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デューイ・ロバートソン

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ザ・ミッシング・リンク
ザ・ミッシング・リンクの画像
1985年ねん
プロフィール
リングネーム ミッシング・リンク
マックス・ミッシング・リンク
デューイ・ロバートソン
マスクド・クルセーダー2号ごう
トロイ・スティール
本名ほんみょう バイロン・ジェイムズ・ジョン・ロバートソン
ニックネーム 緑みどり魔ま人じん
類人猿るいじんえん
身長しんちょう 188cm - 189cm
体重たいじゅう 116kg - 125kg
誕生たんじょう日び 1939年ねん2月がつ28日にち
死亡しぼう日び (2007-08-16) 2007年ねん8月がつ16日にち（68歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん地ち カナダの旗 カナダ
オンタリオ州の旗 オンタリオ州しゅうキッチナー
トレーナー アル・スピットル
ホイッパー・ビリー・ワトソン
デビュー 1965年ねん
引退いんたい 1997年ねん
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デューイ・ロバートソン（Dewey Robertson、本名ほんみょう：Byron James John Robertson、1939年ねん2月がつ28日にち - 2007年ねん8月がつ16日にち）は、カナダ・オンタリオ州しゅうキッチナー出身しゅっしんのプロレスラー。

デューイ・ロバートソン名義めいぎで正統せいとう派はのパワーファイターとして活動かつどう後ご、1984年ねんに怪奇かいき派はのミッシング・リンク（The Missing Link）に変身へんしん[1]。ザ・グレート・カブキ、カマラ、ロード・ウォリアーズらと並ならぶ、1980年代ねんだいを代表だいひょうするペイントレスラーとして名なを残のこした[2]。

来歴らいれき[編集へんしゅう]

1965年ねんに地元じもとオンタリオのトロント地区ちくにて、デューイ・ロバートソンのリングネームでデビュー。同郷どうきょうのホイッパー・ビリー・ワトソンに見込みこまれ、彼かれのバックアップのもと、ベビーフェイスのハンサムガイとして活動かつどうする[3]。トロントを本拠地ほんきょちに、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの中西部ちゅうせいぶ、北東ほくとう部ぶ、南部なんぶなども転戦てんせんし、1968年ねん2月がつにはフロリダ州しゅうタンパにてアメリカ修行しゅぎょう中ちゅうの坂口さかぐち征せい二にとも対戦たいせん[4]。NWAの総本山そうほんざんだったセントルイスのキール・オーディトリアムでは、ウイルバー・スナイダー、パット・オコーナー、ディック・ザ・ブルーザーなどスター選手せんしゅのパートナーにも起用きようされた[5]。

1974年ねん、ザ・デストロイヤーの義兄弟ぎきょうだいであるビリー・レッド・ライオンと共ともに、白しろ覆面ふくめんのタッグチーム「ザ・クルセーダーズ」を結成けっせい[6]。覆面ふくめんレスラーのマスクド・クルセーダー2号ごう（The Masked Crusader #2）を名乗なのり、1977年ねん1月がつにはクルセーダーズとして全日本ぜんにほんプロレスに初はつ来日らいにち[1][2]。1月22日にちの三重みえ県けん津つ市し大会たいかいにて、高千穂たかちほ明久あきひさ&サムソン・クツワダが保持ほじしていたアジアタッグ王座おうざに挑戦ちょうせんした[7]。

その後ごは素顔すがおに戻もどり、トロントのメープル・リーフ・レスリングおよび同どう団体だんたいと提携ていけいするノースカロライナのミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリングで活動かつどう。1979年ねん9月9日にちにはトーナメントの決勝けっしょうでグレッグ・バレンタインを破やぶり、NWAカナディアン・ヘビー級きゅう王座おうざを獲得かくとくした[8]。1980年ねん12月12日にちにはジョージ・ウェルズと組くんでブッチ・ミラー&ルーク・ウィリアムスのザ・シープハーダーズからNWAミッドアトランティック・タッグ王座おうざを奪取だっしゅ[9]。当時とうじアメリカ再さい修行しゅぎょうでミッドアトランティック地区ちくに出場しゅつじょうしていた天龍てんりゅう源一郎げんいちろうとも再三さいさん対戦たいせんしており、天龍てんりゅう&ミスター・フジのチームと同どうタッグ王座おうざを争あらそっている[10]。

1981年ねん下期しもきより中西部ちゅうせいぶのセントラル・ステーツ・レスリングに参戦さんせん、10月22日にちにジン・ルイスから同どう地区ちく認定にんていのTV王座おうざを奪取だっしゅした[11]。翌よく1982年ねんからはヒールに転向てんこうしてマイク・ジョージやマニー・フェルナンデスと抗こう争そう、1983年ねん2月がつ10日とおかにフェルナンデス、5月19日にちにボブ・ブラウンを破やぶりNWAセントラル・ステーツ・ヘビー級きゅう王座おうざを2度ど獲得かくとくしたが、6月がつにハーリー・レイスに敗やぶれ王座おうざを失うしなったことを機きに同どう地区ちくを離はなれた[12]。

1984年ねん、ビル・ワット主宰しゅさいのMSWAにてスカンドル・アクバをマネージャーに迎むかえ、顔面がんめんに緑色みどりいろのペイントを施ほどこし、前ぜん頭部とうぶと後頭部こうとうぶの一部分いちぶぶんのみを残のこして髪かみを剃すり上あげた怪奇かいき派はヒール、ミッシング・リンクへのギミック・チェンジを決行けっこう[1][6]。二枚目にまいめの正統せいとう派はレスラーとして知しられたこともあり、44歳さいになってからの大胆だいたんな変身へんしんは関係かんけい者しゃを驚おどろかせたが[2]、ロード・ウォリアーズらに代表だいひょうされる当時とうじのペイントレスラー・ブームを追おい風かぜに、かつてパンピロ・フィルポも名乗なのっていた、猿さるから人間にんげんへの進化しんかの過程かてい上じょうに存在そんざいしたとされる謎なぞの生物せいぶつ（失うしなわれた繋つながり＝ミッシング・リンク）というキャラクターのもと、アメリカ南部なんぶを中心ちゅうしんに異色いしょくのヒール人気にんきを獲得かくとく。MSWAではジム・ドゥガンと抗争こうそうし、アンドレ・ザ・ジャイアントとも対戦たいせんした[13]。

テキサス州しゅうダラスのWCCWでもアクバをマネージャーに、キラー・カーンやスーパー・デストロイヤーズ（スコット・アーウィン&ビル・アーウィン）と共闘きょうとうしてケビン&ケリー・フォン・エリックやファビュラス・フリーバーズと激闘げきとうを展開てんかい[14]。フロリダのCWFではパーシー・プリングル3世せいがマネージャーを務つとめ、バグジー・マグローやワフー・マクダニエルと抗争こうそうした[15]。

1985年ねん5月からは短期間たんきかんながらWWFに参戦さんせん。ボビー・ヒーナンをマネージャーに迎むかえ、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでS・D・ジョーンズやトニー・ガレアなどのジョバーを一蹴いっしゅう。メインイベンターではポール・オーンドーフ、ブルーノ・サンマルチノ、トニー・アトラス、イワン・プトスキー、ジョージ・スティール、マッドドッグ・バションらと対戦たいせんし、ティト・サンタナが保持ほじしていたWWFインターコンチネンタル・ヘビー級きゅう王座おうざにも挑戦ちょうせんした[16]。

同年どうねん10月がつにWWFを離脱りだつしてWCCWに復帰ふっき。1986年ねんはUWF（旧きゅうMSWA）にも登場とうじょうし、6月14日にちにルイジアナ・スーパードームでカマラとの怪奇かいき派は対決たいけつを行おこなった[17]。1987年ねん9月がつ20日はつかにはカルロス・コロンの主宰しゅさいするプエルトリコのWWCでスタン・ハンセンとも対戦たいせんしている[17]。

その後ごはドラッグ問題もんだいに直面ちょくめんしたが克服こくふく、1993年ねんには長期間ちょうきかんに及およぶアナボリックステロイドの常用じょうようにより機能きのう不全ふぜんとなった腎臓じんぞうの摘出てきしゅつ手術しゅじゅつを受うけた[18]。1995年ねん3月がつにはWARに来日らいにち[19]。1977年ねん1月がつの初はつ来日らいにち以来いらい18年ねんぶりの、そしてミッシング・リンクに変身へんしん後ごは初はじめてとなる日本にっぽんマット参戦さんせんを果はたし、ミッドアトランティック時代じだいから因縁いんねんのある天龍てんりゅうと再会さいかいした（なお、両者りょうしゃは1980年代ねんだいのプロレス漫画まんが『プロレス・スターウォーズ』の作品さくひん中ちゅうでも対戦たいせんしている）。

1997年ねんに現役げんえきを引退いんたい。以降いこうはインディー団体だんたいにスポット出場しゅつじょうし、ファンフェスタなどのイベントにも出演しゅつえんしていた。2007年ねん8月がつ16日にち、癌がんのため死去しきょ[3][20]。68歳さい没ぼつ。

得意とくい技わざ[編集へんしゅう]

獲得かくとくタイトル[編集へんしゅう]

NWAトライステート
  • NWA USタッグ王座おうざ（トライステート版はん）：1回かい（w / デニス・スタンプ）
メープル・リーフ・レスリング
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング
セントラル・ステーツ・レスリング

マネージャー[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 『THE WRESTLER BEST 1000』P268（1996年ねん、日本にっぽんスポーツ出版しゅっぱん社しゃ）
  2. ^ a b c 『プロレスアルバム51 これぞプロレス ワンダーランド!!』P10「現代げんだいの怪奇かいき派はたち ミッシング・リンクに見みるレスラーの変身へんしん術じゅつ」（1984年ねん、恒文社こうぶんしゃ）
  3. ^ a b “Friends recall the many Dewey Robertson”. SLAM! Sports (2007年ねん8月がつ19日にち). 2020年ねん10月がつ25日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “The CWF matches fought by Dewey Robertson in 1968”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん12月27日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “The SLWC matches fought by Dewey Robertson in 1970”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん12月27日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b “Missing Link”. Online World of Wrestling. 2020年ねん7月がつ4日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “The AJPW matches fought by Dewey Robertson in 1977”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん8月がつ25日にち閲覧えつらん。
  8. ^ a b “NWA Canadian Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年ねん5月がつ2日にち閲覧えつらん。
  9. ^ a b “NWA Mid-Atlantic Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年ねん1月がつ31日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “The WCW matches fought by Dewey Robertson in 1981”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん6月がつ29日にち閲覧えつらん。
  11. ^ a b “NWA Central States Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年ねん5月がつ31日にち閲覧えつらん。
  12. ^ a b “NWA Central States Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年ねん5月がつ2日にち閲覧えつらん。
  13. ^ “Mid-South at Houston”. Wrestlingdata.com. 2019年ねん4月がつ18日にち閲覧えつらん。
  14. ^ “The WCCW matches fought by Dewey Robertson in 1984”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん8月がつ25日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “The CWF matches fought by Dewey Robertson in 1985”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん6月がつ29日にち閲覧えつらん。
  16. ^ “WWE Yearly Results 1985”. The History of WWE. 2009年ねん10月がつ28日にち閲覧えつらん。
  17. ^ a b “Wrestlers Database: Missing Link”. Cagematch.net. 2012年ねん2月がつ3日にち閲覧えつらん。
  18. ^ “Author reflects on Dewey Robertson's many struggles”. SLAM! Sports (2007年ねん8月がつ11日にち). 2020年ねん10月がつ25日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “The WAR matches fought by Dewey Robertson in 1995”. Wrestlingdata.com. 2015年ねん8月がつ25日にち閲覧えつらん。
  20. ^ “Missing Link Bio”. WWE.com. 2015年ねん8月がつ25日にち閲覧えつらん。
  21. ^ “NWA International Tag Team Title [Toronto]”. Wrestling-Titles.com. 2015年ねん8月がつ23日にち閲覧えつらん。
  22. ^ “NWA Central States Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年ねん6月がつ29日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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