マリオブラザーズ

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マリオブラザーズ
Mario Bros.

ジャンル	固定こてい画面がめんアクションゲーム
対応たいおう機種きしゅ	アーケード (AC) 対応たいおう機種きしゅ一覧いちらん ファミリーコンピュータ (FC) Atari 2600 (A26) Atari 5200 (A52) コモドール64 (C64) Amstrad CPC (CPC) ZX Spectrum (ZX) Atari 7800 (A78) ディスクシステム (FCD) Atari 8ビット・コンピュータ (A8) ゲームボーイアドバンス (GBA) Wii ニンテンドー3DS (3DS) Wii U Nintendo Switch (Switch)
開発元かいはつもと	任天堂にんてんどう 岩崎いわさき技研工業ぎけんこうぎょう
発売はつばい元もと	任天堂にんてんどうレジャーシステム
プロデューサー	横井よこい軍平ぐんぺい
デザイナー	宮本みやもと茂しげる
音楽おんがく	兼けん岡おか行男いくお
シリーズ	マリオシリーズ
人数にんずう	1 - 2人ふたり
メディア	業務ぎょうむ用よう基板きばん （64.50キロバイト）
稼働かどう時期じき	1983年ねん6月がつ21日にち 1983年ねん 発売はつばい日び一覧いちらん FC 198309091983年ねん9月がつ9日にち 1986061986年ねん6月がつ 198609011986年ねん9月がつ1日にち A26 1983年ねん A52 1983年ねん C64 1986年ねん CPC,ZX 1987年ねん A78 1988年ねん FCD 198811301988年ねん11月30日にち A8 1989年ねん GBA 200405212004年ねん5月がつ21日にち Wii 200611192006年ねん11月19日にち 200612082006年ねん12月8日にち 200612122006年ねん12月12日にち 3DS 201305082013年ねん5月がつ8日にち 201401302014年ねん1月がつ30日にち 201401092014年ねん1月がつ9日にち Wii U 201305292013年ねん5月がつ29日にち 201306202013年ねん6月がつ20日はつか Switch 201709272017年ねん9月がつ27日にち 201709272017年ねん9月がつ27日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう） ESRB：E（6歳さい以上いじょう）
コンテンツアイコン	なし
ダウンロードコンテンツ	なし
デバイス	2方向ほうこうレバー 1ボタン
CPU	Z80 (@ 3.072 MHz)
サウンド	I8039 (@ 730 kHzきろへるつ) DAC ディスクリート
ディスプレイ	ラスタースキャン 横よこモニター 256×224ピクセル 60.00Hz パレット256色しょく
その他た	移植いしょくされたプラットホームについては本ほん記事きじ#他た機種きしゅ版ばんの項こうを参照さんしょう。

アーケードゲームのマリオブラザーズ。

『マリオブラザーズ』（MARIO BROS.）は、1983年ねんに任天堂にんてんどうが発売はつばいしたコンピュータゲーム。配管はいかん工こうのマリオとルイージが、下水道げすいどうから流出りゅうしゅつしたカメ、カニ、ハエなどを駆除くじょしていくアクションゲーム。マリオシリーズ第だい1作さく目め。

1983年ねん3月14日にちにゲーム&ウオッチ版はんが発売はつばい。同年どうねん6月21日にちにアーケードゲーム版はんが稼働かどうしたが、両りょう作品さくひんはゲーム内容ないようが全まったく異ことなる。後のちにアーケード版ばんはファミリーコンピュータを始はじめとした数々かずかずの家庭かてい用ようゲーム機きに移植いしょくされた（#他た機種きしゅ版ばん）。

本ほん記事きじでは、まずアーケード版ばんについて述のべ、その後ごに#ゲーム&ウオッチ版ばんについて述のべる。

ゲーム内容ないよう

システム

土管どかんから出現しゅつげんする敵てきキャラクターを床ゆかの下したから突つき上あげて気絶きぜつさせ、蹴けり落おとして退治たいじする。複数ふくすうの敵てきをまとめて蹴けり落おとすと、敵てきの数かずに応おうじて得点とくてんに倍率ばいりつがかかる。敵てきを一いち匹ひき倒たおすごとにコインが1枚まい出現しゅつげんし、下したから突つき上あげる、もしくは触ふれることで回収かいしゅうでき、得点とくてんが入はいる。ステージの敵てきを全すべて倒たおすと面めん（フェイズ）クリア。フェイズが進すすむほど難易なんい度どは上昇じょうしょうして行いく。数かずフェイズごとにボーナスステージ(TEST YOUR SKILL)があり、フィールド内ないに配置はいちされたコインを集あつめるステージとなる。時間じかん内ないにコインを全部ぜんぶ集あつめるとボーナスポイントを獲得かくとくできる。

ゲームスタート時じと次つぎラウンドより新しん敵てきキャラクター登場とうじょう前まえには、敵てきキャラクターの名前なまえと倒たおし方かたが画面がめんで説明せつめいされる。

エンディングはなく、ゲームオーバーになるまでひたすらゲームが続つづいていくループゲーム。PHASE 23以降いこうのPHASEは98までカウントされ、その次つぎの面めん以降いこうは98で固定こていされるが、ゲーム内容ないようはPHASE 16〜22の繰くり返かえしとなる。

POWブロック

ステージの1段だん目め中央ちゅうおうにあるブロック。「パワー床ゆか」とも呼よばれる。下したから突つき上あげることでステージの床ゆか全体ぜんたいを突つき上あげたのと同おなじ効果こうかを及およぼす。使つかうごとにパワー床ゆかは薄うすくなってゆき、3回かい目めで消滅しょうめつする。パワー床ゆかは接地せっちしているプレイヤーおよび敵てきキャラクター、そしてファイアーボールに対たいして効果こうかが及およぶため、非常ひじょうに強力きょうりょくな攻撃こうげき手段しゅだんとなりうる。なおこの方法ほうほうで消けした火ひの玉たまは得点とくてんされない。アーケード版ばんをはじめとするつららのあるバージョンでは完成かんせいしたつららはすべて落おち、未み完成かんせいのつららは破壊はかいされる。パワー床ゆかの使用しよう可能かのう回数かいすうは2度目どめ以降いこうの ボーナス フェイズで全ぜん回復かいふくする。

2人ふたりプレイ

本ほん作さく登場とうじょう時じ、キャッチフレーズが書かかれたポップ広告こうこくの通とおり1コインで2人ふたり同時どうじプレイも楽たのしめた。敵てきキャラクターだけでなくプレイヤーキャラクター同士どうしにも衝突しょうとつ判定はんていが設定せっていされており、それがゲーム上じょうでも大おおきな意味いみを持もつ。インストラクションカードには「協力きょうりょくするか、それとも裏切うらぎるか」と書かかれており、異ことなる遊あそび方かたをさりげなく提示ていじしている。

対戦たいせんでできる相手あいての倒たおし方かた

• 気絶きぜつしている敵てきを下したから突つき上あげることで目めを覚さまさせられることを利用りようして、相手あいてが敵てきを蹴けり落おとそうとする瞬間しゅんかんにその敵てきを突つき上あげる。これは基本きほん技わざなだけに互たがいに慣なれてくると警戒けいかいして成功せいこうしにくくなってくるが、起おこすのが間まに合あうかどうかの微妙びみょうな距離きょりの場合ばあいや気絶きぜつしている敵てきが3匹ひきなどの場合ばあい、相手あいても危険きけんを冒おかしてこれを強引ごういんに取とりに来くるのでその場合ばあいは成功せいこうする。
• 相手あいてを突つき上あげて敵てきに当あてる。
• 相手あいてを押おして敵てきや火ひの玉たまに接触せっしょくさせる。
• 高速こうそく移動いどうするピンクガニを突つき上あげて、横よこにはねさせ相手あいてに当あてる。
• 敵てきをジャンプで避さけようとする相手あいてに上うえから飛とび降おりて下したの敵てきに接触せっしょくさせる。
• 最上階さいじょうかいに行いった相手あいてを2段だん目めの中央ちゅうおうで降おろさないよう阻止そしし下かから攻撃こうげきする。
• 相手あいてを踏ふみつけて約やく2秒間びょうかん行動こうどう不能ふのうにする（判定はんていはややシビア。また、相手あいてがジャンプ中ちゅうは踏ふみつけられない）。
• ミスして上部じょうぶ中央ちゅうおうから再さい出現しゅつげんした相手あいてに向むかってジャンプし接触せっしょく可能かのうなタイミングを計はかって飛とび蹴けりをして下したの敵てきに当あてる（ファミコン版ばんのみでアーケード版ばんでは飛とび蹴けりをしても相手あいては落おちない）。

などがある。

キャラクター

『ドンキーコング』で大工だいくと設定せっていされていたマリオの職業しょくぎょうが（ゲーム&ウオッチ版ばん『マリオブラザーズ』の工場こうじょう作業さぎょう員いんを経へて）配管はいかん工こうと呼よばれるようになった。ルイージが初はつ登場とうじょうするが、本ほん作さくではまだマリオとの違ちがいは服装ふくそうの色いろのみである。

敵てきキャラクター

• キャラクター名めいはアーケード版ばん / ファミコン版ばん / NES版ばん / GBA（日本語にほんご版ばん） / GBA（英語えいご版ばん）

シェルクリーパー（Shellcreeper） / カメさん / Turtle / トゲゾー / Spinys

カメ。最もっとも基本きほん的てきな敵てきキャラクター。下したから1回かい突つき上あげるとひっくり返かえって気絶きぜつする。その状態じょうたいでもう一度いちど突つき上あげるかしばらく放置ほうちすると復活ふっかつしてしまう（他たの敵てきも共通きょうつう）。また最後さいごの1匹ひきになると色いろが変かわり移動いどう速度そくどが速はやくなる。

アーケード版ばんおよびディスクシステム版ばん『帰かえってきた』では気絶きぜつから回復かいふくする際さい、甲羅こうらを脱ぬぎ捨すてて外そとからひっくり返かえし再度さいど甲羅こうらを纏まとうといったモーションが存在そんざいする。また接触せっしょくしてプレイヤーが噛かみつかれた際さいには一瞬いっしゅん凶悪きょうあくな表情ひょうじょうになる。

後のちに発売はつばいされた『スーパーマリオブラザーズ』のノコノコのモデルであり、クッパを始はじめとするカメ一族いちぞくの敵てきキャラクターたちのモチーフになったと思おもわれる。ただし、本ほん作さくではどの敵てきも『スーパーマリオブラザーズ』のノコノコのように上うえから踏ふんで倒たおすことはできず、どこから接触せっしょくしてもミスになる。ノコノコの影響えいきょうにより踏ふめる敵てきと誤解ごかいされるようになったため、のちの『スーパーマリオブラザーズ3』の2人ふたり用ようバトルゲームや、その後ごのリメイク作品さくひんではトゲゾーに変更へんこうされているものが多おおい。ただし、スーパーマリオコレクション版ばんのBATTLE GAMEでのみトゲゾーとは別べつにノコノコも登場とうじょうしている。

サイドステッパー（Sidestepper） / カニさん / Crab / カニ / Crabs

カニ。1回かい突つき上あげると怒おこって少すこしスピードアップし、その状態じょうたいでもう1回かい突つき上あげると気絶きぜつする。2回かい突つき上あげないと気絶きぜつしない。ただし気絶きぜつ後ごは1回かい突つき上あげるだけで初期しょき状態じょうたいに戻もどる。最後さいごの1匹ひきになると高速こうそく化かする。マリオコレクション版ばんではカニキチ（カニ吉きち）と呼よばれ、カニさんよりスピードアップの段階だんかいが少すくない。

シェルクリーパー同様どうよう、プレイヤーが噛かまれると一瞬いっしゅん凶悪きょうあくな表情ひょうじょうになる。マリオクラッシュに登場とうじょうするものはクワトロと呼よばれていた。

ファイターフライ（Fighterfly） / ファイターフライ / Fighter Fly / フライ / Fighter flies

ハエ。横よこ一いち方向ほうこうのみに移動いどうする点てんは他たの敵てきキャラクターと変かわらないが、ジャンプしながら移動いどうする。着地ちゃくちしていないときには突つき上あげても攻撃こうげきが効きかない。なおファイターフライだけは気絶きぜつを放置ほうちさせない限かぎり高速こうそくにはならず、これを最後さいごの一いち匹ひきにしても速度そくどに変化へんかは起おこらない。最低さいてい速そくでは、下したをくぐることのできるタイミングが存在そんざいする。マリオコレクション版ばんではハエまる（ハエ丸まる）と呼よばれ、ファイターフライよりスピードアップの段階だんかいが少すくない。このキャラクターとは別物べつものとして『マリオ&ルイージRPG』の敵てきキャラクターに登場とうじょうしている。

上記じょうきの3種類しゅるいは気絶きぜつさせておいてしばらく放置ほうちすると自力じりきで復活ふっかつし、その際さいに色いろが変かわって動うごきが少すこし速はやくなる。さらに同おなじことを繰くり返かえすともっと素早すばやくなる。また、敵てきを倒たおしていき最後さいごの1匹ひきとなったのがファイターフライ以外いがいであった場合ばあい、自動的じどうてきにこの一番いちばん素早すばやい状態じょうたいになる。

アーケード版ばんのシェルクリーパーは気絶きぜつから自力じりきで回復かいふくする毎ごとに色いろが緑みどりから青あおに、青あおから赤あかに変化へんか（ゲームボーイアドバンス版ばんのトゲゾーは赤あか→緑みどり→青あお）。

アーケード版ばんのサイドステッパーは気絶きぜつから自力じりきで回復かいふくする毎ごとに色いろが赤あかから青あおに、青あおからピンクに変化へんか（ゲームボーイアドバンス版ばんでは赤あか→緑みどり→青あお）。

アーケード版ばんのファイターフライは気絶きぜつから自力じりきで回復かいふくしても色いろは変化へんかしない（ゲームボーイアドバンス版ばんでは青あお→黄色おうしょく→ピンクの順じゅんに変化へんか）。

スリップアイス（Slipice） / フリーズ / Freezie / フリーザ― / Freezy

氷柱つらら。PHASE 10から登場とうじょう。一定いってい時間じかんごとに土管どかんから出現しゅつげんして移動いどうし、最さい下段げだんを除のぞく床ゆかの中央ちゅうおうに到達とうたつすると、床ゆかを凍こおらせて滑すべりやすくさせてしまう。下したから突つき上あげることで破壊はかい可能かのう（蹴けり落おとす必要ひつようはない）。最さい上段じょうだんの床ゆかは凍こおらせない（ゲームボーイアドバンス版ばんでは最さい上段じょうだんも凍こおらせる）。

アーケード版ばんではマリオ（ルイージ）が触ふれると体からだが凍こおるモーションが存在そんざいした（つららも同様どうよう）。

つらら（Icicles）

PHASE 17から登場とうじょう。最さい上部じょうぶの床ゆか（ゲームボーイアドバンス版ばんでは最初さいしょから凍こおっている）とパイプから不規則ふきそくに発生はっせいし、つららが完成かんせいするとすぐにステージの下したまでまっすぐ落下らっかする。つららが完成かんせいするまでに下したから叩はたけば消けすことができるが、完成かんせい形がたおよび落下らっか中ちゅうのつららに触ふれるとミスになる。なお、完成かんせい後ごにつららの近ちかく（当あたり判定はんていスレスレ）の床ゆかを叩たたくと即座そくざに落おとすことができる（パイプに発生はっせいしたものは落おとせない）。つららはファミコンのROM版ばんは容量ようりょうの関係かんけいで削除さくじょされているが、ディスクシステム用ようにリメイクされた『帰かえってきたマリオブラザーズ』で復活ふっかつした（ゲームボーイアドバンス版ばんでも登場とうじょうする）。また『アイスクライマー』にも受うけ継つがれている。

ファイアボール、グリーンボール / ファイアボール / Fireball / ファイアーボール / Fireballs

火ひの玉たま。敵てきが減へり一定いってい時間じかん経たつと出現しゅつげんする（高次こうじ面めんになるほど規定きてい時間じかんは短みじかくなる）。時間じかん経過けいかと共ともに出現しゅつげん間隔かんかくが短みじかくなる。赤あか（ファイアボール：赤玉あかだま）と緑みどり（グリーンボール：青玉せいぎょく）の2種類しゅるいが存在そんざいし動うごきが異ことなる。

赤あか玉だまはゆっくり斜ななめに移動いどうし床ゆかや画面がめん端はしで直角ちょっかくに跳はね返かえる。床ゆかに接地せっちした際さいに下したから叩たたくことで消けすことができ、得点とくてんも1000点てん入はいる。床ゆかで消けすか、規定きてい時間じかん経過けいかで自然しぜん消滅しょうめつした後のちに再さい出現しゅつげんすると動うごきが速はやくなり（POWブロックで消けした、またはこれに触ふれてミスをした場合ばあいは速はやくならない）、繰くり返かえすとマリオよりも高速こうそくで動うごくようになるため回避かいひが困難こんなんになる。

青玉せいぎょくはマリオがいる段だんの反対はんたい側がわから出現しゅつげんする（マリオのミス後ご、画面がめん下かへ降下こうかする時ときもその段だんに出現しゅつげんする）。ステージの端はしからマリオ・ルイージと同おなじ速はやさで段だんを蛇行だこう移動いどうし、反対はんたい側がわの端はしに着つくと消きえる。赤あか玉だま同様どうように床ゆか接地せっち時じに消けすことができるほか、特定とくていの場所ばしょでくぐることが可能かのう（サイズの違ちがいから、アーケード版ばんでは自じ機きが停止ていしした状態じょうたいではくぐれないが、走行そうこう中ちゅうタイミングが合致がっちすれば可能かのう。同様どうようの理由りゆうから、アーケード版ばんでは特定とくていの場所ばしょでは飛とび越こすことができない）。アーケード版ばんでは一いち度どに2個こ出でてくることもあり一いち度ど出でた方向ほうこうと逆ぎゃくの方向ほうこうから、あるいは同おなじ方向ほうこうから出現しゅつげんする。2個こ目めは、2人ふたりプレイ中ちゅうはルイージに合あわせて出現しゅつげんする。また規定きてい時間じかん以前いぜんでも、同おなじ段だんに長時間ちょうじかん滞在たいざいしていると出現しゅつげんする。

スーパーマリオコレクション版はんのみで遊あそべるBATTLE GAMEでは、テレサに変更へんこうされた。

アーケード版ばんではマリオ（ルイージ）が触ふれると体からだが燃もえるモーションが存在そんざいした。

クッパ

ゲームボーイアドバンス版ばんのバトルゲームで4の倍数ばいすうのステージに登場とうじょう。下したから叩たたいたりPOWによって一時いちじ的てきに怯ひるませられるが、倒たおすことはできない。他たの敵てきより体格たいかくが大おおきく、上うえから2段だん目めに陣取じんどったまま往復おうふくする（他たの敵てきはすり抜ぬける）。目めの前まえに炎ほのおを吐はいて攻撃こうげきする（『スーパーマリオブラザーズ』のような飛とび道具どうぐではない）。

他た機種きしゅ版ばん

No.	タイトル	発売はつばい日び	対応たいおう機種きしゅ	開発元かいはつもと	発売はつばい元もと	メディア	型式けいしき	売上うりあげ本数ほんすう	備考びこう
1	マリオブラザーズ	198309091983年ねん9月がつ9日にち 1986061986年ねん6月がつ 198609011986年ねん9月がつ1日にち	ファミリーコンピュータ	任天堂にんてんどう 岩崎いわさき技研工業ぎけんこうぎょう	任天堂にんてんどう	192キロビットロムカセット	HVC-MA	165万まん本ほん 228万まん本ほん	-
2	MARIO BROS.	1983年ねん	Atari 2600	アタリ	アタリ	ロムカセット	-	148万まん本ほん	-
3	MARIO BROS.	1983年ねん	Atari 5200	アタリ	アタリ	ロムカセット	-	-	-
4	マリオブラザーズスペシャル	1984021984年ねん2月がつ	FM-7 MZ-1500 MZ-2200 PC-6000シリーズ PC-8001mkII PC-8800シリーズ PC-9800シリーズ SMC-777 X1	ハドソン	ハドソン	カセットテープ フロッピーディスク	-	-	-
5	パンチボールマリオブラザーズ	1984021984年ねん2月がつ	FM-7 IBM JX MZ-1500 PC-6000シリーズ PC-8001mkII PC-8800シリーズ	ハドソン	ハドソン	カセットテープ フロッピーディスク	-	-	-
6	MARIO BROS.	1986年ねん	コモドール64	Ocean Software	Ocean Software	ロムカセット	-	-	-
7	MARIO BROS.	1987年ねん	Amstrad CPC ZX Spectrum	Ocean Software	Ocean Software	フロッピーディスク カセットテープ	-	-	-
8	MARIO BROS.	1988年ねん	Atari 7800	アタリ	アタリ	ロムカセット	-	-	-
9	スーパーマリオブラザーズ3	198810231988年ねん10月がつ23日にち 199002121990年ねん2月がつ12日にち 199108291991年ねん8月がつ29日にち	ファミリーコンピュータ	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	3メガビット+64キロRAMロムカセット	HVC-UM	384万まん本ほん	ミニゲームとして収録しゅうろく
10	帰かえってきたマリオブラザーズ	198811301988年ねん11月30日にち	ディスクシステム	インテリジェントシステムズ	任天堂にんてんどう	ディスクカード両面りょうめん	FMC-KMAR	-	ディスクカード書かき換かえ専用せんようソフト
11	MARIO BROS.	1989年ねん	Atari 8ビット・コンピュータ	Sculptured Software	アタリ	ロムカセット	-	-	-
12	スーパーマリオコレクション	199307141993年ねん7月がつ14日にち 199308021993年ねん8月がつ2日にち 199312161993年ねん12月16日にち	スーパーファミコン	任天堂にんてんどう情報じょうほう開発かいはつ部ぶ	任天堂にんてんどう	16メガビットロムカセット	SHVC-4M	212万まん本ほん	リメイク版ばん『スーパーマリオブラザーズ3』に2人ふたり対戦たいせん専用せんようモード「BATTLE GAME」として収録しゅうろく
13	スーパーマリオアドバンス	200103212001年ねん3月がつ21日にち 200106112001年ねん6月がつ11日にち 200106222001年ねん6月がつ22日にち	ゲームボーイアドバンス	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	ロムカセット	AGB-P-AMAJ-JPN	-	-
14	ファミコンミニ11 マリオブラザーズ	200405212004年ねん5月がつ21日にち	ゲームボーイアドバンス	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	ロムカセット	AGB-P-FMBJ-JPN	-	-
15	マリオ&ルイージRPG	200311172003年ねん11月17日にち 200311212003年ねん11月21日にち 200311212003年ねん11月21日にち	ゲームボーイアドバンス	アルファドリーム	任天堂にんてんどう	128メガビットロムカセット	AGB-P-A88J-JPN	-	-
16	マリオブラザーズ	200611192006年ねん11月19日にち 200612082006年ねん12月8日にち 200612122006年ねん12月12日にち	Wii	任天堂にんてんどう インテリジェントシステムズ	任天堂にんてんどう	ダウンロード （バーチャルコンソール）	-	-	ファミリーコンピュータ版ばんの移植いしょく
17	スーパーマリオコレクション スペシャルパック	201010212010年ねん10月がつ21日にち	Wii	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	Wii用よう光ひかりディスク	RVL-P-SVMJ-JPN	-	-
18	マリオブラザーズ	201305082013年ねん5月がつ8日にち 201401302014年ねん1月がつ30日にち 201401092014年ねん1月がつ9日にち	ニンテンドー3DS	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	ダウンロード （バーチャルコンソール）	-	-	ファミリーコンピュータ版ばんの移植いしょく
19	マリオブラザーズ	201305292013年ねん5月がつ29日にち 201306202013年ねん6月がつ20日はつか	Wii U	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	ダウンロード （バーチャルコンソール）	-	-	ファミリーコンピュータ版ばんの移植いしょく
20	マリオブラザーズ	201709272017年ねん9月がつ27日にち 201709272017年ねん9月がつ27日にち	Nintendo Switch	ハムスター	ハムスター	ダウンロード （アーケードアーカイブス）	-	-	アーケード版ばんの移植いしょく
21	ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online	201809192018年ねん9月がつ19日にち 201809192018年ねん9月がつ19日にち	Nintendo Switch	任天堂にんてんどう	任天堂にんてんどう	ダウンロード	-	-	ファミリーコンピュータ版ばんの移植いしょく

ファミリーコンピュータ版ばん

1983年ねん9月9日にちに発売はつばい。国内こくない売うり上あげ本数ほんすう約やく163万まん本ほん。ROMカセットのタイトルシールには2種類しゅるいあり、初期しょき版ばんは銀ぎんの背景はいけいにオレンジ色しょくのタイトルの下したに太ふとい波線はせんの物もの（当時とうじのファミコンソフトに見みられたタイプ）、後期こうき版ばんはタイトルの横よこに箱はこと同おなじイラストが縮小しゅくしょうされて描えがかれている物もの（『スーパーマリオブラザーズ』と同様どうようのタイプ）となっている。

1988年ねん10月23日にちに発売はつばいの『スーパーマリオブラザーズ3』も2人ふたりプレイ中ちゅうでも同様どうようのゲームがプレイ可能かのうであるが、同どう作さくではコースでゴールしたときに得えたパネルを奪うばい合あう対戦たいせんミニゲームの色いろが濃こいため、本ほん作さくとはいささかゲーム性せいが異ことなる。従来じゅうらいのシェルクリーパー（カメさん）が「トゲゾー」に置おき換かえられており、他たの敵てきキャラクターは「カニさん」「ファイターフライ」表記ひょうきとなっている。相手あいてを踏ふむか突つき上あげることで、持もっているパネルが1枚まい飛とび出だす。また、ルールの異ことなるオリジナルステージが2つ追加ついかされている。

ファミリーコンピュータ発売はつばい前後ぜんこうのCMで『マリオブラザーズ』が紹介しょうかいされていたが、ルイージの色いろが違ちがう（白色はくしょくではなく緑色みどりいろ。アーケード版ばんの色いろが緑みどりのツナギに茶色ちゃいろのシャツであった）。

FC版ばんでは容量ようりょうの都合つごうから、アーケード版ばんと比くらべると細こまかい演出えんしゅつがカットされていたり、シェルクリーパーとファイヤーボールの大おおきさがアーケード版ばんに比くらべてかなり小ちいさくなっている。

1993年ねんには、『Mario Bros. Classic』がヨーロッパ限定げんていで販売はんばいされた。これは、『帰かえってきたマリオブラザーズ』の仕様しようにアーケード版ばんにあったPHASE 1,5,7,9のアトラクトデモを追加ついかした内容ないようとなっている。なお、本ほん作さくではPHASE 24以降いこうになると、敵てきがひっくり返かえっている時間じかんが短みじかくなっている。

PHASE 99をクリアするとその次つぎはPHASE 0となりそしてPHASE 1に戻もどる。

ルイージのほうが面めん開始かいし時じの立たち位置いちがわずかに右寄みぎよりなので、3面めんなどのコイン取とりではタイムが0.1秒びょう多おおく残のこせるが、通常つうじょう面めんではPOWまでの距離きょりがマリオより僅わずかに遠とおい。

ファミリーコンピュータ ディスクシステム版ばん

1988年ねん11月30日にちにディスクライター書かき換かえ専用せんようソフト『帰かえってきたマリオブラザーズ』としてリメイク発売はつばい。

当時とうじ「マリオカレー」などのキャラクター商品しょうひんを発売はつばいしていた永谷園ながたにえんがスポンサーについたため、書かき換かえ価格かかくが標準ひょうじゅんでは500円えんのところ、本ほん作さくについては上記じょうきの広告こうこく料りょうなどの関係かんけいで400円えんに引ひき下さげられた。このためゲーム中ちゅうに同社どうしゃの「マリオカレー」「お茶ちゃづけ海苔のり」などのCMが流ながれたことも話題わだいになった。

「ながたにえんワールド」モードではゲームオーバー時じに復活ふっかつチャンスがある。1988年ねん11月30日にち - 1989年ねん5月31日にちにクリア時じの暗号あんごう（いああなあお-など）を永谷園ながたにえんに送おくることで、10万まん点てんでマリオ3トランプ・20万まん点てんマリオ3カセットがそれぞれプレゼントされるキャンペーンを実施じっし。応募おうぼ者しゃ全員ぜんいんの中なかからマリオ3特製とくせいキーホルダーも当あたった。

容量ようりょうが増ふえたため、敵てきキャラクターのグラフィックがアーケード版ばんに近ちかくなっていたり、ファミコンのROM版ばんで削除さくじょされたつららが復活ふっかつ、ボーナスステージで床ゆかが見みえなくなるなどアーケード版ばんの仕様しようがそのまま移植いしょくされている。また、ジャンプ中ちゅうにジャンプの勢いきおいをコントロールできるようになった。

パソコン版ばん

1984年ねんにウエストサイドよりPC-8001（N-BASIC）対応たいおう版ばんが発売はつばいされた。また、ハドソン開発かいはつの『マリオブラザーズスペシャル』（英えい: MARIO BROS. Special）（PC-8001mkII、PC-8800シリーズ、PC-6000シリーズ、PC-9800シリーズ、FM-7、MZ-2200、X1、MZ-1500、SMC-777、MB-S1）と、『パンチボールマリオブラザーズ』（英えい: PUNCH BALL MARIO BROS.）（PC-8001mkII、PC-8800シリーズ、PC-6000シリーズ、FM-7、MZ-1500、MB-S1、IBM JX）が発売はつばいされた。ハドソン開発かいはつの2タイトルともアーケードゲーム版ばんをベースにステージ、ルールの大幅おおはば変更へんこうなど大胆だいたんなアレンジが施ほどこされており本ほん作さくの名なを冠かんするもののほとんど原形げんけいをとどめていない。三さん作さくとも任天堂にんてんどうの許諾きょだくを正規せいきに受うけた移植いしょく作品さくひんである。

スーパーファミコン版ばん

1993年ねん7月がつ14日にち発売はつばいの『スーパーマリオコレクション』に収録しゅうろくされたリメイク版ばん『スーパーマリオブラザーズ3』では、ファミコン版ばんと同様どうように2人ふたりプレイ時じの途中とちゅうで対戦たいせんする形式けいしきのものの他ほか、新あらたに前記ぜんきを元もとにして単独たんどくのモードとして独立どくりつさせた2人ふたり対戦たいせん専用せんようの「BATTLE MODE」も実装じっそうされた。「BATTLE MODE」ではスーパーマリオの状態じょうたいでスタートし、一回いっかいだけ敵てきに当あたってもミスにならない（床ゆかを叩たたくとランダムで出現しゅつげんするキノコを取とると回復かいふくもできる）。

敵てきキャラクターの名称めいしょうは「トゲゾー」「カニキチ」「ハエまる」「ファイアーボール」となっている。加くわえて、バトルゲーム限定げんていでファイアーボールが「テレサ」に置おき換かえられ、踏ふみつけると甲羅こうらになり蹴けると武器ぶきにできる「ノコノコ」が新あらたに登場とうじょうする。

ゲームボーイアドバンス版ばん

過去かこのマリオシリーズを移植いしょくした2001年ねん3月がつ21日にち発売はつばいの『スーパーマリオアドバンス』およびそのシリーズ全ぜん4作さくと、2003年ねん11月21日にち発売はつばいの『マリオ&ルイージRPG』でプレイ可能かのう。基本きほん的てきな内容ないようは5作さくで共通きょうつうしており、「クラシックモード」と「バトルモード」の2種類しゅるいが収録しゅうろくされている。いずれも、ステージBGM（面めんにより異ことなる）が追加ついかされている。敵てきキャラクターの名称めいしょうは「トゲゾー」「カニ」「フライ」「ファイアーボール」「フリーザー」表記ひょうきとなっている。

クラシックモードは1人ひとりから最大さいだい4人にんで協力きょうりょくプレイ可能かのうの面めんクリア型がたタイプ。プレイヤーキャラクターは全すべてマリオで、1Pから順じゅんに赤あか・緑みどり・黄き・青あおの色いろ違ちがいとなる。音源おんげんなどの基本きほんシステムはファミコン版ばんに準拠じゅんきょしているが、面めん構成こうせいやつららの登場とうじょうなど、アーケード版ばんをベースにしている部分ぶぶんも多おおい。1画面がめんだったステージが広ひろくなっており、マリオの移動いどうに合あわせてスクロールする。また、POWブロックが上部じょうぶにも追加ついかされた。POWブロックの上うえに乗のってBボタンを押おすと持もち上あげることができる。投なげれば叩たたいた時ときと同おなじ効果こうか、ただし投なげると一発いっぱつで消滅しょうめつする。他ほかにも、空中くうちゅうの左右さゆう移動いどうを受うけ付つけるようになったり、パワージャンプができる。ひっくり返かえった敵てきを5匹ひき以上いじょう連続れんぞくで蹴ければ1UPも可能かのう。ゲームオーバーになった場合ばあいは一いち回かいだけコンティニューができる。

バトルモードは対戦たいせん専用せんようで、2人ふたりから最大さいだい4人にん対戦たいせんが可能かのう。コースのレベルやファイアーボールの有無うむ、ハンディキャップとして各かくプレイヤー毎ごとの初期しょきコイン数すうを設定せってい可能かのう。全員ぜんいん「スーパーマリオ」の状態じょうたいで開始かいしし、1回かいダメージを受うけると従来じゅうらいの「チビマリオ」、さらにその状態じょうたいでダメージを食くらうとミスになる。他たのプレイヤーキャラクターを持もち上あげることも可能かのうで、持もち上あげられたキャラクターは拘束こうそくを免まぬかれることが可能かのう。また、4の倍数ばいすうのステージには敵てきキャラクターとして「クッパ」が登場とうじょうするが、倒たおすことはできない。

バトルモードの2人ふたりプレイ時じに限かぎり、POWブロックの代かわりに「ゴミ箱ごみばこ」が最さい下段げだん中央ちゅうおうに設置せっちされる。フタが開ひらいている時ときに自分じぶんで中なかに飛とび込こむ、あるいは他たのプレイヤーから投なげ入いれられると、一定いってい時間じかん出でられない代かわりにアイテムが手てに入はいる。入手にゅうしゅできるアイテムは、「POWブロック」「こうら」（投なげるか蹴けると床ゆかを滑すべって敵てきにダメージ）「魚さかなの骨ほね」（効果こうか無なし）「タマゴ」の内うちのどれか1つ。タマゴは投なげると割われ、「コイン」1枚まい「ハート」（チビマリオの状態じょうたいからスーパーマリオに戻もどる）「スター」（一定いってい時間じかん無敵むてき）のどれか1つが出でてくる。

上記じょうきの他ほか、ファミコン版ばんの移植いしょく版ばんが、『ファミコンミニ』第だい2弾だんの1つとして2004年ねん5月がつ21日にちに発売はつばいされた。

Wii版ばん

2006年ねん12月12日にちよりバーチャルコンソールでファミコン版ばんが配信はいしん開始かいし。

2010年ねん10月がつ21日にちに『スーパーマリオコレクション』が『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』としてWii版ばんが発売はつばいされた。内容ないようはスーパーファミコン版ばんと同おなじで、『スーパーマリオブラザーズ3』内ないのマリオブラザーズもある。

ニンテンドー3DS版ばん

2011年ねん12月16日にちよりニンテンドー3DS早期そうき購入こうにゅう者しゃを対象たいしょうにしたアンバサダー・プログラムにて、マリオブラザーズを収録しゅうろくした『スーパーマリオアドバンス3』がバーチャルコンソールとして配信はいしん開始かいし。内容ないようはゲームボーイアドバンス版ばんに準じゅんずるが、多人数たにんずうプレイが不能ふのうになったためバトルモードで遊あそべなくなっている。

2013年ねん5月がつ8日にちにはファミコン版ばんがバーチャルコンソールとして配信はいしん開始かいし。

Wii U版ばん

2013年ねん5月がつ29日にちよりバーチャルコンソールとして配信はいしん。

2013年ねん11月21日にち発売はつばいの『スーパーマリオ 3Dワールド』で特定とくていの条件じょうけんを満みたすと『ルイージブラザーズ』というゲームがプレイ可能かのうになる。ゲーム内容ないようはファミコン版ばんと同おなじだがマリオが登場とうじょうせず、原作げんさくの1Pであったマリオが最新さいしん作さく準拠じゅんきょの配色はいしょくのルイージ（緑みどりの帽子ぼうし・シャツ、青あおのつなぎ）に差さし替かわったものになっており、2Pのルイージは原作げんさくと同おなじまま（白しろい帽子ぼうし・シャツ、緑みどりのつなぎ）である。

2014年ねん4月がつ3日にちよりバーチャルコンソールとしてゲームボーイアドバンスソフトでマリオブラザーズを収録しゅうろくした『スーパーマリオアドバンス2』が配信はいしん開始かいししたが、多人数たにんずうプレイが不能ふのうになったため、バトルモードが遊あそべなくなっている。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

2016年ねん11月がつ10日とおかに発売はつばいしたゲーム機き・ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータは、本ほん作さくなどファミコンソフト30本ほんを内蔵ないぞうしている。

Nintendo Switch版ばん

2017年ねん9月がつ27日にちにハムスターが展開てんかいしている『アーケードアーカイブス』のひとつとしてアーケード版ばんが配信はいしん開始かいしされた。

任天堂にんてんどうのアーケードゲームが同どうサービスで配信はいしんされたのは本ほん作さくが初はじめてであるが、選えらばれた理由りゆうは任天堂にんてんどうの担当たんとう者しゃから「どのタイトルが第だい1弾だんとしてインパクトがあり、Switchに合あっていて、ユーザーの皆みなさんに喜よろこんでいただけるか」と語かたっており、おすそわけプレイの相性あいしょうが良よく、マリオの登場とうじょうするゲームが決きまった。

開発かいはつはハムスターが担当たんとうし、任天堂にんてんどうは監修かんしゅうを行おこなう。ベースはアップライト筐体きょうたい。オンラインランキングは配信はいしん当日とうじつの0時じ20分ぶんの時点じてんで100位いが埋うまり、2日にち目めでキャラバンモードの1位いが10万まん点てんを超こえた。

2018年ねん9月がつ19日にちにNintendo Switch Online加入かにゅう者しゃ向むけに配信はいしんされた『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』にはファミコン版ばんが収録しゅうろくされている。

2021年ねん2月がつ12日にち発売はつばいの『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』で特定とくていの条件じょうけんを満みたすと『ルイージブラザーズ』がプレイ可能かのうになる。ゲーム内容ないようはWii U版ばんと同様どうよう。

2023年ねん2月がつ9日にちよりNintendo Switch Online + 追加ついかパック加入かにゅう者しゃ向むけに配信はいしんされた『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』にはマリオブラザーズを収録しゅうろくした『スーパーマリオアドバンス4』および『マリオ&ルイージRPG』が収録しゅうろくされている。ローカル通信つうしんおよびオンライン通信つうしんにも対応たいおうしており、最大さいだい4人にん同時どうじにクラシックモードとバトルモードを遊あそぶことができる。

音楽おんがく

ゲーム開始かいし時じに流ながれる音楽おんがくはモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの第だい1楽章がくしょう冒頭ぼうとう部分ぶぶんである。アーケード版ばんとファミコン版ばんではややサウンドが異ことなりリメイク作品さくひんはファミコン版ばんを基もとに作つくられているため、サウンドもファミコン準拠じゅんきょである。

サウンドトラック

• ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナル・サウンド・トラックス VOL.1（2004年ねん1月がつ7日にち）
• ファミコン サウンドヒストリーシリーズ「マリオ ザ ミュージック」（2004年ねん7月がつ22日にち）
• サイトロン・デジタルコンテンツより発売はつばいされたCD内ないの一いち作品さくひんとして収録しゅうろくされている。

スタッフ

アーケード版ばん

• デザイン：宮本みやもと茂しげる
• 音楽おんがく：兼けん岡おか行男いくお
• 効果こうか音おん：田中たなか宏和ひろかず
• プロデューサー：横井よこい軍平ぐんぺい
• エグゼクティブ・プロデューサー：山内やまうち溥

評価ひょうか

評価ひょうか
レビュー結果けっか 媒体ばいたい 結果けっか オールゲーム (AC) (FC) (A52) (Wii) Computer and Video Games 80% (FC) 7/10点てん (C64) 24/40点てん (ZX) Crash 45% (ZX) Eurogamer (Wii) GameSpot 4.9/10点てん (Wii) IGN 4.5/10点てん (Wii) 6/10点てん (e-Reader) NintendoLife (Wii) Sinclair User (ZX) Commodore User 9/10点てん (C64) Aktueller Software Markt 8/12点てん (C64) Your Commodore 6/10点てん (C64) Zzap!64 55% (C64) Commodore Force 40% (C64)

アーケード版ばん

1998年ねんに刊行かんこうされたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「それまでのゲームでは、テーブル筐体きょうたいの手前てまえ側がわとその反対はんたい側がわにプレイヤーが1人にんずつ座すわりプレイする形かたちが主流しゅりゅうだったのに対たいし、それを手前てまえ側がわに2人ふたり分ぶんの操作そうさ系けいを用意よういし、同どう一いち画面がめん中ちゅうで2人ふたりのプレイヤーが操あやつるキャラクターが登場とうじょうした」、「プレイヤーが2人にん並ならんで同おなじ目的もくてきを持もってプレイするこのスタイルは、孤独こどくにプレイするものから大おおきく変化へんかしたものであった。このスタイルはその後ごの協力きょうりょくプレイの基本きほんとなり、さらにはアップライト型がた筐体きょうたいの形かたちに発展はってんすることになる」、「その他たにも強制きょうせい的てきにゲームを終おわらせる演出えんしゅつや、1度どにすべての敵てきの動うごきを止とめる、今いまでいうところのボムの存在そんざいも忘わすれることはできない」と紹介しょうかいされている。

ファミリーコンピュータ版ばん

『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年ねん5月がつ10日にち号ごう特別とくべつ付録ふろくの「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「マリオをメジャーなスターダムにのしあげたゲーム」、「2人ふたり同時どうじプレイの楽たのしさを引ひき出だしたゲームでもある」と紹介しょうかいされている。

ゲーム&ウオッチ版ばん

マリオブラザーズ
Mario Bros.

ジャンル	アクションゲーム
対応たいおう機種きしゅ	ゲーム&ウオッチ
発売はつばい元もと	任天堂にんてんどう
販売元はんばいもと	任天堂にんてんどう
シリーズ	マリオシリーズ
人数にんずう	1人ひとり
発売はつばい日び	198303141983年ねん3月がつ14日にち
その他た	型式けいしきMW-56

パッケージの真まん中なかにいるのは主人公しゅじんこうのマリオとルイージである。

1983年ねん3月14日にちに任天堂にんてんどうより発売はつばい。『マリオブラザーズ』のタイトルで最もっとも早はやく発売はつばいされたバージョンであり、後ごのアーケード版ばんとタイトルは同おなじだが、アーケード版ばんは本ほん作さくから移植いしょくされたものではなく、ゲーム内容ないようは全まったく異ことなっている。ポッカ（現げん・ポッカサッポロフード&ビバレッジ）の販促はんそく用よう景品けいひんとしても配布はいふされていた。

左右さゆう2画面がめんのマルチスクリーン機き用ようゲーム。瓶詰びんづめ工場こうじょうを舞台ぶたいに、兄弟きょうだいはベルトコンベア上うえを流ながれてくる荷物にもつを運はこぶ仕事しごとをしており、中央ちゅうおうに表示ひょうじされたベルトコンベアを挟はさんで、マリオは右みぎ画面がめん、ルイージは左ひだり画面がめんにいる。プレイヤーは一人ひとりで同時どうじに、右手みぎてでマリオ、左手ひだりてでルイージを上下じょうげ操作そうさして、流ながれてくる荷物にもつを落おとさないように、より高たかい位置いちにあるベルトコンベアにタイミングよく乗のせかえて行いく。最さい上段じょうだんまで荷物にもつを運はこんでトラックに積つみ、積載せきさい量りょう一いち杯はいになるとトラックが発車はっしゃしてボーナス得点とくてんが与あたえられる。

荷物にもつを落おとしてミスすると上司じょうしに叱しかられるなど、さまざまな演出えんしゅつも見みられる。

本ほん作さくがマリオの弟おとうと・ルイージの初はつ登場とうじょう作品さくひんとなり、本体ほんたいパネルに描えがかれたイメージイラストでは、それぞれ赤あかい帽子ぼうしとつなぎに青あおのシャツと、緑みどりの帽子ぼうしとつなぎに赤あかのシャツとなっており、この時点じてんで「赤あか」「緑みどり」というイメージで描えがき分わけられていた（ただしどちらがそのキャラクターなのかはイラストには添そえられておらず、実際じっさいのゲーム上じょうではモノクロ液晶えきしょうのため二に人にんとも全身ぜんしん真まっ黒くろ）。ただし、上述じょうじゅつのアーケード版ばんではマリオが青あおい帽子ぼうしとつなぎに赤あかのシャツ、ルイージが緑みどりの帽子ぼうしとつなぎに茶色ちゃいろのシャツ（ファミコン版ばんではマリオが赤あかい帽子ぼうし、ルイージが白しろい帽子ぼうしとシャツ）へと変化へんかしている。さらに、アーケード版ばんではマリオのイメージカラーは「青あお」であり、タイトルロゴから筐体きょうたいの配色はいしょくにまで反映はんえいされている。

1999年ねん4月がつ8日にち発売はつばいのゲームボーイ用ようソフト『ゲームボーイギャラリー3』の1ゲームとして移植いしょくされており、同どう作さくにはグラフィックをリニューアルしてルールがアレンジされた「いまモード」も収録しゅうろくされている。同様どうようにリメイクされたものが日本にっぽん国外こくがいでゲームボーイアドバンス用ようソフト『GAME&WATCH GALLERY 4』に収録しゅうろくされ、日本にっぽんでは、2016年ねん3月16日にちにWii Uバーチャルコンソール専用せんようソフト『ゲームボーイギャラリー4』として配信はいしんされた。

関連かんれん項目こうもく

• バルーンファイト（1984年ねん）
• アイスクライマー（1985年ねん）
• マリオクラッシュ（1995年ねん）
• テトリスDS（2006年ねん） - 一部いちぶにこのゲーム画面がめんが使つかわれている。
• 大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX（2008年ねん） - 「マリオブラザーズ」という隠かくしステージが登場とうじょうする。ルールを除のぞけば構造こうぞうや敵てきキャラクターも完全かんぜん再現さいげんされている。
• ファンタシースターZERO（2008年ねん） - このゲームからのコラボレーションアイテム関連かんれん。

外部がいぶリンク

• マリオブラザーズ（スーパーマリオアドバンスシリーズ・マリオ＆ルイージRPG）
• ファミコンミニ マリオブラザーズ
• マリオブラザーズ - Wiiバーチャルコンソール
• マリオブラザーズ - 3DSバーチャルコンソール
• マリオブラザーズ - Wii Uバーチャルコンソール
• アーケードアーカイブス マリオブラザーズ - 任天堂にんてんどう公式こうしき
• アーケードアーカイブス マリオブラザーズ - ハムスター公式こうしき
• Mario Bros.（英語えいご） - MobyGames