(Translated by https://www.hiragana.jp/)
スイス国鉄RABe501形電車 - Wikipedia コンテンツにスキップ

スイス国鉄こくてつRABe501かたち電車でんしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
試運転しうんてんおこなうRABe501がただい1編成へんせい2017ねん
2016ねんイノトランス出品しゅっぴんされたRABe501かたち、2016ねん
試運転しうんてんおこなうRABe501かたち

スイス国鉄こくてつRABe501かたち電車でんしゃ(すいすこくてつRABe501かたでんしゃ)は、スイスのスイス国鉄こくてつ[1]ゴッタルドベーストンネル通過つうかする国際こくさい列車れっしゃとして運行うんこうする動力どうりょく分散ぶんさん方式ほうしき部分ぶぶんていゆかしき高速こうそく鉄道てつどう車両しゃりょうであり、"Giruno"の名称めいしょうでも呼称こしょうされている。

概要がいよう[編集へんしゅう]

2015ねん9月5にち貨物かもつ列車れっしゃの、12月11にち旅客りょかく列車れっしゃ営業えいぎょう開始かいししたゴッタルドベーストンネルでは、スイスを南北なんぼく縦断じゅうだんする列車れっしゃ運行うんこうされ、貨物かもつ列車れっしゃ旅客りょかく列車れっしゃともに隣接りんせつするドイツもしくはイタリア方面ほうめん直通ちょくつうする国際こくさい列車れっしゃおお設定せっていされている。このトンネルを通過つうかする旅客りょかく列車れっしゃ運行うんこうおこなっているスイス国鉄こくてつでは、開業かいぎょう当初とうしょどうトンネルを通過つうかする列車れっしゃのうち、イタリア(2017ねん12月以降いこうはドイツへも直通ちょくつう予定よてい)へ直通ちょくつうするユーロシティについては、250km/h運転うんてん可能かのうETR610およびRABe503かたちによる運行うんこう国内こくないのみの運行うんこうであるインターシティについては、200km/h運転うんてん可能かのうRABDe500かたちおよびRe460かたち牽引けんいんするEW IVけいおよびECけいによる客車きゃくしゃ列車れっしゃによる運行うんこうとすることとしていたが、その輸送ゆそうりょう増加ぞうか予想よそうされることもあり、これらの機材きざいを250km/h走行そうこう可能かのう各国かっこくへの乗入のりいれが可能かのうな29編成へんせいあたらしいものに更新こうしんすることを計画けいかくしていた。2012ねんより具体ぐたいしたこの計画けいかくはプロジェクト名称めいしょうをBeNe[2]として、2014ねんにはアルストム・トランスポール[3]シーメンス、タルゴ、シュタッドラー・レール[4]のメーカー各社かくしゃより提案ていあんけている。なお、ボンバルディア・トランスポーテーション同社どうしゃのインターレギオおよびインターシティようRABe502/RABDe502かたち製造せいぞう途上とじょう[5]であり、ほん形式けいしき提案ていあんには参加さんかしていない。

入札にゅうさつ結果けっか、2014ねん5月9にちにはシュタッドラー・レールが29編成へんせいを9.8おくスイス・フラン落札らくさつし、また、最大さいだい92編成へんせいのオプションがけられることが決定けっていし、2015ねんにはプロジェクト名称めいしょうおよび列車れっしゃ名称めいしょうあらたに"Giruno"、シュタッドラー・レールでのプロジェクトめいおよび車両しゃりょう名称めいしょうを”EC250”として開発かいはつすすめられることとなった。シュタッドラー・レールは連接れんせつていゆかしきおも都市とし近郊きんこう列車れっしゃようFLIRT[6]シリーズや全車ぜんしゃかいてでおもSバーンようKISS[7]シリーズなどの生産せいさん近年きんねんでは欧州おうしゅう有数ゆうすう鉄道てつどう車両しゃりょうメーカー[8]成長せいちょうしていたが、高速こうそく列車れっしゃよう機材きざいとしてはノルウェー国鉄こくてつオーストリア都市としあいだ列車れっしゃ運行うんこう会社かいしゃベラルーシ国鉄こくてつけのさい高速度こうそくど200km/hの実績じっせきがあったが、最高さいこう速度そくど250km/hの機材きざいほん形式けいしきはじめてのものであった。なお、当初とうしょ食堂しょくどうしゃづけ編成へんせいが19編成へんせい食堂しょくどうしゃなしの編成へんせいが10編成へんせいとなる予定よていであったが、ぜん29編成へんせい食堂しょくどうしゃづけ編成へんせいとなっている。

ほん形式けいしき連接れんせつ部分ぶぶんていゆかしきで、欧州おうしゅうおよびアフリカのけい14カ国かこくに1100編成へんせい以上いじょう発注はっちゅう導入どうにゅうされたFLIRTシリーズをベースとしたもので、欧州おうしゅう鉄道てつどう車両しゃりょうにおける速度そくど区分くぶんではちゅうそく車両しゃりょう[9]にカテゴライズされる、250km/h運転うんてん対応たいおうした車両しゃりょうである。また、11車体しゃたい連接れんせつのうち2車体しゃたいをスイス/イタリアにおけるホームたかさ550mmとドイツにおけるホームたかさ760mmにおける車椅子くるまいすでの乗降じょうこう対応たいおうするためのたかさのことなる片側かたがわ2かしょずつの乗降じょうこうとびらていゆかしき構造こうぞうとして、それぞれ1とうしゃおよび2とうしゃであるこのていゆかしき2車体しゃたいと、そのあいだ連結れんけつした食堂しょくどうしゃの3車体しゃたいやく40mのあいだ移動いどう円滑えんかつ完全かんぜん対応たいおうしたものとしているほか、りょう先頭せんとうしゃのぞくその6車体しゃたいもスロープにより車内しゃないをステップレス構造こうぞうとしていることが特徴とくちょうとなっている。また、イタリアおよびドイツ、オーストリアの各国かっこくれるため、各国かっこく路線ろせんでの走行そうこう考慮こうりょした相互そうご運用うんようせいのための技術ぎじゅつ仕様しようであるTSI[10]高速こうそく鉄道てつどう車両しゃりょう基準きじゅん準拠じゅんきょし、各国かっこく電源でんげん方式ほうしき信号しんごう方式ほうしき対応たいおうしてドイツ、オーストリア、イタリアの各国かっこく乗入のりいれることが可能かのう仕様しようとなっており、スイスではスイス国鉄こくてつ全線ぜんせんのほか、レッチュベルクベーストンネルふくBLS AGおよびスイス南東なんとう鉄道てつどう[11]での運行うんこう可能かのう、ドイツでは標準軌ひょうじゅんき電化でんか路線ろせん全線ぜんせん、オーストリアではゼメリングとうげのぞ標準軌ひょうじゅんき電化でんか路線ろせん全線ぜんせん、イタリアではAC25kVおよびDC3kVの標準軌ひょうじゅんき電化でんか路線ろせん全線ぜんせんでの運行うんこう可能かのうとなっている。また、欧州おうしゅう衝突しょうとつ安全あんぜん基準きじゅんであるEN15227に準拠じゅんきょしているほか、長大ちょうだいなゴッタルドベーストンネル通過つうかのための火災かさい対策たいさく気圧きあつおよび気温きおんきゅう変動へんどう対策たいさくがなされている。

  • ほん形式けいしきおも設計せっけい要件ようけん以下いかとお
    • ユーロシティの運用うんようでスイス、ドイツ、オーストリア、イタリアに可能かのう
    • 29編成へんせい2019ねんから運行うんこう開始かいし
    • じくじゅう最大さいだい18tとし、機器きき分散ぶんさん配置はいちとしてなるべく均等きんとうとする。
    • 編成へんせい定員ていいんを405めいとし、車内しゃない列車れっしゃ全長ぜんちょうにわたり客室きゃくしつとする。
    • たかさ550mmと760mmのそれぞれのたかさのホームから車椅子くるまいす乗降じょうこう可能かのうとする。
    • 12かしょ乗降じょうこうこう編成へんせい均等きんとう配置はいちする。
  • その設計せっけい要件ようけん以下いかとお
    • オープンデザインの客室きゃくしつデザインとする。
    • トンネル進入しんにゅう気圧きあつ変動へんどう対応たいおうした乗降じょうこうとびら空調くうちょう装置そうち装備そうびする。
    • 車椅子くるまいす対応たいおうしたトイレおよび食堂しょくどうしゃとする。
    • 室内しつない自転車じてんしゃおよび用途ようと荷物にもつ置場おきば設置せっちする。
    • 人間にんげん工学こうがくもとづいた運転うんてんだいとする。
    • 空気くうきばね式台しきだいしゃ装備そうびする。
    • EN規格きかくもとづく衝突しょうとつ安全あんぜん性能せいのうとする。
    • 長距離ちょうきょり列車れっしゃけの客室きゃくしつ設備せつびとする。
    • 自動じどう連結れんけつ装備そうびし、単独たんどく編成へんせいもしくはじゅうれんでの運転うんてん可能かのうとする。

ロマンシュノスリあらわす"Giruno"と呼称こしょうされるこの機体きたいは、2017ねんにはシュタッドラー・レールしゃのメーカーシリーズめいが"SMILE"(Schneller Mehrsystemfähiger Innovativer Leichter Expresszug[12])となったほか、スイス国鉄こくてつ一部いちぶ電気でんき機関きかんしゃ電車でんしゃれいならい、かく編成へんせいごとに機体きたいめいがつけられることとなっている。これは、ゴッタルドとうげえる路線ろせんでかつて使用しようされていた勾配こうばいよう電気でんき機関きかんしゃであるAe6/6がた称号しょうごう改正かいせいのAe610かたち)の11401-11425号機ごうきおよび11483号機ごうき[13]からスイスの26しゅう名称めいしょうおよびその紋章もんしょう引継ひきつぐほか、のこり3編成へんせいにはゴッタルド、シンプロン、チェネリの3トンネルの名称めいしょうされ、先頭せんとうしゃ側面そくめん食堂しょくどうしゃ車内しゃない機体きたいめい紋章もんしょう設置せっちされる。

ほん形式けいしき車体しゃたい台車だいしゃ機械きかい部分ぶぶん製造せいぞう最終さいしゅう組立くみたてがスイス国内こくないのシュタッドラーしゃかく工場こうじょうおこなわれるほか、主要しゅよう電気でんき機器ききをスイスの伝統でんとうてき電機でんきメーカーであったBBC[14]SAAS[15]ながれをくABB Schweiz[16]およびABB Sécheron[17]担当たんとうするなど、おおくの部品ぶひんがスイスせいであることも特徴とくちょうとなっており、車体しゃたい内装ないそう座席ざせきデザインもスイス国内こくないのデザイン事務所じむしょであるnose design experience[18]おこなわれている。このほか、ドイツのVoith Turbo[19]やBBCのながれをむオーストリアのtraktionssysteme austria[20]せい機械きかいひん電機でんきひん使用しようしている。

また、ほん形式けいしきは、車両しゃりょうおよび列車れっしゃ名称めいしょうはGiruno、形式けいしきめいはRABe501かたちであるが、編成へんせい構成こうせいする11りょう車両しゃりょう2007ねんから採用さいようされたUICUnion Internationale des Chemins de fer規格きかくによるヨーロッパ標準ひょうじゅん動力どうりょくしゃ番号ばんごう体系たいけいであるEVN[21]車両しゃりょう番号ばんごう以下いかのとおりとなっている。

  • 編成へんせい番号ばんごう(XYは01-29の編成へんせい番号ばんごう、aはチェックディジット
    • RABe 501 93 85 0 501 0XX-a CH-SBB
  • 車両しゃりょう番号ばんごう(XYは01-29の編成へんせい番号ばんごう、b-lはチェックディジット)
    • Bt1 93 85 1 501 0XY-b
    • B11 93 85 2 501 0XY-c
    • B10 93 85 3 501 0XY-d
    • B9 93 85 4 501 0XY-e
    • B8 93 85 5 501 0XY-f
    • B7 93 85 6 501 2XY-g
    • WR6 93 85 5 501 2XY-h
    • A5 93 85 4 501 2XY-i
    • A4 93 85 3 501 2XY-j
    • A3 93 85 2 501 2XY-k
    • At2 93 85 1 501 2XY-l

また、かく編成へんせい編成へんせい番号ばんごう機体きたいめい、エンブレムは以下いかとおり。

仕様しよう[編集へんしゅう]

車体しゃたい[編集へんしゅう]

  • ほん形式けいしき連接れんせつしき11車体しゃたい12だいしゃ固定こてい編成へんせい車軸しゃじく配置はいち2'Bo'Bo'2'2'2'2'Bo'Bo'2'2'2'となっており、各車かくしゃはL、K、J、H、G、F、E、D、C、B、Aの記号きごう呼称こしょうされて[22]いる。また、車体しゃたい構体は大型おおがた押出おしだしがたざい多用たようしたアルミせいダブルスキン構造こうぞうで、先頭せんとうたいわくはしはりから前方ぜんぽう衝撃しょうげき吸収きゅうしゅう構造こうぞう衝突しょうとつはり張出はりださせてクラッシャブルゾーンとして衝突しょうとつそなえている。
  • 先頭せんとうはnose design experienceのデザインによる流線型りゅうせんけいであり、高速こうそく走行そうこうおよびトンネル進入しんにゅう空気くうき整流せいりゅうのシミュレーションおよび風洞ふうどう試験しけん決定けっていしている。前面ぜんめんまどは1まい曲面きょくめんガラスで、その下部かぶ左右さゆうぜん頭部とうぶ中央ちゅうおう欧州おうしゅう灯火ともしび基準きじゅん適合てきごうするLEDしきぜんあきらとうおよび標識ひょうしきとう設置せっちされている。
  • 側面そくめんまど大型おおがた固定こていしきのもの、乗降じょうこうとびら有効ゆうこうはば900mmで電気でんき駆動くどうかたひらきしきのスライドしきプラグドアであり、とびらまど案内あんない表示ひょうじ一体いったい設置せっちしたデザインとしているほか、高速こうそくでのトンネル走行そうこうそな気密きみつせい維持いじできるものとしている。また、床下ゆかした機器きき台車だいしゃのぞきカバーでおおわれているほか、くるまはしには台車だいしゃおよび車体しゃたいあいだのダンパ設置せっちもうけられている。
  • かく車体しゃたいのうち、標準ひょうじゅんてき構造こうぞうなかあいだしゃであるB、C、D、EおよびH、I、J、K、は客室きゃくしつゆかめんのレールめんじょうたかさは940mmを基本きほんとして、くるまはし台車だいしゃ上部じょうぶは1080mm、車体しゃたい中央ちゅうおうていゆかしき乗降じょうこうデッキは880mmで、これらは各々おのおのスロープで接続せつぞくされている。また、りょう先頭せんとうのAとLは運転うんてんしつりの客室きゃくしつゆかめんだか1200mmでデッキとは2だんのステップで接続せつぞくされ、編成へんせい中央ちゅうおうりの客室きゃくしつ標準ひょうじゅんてきなかあいだしゃ同一どういつゆかめんだかとなっている。一方いっぽう移動いどう円滑えんかつ対応たいおうのF、G、Hのうち、食堂しょくどうしゃのGのゆかめんだかは1150mm均一きんいつ、その前後ぜんごのFおよびHの客室きゃくしつゆかめんたかさは950mmを基本きほんとして、くるまはし台車だいしゃ上部じょうぶはGと連結れんけつされるがわは1150mm、その反対はんたいがわは1080mm、車体しゃたい中央ちゅうおうていゆかしき乗降じょうこうデッキはドイツ対応たいおう乗降じょうこうデッキは880mm、スイス、イタリア対応たいおう乗降じょうこうデッキは682mmで、これらが各々おのおのスロープで接続せつぞくされて車椅子くるまいす利用りようしゃ介助かいじょなしでこのエリアの設備せつび利用りようできるようになっている。
  • 乗降じょうこうこう乗降じょうこうデッキからスロープでさらにたかさがげられており、A、B、C、D、E、J、K、LのものとF、Hのドイツ対応たいおう乗降じょうこうこうのレールめんじょうだかは765mm、D、Fのスイス、イタリア対応たいおう乗降じょうこうこうは567mmで、かく出入口でいりぐち下部かぶには引出しき可動かどうしきステップが設置せっちされている。また、食堂しょくどうしゃのGには片側かたがわ1箇所かしょずつの荷物にもつ搬入はんにゅうようとびら設置せっちされている。
  • 客室きゃくしつない配置はいち以下いかとお
    • 1とうしつ室内しつない座席ざせき配置はいちは、2+1の3れつ基本きほんとして、各社かくしゃ連結れんけつやHのG(食堂しょくどうしゃりの移動いどう円滑えんかつエリアなどは1+1の2れつで、集団しゅうだん見合みあしきともしくは対面たいめんしき配置はいち回転かいてんしきクロスシート となっている。シートピッチは対面たいめんしき箇所かしょは1500mm、片側かたがわきの箇所かしょは900mmとなっている。室内しつない内装ないそう座席ざせきふくめグレーけいでまとめられ、座席ざせきヘッドレストのあかと、まどわくおよだなのマットに仕上しあげたアルミ生地きじをアクセントとしたものとなっている。
    • 2とうしつ室内しつない座席ざせき配置はいちは2+2の4れつ基本きほんとして、FのG(食堂しょくどうしゃりの移動いどう円滑えんかつエリアなどは2+1の3れつ配置はいち で、集団しゅうだん見合みあしきともしくは対面たいめんしき配置はいち固定こていしきクロスシートとなっている。シートピッチはボックスしき箇所かしょは1500mm、片側かたがわきの箇所かしょは900mmとなっている。室内しつないは1とうしつのものと統一とういつせいのあるのグレーけいのもので、同様どうようまどわくおよだなのマットに仕上しあげたアルミ生地きじをアクセントとしたものとなっているが、座席ざせき濃紺のうこんしょくとなっている。
    • 食堂しょくどうしゃ室内しつないぜんがわはんしつ座席ざせき配置はいち2+1の3れつ対面たいめんしき座席ざせきけい6テーブルの配置はいちのレストランとなっており、一部いちぶ座席ざせき車椅子くるまいすでも利用りよう可能かのうとなっている。こうがわはんしつ片側かたがわ通路つうろとした調理ちょうりスペースとなっており、隣接りんせつするHのくるまはしにも冷蔵れいぞう倉庫そうこ設置せっちされている。レストランの内装ないそう客室きゃくしつのものと同様どうようとなっているが、座席ざせきくろかわりとなっているほか、座席ざせき背面はいめん調理ちょうりしつのカウンター部分ぶぶんなどが木目もくめ調ちょうとなっているほか、壁面へきめんにはスイス国旗こっき編成へんせいめい紋章もんしょう設置せっちされている。
  • また、客室きゃくしつない以下いかとおり、特別とくべつエリアや設備せつびもうけられている。
    • ビジネスエリア:1とうしつのうち、Kの乗降じょうこうデッキよりこうがわをビジネスエリアとしており、対面たいめんしき配置はいち座席ざせき大型おおがたのテーブルを用意よういしている。
    • 静粛せいしゅくエリア :1とうしつのうち、Lの乗降じょうこうデッキよりこうがわはんしつ静粛せいしゅくエリアとしており、座席ざせき配置はいち片側かたがわきの固定こていクロスシートとなっている。
    • ファミリーエリア:2とうしつのうち、Eの乗降じょうこうデッキよりぜんがわはんしつをファミリーエリアとしており、対面たいめんしき配置はいち座席ざせき大型おおがたのテーブルを用意よういしている。
    • ベビーカースペース:1とうしつのうちのJと2とうしつのうちE、D、Bの乗降じょうこうデッキとなり対面たいめんしき座席ざせき1区画くかくめんおりたたみしきとしたベビーカースペースとしており、シートピッチは通常つうじょうより若干じゃっかんひろい2000mm(E)もしくは2220mm(J、DおよびB)となっている。
    • 自転車じてんしゃスペース:2とうしつのうち、Cの乗降じょうこうデッキ横部よこべ左右さゆう自転車じてんしゃ積載せきさいスペースが設置せっちされており、けい4だいぶん自転車じてんしゃラックを用意よういしている。
    • シートピッチ拡大かくだいスペース:2とうしゃのE、D、C、B、Aの乗降じょうこうデッキ横部よこべ対面たいめんしき座席ざせき1ボックスはシートピッチを通常つうじょうより100mmひろい1950mmとしている。
  • また、トイレは移動いどう円滑えんかつエリアのFおよびGにはくるまいす対応たいおう大型おおがたのもの、B、D、Kには男性だんせいよう女性じょせいよう男女だんじょ兼用けんようのものをかく1箇所かしょ、Hには男女だんじょ兼用けんようのもの1箇所かしょ配置はいちしている。
  • かくクラス共通きょうつう装備そうびとして座席ざせきごとのテーブルとサービスようコンセント、だい3世代せだい移動いどう通信つうしんシステムおよびだい4世代せだい移動いどう通信つうしんシステム対応たいおうした移動いどうたい通信つうしんよう電波でんぱ増幅ぞうふく装置そうちインターネット接続せつぞくよう無線むせんLAN設備せつび乗降じょうこうデッキなどの手荷物てにもつ置場おきば装備そうびされるほか、客室きゃくしつ天井てんじょうおよび乗降じょうこうデッキに旅客りょかく案内あんないよう液晶えきしょうディスプレイもうけられている。
  • トンネル通過つうか気圧きあつ変動へんどう対策たいさくとして、乗降じょうこうとびら乗務じょうむいんしつとびら空調くうちょう装置そうち換気かんき装置そうちがそれぞれ気密きみつせい確保かくほできるようシール機構きこうとう装備そうびしているほか、貫通かんつうほろまど気圧きあつ変動へんどうえられる構造こうぞうとなっている。また、そと気温きおんが-10ときでも高速こうそく走行そうこうのトンネルない温度おんど最大さいだい35になると想定そうていされており、急激きゅうげき温度おんど変化へんかにも対応たいおうできるよう設計せっけいされている。
  • 運転うんてんしつ中央ちゅうおう運転うんてんせきのデスクタイプ運転うんてんだいで、よこじくしきワンハンドルのマスターコントローラーのほか、半円はんえんがた計器けいきばんかく計器けいきるいにははりしき圧力あつりょくけいのほか、正面しょうめんETCS[23]およびGSM-R[24]からなるERTMS[25]対応たいおうした統合とうごう表示ひょうじ装置そうち車両しゃりょう情報じょうほう装置そうちよう液晶えきしょうディスプレイけい2めん無線むせん装置そうちなど設置せっちされている。また、運転うんてんしつ背面はいめんには機器ききしつもうけられている。
  • 連結れんけつVoith Turbo[19]せいのTyp 10で、これは車体しゃたい取付とりつけしきで2ほん空気くうきかん同時どうじ接続せつぞくできるもので、上部じょうぶ電気でんき連結れんけつ併設へいせつしているほか、衝突しょうとつ衝撃しょうげき吸収きゅうしゅう機能きのう緩衝かんしょう装備そうびしている。また、GRPせい車体しゃたい先頭せんとうるい設置せっちよりまえ部分ぶぶん開閉かいへいしき連結れんけつカバーとなっており、この連結れんけつカバーおよびその開閉かいへい機構きこうおなじくVoith Turboせいとなっている。

走行そうこう機器きき[編集へんしゅう]

  • 制御せいぎょ方式ほうしきしゅ変換へんかん装置そうちIGBT使用しようしたコンバータ・インバータしきのABBせいBORDLINE CC1500 MS_15-25-3kV_U_1600をDM1、M3、M6、DM8の床下ゆかしたかく1だい 搭載とうさいし、1だいしゅ変換へんかん装置そうちで2だい×1ぐんしゅ電動でんどう駆動くどうするもので、しゅ電動でんどうようの0... 2500 VAC / 1.5 MWの出力しゅつりょくのほか、発電はつでんブレーキようのDC-DCコンバータ、補助ほじょ電源でんげんようとして出力しゅつりょくさんそう440V-200kVAのインバータを内蔵ないぞうしているほか、しゅ回路かいろのIGBT素子そし冷却れいきゃくにはグリコール水溶液すいようえき使用しようしている。ていゆか軽量けいりょうのため、装置そうちながさ5500×はば2144×たかさ400mm、重量じゅうりょうやく2000kgと、とくぜんこうおさえた小型こがた軽量けいりょうのものとなっていることが特徴とくちょうである。なお、しゅ変圧へんあつABB Sécheron[26]せい小型こがたのアルミ筐体きょうたいのLOT 3000を2だい搭載とうさいしているほか、直流ちょくりゅう電源でんげん供給きょうきゅうようとして、ABBせいBORDLINE BCシリーズのコンバータを3だい搭載とうさいしている。これは、しゅ回路かいろ炭化たんかケイ素けいそ素子そし使用しようしたもので、直流ちょくりゅう24V-6.4kW、36V-10kW、110V-10 kWの出力しゅつりょくで、ながさ400×はば222×たかさ132 mm、重量じゅうりょう10kgの小型こがたのものとなっている。
  • しゅ電動でんどう連続れんぞくていかく出力しゅつりょく600kW(於128km/h)、力行りっこう最大さいだい出力しゅつりょく750kW、ブレーキ最大さいだい出力しゅつりょく900kWのかごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどうかく台車だいしゃの2だいずつ、けい8だい搭載とうさいし、架線かせん電圧でんあつAC15kV 16.7HzへるつおよびAC25kV 50Hzへるつにはていかく出力しゅつりょく6000kW、連続れんぞくていかく出力しゅつりょく4720kW、電流でんりゅう容量ようりょう関係かんけい出力しゅつりょく制限せいげんされる 架線かせん電圧でんあつDC3000kVには、ていかく出力しゅつりょく4800kW、連続れんぞくていかく出力しゅつりょく3920kWとなり、いずれの場合ばあい最大さいだい牽引けんいんりょく300kN、起動きどう加速度かそくど0.6m/s2最高さいこう速度そくど250km/hの性能せいのう発揮はっきする。
  • 台車だいしゃはSLMのながれをくシュタッドラー・レールのヴィンタートゥール工場こうじょうせい高速こうそく鉄道てつどう連接れんせつ台車だいしゃ採用さいようしている。この台車だいしゃ車輪しゃりんみち920mm、固定こていじく距2750mm/2700mm (どう台車だいしゃおよび編成へんせいちゅうあいだしたがえ台車だいしゃ/編成へんせいりょうはししたがえ台車だいしゃ)のボルスタレスしき台車だいしゃで、まくらばねは空気くうきばねでヨーダンパとたてダンパを併設へいせつじくばねはコイルばねでたてダンパ併設へいせつじくばこ支持しじ方式ほうしきじくはりしきとなっているほか、台車だいしゃ横部よこべ車体しゃたいあいだダンパを設置せっちしている。また、基礎きそブレーキ装置そうちディスクブレーキで、車輪しゃりんにブレーキディスクをんだキャリパーブレーキ方式ほうしきであり、したがえ台車だいしゃには永久えいきゅう磁石じしゃくもちいたうず電流でんりゅうレールブレーキ設置せっちしている。
  • しゅうでん装置そうちはシングルアームしきのものがけい4搭載とうさいされており、スイス国内こくないようおよびイタリア国内こくないAC25kVようのものはふねたいはば1450mmのもの、ドイツ、オーストリア国内こくないおよびイタリア国内こくないDC3000Vようのものはふねたいはば1950mmのものとなっているが、すべてのしゅうでん装置そうち母線ぼせんによって接続せつぞくされて電気でんき回路かいろてきには同一どういつのものとなっている。
  • ブレーキ装置そうち電気でんきブレーキとしてしゅ変換へんかん装置そうちによる回生かいせいブレーキ発電はつでんブレーキ機能きのうゆうするほか、空気くうきブレーキうず電流でんりゅうレールブレーキを装備そうびしている。
  • 保安ほあん装置そうちとして、欧州おうしゅう標準ひょうじゅん信号しんごうシステムのETCSおよび、スイスこく内用ないよう信号しんごうシステムのIntegra-Signum、ZUB 262とイタリアこく内用ないよう信号しんごうシステムのSCMT[27]、ドイツおよびオーストリアこく内用ないよう信号しんごうシステムのPZB/LZBを搭載とうさいしている。

主要しゅようしょもと[編集へんしゅう]

RABe 501がた主要しゅようしょもと
項目こうもく 形式けいしき RABe501
種別しゅべつ At A A A WR B B B B B Bt
車種しゃしゅ L K J H G F E D C B A
軌間きかん 1435mm
電化でんか方式ほうしき AC15kV 16 2/3Hzへるつ、AC25V 50Hzへるつ、DC3000V
車軸しゃじく配置はいち 2'Bo'Bo'2'2'2'2'Bo'Bo'2'2'2' (11りょう編成へんせい
編成へんせいちょう 202000mm
全長ぜんちょう[註 1] 22250mm 17500mm 22250mm
車体しゃたいはば 2900mm
ぜんこう 4255mm
車体しゃたいだか 4130mm
ゆかめんだか
(上段じょうだん客室きゃくしつ中段ちゅうだん:デッキ、下段げだんくるまはし)
940/1200mm
880mm
1080mm
940mm
880mm
1080mm
950mm
682/880mm
1080/1150mm
1150mm
-
-
950mm
682/880mm
1080/1150mm
940mm
880mm
1080mm
940/1200mm
880mm
1080mm
じく どう台車だいしゃ2750mm、したがえ台車だいしゃ2750mm、編成へんせいはししたがえ台車だいしゃ2700mm
台車だいしゃ中心ちゅうしんあいだ距離きょり 16700mm 17500mm 16700mm
車輪しゃりんみち 動輪どうりん920mm、したがえ920mmみりめーとる[註 2]
自重じちょう 編成へんせい:388.3t
定員ていいん 編成へんせい 422めい(1とう117めい、2とう288めい、レストラン17めい + 車椅子くるまいす5めい
1とう 34めい 31めい 37めい[註 3] 15めい -
2とう - 32めい 60めい 40めい 54めい 48めい[註 4] 54めい
レストラン - 17めい -
車椅子くるまいす - 2めい 1めい 2めい -
しゅ変圧へんあつ LOT 3000×2だい
しゅ制御せいぎょ装置そうち BORDLINE CC1500 MS_15-25-3kV_U_1600 VVVFインバータ制御せいぎょ装置そうち×4だい
しゅ電動でんどう TMF50-33-4かごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどうていかく出力しゅつりょく600kW×8だい[註 5]
AC15/25kV ていかく出力しゅつりょく 6000kW
連続れんぞくていかく出力しゅつりょく 4720kW
DC3000V ていかく出力しゅつりょく 4800kW
連続れんぞくていかく出力しゅつりょく 3920kW
最大さいだい牽引けんいんりょく 300kN(AC15/25kV、DC3000V)
起動きどう加速度かそくど 0.6m/s2
最高さいこう速度そくど 250km/h
ブレーキ装置そうち 空気くうきブレーキ、ばねブレーキ、発電はつでんブレーキ、回生かいせいブレーキ、うず電流でんりゅうレールブレーキ
信号しんごう保安ほあん装置そうち スイス:Integra-Signum、ZUB 262、イタリア:RS4-Codici、SCMT、ドイツ/オーストリア:PZB/LZB、欧州おうしゅう共通きょうつう:ETCS/ERTMS
装備そうび一覧いちらん 運転うんてんしつ × × × × × × × × ×
乗務じょうむいん事務じむしつ × × × × × × × × × ×
厨房ちゅうぼう × × × × × × × × × ×
食品しょくひん × × × × × × × × × ×
乗降じょうこうとびら 1 1 1 2 × 2 1 1 1 1 1
しゅ制御せいぎょ装置そうち × × × × × × ×
しゅうでん装置そうち × × × 1 × 1 × 1 × 1 ×
静粛せいしゅくエリア × × × × × × × × × ×
ビジネスエリア × × × × × × × × × ×
ファミリーエリア × × × × × × × × × ×
手荷物てにもつ置場おきば ×
自転車じてんしゃ置場おきば × × × × × × × × × ×
ベビーカー置場おきば × × × × × × × × ×
トイレ × 男性だんせい×1
女性じょせい×1
男女だんじょ×1
× 車椅子くるまいす×1
男女だんじょ×1
× 車椅子くるまいす×1 × 男性だんせい×1
女性じょせい×1
男女だんじょ×1
× 男性だんせい×1
女性じょせい×1
男女だんじょ×1
×
  1. ^ 車両しゃりょうあいだ510mm×10
  2. ^ いずれも新品しんぴん摩耗まもう840mm
  3. ^ うち4せきおりたたみせき
  4. ^ うち4せきおりたたみせき
  5. ^ 於128km/h、このほか重量じゅうりょう710kg、力行りっこう最大さいだい出力しゅつりょく750kW、ブレーキ最大さいだい出力しゅつりょく900kW

運行うんこう[編集へんしゅう]

  • RABe501かたちはシュタッドラーしゃのスイス国内こくない工場こうじょうてがおこなわれている。2016ねん9がつイノトランス製造せいぞうちゅうだい1編成へんせいだい2編成へんせいから6りょう編成へんせいんで出品しゅっぴんされ、その2017ねん3月18にちにはだい1編成へんせいがシュタッドラー・レールのブスナング工場こうじょうでロールアウトして式典しきてんおこなわれ、4がつ28にちには試運転しうんてんはじまり、7がつ12にちだい2編成へんせいがロールアウトしている。また、同年どうねん7がつ2にちからはゴッタルドベーストンネルでの試運転しうんてん開始かいしされ、そのチェコ国内こくない高速こうそく試験しけんせんやオーストリアのウィーンにあるRail Tec Arsenal[28]での試験しけんおこない、スイス、イタリア、ドイツ、オーストリア各国かっこくでの運行うんこう認可にんかプロセスを開始かいしすることとなっている。当初とうしょ予定よていされていた試運転しうんてんスケジュールは以下いかとおりであった。
    • 2018ねん1がつまでに6編成へんせい製造せいぞう
    • 2017ねん7がつからスイス国内こくないでの試運転しうんてん実施じっし、2018ねんだい1四半期しはんきごろまでの予定よてい
    • 2017ねん10がつからドイツおよびオーストリア国内こくないでの試運転しうんてん実施じっし、2018ねんだい2四半期しはんきごろまでの予定よてい
    • 2018ねん2がつからイタリア国内こくないでの試運転しうんてん実施じっし同年どうねんだい3四半期しはんきごろまでの予定よてい
    • 2018ねん8がつ以降いこう運行うんこう承認しょうにん手続てつづき、2019ねんだい1四半期しはんきごろまでの予定よてい
    • 2019ねん12がつごろまでに29編成へんせい製造せいぞう予定よてい
  • 定期ていき運用うんようまでのスケジュールは以下いかとお
    • 2019ねんだい1-2四半期しはんき試験しけんてき運用うんよう開始かいし
    • 2019ねんだい2四半期しはんき以降いこうたん編成へんせいもしくはじゅうれん運転うんてんでの運用うんよう
    • 2019ねん12月ダイヤ改正かいせいより定期ていき運用うんよう開始かいし
  • ほん形式けいしきはフランクフルト - バーゼル - ミラノもしくはチューリッヒ - ミラノあいだのユーロシティで単行たんこうもしくはじゅうれん運行うんこうされ、現在げんざい使用しようされているETR610およびRABe503かたち線区せんく転用てんようされる計画けいかくとなっている。
  • 2017ねん7がつ24にちにRABe501 001号機ごうき使用しようしてチェコ国内こくない高速こうそく試験しけんせんで200km/hの走行そうこう試験しけんおこなわれたほか、この試験しけんせん電源でんげん切替きりかえ試験しけんなども実施じっしされているほか、ドイツ国内こくないとオーストリア国内こくないでそれぞれ3編成へんせいずつが試運転しうんてん実施じっししている。その2018ねん2がつ21にちにはドイツ国内こくないでRABe501 002号機ごうきを、4がつ1にちにはゴッタルドベーストンネルないでRABe501 004号機ごうき使用しようして250km/hの営業えいぎょう運行うんこう必要ひつようとなる250km/h+10%の275km/hでの走行そうこう試験しけん実施じっししている。また、2018ねん10月30にちにはスイス国旗こっきとイタリア国旗こっきをデザインした塗装とそう変更へんこうされたRABe501 004号機ごうきがイタリアに回送かいそうされてどう国内こくないでの試運転しうんてん開始かいししている。
  • ほん形式けいしき試験しけんはほぼ計画けいかくどおりしており、2019ねん4がつ4にちには連邦れんぽう運輸省うんゆしょう交通こうつうきょく[29]より、単独たんどく編成へんせい最高さいこう速度そくど200km/hでの運行うんこう許可きょか発行はっこうされ、同年どうねん5月8にちのチューリッヒ - エルストフェルトあいだインターレギオ運行うんこうから営業えいぎょう運転うんてん開始かいしし、5月13にちからはチューリッヒ - バーゼルのインターレギオでの運行うんこうにも使用しようされている。その同年どうねん12がつからはゴッタルドベーストンネルを通過つうかしてキアッソもしくはアイロロまで、2020ねんはるにはミラノまでの運行うんこう開始かいしされる予定よていとなっている。
  • 2019ねんほん形式けいしき導入どうにゅうと2020ねんのチェネリベーストンネルの開業かいぎょうによりさらにスピードアップがなされることになっており、計画けいかくではチューリッヒ - ミラノあいだがゴッタルドベーストンネル開業かいぎょうまえの4あいだ3ふん現状げんじょうの3あいだ30ふんから3あいだ短縮たんしゅくされることになっており、同時どうじほん形式けいしきがチューリッヒ - ルガーノあいだのインターシティの運行うんこうでも使用しようされる計画けいかくとなっている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Schweizerische Bundesbahnen(SBB)
  2. ^ Beschaffung Neue internationale Züge
  3. ^ Alstom Transport S.A
  4. ^ Stadler Rail AG, Bussnang
  5. ^ 2010ねん発注はっちゅうされ2013ー19ねんに59編成へんせい導入どうにゅうされる予定よていであった同社どうしゃのTwindexxシリーズであるが、身体しんたい障害しょうがいしゃ対応たいおう不備ふび車両しゃりょう承認しょうにんプロセスの遅延ちえんにより、2019ねん時点じてんでも1年間ねんかん限定げんていかり運行うんこう許可きょかているのみで、とびら運行うんこうシステムのトラブルが続出ぞくしゅつしており、本格ほんかく運行うんこう開始かいし目処めどっていない
  6. ^ Flinker Leichter Innovativer Regional-Triebzug:軽量けいりょう高速こうそく革新かくしんてき近郊きんこうよう電車でんしゃ
  7. ^ komfortabler innovativer spurtstarker S-Bahn-Zug
  8. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょうかんしては、2013ねんでは欧州おうしゅうだい3(ボンバルディア5750おくえん、アルストム4100おくえん、シュタッドラー2700おくえん、シーメンス2650おくえん)、世界せかいではだい6となっている(国土こくど交通省こうつうしょう鉄道てつどうきょく、「日本にっぽん鉄道てつどう技術ぎじゅつ海外かいがい展開てんかい」、平成へいせい27ねん)、なお、同社どうしゃ鉄道てつどう車両しゃりょう専業せんぎょうであり、電力でんりょく部門ぶもん信号しんごう部門ぶもんはない
  9. ^ 最高さいこう速度そくど250キロ以下いか
  10. ^ Technical specifications for interoperability
  11. ^ Schweizerische Südostbahn AG(SOB)
  12. ^ 高速こうそく、マルチシステム対応たいおう革新かくしんてき軽量けいりょう急行きゅうこう列車れっしゃ意味いみ
  13. ^ Ae6/6かたち製造せいぞう当初とうしょのスイスは25しゅうであり、初号しょごうである11401号機ごうきから順次じゅんじ各州かくしゅう名称めいしょう付与ふよされ、1979ねんベルンしゅうからジュラしゅう分離ぶんりしたさいに11483号機ごうきに"Jura"の名称めいしょう付与ふよされ、それまで同機どうき付与ふよされていた"Porrentruy"はRe4/4 11239号機ごうきがれている
  14. ^ Brown, Boveri& Cie, Baden
  15. ^ SA des Ateliers de Sechéron, Genève
  16. ^ ABB Schweiz AG, Baden、ABBグループにおけるスイス国内こくない会社かいしゃひと
  17. ^ ABB Sécheron SA, Geneva、おなじくABBグループにおけるスイス国内こくない会社かいしゃひと
  18. ^ NOSE AG, Zurich
  19. ^ a b Voith Turbo GmbH & Co. KG,Heidenheim
  20. ^ traktionssysteme austria GmbH, Wiener Neudorf
  21. ^ European Vehicle Number
  22. ^ スイスの鉄道てつどう車両しゃりょう形式けいしきとうでは左側ひだりがわこうがわ右側みぎがわぜんがわとしている
  23. ^ European Train Control System
  24. ^ Global System for Mobile communications - Railway
  25. ^ European Rail Traffic Management System
  26. ^ ABB Sécheron SA, Geneva、ABBグループにおけるスイス国内こくない会社かいしゃひと
  27. ^ Sistema di Controllo della Marcia del Treno
  28. ^ RTA Rail Tec Arsenal Fahrzeugversuchsanlage GmbH , Vienna
  29. ^ Bundesamt für Verkehr

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 『SBB vergeben Auftrag für BeNe-Züge an Stadler』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (6/2014)」
  • 『Giruno-Marquette vorgestellt』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (8-9/2015)」
  • 『Die Innotrans 2016 in Berlin』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (11/2016)」
  • 『Erster RABe501 "Giruno" für die SBB vorgestellt』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (7/2017)」

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]