん)、11276号機ごうきがSBBカーゴの広告こうこく塗装とそうである「SBB CFF FFS Cargo - We go logistics」(1999ねん-2002ねん)、11322号機ごうきが「2X150=222?」(1999-2002ねん)の塗装とそうとなり運行うんこうされていたほか、2009ねんからは11320号機ごうきあたらしい制御せいぎょ貨車かしゃによる貨物かもつ列車れっしゃのシャトルトレインを運行うんこうする「Interregio Cargo」塗装とそうとなり運行うんこうされている。

TEE塗装とそう[編集へんしゅう]

  • 1957ねんから運行うんこうされたTEEの専用せんようとして、11158-11161、11249-11253号機ごうきの9あかとクリームしょくからなるTEE標準ひょうじゅんしょくで1969ねんおよび1972ねん製造せいぞうされ、同様どうようにTEE塗装とそう変更へんこうされたRe4/4I 10033、10034、10046、10050号機ごうきの4とともに運行うんこうされている。
  • 車体しゃたいしたはんあかうえはんをクリームしょく正面しょうめんステップしろとしたもので、紋章もんしょう切抜きりぬき文字もじるい基本きほんてきには標準ひょうじゅん塗装とそう同様どうようであるが、あかとクリームしょくぬりぶん位置いちとの関連かんれん正面しょうめんのスイス国旗こっき紋章もんしょう標準ひょうじゅん塗装とそうより上方かみがたへ、側面そくめんの「SBB」、「CFF」もしくは「FFS」の切抜きりぬき文字もじ下方かほう設置せっちされている。
  • そののTEEのインターシティへの移行いこうともない、TEE塗装とそう標準ひょうじゅん塗装とそう変更へんこうされることとなり、11158-11161号機ごうきが1981-1982ねん濃緑こみどりしょく塗装とそうへ、11249-11253号機ごうき1993ねん-1994ねんあか塗装とそう変更へんこうされ、車体しゃたい紋章もんしょうおよび切抜きりぬき文字もじ位置いち従来じゅうらい同様どうよう変更へんこうされている。

スイスエクスプレス塗装とそう[編集へんしゅう]

  • 1975ねんから運行うんこうされたEW IIIけい客車きゃくしゃによるスイス国内こくない急行きゅうこう列車れっしゃであるスイスエクスプレス専用せんよう牽引けんいんとして、1972-1975ねんに11103、11106、11108、11109、11112、11113、11133、11141号機ごうきけい8自動じどう連結れんけつ取付とりつけ改造かいぞう実施じっしするとともにEW IIIけい同一どういつ塗装とそう変更へんこうされている。
  • 車体しゃたいはライトグレーをベースに車体しゃたいはんまどまわりをオレンジしょくとしたもので、正面しょうめんにはスイス国旗こっきのエンブレムのわりにスイス国旗こっき十字じゅうじ矢印やじるし組合くみあわせたスイス国鉄こくてつ紋章もんしょう設置せっちされ、側面そくめんの「SBB」、「CFF」もしくは「FFS」の切抜きりぬき文字もじ撤去てっきょしてあらためてオレンジしょく部分ぶぶんに「SBB」、「CFF」および「FFS」のさんこくのロゴがれられるものとなっている。
  • 8は1982ねんのスイスエクスプレスのインターシティへの代替だいたいもスイスエクスプレス塗装とそうのまま運行うんこうされていたが、1983ねん-2009ねんにかけて11112、11113、11133、11141号機ごうきあか塗装とそう変更へんこうされ、11103、11106号機ごうき後述こうじゅつするBLS AGへの譲渡じょうとともないBLS塗装とそう変更へんこうされている。なお、あか塗装とそう変更へんこうされた機体きたいのうち11112号機ごうき以外いがい機体きたい正面しょうめん紋章もんしょうはスイス国鉄こくてつ紋章もんしょうのままとなっているほか、11108、11109号機ごうき現在げんざいでもスイスエクスプレス塗装とそうのままとなっている。

走行そうこう機器きき[編集へんしゅう]

Re420がた台車だいしゃ、1970ねん
  • ほんはMFOせい交流こうりゅう整流せいりゅう電動でんどうを4だい搭載とうさいし、試作しさくの11101-11106号機ごうきは1あいだていかく出力しゅつりょく4010 kW牽引けんいんりょく144.1 kN最大さいだい牽引けんいんりょく254.8 kN、量産りょうさんの11107号機ごうき以降いこうは1あいだていかく出力しゅつりょく4650 kW、牽引けんいんりょく167.4 kN、最大さいだい牽引けんいんりょく255.0 kNの性能せいのう発揮はっきする。冷却れいきゃく台車だいしゃごともうけられたファンによる強制きょうせい通風つうふうしきで、冷却れいきゃくふう車体しゃたいかたのルーバーから吸気きゅうきこうから吸入きゅうにゅうされ、しゅ変圧へんあつ器用きよう冷却れいきゃく経由けいゆしてしゅ電動でんどうみちびかれる。
  • しゅ電動でんどう試作しさくはTyp 10 HW 895、量産りょうさんはTyp 10 HW 895で、じく出力しゅつりょくはそれぞれ1あいだていかく出力しゅつりょく1030、1195 kW、連続れんぞくていかく955 kW、1113 kWでていかく電圧でんあつは500および525 V最大さいだい電流でんりゅうはいずれも3400 Aとなっており、冷却れいきゃくふうりょうは2.5 m3/s絶縁ぜつえん量産りょうさん回転子かいてんしのみHたね絶縁ぜつえん固定こてい試作しさく回転子かいてんしはFたね絶縁ぜつえん重量じゅうりょう3900 kg製作せいさくされている。
  • 台車だいしゃじく距2800 mm車輪しゃりんみち1260 mm(新品しんぴん)の鋼板こうはん溶接ようせつ組立くみたてしき台車だいしゃで、曲線きょくせん通過つうか性能せいのう確保かくほ念頭ねんとういて設計せっけいされており、前後ぜんご台車だいしゃをリンクで接続せつぞくし、曲線きょくせん区間くかんでの台車だいしゃ変位へんい均等きんとうなものにしてレールとのよこあつらす方式ほうしきとしているほか、じくばこない軸受じくうけで10 mmのかくじくとも2×10 mmのよこどうりょうもうけている。また、Ae610がたでは台車だいしゃじく距を短縮たんしゅくするためしゅ電動でんどう動輪どうりんのほぼ直上ちょくじょう装荷そうかしていたが、ほん形式けいしきでは台車だいしゃわくはしはりがわはりのみとしてちゅうはり省略しょうりゃくしたうえからてロのがた構成こうせいとし、搭載とうさいする前後ぜんご2だいしゅ電動でんどう直接ちょくせつ連結れんけつし、それを台車だいしゃ前後ぜんこうはしはり装荷そうかする方式ほうしきとしててい重心じゅうしんじく距の短縮たんしゅく両立りょうりつしており、結果けっかとしてていかく出力しゅつりょく半分はんぶん以下いかのRe410がた台車だいしゃよりもじく距を200 mmみじかい2800 mmとしている。
  • じくばこ支持しじ方式ほうしき円筒えんとう案内あんないしきじくばこベアリングはSKFせいのコロ軸受じくうけTyp 235548とじくはしたま軸受じくうけTyp 6040 MA/C3の組合くみあわせ、じくばねはコイルばねとしているほか、まくらばね試作しさくではゴムブロックであったが、量産りょうさんからは3じゅうのコイルばねに変更へんこうとなり、試作しさくのちにコイルばねに改造かいぞうされている。牽引けんいんりょく伝達でんたつてい引張ひっぱぼう方式ほうしきで、たいわくはしはりくるまはしがわしゅ電動でんどう下部かぶあいだ車体しゃたい中央ちゅうおうがわしゅ電動でんどう下部かぶたいわくよこ梁間はりまにそれぞれの中央ちゅうおう1ほんずつの引張ひっぱぼう連結れんけつしており、台車だいしゃ無心むしんさら構造こうぞうである。
  • しゅ電動でんどうおよび歯車はぐるまばこ台車だいしゃ装荷そうかとなっており、クイルしき一種いっしゅであるBBCせいのスプリングドライブしき駆動くどう装置そうち動力どうりょく伝達でんたつされ、歯車はぐるまは33:87=2.636となっている。このほか、基礎きそブレーキ装置そうちりょうだきしき踏面ブレーキで、ブレーキシリンダはかく台車だいしゃ2ずつ台車だいしゃはしはり下部かぶ設置せっちされているほか、りょうはし動輪どうりんすな装置そうち装備そうびされている。

電気でんき機器きき[編集へんしゅう]

  • 制御せいぎょ方式ほうしきはTyp NO 32/4タップせつかわ装置そうちによるこうあつタップせつかわ制御せいぎょで、制御せいぎょ段数だんすうはそれぞれ力行りっこう32だん回生かいせいブレーキ23だんしゅ電動でんどうは4だい永久えいきゅう並列へいれつ接続せつぞくである。
  • しゅ変圧へんあつあぶらひやしきのTyp TUDB xzラジアル積層せきそうコアトランスで入力にゅうりょく15 kV出力しゅつりょく走行そうこうようはタップせつかわにより19 - 550 V列車れっしゃ暖房だんぼうよう1046 V(ていかく1000 V)、駆動くどうよう252 V(ていかく240 V)で容量ようりょう走行そうこうようが4000 kVA列車れっしゃ暖房だんぼうよう500 kVA、駆動くどうよう80 kVA、重量じゅうりょう冷却れいきゃくふくめてやく12500 kgである。
  • ブレーキ装置そうち電気でんきブレーキとしてタップせつかわ装置そうちによる回生かいせいブレーキ装備そうびするほか、空気くうきブレーキブレーキ装備そうびしており、空気くうきブレーキ関係かんけい機器きき機器きき室内しつない中央ちゅうおうしゅ変圧へんあつ付近ふきん設置せっちされており、容量ようりょう2520 L/min電動でんどう空気くうき圧縮あっしゅく1だい搭載とうさいし、空気くうきタンクをたいわく中央ちゅうおう下部かぶ搭載とうさいしてもと空気くうきため容量ようりょうけい900 Lを確保かくほしている。
  • そのほか、パンタグラフは11101-11155号機ごうきはBBCせいのTyp 350/2菱形ひしがたを1、11156号機ごうき以降いこうおなじくBBCせいのTyp ESa 06-2500を2しゅ開閉かいへいはTyp DBTF 20i200空気くうき遮断しゃだんをそれぞれ屋根やねじょう搭載とうさいし、るいていかく出力しゅつりょく22 kWのしゅ電動でんどう送風そうふう2だいていかく出力しゅつりょく2.8 kWのオイルポンプ1だい蓄電池ちくでんち充電じゅうでんようのコンバーターなどを機器きき室内しつないに、36 Vの蓄電池ちくでんち床下ゆかした搭載とうさいしている。
  • 電気でんき連結れんけつ列車れっしゃ暖房だんぼう通用つうようのものを正面しょうめんはしはりみぎ下部かぶに、じゅうれん総括そうかつ制御せいぎょようで42しんのTyp STK 42 36を正面しょうめんはしはり下部かぶ中央ちゅうおう左側ひだりがわ設置せっちされており、じゅうれん総括そうかつ制御せいぎょ装置そうちとしてはSystem IIIdを搭載とうさいし、以下いかかく動力どうりょくしゃじゅうれん総括そうかつ制御せいぎょおよび制御せいぎょ客車きゃくしゃからの遠隔えんかく制御せいぎょ可能かのうとしている。
    • 動力どうりょくしゃ:RBe540かたち、Re430かたち、Re620かたちRBDe560かたち、Re440かたちRe465かたち(BLS AG)
    • EW Iけい客車きゃくしゃ:BDt 82-33 960-980号車ごうしゃ、BDt 82-33 950-955号車ごうしゃ、DZt 91-33 910-915号車ごうしゃ
    • EW IIけい客車きゃくしゃ:BDt 82-33 910-939号車ごうしゃ、Dt 92-33 920-959号車ごうしゃ
    • EW IIIけい客車きゃくしゃ:Bt 29-34 990-996号車ごうしゃ

主要しゅようしょもと[編集へんしゅう]

  • 軌間きかん:1435 mm
  • 電気でんき方式ほうしき:AC15 kV・16.7 Hz 架空かくう電車でんしゃせん方式ほうしき
  • 最大さいだい寸法すんぽう:(下表かひょう参照さんしょう
  • じく距:2800 mm
  • 自重じちょう:80 t
  • 走行そうこう装置そうち
    • しゅ制御せいぎょ装置そうちこうあつタップせつかわ制御せいぎょ
    • しゅ電動でんどう交流こうりゅう整流せいりゅう電動でんどう×4だい
      • 試作しさく:Typ 10 HW 895(連続れんぞくていかく出力しゅつりょく:955 kW[14]、1あいだていかく出力しゅつりょく:1030 kW[15]
      • 量産りょうさん:Typ 10 HW 895(連続れんぞくていかく出力しゅつりょく:1113 kW[16]、1あいだていかく出力しゅつりょく:1195 kW[17]
  • ていかく出力しゅつりょく
    • 試作しさく:3700 kW(連続れんぞくていかく、105 km/hにおいて)、4010 kW(1あいだじょうかく、100 km/hにおいて)
    • 量産りょうさん:4360 kW(連続れんぞくていかく、105 km/hにおいて)、4650 kW(1あいだじょうかく、100 km/hにおいて)
  • ていかく牽引けんいんりょく
    • 試作しさく:127.4 kN(連続れんぞくていかく、105 km/hにおいて)、144.1 kN(1あいだじょうかく、100 km/hにおいて)、254.8 kN(最大さいだい
    • 量産りょうさん:149.4 kN(連続れんぞくていかく、105 km/hにおいて)、167.2 kN(1あいだじょうかく、100 km/hにおいて)、254.8 kN(最大さいだい
  • 牽引けんいんトン数とんすう量産りょうさん):2000 t(平坦へいたん)、500 t(26パーミル)、250 t(50パーミル)
  • 最高さいこう速度そくど:140 km/h
  • ブレーキ装置そうち回生かいせいブレーキ空気くうきブレーキブレーキ
Re420かたち車体しゃたい寸法すんぽう一覧いちらん
製造せいぞうグループ ばん 連結れんけつ 台車だいしゃ
中心ちゅうしんあいだちょう
屋根やねだか
/ぜんこう
/運転うんてん室長しつちょう
たいわくちょう 緩衝かんしょうちょう 全長ぜんちょう 備考びこう
試作しさく 11101-11106 ピン・リンクしき 7900 mm 3800 mm
/4460 mm
/1780 mm
13500 mm 650 mm 14800 mm
11103、11106 自動じどう連結れんけつ改造かいぞう 14410 mm 705 mm 16030 mm 連結れんけつめんあいだちょう15570 mm
ピン・リンクしきさい改造かいぞう 15520 mm
1量産りょうさん 11107-11155 ピン・リンクしき 13600 mm 650 mm 14900 mm
11108、109、112、
113、133、141、155
自動じどう連結れんけつ改造かいぞう 14410 mm 705 mm 16030 mm 連結れんけつめんあいだちょう15570 mm
ピン・リンクしきさい改造かいぞう 15520 mm
2量産りょうさん 11156 - 11219
11236 - 11238
ピン・リンクしき 3805 mm
/4415 mm
/2035 mm
650 mm 15410 mm
11157、166、169 自動じどう連結れんけつ改造かいぞう 705 mm 16030 mm 連結れんけつめんあいだちょう15570 mm、りょうはし設置せっち
ピン・リンクしきさい改造かいぞう 15520 mm 11157号機ごうき全長ぜんちょう15465 mm
2量産りょうさんあらため 11220 - 11235
11239 - 11254
ピン・リンクしき 700 mm 15510 mm
最終さいしゅう量産りょうさん 11255 - 11349
11371 - 11397
705 mm 15520 mm

改造かいぞう[編集へんしゅう]

  • 1990年代ねんだいより、にゅうかわとき作業さぎょういん安全あんぜん確保かくほのため、正面しょうめん右側みぎがわのバッファのよこうえにステップを設置せっちし、前面ぜんめんすりを設置せっちする改造かいぞうがスイス国鉄こくてつのほぼぜん対象たいしょうになされており、Re420がたについてもぜん完了かんりょうしている。
  • えき発車はっしゃ後方こうほう確認かくにんようバックミラーを製造せいぞう当初とうしょから設置せっちなかった11302号機ごうき以前いぜん機体きたいについて、運転うんてんしつ乗降じょうこうとびらまど電動でんどうしきのバックミラー設置せっちする工事こうじ順次じゅんじ実施じっしされている。
  • 正面しょうめん左右さゆう正面しょうめんまどあいだぜんあきらとう下部かぶじゅうれんおよび旅客りょかく列車れっしゃ牽引けんいんとう使用しようする放送ほうそうよう電気でんき連結れんけつ設置せっちされている。
  • ひしがたのパンタグラフで製造せいぞうされた11155号機ごうきまでの機体きたいのうち、一部いちぶについてはシングルアームしきかわそうされており、2009ねん時点じてんでは11109、11114、11140、11141、11143、11145号機ごうきの6がシングルアームしき1搭載とうさいとなっている。
  • チューリッヒからオーストリアのブレゲンツおよびドイツ国内こくないリンダウまでれるユーロシティの牽引けんいんようとして、1980年代ねんだいなかばに片側かたがわしゅうでん装置そうちをドイツおよびオーストリア対応たいおうふねたいはばひろいものへ交換こうかんする改造かいぞうがRe4/4II 11196-11201号機ごうき対象たいしょうおこなわれた。その1988ねんには11201号機ごうき復元ふくげんされてあらたに11195号機ごうき改造かいぞうされ、さらに2005ねんには11199、11200号機ごうき通常つうじょうしゅうでん装置そうち復元ふくげんされており、現在げんざいでは11195-11198号機ごうき後述こうじゅつするSBBカーゴの本格ほんかくてきドイツ乗入のりいれ対応たいおう改造かいぞうのRe421かたちがこれらの運行うんこう使用しようされている。
  • 11349号機ごうきまでの機体きたい正面しょうめん下部かぶ左右さゆうぜんあきらとうは1980年代ねんだいから11371号機ごうき以降いこう同様どうようかくがたのものに交換こうかんされているほか、2010ねんには11229号機ごうきにLEDしきぜんあきらとう設置せっちする改造かいぞうおこなわれており、従来じゅうらいの3箇所かしょぜんあきらとう中央ちゅうおうじょうのものはまるがたの、下部かぶ左右さゆうのものはかくがたのケースにまるがたぜんあきらとう標識ひょうしきとうならぶものに変更へんこうしている。
  • バーゼルSBBえきにゅうかわ車両しゃりょう洗浄せんじょうようとして従来じゅうらいはAe4/7かたち、そのRBe4/4かたち使用しようされていたが、0 - 40 km/hの低速ていそくよう速度そくどセンサを装備そうびした11101、11120号機ごうきがそれぞれ2006、2007ねんから使用しようされている。

自動じどう連結れんけつ設置せっち[編集へんしゅう]

自動じどう連結れんけつ設置せっち改造かいぞうをねじしき復元ふくげんしたRe4/4II 11109号機ごうきたいわくぜんはし運転うんてんしつぜんはしよりまえ張出はりだし、緩衝かんしょう基部きぶにスペーサーがのこり、フック設置せっち自動じどう連結れんけつ対応たいおう取付とりつけあなおおきいものとなっている
  • スイスエクスプレスでは、終端しゅうたんえきでの機関きかんしゃ付替つけか時間じかん短縮たんしゅく目的もくてきとして、きゅうソ連それん使用しようされるSA3自動じどう連結れんけつをベースに空気くうきかんとオプションで電気でんき回路かいろ連結れんけつ可能かのうとしたUICしきのAK69e自動じどう連結れんけつ[18]採用さいようすることとなり、試作しさくとしていち量産りょうさんのRe4/4II 11155号機ごうき必要ひつよう対応たいおうする改造かいぞう実施じっしうえ自動じどう連結れんけつ設置せっちしている。なお、11155号機ごうき実際じっさいにはスイスエクスプレス塗装とそうには変更へんこうされず、緑色みどりいろ塗装とそうのままとされていた。
  • 試作しさくおよび1量産りょうさんでは大型おおがたした連結れんけつ対応たいおうするためたいわくはしはり前方ぜんぽう片側かたがわ255 mmずつ延長えんちょうするとともに、通常つうじょう全長ぜんちょう650 mmの緩衝かんしょう基部きぶ延長えんちょうして705 mmとしており、通常つうじょうではたいわくはしはり車体しゃたい前面ぜんめんより若干じゃっかん後方こうほうがっているものが、改造かいぞう車体しゃたい前面ぜんめんよりたいわくはしはり形態けいたいとなっているのが特徴とくちょうである。このだいわくはしはり延長えんちょう大型おおがた連結れんけつ設置せっちにより、通常つうじょう試作しさくでは全長ぜんちょう14800 mm、たいわくちょう13500 mm、1量産りょうさんでは全長ぜんちょう14900 mm、たいわくちょう13600 mmである最大さいだい寸法すんぽう全長ぜんちょう16030 mm、連結れんけつめんあいだちょう15570 mm、たいわくちょう14110 mmとなっている。
  • 運転うんてんしつ延長えんちょうがたである2量産りょうさん以降いこうではたいわく延長えんちょう改造かいぞうしなくても緩衝かんしょう基部きぶ延長えんちょうのみで自動じどう連結れんけつ設置せっち可能かのうで、通常つうじょう全長ぜんちょう15410 mmである最大さいだい寸法すんぽうが、改造かいぞうには全長ぜんちょう16030 mm、連結れんけつめんあいだちょう15570 mmとなるほか、Re4/4II 11220号機ごうき以降いこう連結れんけつのフック取付とりつけ自動じどう連結れんけつ取付とりつけられるよう準備じゅんび工事こうじがなされ、基部きぶ延長えんちょうした緩衝かんしょうあらかじ設置せっちされている。
  • スイスエクスプレスの運行うんこうたっては試作しさくの11103、11106号機ごうきと、いち量産りょうさんの11108、11109、11112、11113、11133、11141号機ごうきけい8塗装とそう変更へんこうおよび自動じどう連結れんけつ搭載とうさい改造かいぞう実施じっししているが、1982ねんのスイスエクスプレスの運行うんこう終了しゅうりょう、インターシティへの置換おきかえにともなって順次じゅんじ通常つうじょうのフック・リングしき連結れんけつ改造かいぞうされているが、延長えんちょうされたたいわく緩衝かんしょう基部きぶはそのままとされ、全長ぜんちょうが15520 mmとなっている。
  • その1973ねんから1981ねんにかけてゴッタルドせんでのじゅうれん運用うんよう効率こうりつ目的もくてきとして11155号機ごうきと11166号機ごうき、11157と11274号機ごうき組合くみあわせで片側かたがわ自動じどう連結れんけつして運用うんよう試験しけんおこなわれ、実用じつようはされずに原形げんけいもどされているが、11157号機ごうきのみ緩衝かんしょう基部きぶ延長えんちょう片側かたがわのみとなっており、復元ふくげん全長ぜんちょうが15465 mmとなっている。

運転うんてんしつ空調くうちょう/気密きみつ改良かいりょう[編集へんしゅう]

Re4/4II 11160号機ごうき運転うんてんしつ空調くうちょう設置せっち試作しさくみどり塗装とそうながら新設しんせつ空調くうちょう部分ぶぶんのみあかとなっている
  • 2000年代ねんだいはいり、乗務じょうむいん作業さぎょう環境かんきょう向上こうじょう目的もくてきとして運転うんてんしつ空調くうちょう装置そうち搭載とうさいすることとなり、まず2003ねん試作しさくとして11218、11160、11162、11242号機ごうきとRe4/4III 11368号機ごうきの4運転うんてんしつ左側ひだりがわ後方こうほう機器きき室内しつない空調くうちょうユニットをついしつらえする改造かいぞう実施じっししている。設置せっち車体しゃたい濃緑こみどりしょくであった機体きたい増設ぞうせつした空調くうちょう赤色あかいろ塗装とそうとなっており、"Test Klima-Anlage"(空調くうちょう試験しけん)のロゴがれられていたが、のち量産りょうさん仕様しよう再度さいど改造かいぞうされている。
  • その本格ほんかくてき改造かいぞう順次じゅんじすすめられ、空調くうちょう試作しさくより若干じゃっかん小型こがたものとなり、運転うんてんしつ側面そくめんまどおよび乗務じょうむいんしつ乗降じょうこうとびらまど気密きみつせいたかいものに変更へんこうする改造かいぞうわせて実施じっしされており、濃緑こみどりしょく塗装とそうのままのこ機体きたいには車体しゃたいしょくおな空調くうちょう設置せっちされている。改造かいぞうは2006ねんまでに100以上いじょう実施じっしされるペースですすめられ、現在げんざいではほぼぜん装備そうびしているが、後述こうじゅつのRe421がたについては車体しゃたいない設置せっちスペースとドイツ国内こくない認可にんか関係かんけい当面とうめん改造かいぞう実施じっしされない予定よていとなっている。

無線むせん操縦そうじゅう装置そうち設置せっち[編集へんしゅう]

  • 26パーミルの勾配こうばいつづくゴッタルドとうげではふるくからとく貨物かもつ列車れっしゃじゅうれん牽引けんいんされていたが、スイス国鉄こくてつでは新形しんがたRe460かたち貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんよう導入どうにゅうした機体きたいたいして、こうでの使用しよう目的もくてきに、アメリカとう実績じっせきのある無線むせん操縦そうじゅう装置そうち導入どうにゅうすることとなった。この無線むせん操縦そうじゅう装置そうち理論りろんてきには機関きかんが16のRe460かたち制御せいぎょできるもので、1996ねんにRe460 096-118号機ごうきけい24がこれを搭載とうさいして通称つうしょうRef460かたちばれている。このほか、Re6/6がたやく30およびRe4/4II 11156-11189(じょ11172、11181)号機ごうきにもRef460かたち制御せいぎょするための送信そうしん専用せんよう無線むせん制御せいぎょ装置そうち搭載とうさいされ、それぞれ通称つうしょうRef6/6かたちおよびRef4/4IIかたちともばれている。
  • Re460かたちは1999ねんにスイス国鉄こくてつ旅客りょかく貨物かもつ、インフラ部門ぶもん分離ぶんりしたさいに000-078号機ごうき旅客りょかく会社かいしゃに、079-118号機ごうき貨物かもつ会社かいしゃ所属しょぞくになったが、のちぜん旅客りょかく会社かいしゃ所属しょぞくとなったため、現在げんざいでは貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんには使用しようされず、無線むせん操縦そうじゅう装置そうち使用しようされていない。

ETCS設置せっち[編集へんしゅう]

  • 欧州おうしゅう統一とういつ信号しんごうシステムとして1990年代ねんだい前半ぜんはんから開発かいはつすすめられていたETCS[19]導入どうにゅうすすめられており、まずETCS Level 1が11156-11192(じょ11172、11181)号機ごうき、Re421かたち搭載とうさいされている。
  • その2002ねんにZofingen-Sempachあいだ欧州おうしゅうでも最初さいしょのETCS Level 2の実用じつよう試験しけん実施じっしされることにあわせて11265-11298(じょ11282)号機ごうきどうシステムが搭載とうさいされ、その2004ねんマットシュテッテン-ロートリストしんせんおよびゾロトゥルン–ヴァンツヴィル改良かいりょうせん2007ねん開業かいぎょうレッチュベルクベーストンネルのETCS Level 2対応たいおうするため、11240、11320-11349(じょ11323)号機ごうきにもどうシステムが搭載とうさいされている。ETCS Level 1搭載とうさい速度そくどけいとうが1画面がめん液晶えきしょう表示ひょうじのもの、Level 2搭載とうさいは2画面がめん表示ひょうじとなるなどの運転うんてんだい対応たいおう工事こうじ実施じっしされ、乗務じょうむいんしつとびら白色はくしょくぎゃく三角形さんかっけいのマークがれられている。

Re421かたち[編集へんしゅう]

チューリッヒ中央ちゅうおうえきでRe4/4II 11218号機ごうきひだり)とならぶRe421 379号機ごうきみぎ)、手前てまえがわ折畳おりたたまれたパンタグラフがドイツ乗入のりいれよう正面しょうめんまど下手へたすりみじか
  • スイス国鉄こくてつ貨物かもつ列車れっしゃ運行うんこう部門ぶもんであるSBBカーゴは欧州おうしゅう鉄道てつどうにおけるオープンアクセス進行しんこうにより、ドイツおよびオーストリア国内こくないでの貨物かもつ列車れっしゃ運行うんこうおこなっており、ドイツ国内こくない担当たんとうするSBBカーゴ・ドイツはドイツ国内こくないではDBシェンカーに鉄道てつどう貨物かもつ輸送ゆそう会社かいしゃとなっている。このため、SBBカーゴが保有ほゆうするRe420かたち一部いちぶをドイツ国内こくない乗入のりいれよう改造かいぞうすることとなり、2002ねん-2004ねんにRe420がた最終さいしゅうシリーズである11371-11397号機ごうきのうち、事故じこ廃車はいしゃとなった11382号機ごうきのぞく26改造かいぞうしたものがRe421 371...397号機ごうきである。
  • ドイツ国内こくないとスイス国内こくない電化でんか方式ほうしきおな交流こうりゅう15 kV・16.7 Hzへるつ[20]であるが、スイス国内こくないではトンネル断面だんめんちいさくするためしゅうでん装置そうちふねたいはばを1450 mmにおさえているのにたいし、ドイツ国内こくないではふねたいはば1950 mmにわせて地上ちじょう設備せつび設置せっちされているため、ぜんがわしゅうでん装置そうち標準ひょうじゅんのBBCせいTyp ESa 06-2500からドイツ対応たいおうのTyp WBL 85シングルアームしきパンタグラフに交換こうかんしている。なお、374、385、389、390号機ごうき当初とうしょドイツ国内こくない対応たいおうしゅうでん装置そうち搭載とうさいわず、スイス国内こくない専用せんようとして運行うんこうされていた。
  • 信号しんごう装置そうち無線むせん装置そうちはドイツ国内こくない対応たいおうのものをついしつらえしており、スイス国内こくないようくわえて信号しんごう装置そうちはPZBおよびLZB無線むせん装置そうちはTyp AEG ZFM21を搭載とうさいしている。
  • このほか、ぜんがSBB-Cargo塗装とそうとなり、最高さいこう速度そくどがドイツ国内こくないでは120 km/hにおさえられているほか、ドイツ国内こくない車両しゃりょう限界げんかい対応たいおうするため、正面しょうめんまど下部かぶ手摺てすり通常つうじょう側面そくめんまでまわ形状けいじょうのものを正面しょうめんまど下部かぶのみに、側面そくめん乗務じょうむいんしつ乗降じょうこうとびら手摺てすりちょういずる寸法すんぽうちいさい平板へいばん形状けいじょうのものにそれぞれ変更へんこうしているほか、運転うんてんしつ側面そくめんのバックミラーはドイツ国内こくないでは動作どうさしないような回路かいろとされ、正面しょうめん下部かぶのスカートも左右さゆう下部かぶ形状けいじょう変更へんこうして小型こがたされたものとなっている。

運行うんこう[編集へんしゅう]

貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんにおける象徴しょうちょうてき運用うんようである通称つうしょうRe10/10、Re4/4II 11314(運転うんてんしつ気密きみつ空調くうちょう改良かいりょうごうとRe6/6(Re620)かたちとのじゅうれん貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいん
  • 製造せいぞうはスイス国内こくないおおくの路線ろせん旅客りょかく列車れっしゃ貨物かもつ列車れっしゃ双方そうほう牽引けんいん使用しようされている。
  • ゴッタルドルートやレッチュベルク・シンプロンルートをえる貨物かもつ列車れっしゃ旅客りょかく列車れっしゃでは26パーミル区間くかんの500 t列車れっしゃ単機たんきで、通称つうしょうRe10/10とばれるRe620かたちとのじゅうれんでは1400 tの列車れっしゃ牽引けんいんしている。
  • 1957ねんから当時とうじ西にしヨーロッパ運行うんこうされたぜん1とうしゃからなる国際こくさい列車れっしゃであるTEEの牽引けんいんよう機体きたいとして、11158-11161、11249-11253号機ごうきの9あかとクリームしょくからなるTEE標準ひょうじゅんしょく製造せいぞうされ、Re4/4Iかたちの10033、10034、10046、10050の4とともに専用せんようとして運行うんこうされている。おも牽引けんいん列車れっしゃ以下いかとおり。
    • ヘルヴェティア
    • ローラント
    • レマノ
    • シザルパン
    • バヴァリア(客車きゃくしゃ初期しょきの1971ねんのみ、オーストリア、ドイツ乗入のりいようの11196-11201号機ごうき牽引けんいん
  • 1974ねんのダイヤ改正かいせいにより、スイスエクスプレスとばれる都市としあいだ急行きゅうこう列車れっしゃ運行うんこう開始かいしされ、この専用せんようとして自動じどう連結れんけつ装備そうびした11103、11106、11108、11109、11112、11113、11133、11141号機ごうきけい8おなじく自動じどう連結れんけつ装備そうびした専用せんよう客車きゃくしゃであるEW IIIけいとが用意よういされた。運行うんこう区間くかんジュネーヴ - ローザンヌ - ベルン - チューリッヒ - ザンクト・ガレン( - ロールシャッハ)で、列車れっしゃ基本きほん編成へんせいはRe420かたち-1とう/荷物にもつごうづくりしゃ-1とうしゃ5りょう-食堂しょくどうしゃ-2とうしゃ7りょうのものが6編成へんせい用意よういされていた。スイスエクスプレスは1982ねんのダイヤ改正かいせいまで運行うんこうされ、そのはインターシティにえられている。
  • 1990ねんごろ所属しょぞく機関きかん以下いかとおりであった。
    • 11101-11106 - チューリッヒ
    • 11107-11155 - バーゼルルツェルン、チューリッヒ
    • 11156-349、371-397 - ローザンヌ、ベルン、バーゼル、チューリッヒ、ロールシャッハ
  • スイス国鉄こくてつは1999ねん9月1にち旅客りょかく部門ぶもんから貨物かもつ部門ぶもんであるSBBカーゴが分離ぶんりし、Re420かたちりょう部門ぶもんけられているが、運用うんようじょう混用こんようされることもある。分離ぶんり当初とうしょりょう部門ぶもん所属しょぞく以下いかとおり。
    • 旅客りょかく部門ぶもん:11101-155、181、191-270、299-304
    • 貨物かもつ部門ぶもん:11156-190(じょ172I、181)、11271–298(じょ282)、305–349(じょ323)、11371–397
  • そのRe460がた旅客りょかく部門ぶもんへのぜん移行いこう貨物かもつ部門ぶもんへの新形しんがたRe482、Re474、Re484かたち配備はいびなどによってりょう部門ぶもんあいだでの移動いどうがあり、現在げんざいりょう部門ぶもん所属しょぞく以下いかとおりとなっている。また、現在げんざいではRe420かたちはRe620がたとともに機関きかん固有こゆう所属しょぞく設定せっていせず、共通きょうつう運用うんようされている。
    • 旅客りょかく部門ぶもん:11101-159(じょ102-107、110-113、117、119、123、137、142)、161、164、172II、181、191-230、299-304
    • 貨物かもつ部門ぶもん:420 160-190(じょ161、164、172II、181)、231-298(じょ282)、305-349(じょ312、323)
  • ドイツ乗入のりいれ対応たいおうのRe421かたちは、ぜんがバーゼルの配置はいちとなっており、ドイツ国内こくない乗入のりいれ貨物かもつ列車れっしゃ運行うんこう使用しようされてフライブルク、マンハイム、ザールまでれるほか、4がチューリッヒ中央ちゅうおうえきからミュンヘンあいだユーロシティのドイツ国内こくないリンダウあいだまでのほか、インターシティおよびインターレギオ列車れっしゃ牽引けんいんにも、おなじくドイツ国内こくない乗入のりいれようしゅうでん装置そうち設置せっちしたRe4/4II 11195-11198号機ごうきとともに使用しようされている。
  • チューリッヒでは形式けいしきとともにSバーン列車れっしゃ牽引けんいんようとしても使用しようされ、EW Iけい、EW IIけい客車きゃくしゃ自動じどうとびらなどの改造かいぞう実施じっししたSバーンようしゃ牽引けんいんするほか、1990ねんごろにはSバーンの2かいけん通勤つうきん客車きゃくしゃRe450かたちからなるDPZ[21]機関きかんしゃ製造せいぞうおくれたため、DPZようの2かいけん客車きゃくしゃ牽引けんいんにも使用しようされている。また、DPZのていゆかしき2かいけん客車きゃくしゃ組込くみこみにより置換おきかえられる113りょう従来じゅうらいの2かいけん客車きゃくしゃをRe420かたち牽引けんいんする列車れっしゃとしてSバーンで運行うんこうすることとなり、2015ねんまでに16編成へんせい用意よういされる予定よていである。
  • グラウビュンデンしゅう路線ろせんつスイス最大さいだいきゅう私鉄してつであるレーティッシュ鉄道てつどう軌間きかん1000 mm、電化でんか方式ほうしき交流こうりゅう11 kV・16.7 Hzへるつ路線ろせんであるが、このうちクール - ドマ/エムスあいだ6.28 kmは1959ねんから複線ふくせんのうち片側かたがわを1435 mmとのさんせん軌条きじょうとして沿線えんせん工場こうじょう専用せんようせんへの貨物かもつ列車れっしゃがスイス国鉄こくてつから乗入のりいれており、Re420かたちもこれに使用しようされている。なお、架線かせん電圧でんあつが11 kVとひくいものとなっているがほん形式けいしきはそのまま乗入のりいれている。
  • なお、Re420がた列車れっしゃ牽引けんいんトン数とんすうおよび類似るいじの80 t 4じくである、Re420がたていギア貨物かもつようRe430かたちとBLS AGのRe425かたちとの比較ひかく以下いかとおり。
Re420かたち牽引けんいんトン数とんすう一覧いちらん
形式けいしき 線路せんろ勾配こうばい
0パーミル 10パーミル 16パーミル 20パーミル 26パーミル 35パーミル 38パーミル 45パーミル
Re420かたち 2000 t 1180 t 780 t 650 t 500 t 365 t 330 t 240 t
参考さんこう)Re430かたち 2000 t 1230 t 870 t 730 t 580 t 400 t 365 t 290 t
参考さんこう)Re425かたち 2000 t 1470 t 1020 t 840 t 650 t 440 t 400 t
連結れんけつたい荷重かじゅう 2000 t 1680 t 1300 t 980 t 900 t 740 t

廃車はいしゃ譲渡じょうと[編集へんしゅう]

BLS AGに譲渡ゆずりわたされたRe420 505号機ごうききゅうRe4/4II 11119号機ごうき
緑色みどりいろ塗装とそうのRe420 511号機ごうききゅうRe4/4II 11105号機ごうき
  • Re420かたちふる機体きたい製造せいぞう40ねんえているが、現在げんざいでもスイス国鉄こくてつ主力しゅりょく機種きしゅひとつであり、事故じことうによる6および後述こうじゅつのBLSレッチュベルク鉄道てつどう譲渡ゆずりわたされた12廃車はいしゃとなったのみとなっている。
  • 事故じこにより廃車はいしゃとなった機体きたいばんおよび廃車はいしゃねん以下いかとお
    • Re4/4II 11113 - 2004ねん
    • Re4/4II 11172I - 1978ねん
    • Re4/4II 11282 - 1975ねん
    • Re4/4II 11312 - 1985ねん
    • Re4/4II 11323 - 2005ねん
    • Re4/4II 11382 - 2002ねん
  • なお、11141号機ごうきは2007ねん10がつから運行うんこうはずれて廃車はいしゃ検討けんとうされ、ローザンヌで定置ていち暖房だんぼう電源でんげん供給きょうきゅうとして使用しようされていたが、2009ねん運行うんこうもどっている。

BLS AG Re420.5かたち[編集へんしゅう]

  • アルプス横断おうだんルールとしてゴッタルドルートとならぶレッチュベルク-シンプロンルートのうち、レッチュベルクとうげえの区間くかんはスイス最大さいだいきゅう私鉄してつで、現在げんざいはBLS AGとなっているベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道てつどうおよびそののBLSレッチュベルク鉄道てつどう[22]所有しょゆうするルートであるが、2004ねん12月のダイヤ改正かいせいにあわせてスイス国鉄こくてつとBLSレッチュベルク鉄道てつどう列車れっしゃ運行うんこう整理せいりがなされ、長距離ちょうきょり列車れっしゃについてはBLSレッチュベルク鉄道てつどう区間くかんにおいてもスイス国鉄こくてつ担当たんとうし、BLSレッチュベルク鉄道てつどう区間くかん列車れっしゃとスイス国鉄こくてつ区間くかんふくベルン近郊きんこうSバーンについてはBLSレッチュベルク鉄道てつどう運行うんこう担当たんとうすることとなった。これにともない、りょう鉄道てつどうあいだ一部いちぶ機材きざい交換こうかんおこなわれることとなり、BLSレッチュベルク鉄道てつどう所有しょゆうしていた長距離ちょうきょり列車れっしゃようのEW IVけい客車きゃくしゃ35りょうがスイス国鉄こくてつへ、スイスエクスプレスようから区間くかん列車れっしゃよう転用てんようされていたスイス国鉄こくてつのEW IIIけい客車きゃくしゃ57りょう[23]がBLSレッチュベルク鉄道てつどう譲渡ゆずりわたされることとなった。
  • しかし、EW IIIけい客車きゃくしゃじゅうれん総括そうかつ制御せいぎょ装置そうちはスイス国鉄こくてつ標準ひょうじゅんで42しんのSystem IIId[24]であったが、BLSレッチュベルク鉄道てつどうではRe425がたなどにSystem IIIdと互換ごかんせいのない61しんのSystem BBCを使用しようしており、機関きかんしゃ不足ふそく状況じょうきょうでもあったため、スイス国鉄こくてつからRe420かたち購入こうにゅうしてEW IIIけいによるシャトルトレインの牽引けんいんようとして使用しようすることとなり、形式けいしきめいはRe420がたのまま500番台ばんだいばん変更へんこうして通称つうしょうRe420.5かたちばれる機体きたいけい12導入どうにゅうしている。
  • 2004ねん12月にはRe420がた初期しょき製造せいぞう機体きたい6がR3整備せいび修繕しゅうぜん実施じっししたうえでBLSレッチュベルク鉄道てつどう譲渡ゆずりわたされている。これにつづき2005ねん12月にはベルンSバーンの牽引けんいんようとしてさらに6譲渡じょうとされている。譲渡じょうとにあたっては当初とうしょからBLSレッチュベルク鉄道てつどう塗装とそうとなっていた501号機ごうきのぞき、オリジナルのスイス国鉄こくてつ濃緑こみどりしょくあかもしくはスイスエクスプレス塗装とそうのまま、正面しょうめんのスイス国旗こっきもしくはスイス国鉄こくてつ紋章もんしょう、「SBB」「CFF」「FFS」およびばん切抜きりぬき文字もじ撤去てっきょされ、正面しょうめん下部かぶ中央ちゅうおうにはばんが、側面そくめん中央ちゅうおう下部かぶにはBLSレッチュベルク鉄道てつどうのロゴとばんはいるものにまず変更へんこうされている。
  • その501-506号機ごうきについては順次じゅんじ本格ほんかくてき塗装とそう変更へんこう実施じっしされ、ライトグレーをベースに車体しゃたいすそあおたいはいり、正面しょうめん下部かぶ緑色みどりいろ正面しょうめんまどまわりをあお側面そくめんまどまわりをくろとして、正面しょうめん下部かぶ中央ちゅうおう側面そくめん左側ひだりがわにBLSレッチュベルク鉄道てつどうのロゴマークを、側面そくめんみぎ下部かぶ形式けいしきめいばんを、正面しょうめん右側みぎがわまどばんれたものとなっている。なお、そののBLS AGの発足ほっそくともない、正面しょうめんおよび側面そくめんのロゴがあたらしいBLS AGのマークとロゴに変更へんこうされているが、507-512号機ごうきについてはこのBLS塗装とそうには変更へんこうされていない。
  • なお、501号機ごうきとなったきゅう11110号機ごうきのみはBLSレッチュベルク鉄道てつどうへの譲渡じょうと先立さきだつ2004ねん7がつにはあらためばんとBLS塗装とそうへの変更へんこうされているほか、ひしがたパンタグラフのまま譲渡じょうとされた502、505、508、511号機ごうきについてもシングルアームしきパンタグラフへの交換こうかんすすめられている。
  • 譲渡じょうと前後ぜんこうばん譲渡じょうと年月としつき以下いかとお
  • 1譲渡じょうと
    • Re4/4II 11110 - Re420 501-9 - 2004ねん12月11にち
    • Re4/4II 11117 - Re420 502-7 - 2004ねん12月11にち
    • Re4/4II 11119 - Re420 503-5 - 2004ねん12月11にち
    • Re4/4II 11123 - Re420 504-3 - 2004ねん12月11にち
    • Re4/4II 11137 - Re420 505-0 - 2004ねん12月11にち
    • Re4/4II 11142 - Re420 506-8 - 2004ねん12月11にち
  • 2譲渡じょうと
    • Re4/4II 11107 - Re420 507-6 - 2005ねん12月10にち
    • Re4/4II 11102 - Re420 508-4 - 2005ねん12がつ10日とおか
    • Re4/4II 11103 - Re420 509-2 - 2005ねん12がつ10日とおか
    • Re4/4II 11104 - Re420 510-0 - 2005ねん12がつ10日とおか
    • Re4/4II 11105 - Re420 511-8 - 2005ねん12がつ10日とおか
    • Re4/4II 11106 - Re420 512-6 - 2005ねん12がつ10日とおか
  • BLS AGではおもにEW IIIけいによるシャトルトレインを牽引けんいんしてベルンSバーンのS5系統けいとうであるベルン - ヌーシャテルあいだのレギオエクスプレスと、ベルンSバーン区間くかん、シュピーツ付近ふきんのローカル区間くかん客車きゃくしゃ列車れっしゃ牽引けんいん運行うんこうされるほか、レッチュベルクベーストンネルをのぞ全線ぜんせんおも旅客りょかく列車れっしゃ牽引けんいんしている。なおEW IIIけい客車きゃくしゃによるシャトルトレインはベルン - ルツェルンあいだでも運行うんこうされているが、こちらはおもにRe465かたち牽引けんいんをしているほか、区間くかん列車れっしゃのシャトルトレインようとして、2006ねんにSystem IIIdを装備そうびするスイス国鉄こくてつのEW IIけい客車きゃくしゃの2とう/荷物にもつ制御せいぎょ客車きゃくしゃ5りょうがBLSレッチュベルク鉄道てつどう譲渡ゆずりわたされて、Re420.5かたち牽引けんいん列車れっしゃ使用しようされている。
  • SバーンようRABe525かたち電車でんしゃ通称つうしょうNINA)や区間くかん列車れっしゃようRe535かたち電車でんしゃ通称つうしょうLötschberger)のぞうつぶさにより余剰よじょうとなった507-512号機ごうきが2009ねんわりころ運用うんようはずれ、510号機ごうきが2010ねん2がつ廃車はいしゃとなっている。

同型どうけい[編集へんしゅう]

Re420がた私鉄してつでの導入どうにゅうはスイス北東ほくとうトゥールガウしゅうに39.58 km路線ろせんつの私鉄してつであるミッテルトゥールガウ鉄道てつどう[25]でRe4/4II 21号機ごうき導入どうにゅうされた1れいのみとなっており、その私鉄してつではていギア貨物かもつがたであるRe430がた同型どうけい導入どうにゅうしている。

ミッテルトゥールガウ鉄道てつどうRe4/4IIかたち[編集へんしゅう]

  • Re4/4II 21号機ごうきは1969ねんせいで、あつまりでん装置そうち2搭載とうさい運転うんてんしつ延長えんちょうがた自動じどう連結れんけつ設置せっち準備じゅんびのない、スイス国鉄こくてつの11156-11219、11239-11254号機ごうきどうタイプであり、運転うんてんしつはん運転うんてんしつがわにバックミラーを設置せっちしているほかは塗装とそうおよび標記ひょうきるいのみことなるものとなっている。車体しゃたい濃緑こみどりしょくをベースに車体しゃたい上端じょうたん腰部ようぶをクリームしょくとしたもので、正面しょうめん中央ちゅうおうにはトゥールガウしゅう紋章もんしょうを、その下部かぶに"21"の切抜きりぬき文字もじ設置せっちし、側面そくめん下部かぶ中央ちゅうおうにミッテルトゥールガウ鉄道てつどうのロゴがれられたものである。
  • 製造せいぞう旅客りょかく列車れっしゃおよび貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいん使用しようされており、正面しょうめん下部かぶ左右さゆうぜんあきらとうかくがたのものへの交換こうかんもスイス国鉄こくてつ同様どうよう実施じっしされていた。
  • 2002ねんにミッテルトゥールガウ鉄道てつどう経営けいえい破綻はたんして路線ろせんはスイス国鉄こくてつが、運行うんこうはスイス国鉄こくてつが90 %出資しゅっしするトゥルボ[26]引継ひきついでいるが、これにともないRe4/4II 21号機ごうきは2002ねん11月1にちにスイス国鉄こくてつ譲渡ゆずりわたされ、事故じこ廃車はいしゃにより番号ばんごうとなっていた11172I号機ごうきばん引継ひきつぎ、11172IIごうとなっている。車体しゃたい塗装とそう当初とうしょそのままで使用しようされていたが、2005ねん2がつ通常つうじょうのスイス国鉄こくてつあか塗装とそう変更へんこうされている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 後期こうきがたの10637-10714号機ごうき1937ねんさい高速度こうそくど110 km/hまでげられている
  2. ^ 前期ぜんきがたの10001-10026および後期こうきがたの10027-10050号機ごうき出力しゅつりょくことなる
  3. ^ ほん形式けいしきの1あいだていかく出力しゅつりょくは4700 kWと表記ひょうきする文献ぶんけんもある
  4. ^ Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS)
  5. ^ 最初さいしょの5である161-165号機ごうき当初とうしょ形式けいしきはAe4/4II 261-265号機ごうきであった
  6. ^ Schweizerische Bundesbahnen SBB Cargo AG
  7. ^ Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik Winterthur
  8. ^ Brown, Boveri & Cie
  9. ^ Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich
  10. ^ SA des Ateliers de Sechéron, Genève
  11. ^ SLMせいばん4685は11153ごう予定よていであったが、ギア変更へんこうした貨物かもつよう試作しさくとなり、のちにスイス南東なんとう鉄道てつどうRe4/4III 41号機ごうきとなったほか、1996ねんにはスイス国鉄こくてつ譲渡ゆずりわたされてRe4/4III 11350号機ごうきとなり、どう形式けいしきちゅう唯一ゆいいつたん運転うんてんしつあつまりでん装置そうち1搭載とうさいとなっている
  12. ^ どういちロットのせいばん4852-4871はギア変更へんこう貨物かもつようRe4/4III 11351-11370号機ごうき
  13. ^ Rhätische Bahn(RhB)
  14. ^ このほか、電流でんりゅう2080 A、回転かいてんすう1200 rpm、電圧でんあつ500 V
  15. ^ このほか、電流でんりゅう2250 A、回転かいてんすう1140 rpm、電圧でんあつ500 V
  16. ^ このほか、電流でんりゅう2300 A、回転かいてんすう1200 rpm、電圧でんあつ525 V
  17. ^ このほか、電流でんりゅう2485 A、回転かいてんすう1140 rpm、電圧でんあつ525 V
  18. ^ UIC-Mittelpufferkupplung
  19. ^ European Rail Traffic Management System
  20. ^ 以前いぜんは16 2/3 Hzへるつであったが、スイス国内こくない1997ねん周波数しゅうはすう変更へんこうおこない、16.7 Hzへるつとなっている
  21. ^ Doppelstock-Pendelz
  22. ^ 1996ねんに BLSグループのベルン-レッチュベルグ-シンプロン鉄道てつどう(Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS))とギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道てつどう(Gürbetal-Bern-Schwarzenburg-Bahn(GBS))、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道てつどう(Spiez- Erlenbach-Zweisimmen-Bahnn(SEZ))、ベルン-ノイエンブルク鉄道てつどう(Bern-Neuenburg-Bahn(BN))が統合とうごうしてBLSレッチュベルク鉄道てつどう(BLS LötschbergBahn(BLS))となり、さらに2006ねんにはミッテルランド地域ちいき交通こうつう(Regionalverkehr Mittelland(RM))と統合とうごうしてBLS AGとなる
  23. ^ 1とうしゃ11りょう、2とうしゃ28りょう、1とう/荷物にもつごうづくり編成へんせいはしようしゃ7りょう、1とう/2とうごうづくり編成へんせいはしようしゃ2りょう、2とう制御せいぎょ客車きゃくしゃ9りょう、なお、食堂しょくどうしゃなどは譲渡ゆずりわたされていない
  24. ^ 編成へんせいないでは25しんのSystem VおよびVaが使用しようされる
  25. ^ Mittelthurgau-Bahn(MThB)
  26. ^ THURBO

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Von Karl Meyer 『Die Locomotiven Serie Re 4/4II und Re 4/4III der SBB』 「Schweizerische Bauzeitung (88.Jahrgang Heft 14・2. April 1970 )」
  • Claude Jeanmaire-dit-Quartier 「Die Lokomotiven der Schweizerischen Bundesbahnen (SBB)」(Verlag Eisenbahn) ISBN 3 85649 036 1
  • Peter Willen 「Lokomotiven und Triebwagen der Schweizer Bahnen Band1 Schweizerische Bundesbahnen (SBB)」 (Orell Füssli) ISBN 3 280 01618 5
  • Dvid Haydock, Peter Fox, Brian Garvin 「SWISS RAILWAYS」 (Platform 5) ISBN 1 872524 90-7
  • 「SBB Lokomotiven und Triebwagen」 (Stiftung Historisches Erbe der SBB)

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]