スイス国鉄 RABe501形 電車
スイス
概要 [編集 ]
2015
本 形式 の主 な設計 要件 は以下 の通 り- ユーロシティの
運用 でスイス、ドイツ、オーストリア、イタリアに取 り入 れ可能 。 - 29
編成 を2019年 から運行 開始 。 軸 重 を最大 18tとし、機器 を分散 配置 としてなるべく均等 とする。編成 定員 を405名 とし、車内 は列車 の全長 にわたり客室 とする。高 さ550mmと760mmのそれぞれの高 さのホームから車椅子 で乗降 可能 とする。- 12か
所 の乗降 口 を編成 に均等 に配置 する。
- ユーロシティの
- その
他 の設計 要件 は以下 の通 り- オープンデザインの
客室 デザインとする。 - トンネル
進入 時 の気圧 変動 に対応 した乗降 扉 と空調 装置 を装備 する。 車椅子 に対応 したトイレおよび食堂 車 とする。室内 に自転車 および多 用途 荷物 置場 を設置 する。人間 工学 に基 づいた運転 台 とする。空気 ばね式台 車 を装備 する。- EN
規格 に基 づく衝突 安全 性能 とする。 長距離 列車 向 けの客室 設備 とする。自動 連結 器 を装備 し、単独 編成 もしくは重 連 での運転 が可能 とする。
- オープンデザインの
ロマンシュ
また、
編成 番号 (XYは01-29の編成 番号 、aはチェックディジット)- RABe 501 93 85 0 501 0XX-a CH-SBB
車両 番号 (XYは01-29の編成 番号 、b-lはチェックディジット)- Bt1 93 85 1 501 0XY-b
- B11 93 85 2 501 0XY-c
- B10 93 85 3 501 0XY-d
- B9 93 85 4 501 0XY-e
- B8 93 85 5 501 0XY-f
- B7 93 85 6 501 2XY-g
- WR6 93 85 5 501 2XY-h
- A5 93 85 4 501 2XY-i
- A4 93 85 3 501 2XY-j
- A3 93 85 2 501 2XY-k
- At2 93 85 1 501 2XY-l
また、
-
RABe501 001
Kanton Tessin -
RABe501 002
Kanton Uri -
RABe501 003
Kanton Schwyz -
RABe501 004
Kanton Luzern -
RABe501 005
Kanton Nidwalden -
RABe501 006
Kanton Obwalden -
RABe501 007
Kanton Aargau -
RABe501 008
Kanton Solothurn -
RABe501 009
Kanton Basel-Landschaft -
RABe501 010
Kanton Basel-Stadt -
RABe501 012
Kanton Zürich -
RABe501 013
Kanton Schaffhausen -
RABe501 014
Kanton Bern -
RABe501 015
Kanton Thurgau -
RABe501 016
Kanton Glarus -
RABe501 017
Kanton Freiburg -
RABe501 018
Kanton St. Gallen -
RABe501 019
Kanton Appenzell Innerrhoden -
RABe501 020
Kanton Appenzell Ausserrhoden -
RABe501 021
Kanton Graubünden -
RABe501 022
Kanton Waadt -
RABe501 023
Kanton Wallis -
RABe501 024
Kanton Neuenburg -
RABe501 025
Kanton Genf -
RABe501 026
Kanton Jura -
RABe501 027
Gotthard-Basistunnel -
RABe501 028
Simplontunnel -
RABe501 029
Ceneri-Basistunnel
仕様 [編集 ]
車体 [編集 ]
本 形式 は連接 式 11車体 12台 車 の固定 編成 で車軸 配置 2'Bo'Bo'2'2'2'2'Bo'Bo'2'2'2'となっており、各車 はL、K、J、H、G、F、E、D、C、B、Aの記号 で呼称 されて[22]いる。また、車体 構体は大型 押出 型 材 を多用 したアルミ製 ダブルスキン構造 で、先頭 部 は台 枠 端 梁 から前方 に衝撃 吸収 構造 の衝突 梁 を張出 させてクラッシャブルゾーンとして衝突 時 に備 えている。先頭 部 はnose design experienceのデザインによる流線型 であり、高速 走行 時 およびトンネル進入 時 の空気 整流 のシミュレーションおよび風洞 試験 を経 て決定 している。前面 窓 は1枚 曲面 ガラスで、その下部 左右 と前 頭部 中央 に欧州 の灯火 基準 に適合 するLED式 の前 照 灯 および標識 灯 が設置 されている。側面 窓 は大型 の固定 式 のもの、乗降 扉 は有効 幅 900mmで電気 駆動 、片 開 式 のスライド式 プラグドアであり、扉 窓 と案内 表示 器 を一体 に設置 したデザインとしているほか、高速 でのトンネル走行 に備 え気密 性 を維持 できるものとしている。また、床下 機器 は台車 部 を除 きカバーで覆 われているほか、車 端 部 には台車 および車体 間 のダンパ設置 部 が設 けられている。各 車体 のうち、標準 的 な構造 の中 間 車 であるB、C、D、EおよびH、I、J、K、は客室 床 面 のレール面 上 高 さは940mmを基本 として、車 端 部 の台車 上部 は1080mm、車体 中央 部 の低 床 式 の乗降 デッキは880mmで、これらは各々 スロープで接続 されている。また、両 先頭 のAとLは運転 室 寄 りの客室 が床 面 高 1200mmでデッキとは2段 のステップで接続 され、編成 中央 寄 りの客室 は標準 的 な中 間 車 と同一 の床 面 高 となっている。一方 、移動 円滑 化 対応 のF、G、Hのうち、食堂 車 のGの床 面 高 は1150mm均一 、その前後 のFおよびHの客室 の床 面 高 さは950mmを基本 として、車 端 部 の台車 上部 はGと連結 される側 は1150mm、その反対 側 は1080mm、車体 中央 部 の低 床 式 の乗降 デッキはドイツ対応 乗降 デッキ部 は880mm、スイス、イタリア対応 乗降 デッキ部 は682mmで、これらが各々 スロープで接続 されて車椅子 利用 者 が介助 なしでこのエリアの設備 を利用 できるようになっている。乗降 口 は乗降 デッキ部 からスロープでさらに高 さが下 げられており、A、B、C、D、E、J、K、LのものとF、Hのドイツ対応 乗降 口 のレール面 上 高 は765mm、D、Fのスイス、イタリア対応 乗降 口 は567mmで、各 出入口 の下部 には引出式 の可動 式 ステップが設置 されている。また、食堂 車 のGには片側 1箇所 ずつの荷物 搬入 用 扉 が設置 されている。客室 内 配置 は以下 の通 り- 1
等 室 :室内 の座席 配置 は、2+1の3列 を基本 として、各社 の連結 部 やHのG(食堂 車 )寄 りの移動 円滑 化 エリアなどは1+1の2列 で、集団 見合 い式 ともしくは対面 式 配置 の回転 式 クロスシート となっている。シートピッチは対面 式 の箇所 は1500mm、片側 向 きの箇所 は900mmとなっている。室内 は内装 、座席 含 めグレー系 でまとめられ、座席 ヘッドレストの赤 と、窓 枠 及 び荷 棚 のマットに仕上 げたアルミ生地 をアクセントとしたものとなっている。 - 2
等 室 :室内 の座席 配置 は2+2の4列 を基本 として、FのG(食堂 車 )寄 りの移動 円滑 化 エリアなどは2+1の3列 の配置 で、集団 見合 い式 ともしくは対面 式 配置 の固定 式 クロスシートとなっている。シートピッチはボックス式 の箇所 は1500mm、片側 向 きの箇所 は900mmとなっている。室内 は1等 室 のものと統一 性 のあるのグレー系 のもので、同様 に窓 枠 及 び荷 棚 のマットに仕上 げたアルミ生地 をアクセントとしたものとなっているが、座席 が濃紺 色 となっている。 食堂 車 :室内 は前 位 側 半 室 が座席 配置 2+1の3列 で対面 式 の座席 が計 6テーブルの配置 のレストランとなっており、一部 座席 は車椅子 でも利用 可能 となっている。後 位 側 半 室 は片側 を通路 とした調理 スペースとなっており、隣接 するHの車 端 部 にも冷蔵 倉庫 が設置 されている。レストランの内装 は客室 のものと同様 となっているが、座席 が黒 の皮 貼 りとなっているほか、座席 背面 や調理 室 のカウンター部分 などが木目 調 となっているほか、壁面 にはスイス国旗 と編成 名 の紋章 が設置 されている。
- 1
- また、
客室 内 は以下 の通 り、特別 エリアや設備 が設 けられている。- ビジネスエリア:1
等 室 のうち、Kの乗降 デッキより後 位 側 をビジネスエリアとしており、対面 式 配置 の座席 と大型 のテーブルを用意 している。 静粛 エリア :1等 室 のうち、Lの乗降 デッキより後 位 側 の半 室 を静粛 エリアとしており、座席 配置 は片側 向 きの固定 クロスシートとなっている。- ファミリーエリア:2
等 室 のうち、Eの乗降 デッキより前 位 側 の半 室 をファミリーエリアとしており、対面 式 配置 の座席 と大型 のテーブルを用意 している。 - ベビーカースペース:1
等 室 のうちのJと2等 室 のうちE、D、Bの乗降 デッキ隣 の対面 式 座席 1区画 を座 面 折 畳 式 としたベビーカースペースとしており、シートピッチは通常 より若干 広 い2000mm(E)もしくは2220mm(J、DおよびB)となっている。 自転車 スペース:2等 室 のうち、Cの乗降 デッキ横部 左右 に自転車 積載 スペースが設置 されており、計 4台 分 の自転車 ラックを用意 している。- シートピッチ
拡大 スペース:2等 車 のE、D、C、B、Aの乗降 デッキ横部 の対面 式 座席 1ボックスはシートピッチを通常 より100mm広 い1950mmとしている。
- ビジネスエリア:1
- また、トイレは
移動 円滑 化 エリアのFおよびGには車 いす対応 の大型 のもの、B、D、Kには男性 用 、女性 用 、男女 兼用 のものを各 1箇所 、Hには男女 兼用 のもの1箇所 を配置 している。 各 クラス共通 の装備 として座席 ごとのテーブルとサービス用 コンセント、第 3世代 移動 通信 システムおよび第 4世代 移動 通信 システムに対応 した移動 体 通信 用 電波 増幅 装置 、インターネット接続 用 の無線 LAN設備 、乗降 デッキ部 などの手荷物 置場 が装備 されるほか、客室 天井 および乗降 デッキに旅客 案内 用 の液晶 ディスプレイが設 けられている。- トンネル
通過 時 の気圧 変動 対策 として、乗降 扉 、乗務 員 室 扉 、空調 装置 、換気 装置 がそれぞれ気密 性 を確保 できるようシール機構 等 を装備 しているほか、貫通 幌 や窓 は気圧 変動 に耐 えられる構造 となっている。また、外 気温 が-10度 の時 でも高速 走行 時 のトンネル内 温度 は最大 35度 になると想定 されており、急激 な温度 変化 にも対応 できるよう設計 されている。 運転 室 は中央 運転 席 のデスクタイプ運転 台 で、横 軸 式 ワンハンドルのマスターコントローラーのほか、半円 形 の計器 盤 の各 計器 類 には針 式 の圧力 計 のほか、正面 にETCS[23]およびGSM-R[24]からなるERTMS[25]に対応 した統合 表示 装置 や車両 情報 装置 用 の液晶 ディスプレイ計 2面 や無線 装置 など設置 されている。また、運転 室 背面 には機器 室 が設 けられている。連結 器 はVoith Turbo[19]製 のTyp 10で、これは車体 取付 式 で2本 の空気 管 を同時 に接続 できるもので、上部 に電気 連結 器 を併設 しているほか、衝突 時 の衝撃 吸収 機能 を持 つ緩衝 器 を装備 している。また、GRP製 の車体 先頭 の灯 具 類 設置 部 より前 の部分 は開閉 式 の連結 器 カバーとなっており、この連結 器 カバー及 びその開閉 機構 も同 じくVoith Turbo製 となっている。
-
RABe501
形 の特徴 であるスイス/イタリアおよびドイツの異 なるホーム高 に対応 した出入口 を備 えるF -
Fの
高 さの異 なる出入口 、手前 がスイス/イタリア用 の高 さ567mm、奥 がドイツ/オーストリア用 の高 さ765mm -
車 いす対応 の食堂 車 であるG -
車体 ほぼ中央 に設置 された運転 台 -
1
等 室 室内 -
2
等 室 室内 -
2
等 室 のうち、大型 のテーブルと子供 向 け室内 装飾 を装備 するファミリーエリア -
食堂 車 室内 -
食堂 車 調理 室 横 のカウンター -
トイレ
部 -
各 客室 内 に設置 された手荷物 置場 -
Cの
車内 に設置 された自転車 置場 -
デッキに
設置 された運行 情報 表示 器 -
乗降 扉 に設置 された運行 情報 表示 器
走行 機器 [編集 ]
制御 方式 は主 変換 装置 にIGBTを使用 したコンバータ・インバータ式 のABB製 BORDLINE CC1500 MS_15-25-3kV_U_1600をDM1、M3、M6、DM8の床下 に各 1台 搭載 し、1台 の主 変換 装置 で2台 ×1群 の主 電動 機 を駆動 するもので、主 電動 機 用 の0... 2500 VAC / 1.5 MWの出力 のほか、発電 ブレーキ用 のDC-DCコンバータ、補助 電源 用 として出力 三 相 440V-200kVAのインバータを内蔵 しているほか、主 回路 のIGBT素子 の冷却 にはグリコール水溶液 を使用 している。低 床 化 と軽量 化 のため、装置 は長 さ5500×幅 2144×高 さ400mm、重量 約 2000kgと、特 に全 高 を抑 えた小型 軽量 のものとなっていることが特徴 である。なお、主 変圧 器 はABB Sécheron[26]製 の小型 のアルミ筐体 のLOT 3000を2台 搭載 しているほか、直流 電源 供給 用 として、ABB製 BORDLINE BCシリーズのコンバータを3台 搭載 している。これは、主 回路 に炭化 ケイ素 素子 を使用 したもので、直流 24V-6.4kW、36V-10kW、110V-10 kWの出力 で、長 さ400×幅 222×高 さ132 mm、重量 10kgの小型 のものとなっている。主 電動 機 は連続 定 格 出力 600kW(於128km/h)、力行 時 最大 出力 750kW、ブレーキ時 最大 出力 900kWのかご形 三 相 誘導 電動 機 を各 台車 の2台 ずつ、計 8台 搭載 し、架線 電圧 AC15kV 16.7Hz およびAC25kV 50Hz 時 には定 格 出力 6000kW、連続 定 格 出力 4720kW、電流 容量 の関係 で出力 が制限 される架線 電圧 DC3000kV時 には、定 格 出力 4800kW、連続 定 格 出力 3920kWとなり、いずれの場合 も最大 牽引 力 300kN、起動 時 加速度 0.6m/s2、最高 速度 250km/hの性能 を発揮 する。台車 はSLMの流 れを引 くシュタッドラー・レールのヴィンタートゥール工場 製 の高速 鉄道 向 け連接 台車 を採用 している。この台車 は車輪 径 920mm、固定 軸 距2750mm/2700mm (動 台車 および編成 中 間 の従 台車 /編成 両 端 の従 台車 )のボルスタレス式 台車 で、枕 ばねは空気 ばねでヨーダンパと縦 ダンパを併設 、軸 ばねはコイルばねで縦 ダンパ併設 、軸 箱 支持 方式 は軸 梁 式 となっているほか、台車 横部 に車体 間 ダンパを設置 している。また、基礎 ブレーキ装置 はディスクブレーキで、車輪 にブレーキディスクを組 み込 んだキャリパーブレーキ方式 であり、従 台車 には永久 磁石 を用 いた渦 電流 レールブレーキを設置 している。集 電 装置 はシングルアーム式 のものが計 4基 搭載 されており、スイス国内 用 およびイタリア国内 AC25kV用 のものは舟 体 幅 1450mmのもの、ドイツ、オーストリア国内 およびイタリア国内 DC3000V用 のものは舟 体 幅 1950mmのものとなっているが、全 ての集 電 装置 が母線 によって接続 されて電気 回路 的 には同一 のものとなっている。- ブレーキ
装置 は電気 ブレーキとして主 変換 装置 による回生 ブレーキと発電 ブレーキの機能 を有 するほか、空気 ブレーキと渦 電流 レールブレーキを装備 している。 保安 装置 として、欧州 標準 の信号 システムのETCSおよび、スイス国 内用 信号 システムのIntegra-Signum、ZUB 262とイタリア国 内用 信号 システムのSCMT[27]、ドイツおよびオーストリア国 内用 信号 システムのPZB/LZBを搭載 している。
-
連接 部 の従 台車 -
連接 部 に設置 されたオイルダンパおよび積層 ゴムブロック -
連接 台車 のボルスタ
主要 諸 元 [編集 ]
RABe501 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
At | A | A | A | WR | B | B | B | B | B | Bt | ||
L | K | J | H | G | F | E | D | C | B | A | ||
1435mm | ||||||||||||
AC15kV 16 2/3 | ||||||||||||
2'Bo'Bo'2'2'2'2'Bo'Bo'2'2'2' (11 | ||||||||||||
202000mm | ||||||||||||
22250mm | 17500mm | 22250mm | ||||||||||
2900mm | ||||||||||||
4255mm | ||||||||||||
4130mm | ||||||||||||
( |
940/1200mm 880mm 1080mm |
940mm 880mm 1080mm |
950mm 682/880mm 1080/1150mm |
1150mm - - |
950mm 682/880mm 1080/1150mm |
940mm 880mm 1080mm |
940/1200mm 880mm 1080mm | |||||
16700mm | 17500mm | 16700mm | ||||||||||
422 | ||||||||||||
1 |
34 |
31 |
37 |
15 |
- | |||||||
2 |
- | 32 |
60 |
40 |
54 |
48 |
54 | |||||
レストラン | - | 17 |
- | |||||||||
- | 2 |
1 |
2 |
- | ||||||||
LOT 3000×2 | ||||||||||||
BORDLINE CC1500 MS_15-25-3kV_U_1600 VVVFインバータ | ||||||||||||
TMF50-33-4かご | ||||||||||||
AC15/25kV | 6000kW | |||||||||||
4720kW | ||||||||||||
DC3000V | 4800kW | |||||||||||
3920kW | ||||||||||||
300kN(AC15/25kV、DC3000V) | ||||||||||||
0.6m/s2 | ||||||||||||
250km/h | ||||||||||||
ブレーキ |
||||||||||||
スイス:Integra-Signum、ZUB 262、イタリア:RS4-Codici、SCMT、ドイツ/オーストリア:PZB/LZB、 | ||||||||||||
○ | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ○ | ||
× | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × | × | ||
× | × | × | × | ○ | × | × | × | × | × | × | ||
× | × | × | ○ | × | × | × | × | × | × | × | ||
1 | 1 | 1 | 2 | × | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||
× | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | ○ | × | × | ||
× | × | × | 1 | × | 1 | × | 1 | × | 1 | × | ||
○ | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ||
ビジネスエリア | × | ○ | × | × | × | × | × | × | × | × | × | |
ファミリーエリア | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × | × | × | |
○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
× | × | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × | ||
ベビーカー |
× | × | ○ | × | × | × | × | × | × | ○ | × | |
トイレ | × | × | × | × | × | × | ||||||
運行 [編集 ]
- RABe501
形 はシュタッドラー社 のスイス国内 の工場 で組 み立 てが行 われている。2016年 9月 のイノトランスに製造 中 の第 1編成 と第 2編成 から6両 編成 を組 んで出品 され、その後 2017年 3月18日 には第 1編成 がシュタッドラー・レールのブスナング工場 でロールアウトして式典 が執 り行 われ、4月 28日 には試運転 が始 まり、7月 12日 に第 2編成 がロールアウトしている。また、同年 7月 2日 からはゴッタルドベーストンネルでの試運転 が開始 され、その後 チェコ国内 の高速 試験 線 やオーストリアのウィーンにあるRail Tec Arsenal[28]での試験 を行 い、スイス、イタリア、ドイツ、オーストリア各国 での運行 認可 プロセスを開始 することとなっている。当初 予定 されていた試運転 スケジュールは以下 の通 りであった。- 2018
年 1月 までに6編成 を製造 - 2017
年 7月 からスイス国内 での試運転 を実施 、2018年 第 1四半期 頃 までの予定 - 2017
年 10月 からドイツおよびオーストリア国内 での試運転 を実施 、2018年 第 2四半期 頃 までの予定 - 2018
年 2月 からイタリア国内 での試運転 を実施 、同年 第 3四半期 頃 までの予定 - 2018
年 8月 以降 、運行 承認 手続 き、2019年 第 1四半期 頃 までの予定 - 2019
年 12月 頃 までに29編成 を製造 予定
- 2018
定期 運用 までのスケジュールは以下 の通 り- 2019
年 第 1-2四半期 は試験 的 に運用 開始 - 2019
年 第 2四半期 以降 は単 編成 もしくは重 連 運転 での運用 - 2019
年 12月ダイヤ改正 より定期 運用 開始
- 2019
本 形式 はフランクフルト - バーゼル - ミラノもしくはチューリッヒ - ミラノ間 のユーロシティで単行 もしくは重 連 で運行 され、現在 使用 されているETR610およびRABe503形 は他 線区 へ転用 される計画 となっている。- 2017
年 7月 24日 にRABe501 001号機 を使用 してチェコ国内 の高速 試験 線 で200km/hの走行 試験 が行 われたほか、この試験 線 で電源 切替 の試験 なども実施 されているほか、ドイツ国内 とオーストリア国内 でそれぞれ3編成 ずつが試運転 を実施 している。その後 2018年 2月 21日 にはドイツ国内 でRABe501 002号機 を、4月 1日 にはゴッタルドベーストンネル内 でRABe501 004号機 を使用 して250km/hの営業 運行 に必要 となる250km/h+10%の275km/hでの走行 試験 を実施 している。また、2018年 10月30日 にはスイス国旗 とイタリア国旗 をデザインした塗装 に変更 されたRABe501 004号機 がイタリアに回送 されて同 国内 での試運転 を開始 している。 本 形式 の試験 はほぼ計画 通 りしており、2019年 4月 4日 には連邦 運輸省 交通 局 [29]より、単独 編成 ・最高 速度 200km/hでの運行 許可 が発行 され、同年 5月8日 のチューリッヒ - エルストフェルト間 のインターレギオの運行 から営業 運転 を開始 し、5月13日 からはチューリッヒ - バーゼルのインターレギオでの運行 にも使用 されている。その後 同年 12月 からはゴッタルドベーストンネルを通過 してキアッソもしくはアイロロまで、2020年 春 にはミラノまでの運行 が開始 される予定 となっている。- 2019
年 の本 形式 の導入 と2020年 のチェネリベーストンネルの開業 によりさらにスピードアップがなされることになっており、計画 ではチューリッヒ - ミラノ間 がゴッタルドベーストンネル開業 前 の4時 間 3分 、現状 の3時 間 30分 から3時 間 に短縮 されることになっており、同時 に本 形式 がチューリッヒ - ルガーノ間 のインターシティの運行 でも使用 される計画 となっている。
脚注 [編集 ]
- ^ Schweizerische Bundesbahnen(SBB)
- ^ Beschaffung Neue internationale Züge
- ^ Alstom Transport S.A
- ^ Stadler Rail AG, Bussnang
- ^ 2010
年 に発注 され2013ー19年 に59編成 が導入 される予定 であった同社 のTwindexxシリーズであるが、身体 障害 者 対応 の不備 や車両 の承認 プロセスの遅延 により、2019年 時点 でも1年間 限定 の仮 運行 許可 が出 ているのみで、扉 や運行 システムのトラブルが続出 しており、本格 運行 開始 の目処 は立 っていない - ^ Flinker Leichter Innovativer Regional-Triebzug:
軽量 高速 で革新 的 な近郊 用 電車 の意 - ^ komfortabler innovativer spurtstarker S-Bahn-Zug
- ^
鉄道 車両 に関 しては、2013年 では欧州 第 3位 (ボンバルディア5750億 円 、アルストム4100億 円 、シュタッドラー2700億 円 、シーメンス2650億 円 )、世界 では第 6位 となっている(国土 交通省 鉄道 局 、「日本 の鉄道 技術 の海外 展開 」、平成 27年 )、なお、同社 は鉄道 車両 専業 であり、電力 部門 や信号 部門 はない - ^
最高 速度 250キロ以下 - ^ Technical specifications for interoperability
- ^ Schweizerische Südostbahn AG(SOB)
- ^
高速 、マルチシステム対応 の革新 的 軽量 急行 列車 の意味 - ^ Ae6/6
形 製造 当初 のスイスは25州 であり、初号 機 である11401号機 から順次 各州 の名称 が付与 され、1979年 にベルン州 からジュラ州 が分離 した際 に11483号機 に"Jura"の名称 が付与 され、それまで同機 に付与 されていた"Porrentruy"はRe4/4 11239号機 に引 き継 がれている - ^ Brown, Boveri& Cie, Baden
- ^ SA des Ateliers de Sechéron, Genève
- ^ ABB Schweiz AG, Baden、ABBグループにおけるスイス
国内 会社 の一 つ - ^ ABB Sécheron SA, Geneva、
同 じくABBグループにおけるスイス国内 会社 の一 つ - ^ NOSE AG, Zurich
- ^ a b Voith Turbo GmbH & Co. KG,Heidenheim
- ^ traktionssysteme austria GmbH, Wiener Neudorf
- ^ European Vehicle Number
- ^ スイスの
鉄道 車両 の形式 図 等 では左側 が後 位 側 、右側 を前 位 側 としている - ^ European Train Control System
- ^ Global System for Mobile communications - Railway
- ^ European Rail Traffic Management System
- ^ ABB Sécheron SA, Geneva、ABBグループにおけるスイス
国内 会社 の一 つ - ^ Sistema di Controllo della Marcia del Treno
- ^ RTA Rail Tec Arsenal Fahrzeugversuchsanlage GmbH , Vienna
- ^ Bundesamt für Verkehr
参考 文献 [編集 ]
- 『SBB vergeben Auftrag für BeNe-Züge an Stadler』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (6/2014)」
- 『Giruno-Marquette vorgestellt』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (8-9/2015)」
- 『Die Innotrans 2016 in Berlin』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (11/2016)」
- 『Erster RABe501 "Giruno" für die SBB vorgestellt』 「Schweizer Eisenbahn-Revue (7/2017)」